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北海道における子どもの心と体の現状 : からだ調査編(第V報)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 北海道における子どもの心と体の現状 : からだ調査編(第V報). Author(s). 長谷川, 久子. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 34(1): 163-179. Issue Date. 1983-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4926. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道における子 どもの 心と体の現状 第V報. からだ調査編. 長 谷 川. 久. 子. は じめ に. 北海道の子どもの心とからだ調 査班 では, アンケート調 査を通じて子どもの実態を把握してきた。 もう一方で, 子どもたちの運動能力測定, 日常生活の活動量調 査を実施し, 子どもの実態にせまる 糸 口に した い と 考 えた。. 子どもたちは, 日々の生活の中で多様な経験を重ね, 自らを成長させていく。 -日一日のく り返 しは, 一 見同じように見えながら様々な生きる力を蓄え, 洗練させていく過程である。 そして, 素 朴 で 地 道 では あ る が, 生 き る こ と の 基盤 と な っ て い る。. 全国的に行なわれたこころとからだ実態調査からは, 背中ぐに ゃ, 朝礼でパタン, 朝からあく び など, 子どもたちの疲労状態や運動不足が明らかにされており, また高年齢ほど重症であると指摘. されている。 正木らは, 生活リズムの変化, 睡眠不足や運動不足による大脳興奮水準の低下にその 原因を見い出し, 子ども自身や身近かな大人た ちの生活みなおし運動を展開している。 便利 で楽な 生活にふりまわされることなく, 子どもたちがいきいきと活動 できる生活を作りあげることを教育 の基本としてとらえようとしているのである。. 子どもの身体の発育や, 機能の発達にとって日常的な運動は不可欠である。 交通機関の発達や生 活用具の機械化は, 我々の日常生活をより便利 で楽なものにする一方, 日常生活における運動量の. 減少をもたらした。 子どもにとっては, 遊び場り遊び仲間集団・遊び時間の減少が, さらに運動量 の減少に拍車をかけている。 北海道は, 日本で最も寒い地域であり, 1年のおよそ半分にもなる冬 には, 雪や氷のために遊び場や遊びの内容が制限される。 寒さが屋外での遊びをおっくうにさせる こともあり, 運動の量, 質の制 限につながりやすい地域特性をもっている。 ところで日常生活中の運動量は, 心拍数を指標に研究さ れているものが多い。 幼稚園, 学校での 生活や種々のあそび, 体育の授業などについて調べられているが, 1日の活動量を調べているもの. は少ない。 運動量は学校等の教育機関のみならず家庭生活も含めた1日の総量としてとらえる必要 がある。 また, 低年齢ほど家庭生活時間の占める割合が大きいことからよりその 必要性が高い. そ ことを目的に, 起床から就寝ま での こで北海道の子どもの冬期の運動量や質についての 資料を得る’ 1日の心拍数を連続記録し, 行動観察と合わせて検討した。. 163.

(3) . 長谷川. 方. 久. 子. 法. 日常生活の観察は長時間を要し, 行動様式や場所が多岐にわたる. 生活行動 に支障が少なく, 行 動範囲が制限されないこと, 心身の負担が少ないことを考慮して, 心拍数の測定, 行動観察および フリ ッカー値の測定を行なった. 1. 心拍数の測 定 長時間記録ができ, 記録装置を内臓している, TKK 式心拍メモリー装置を用い, 胸部双極誘導で. i分 間隔で心拍数を数え, 約8時間3 0分連続記録し, イ ンターフ ェイス, デジタルプリンター で再. 生 した. 記録装置は330gで被検者の腰または, 背面上部に ベ ルト・中広 ゴムベ ルトで固定した , 測定は, 起床直後から就寝後ま で行ない, 装置の許容時間をす ぎないうちに取りかえるか, 記録を. 再生して再 び装着した.. 2. 行動観察 家庭 では母親, または父親に依頼し, 学校, 幼稚園では学生1人が被検者の行動を できるだけ細 かく観察し記録用紙に記入した.. 測定は各自都合のよい日を選び, 1981年3月1日~19 日 の 間 の 1 日に 行 な っ た. 対象は, 旭川市 内の住宅地域に住む, 11歳男子, 8歳女子, 7歳男子, 6歳男子の計4名 で, し、 ずれも父親は公務員, 母親は専業主婦の核家族世帯の子である.. 結. 果. 記録 した1日の心拍数と行動を時間経過に従って整理し, 各行動の心拍数の平均を求めた. 運動量は, 最大心拍数の6 0~70%以上が機能の向上に効果的であることから, 年齢推定最高心拍 数のおよそ70%にあたる140拍/分をめどに表出時間をみた.. 対象者4名のうち, 全時間帯の活動と心拍数が測定 できたのは1名 で, 他の3名に ついては, 途 中の中断があるが, 記録できた範囲内で検討した. I T.1(11歳男子) の場合 被検者 T.1は, 両親と2歳の弟の4人家族 で, 学校 ではおとなしい子 (担任の評) である. 測定は, 1981年3月19日, 木曜日に行なった. 当日の天候は薄曇, 気温は最高8.6℃, 最低-2 .. 8℃ で, こ の 地 方 の 3 月 の 気 温 と し て は 比 較 的 暖 か い 日 であ っ た. 室 温 は 18℃ ~20℃ であ っ た .. T.1 は, 当 日 6時に一度起床(いつもより3 0分程早い) 0分睡眠, , 洗顔, ピアノ練習の後, 再び3. 6時50分起床し, 直ちに 心拍メモリー装置を装着し, 7時00分記録を開始し就寝後の22時15分 ま で記録した. この日の行動の概要は次のよう であっ た. 起床, 朝 食, 登校準備, 登校. コーラスの練習, 朝の会, 授業 (1時間自 国語のテスト, 2時間目 算数のテスト, 3時間目 体育 屋外でサ ッカー, 4時間目 音楽, テレビ鑑賞) なわとび, 給食, 授業 (5時間目 社会, 6時間自 国語) 帰りの会, そう じ, 下校, 164.

(4) . でI BO 旨、 の 40 ち1 む ぬ ) ル1 00 ー o に て o ◎ エ. 1 Sub e i T.I MQ A9e ll. 1 8 0. MQ 98 1 r chl9 .1. t r ;一 瞥f i f夢二 罫 靴。 e = -&箸 …-工. ‐iー→ … …‐‐ … … - - …◎ … … … …‐琴;廓‘ ;がお好轡燕 - …-. 「 酎報鎌きぬ , が納~ 掃 *〆 ,滋 】賞鴎 。 (テスト). 10 : 00. : 9 0 0. : 8 oo. 7 oo :. { テ ス ト). The. ~“豹ゞ. 休み雪 体 欝 戦( サッカー ) 1 1 : 00 T ime of. 竪〆. がV鱒 鞍駁聾 納 $. ,“. 移勘 膏 薬 なわとび 給食 おにごっこ 衣類の壁理(テレビ) 体欝館. Dqy. : 4 1 0O. : 1 3 00. 12 00 :. 6 0 1 柵. 霧IAO. . gloo. . 鱒. o 恕誇ぬ 逮 呪平富 rも. て Gn . 4 0 ー-----! ず 漁 ◎ 就 - ▲ ▲ 揮 ◎ も 《 ◎ー 0 0 r ‐ 1 も ぎ。 も÷ 唱 十 。 % ~ - ”& 十 ー ー ▽ ▼ 爆締 も十 。 ◎- 1 o o o 十 誓。 ニー ◎ :。 ・ も》 り Tぎ} もも講9 〆裟 f“▲ 整 …◎すも 畿 ‘ 。& 亀 鑓塾斜 ‐ - す 『 ‐ 『 ◎ ・ 1 e 0 『 岡巽 も 金 ◎鴇 》 o 篭 謙 ;謬 熟 』 % 暢 金 吸 〆 議 も 墾 瀞 i 内 煮 鯖曜 増 沸 ÷ー-十 o 総勲〆 噂瞥 》 ・・ー 。 。 も - - -』 ・十 も ▼十o墾 一十 平 静篭 呼 。 ”縄 喝 物園がw 一十r も o 鰭端が 噂琵 ’ 浄域 - 夕 d t o r 霧0u o 勉 強. : 0 0 1 5. 1 6 : 00. : 00 17. The. H 小 柳. : 9 00 1. ; 1 8 00 T ime. 図1. 1日の心拍数とフリ ッ カー値の変化. of. (明日のテストのため) : 20 00. DQy. (被検 者. T‐1 11歳男 子). 弟とふざける ラジオをきく : 2 1 00. □ 門にk宵v ー Q ‐. 22 ; 0O.

(5) . 長谷川. 久 子. ピアノレッスン (週1回) , 夕食, 勉強, 就寝, 1日の活動時間は930分, 朝の2 0分と, 途中記録装置のとりかえ再生に15分の中断があり, 記. 録時間は885分 で, 活動時間の95.2%を占めほぼ1日の活動がとらえられた.1日の活動を大きく, 学校生活と家庭生活に別けると, 記録時間のうち, 登下校を含む学校生活は,479分で1日の活動の. 54.1%, 家 庭 生 活 は 406 分 で 45.9% であ っ た.. T.1の1日の行動と心拍数変化およびフリッカー測定値を図1に示した.また,行動内容別の心拍 L 数の平均とノ ・拍数のレベ ル別分布を表1に示 した. 心拍数の最大値は169拍/分・最低値は72拍/分. で, 活 動 時 間 の 平 均 は 103.45 拍/分 で あ っ た. 学 校 生 活 の 平 均 心 拍 数は 109.69 拍/分 で, 家 庭. 生 活 の 平 均 92.43 拍/分 よ り 大 き か っ た.心 拍 数 を. rー「. 0 / o. 1. 60. 行 動 内 容 別 の 心 拍 数 を み る と, 学 校 生 活 で 心 拍. 数の高いのは, なわとび( 135,04拍/分) , 体育の 授業, 体育 終了後の移動, きがえの時間, 合唱の 練習 であり,平均心拍数はいずれも13 0拍/分以上. --- 家庭生活. .. l. 学校生活. 1 1. 20拍単位で区分し, 各レベルの出現分布を比較す. 半 を 占め 分 布 は 心 拍 数 の 低 い 方 に ず れ る.. 1. 1 1. 1 1 1. ‘. 1. ‘. ~. ’. ~. 79 991 191 39159 心拍数レベル(拍/分). ~. 図2. 学校生活と家庭生活の心拍数レベル分布 の比較 (被検者 T.1 11歳男子). を示している. なわとびは, 給食前の時間に学級でとりくんでいる活動 であるが T.1はなわとびが 得意 で意欲的に行なっている. 体育の授業では, グラン ドの雪の上でサ ッカーが行なわれているが, T.1は ゴール近くに陣どり, ボールが来るのを待つという対応をしており, クラス全体の中では, 動 きは少ないほう であっ た. 体育終了後は3階にある5年生の教室への移動が含まれ, 合唱の練習の 時も友人を呼びに行くために1階から3階まで往復している等, 教室が3階にあることで移動の 心. 拍数が高くなる機会が多い. 心拍数の低いのは, 2時間目のテスト, 視聴覚室でテレビ鑑賞をした4時間目の音楽, 6時間目 の国語, 等授業時間中である. 教室等で座 ってうける授業は平均すると, 97 7拍/分で授業の方法 .2 等によ って 多少異なるが心拍数は低い. 学級活動等は, 内容によ っ て心拍数は大きく変化する. 授. 業と授業の間の休み時間や移動についても, すごし方で大きく異なり心拍数の平均は10 0~13 2拍/ 分である. 体育の授業後の階段を使 ったおに ごっこ (E)は1 20拍/分以上, 体育の授業前の雪合戦 (C) は, 1 19拍/分で比較的高いが, 友人との話し (A) , 着がえて屋外へ (B) は心拍数が低い. 学校生活を, 授業, 学級活動等, 休み時間・移動に分けると, この順に心拍数平均は高くなる。 登. 下校については, 住居から学校までは5~7分と近く, 朝はややいそい でいるので心拍数が8拍/分 信 ’い.. 家庭生活における行動内容別心拍数 では, 高いものは平均100拍/分以上の弟とあそぶ1 03.1拍/. 分, ピ ア ノ レ ッ ス ン の 往 復115.6~120.0拍/分 の み で あ る.心 拍 数 の 低 い の は,ふ と ん に 入 っ て ラ ジ 166.

(6) . 北海道の子どもの心と体・からだ調査編 (V). 表1 行. 内. 動. 1 授 2 3 4. 国語(テ ス ト) 算数(テ ス ト) 体育(サッカー) 音楽(テ レ ビ). 5 社 6 国 1 ~6 3 を. 業. 学 朝 学級活な 級 給 活 動 帰 動等 そ 等 合. 行動内容別の心拍数平均と心拍数 レベル別分布 (被検者 T. 1 11才男子) 心 拍 数(拍/分) 心拍数レベル(時間%) 時間 容 (分) S D 平 均 60 80100120140 160 180. 云 語 計 除. く 会 び 食 会 じ 唱. の わ. と. り う. の. 計. 移 A 友 移 動 B 着 動・ 休け C 外 . D E F. け い. 人 と 話 す が え 外 へ で雪 合 戦 3 階 へ着 がえ 階段 おに ごっ こ. 友 人 と 話 す 計. 登 下. 学. 校 校. 計 校. 生. 活. 計. 生 活 必 要 時 間 勉 ピ ア ノ レ ッ ス 行 帰 計 A ピ ア ノ 練 習 B テ レ ビ を み C 弟 と あ そ D ラ ジ オ を き 計. 家. 庭. 生 日. 活. 強 ン き り. 他 る ぶ く. 36 55 29 33 58 35 246 217. 101,4 92.4 133,4 92,6 103,I 95.4 101.53 97.27. 30 112,O 25 135.O 16 103.6 17 96.I 18 98,7 35 131,4 141 116,35 ▲ ← 1. f 100.9 ○ x UP O 100.5 119.O リOムA 132,5 ワ”ム′ 129.4 に U 105 8 R^U= V. 120.90 57 128,8 1 20,6 ‐ 12 124,00 479 65 110 87 5 6 98 25 28 10 70 133. 計. 406. 計. 885. 109,69 95,23 91.9 91,2 121.O 115.7 95,24 87,7 93,6 103,1 84.9 88.51 92,43 103,45. . 5.23 4,58 13,41 6.82 13.75 3,66. 8,61 19.74 4,36 5.48 7,71 13.20 2.34 6.05 13.55 9,96 13.91 4.83 22.57 4.16. 6.57 8.61 14.35 19.31 8,35 7,63 9,63 10,26. 17 48 35. 鷲 鎚 65 34. 60 4. 18 48 20 14. 2. 10 36 43 11. 50 33 17 37 38 17. 8. 2 72 25 87 13. 2. I 75 17. 5. 2. 2. I. 4 54 28 10. 5. O. .. 23 65 13 8 74 16. O. 活動時間 9 0分 中断 6時20分~6時50分睡眠) 30分, (6時00分~22時2 心拍数記録時間 885分 (7時00分~22時1 5分 中断 1 5分). 167.

(7) . 長谷川. 久. 子. オをきく84.9拍/分, ピアノの練習87 .7拍/分で, 他は90拍/分程度である. 当日は週1回のピア ノレッスンの日で, 練習と合わせて2時間使われて おり, 家庭での自由時間はその分少なくなって い る.. 次に, 身体発達に有効 な刺激となる心拍数140拍/分以上の時間をみると, 学校生活では, なわと 0分, 合唱練習時 (友人を呼びに1階から3階ま での往復を含め) 9分, びで1 2分, 体育の授業で1 休み時間の階段を使 ったおに ごっこ で6分, 登校時2分等計42分, 家庭生活では, ピアノレッスン の帰りの2 分で1日の合計では44分である.140拍/分以上が5分以上継続するのは, なわとび(8 分) と, 体育の授業 (5分) , おに ごっこ (6分) のみであっ た.. 体育の ない日や合唱練習時に友人を呼びに行くことがなければ, この時間は半減する. 学級でと りくんでいるなわとびの意味は大きいといえよう. フリッ カー値は, 起床直後・就寝前が低く登校前に高くなり帰宅後も同じであった. 就寝前のフ リ ッカー値は最 大値より6%低下した. 2 Ya .U (8歳女子) の場合 あ Ya .U は, 両親と弟2人 (7歳・4歳) の5人家族で, めんどうみのよい落ちついたお姉さんで る. 身体は大柄で, 活発な運動は少ないほう である. 8~2 0℃ 測定は,1981年3月11日, 水曜日, 天候雪, 気温は最高-3.2℃, 最低-15 .5℃, 室温は1 であっ た. この日の 生活の概要は次のよう であった. 起床 (6時50分) , ふとんあげ, 朝 食の準備の手伝い, 朝食, 登校準備, 登校, 朝の会, 授業 (1時間目工作, 2時間目卒業式の 送ることば練習, 3・4時間 目卒業式の練習). 給食, 授業 (5時間 自国語) , 帰りの会, 下校, たみ, 送ることばの練習 人とあそぶ 家で友 ,かいものについていく,夕食の手伝い,せんたくものた , 19時55分) 夕食, テレビ, ふとんしき, 就寝 ( , 0.4%, 家 た であ 1日の活動時間は, 785分 っ . このうち, 登下校を含む学校生活時間は,396分5 生活199分(学校生活の30. 庭生活は, 3 89分49 .6%でほぼ2分されている. 心拍数の記録は, 学校 生活については 家庭 % 4 6分で 庭生活の9 ) の計5 2 2 0%) 家庭生活の365分 (家 , ほぼ全容が記録 , . 登校直 できた.Ya .U は心拍メモリー装置を中広 ゴムでリュッ クのように背負うように装着したが, 思われる 一緒 ー バ ドがはずれたと をおろす時 にコ ン ) 後ナ ッ プサ ッ ク (この学校の 通学用カ . その 後再 び装着し, 11時37分以後記録した. 73拍/分, 最小値77拍/ 記録できた546分間の平 均心拍数は, 100.42拍/分, 心拍数の最大値, 1 分 であっ た. 記録分の心拍数変化, フリッカー値と行動記録を図3に, 行動内容別の平均値を表2 に 示 し た.. 学校生活の199分の記録は, 3時間目の授業以後で, 授業は全児童による卒業式の練習と5時間 0.0拍/分で 8拍/分 で低い. 休み時間, 学級活動は,103.8~11 目の国語であっ たが, 心拍数は96~9 授業中よりやや高い. 休み時間のすごしかたは, 友人と話す, 牛乳のふたに 色をぬる等ですごして おり, 運動量は多くない. 家庭生活 では, 平均心拍数99.1拍/分で学校生活の平均に 比べて11拍/分少ない. 家庭生活時間 を生活必要時間 (食事, おやつ, 洗面等, ふとんあ げ, ふとんしき, おやつ・食事の準備等の手伝 ある. 生活必要時間が多いが, いを含む) , 勉強, 自由時間に分けると各々, 152分,33分,180分で この家庭 では子ども たちに できる家事を分担させており, 手伝いの時間がその半分を占めている. 168.

(8) . . 「180. ー Sub i e .U Femq . YQ A9e . 8 MQr l 9 1 8 chl ,1. A. 180. E T tur 3 2 5℃ - 一 - 1 I 5 empe r Q e‐ ‐ ‐ ー 0 字-------』- 4 ◎------------- --------------------------------------------- 1 の140 ----------灘. ¥一 群 〆 ~. ・,仰 o 呈6. ,”. ふき鱒馨 鷺鰯きキ 糟 ,閲 約 噌 嶋 綿瞬き * 鹸 ー 鱒 袴 ぶが .. 浮. 60. 即 給 食. ) ( 体育館で全校児童と ; 7 00. 8 ; 00. Time. of. : 14 ○0. : 13 00. : 12 0 0. : 11 3 0 The. 駕 ぜ S き ん寡・ ひ. 15DO. 180. ◎---@--------…-----------------------------一 40 ----------一--------キー---------- 患1 .---る◎ ◎ @ ◎ ザ◎ ◎ ず ◎ 00 豊1. も 60 . * 編 赦} .編者 斜 輸一叔 議”孝もぎ◎ 塾ば - *㈱〆 亨瀞.{ 醗 0鴇 32 .. ・ A { Yノ 15 00 :. 友人帰る 6 1 ; 00. 「 送ることば 」 ′) 十ザ ェ ”~ Aノ ”. 之才児とあそぶ かいものに 本をみる 夕食 い 1 γ” に\ ′ 身じま夕 「 、 V 、 食の手伝い 友人と話す ノ. 17 : 00. 際 S. DQy. 1 80. . 詩薪. : 1 8 00 The T ime. テ レ ヒ ふとんしき h ェ) L& ト、 ′ 1 dU. : 19 00 of. Doy. 図3‐ 被検者 Ya ‐U (8歳女子) の心拍数 とフリ ッ カー値の変化. : 20 00. 翫 ( く 1 00. ぬ. ▲ぬ. 60. doo t r 園 0u. □ FuckerVQー . : 2 1 0O. し が 荷識鰯. ).

(9) . 長谷川. 久. 子. 表2 行動内容別の心拍数と心拍数レベル分布 (被検者. 行. 動. Ua. U 8才女子) 心 拍 数(拍/分) 心拍数レベル分布(時間%) 時間 (分) S. D 60 80 100120 140160180 平 均. 容. 内. 授 4 卒 業式の練習 5. 業 授業. 誠. 国. 計 食. 給. 帰りの会・準備 計 休 A 移 動 ・ 話 す 休 B 工 作 のつ づき み み C 段 人 と 話 す 計 登 下. 学. 校 校. 計. 校. 生. 活. 計. 57 56 113 28 18 46 11 135 29 5 6 11. 96.2 97.9 97.05. 7.13 4.34. 102.9 105.I 103.78. 5.33 7.70. 101.2 103.4 121.7 109.96. 6.18 5.38 1.97. 164.0 121.7 140.91. 12.55 1.97. 199. 102.85. 61 6 8 28 24 25 152. 105.6 113.5 95.6 100 .9 92.2 103.4 102.05. 17.59 5.50 6.46 9.09 3.18 11.29. 室 A 友 人とあ そ ぶ 室内 B 〃 あそC 〃 (2 歳) D 本 を み る び び E テレ ビをみる 室 内 あ そ び 計. 26 57 34 4 31 153. 104.6 93.5 95.7 89.5 85.9 94.26. 5.40 7.07 8.81 2.65 6.84. か い も の に 行 く. 27. 120.4. 20.80 4.32. 生. 朝 食・手伝い他 身. じ. い. ま. 活 お や つ ・ 準 備 必 かた づ け ・手 伝 い 要 夕 食・ 準備 片 づ け ね. る. し 計. た. く. 窮 ”. 勉 強(送る言葉練習) 家. 庭. 生 日. 活. 33. 90.5. 計. 365. 計. 564. 99.09 100.42. 2 71 27. I. 28 67. 4. 28 69. 3. 9 46. 9 36. I 51 41. 5. 1. I 52 37. 7. 3. 2. I 75 24 7 48 22 19. 4. 100 1 63 29. 5. 3. O. I 59 21. 5. 2. I. 活動時間 78 5分 (6時50分~19時55分) 心拍数記録時間 56 4分 (7時14分~8時45分、1 1時37分~21時09分). 手伝いの内容は, 食事やおやつのテー ブ ル出し, 皿はこび等の準備や片付け, せんたくものたたみ, 自分 たちのふとんあげ, ふとんしき等である. ふとんやテー ブルを動かすのは, 子どもにとっ て力. 40拍まで上がる. 勉強は, 卒業式に備 が必要であり心拍数の上昇がみられる. 特にふとんあげは1 94.3拍/分) 0.5拍/分程度で室内あそび ( えて, 送ることばを読んだり, 声を出して言うなどで, 9. 0.26拍/分 より低い. かいものについて行く時, 雪の上をスケートのまねをしながら行き, 平均12 ま であ が っ て い る.. 身体の発達に有効な心拍数140拍/分以上を示した時間は, 朝のふとんあげ, 登校時(徒歩) とか. い も の の 行 き か え り で, 計 16分 で, 5分以上継続したのは登校時の6 分のみ であった.. フリ ッカー値は, 朝高く, 就寝前はやや低く, 変動幅は5%程度であった.. 170.

(10) . 北海道の子どもの心と体・からだ調査編 (V). 3 Yu 。町 (7歳男子) の場合 Yu .U は, 両親と姉 (Ya .U 8歳) , 弟 (4歳) の5人家族 で, 活発な行動を好みよく動く。 物 事に 熱中するタイ プ で, 精神的緊張が強い (父親評) 傾向がある。 心拍数の測定は, てれくさいと言って学校にいる時間の短かい土曜日を選んだ。 測定日は, 1 981年3月 7 日, 土 曜 日, 天 候 曇, 気 温, 最 高 -0.4℃, 最 低 -10.1℃, 室 温 18~20℃. であ っ た。 そ の 日 の 生 活 の 概 要 は, 次 の よ う であ る。. 起床 (6時40分) , 父親と馬とび, ふとんあげ, 食事の用意, 朝食, 登校準備, 登校, 友 人とあそぶ, 朝の会 (オセロ) , 体育 (とび箱) , 音楽, かるた, 帰りの会, 友人と屋外であそ. ぶ (雪玉なげ, 雪山のぼり等) , 下校, 昼食, 室内あそび, 友人と室内あそび, 屋外あそび(友人, 父と) , 室内あそび, テレビ, ふとん しき, 夕食, 室内あそび, ねるしたく, 就寝 ( 1 9時43分) ,. 1日の活動時間は78 3分, このうち学校生活304分( 3 8.8%) 61.2%)である。 , 家庭生活479分( 心拍数の記録は, 起床18分後から開始し,5 40分 であっ た 10時1 9分~14時01分ま で中断した後 就寝後ま でである。 学校生活の記録は1 33分(学校生活時間の43.8%) , 家庭生活は 397分(家庭生 活の8 2.9%) であり, それぞれの生活をみるには不充分であるが, 記録された範囲を図4, 活動内 容別の平均心拍数を表3に示 した。 記録 できた530分の 心拍数の平均は95.09拍/分, 最大値は1 85拍/分, 最小値は79拍/分であっ. た。. 学校生活は, 登校, 始業前のあそび, 朝の会 (オセロ) , 体育, 先生の話, 音楽の133分である. 拍 分で変化が大きい 心拍数の高いのはオセ 平均心拍数は88.9~15 / 2 7 ロをやっている時で, 平均 . . 152 .7拍 であっ た。 この時は, 心拍メモリー装着を友人にひやかされたり, 前に出て心拍メモリー装 置の説明をしており精神的興奮水準は高いが, 行動は, うろうろ歩きまわる, オセロをするなど, 運動負荷としては小さい。 心拍数の上昇は, 精神的興奮によるものと思われる。 体育はとび箱を行. なっており心拍数平均は1 12. 8拍と低い。 また始業前のあそびは, すもう, なわとび, かくれんぼ 等で, このために早く登校して意欲的にとりくんでいるが, 心拍数の平均は 94 .2拍/分である. い. そいで走っ ていった登校時も90 .3拍/分である。 いすにすわって先生の話を聞く, 音楽(楽器演奏) は,88.9~89.9拍/分で, 活発に動いている時とすわってじっ としている時の心拍数の差が少ない傾 向を示 している。. 家庭生活では, 帰宅後昼食をとり, 本を読んでいる64分が記録されていない。39 3分の平均は 99. 分 ある 生活必要時間8 26拍/ で 9分, 自由時間が3 08分で, 自由時間には屋外で 。 行動の内分けは,. のあそび66分が含まれている。 生活必要時間はふとんあげ, ふとんしき, 食事やおや つの準備の 手 伝いが含まれており, 平均心拍数は,97.69拍/分である。 室内でのあそびの平均心拍数は9 16拍/ 3. 分 であ る。 馬 と び, 本 をよ む, オ セ ロ, しょ う ぎ, ラ ジ コ ン, エ レ ク ト ー ン をひく, テ レ ビ を 見 る,. 友人とふ ざける等で, 起床直後父親とや った馬とびが平均1 04 6~94 .0拍/分を示す他は,90. .8拍/ 分と低い。 オセロ, しよう ぎは家庭 でもよく行っており, 相手によってゲームに対する態度は明ら かに異なる。 弟 (4歳) , 友人 (6歳) のときより, 父親との対戦の方が心拍数は4~5拍程度高く. なり93拍/分になる.. 身体発達に有効な心拍数140拍/分以上を示した時間は, オセロ33分, 外あそび4分の計37分で あっ た。 このうち5分以上継続するのはオセロの時で,39分のうちはじめの5分, 途中1分以外は, 171.

(11) . Sub U MQ ー i e . ‐ Yu A9e s . 7 y[ .. ≦180 . E 40 81 00 さ1. 一 … … ---- -- - -. 参髪も きき. . . 98 1 MQ r ch 7 .1 Tempe 4 IC t Q ・一0 r u r e -0 . .. - - - -…-… -- - - . . 星 6o 1 l ー とび踏 登y 弱 朝 と ひ1 - 常 務談 食 a 校の欝 すもう オセロを夕 する 準 罰 先生の 肱擬 帆伽体 , 話 メロデオン 4 冨 ー手 -伝い 登 準… 備”なわとび十 ・ L かえるとび 校か ぼ く れ ん ふ あげ とん ; 7 00. 8: 0 0. 9: 0 0. ; 10 00. 下 十 校 1 : 3 00. IBO. 2180 E. . ー - -ー ー …ー- - - - - -ー ー ー ー ー ー ーーー ー--ー ー”…ー一 oも キ ; き 翼轟き 〆電器にr ↑ 。 翠 さ100 に 支 学 謡 縄* 撃q 40 ぢ1. て. 0 g6. . . ぺ竜一竪幽. . 6 C t t emp e q e -5 r u r . ト 1 十 , , 』 - エレクトーン おやつ 友人を 雷の上でポーMブリをする 本‘ ;鷲 - 。し ( 父・友人と) 140 0. 15 : 0 0. : 1 6 00. ,. The. 謙斗 *÷ 〆 寧. , 夕 1 8 : ○ 0. 17 : 00 f Time o. ぶ 〆-〆一 .. DQy. 図4. 被検者 Yu ‐U (7歳男子) の心拍 数とフリ ッ カー値の変化. 食 : 1 9 0 0. ◎ 鴎 ” も*-. ねるしたく. 1 40 100 60. t do 昭ou o r □ F l ー i erv q ck ‐. : 20 ○O.

(12) . 北海道の子どもの心と体・からだ調査編 (V). 蓑3 行. 学 校 生 活. 授 業. 内. 動 1 2. 行動内容別 の心拍数と心拍数レベ ル分布 (被検者 Ya . U 7才男子). 時間 (分). 容. 体育 (とび箱) 先生の話. 授業. 音. 楽. 計. 総 19 ※12 44. 雅. 朝 の 会(オセロ) 始 業前 のあそ び 登. 223. 校. 計. 133. 髪 雪 雲 筆 達 麦 要 生活必要. 庭. A 室内 室 B 内 あそC D. 馬 本 エ ラ. 計. と びをする ・ しょ う ぎ レクトーン ジ コ ン 他. 活. 21 10. 雅. 112,8 88.9 89,9 102,23 152,7 94,2 903 115.43 101.I 92,6 96.7 95.O 97.69. 1 48 16 11.69 6,17 9.33 4,16. 計. 12.96 6.33 8.68 6.78 4.91. 123,8. 10,51. あ. そ. び. 66. あ. そ. び. 計. 308. 計. 397. 計. 530. 心拍数レベル分布(時間%). S, D 60 80100120140160 180 20.34 1,56 2.02 64 20 9 7 3 8 に U 19.14 46 36 3 73 18 F O 11,40 5 0,58. 104.O 93,I 94.8 9 1.7 90.6 93.16. 外. 日. 平 均. 20 72 17 91 42 242. び E芝 生お “う ぎ謎他 しょ 室内あそ び 室内あそび. 雅 博. 心 拍 数(拍/分). 7 17 11. 75 18. 7. O 83 15. 2. 3 33 58. 6. 99.72. O 66 19 14. I. 99.26 103,32. O 68 19 12. I. O 63 18 11. 5. 3. 1. O. 活動時間 783分 (6時40分~1 9時4 3分) 心拍数記録時間 5 30分 (6時58分~1 1分~20時19分) 0時19分、14時0. 全て140拍 以上 であった. Yu .U は, 活動的なタイ プでよく遊ぶ. 身体運動 での心拍数上昇は少なく, 日常の活動による訓練 効果と思われる. 精神的興奮や集中度が高く, ゲー ムに対する意欲が強いこと 行動の運動負荷が , 小さいこと等から, オセロの時の心拍数の急激な上昇は心因性と考えられる 身体発達にとって心 。 因性の心拍数増加の有効 性は明確ではないが, 運動量指標にはなり得ない . フリ ッカー値は登校前と下校後に測定しており, 就寝前は明らか ではない 放課後50分近く学校 . で友人達と遊んでおり帰宅後のフリッカー値は5%高い. なお前日のフリッカー値は起床後 登校 , 前, 下校後 ( 16時03分) に変化はみられなかった. 4 Y.Y (6歳男子) の場合 Y.Y は, 両親と本人の3人家族である 身体が大きくがっちりした体型で, 力が強く 活発な子 。 , どもで幼稚園に行っ ている。 物に対する関心が高く, はり切って心拍数測定に臨んだ.. 測定は,1981年3月17日, 木曜日, 天候曇後小雪, 気温最高2.1℃, 最低-10 ,0℃, 室温18~23℃ であった. この日の生活の概要は次のよう であった. 起床 (7時40分) , 朝食, テレビ, 登園準備, 登園, 173.

(13) . 長谷川・ 久. 子. 行動内容別の心拍数と心拍数レベル分布 (被検者 Y. Y 6才男子) 心 拍 数(拍/分) 心拍数レベル分布(時間%) 時間 容 内 行 動 (分) S. D 60 80 100 120 140 160180 平 均 栃 生 お や つ(外 出) 105.6 15.97 20 活必 89.4 6.67 食 夕 家 紅 9.04 87.4 要 ね る し た く 87 9 64 18 6 2 95.40 生 活 必 要 計 表4. 室 楽・ 教 音 車 で友 人と 行く. 庭. オ ル ガ ン 練 習. 計. 生. 活. 103.8 100.5 109.I 103.89. 9.95 17.12 13.30. 101.7. 1 1.12 ・ 15.54 13.30 8.55 9.53 7.27. デ パ ー トか い も の. 42. か く 〃 テ レ ビ 他 〃 テ レビを みる ″. 37 19 50 50 30 186. 89.O 87.6 85.5 89.O 90.I 88.51. 419. 95.08. A 内 B あそC D び E. え. を. 室 内 あ そ び 計. 記. 65 23 16 104. 録. 分. 計. 37 54. 9. 1. 52 38 10. 10 47 35. 8. 1. 6 49 37. 8. 1. 活動時間 8 20分 (7時40分~21時20分) 1時20分) 心拍数記録時間 419分 (13時03分~2. 自由あそび(おいかけ っ こ, すべり台, 平均台あそび, ブロッ クあそび) , 修了式の修了者のこと ばの練習, ブロッ クあそび, 降園準備, 屋外で雪山のぼり, 雪山すべり, 降園, 20分) 昼食, テレビ, 音楽教室, デパート で買い物, おやつ, バスの中でねる ( , 帰宅後テレビ, 21時20 分) 絵をかく, 夕食, テレビ, 絵をかく, ねるしたく, 就寝 ( .. 0 60分(活動時間の19.5%) 1日の活動時間は820分で, このうち, 幼稚園生活は1 , 家庭生活は66 分( 88 .5%) で家庭生活の占める割合が大きい. 心拍数の記録は, 起床10分後に開始 したが,13時, 装置交換中に興味をも ってスイ ッチをさわり. 消してしま った. 交換後途中 で記録しなくなり, 改めて交換するなどハ プニン グが続いた. 心拍数 の記録は, 降園後の13時03分か ら16時25分ま でと,17時45分か ら21時20分就寝直前までの計 41 9分で家庭生活の63.5%に相当する. 記録分 の心拍数と行動, フリ ッ カー値を図5に, 主な行動 別の心拍数平均を表4に示 した. 0拍/分で, オ ルガン練習中, 怒ってオルガ 記録分419分の平均心拍数は, 95 .1拍/分, 最大は15. ンをたたい た時, 最低は72拍/分でテレビを見ている時であっ た. 音楽教室やその後のデパートの 09拍/分で高いほう であった. 買物, パイ をたべる等外出時と, オルガン練習の 心拍数が平均101~1 0拍/分であ 屋内 での自 由時間は, テレビを見ることと絵を描いて す ごすことがほとん どで, 81~9 2分 しか継続しない 示す時間は4分 で 1~ 4 思われる心拍数1 0以上を る. 身体発達に有効と , . 幼稚園の修了と父親の転任が3月 末に予定されていることか ら心理的にはやや不安定な 時期 で あったの で, 室内のあそびも限られたものと思われる. フリッカー値は, 降園後に低いが, 心拍メモリー装置交換時に関心高く, 充分に対応しなかった こと, 小さい子ど ,も では, 下行時の変化が待ち切 れず目をは なしやすいことなど, 測定上の問題を 残した. Y.Y は幼 児としては活動 時間が長く, 夜型の生活である.. 174.

(14) . 北海道の子どもの心と体・からだ調査 編 (V). 5. 外あそ びと室内あそびの比較. 外あそびは空間の広さや設置された遊具等に加えて, 草木, 太陽, 風など自然や自然現象とのふ れ合い等から奨励される. 身体の発育発達途上の 子どもたちにとっては, とりわけ身体活動を促す 条件が多い。. 旭川の冬は, 一面雪の原となり生活上の必要場所だけが除雪される 除雪した所はふみかためら 。 れやや氷状になるの で平面の利用空間は限られてくる. 一方 では, 除雪した雪や屋根から落ちた雪. が山になり, 夏の平面は立体化され, ものおきや屋根に簡単にのぼれたりする魅力 がある また雪 。 山はそりすべり o スキー等に利用される. 砂場のようにスコ ッ プ で掘ることなどもある程度可能 で. ある. 防寒衣料の普及は, 子どもたちの外あそびを一層容易 にした。 室内は 20℃程度を保っていて 快適である. ストー ブ等は快適さをもたらすが, 室内を占拠し, 室内あそびを制限する 。 プレテストを含めて, 室内と外のあそびの運動量を比較した 対象は Ya U ( 8歳女子 ) . .U , 。 , Yu Y Y (7歳男子) ( 6歳男子 )の3名 外あそびとその前後の室内あそ で びについて心拍数の測定 , , , と行動記録を行なった.心拍数は気温によって変動するが3名の外あそび時の外気温は同じである 。 図 6 は, Ya .U の 記 録 を 示 した も の で, 父お よ び 弟 Yu .U を一緒にあそん でいる。 外あそびの内. 容は, 雪の上でのサ ッカー, 走る, ころがる, 雪山にのぼるなどであり, 屋内あそびは話をする , おひなさんをみる,心拍数装置の 準備をみているなどである。図7は Y.Y の記録で Yu .U の1日測 定の日にあそびに来て, 一緒に室内あそびや外あそびをした時のものである 外あそびには Yu 。 , .U の父親も加わっている. 外あそびの内容は, ボールけり, 雪山のぼり, 坂の上からのボー ルけりっ こ, ドッチボール, 雪山のぼりおり, 雪はこび, ボールけり, 倉庫の屋根にのぼるなどである 室 。 内 あ そ びは, 友 人 Yu .U と 両 面 テ ー プ, 心 拍 棒 であ そ ぶ, ラ ジ コ ン であ そ ぶ, オ セ ロ, は さ み し よ. う ぎ, 1人でマンガを読むなど である. Yu ,U については, 1日の記録(図4)から Y.Y と同時間 中をとり出して比較 した. 外あそびの内容は, ボー ルけり, 雪山のぼり, 坂の上からボー ルをけりっ こする, 雪はこび, 雪玉なげなどである. 屋内あそびは, 友人 (Y.Y) と心拍棒であそぶ フリッ ,. カ ー であ そ ぶ, ラ ジコ ン, オ セ ロ, は さ み し ょ う ぎ, 弟 と あ そ ぶ, 1 人 では, エ レ ク ト ー ン を ひ く ,. 両面テープであそぶ, いすにすわってくろくるまわる, しょう ぎを見るなどである 外あそびの時 。 間 は, Ya .U 37 分, Yu .U と Y.Y は 66分, 65 分 で あ る。 3 人の 室 内 あ そ び, 外 あ そ び中 の 心 拍 数. 平均は表5に示した. 室内あそびの心拍数は, Ya .U が高く, Y.Y が低かったが3人の差はみられない。 外あそびでは. 逆 に Y.Y が高 く, Ya .U が 低 い. 室 内 あ そ びに 比べ て, Ya .U は 1.10 倍, Yu .U は 1.31 倍, Y.Y. は1.62倍でいずれも外あそびの心拍数が高く, 年齢が低いほど増加率が大き い 個人別に, 室内あ . そびと外あそびの心拍数分布を示した のが図8である。Ya .U の心拍数分布の中は,室内と外で変ら ず頻数は高いレベルに移動している.Yu .U は,室内あそびより外あそびの分布が高いレベ ルに移動. し,分布の幅も大きい.室内あそびの分布幅は,Ya ,U よりもせまく変化が少ないことを示 している。 Y.Y は, 室内あそびと外あそびの心拍数分布が異なり 外あそびの分布が高いレベ ルに移動し 分 , , 布の幅も大きい. 室内あそびの心拍数は, 3人のうち最も低いレベルに集ま っている 。 3人の外あそび心拍数分布を比較したの が図9であるが, 分布のレベルや幅は大きく 異なってお り, Ya .U が 低 い レ ベ ルに, Y.Y は 高 い レ ベ ル で, Ya .U と Y.Y の 分 布 中 は ほ と ん ど ダ ブ ら な い。. Yu .U はその中間位を示している. 心拍数分布は, 年齢に伴って低くなっているが, 外あそびの内容 や 意 欲 に よ っ て も 異 な る と 思 わ れ る Yu Y .U の方 . .U と .Y は 一 緒に 同 じあ そ びを し て い る が, Yu 175.

(15) . Sub A9e. {180 E . E. Y.Y ー e . MQ 6. 180 MQ「 98 1 ch12 .1 ・ T 1ヘー I o oC t e2 empe r d u r . ・ ‐ 。 鱒 い140 ------,一-------- .-------------------;------‐、一--一--------------------------------------------ー--- . . r. o. o 、. 。ずメ パ. メ ~ 惑 , 武 溺 ぎ享 ギル ぢ ず ギ F 葛眺もぎ 級 ‘ も. ;100. 軍. ,. ,. 自 宅激拙 蔓選g B. 軍 仏 8 :. 13 ; 0 0. 4 : 0 1 ○. 苅. ,. ,. 矧. 対醐. ドふみ. ,. ・. ,. The T ime. of. {臨ま 』縦響吻 声 奇 縁※ 【 -# 雫. ,. ォ i蹴 逝 タ 鰯 ビ. … : 18 00. 1600. 15 : 00. 〆. き誉. : 1 9 ○0. ,. &. : 20 ○ 0. -. r lo o. 0 6. 。. 厳峻醐.. 2 1 : 0 O. DQy. 図5. 被検 者 Y‐Y (6歳男子) の心拍 数とフリ ッ カー値の変化. ( 180 ド ー ′ニ : ト - . ‐ \ の ヤ 14心 0 史 o D ) 100 ① ” o に 一 0心 一」6o 白 工 坐. . Sub 1 j emQ e ‐ YQ.U . F A9e s . 8y【 . I BO Mq 98 I chl r ,1 5 ; 58~17 ム 2 1 :. o もち o 輪転〆。*》 争闘舞鯵綿もげd 》 ÷ 声も語oゞ. 16 : 0 0. おひなさんを 着衣. 外あそび ( 父・弟と ). 1630 : 17 0 0 The T imeo fDQy. 1 00 6o. 6℃ t tu empe Q e 一5 r r ・ ケーキを. , 4 o. L. 鰯唖d o o r. ー. ÷ T180 E 盟140 g. . の100 ぢ に も 6〇 坐. ー Sub e i . Y.Y Md A9e 6.7. ま冨3 瞥も ふ き響き キ ー 一 一 ------ . . 晦 擬も べ袋 嘉納議 ’. 図6. 室内あそ びと外あそ びの心拍数変化 (被検 者 Ya ‐U 8歳女子 30秒間隔). . . . o葛 逮 寺. 6C t -5 qtu empe r r e ‐ .. 1 ー1 . おやつ マンガ 欝 おやつの準備. ; 17 3 0. . 00 : 15. td00 . 園ou r. ラジコ、 □ しようぎ 友人. 外あ そび ( 獅大人と)ーL ド ボー. ボールけり ッチ ル 蒋衣 霧山のぼり・おり 醤はこび 16 00 :. 衣類のしまつ. : 0O 17. f Dqy ime o The T. 図7. 室内あそ びと外あそ びの心拍数 変化 (被検者 Y.Y. 6歳男 子).

(16) . 北海道の子どもの心と体・からだ調査編 (V). 衷5. 被検者 Ya .U Yu .U Y, Y. 室内あそびと 外あそ びの心拍 数平 均と標準偏差. 室. 内. あ. そ. 67 89 89. Yq.U. び. 標準偏差. 104.7. 37. 7.09 8.55. 94,15 91.80. そ. 時間(分) 心拍数平均. 10.61. 95,00. あ. 外. び. 標準イ儒差. 時間(分) ノ肘白数平均. 123,8. 66. 148 .7. 65. 10.52 10,51 16,52. . ・.. 1 1 室 内 ‐ 1 1 1 -” ’ ・ . 1 , Y Y あ そび u,U .Y ‐ ・ 1 t・ 1‐1 .. - ・ . . ,- . ・ 1 ‐ . ・ 1 . ‐ 1 --外あそび . ・ . . ‐ . ・ . 1 1111 ‐ . ・ 1 ・ ▼ . - - ▼ ・ . . -.1I 1 ー 1 ・ . . - . Lー. r . , . . . ・ ‐ - . . . , . 1 1 1 .. I ト-- 60 801 001201 40 . ・ . . ・. 心拍数レベル(拍/分). )1 80 60 801 ( X )1201 401叡 1 ・ . . 1 . ・. 60 801 201401 60 001 . 1 . ・ ・ .. 心拍数レベル(拍/分). 図8. 室内あそ びと 外あそ びの心拍数分布の 比較. 心拍数レベル(拍/分). (被検者別 時間%). 0 ′ 。 ‐ ト…” ; - …. 時間. i l. - -. . 1 I 」 …. ・. 1 , i . J…. .. . U ー - - YQ ,. 7±lq52 104 ヌニ .. ー- Yu, U ◎. n ヌヨ33 8±1 05 .. - - - -Y 7±16 52 . ヌニ148 , .Y .. ; L - * . , ” ▼ , ず. . . l t . 60 80100120140160180 心拍数レベル(拍/分). 図9. 外あそ びにおける 心拍数分布の 比較. (時間%). が心拍数は低い. 運動強度の年齢差, 個 人差 であるのか, Yu .U の年長者としての配慮, Y.Y の活 動意欲の高さを示すのかは判断しがたい. また,Ya .U は活発に動き回ることは少なく, 同じボール けりでも, 他の2人より活動量はかなり少ない. 一般に外あそびの活動量は多くなるが, 外での遊び内容や意欲によ って, 運動量に差がみられる.. 177.

(17) . 長谷川. ま. と. 久. 子. め. 北海道の子ども の冬の1日を1 1歳, 8歳, 7歳, 6歳児について, 心拍数連続測定を中心に運動 量を検討した. 1. 子どもの活動時間は, 年齢に伴って増加 し学校 (幼稚園) ですごす割合が大きくなる そして . 勉強や学校の行事等の時間は高学年 になるほ ど多くなり自由時間が減少する . 2. 学校 での授業時間の心拍数は, 体育を除くと低く, 休み時間のす ごし方 で運動量が異なる 又 . , 体育の時間は, 教材や授業を受ける子ども の態度によ っ ても運動量が大きく 異なる . 3. 家庭生活の心拍数は, 学校生活に比べて低い. 学校生活と同様す ごし方によって大きい変化す るが, 心拍数の分布幅はせまい. 高学年ほど家庭 での自由時間が少なく 室内あそびが中心となり , やすいの で心拍数は低い. 生活上の必要時間は, 勉強やあそ びよりも心拍数は高く そのうちでも , 家事の手伝いは高い心拍数を示す.. 4。 冬の室内あそびは, 静的なあそびになりやすく 心拍数は低 い 外あそ びは 室内あそ びの1 , . . 1~1.6倍の心拍数を示し, 低年 齢ほ ど増加率が高い また, 内容や態度によ っ て大きく異なると思 . わ れ る.. 5. 屋外 での活動は, 心拍数が高い. 寒さに対する心拍応 答なのか, 寒さに誘発される活動量の増 加 に よ る も の か に つ い て 明 ら か に でき な か っ た .. これらのことから,冬の北海道における子どもの運動量確保のため次のよ うなことを提案したい . 1. 学校 (幼稚園) で 1) 休み時間の活用 2) 学級活動としてのとりくみ (T.1のなわとび等). 3) 体育授業教材の選択 運動量獲得の視点から教材や教材配列の工夫. 4) 始業前, 放課後の運動 奨励 (施設の開放を含む) 2. 家庭 で 1) 屋外へ出るよう心がけること, 外あそびをとり 入れること 2) 室内あそびの工夫, 静的で運動量の 多いもの等. 3) 雪かき, 家事の手伝いなど子どもに できることを分担する.. 高学年になるほど学習時間が増え, 自由時間が減少し運動不足状 況になりやすい 日没の早さや . 寒さの増加は, 外での活動制限につながりやすく, 学校での活動が重要になっ てくる .. おわりに. 何度か予備実験をして測定の方法を工夫したつもりであっ たが 1日の活動時間を記録 できたの , は1名 であった. 日常生活における行動様 式の多様さをカバー できなかっ た 思いが残る 長時間記 . 録が可能 であることは, 同時に長時間記録不可能になる場合もあることをしみ じみと思い知らされ た.. 1日中心拍数連続記録 装置を持っ て動いてく れた, 伊藤隆浩くん, 内島康子さん 内島裕くん , ,. 178.

(18) . 北海道の子どもの心と体・からだ調査編 (V). 横山雄也くん, 忙しい中, 行動記録や装置の 点検, 異常の連絡等を含め, 全面的に御協力いただい た御両親に心から感謝します。 観察をかって出てく れた, 伊藤由美子, 島津まゆみ, 斉藤千恵子, 清水健, 馬場信明, 本庄利光, 岩崎邦彦, 橋克也の諸氏, 観察者の同動をお許しいただいた各学級 担任の先生方と級友, 北海道教育大学附属旭川小学校, 附属旭川幼稚園の御協力にお礼申し上げま す。. 参考文献 1. 2. 3. 4.. 79 2 3~1 76 体育科学 7巻 19 青木純一郎 村岡功 石河利寛 「幼児体育教室の運動強度」 p .1 97 9 4巻11号 1 6~21 日本の科学者 1 円田善英 「子どもの身体発達の危機と教育の課題」 p .1 1 9 9 2 9巻1号 7 体育の科学 6 6 ~ 6 8 波多野義郎 「「子どもの至適運動量?」 に答えて」 p , t og r am と心拍数につ 星川保 豊島進太郎 池上康雄 松井秀治「小学3年, 6年生の体育授業時における Ac. いて」. p .60~71 体育 科 学. 7 巻 1979. 97 2 1 体育の科学 22巻6号 1 6~3 9 5. 加賀谷淳子 「幼児の運動生活」 p .38 0 98 0巻2号 1 1 2~1 17 体育の科学 3 6. 加賀谷淳子 「現代婦人の生活と運動不足」 p .1 体育の科学 23巻 197 3 ~ 9 6 8 0 4 「 主婦の生活時間構造と身体活動水準 」 7 石川芳子 7. 加賀谷淳子 p , 1 1 体育の科学 3 1巻4号 9 8 2 4 ~ 2 2 5 5 8. 加賀谷淳子 横関利子 「幼児の日常生活の運動量」 p . 982 杏林書院 9. 小林寛道 「日本人のエアロビックス・パワー」 1 9 9巻1号 197 1~65 体育の科学 2 1 0 .6 . 栗田憲昭 「運動量をめぐる現場の問題点」 p 大月書店 「 1 正木健雄 」 9 7 9 1 子どもの体力 1 . 9 79 柏樹社 1 2 . 正木健雄 野口三千三編 「子どものからだは蝕まれている」 1 双書・子どものからだ1 1 9 81 大修館書店 「 正木健雄編 からだをみつめる 」 2 1. 1 9 9~4 02 体育の科学 21巻5号 197 」 行動調査の方法としての心拍数連続測定 吉村雅道「 1 3 鈴木洋児 p .3 . 13 198 0 」 5 「 積雪地における体育・スポーツ活動に関する研究 野口和昭 中川功哉 蔵満保幸 p 1 4 須田力 . . 日本体育学会31回大会号 81 大修館書店 1 5 . 山地啓司 「心拍数の科学」 19 4 体育の 8~80 1 6 .79 。 山地啓司他 「心拍数からみた降雨日 (雨) と非降雨日 (晴) の運動量の相異について」 p 1号 19 7 9 科学 29巻1 97 9 文化女子大学室蘭短期大学紀要3号 5~35 1 1 7 .2 . 山本哲二 「幼稚園生活における幼児の行動と心拍数」 p 走について 」 「 石河利寛 呼吸循環機能からみた幼児の持久 1 8 吉田敬義 p .59~66 体育学研究 23巻1号 . 1978. 1 9 . 吉沢茂弘 石崎忠利 本多宏子 「3~6歳児の最大酸素摂取量」. 8 0 9~68 体育学研究 25巻1号 19 p .5 (本学講師 旭川分校). 179.

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参照

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