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乳児期における象徴的行為の発達

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(1)Title. 乳児期における象徴的行為の発達. Author(s). 河崎, 道夫. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 32(1): 233-247. Issue Date. 1981-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4843. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 乳児期における象徴的行為の発達. 河. 崎. 道. 問. 夫. 題. 幼児期における遊びの重要な意義については, 幼児教育界をはじめとして様々 な分野で論 じられ ている. たとえば身体づくりや手指の技能習熟といっ た観点から指摘されることもあるし, 仲間同 士の協同・ ルールの遵守という社会性の発達の面から, あるいは自主性・自発性といっ た一般的情 操論から言及されている. これらと並んで乳幼児の発達心理学では, 想像遊び, 象徴遊び, 役割遊 び等 (以下想像遊びとする) において現われる虚構的行為 (ふりをする行為) や事物の象徴的利用 (みたて行為) が注目されてきている (以下, 「ふりをする行為」「みたて行為」 を含意するものと. して「象徴的行為」という語を使用する) . 想像遊びは心理学においては, 古くから満たされない願 望や欲求不満の代理的補償的解消の手段として, あるいは社会性の発達を促す活動としてとりあげ. られることが多かったが, 近年のこの遊びへの注目はこれとは別の観点からのものである. 結論か らいえば, 想像遊 びにおける前言語的記号機能 (象徴機能) の発達, あるいは究極において何らか の内的 「表象」 , 心的なものの発生・形成を検討しようとするもの である. 想像遊びに含まれる象徴的行為が 「表象」 (イメージ, 意識的目的, 内面的思考, 等で呼ばれる,. おそらくは人間にのみ特有な心理機能の概括的表現としてこの語を用いる) のようなものの比較的 初期の形態のひとつであるということは理論的立場をこえて認められるよう である.. 最近蓄積さ れつつある研究は,幼児段階における事物の象徴的使用の特徴を明らかにしつつある.. そのひとつの到達点として, 幼児の事物の象徴的使用の発達には, 「相反する」2つの方向があると 1 2 ( } 加用( ( }らがまとめているように 想像遊び いうことをあげられる. それは, 辻野( 197 8 ) 1 97 9 ) , ,. におけるみたて行為を能記 (みたてに用いる事物) と所記 (みたてられる内容) の類似性という視 点からみた場合, 「接近」 から 「分離」 へという発達路線と 「分離」 から 「接近」 へという発達路線 が存在するということ である.. 事実, 実験者が子どもにある事物(たとえば円柱の積み木)を提示し, みたての可能性を問う(た とえば, 「人形にして遊べますか」 ) た場合, 能記と所記の形態的類似性は3~4歳児から 5 ~ 6 歳 1 ( 3 ( ) 児にかけて減少し(接近 → 分離)) , さ らに7~8歳児段階で再び拡大する(分離 → 接近) . 一 方,. みたてに使う能記を用意されたものから選ばせる事態 では, 年少児から年長児へかけてより所記と 1 4 ) ( ) またみたてが想像遊びの文脈の中で 類似するものを選ぶことも(分離 → 接近)指摘されている( . 1 ) 「00するふりをしてごら 行なわれるときと外で行なわれるときに は能記の選択使用が異なるし( ,. んなさい」 と教示する場合と 「○○してごらんなさい」 と教示する場合とによっても能記の使用の 5 6 } ( } さらに被験者自身の手指の象徴的使用についてのいくつかの知見では「接 様相が異なっ ている( . 7 8 9 1 0 } ( ) { × ) 近 か ら 分 離 へ」 の 発 達 が 明 らかに な っ て い る( .. 233.

(3) . 河. 崎. 道. 夫. これらの事実にもとづけば, 事物の象徴的使用の2つの 発達路線がともに存在し, その現われ方 はみたてが行なわれる活動の文 脈や, 子どもの活動に方向を与える教示の内容に規定されることが 認められよう. そしてこの事物の象徴的使用の異なった現われは, 外界についての 「表象」 がいっ. そう正確さを増し(現実への接近のモメント) , かついよいよ外界からの独立性と自由度を増してゆ く (現実からの分離のモメント) という基本路線の異なっ た現象としてとらえることができよう.. まさに内的統一は外的な対立過程として現われるのである. したがっ て, この 「表象」 の発達という観点から考えるならば, 能記の使用方法が発達的に対立 2 ( }の述べているような能記-所記分析法の限界では 1979 ) 過程として現われるという事実は, 加用( なく, 逆に有効性を表わしている. つまり, どのような文脈の中でどのような所記に対しどのよう に能記が用いられるかを分析することによ っ て内的過程 である 「表象」 の ダイナミクスが検討しう る であろう.. ところ でこれら幼児段階における象徴的行為に関する研究は, すでに発生している象徴的行為の 変容を種々 の条件下において検討するものである. 筆者はこの方向での今後の研究が体系的に進め. られることを期待するもの であるが, 同時にこれとは違っ た角度からの, つまり, そもそも象徴的 行為はその原初的段階においてはどのような形態をとり, かつどのようなメカニ ズムによって生れ. てくるかという視点からの検討も必要であると考える.こう した研究は筆者が見る限りにおいては, しかもそれすら十分な定義のないまま行なわれている まだ発生時期に関するものに留まっ ており,. のが現状である. いわんや発生メカニ ズムについての考察, あるいは象徴的行為以前の段階にある 行為との関連性についての検討はまっ たく乏しいと言わ ざるをえないであろう.. この方向での研究を進めるうえで参考となるものとして, 乳幼児期への対象的行為の発展に関す らのソビエト児童心理学の成果と, 感覚運動的行為から表象的行為への発展に関する. る 3涯bKOHHH. Pi tの体系的考察があげられよう. 本研究はこれらの研究に学びながら, 象徴的行為の発生に関 age する問題を明らかにする手がかりを得ることを目的として観察研究を行なうものである. 1 1 ) 役割遊びの発生の前提が子どもの対象的活動(客観的事物に対する働 さ て,3脚〈 OHHH によれば{ , きかけ) の内部 で作られていくとして次の5つのモメントをあげている. ( 1 )行為の事物からの分離, およ び行為の一般化. ノ・ッキリとした機能をもっていない物) を ( 2 )他の物の代理として, 外形のととのっていない物 ( 利用すること ( )大人の行為から自分の行為を分離すること, および子ども自身の個人的行為の発生 3 4 ( )子どもによる, 自分 の行為と大人の行為の比較, およびそれらの同 一視. ( 5 )大人の生活のひとこまひとこまの通常の順次性を反映する彼らの行為の連鎖を, 子どもが自分 の行為のなかで再現すること. I X2 )の 4 )としているが, 注目すべきは( この場合役割遊 び全体の基礎としてもっ とも重要な前提を{ モメントがまさに象徴的行為に対 応する質を表現していることである. つまりここ では象徴的行為 は対象的行為の内部 で生れてくると考えられているのである. I ( D ま た, ①pa AKma は, 玩具を扱う行為の発達に関 して2段階の過程を分析している . ( 1 )大人が直接演示したその行為と事物, および 「本当の」 事物として現われる事物に だけその行 為が結びつけられる段階. ( 2 )行為様式を, 習得したその玩具以外の玩具へ拡大して適用 し, このとき 「本当の」 事物から玩. 具へ行為の転移が行なわれ行為が事物から分離して一般化する段階. この段階的変化の過程で日常の生活的行為と遊び的行為, 代理物を使用する遊びの行為とが分化 234.

(4) . 乳児期における象徴的行為の発達. することを指摘している. ところ でこれとは別に象 徴的行為の発生過程に ついて興味ある知見を提供 しているの が Pi t age. である. その認識発達論のひとつの特徴は, 感覚・運動的知 能から表象的知能への機能的連 続性を 主張して, 表象の発生 の基礎に行為を位置づ けた点にある 象徴的行為の発生過程の分析は この . , 考え方が典型的に現われているものであろう . ピアジェによると最初の象徴的行為は 感覚・運動的知 能の最後の第6段階において象徴的シ , ェ マとして現われる,彼は,枕を見て眠るふりをすることや,空のコッ プから飲むふりをする儀式(第5 段階) から枕やコ ッ プの代わりにフリ ルのついた布や箱を使用する象徴的シェ マ (第6段階) への 移行の過程を分析し, 象徴は儀式か らしだいに行為が抽象されてく る結果生ずると考えた この象 . 徴的行為の特徴は 「不適切な対象へのシェ マの適用」 および 「調節なしのシェ マの適用」 とされて 1 2 ) いる { .. こ の Pi agetの分 析は, 理論的理解と表現さ れたことばの違いにもかかわらず 前述のフラ ドキナ ,. に指摘された発達事実を同様に発見していることがうかがわれて興味深い それは第1に特定の事 . 物に対する特定の行為が形成されること, 第2に事物に対する特定の行為が 通常その行為が行な , われる事物や分脈から分離していく こと (行為の抽象) という2つの過程 である さらに両者とも . に第2の過程の中に, 他の事物即ち代理物に行為が拡 大されることを含意しており ここに象徴的 , 1 行 為 の 発 生 を 発 見 し て い る の であ る こ れに 関 し て Sher 3 ( ) 1975 ( 1 4 ))が 実 物 の 模 倣 的 操 idan(1969 . , ,. 作 (使用による定義) からミニチュ ア玩具の操作へ拡大されていく過程 (生後約12ヶ月~21 月こ ヶ ろ) を確認しこれを初期の言語発達診断に役立てているが 前2者の指摘する過程に対応すると考 , えられる事実であろう. さ て こ の 2 つ の 過 程 の 相 互 関 係 に つ い て 考 察 し て み よう 3涯bK O HHH らの考え では,事物に対する特 .. 定の行為 (特殊的行為) の形成は道具的行為の獲得過程として大人との共同活 動の中で現わ れ , P i tの場合には適応のためのシェ マの調節として考えられている いずれにしても 形成されつ age . , つある特殊的行為は, それによって必要な適応的結果が得られないうちはまだ不完全 で不適切な行 為と考えられて いる. 不完全, 不適切な行為は修正され完成されたものにより接近させられなけれ ばならない. 行為の完成には, 行為の必要な諸側面 (対象の諸部分の特徴 対象を操作する様式 , , およびそれらの相互関係) にわたって詳細な注意が必要とされ 目的に適っ た必要な結果を生みだ , すための特定の操作様式が厳しく 要求される ) つまりこの行為の形成過程にあたっては n不完全 . , さ・不適切さは拒否される″ 傾向にある . 他方, 象徴的行為の場合はどうか 玩具を扱う行為 の発達を分析しつつ①p a - H a は, この行為の A船 , 発達は 「対象的行為の習得の特別な路線」 であると指摘している この 「特別な」 という意味は . , この行為が 「道具的行為 の如き安定した, 一義 的操作を要求しない」 ものであり 必要な結果を得 , るための特定さ れた行為・操作様式, 対象的条件から解放されている点にある つまりは 行為様 . , 式を守り対象的条件に従うことにおいて い不完全さ・不適切さは許容さ れている″ のである とこ , ろでピアジェもまた, ふりをする行為の特徴を シェ マの不完全な遂行 新しい不適切な事物への , , シ ェ マ の 適 用 であ る と して い る そ し て こ の よ う な 形 での シ ェ マ の 適 用 を ルー ディ ク 同 化 と し て ッ .. 知能的 (適応的) な一般化同化と区別 したの である こうした不完全な行為やシェ マをなぜ子ども . が喜 ん で 実 現 す る の か と いう 動 機 論 に お い て は 3』bKOHH i tの考え方は大きく異なってい H らと P age , るが, そのことをさしお いて行為の特徴づけという点で共通の特性を指摘している点は注目に値す る.. ここ で注意 しなけ れ ばならないのは, 象徴的行為に おいて事物に 対する自由 な行為とか ルー 235.

(5) . 河. 崎. 道. 夫. ブィ ック同化という性質の存在が仮 定されるにしても, それはあくまで特殊的行為 が形成されつつ あるということを前提にしているのであり, 無制限, 無秩序な自由ではないことである. つまり, 象徴的行為は, 不完全さが許されない特殊的 道具的行為として完成されていく過程 を前提にしなが ら, それとは対立する過程, 行為の不完全さ・事物の不適切な使用がそのまま許容される過程の上 に成立していると考えることができる. この相対立する過程の中 で, 特殊的道具的行為は不完全な 行為のまま許され, 行為が対象的条件や適応的分脈から切り 離されることが可能に なり, 他方いわ. ゆる感覚・運動的行為も秩序ある行為へと変形されるのである. さて本研究の目的は, 特殊的道具的行為の発生, 象徴的行為の発生が見られるとされる0歳後半. の乳児において, 事物に対する行為の発展の様相を, 今述べたような対立過程を仮定しながら予備 的な分析を試みようとするところにある.. 方. 1. 観察対象 釧路市内乳児共同保育所. M児 (男子). 法. 53週目) 生後8ヶ月 ( 35週目) ~1歳0ヶ月 (. 2. 観察日. 、 1979 年 7 月 3 日, 7 月1 0 日, 7 月 17 日, 7月 31 日, 9月 7 日, 10月 16 日, 10月 23 日, 11月. 6 日, (なお8月 8 日にも観察を行なったが資料不備のため分析から除外 した). 計8回. 3. 観察場所 ) 北海道教育大学釧 路分校173室 (プレイ ルーム, 床板張り, 約138m2 4. ・ 観察方法 被験児は他の乳児3~4名と一緒に毎回保母2~3名に引率されて プレイ ルームに入る. プレイ ルームの中央に3 畳敷カー ペッ トが敷かれ, その周辺に ダンボール箱3 ヶ, といく つかの玩具 (組. 木, おきあ がりこぼし, がらがら, アクショ ンボールなど) が置かれ, 被験者は自由にそれらのも ので遊ぶことができる. プレイ ルームの隅には VTR 装置(カメラ, 本体, ア ダプター等)が置かれ 操作者1~2名 が操作している. 乳児達はこれらの状況にそれまで6回行なわれた予備観察により 慣れているものと思われた.. 実験は提示段階と演示段階に分かれる. 提示段階では, 実験者(女子学生1名 -- 5回, または 筆者-- 3回)はM児に対し呼びかけな がら実験材料(ス プー ンと茶わんのセッ ト, きゅうすのフ. タと本体およ び湯のみのセッ ト, ほかにとき どきく し1 ヶ, くっ1足) を1セッ トずつ提示ししば らくの間自由に操作させた. 演示段階 では被験児に注意を促しながら実験材料ごとに次のよう な操作を実験者が行なった. ①く し1 ヶ - 実際に髪をとかしてみせる. ②くっ1足 - 被験児の足にはかせる ③ス プー ンと茶わん - 左手に茶わん を, 右手にス プーンをもち, ス プーンで茶わんの中からす く って (茶わんの中は空) 食べるふり. ④きゅ うすと湯のみ - きゅうすにふたをする, きゅ うすから湯のみにお茶を注ぎ入れるふり, 湯 のみからお茶を飲むふり 演示後, 被験 児の前に 実験材料を提示した. 提示・演示段階とも課業的雰囲 気を避けるようにし, 時 間制限は設けず, 被験児の集中度に応じ 236.

(6) . 乳児期における象徴的行為の発達. 臨機に打ちき っ たり, 実験材料を変えたりした. 実験材料セッ トの提示順も特に考慮しなかった . 被験児は他の乳児が実験材料 で遊んだり演示されているのを見ること があるなど, 全体としてかな りラフなリラッ クスした状況下 で行なわれたといえる.. 結. 果 と. 考. 察. ス プーンと茶わん (A セッ ト) , きゅうすと湯のみ (B セッ ト) の2つの事物のセッ トに対する行. 為はまず, 非特殊的行為と特殊的行為に大別される. 事物に対する行為は総称して対象的行為と呼 ばれ, そのうち特定の事物に対して特定の操作様式をもっ て行なわれる行為は特殊的行為とされ,. そこま でに 至らずどの事物に対しても一様な操作が与えられるような行為は非特殊的行為と呼ば れ ることとする, 特殊的行為はさらに道具的行為と象徴的行為とに区別される. 道具的行為とは, 事 物が道具として適応的に使用される 場合に必要な操作から成っており, その操作が実現されなけれ ば道具としては不適切に しか使われないというものである. この実験では適応的結果が実際に得ら れる場面ではないの で, 道具的行為は存在しない. そのため分析対象としては道具的行為の成分と しての道具的操作が考察される. これは各セッ ト次のような操作が含まれる.. A セット. ①スプーンの柄をもつ ②スプーンのすくう側の凸部を下に水平に運ぶ ③茶わんの上・下を正しくもっ たり置いたりする ④茶わんの手前側のふちに口をあてる B セット. ①きゅうすのとってをもつ ②きゅうすの注ぎ口が湯のみに向けられる ③きゅうすにふたをはめる ④湯のみの上下を正しく持っ たり置いたりする ⑤湯のみの手前側のふちに口をあてる 象徴的行為とは道具としての事物に対する厳密な操作を必要とせず, 全体としてある特定の行為 を表現していると思われるもの である. 例えば, ス プー ンの持ち方, 運び方が実際に食事をとるた. めに必要な操作でなくとも (凸面を上にして使っ たりすくう側を持っ たりしても) 全体として 「ス プーンで食べる」 という行為 であればそれは象徴的行為とみなされる. これには次の行為が含まれ る. A セッ ト. ①スプーンですく っ たりかきまぜたりする ②スプーン で食べるふりをする B セット. ①きゅうすから湯のみに注ぐふりをする ②湯のみから飲むふりをする ③ふたをはめ, 注くふりをする (連続) ④注ぐふりをしたあと飲むふりをする (連続) ⑤ふたをはめ, 注ぎ, 飲むふりをする (連続) 237.

(7) . 河. 崎. 道. 夫. こ れ ら 2種類の操作・行為群の出現について各観察日毎に演示 前, 演示後のそれぞれについて. VTR によって評定した. 道具的操作については. 1 - いつもそう である・よく注意している. 2 - 注意しているように見えることがある 3 - まっ たく無頓着. 象徴的行為については 1 - は っ き り と ふ り を して い る こ と が わ かる 2 - ふりをしているように見えることがある 3 ー ま っ たく な い. のそれぞれ3段階に評定した. いずれも1の評定が当該操作または行為の明瞭な出現とみなされ た. 評定は筆者の他に1人の心理学研究者 (大学教員) によって独立に行なわれた. 筆者による評 表1 各行為別出現日および評定一致率 出現日 (評定1 .). 操 作 4テ 為 ①スプーンの柄をもつ Aセ. 道. ッ ト. 具 的 操 作. B セ ッ. ま 1才 き IQ. 7 ま き 6 千 ,3. 象. ッ ト. 徴 的. B. 行. セ. 為. ッ. な. し. 100・0. ③茶わんの上下を正しくもったり置いたりする. な. し. 100・0. ④茶わんの手前例のふちに口をあてる. な. し. 81.3. ①きゅうすのとってをもつ. な. し. 100・0. ③きゅうすの注ぎ口が湯のみに向けられる. な. し. 100・0. ⑥ )きゅうすにふたをはめる. な. し. 100・0. な. し. 100・0. ⑥湯のみの手前側のふちに口をあてる 11. 6前 ・ 後. 87.5. ①スプーンですくったりかきまぜたりする. 93,8. な. し. ②スプーンで食べる 、i )をする. 11 . 6後. ①きゅうすから湯のみに注ぐふりをする. 10 .23後, 11 . 6前 ・ 後. 100,0. ②湯のみから飲むふりをする. 10 .16前 ・ 後, 10 ,23前 11 . 6前 . 後. 100,0. @)ふたをはめ、 注ぐふりをする. 93,8. な. し. 100,0. ト 十④注ぐふりをしたあと飲むふりをする. な. し. 100,0. ⑤ふたをはめ、 注ぎ、 飲むふりをする. な. し. 100・0. 前→演示前, 後→演示後 評定1 .について一致した数 一致率= 全観察日数(8日)×2(前・後) 238. 71.4%. C Dスプーンのすく川コ の凸部を下に水平に運ぶ. )する ト 丁④ 湯のみの上下を正しくもったり置いた1. Aセ. 一致率.

(8) . 乳児期における象徴的行為の発達. 定は観察の古い順に, 他の評定者の場合観察日の評定順はランダムである. 2者が一致して行為が 明瞭に出現したと評定した観察日と評定1についての一致率を表1に示す. 以下( 1 )観察記録 (VTR を再生しながら筆記記録したもの) 2 )評定,( 3 )保育連絡張 (保育所で使 ,( 用される日誌で保母と父母が書いたもの) を資料に結果の分 析と考察を行なう . 1.象徴的行為の発生時期および規定について 評定によると象徴的行為の最初 の明瞭な出現は50週目以後に見ることが できる すなわち 5 0週 . 目の 「湯のみから飲むふり」 に続いて5週目には 「きゅうすから湯のみに注ぐふり」 が現われ 「ス , プーンで食べるふり」 をする行為が53週目に現われている これらの観察記録を次に示す , . 9(以下年号は略) 7 0.16( 5 0週自演示前) …………………………中略 ………………………… ,1. 湯のみとふたをとりおとし湯のみをまたとりあげる. 両手でも ってふちをなめる 湯のみ できゅ . うすをたたく. きゅうすの口に入れるようにしてたたく. このときふたをもっ ているがそれをおと しきゅう すを手にする. きゅうすと湯のみをたたき合わせたあときゅう すを離し湯のみをもっ て ちょ うど飲むようなかっ こう でふちをなめる. E (実験者) 「あらーお いしいか-」 と手をたたく . ……後略. 1 0 5 0週自演示後) 湯のみをもっていてたがとろうとするとちょっと拒否する. が, 注ぐふ .16( ノ・アー」 と声を出す. 湯のみを . E の飲みおわりの声のあと 「 両手でもち飲むふり. そのあとの 「 ノ・一」 という声を出す. 2回飲むふりをして 「 ノ・一」 と発声. E と保母 「ウァー」 と拍手. り の と こ ろ か ら E の動作をよく見る. そのあときゅうすをもち2~3回たたいたあと湯のみとき ゅうすの互いの口を合わせるようにし た (注ぐ行為か) あと湯のみをなめ飲むかっこう. そのあと湯のみをきゅうすにふれあわせ E が ,. 「 ノ・アー」 と発声すると E の顔を見て 「 ノ・ァ 一」 と発声しながら再度飲むふり. 湯のみをきゅ うす の中に入れる, それをとりだし両手でもって飲むふりをして 「 ノ・ァ -」 . きゅうすの中をのぞきこみ手をつっこんだりする. 湯のみをちょっ と入れようとする つっこん . だ左手できゅうすをもち右手でふたをひろっ て湯のみをたたく. 湯のみを左手でもちふた で湯のみ をたたく, 左手でもっ た湯のみを口にあててちょっ と飲むか っこう. そのあとふたでたたく 左手 .. の湯のみをおとす. その手できゅうすをひろっ てはおとす. また湯のみをひろって落とす. きゅう すをひろっ てまたふりおとす. そのたびに E がひろっ てもどしていた. E はきゅうすと湯のみを隠 してく しを提示するが, はっ て E のうしろま で行こうとする. 1回 E がひきもどすがすぐにはって E のうしろまで行く.あらためてきゅうすと湯のみを提示してやるとふたときゅうすともつが 湯の , みを提示されると離して両手で湯のみをもち飲むふり. ふたをもっ て口にあて飲むふり また湯の . みで飲むふり.E にちょっ と湯のみをさしだすしぐさだがそのまま湯のみの底をなめる E に「先生 . は?」と言われるが自分でまた飲むふり. E に「先生は?先生は?」とさいそくされる 保母の方に .. 体を傾けながら倒れる. このときふたをなめていた. 1 0,2 3( 51週自演示前) 湯のみをすでに手にしている. きゅうすをもって湯のみとたたき合わせ る. 湯のみをきゅうすの中に入れようとする. きゅうすをおとすが再度湯のみをきゅうすに入れよ. うとする. そのあとゆのみを口にして飲むふり. ゆのみときゅうすをおとしふたを手にも つ ふた . をゆのみに関係づけようと したのか?す ぐにふたをはなしゆのみをもちまた飲むふり 「 ・ ノ ァ一」 . 「アー」 などと発声. 2回飲むふりをしたあときゅうすをもっ てゆのみをきゅうすに入れる (湯の みからきゅうすに注ぐしぐさか?) ようにしたあときゅうすをたたき合わせ る. 1 0,2 3( 51週自演示後) 演示の途中 E がふたをはめるときに, きゅうすのとっ てに手を出す, E がゆのみで飲みはじめようとするときにゆのみに手を出す, 飲むところよく 見るが, 終わらないう 239.

(9) . 河. 崎. 道. 夫. ちにきゅうすに手を出 してとる. ゆのみを自分の前におき かえ, きゅ うすを右手にもちかえきゅう ノ・ァ ー ッ」と発声しながらである. 2回したあときゅ すから湯のみに 注ぐようなか っこうをする. 「 ようなしぐさ. 湯のみの底をなめたりきゅうすで て2回注ぐ あらためて湯のみをも うすを眺め, っ 湯のみをたたいたりする. もう一度注ぐようなしぐさをしたあとたたき合わせる. ふたをすぐには なす. ゆのみもはなし再びきゅうすをもち, ゆのみをもってはなしふたをきゅうすでちょっ とたた くがまた湯のみをもちたたき合わせる. この間注ぐし ぐさが不明瞭だが現われているようにも 思え る. きゅ うすをもちかえてとってをもつ.E の再演示.E の注ぐ行為が終っ たところですぐにゆのみ をとりあげておききゅ うすをも って (ふたがはま った状態) 湯のみに注ぐしぐさ. ふたをはずして. 湯のみをさかさにしてきゅうすの広口に 向ける. 湯のみからきゅ うすに注ぐふり. そのあとゆのみ をきゅ うすに入れるようなしぐさをする. ゆのみをおとした あと, きゅうすをもちかえ左手でゆの みをもったあと, きゅうすを見たりしながら湯のみをたたく. E が「シュ ー, シュー」などと 言いな がら「注ぐ行為」をうながす. きゅうすを裏返しにしたりして湯のみに近 づける. E にきゅうすを見 せるようにする. ちょっ とゆのみをたたいてまた E に見せるようにさしだす. 「シュ ー」 といわれ, またちょっ とゆのみに合わせるようにする.E にきゅうすをさしだすようにした.またゆのみと合わ せたりたたき合わせ たりする. またさ しだしたがう けとろうとするが, わたさない. さらに E に出 すがわたさない. E の出した手をきゅうすでたたく ようにする. ゆのみをたたいたあとゆのみを離 す. ゆのみがころがる. きゅ うすをもちか え右手でとっ てをつかみ左手で注ぎ口をつかむ. E がひ ろっ てきた湯のみときゅ うすを合わせるように する.E によると「入れるときに声をシュ ーと出して い る」 と の こ と.. E の他の女児に対する演示を見た直後, 2度うなずいて, その女児の興 りにいく. すくうふりをしてそのあと食べるふり. 味がそれたとき自分 からス プー ンと茶わんをと・ 1 1. 6( 53週自演示後). たたきあわせたあと茶 わんの中をス プーンでかきまぜるようなしぐさをしてまたス プーンから食べ ノ・ァ ーッ.」E は 「お るふり. かきまぜるしぐさを したりたたき合わせたりして食べるふりをして 「 い しい ?」 などと繰り返し聞く. …後略… このように象徴 的行為の最初の明 瞭な出現は, 約11ヶ月ころであることがわかる. もちろん個人 差や観察に使用された事物セ ッ トの種類によ って出現時期に変動があることは当然であろう. だが. それよりも 「象徴的」 と呼ばれるもの が研究者によっ て異なっ た質の行為を考えていることが問題 i tの場合, フリルのついた布を枕に 「見たてる」 行為, つまり象徴 的代理物を使用 であろう. p age 1 2 ) その出現の時期は1歳3 ヶ 月 こ ろ であ る. Sheridan‐ する行為を最初の 象徴的行為と考えており( , 1 1 3 4 ( } ( )は12ヶ月ころに現われる 実物の操作は単 なる模倣遊びかも知 れないと して, その操作がミニ 0ヶ月こるからであるとしている. いずれも実物ではない別の事物に対 チュ ア玩具に移行するのが2 呼び1歳似降のことと しているのである. されるのを象徴的と して特殊的行為が為 )に よ る と ミ ニ チ ュ ア の ス プ ー ン を コ ッ プや 皿 に 入 れ た り か き ま ぜ た り, 食物 を す く 他 方,Lowe05. うなどのしぐさは12ヶ月 ですでに67%の子どもに 現われている.2児の縦断的観察を行 なった嶋田 1 6 }によると象徴 的操作を 一用途に応じた操作と見たてによる操作″とした実物に対する用途的操 ら{ , 作は12ヶ月す でに出現しており, 見たて操作は13ヶ月 で初出するとされて いる. これらによると象 3ヶ月 で現われていることになる. 徴的行為は12~1 1」 など) は1歳前後に 整理してみると, 実物を操作する 行為 (用途的行為, 「使用による定義往 , 現われていると見られ, ミニ チュ ア玩具に対する特殊的行為については一致しておらず, 代理物の 使用は実物の操作より遅れて出現すると考 えられよう. 240.

(10) . 乳児期における象徴的行為の発達 tの場合, 「使用による定義」はむしろ非特殊的行為に対し名づけられており〈 1 注l pi 7 )適切でない この語法 age . i danにしたがい, 「この事物はこのように使うべきもの である」 という意味内容のものとする は She r .. ところで本研究は 「実物」 を使用しており, これに対する用途的行為 (特殊的行為) を 「象徴的」. と呼ぶには上記の諸知 見からして異論のあるところかも知れない しかしながら 実物に対する行 . , 為といっ ても, 実際にそこに食物, 飲み物があるわけ ではなく行為の結果何らの 「適応的効果」 が 求められているわけでもない. しかも操作そのものは不完全で断片的 であるのに改善を求められる のでもなく, むしろそのまま許されている, その意味ではこれは真の道具的行為 でもないしその練 習過程でもない. そのうえ子どもはこ の行為の中で 飲み終っ たあとのタメ息のような声を発し , , 食物を食べるよう に口をぴちゃ ぴちゃ して みせたの である これらのことから 実物操作の場合 で . , もそれらに対する 特殊的行為は, 客観的場面全体の性格によって象徴的行為として成立しているこ とと考えることが できよう. 2.道具的行為と象徴的行為の関係について まず現実の生活場面において適応的道具的行為がいつ ごろから出現するのか保育日誌から検討し. てみ る,. 5.7( 2 7週目 保育所より) …略… 乾いた土が水を吸いこむように果汁5 0ccを ゴク ゴクと飲 みほし離乳食が遅いと大泣きしました, ミルクはあまりいっ ぱいでも困ると19occのみ作ったので. すが, それも全部きれいに平げました. ミルクの最後50ccは一人 でミルクピンを持っ て飲みまし た. 喰いしん坊の M 君はミルクを一人 で飲めるようにするところから自らやる意欲を育てようか . ……後略. 5.1 0( 27週目 保育所より) 発達検査を行ないました とても意欲満々 な M 君で今の所6 ヶ . 月標準という ことでした, 活発な子だねといわれました 体重測定の報告をします 8000g です . . . n 甫乳びんも持たせ てあげると両方の手 でしっかりと握るよう です ひと呼吸ものがさず必死になっ . て音をたてて ゴクン ゴクンと飲ん でいます, その間にお話をするとじっ と大きな目 でにらみつける のです. 7.1 2( 36週目 保育所より) 食事をしている時, おてふきを台の上におい ておくと すぐとっ , てお口でごしごしやっ ています. それもおわるとバーンと投げとばしそしらぬ顔をしています 又 . , 献立を下においている のですが, まちきれず泣く と同時に下の方をの ぞきこんでまだ残っ ているか な (?) なんて少しの間見ています. …後略 , 本研究で使用されたス プーンに関していえば, これが現実生活のうえで道具として使用され始め たのは46週目ごろである. 9.1 46週目 保育所より)…略… 今日はスプーンを握らせたままごはんをのせ保母の手をは 7( なすと, 上手に自分の口に入れて食べ ています,「上手ネー」とほめると何度も応じて口に入れる M でした. … 後 略 …, 9. 2 0( 46週目 家庭より). ごはんの時ス プー ンをもたせると食べものをいれて 口へ運びます . そのうちにガンガンたたきは じめて楽しん でいます. また実験場面においては道具的操作の最初の明瞭な出現は 39週目の「ス プーンの柄のほうを握 , る」 行為 およ び53週目の 「湯のみの手前側のふちに口をあてる」 行為である . 以上の ことから道具的行為の出現は 象徴的行為の出現より早いと考えることが できるかも知 れな 241.

(11) . 河. 崎. 道. 夫. い, ところがこれらの道具的行為の質に注目した場合いくつかの特徴がある. 第1にそれは, 単一 の事物に対する単一 のあるいは部分的な操作から成っていること, 第2にそのためそれのみでは 十 分な適応的結果が得られるわけ ではない (ス プーンの柄を握っ て運べるだけ ではス プーンで食事す n 甫 ることはできない)こと, したがって第3にこれらの行為の 前提として大人のおぜん 立てがある( 乳ピンを持たせる, 眼の前にお 手ふきをおく, ス プー ンの中に食物 を入れてやる, など) こと, そ して第4にすぐに非特殊 的行為に移行しやすいことである. 結局, 全体として, 先行する目的に従っ て自立的に道具 を選択し必要な操作を遂行するという本来の道具的行為とはいえないものである. もちろんそれにもかかわらずこれらの部分的行為 (あるいは操作) の遂行には, 一定の注意力と特 定の操作様式が存在しており非特 殊的行為とは異なるもの であることも明瞭である. いわば形成さ. れつつある道具的行為と呼ぶことが可能であろう. さて象徴的行為はすでに50週目において 「飲むふり」 , そして51週目には 「注ぐふり」 が出現し ていた. これは本来の道具的行為が完成さ れる以前にである. したがって象徴的行為は道具的行為 の 一部の操作が獲得されたあとそれが道具的行為と して完成されていく途上に出現すると考えるこ 1 8 ) ( とができよう,とすると,エリコニンらに もとづいて近藤が指摘 した1歳児の手の操作の 発達図式 - 「機能的行為」 から 「対象的 (道具的) 行為」 への発達 一 は問題の ひとつの側面のみを扱ってい るに過 ぎないと思われる. このよう な発達図式は, 事物の諸特性の弁別 とそれに対する操作の厳密 な様式および必要な結果に 至るまでの持続的注意力の獲得という実行的水準 でのみ発達を考察する ことになる, だがこのような方向性のみ でどう して, 道具的操作の実行に先行する 「表象的水準の 目的」 を考察しうる であろうか. 本研究の示すところに よれば, 道具的行為の部分的要素の獲得以後, 実行的水準でのみ道具的行 為と して完成されていく過程だけ でなく, それと対立する過程, 道具的行為としての不完全さ・不 適切さがそのまま許容されながら 「行為が象徴的に完成されていく」 過程を考察することが重要で あると思われる. それは行為の現実的適応的結果からの 自由 が保障される過程 であり, 「事物を支 1 9 ( )に して表象的水準 で行為が完成されていく過程 であり, それゆえ実行水準の行為 を追い越し え」 て 「完成される」 可能性をもつ過程と考えることができよう. 今後このような観点に立った実証的 研究が期待される.. 3,非特殊的行為の変化. 本実験場面の特に前半に おいて M 児が示した行為の 大部分は非特殊的行為 であっ た.その 主たる 内容は, もつ, なめる, たたく, たたき合わせる, 事物 で事物をたたくというものであっ た. きゅ うすと湯のみに対 するこれらの行為を観察記録からあげておく. 7.3( 35週自演示前) 名を呼ばれながらさし出さ れる. 左手にはつみ木の棒を持っ ている. 右 手で湯のみをとろうとするがころがってうまくとれない.何度か試みて,E が立ててや っ たときよう やくふちをも ってとりあげる.このとき左手のっみ木の棒を離す.この間きゅうすは隣の他児がもっ て遊んでいたのでちらっ と視線を向けたりする がほとん ど注意はそれに 向かず, 湯のみの方に集中 している. もて遊んでいるとき湯のみを落としまたとりあげようとするがなかなかうまくとれない でころがる. ようやくふちをも ってとりあげることができた. 落とす. またとりあ げる. 則方をなめる. きゅ うすをとろうとする がすべっ て 7. 3 6週自演示前) すぐに湯のみをもち1 10( 横へころがる. 湯のみをきゅうすのふたに押しつけるようにする. 湯のみのふちをも ってふる. 右 手できゅうすの広口 をつかむ と左手の湯のみをおとす. 湯のみを左手でつかみきゅうすをうちつけ. る. 繰り返したたき合わせ たあときゅうすをおとし, 右手に湯のみをもって今度は下のふたにうち つ け る. 242.

(12) . 乳児期における象徴的行為の発達. 7,17( 37週自演示前) 湯のみに手をだしふちをもってちょっ と眺めてからふるように き うす ゅ をたたく. またもっ て眺めてからふたをもちいっ たん湯のみを置いたあとふたをもちかえ湯のみを 再びもっ てふたと湯のみをたたき合わせる 湯のみをちらっ とみてから湯のみ できゅうすをたたく . . 湯のみを落としきゅ うすをもちあげちょっ と見てからまたそ れを落とし再び湯のみをもちあ げる , また湯のみとたたき合わせる . この傾向は演示 後においても大差ない . 7. 1 7( 37週自演示後) 手を出しかけるがとどまり だが飲むと ころまで見る ふたと湯のみを , , 手にとっ てたたき合わせ, 湯のみを落と しふたをちょ っ となめてからもちかえ 反対の手で湯のみ , をもってまたたき合わせる きゅうすとふたを同時にも つ 湯のみを落としふたを落とし湯のみ に . , 手を出す. もとうとするがとれず, 今度はきゅうすを落とし両手 で湯のみをもとう とするがも てず , きゅうすをつかんで湯のみをたたく E 再演示 手を出しかけるが飲むところま で見る 湯のみとふ . . , たをとりたたき合わせる. ふたを落としきゅうすをつかんでたたき合わせる きゅうすを落としふ . たをつかんで湯のみとたたき 合わせる ふたできゅうすをちょっ とたたいたあとまた湯のみとたた . き合わせる. 湯のみを落とす. このような行為が大きな変化を 見せたのが 37週目から39週目にかけてである , . 7, 31( 3 9週自演示前) 提示されきゅうすとふたをもちちょっ とたたき合わせ きゅ うすで湯の , みをたたいてからふたときゅうすをたたき合わせる 再びきゅうすで湯のみをたたいたり押しつけ . るように しながらきゅう すを離し湯 のみを手にする 湯のみと ふた をたたき合わせたり湯 のみ で . きゅうすをたたいたりする. 湯のみがちょ うどきゅうすの広口のほうから入る 出してふたとたた . き合わせまたきゅ うすに入れる まただしてふたとたたき合わせ 今度は湯のみを入れてそのままふ . たでたたく. またきゅ うすに入れかけるがす ぐに出してふた でたたく . 7. 31( 39週自演示後)飲むところま でよく見る ふたをつかんで眺める 湯のみをたたく 左手 . . . で湯のみをもちちょっ と合わせたり, ふたをきゅうすに押しつけたり 湯のみとふたをき うすに ゅ , 同時に押しつけるようにする. 湯のみとふたをたたいたり湯のみをきゅ うすに入れたり してまたふ. たと湯のみをたたき合わせる. 湯のみを離しきゅうすを手にとる そのままふた で湯のみをたた い , たり, ふたときゅうすをたたき合わせたりする . E の再演示 E がふたをしているとき湯のみに手を出す E とりあげて注ぐふり 飲むふりをする . . , . 手はのびかけるがよく見る. 湯のみをとりふたをとり ちょっ ときゅ うすをたたいてからふたと湯の みをうち合わせ 壷. 湯のみをあぐらをかいた中においてこすり合わせ るようなたたき方である , 9. 7( 44週自演示前) …略…湯のみを見てきゅうすにたたきつけるよう にして離したあ とを手に とりまたす ぐにきゅう すをもち 2 つ で い っ しょ に こ ろ が っ て い る 湯 の み を た た く ふ た を 離 して . きゅうすだけ でもっ て下に湯のみをたたく きゅうすを離し湯のみをもち口のところへも ていき . っ 「ウァッ一」 と発声. 再び湯のみをきゅうすとふたのところに落とすように離したあ と手をふりな がらきゅ うすをひっかけて手に とる 広ロ (きゅうすの) の中に手をつっこんだあとき うすで湯 ゅ . のみをたたく. きゅうすをふるようにして湯のみをたたく 湯のみをも ってきゅうすとたたき合わ . せる,. 3 9週目から見られたこれらの非特殊的行為の新しい特 徴は 提示された湯のみ きゅ うす ふた , , , の3つの事物に同時に関与しようとすることである それまではたとえ ば湯のみとふたをたたき合 . 243.

(13) . 河. 崎. 道. 夫. ′すをあらため .う わせることを反復 し, 次にその両方あるいはどちらかを 手離し別の事物であるきゅ ミターンであっ た. それが, 湯のみとふたをもちその両方 で, てたたくという 行為を反復するというノ 交互にあるいは 同時にきゅ うすをたたい たり, 押しつけたり, 場合によっては全部をもとうとする ようになっ た. 要するにそれま で同時に2つまでの事物にしか関与 でき なか っ たのが, 同時に3つ まで関与するように なっ たということ である. これは単に, 同時に関与しうる事物が2つから 3 つ になっ たという解釈 と, 提示され演示された事物群をひとまとめに関連づけようとするように なっ たという理解と が成り立つ. 後者の理解 では, 大人の行為によ って関連づけられている事物群 をひ とつのまとまりと して子 どもが認知し始めたということであり, 非特殊的行為か ら特殊的行為への 移行段階として 想定することになる だろう. 本実験場面では, 関連づ けられた事物群のみが被 験児 に提示されているだけなのでそのまとまりを他の事物と区別 しているか どうかは確かめ られない. 上記想定を検討しうる実験の設定は興味深いものとなろう. さて象徴的行為 が明瞭に見られるようになっ た50週目以降にお いて,非特殊的行為はいっそうの. 変化を示す. その 主要な内容は次の2つ である. 1 0.16.50週自演示前, 同演示後, 10.23,51週自演示前, 11. ①湯のみをきゅ うすの中に入れる ( 6. 53週自演 示前) 0.2 3,51週自演示前, 1 0.1 6.50週自演示 後, 1 ②湯のみの口をきゅうすの口に合わせようとする (. 同演示後). これらの行為は, ア ブラモ ヴィ ッ チーレフトマンに よれば 「物を空間における特定の場所と相関 させる, 物の部分と全体を相関させ, よく知っ ている物同士を相関させる」 ような 「相互関連的行 1 8 ( )に相 当すると 思われる いずれにして も特殊的行為 1 1 ( }であり また近藤の 言う「機能的行為」 為」 . , への移行を示すものと仮 定できよう. そこで前述した第1の変化とこの第2の変化を関連づけて考 察してみよう. 第1の変化は, 非特殊的行為の質そのもの (たたき合わせる, など)は変らないが, それによ っ て事物の範囲にま とまりをつくる段階である. いわば既有の操作を用いた対象の総合 で ある. 第2の変化はそのまとまりの 一時的崩壊と操作の質の 変化 である. それは事物の性質にした がっ て操作し, 事物同 士をその操作で関連づけようとするものである. このよう な特徴づけはもちろんまだ想定の 域を出ないもの であるが, 非特殊的行為か ら特殊的行 為への移行のメカニ ズムを明らかに する意味で今後の検討に待ちたい.. 4 .特殊的行為の形成における演示の役 割について 行為の質が質的に変 化していく際, 大人の演示の役割はどのよう なものであろうか. 象徴的行為 の発生時において演示前と演示 後の行為発生数 を比較したものが 表2である. これによると,「飲む 0.23の 演示後にともにはじめ て頻繁に現われていること 0.16の演示 後, 「注ぐふり」は1 ふり」は1 「飲むふり」と 「注ぐふり」の出現数が演示前と演示後 で ける 3にお がわかる. 興味深いのは, 10.2 6の演示後 「飲むふり」 を 「習得」 し, それは次週 逆になっていること である. つまり, 最初10.1 の演示前の 自主的遊び場面 でも継続して 現われる. ところがその 日の演示後この行為はまっ たく 現 われず, 代りに 「注ぐふり」 が 「習得」 されたのかのよ うに何度も出現しているのである. あたか も子どもは演示された行為全体のう ちから演示ごとに 行為の一部ずつ を発見していくかのよう であ る.. 0~15ヶ月段階の乳児に対 して行 なっ た研究に よると, 人格的コミュー ザポロージェッ ツらが1 ケーショ ンのある 演示後の遊 びでは, 非特殊的操作が増すことを示し, 大人による演示の役割の重 2 0 )本研究では その結果に 矛盾することは なく, さらにそのような演示後に 要性を指摘している.( , は新しい種類の行為が出現する傾向が示唆されたといえる. 244.

(14) . 乳児期における象徴的行為の発達. 表2. 演示前と演示後に おける 象徴的行為の発生数 演. 10 ・ 16 ( 50 週 目. 10 ・ 23. ( 5 1 週 目. 演. 50秒) (観察時間・約 1 ) 飲む 、1. 後. ホ. (約 150秒). 飲むJ、 」 J IO回. 1回. 注ぐ 、り. 注ぐふり 0回. 0回. (箔 にふたで飲むふり) (約 1 O0秒). (約 8 〇秒) 飲 む ふり. 飲 む ふり. 4回. 注ぐふり 0回. ) (撰響き畷窄みから. 11 ・6 ( 53 週 日. 前. 示. 0回. 挫( ご!L- - 回十α. (約 4 0秒). 勺1 ば 2 〇秒) ;. 飲むふり 3回 注 ぐふ り. 1 回 十α. 飲むふり 1回 注 ぐふ り. 1回. また本被験児の場合には, 行為全体のうちの一部が個別に現われたにとどま ったが, 次の段階 で はこれらの個別の行為が連続して現われる (ふたをする→飲む, 飲む→注ぐ, など順序を無視した 連続的行為) ようになり, さらに行為全体が順序よく現われる (ふたをはめる→注ぐ→飲む) 段階 へと進むと考えられる注 ,こう した部分的行為を総合していく過程 で演示がどのような役割を果たす のか, 1歳以降の縦断的研究が草ほ れるところである.. 注 本被験児よりそれぞれ5 ヶ月, 6 ヶ月年長の2人の乳児に対する縦断的観察でこれらの段階が見られたが詳細 な分析はされていない.. ところで, 行為の変化に対するこのような効果を示す以前の演示の役割はどのよう なもの であろ うか. 本研究では明らかにされなかっ たが, 筆者の印象としては, そのような段階でも, 被験児が. 事物に対する行為の演示そのものを注視する力に年令的変化があるように思われた. 観察の初期 で は演示の途中で事物に手を出してしまい最後ま で演示を注視 し続けること が困難なように思われ. た. 後になると手を出しかけてもとどまり, 呼びかけに応じて演示を見とどけることができるよう である. 確かな検証は他日に期 したい.. 245.

(15) . 河. 反. 省. 崎. 道. と. 夫. 展. 望. 以下列挙するように, 観察, 実験手てづきのところでいく つかの不備な点があった. ( 1 )場面設定 - 他児および保育者が遊んでいるところ で行なわれたため,他 児の遊びに気をとちれ. たり, 使用されている実験材料が横から取られたりすることもあっ た. また他児の実験を見ること もできたので演示の効果を不明瞭に したとも考えられる. リラッ クスできたという点では評価でき. るが, 被験児の実験への集中という 点で問題があった. ( 2 )観察機会 - 観察日間の間隔が一定しなかった.とりわけ3 9週目から44週目までの空白は大き な欠陥 である.. { 3 )提示および演示 - 回数, 時間, 内容ともに厳密さを欠き, また実験者の行動の一貫性と習熟と いう点でも問題があった. こ れ ら の こ と は, ( 4扮 析された被験児が1人であっ た.( 5 )1歳以後の分析が欠けている, などの. 点とあわせ本研究を予備的観察というレベルに留めることとなっ た. その意味で結果の考察の多く は留保されるべきであろう.. そのことを念頭に置いたうえではあるが, 象徴的行為の発生過程を明らかにしていくうえで若干 の手がかりが得られたことも事実である. 考察で述べたことのほかにここでは研究の方向性にかか わる問題をとりあげたい. その第1は分析カテ ゴリーの設定にかかわるものである. 本研究では事物に対する行為を非特殊. 的行為と特殊的行為に区分 し, さらに後者を道具的行為と象徴的行為に分けた. また行為の要素と. なるものに操作を区分した. これらの行為を総称して対象的行為と考えた. この用法は残念ながら idan 本 研 究 に しか 通 用 し な い の が 現 状 で あ る. Piaget , Sher , Lowe , 3みbKOHMH らの用語は一致して. い な い し, ま た 3』bKO HHH や 3ano po*eu らソ連の研究者の間 ですら一貫した語法 があるとは思えな. い. 同じように日本の研究者や実践者の間でも一致した用語が使用されていない. こうした状況の 存在は研究の進展のうえ で障害となるものであり, 今後この点での理論的精微化が必要であろう.. 第2は研究の理論的視点る こ関することである. 本研究では象徴的行為の形成過程を, 道具的行為 の要素となる操作が形成されつつあるのにその行為の不完全さ, 不適切さは許容されていると特徴 づけた. ここで, 必要な結果を生みだすための厳密な操作を要求するとか, 反対に不完全さを許容. するとかいうのは, 子どもの行為に対する大人の側の行動であることに注意したい. たとえば実際の食事場面 でそれまでスプーンを使用 しなかっ た子どもが, あたりに食物を散らか. したりしてまねごとのように ス プー ンで茶わんから食物をすくい, 大半をこぼしながら口に運んで. 「食べる」 行為をしたとしよう. 子どもは道具としてのス プー ンを認知 しこれをうまく使えば手を 汚さずに食物を口にすることができるとあらかじめ考えていたのではない. それはおそらく, 大人 がいつも食事の時に使っているス プーンを自分も 「同 じように」 使ってみたいという動機からであ. ろう. つまりここ では道具使用の目的が先行しているわけ ではない. 彼が認知するのは, 事物の特 徴と操作様式と結果とが漠然と一体となったものである. ここ で大人はそのような行為に対して矛 盾 した2つの態度, 行動をとる. ひとつは, 食物を散らかしたりこぼしたりするのを嘆き, やさし さの程度は どうあれ子どもを叱り, ス プー ンの使用を教えようとする行動である. もうひとつはそ. れと反対に散らか したりこぼしたりすることを大目に見て, とにかくスプーンを自ら持っ て食べよ うとした行動を喜 び, その行為の不完全さ, ぶ格好さ, うまく行かなかったことに対し許容するば かりかこっ けいさを感じ親しみをもっ た笑いで迎えてやる行動である, 前者においては行為の不完 全さは拒否されるが後者では受容される. ところが実際の食事場面 ではしだいに後者の行動は弱ま 246.

(16) . 乳児期における象徴的行為の発達. り, 「遊ん でばかりいてちっとも食べない」ことをたしなめ, ス プーンの使用を禁ずるか, 上手に使 用 できるよう必要な教育が行なわれる. ここ ではつねに行為は結果と結びつけられて評価さ れるの であ る.. さてもしこれが実際の食事場面でなければどうだろう. その場合, 行為の不完全さは問題にされ ず, 大人の行為に少しでも類似した行為は喜ばれ, そのぶ格好さは楽しまれさえする. このとき行. 為はその結果から切り離されることが可能になる. それゆえこの行為は, 大人の完全な行為を事物 なる. つまり行為には 「表象的」 性格が与えられる. を支えにして不完全に 「表現する」 ものとr. こう して象徴的行為の発生過程については, その場面において大人の行動が子どもの行為をどの. ように扱っているかという観点から考察することが重要なこととなる. この視点は, 「内面的表象」 の発生過程が本質的に大人の社会的, 教育的関与のあり方と結びついていると考えるもの である.. このような視点をとるならば, まずその観察, 実験場面において子どもの行為に対する大人の方向 づけの性格を特定しておく必要があろう. また実際の生活において, 子どもの事物に対する行為が どのように発展するのか周囲の大人の教育的関与との関係 で考察していくことが不可欠のものであ ろう.. 文 1 ) ( ( ) 2 ( 3 ) 4 ( ). 献. 辻野直子 就学前児のみたての発達 教心研 1 9 8 6 14一123 7 ,2 , 2, 1 . 加用文男 虚構的行為を伴うあそびに関する理論的諸問題 東大教育学部紀要, 1 9 9 8 01一21 7 0 ,2 ,1 高橋たまき他 遊びの発達心理学に関する基礎的研究日女大児童研究所紀要, 1972 , 1, 25一42. KO イ ”H H o n HT au l l -Bn ou c c -A Ten皿閉鎖” ep e e 3 e - e ec HMBO川嶋c K o r b l- A o皿K O助川- K O BO T4A o7』eT:no p p p p p Ap e A .B. Kn ,1 , A.B 首nc 67 o o米員at fA.n.yc o Bo - - xo 罪o r H - -- -n e a r o r l I K aH A r aBA omK o川田 - K P ax CK ‐ B a P .3an . MO ,1966 . ,57. 5 { ) 加用文男 幼児における道具操作モデルの象徴的再現日教心20回大会論文集, 1 9 7 8 2 8-1 2 9 ,1 . ( 6 ) 加用美代子 幼児の事物象徴 (見たて) の発達 日教心20回大会論文集, 1 97 8 2 2一1 23 ,1 . ( 7 ) 3a o n o※e 96 u 5 15-1 19 p ,B , (西牟田久雄訳) 随意運動の発達 世界書院, 1 ,A ,1 , ton ( ) over l i ip ofimag 8 i i l d jec t t at onsh ned ob si n ac ons equences , P, There , W.F.andJackson ,J , Chi. Deve lopm. 314 ‐ ,1973 ,44 ,309 , l i { 9 ) Jackson l limagery and deve l tura at onship between the deve opment of ges opment of . P. There ,J h i i h i l D l C d 1 9 7 4 4 5 4 3 2 4 3 8 r a c m a e r v e o n l g p g y p . , , , , ‐ .. l o ( ) 河崎道夫 幼児の象徴機能の発達 日教心1 8回大会論文集, 1 9 76 40-1 41 ,1 ( ) 3』 u 6 駒林邦男訳 ソビエト児童心理学 員 ( ) b K O 明治図書 1 H - - H 9 6 9( 4版 ) ,.. , , ioninch t i l 1 の Piage ( tat dhood ton 1962 . P1ay,dreams . Nor ,J ,andlmi , i dan i l ( め Sher 1 l th Trends ayth ngsinthedeve opmentofl anguage ,M,D・ P1 . Hea ・ ,1969 ,1 , 10. i dan ( 1 4 ) Sher l t i l d Neuro l 174 opm, Med ycar Language Tes ‐ , M.D. The St , Deve .ch . . ,1975 ,17 ,164 M T d i h l d f t lp l ( 1 め Lowe t t t r e n s n e eveopmen o repres en ai ona ayi ni nfant sf rom onetothreeyear s - an , . iona ls i l d Psychol tudy i 47 observat at ‐ . J ,Ch .Psych . . ,1975 ,16 ,33. ( 1 ) 嶋田征子他 象徴的事物操作の発達に関する縦断的研究 日心42 回大 会論 文 集, 1978, 858-859, 6 i ( 1 7 ) P t age 8 . (谷村覚他訳) 知能の誕生, ミネルヴァ書房, 197 ,J . ( 1 8 ) 近藤直子 「道具的行為」 の獲得過程, 京大乳幼児保育研究会編乳幼児保育研究, 19 76 , 4, 1-15 , ( 1 ) Bb 9 l o c K臨 月 r T .C . (柴田義松訳) 子どもの精神発達における遊びとその役割:ヴィ ゴッキー (柴田義松他訳) 児童心理学講義, 明治図書, 197 6 3-48 ,2 . A ( 2 0 ) 3a B ( 青 木 ) 牙子他訳 no o*eu 乳幼児のコミュニケーション活動の研究, 新読書社, 1 p 97 9 , . . , (本学講師・釧路分校). 247.

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参照

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