『地域研究』の発刊にあたって
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MasaoHiga
沖縄大学地域研究所では、これまで『地域研究年報』、『地域研究所所報』、「地域研究叢書」
の三種の刊行物を世に間うて来た。そのうち、前二者すなわち「年報」と「所報」の違いがこ
れまで不明瞭であったことを確認し、2004年4月の第1回幹事会において、研究所としてのイ
メージを刷新するために学内の所員や学外の特別研究員の論文など研究成果を発表する研究報
告書に相当するものと、研究所としての事業報告や所員・研究員の年間活動報告を載せるもの
を区別する方針を決め、それは所員総会にあたる運営委員会で承認きれた。
研究所発足以来15年間にわたる歴代の所長をはじめ所員、研究員のざまざまな研究所運営や
研究活動の足跡を踏まえ、2002年度~2004年度にわたり行なった創立15周年記念連続シンポジ
ウムが予想以上の成功を収めた。15年間の歴史をより積極的に継承するために、幹事会におけ
る幾度かの検討を経て、論文など研究成果を発表する場として『地域研究』、事業報告や年間活
動報告を載せる場として『年報』を刊行することにした。それは国内の大学や研究機関の成果
報告の刊行物を取り寄せ、多くの研究機関の成果刊行物が研究成果を発表する「研究報告」と、
年間の研究活動や事業報告を載せる「年報」に類別できることが確認されたからである。
沖縄大学地域研究所は、現在、沖縄大学の法経学部、人文学部に所属し、地域研究所の研究
プロジェクトに関わる教員57名が学内所員として所属し、また本学および地域研究所の研究プ
ロジェクト推進に不可欠な外部の研究者ならびに、沖縄あるいは琉球列島の地域研究に実績の
ある人、175人を特別研究員として迎えている。創立以来17年、学内外の多くの人々によって
沖縄大学地域研究所の研究調査活動は支えられ、その成果も着実に積み重ねられてきた。
これらの歴史と研究の理念を受け継ぎ発展させるために、研究発表の場として『地域研究」
創刊号を世に問うことになった。今後、その内容をざらに充実ざせ学界での評価を確実にする
ために、可能な限り早く発表論文などについてのレフェリー制度の導入を含め、学外からの研
究者を含めた編集委員会の構想へつなげていきたい。
内外の多くの方のご支援とご指導を賜りたいと思う。
沖縄大学地域研究所所長
比嘉政夫
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