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知的労働生産性評価尺度の提案
Author(s)
森, 哲三; 植之原, 道行
Citation
年次学術大会講演要旨集, 10: 165-168
Issue Date
1995-10-05
Type
Conference Paper
Text version
publisher
URL
http://hdl.handle.net/10119/5500
Rights
本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す
るものです。This material is posted here with
permission of the Japan Society for Science
Policy and Research Management.
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知的労働生産性評価尺度の 提案
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多摩大学大学院
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形で提案する。 ノン 目 ア動モ
活 産 生 的 知 2研究開発などの
知的生産活動モデルを
図 1 に 示す。 ・ 2 一 1 )知的生産の
経営価値の源泉
知的生産の経営価値は
企業組織を取り 巻く 「環境」 に埋没 L,ているものであ
り、 「組織の知識に支えられた行動
; りと情報処理能力」によって利用可能な経営価値
として顕在化されるものであ
る。ここで言う
「環境」 と ; は、 自然、 社会、 経済、政治など組織を
取り巻。ものすべてを
示す。 2 - 2 j知的生産活動
0 本質経営が注目すべき、 知的生産活動の 本質は「情報処理」であ り、 ぞの成果は「
情報 」 であ る。 例えば、
研究開発プロジェクトで 進められる数々のタスクの
中には工場の生産業務と
同様に繰り返し物作りを続けるケースもあ
る。 しかし最終的に求められるのは
作り上げた物量ではなくて、必要十分な物量ゆえに
得ることがで きる統計的な 物性、 すなわち 「情報」 であ る。 この例のように知的生産活動には
物の生産活動と
区別付け難 い 一面が観察されるが、 本質は 「情報の処理と 蓄 積か らなる情報処理活動」 であ る。 2 一 3 )産出情報
(アウトプ
ヅト ) の価値産出情報は正の 価値
(経営価値
)と負の価値
(移転費用
)を有している。 まず
正 の 価値 ( 経営価値 ) とは、 現在あ るいは将来の 事業の中で、 ある情報が直接また
は間接に売り 上げに貢献する 時、 その情報が有する 金銭に換算可能な 価値を指す
。 ある情報が売り
上げに貢献できない
時、経営価値はゼロであ
るが、その情報
- が 普遍的に (他の事業や経営体において
)経営価値がなりとは
言えない。 特に複数の事業やプロジェクトを
運営している 企業のマネジメントでは、経営価値ゼロの
情報の取扱いに 慎重になるべきであ
る。次に負の価値
( 移転費用 ) とは、情報の受け手で 発生する費用であ
り、 情報を 解読し 、受け手の中に 同化するための
様々な活動に要する費用であ
る。 移転費用 の大きさは情報の 送り手と受け 手の蓄積情報
(知識
)の量と質や、 送り手の情報
処理能力によって
決まるもので、 一律に規定されるものではない。無計画に情報
を受け取ると移転費用は
膨脹 し 、正常な業務遂行が
損なわれる。 3 .知的生産件の
算式 3 一 1 )知的生産
杵知的生産性評価対象組織土の 評価対象期の
売上情報 額 P i ( 円 ) 、 投資額 1 i ( 円 ) のとき、 知的生産性 竹 i を次のように 定義する。 り i = P エ / I i " ( 1 式 )知的生産性評価では 産出情報の定量的把握と 客観的評価が
課題であ るが、 産出精報を市場価値
( 金銭的評価額 ) に容易に結びつけることができない。 そこで、 第二の貨幣単位を 定義して知的生産性を 評価する方法を
提案する。 この貨幣単位を 「バーチャル 円 」 と決める。企業組織内のウ
ェ ブ ( W e b ) 的情報流通を 取り引 きとみて、 情報 受取の対価としてバーチャル
円で支払う。評価対象組織のバーチ
セル円での総産出情報
額 V iバーチャル円の
対円変換レート
e とおくと、 P i = e V i ( 2 式 ) よって ( Ⅰ 式 ) と ( 2 式 ) より、知的生産性Ⅰは
り i = E V i Ⅰ I i ( 3 式 ) と 表される。事業全体の対象
期 の 売ヒ高 S をバックアップしたのは、 知的生産活動のアウトプットであ
るところの、 名車 拉 組織 i の売上情報 額 P i の総和であ る と考えると
S == Z P i = e 冗 V j f 4 式 )よって変換レート
C はe = S ノ ノイ S V 王 ( 5 式 ) のように求めることができる。 この e を ( 3 式 )
に適用すれば 知的生産性
刀 i を 算出できる。ところで
( 4 式 ) の左辺を売ト 高 5 ではなく、 付加価値 額で 置き換 える方法も考えられる。しかし付加価値額の
定義が控除法と集計法の二種類あ
り 、損益計算書のどの 項目を対象とするかなど
細かい議論に
陥るので、 本発表では
直感的にわかり 易 い 売上高 S を採用した。 3 一 2 )情報単価
通常の知的生産活動では、すべての産出情報が
同一事業内の 他の組織で利用・ 評 価されるわけではない。 産出情報は 「売卜情報 額 V i に貢献する情報Ⅱ と 「内部利用だけの在庫情報
] の二種類から 構成される。 組織 iの総産出情報量
Q i ( バイト ) 、 売ヒ情報量
A 主 f バイト ) 、在庫情報量
B i ( バイ ト ) とおく と、 Q エ Ⅰ A i + B i売上情報単価
d i ( 円 / バイト ) とすると、 d i = E . V i / A i ( 6 式 ) を 得る。在庫情報単価は
算出,できないが、 売上情報単価と同じであ ると仮定する
十 テ ⅠⅠ Ⅰ ( 7 式 ) 3 一 3 )産出情報回転率
産出情報の利用率、 情報の循環の 速さを評価するために、産出情報円転
率 R i を 定義す R j = d i@ ・ A i / f d i@ @ Q i ) = A i / O- i ( 8 式 ) 4 ,知的生産性評価
4 一 1 )知的生産性とその
決定要因
( 3 式 ) と ( 6 式 ) より E . V i を消去すると、 り i = d i . A j / T I Ⅰ売上情報単価・売上情報量Ⅰ投資額
( 9 式 ) を 得る。 ( 9 式 ) に よると知的生産性Ⅱ五の
改善要因は
・売上情報単価の 上昇 ・売上情報量の 増加・,投資額の
減少
の三 要素からなる。 4 一 2 )売上情報単価の 上昇とシナジー
効果 ( 6 式 )で表される売上情報単価
d 土の上昇要因は ・情報の受け手からの評価
V 王が高い情報の 生産 ・同一情報が複数部門で活用される
特に後者はシナジー 効果がでて事業活動効率を
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[ 参考文献 ] (1) 社会経済生産性本部生産性研究所、 「知的生産性測定」、 1995 (2) 平澤英夫、 「財務諸表分析」 日本経済評論社、 1984 (3) 小川 河 、 「 Q & A に よ る実践経営分析」税務研究会出版局、 1994 (4) Ⅰ・ Ⅰ・ ギブソン、「生態学的視覚論」サイコ
: シス 社 、 1985 (5) 位な木正人・村田純
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木 」 E3本能率協会マネ
、ジメントセンタ
- 、 199 (8) 鈴木 幸毅 、 「現代組織理論」税務経理協会、 1986(9)CLAUDIO@ U ・ CIBORR 、 1 、 TEAMS , MARKETS@ AND@ SYSTEMSJ@ Cambridge@ Univ@ Press 、