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声やうごきであらわそう「名前を見てちょうだい」1

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Academic year: 2021

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第2学年〇組 国語科学習指導案

指導者 1 単 元 声やうごきであらわそう ―「名前を見てちょうだい」(あまん きみこ作)― 2 単元観 ○ 本教材文「名前を見てちょうだい」は、お母さんにもらった帽子を中心に展開する物語である。 「強い風がふいてきて、ぼうしをさらっていきました。」という文章が場面展開のきっかけになっ ており、主人公であるえっちゃんが、帽子をきつねや牛から取り戻そうと追いかけ、最後は大男に 対峙する場面へつながっていく構成となっている。新たな人物が登場するたび、えっちゃんと人物 とのやりとりが繰り返されるため、展開を楽しみながら場面の様子について豊かに想像を広げて読 み進めることができる作品である。どこにでもある普通の帽子は、お母さんから自分の名前の刺し ゅうを入れてもらうことで、えっちゃんにとって、特別な、かけがえのないものになっている。そ の帽子を取り戻すために、大男にも恐れず立ち向かっていくえっちゃんの勇気に、児童は声援を送 ったり、同化したりしながら読み進めていくことができる。人物の動きや表情も多様で、会話文も 多いため、音読の工夫や動作化を通して、気持ちを豊かに想像していくことができる教材である。 ○ 本学級の児童は、文学的な文章の「読むこと」領域の学習において、1 年生の時に、人物が登場 する順序に注意し、場面の様子について想像を広げながら読む学習を行っている。また、2 年生 1 学期の「お手紙」では、場面ごとに人物がしたことを確かめながら読む経験をしており、登場人物 の行動や会話を中心に、出来事の順序に沿って物語を読むことができるようになってきている。し かし、登場人物の気持ちを想像する際に、叙述や挿絵を手がかりにしてはいるが、自分の思い込み で読み進めてしまう児童もいる。音読においては、場面の様子や登場人物の気持ちを想像しながら 読もうとしている。しかし、なぜそのように読んだのか根拠を明確にしたり、意識化したりするま でには至っていない。 ○ 本単元では、「音読劇をする」という大きなめあてのもと、えっちゃんの様子や気持ちを叙述に即 して読み取り、想像を広げていくことをねらいとしている。想像したことを自分の表現に生かすた めには、出来事の展開だけではなく、その時の人物の様子や気持ちをより詳しく、具体的に想像す ることが必要となってくる。音読劇をゴールに設定することで、登場人物の様子や気持ちを読み取 っていくという学習に意欲をもって取り組ませたい。 第一次では、初発の感想をもとに、「1 年生におもしろさを伝える音読劇をしよう」という大きな 学習のゴールを設定し、作品を読み進めるための意欲付けをする。 第二次では、場面に沿って、えっちゃんの様子や気持ちを中心に読み進めていく。叙述をもとに 人物の気持ちを想像させ、音読に生かしたり、動作化させたりする。また、えっちゃんの気持ちを 想像し、吹き出しに書かせ、どうしてそのように想像したのかを問いかけることで、本文の叙述に かえっていくようにさせる。授業の最後には、想像したことをもとに音読をする場を設定し、単元 のゴールに設定した音読劇を毎時間意識できるようにする。 第三次では、読み取ったことをもとに、音読劇の練習に取り組み、1年生に向けて発表する場を 設定する。最後のまとめでは、お互いのよいところを伝え合い、成就感や達成感を味わわせたい。

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3 単元目標 ○ 1 年生を招待して音読劇の発表会をするために、登場人物の様子を音読や動作で表現することに 興味を持ち、物語を読むことができる。【関心・意欲・態度】 ○ ぼうしを大切に思うえっちゃんの気持ちを音読や動作で表現して、場面の様子や登場人物の言動 を中心に想像しながら読むことができる。【読むこと】 ○ 言葉には、事物の内容を表す働きや、経験したことを伝える働きがあることに気付くことができ る。【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】 4 単元指導計画(総時間数15時間) 次 時 学習活動 指導上の留意点 評価規準 1 1 教材文を読んで、感想を交流 し、「1年生に物語のおもしろさ をつたえる音読劇をしよう」とい う学習課題をもつ。 ○ 1 年生に音読劇を見ても らって、作品のおもしろさ を伝えよう、と投げかけ、 相手意識・目的意識をもた せる。 興味をもって教材 文を読み、感想を発 表 し よ う と し て い る。 【関・意・態】 1 音読劇を成功させるために、学 習計画を立てる。 ○ 音読劇を成功させるた めにはどんなことに気を つけて学習を進めていく か考えさせる。 音読劇に興味・関 心をもち、進んで学 習の計画を立てよう としている。 【関・意・態】 2 1 挿絵を手がかりにして場面を 分け、物語の大まかなあらすじを とらえる。 ○ 挿絵を並べ替えさせる ことで、人物の登場や場面 の転換の順序に意識を向 けさせる。 ○ 挿絵や教科書の本文を 手がかりにして、それぞれ の場面に題名をつけさせ る。 場面を分け、物語 の大まかなあらすじ をとらえることがで きる。 【読むこと】 1 お母さんからぼうしをもらっ た時のえっちゃんの様子や気持 ちを想像する。 ○ えっちゃんの言葉やぼ うしをかぶる様子から、え っちゃんのぼうしに対す る思いを想像させる。 ぼうしをもらった ときのえっちゃんの 気持ちを想像してい る。 【読むこと】 1 お母さんからもらったぼうし が風にさらわれた時のえっちゃ んの様子や気持ちを想像する。 ○ ぼうしを追いかけてい る様子から、えっちゃんの 気持ちを想像させる。 ぼうしを追いかけ るえっちゃんの気持 ちを想像している。 【読むこと】 1年生におもしろさを伝える音読げきをしよう。

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1 えっちゃんがきつねと出会っ たときのえっちゃんときつねの 様子や気持ちを想像する。 ○ えっちゃんときつねの 様子を対比させて読ませ、 えっちゃんの気持ちを想 像させる。 ぼうしの名前が変 わったことを知った えっちゃんの気持ち を想像している。 【読むこと】 1 えっちゃんたちが牛と出会っ たときのえっちゃんときつね、牛 の様子や気持ちを想像する。 ○ 前時との相違点を確か めながら読み、えっちゃん の気持ちを想像させる。 再びぼうしの名前 が変わった時のえっ ちゃんの気持ちを想 像している。 【読むこと】 1 大男と出会ったときのえっち ゃんたちの様子や気持ちを想像 する。 ○ 大男の様子とそれを見 たきつねと牛の様子から、 大男の恐ろしさを感じさ せる。 大男と出会ったき つねと牛とえっちゃ んの様子や気持ちを 想像している。 【読むこと】 1 本 時 大男に立ち向かうときのえっ ちゃんの様子や気持ちを想像す る。 ○ 大男と対峙した時のえ っちゃんの言動に着目さ せることで、えっちゃんの ぼうしを絶対取り戻した い気持ちを想像させる。 大男に対峙してい るえっちゃんの様子 や気持ちを想像して いる。 【読むこと】 1 ぼうしが戻ってきたときのえ っちゃんの様子や気持ちを想像 する。 ○ ぼうしが戻ってきた時 のえっちゃんの言動に着 目させ、「ああ、よかった。」 の続きを考えさせること で、えっちゃんの気持ちを 想像させる。 ぼうしが戻ってき たえっちゃんの気持 ちを想像している。 【読むこと】 3 3 グループごとに役割を決めて 音読劇の練習をする。 ○ グループや全体で見せ 合い、よいところや改善の ためのアドバイスを伝え る合う時間を設定する。 物語の面白さを伝 えようと音読の工夫 をしている。 【読むこと】 1 1 年生を招待して、音読劇の発 表会を行う。 ○ 1 年生に発表し、感想を もらうことで、達成感をも たせる。 1年生に物語の面 白さを伝えようと意 欲的に音読劇を行っ ている。 【関・意・態】 1 単元全体を振り返り、学習のま とめをする。 ○ 音読劇に学習で読み取 ったことが生かせたか振 り返らせる。 お互いの音読劇の よさを見つけて伝え ている。 【読むこと】

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5 本時指導のポイント (1)かく活動、話し合う活動における目的・観点・方法 大男に立ち向かったえっちゃんの気持ちを想像することができるように、「なぜえっちゃんは大き くなったのか」という問いをもたせ、かく活動、話し合う活動を設定する。 目的 観点 方法 かく活動 大きくなった時のえっ ちゃんの気持ちを想像す るために ・ 大きくなるえっちゃ んの様子 ・ 大男に向かって言っ た言葉 ・ 教材文にサイドライ ンを引く ・ これまで読み取った ことと関連付けて想像 する 話し合う活動 大きくなった時のえっ ちゃんの気持ちを想像す るために ・ 大男に立ち向かって いるえっちゃんの様子 ・ きつねや牛の行動と の比較 ・ お母さんからぼうし をもらった時のえっち ゃんの様子 ・ 大男から名前を食べ られたという事実 ・ これまで読み取った えっちゃんの気持ちと 関連付けて ・ 挿絵や叙述をもとに して (2)授業仮説 本時学習において、以下のような手立てをとれば、叙述をもとに、恐ろしい大男に立ち向かってで もぼうしを取り戻したいというえっちゃんの強い気持ちを読み取り、自分の名前が書いてあるぼうし をとても大切に思っているえっちゃんの思いを想像することができるであろう。 ① 本時の問いをもつことができるように、「なぜえっちゃんはおおきくなったのか」と投げか け、大きくなった時のえっちゃんの気持ちを想像するという本時学習課題をつかませる。 (問いづくり) ② 本時学習場面の教材文にサイドラインを引いたり、前時までに読み取ったえっちゃんの様子 や気持ちを振り返ったりして、どんな思いがえっちゃんを大きくしたのか想像させる。 (思考づくり)【かく活動】 ③ 全体交流場面で、「なぜこのぼうしがそんなに大切なのだろうか。」と問い返しの発問をする ことで、お母さんからぼうしをもらった時のえっちゃんの気持ちや、大男にぼうしだけでなく、 大切な名前まで食べられてしまったえっちゃんの気持ちを想起させ、えっちゃんのぼうしに対 する思いを想像させる。 (思考づくり)【話し合う活動】 6 本時 (1)主眼 大男に立ち向かうえっちゃんが大きくなった様子や、えっちゃんが大男に向かって言った言葉な どの叙述から、気持ちを表す手がかりを見つけることを通して、えっちゃんのぼうしに対する思い を想像することができるようにする。

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(2)展開 展開 学習活動 指導上の留意点 配時 導 入 / 展 開 1 前時学習を想起し、本時学習のめあてを つかむ。 2 大きくなったえっちゃんの気持ちを考え る。 (1)自分の考えをもつ。 (2)グループで話し合う。 ≪着目させたい叙述≫ ≪えっちゃんの気持ち≫ ≪予想される子どもの発言≫ ○ 「なぜえっちゃんは大きくなっ たのか」と投げかけ、大男に対峙 して大きくなったえっちゃんの 気持ちを想像するという本時学 習課題をつかませる。 【かく活動】 ○ えっちゃんの行動や様子がわ かる言葉に線を引かせ、そこから 考えたえっちゃんの気持ちを吹 き出しに書き込ませる。 ○ これまで学習してきた中で想 像したえっちゃんの気持ちや様 子から、本時につながる気付きが あれば、合わせて記述するよう促 す。 【話し合う活動】 ○ 自分で考えたえっちゃんの気 持ちとともに、なぜそのように考 えたか根拠も伝えさせる。 ○ 友だちの考えと自分の考えを 比べながら話し合い、考えを付け 加えて記入するように促す。 5 10 8 どうして えっちゃんが大きくなったのか、 えっちゃんの気持ちを そうぞうしよう。 ・湯気がもうもうと ・ぐわあんと大きく ・「食べるなら、食べなさい。あたし、お こっているから、あついわよ。」 ・湯気を立てたえっちゃんの体 ・また、ぐわあんと大きく ・大男と同じ大きさ ・たたみのような手のひら ・まっすぐのばして ・「あたしのぼうしをかえしなさい。」 どうしてえっちゃんは大きく なったのか。 ・とてもおこっている。 ・絶対取り返したい。 ・負けるもんか。 えっちゃんはぼうしを絶対取 り戻したいから、その強い気 持ちでどんどん大きくなった んだと思う。 自分の名前まで食べられて、え っちゃんはすごく怒っているか ら、大男に負けないくらい大き くなったと思う。

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展 開 / 終 末 (3)全体で話し合う。 3 本時学習を振り返り、まとめる。 4 想像したことをもとに、音読をする。 5 次時の学習の見通しをもつ。 ○ 大男から逃げ出したきつねや 牛の行動と比較させることで、え っちゃんのぼうしを大切に思う 気持ちをとらえさせる。 ○ これまで学習してきた、お母さ んからぼうしをもらった時や、そ のぼうしを名前もろとも食べら れた時のえっちゃんの気持ちを 想起し、えっちゃんのぼうしに対 する思いを想像させる。 ※大男に対峙しているえっちゃん の様子や気持ちを想像している。 〔発言・記述〕 ○ 読み取ったことを意識して、動 作化をしながら音読させる。 ○ 大きくなったえっちゃんの気 持ちを考えたことで音読の工夫 をすることができたことを称賛 し、価値づける。 ○ ぼうしを取り戻した場面のえ っちゃんの様子や気持ちを読む という次時の学習を確かめ、意欲 を高める。 10 5 5 2 お母さんからもらった大事な ぼうし。ほかのものには代え られない特別なもの。 自分の名前がついている大切 なぼうし。ただのぼうしとは 違う。 えっちゃんにとって、自分の名前の入ったお母さんからもらったとても大切 なぼうし。大男から絶対に取り返すという強い思いがえっちゃんを大きくし た。 なぜこのぼうしがそんなに大 切なのだろうか。

参照

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