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IRUCAA@TDC : №28:東京歯科大学市川総合病院における医科歯科共存型電子カルテシステムの開発

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№28:東京歯科大学市川総合病院における医科歯科共

存型電子カルテシステムの開発

Author(s)

山内, 智博; 浮地, 賢一郎; 片倉, 朗; 高松, 潔; 松井,

淳一; 髙野, 伸夫; 西田, 次郎

Journal

歯科学報, 114(5): 515-515

URL

http://hdl.handle.net/10130/3450

Right

(2)

目的:これまで三次元的に歯の位置をコントロール するためにプレアジャステッドアプライアンスが開 発されてきたが,現在,様々なブラケットに異なっ たアンギュレーション,インクリネーションの処方 があり,同歯種に対して異なった処方がされてい る。しかしブラケット選択の根拠については,明確 な回答は得られていない。本研究ではブラケット選 択の差が治療結果にどのような影響を与えているか を比較,検討した。 方法:東京歯科大学千葉病院矯正歯科にて歯槽性上 顎前突あるいは叢生と診断され,上下顎第一小臼歯 抜去にて動的治療を行った19症例の模型を対象とし た。Roth0.018inch スロットブラケット,最終ワイ ヤーとして0.016×0.022inch ワイヤーを用いた群 (Roth 群 n=9)と MBT0.022inch スロットブラ ケット,最終ワイヤーとして0.019×0.025inch ワ イヤーを用いた群(MBT 群 n=10)の2群を比 較した。動的治療終了時の口腔模型は3D スキャナ (3Shape R700 Orthodontic Scanner,Great Lakes Orthodontics, USA)を用いて三次元歯列画

像に構築し,3D 点群処理ソフトウエア(Image-ware13.1,UGS Inc, USA)を用いてアンギュレー ションおよびインクリネーションの計測を行った。 計測部位は上下顎左右第一大臼歯,犬歯,中切歯の 計6部位である。 結果および考察:アンギュレーションにおいては, Roth 群,MBT 群それぞれ上顎犬歯では,8.30°± 2.41°,6.35°±2.56°,下顎犬歯では,9.07°± 3.15°,5.81°±2.55°であり Roth 群が有意に大 きかった(P<0.05)。インクリネーションにおい て は,同 様 に 下 顎 犬 歯 に て−10.80°±6.94°, −7.99°±5.25°であり MBT 群が有意に大きかっ た(P<0.05)。また他の部位では有意な差は認め なかった。これらの結果はともに瀬畑らの研究によ る正常咬合者の結果と近い値を示し問題ない範囲で あると考えられる。分散が大きく生じたのはロスト モーションの影響と考えられるが,ブラケット選択 は歯の近遠心的,頬舌的傾斜に影響を与え,ブラ ケット選択に留意が必要であると考える。 目的:レセプトの電子化は厚生労働省の主導する重 要な課題である。このような中,医科では電子カル テへの流れが進んでいるが,歯科としての取り組み としてはレセプトコンピューターすなわち「レセコ ン」を脱することができていない。これは診療所が 多いという歯科の特徴や電子カルテとレセコンの差 違についての誤解があるのも事実である。また,総 合病院では患者が複数の診療科に受診することも多 く,医療情報の共有化が医療安全の上で非常に大切 であることは周知の事実である。 今回,私たちは総合病院における,医科歯科連携 を前提とした医科歯科共存型電子カルテシステムを 開発したのでその概要を報告する。 方法:東京歯科大学市川総合病院では,平成14年3 月にオーダリングシステムを,平成16年に医科を中 心とした電子カルテシステムを導入した。歯科の分 野はオーダリングと病棟の一部のカルテ記載のみ電 子カルテを運用しており,医事会計等は紙伝票によ る運用を行っていた。当院は歯科大学の総合病院と して医科歯科連携の取りやすい電子カルテの開発が 必要とされていたが,平成22年1月,日本初のシー ムレス(継ぎ目のない)な連携が可能である医科歯 科共存型電子カルテとして開発・導入を実現した。 本 シ ス テ ム は 医 科 電 子 カ ル テ シ ス テ ム (MegaOakHR:NEC)を基幹システムとし,歯科 電 子 カ ル テ シ ス テ ム(HAPPY ACCLE­ERD: TSMED)を共存させる形を取った。このシステム の有用性について,アンケートをとり評価した。 結果:医科歯科共存型電子カルテの導入により,歯 科診療の医事会計が電子化,紙カルテの廃止による ペーパーレス化が実現した。共存型のカルテである ので医科歯科双方時間差がなく,かつ各々のカルテ 機能を犠牲にせずシームレスな連携がとれるように なった。同一患者の医科でのカルテ記載内容が,歯 科カルテ上で閲覧することができ,いかにも1つの カルテであるかのように表示させるという運用もで き,また院内の653台の端末のどこからでもカルテ の閲覧,記載ができるようになった。 考察:医科歯科共存型電子カルテの導入は,国内報 告を渉猟し得た範囲では本邦初である。現在までの システムは非共存型が多く,共通のツールの中に情 報が集約できないものが多い。今回の私たちの試み は,特に電子カルテ,オーダリングシステム,参照 システムを統合することで患者情報・診療情報の集 約が可能となり,より良い医療連携システムが構築 できた。

№27:ブラケットの処方の違いによる治療結果への影響

惣卜友裕,茂木悦子,末石研二(東歯大・矯正)

№28:東京歯科大学市川総合病院における医科歯科共存型電子カルテシステムの開発

山内智博1),浮地賢一郎2),片倉 朗1)2),高松 潔3),松井淳一4),髙野伸夫1),西田次郎5) (東歯大・口腔がんセンター)1)(東歯大・オーラルメディシン口外)2)(東歯大・市病・産婦科)3) (東歯大・市病・外科)4)(東歯大・市病・内科)5) 歯科学報 Vol.114,No.5(2014) 515 ― 105 ―

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