− −29 数十年前、奉職時、新人研修を中央図書館 で受けて以来、平成 31年 4月の人事異動で中 央図書館事務部勤務となりました。その当時 と比べて、事務部内はあまり変わっていない 印象がありましたが、検索機能をはじめとす るシステムは、驚きを隠せない程大きく進化 していました。 本学図書館の大きな特徴でもありますが、 東大阪キャンパスには、静と動の「ふたつの 図書館」があります。学術情報の拠点として 図書を所蔵し、伝統的な十進分類法のスタイ ルで、私語は厳禁な中央図書館がひとつで す。一方、もうひとつ平成 29年にオープンし たアカデミックシアター内にあるビブリオシ アターでは、自由に語らい、思い思いのスタ イルで本を広げています。ビブリオシアター は、近大 INDEX に基づく本の配列となって います。1階には超近大の明日のために多様な 世代が乗り合わせる「知の方舟」となること を 目 指 す NOAH33(New Order of Academic Home)、33 のテーマ書棚に一般図書を中心に 約 3万冊を配架しています。2階は学生の関心 が高いマンガから入って、知のつながりを感 じ、知の奥へ向かうための「知のどんでん返 し」が起こることを目指す DONDEN、32 の テーマ、11 のエリアに分類され、マンガ約 2 万 2千冊含め、新書、文庫など約 4万冊を配架 しています。 昨今図書館不要論が言われている中、上映 中のニューヨーク公立図書館エクス・リブリ スのドキュメンタリー映画は、今後の図書館 の在り方について非常に感慨深く、とても参 考となります。その一幕に「本の置き場では ありません。図書館とは人なんです。」とあり ます。ACT での企画を更に展開し、インキュ ベーター機能を持たせ、産学連携、社会連携、 国際化を進展させ、文理融合で社会の諸問題 を解決に導くための学術拠点としてのアカデ ミックシアター・ビブリオシアターと中央図 書館は「人が集まる場」から「成果を提示す る場」として多様性を持つことが必要です。 本学には、アカデミックシアター・ビブリ オシアターでのアクティブラーニングを好む 学生が多くいます。静穏な環境の図書館を好 む学生も多くいます。また、「知のどんでん返 し」からさらに展開し、中央図書館の専門書 へと深堀りする学生、逆に静穏な環境で、専 門性を追求していた学生が、さらに知識を拡 大するためにアカデミックシアターを大いに 利用することに期待し、この静と動「ふたつ の図書館」が本学には必要です。多様性を持 つことによって、「人が集まる大学」、「成果を 提示する大学」としてブランディングを高め ることが可能と考えます。私も微力ではあり ますが、未来ある本学の図書館において、皆 様の期待に添えるようより一層寄与してまい ります。皆様もぜひ、「ふたつの図書館」をご 利用ください。 (受理日 2019年 9月 3日)
<ホームページ>「ふたつの図書館」
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私の働く大学図書館と公共図書館の違い、そ してアメリカと日本という国民性や社会構造の
書館事業を展開した。大連図書館の『書香』\奉天図書館は『収書月報』、ハ ルピンでは『北窓』などの館報の発行は事業の一つである。