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砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動

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Academic year: 2021

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(1)Title. 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. Author(s). 佐々木, 巽. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. B, 生物学,地学,農学編, 32(2): 57-69. Issue Date. 1982-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6389. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部B) 第3 2巻 第2号. lofHokka i do Un i i i Sec i l 2 t t t Journa IB)Vo r s on( onl ve yofEduca ,3 ,2 ,No. ・. 昭和57年3月. Ma 982 r ch ,1. 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. 巽. 佐 々 木. 北海道教育大学釧路分校地理学教室. l ine on a sandy beach Sediment movement normalto the shore TatsumiSASAKI i i l l i do Un i i Ear i th Sc ty ofEducat ro Co ege (a ve rs on ence Laboratory , ,Kush , Hokl Kushi ro085. Abstrac t Research on t i i l he beach prof ed out by many e change of sandy beaches has been carr. l l as geomorphologists. Some prof ts have be i ined tabl e resul en obta coastal engineers as we igated lpart hasbeeni ia f l t nves ume experiments. on naturalbeaches rom wavef ,thesubaer. intens ively;thesubaqueous part however hasrarely beentreated. l the ti . sindi spensablefor , ,. iment movement between thesetwo i l i i t tudyofbeachprof echangetoknowthecond onofsed s ion of the onshore‐ l idate the actual condi hi t tudy the author intended to e uc ss parts . ln t lchangeandthegrainsize i imentby meansofthemeasurementofsandl f f tofsed eve of shoresh fsedimentofthosetwo parts. so analysi Thes ty,Shi ture tudy areai t zuoka Prefec sthe Tatado Coas . ,Japan ,locatedin shimoda Ci. ’ ialpart was measured, on lofthesubaer i Us eve ape ng alevel ,surveyorsrodandt ,thesandl d i i h ig h b t t i b f d d f f h t t t eo s ore o om, was measure y a ew versusng e evi 1 cedes ledbythe author.. These measurements were conducted every two or three days. ive par Af i i dedi ts according to teres tabl ntof shi ngthi ssurvey,the survey per od wasdi vi. ing i f imentdur he onshore‐offshore sh t ofsed f f the di erence in wave characteristics . Then t lat ionto l iod wasexamined wi lat i thre thre eve eachper onto these measurementsinsandl ,wi. laeobtai fulformu i i i the g nedf rom 1a ns zeanal sofsand samP1es, andintermsofa few use ys former wave f lume experiments .. lows The resul ts are sum marized as fol . During the. lwaveact i i l ionofsediment movement wasonthe wholelandward tythedi rect odsofsma vi per i l ineadvanced seaward. Coarser materials were d l rom the etheshore spersed by wavesf whi he other hand i iods ofs ia lparttothe subaqueous part torm wave ngtheper subaer . ont ,dur ialpar f ivi tythesedimentinthesubaer tandof tom movedtowardthebreakerzone act shorebot. ial l i tomi tyofthe wavebreak point s were nthev cini andpi ed up ontheseabot . Coarser mater. ) ( 5 7.

(3) . 佐々木. 巽. he salne area, al so concentrated by waves att. は じめ に. 砂浜海岸における海浜縦断形の変化に関する研究は, 地形学者ばかりではなく海岸工学の分野の 研究者によっても多くの成果があげられてきた. 特に二次元的な水槽を用いた実験では, 縮尺効果. の問題があるものの, 実験中任意の時点について, 陸上部から海底部にかけての全体的な海浜縦断 形の測量が比較的容易に行えるという利点もあって, す でにいくつかの有益な研究成果が得られて. いる. これに対して自然海浜では, 海浜縦断形のうち, 陸上部についての研究は多いが(たとえば,. Shepard l i 964など) r ng , 1950;Da ,1 , 海底部についての研究は, 地形変化の実測が技術的に困難. l であ る こ と か ら 極 め て 少 い, た と え ば, lnman and Rusnak (1956) ら は 沖 浜 の 海 底 に sandl eve. の 測 定 装 置 を 水 深 18 , 30 , 52 , 70 フ ィ ー ト の 4 地 点に設置したのち, 1箇月に1~2回の割合でア lの季節的な変化を検 クアラン グを装備したダイ バーが測定を行っ て浅海底部におけるsandl eve i igenfunct i 討 した. ま た, Aubrey(1979 ) は 同 様 な 調 査 を 行 っ た の ち, empi r cale on を用 い た 解 析. を行い, 同じく季節的な堆積物移動について検討を行った. しかし, これら2つの研究は陸上部に ついての 地形測量は行っていない. 以上述べたように, 自然海浜における海浜縦断形の変化を研究. する場合, 陸上部と海底部の地形変化を同時に測定し, 両者間での堆積物移動の実態を把握するこ とが望 ましいことは明らか であるが, このような研究は見当らない,. そこ で筆者は従来の二次元水槽実験の研究成果を踏まえて, 二次元性の強い自然海浜を調査地域 lの測定と堆積物の採取を反復実施した. そ として選 び, 陸上部と海底部の双方に ついてsandl eve. うしてこれらの測定結果と堆積物の粒度分析の結果を比較検討して陸上部と海底部との間に生じる 堆積物移動の実態を明らかにすることを試みた.. 調査地域 調査地域は静岡県下田市の多々戸海岸である. この海岸は, 伊豆半島のほぼ先端近くに位置し, 両側 が突出する第三系の岩石 (大部分が火山角磯岩で一部は凝灰岩) からなる岬によ って挟まれた pocket b each である (第1図) . したがって波による堆積物の移動は, 主に海岸に対して直角に行 われると考えられる. 砂浜はほぼ真南に向き, 東西の幅は約5 00mで砂浜の中央部を小河川の多々 戸川が流れている. 海底部に つ いては,1 975年7月 24~25 日に東京教育大学地形営力研究グループ. が詳細な地形測量を行って等深線図を作成した(第2図) . この図によれば, 水深約2mより6,5m 付近まで, ほぼ一様な勾配が続いたのち,6,5~1 om付近までは特徴的な緩勾配の部分がみられ,1 o. m以深になるとふたたびもとの勾配にも どっていることがわかる,. 陸上から海底にかけてみられる堆積物は, ほとんどが貝殻片に富む中砂である. また, 海上保安 庁水路部発行の海図 「下田港至戸田港」 によれば, 下田港の大潮升は1,6mである. ) ( 5 8.

(4) . A 慶 雛. 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. 5 . 0. 0. 30km ! . 2 5om. F~g,2 Submar inetopography and pos i ions t oft raverse A B and C. Fig.I Study area. ,. 調査の方法 調査期間中の波浪に関する資料は, 東京教育大学附属下田臨海実験所 (現筑波大学附属下田臨海 実験センター) の自動海洋観測塔の記録を使用した. また, 欠測期間については, 伊豆半島南端に 位置する気象庁石廊崎測候所の目視観測資料を参考にした, lの測定は, 第2図のA, B, Cの3測線について, 後浜上に基点となる机を 陸 上 部 の sandl eve. 埋設し, 自動レベ ルとげん縄, 箱尺などを用いて行っ た. 一方, 沖浜の海底には第3図に示したよ lの測定装置をB測線の延長上の海底に5m間隔で41本埋設したのち, アクアラン う な sandl eve グを装備したダイ バーが折尺を使用 してsandlevelを測定した, 尚, 各測定装置には最も浅い所よ. り沖方向に, No .0~No .40の番号をつけ, 測定結果はこの番号によって整理した, また, 沖浜の海 lの測定値は, 個個の測定装置が砂れんの峰の部分に 底には常に砂れんが発達しており, sandl eve あるか谷の部分にあるかによって異なる, そこで本研究では, 砂れんの峰と谷の中間にあたる部分 の sandl lの値を採用した. 以上のような測定は, 陸上部・海底部とも2~3日間隔で行っ た(第 eve. 4図) .. 堆積物については,移動が頻繁に起こると考えられる表面から厚さ 5 cm 程度の部分を採取し,粒 度分 析を行っ た. 陸上部の堆積物の採取は be rm crest と berm crest より 海側 20 m の 2 地 点 に つ い. て 行 い, 海 底 部 は 第2 図 に 示 し た No .0, No .10 .20 .30 .40 の 5 地 点 で行 っ た. 堆 積 , No , No , No 物採取は sandlevel の 測 定 と平 行 して 行 っ た.. ) ( 5 9.

(5) . 佐々木. 巽. . - polyethylene bottle -′- 】′ ば. l string -〆÷-- ny on ′′ ″. OFFSHORE BOTTOM. ”” . Fig.3 Devi ce used to measure the sand low water leve l change on the shal bot tom. 1 4. 8. m. A桝. . l u ,2 ¥ 2 3 4 6 6 9 30 3 1 1 7 28 2 82 62 2 4 B B B S S S S. 7 8 9l 2 13 1 41 1o l l 11 61 81 9 20 21 61 ブ1 S. Fig.4 vvave data. B. B. S. S. B : Survey on the foreshore and backshore . S:Survey onthe of f tom. shore bot. ( ) 6 0. B. B. S. B.

(6) . 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. 結果と考察 1 調査期間中の海況 野外調査は1975年7月 24 日より8月21日まで行っ た,自動海洋観測塔の記録により調査期間中. の有義波の波高と周期の変化を第4図に示す, 尚, この図の点線は石廊崎測候所の目視観測 資料に 基づく部分 である. ここで, この図にあらわれた波浪特性の時間的な変化に着目すると 全調査期 , 間をいくつかの特徴的な期間に細分することができる, すなわち, 7月 24~29 日の期間は, 有義波 の周期が約10秒で波高は30~9ocm の値を示し, 静穏な状態であっ たことがわかる 7月 29 日 か . ら8月 4 日までの期間は, 波高が5 0~l oocm と小さいものの周期 は8~9秒で若干短い. 8月 4 ~11日の期間は, 同じく波高は小さいが, 8月 6 ~ 8 日にいたる欠測期間が含ま れる, この欠測期 間は石廊崎測候所の観測資料をみると, 8月 7 日 は 波 高 が2 ~2,5 m, 周 期 が 7 ~ 8 秒 であ っ た, 8 月 11~14 日の期間には著しい周期の増大がみられ 特に1 3日は1 4秒を越える波が観測された. こ ,. れに対して波高は1 3 日 に 10ocm をわずかに上回る程度 であった. 8月14~1 9日の期間は, 全調査. 期間を通して最も波高が増大し, その値は8月16~1 7 日 に か け て 200cm を上回るとともに, 周期 も1 4秒を越えるものが観測された. 2. lの 変 化 陸 上 部 に お ける sandl eve. 陸上部について反復実施した測量の結果明らかになっ た海浜縦断形の変化を第5図に示す 次に, . 「結果と考察」 の1で述べた特徴的な波浪特性を示す各期 間ごとに地形の変化を, B測線 (第5- B図) を中心に説明する. 7月 24~29 日の期間には, 平均海面下の部分でやや侵食が行われたが , beachface から be t付近にかけ てわずかな堆積が行われた. 7月 29 日から・8月 4 日 ま で の rmc r e s 壕. \ . 肝 3 -. 2 9 7 5 / / -ー------- 7 0 1 5 7 ““ t ”…“” / / ・””8 ー ’- .- 5 .-.- ・ー 8 0 4 7 / / ++++++++ 8 1 1 5 7 / / 0 0 0 00 0 0 o o o o o 08 1 4 75 / / 0 0. ・ ●.● 1 7 7 5 ・ 00 ・ / ●8 / ▲△▲▲A▲▲▲8 5 ュ 7 2 / /. 5. 0. o. ー ーー----ーーー 十 ・, も t 十も も,. . ・ ・ 、 . \ ・ --処 さごミご 艶~ 『鞍. 寂キ. ャ. o. -3. 50. oom 1. Fig.5‐A. Changes in the beach prof i le of traverse A (foreshore and. backshor ) e. ) 1 ( 6. 事. 碕 晦i s℃さ誌. 売妾為+++.

(7) . 佐々 木. 巽 ーーーーーーーー一 7 5 2 4 7 / / 5 2 9 7 / / ー-------- 7 5 0 ュ 7 / / ・ ”“8 ”””””“” 5 0 4 7 - / ー .- . - . - - ◆-B / 5 1 1 7 ++++++++8 / / 0 0 0 0 0α 0 0 0 o 0 oa 5 ) 1 4 7 / / 7 5 1 7 / . ・ ● 0 ● ● ● ● ● . ・ ●8 / ▲△△△△△△△B 5 1 9 7 / / ▲▲▲▲▲▲▲▲8 7 5 2 1 / /. 1 50m. ○0 -. 1 5 0. 0. i l Fig.5-B Changes in the beach prof e of traverse B (foreshore and backshore ). 75 ーー-----・”ー 7/29/ . . . . .”…・ ・ ・ 8/01/75 ・ ・”・ . 04/75 -.-. 一 ”-.-.‐ 8/ ++++++++ 8/11/ 75 〇OOOOO OOOoooo8/ュ4/75 0●000000・り00 8/17/75 A▲▲AA▲▲▲ 8/21/75. &. m 3. o. . -. o. 、、 -ー\ 一′-- --. ▽. 、ご g . . 4. .戦 ふ み. .ご 鱈鰹微 細 お* ぬ喝 . 諦古赤. ▽. 力晩成 oabき+”&鉛 毒商a b++. ー3. 1oo m. 50. i le of Changes in the beach prof traverse C (foreshore and backshore ). Fig.5‐C. ) ( 62.

(8) . 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. l が 陸方 向 へ 次 第 に 移 動 し た の が わ か る が, こ れ ら の 移 動 に 伴 っ て beach idge とrunne 期 間 に は, r. l が 10~25cm 上 昇 し, 堆 積 が 行 わ れ た. 8月 4 ~11 face から bermcres t 付近 に か け て, sandl eve. tが陸方向へやや後退し, 平均海面下の部分に著しい砂の堆積が行われた. 日 の期 間 は, bermc r es 4~19日の期 1~1 4日の期間は逆に平均海面下の部分で著しい侵 食が起こった. 8月1 また, 8月1 間は, まず8月17日までに平均海面下の部分から bermcrestに か け て 大 き な 侵 食 が 起 こ り, berm. tの 背 後 に 厚 さ 約 20cm の 砂 層 が 新 た に 堆 tは 約 12 m 陸 方 向 へ 後 退 した. ま た, こ の berm cres cres. 積 して い る の が 注 目 さ れる. 8 月 17~19 日 の 期 間 に は,beachf aceの部分がさらに侵食されたもの tの 位 置 は ほ と ん ど 変 化 し な か っ た. の, berm cres 3. lの 変 化 海 底 部 に お け る sandl eve. lの変化を第6図に示す. 本図によれば, 7月 調査期間中に測定した浅海底における sandl eve. 25~29 日 に は No ,6 ~ No ,27 の 部 分 が侵 食さ れ た, 7月 29 .5 の 部 分 に 堆 積 が 起 こ り, No .0 ~ No 6の部分が侵食域 日から 8月 4 日ま での 期 間 に は, No,0 ~No .7~No .37の部分が堆積域と , , No な っ た. ま た、 8月 4 ~11 日 に は, No .0 ~ No .21 の 区間 は 侵 食 と 堆 積 の 繰 り 返 し が み ら れ る が, N No 分 と ん 変 化 が 認 め ら れ な か っ た, 8 月 11~14 日の期間につい 0 部 に い て は ほ ど 2 2~ 4 の つ o . . て も, 全 般 的 に み て 変 化に 乏 しい が, No ,11~ No ,20 の 部 分 は 堆 .10 の 部 分 は 侵 食 域, No ,0 ~ No. 積域と見倣しうる. 8 月 14~19 日 の 期 間 は, No.0 ~ No.4 の 部 分 が堆 積 域, No,5 ~ No.36 の 部 分 が侵食域である. また, 各期間とも水深の増大に伴っ てsandlevelの 変 化 量 が 減 少 し て い た. No .0 十1ocm 費. F 一& m. 5. 10. 15. 20. 25. 30. A - 4 ,』 , # ′, 。げ,. 35. 40. ,L 皿 燃 壌] ,. 十1ocm. [J uly 29‐August 41. 十1ocm o ‐1o cm. 【A ugust 4‐11]. 十1ocm 0 -1ocm. 【 August ll‐141. 十1ocm 0 -1ocm. 【 August 14‐19I. l on the Fig.6 Changes in the sand l eve f tom of shore bot. 二次元水槽を用いた従来の理論的・実験的な研究成果による検討 Sunamura and Ho i kawa ( ) らは, 種々の波浪特性のもとで二次元水槽による実験を行っ 1974 r 4. た結果, 水槽内に形成される海浜の縦断形を3つのタイ プに分類した, すなわち, Type l は汀線 が lは, 陸方向に大きく後退して砕波点付近の海底から, より海側にかけて砂が堆積するもの, Typel も砂が堆積するも 汀線付近に砂の堆積が生じ, 汀線が海方 向にやや前進すると同時に沖浜の海底に ) ( 6 3.

(9) . . 佐々 木. 巽. の, ま た, Typel l lは汀線付近に著しく砂 が堆積して汀線が海方向に前進し, 沖浜の海底が侵食さ れ. るものである. そうしてこれら3つのタイ プの海浜縦断形が出現する条件 は 次式により 決定でき , る と 述 べ て い る. Ho Lo. 2 7( 畜 ) o 6 ・ 7 -C (如 ず .. (1) ,. ここ で, 瓦。と Loは深海波の波高と波長 であり, t anβ は海底の勾配, d は堆積物の粒径, C は定数 で あ る.. このような二次元水槽を用いた従来の研究は,. その大部分 が規則波を 長時間作用 させるこ とも こ よっ て平衡状態に達した海浜縦 断形を論議の対象 と し て き た. し か し 自 然 海 浜 の 場 合 に は, 常 に 不 ,. 規則 な波 が 入 射 す る た め, 取 扱 い が 極 め て 困 難 で. あ る.そ こ で 一 般 に 短 時 間 の う ち に 入 射 し た 波 が ,. 1霊 園裏驚さ 髪隊 長 浜縦断形が変 化していく ものとする考 え方があ る. 本 研 究 でも こ の よ う な, い わ ゆ る 動 的 平 衡 状. 態が存在す るとの前提のもとに, 調査期間を 「結 果 と 考 察」 の 1 で述 べ た も の と ほ ぼ 同 じ5 つ の 期. 間に分けて計算を行い, 第7図を作成した. 計算 にあたり, 比。と 乙。については各期間における平 均 値 を 用 い た. こ こ で, 気 象 庁 石 廊 崎測 候 所 の 波. 浪目 視 観 測 資 料 は, 自 動 海 洋 観 測 塔 か ら 得 ら れ た. 有 義 波 の 資 料 と 同 じに 取 扱う こ と が で き な い し . か し 計 算 の 都 合 上, 欠 測 期 間 中 の 有 義 波 の 値 を 知. ・る場合には目視観測さ れた波が最大波 る必要があ. Ho. ′ ′ 影才. 〆. F o o l .. ′ I - イ トEィ I 1 I / ・ハ. 1 - ′ ・ トB 『 l ’ 1 ′. /. l. Dゴ ト / ー / ′. /. ′. o oo ・ も, , 。, ,. D〆 ト. l. .. 1. 。 .凹,. 6 7 Q2 d八。f (媛。By ぞ. Fig i nat ononbeacherosionand .7 Exami ‐ ion aCC 1 et. A :Ju l l y 25-29 B : Ju y 29- Augus t4 C: August4-11 D : Augus t ll-14 E : Augus t. 1 4一1 9. に近いものであると 見微して, 鼠m 。 / 息/ 3=1,87の関係式により有義波の波高を推定した. また, t anβ は第2図において水深 が0~23mの区間の平均的な勾配0.024を,また d は,陸上部と海底部 で採取した試料を粒度分 析した結果得られた中央粒径値0.297~0435mm を用 い た 第 7 図 で . . , C=1 8の実線は, Sunamura( 1980 ) が自然海浜について (1) 式を用い, 汀線の前進,後退を検討 した結果得た境界線である. すなわち, 計算の結果がこの境界線より左上に プロッ トされる場合 , 汀線は後退し, 右下にプロ ッ トされる場合には前進することになる ここで第7図について検討す . る と, 8月 14~19 日の期間 は, ほぼこの境界線上にあるが 7月 29 日から8月 4 日までと8月 4 , ~1 1日の期間は, 境界線からやや右下 へ離れ, 7月 24~29 日 と 8 月 11~14 日の期間は 境界線か , ら大きく右下 へ離れている.. l ま た, lppen and Eag 1955 );Eagl 1958 eson( ta( eson );Eagl eson and Dean ,Dean ,and Peral 1959 1 ( G );Eagl d D 1 9 6 1 1 9 6 3 eson ( e n n e a n r a u ) ら c は 海底 上 面 に お け る 堆 積 物 の 初 期 移 動 と確 p , , , ,. 定移動に ついての理論的・実験的な研究の結果, 堆積物が波によって淘汰されるものと考えた そ . れによると, 初期移動の粒径 (Dご ) と確定移動の粒径 (D) はそれぞれ次の式で表わすことができ る.. ) ( 6 4.

(10) . 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. ). f( sf 凶, 2 勤 一 腿 ,S -Sf,L l 3十 i nβ α. 。. o. s. ,. s. (2). ( ) f , き 盲, sinβ . づ (皆). 寸←幼. (3). 但し,. f ( l. 2亭 mh. )= ,平 戸 襟 (i 。. 一 2十(帥 苧)棚n h字} た(台)- {亭(如h字) ここで, H。と し。は深海波の波高と波長,h は水深,S′と 品 はそれぞれ海水と堆積物の比重、β は海 l 底の勾配、 シ は海水の動粘性係数、 T は波の周期 である. Eag esonらによれば、 (2) 式と (3) 式により計算された結果が, D,<Deの時、 Dーよりも細粒な堆積物だけが岸方向に移動するという, また,D,>Deの時には,D,と D。との間にある粒径の堆積物は沖方向に移動し,D。よりも細粒な堆積 物は岸方向に移動するという. そこで本研究の場合についても, すでに述べた特徴的な波浪特性を示す期間に出来るだけ一 致す るようにして計算を行ってみることにした. (2) 式と (3) 式による計算の場合, No 0~No 20の , .. o 区間に つ い て は β=1,65ぴ、No ,30~ No .40 の 区間 に つ いて は β=0.974 と し,Sf=1.023 ,S =2.60 , 2 リ=0.00898cm/ s e cとして計算した, 計算の結果は第8図に示してある. この図には, 海底部で採. 取した試料を粒度分析したのち, ÷≠ 間隔でヒス ザ ラムを作成し, 各粒度階の重量パーセントを 示す長方形の先端の中央部を実線あるいは破線で結んだものと, 算出した D。と Dーの位置が示して ある, この図によれば, いずれの調査期間についても, 採取した堆積物の大部分が算出した Dーより Tabl eI Changes in the median di ameter of beach ial tom mater and bot Med i i t an d ame r( ≠) e l Ju y 24 Aug . 1 berm cr t es 20 m o f f r r sho ef om the be t rm c r es NO.0 NO. 10. Aug . 4. Aug . 9. Aug , 11 Aug . 14 Aug . 19. 1.45 1.60. 1.63. 1.76 1.67. 1,73 1,86. 1.79 1,80. 1,68 1,65. 1.78. 1.42. 1.75. 1,73. 1,46. 1,72. 1.63. 2,00. 1.78. 1.82 1.99. 1,78. 1.76 1.78. 2,00 1.99. 1,68. NO. 20. 1,93. 1,74 1,89. 1.90. 1.85. 1,79 1,91. NO. 30. 1.98. 1,83. 1,88. 1.90. 2.00. 1,95. 2.04. NO. 40. 1,92. 1,87. 2.00. 1.89. 1.87. 1,89. 2.08. ) ( 6 5.

(11) . 佐々木. 異. も小さいことがわかる. したがって堆積物の大部分は, 波浪による移動が常に可能であったものと 考えられる. しかし, 図中で D D。の場合に, どの山が D と Dーにそれぞれ対応するのかは明らか でない. ただ, 波高増大期以後に採取したもの (第8-B図と第8-D図) は, 粗粒な部分が少く なっ ており, 静穏な状態が継続したのちに採取したもの (第8-A図と第8-C図) は, 細粒な部. 分が減少する傾向が認められる. このことは, 陸上部と海底部から反復採取した試料の粒度分析結 果 (第1表) からも明らか である. すなわち, 8月1日に採取した堆積物は, 陸上部と海底部の両 9日の場合は, 逆に細粒となっ ている. 方とも相対的に粗粒 であり, 8月1. へ ′、 ′ 、. / ーー ≦ 下 , ら. 4メ. 3. 2. ー. 3韮. NO.0. NO. 10 、. NO.0. 、. 2. 1. t ,. ‐. \. ^ \ \ . 「 . 4〆 10 NO.. ー ご さ . ,. 20 N0 ,. き. ハ. ー も キ 癒 さ ,. 。, 。. . ー ー. N0,30. N0,30. ー ・ 1 1. 「 11. NO.40. N0,40. ゴ ー Di. ・. pe. July 24 一一-- - -. Di August 4. Au9ust 4. 一 一 - - - - Au9ust lI. i i Fig.8-A Compar requency ze f son of the s ibut ion wi ize(Di di tr ththeincipients ) s i i i D dt h i l b ) eequ rum sze( e an. ) ( 66. ize f Compar i requency son of the s ipi i di i ion wi but tr ththeinc ) ents ze(Di s i l i i D dt h b ) eequ rum sze( e an. Fig.8-B.

(12) . 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. NO 20 .. N0, 30. 40 NO.. Di ー---------- August l1 一一---- August 14 ison of the s Compar ーze ion wi ibut th f tr n s reque cy di ipients i theinc Di ze( )andthe. Fig,8-C. Da pi ー-------- August I4 ー--一一一 August 19 ize frequency Comparison of the s di ibut i tr th the incipi ts i )and s on wi es ze(Di l i br ium s theequi i ) ze(De. Fig,8-D. i l ibr ium s ze(De) equi. 5. 陸上部・海底部間の堆積物の移動. 以上述べた事項を総括するため, 調査期間に生じた陸上部と海底部間の堆積物の移動につ いて考 察する. 7月 24~29 日の期間には, 陸上部では beachfaceか ら berm crestの 陸側 お よ そ 15 m の 地点までに砂の堆積がみられ, 汀線はわずかに海方向へ前進した. 一方, 沖浜の測定区域にあたる 海底では, No 7の部分が侵食域となった. このような事実と第7図より, この期間の全般 .2 ,6~No l lの海浜縦断形に向けて地形変化が進行していたものと 的な堆積物移動の方向は陸向き で, Typel i dgeとrunne lの移動に伴う陸方向 考えられる.続く7月 29 日から8月 4 日にかけては,陸上部でr N 6~ 3 7の区間に砂が堆積した o への堆積物の移動がみられ, 海底部では, No . . . これらの事実と第 lの海浜縦断形を指向 7図より, この期間の堆積物の移動は陸と海の両方向に行われており,Typel. する地形変化が進行したと考えられる. 8月 4 ~11 日 の 期 間 に は, 陸 上 部 で berm crest が わ ず か な がら後退し, 平均海面下の部分に著しい砂の堆積が起こっ た. 一方, 海底 では, No .20の区 ,0~No. 間で侵食域と堆積域が交互に出現した. この期間は, 8月 7 ~ 8 日に波高が若干増大したために全 般的な堆積物移動の状況を推定することが困難である. さらに, 8月11~14日の期間について考察 すると, 陸上部は平均海面下の部分が著しく侵食さ れたが, beach face か ら berm crest 付 近 ま で は砂が堆積し, bermcrest と 汀 線は, い ず れ も 海 方 向 へ 前 進 し た こ と が明 らか に な っ た. 一 方, 海 ) 67 (.

(13) . 佐々木. 巽. lの変化の絶対量が少いが, No 底部 では調査期間が短いこともあってsandl eve ,0 ~ No.10 の 区 間 が侵食域となっ た. これらの結果と第7図から, 全般的な堆積物移動の方向は陸向き であり, Type. l l lの海浜縦断形を指向する地形変化が進行したと考えられる. また, 8月14~19日の期間には陸上 tが大幅に後退し, 全般的に大規模な侵食が進行した が, 新しい 部で, 8月17 日 ま でに berm c r e s. berm c tの背後の be r e s rm 上には砂が堆積した. 一 方, 海底 では, No ,0~No .4の区間が堆積域,. No .5~No .36の区間が大規模な侵食域となっ た.これらの結果と第7図より,大規模な砂の堆積域 は No 4 . より浅い沖浜の海底部にあると考えられ, 陸上部の堆積物とともに海底部の・No .5~No . 36の侵食域に存在していた堆積物は徐徐に上述の堆積域に移動したものと考えられる. lの測定の範囲は, 水深3.58mの地点から8, 沖浜の海底で行っ たsandl eve 39mの地点に至る約 2 00mの区間であるが, これより深い部分では考察にあたっ て特に問題になるようなsandlevel の 変化はなかっ たものと考えられる. こ れはlnman and Rusnak (1956) や Aubrey (1979) ら がア. lの季節的な変化 メリカ合衆国太平洋岸の調査地域で行った長期間の調査結果をみて も, sandl eve. 量は, 水深lomの地点で1ocm を越えることが極めてまれであっ たという事実に基づく. 海底の堆 積物は, 大部分が調査期間中の波浪資料をもとに 計算された初期移動の粒径よりも小さく, 十分移 動できる状態にあっ たことがわかっ た. 特に第1表では, 陸上部・海底部ともに, 8月1日には粗 粒な堆積物が採取されており, 8月1 9日には細粒な堆積物が採取されているのが注目される. これ は, 静穏な状態 では 粗粒な堆積物 が陸上から海底にかけて広く分散するが, 波高増大期直後には粗 粒な堆積物が砕波点付近の海底に集積していることを意味する. しかしながら, 第8図にみられる ような海底堆積物の粒度組成の変化を起こす原因については, 波の淘汰作用により選択的に堆積物. が移動したことによるのか, 海底の表面部分が全面的な移動を起こしたことによるものかは判断で き な い.. おわりに. この研究では, 砂浜海岸の陸上部と海底部の両方について, sandl lの測定と堆積物の採取を eve 繰り返して行い,その結果得られた測定資料と粒度分析の結果と調査期間中の波浪の資料をもとに, 陸方向と海方向への堆積物移動の実態を解明しようとした. この調査 では, 砕波点とその周辺部の lの測定が非常に困難なため測定の対象から除外した しかし この部分は か 海底 は, sandl eve , , . lの変化が生じていた可能性が高く, 今後はこの部分についての実測資料を得 なり大きなsandl eve. ることが望まれる.. ) ( 68.

(14) . 砂浜海岸における汀線に直角方向の堆積物移動. 参考 文 献 Aubrey 1pat fonshor 1 9 9 f 7 ternso ) 賢 a e/of shores ediment movement 1 ,D.G,( ,Seasor , Jour ,Ge0phys .Res . . ,Vo 84 .6347-6354 . ,p. Dar l i 1964 lchange ) ng l i nbeache th At si tofthe Uni softhe Nor t ant ccoas edStates . M.( ,J ,Seasona .Proc .9th Conf C E 2 3 6 2 4 8 t - o a s n . . g . . . ,p Eag l l 1958 ta( eson i ) i ra i i tespher l csofthe mot on ofd s cre .S . . A.Pe ,P ca , R, G. , Dean ,and L , The mechan bot imentpar i tomsed l l i t U S A C fE B hE c esduetoshoa ng waves i B r m o r dT h so n r s e a y p g c r o s o n o a r e c . ., . , . N1 emo , No .104 .41 . ,p Eag l 1959 eson i ) iment par i l avei tom s nduced mot t on ofbot ed c e s , P.S.and R. G, Dean( , Wr ,Jour ,ofthe Hydrau l i i i A S C E V l 8 5 3 5 csDi s o n v , o. ,p . -79 , , Eag l 1961 i eson l i br iumcharac enne i i ) ter t f s csofsandbeachesi ntheof .S . shor ,P .A.Dracup( e ,B.G1 ,andJ ,Equ U S A C fE B h E i B d T h N 1 zone r m o r so n N 1 2 6 r s e a c r 6 6 o s o n o a r y p e c g e mo o . .. . , . . . ,p . , Eag l 1963 l i eson br ium charac enne ) i i ter t he s csofsandbeaches . .A,Dracup( ,P.S ,B.G1 ,andJ ,Equi .Jour .oft Hydrau i l i l cs Di vi s on .89 ,35-57 ,ASCE,Vo , ,p. lnman 1 1956 ) 1ont hebeachandshe く( 1 fatLaJoua nsand. i forn i eve .and G,A.Rusna ,D.L a ,Changesi . ,Cal U.S.Army CorpsofEngr ion Board Tech 【 s emo No . ,Beach Eros .M .82 ,30 . ,p lppen l 1 955 i eson( ) l ingonap lanebeach ngby wavesshoa .Eag ,A.T.and p,S ,A studyofsedimentsort .U. S B h E i B d T h M 【 N s e 6 3 8 3 a c r o s o n o a r e c m e o o .Army CorpsofEngr . , . . . ,p . .. 海上保安庁 ( 1 ) 95 7 0 00 ) 海上保安庁水路部, No 4 , 海図 「下田港至戸田港」 , (1:5 .8 ,0 .. Shepard 19 0 5 i f ia ) ion Board orn s ,P.( ,F .U.S .Army CorpsofEngr ,BeachcyclesinSouthern Cal , ,BeachEros Tech 1 emo .N .No .20 .26 . ,p Sunamura ikawa 1974 ionalbeacht ) format i rans on duet o waves , T,and 日or , K.( , Twひdimens . Proc ,14th Conf C E t 9 2 0 3 8 o a 一9 s n r s g p . , . . ,.. Sunamura imi 1 98 0 ing eros i t i ) lbeaches t onand accre on ofnatura t , T.( ,Parametersfordel . Ann , Rep , , ,lns i Geos i 5 1 4 c v 一5 p . .Tsukuba .6 ,Un . . ,No ,. ( ) 69.

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参照

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