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群馬県における工業立地と工業団地の地域的展開

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Academic year: 2021

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群 馬県 にお ける工 業立地 と

工 業団地 の地域 的展 開

菊 地 一 郎* TheIndustrialLocationandRegionalDevelopmentofIndustrialParks inGunmaPrefecture IchiroKikuchi は じめ に 首 都 圏 に お け る工 業 立 地 と工 業 団 地 の 地 域 的 展 開 の 実 証 的研 究 は,埼 玉 県 か ら始 ま って, 千 葉 県,栃 木 県,茨 城 県 と進 ん で 今 回 は群 馬 県 を取 り上 げ る. 群 馬 県 にお け る 戦 後 の復 興 は,伝 統 と技 術 の 蓄 積 を もっ 蚕 糸 業 と農 業 の 復 興 か ら始 ま っ た.や が て 農 業 県 か ら工 業 県 へ の 脱 皮 を 目指 し,1958年(昭 和28)の 工 場 設 置 奨 励 条 例 の 施 行 を 皮 切 り に 工 場 誘 致 政 策 を 推 進 した. 63年 に 県 企 業 局(開 発 課)に よ って,県 内 で 最 初 の工 業 団 地 で あ る大 八 木 工 業 団 地 が 高 崎 市 に造 成 され,以 来,96年(平 成8)3.月31 日 現 在 で124の 工 業 団 地 が 造 成 ・分 譲 済 と な っ て い る.そ の う ちで 県 企 業 局 に よ る もの は,団 地 数 で 全 体 の48%,団 地 面 積 で59%, 企 業 数 で35%を 占 め て お り,県 主 導 が 明 瞭 で あ る. 前 述 の 大 八 木 工 業 団 地 が 造 成 され た63年 と いえ ば,国 の 経 済 政 策 が 戦 後 復 興 か ら高 度 成 長 へ 転 換 して 間 もな い 頃 で あ り,や が て 第 一 次 石 油 危 機(73年 秋)を 経 て 安 定 成 長 期 に 入 り,臨 海 立 地 型 の 重 厚 長 大 型 工 業 が,産 業 公 害 もあ って 停 滞 し,代 って 軽 薄短 小 型 の 加 工 組 立,内 陸 立 地 型 工 業 の 発 展 に 支 え られ て 内 *き くち い ち ろ う 文 教 大 学 教 育 学 部 陸 工 業 団 地 と,従 業 者 用 の住 宅 団 地 の 地 域 展 開 が進 行 して い った. 地 域 経 済(都 ・道 ・府 ・県 レベ ル 〉 の 消 長 に も研 究 上 の興 味 を そ そ られ るが,工 業 団 地 や 住 宅 団 地 は戦 後 に 登 場 して きた ビジ ュア ル な 新 し い地 域 的事 象 で あ り,経 済 地 理 学 の 視 点 か ら格 好 の研 究 対 象 と な る.国 ・県 の政 策 ・施 策 が あ って ,地 域の条件 ・環境の もとで 企 業 ・経 営 の選 択 に よ って 生 起 す る地 域 的 事 象 で あ る.も っと も最 近 は,民 間 活 力 を 引 き 出 す 必 要 に迫 ま られ,規 制 緩 和 の 声 が 大 きい. と もか く,産 業 政 策 論 とか,立 地 政 策 論 の立 場 か らで は な く,実 証 的 に経 済 地 理 学 の 視 座 か ら地 域 的 事象 を追 求 しよ うとす る もの で あ る. 1.自 然 環 境 と工 業 立 地 基 盤 a.自 然 環 境 (1)本 県 は,本 州 の ほ ぼ 中 央,関 東 地 方 の 北 西 部 に位 置 し,ま た,太 平 洋 側 と 日本 海 側 と を 結 ぶ 中 間 点 に あ る 内 陸 県 で あ る.そ の 形 状 は,鶴 が 東 の 空 に 向 か って 舞 い発 つ 姿 に似 て い る と い わ れ る.東 は栃 木 県,北 は 福 島 県 と 新 潟 県,西 は長 野 県 に,そ して 南 は 埼 玉 県 に そ れ ぞ れ 隣 接 す る. 首 都 の 東 京 都 に も近 く,都 心 か ら60∼165km 圏 内 に全 域 が 包 含 さ れ,東 西 約95km,南 北 約 119km,面 積 は約6,363k㎡(国 土 面 積 の1.71%) で,全 国第21位 と な って い る.関 東 地 方 で は

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栃 木 県 に 次 ぐ第2位 で あ る. (2)本 県 の 東 ・北 ・西 の 三 方 を,高 峻 な 山地 に 囲 ま れ,南 東 側 だ け が 関 東 平 野 の 北 西 部 に 当 た る低 地 と な って 開 け て い る.東 部 山 地 は, 足 尾 山 地 と その 北 方 の 日光 火 山群 を 含 み,北 部 山地 は,越 後 山脈 の一 部 と,那 須 火 山 帯 に 属 す る 諸 火 山 地 域 か らな る.南 西 部 山 地 は, 埼 玉 県 との 県 境 に 関東 山 地 が そ び え,そ の 北 縁 に は 丘 陵 が 分 布 す る.そ れ らは 関 東 山 地 の 前 山 を な して い る. 本 県 の 最 高 峰 は,東 部 山 地 の 日光 火 山 群 に 属 し,栃 木 県 との 県 境 に そ びえ る 日光 白根 山 (2,578m)で あ る.そ れ は ま た,北 関 東 第 一 位 の 高 山 と して 知 られ る.次 いで 北 部 山 地 に 含 ま れ,わ が 国 の 代 表 的 活 火 山 で あ る浅 間 山 (2,568m)が あ る.同 じ く北 部 山地 に 含 まれ るが,県 境 の ほぼ 中 央 に と も に典 型 的 な 火 山 で あ る赤 城 山 く1,828m)と 榛 名 山(1,449m) が 利 根 川 を は さん で 東 西 に 並 立 し,西 の 奇 峰 妙 義 山(1,!04m)と と もに 厂上 毛 の三 山 」 と して 知 られ る. (3)本 県 の気 候 は,北 部 は む し ろ裏 日本 式 気 候 に 属 し,冬 季 は 季 節 風 に伴 って しば しば 雪 や雨 が 降 る.県 北 の 山 間 部 に豪 雪 を降 らせ た 季 節 風 は,利 根 川 の 本 ・支 流 の 谷 に沿 った 山 麓 平 野 を,古 来 上 州 名 物 と な つて い る乾 燥 し た空 っ風 と な って 吹 き荒 れ る.南 部 は北 部 と は異 な り,太 平 洋 斜 面 に位 置 す る関 東 平 野 の 典 型 的 な 表 日本 式 気 候 で,北 部 と南 部 と は 対 照 的 で あ る.降 水 量 は 本 部 山岳 部 に多 く,南 部 平 野 に 少 な い.と くに 南 部 に お け る 日照 度 は,高 知 県 に次 ぐ全 国 第 二 位 で あ る.夏 は 南 東 の 風,冬 は北 西 の風 が 多 い.全 般 的 に み て, 高 燥 な 内 陸 性 で 年 間 を 通 じて 降 水 量 は少 な く, 寒 暖 の 差 が 比 較 的 大 き い. b.工 業 立 地 基 盤 (1)工 業 適 地 と は,工 業 立 地 法 に基 づ き,県 が 工 場 立 地 条 件 を 調 査 し,そ の 結 果 が工 場 立 地 調 査 簿 に登 載 され た 土 地 で あ る.県 内 の 工 場 適 地 は,53地 区1,289haの う ち,立 地 済 み は331ha,立 地 率26%(94年 現 在)で,ま だ 74%の 工 場 適 地 が 未 利 用 で 残 さ れ て い る.な お,調 査 は 県 内 を8調 査 区(桐 生,太 田 ・館 林,吾 妻,沼 田 ・利 根,前 橋 ・伊 勢 崎,高 崎 ・安 中,渋 川,藤 岡 ・富 岡)に 分 け ら れ, 隔 年 で4地 区 ず っ 調 査 が 実 施 さ れ て い る. と こ ろ で,県 企 画 部 土 地 対 策 課 の 資 料 に よ れ ば,本 県 の 地 形 を 低 地 ・台 地 ・丘 陵 地 ・山 地 等 の 地 形 区 分 に よ っ て 分 類 す る と,農 地 や 都 市 的 土 地 利 用(工 場 用 地 を 含 む)の 中 心 と な る 低 地 ・台 地 の 占 あ る 割 合 は,全 体(6,363ha) の19 .5%(1,239ha)と2割 弱 に す ぎ な い. さ ら に 傾 斜 度 別 に み て み る と,傾 斜 度0。 ∼3。 の 平 坦 な 土 地 は,全 体 の14.5%を 占 あ る に す ぎ ず,面 積 で は876k㎡ で,栃 木 県(1,888k㎡)や 埼 玉 県(2,032k㎡)の2分 の1以 下,茨 城 県 の 3分 の1以 下 と な っ て い る. 県 内 を 市 町 村 の 行 政 区 画 に 基 づ い て,図1 の 様 に 中 ・北 ・東 ・西 毛 の4地 域 に 分 け て み る と,地 域 面 積 別 に は,北 毛 ・西 毛 ・東 毛 ・ 中 毛 地 域 の 順 に な る が,傾 斜 度oo∼3。 の 平 坦 地 面 積 で は,前 橋 と 高 崎 両 市 を 含 む 中 毛 地 域 が 県 全 体 の36%を 占 め て も っ と も 広 く,次 い で 東 毛(31%),北 毛(22%),西 毛(11%)の 順 と な っ て い る.後 に こ の 地 域 区 分 は,北 部 (北 毛)と 南 部(東 ・中 ・西 毛)に 分 け ら れ る が,そ の 場 合 は 北 部22%,南 部78%と な る. こ れ を 工 場 適 地 の 分 布 に っ い て み る と,全 体 で1,289haの う ち,北 部 地 域 は わ ず か18,8% を 占 め る に す ぎ な い.次 に 工 場 適 地 の 約 81.2%を 占 め る 南 部 地 域 に っ い て,東 毛 33.7%(434ha),西 毛25.9%(334ha),中 毛21.6%(278ha)の 順 で あ る.平 坦 地 の 存 在 が,工 場 適 地,さ ら に は 工 場 立 地 に と っ て い か に 重 要 な 意 義 を もっ か は 述 べ る ま で も な い で あ ろ う. ② 交 通 運 輸 に つ い て,ま ず 道 路 で は 関 越 自 動 車 道 を は じ め,東 北 自 動 車,上 信 越 自動 車 道 な ど の 高 速 自 動 車 道 が 整 備 さ れ て い る.ま た,国 道17号,18号,50号 な ど 幹 線 道 路 に 加

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群馬 県 にお け る工 業立 地 と工業 団地 の地 域 的展 開 群 馬 県 企 画 部 土 地 対 策 課(1996):ぐ ん ま の 土 地,P3 え て,主 要 都 市 間 を 結 ぶ 主 要 地 方 道 が網 目状 に整 備 され,発 達 して い る. 鉄 道 も,JR東 日本 の 高 崎 線 上 信 越 線 が 東 京 と裏 日本 を 結 ぶ 動 脈 的 役 割 を果 た し,こ れ に両 毛 線,齟八 高 線,足 尾 線 長 野 原 線 が 通 じて い る.ま た,東 京 と新 潟 を結 ぶ 上 越 新 幹 線 は,本 県 を 南 北 に縦 貫 して い る.私 鉄 の 東 武,上 信,上 毛 の 各 社 線 も,新 幹 線 やJR各 線 の 補 完 的 役 割 を 果 して い る. (3)工 業 用 水 に つ いて,利 根 川 本 流,お よ び そ の 支 流 の 渡 良 瀬 川,吾 妻 川,烏 川 な ど大 小 河 川 が 流 下 し,こ れ らの 河 川 に よ って 涵 養 さ れ た 天 与 の 地 下 水 源 に 恵 まれ,極 め て 豊 富 な 帯 水 層 を 形 成 して い る.本 県 に お け る工 業 用 水 の使 用 状 況 を み る と,地 下 水 に その ほ とん ど を依 存 して い る.し か し,工 業 開 発 の 進 展 に伴 って 工 業 用 水 の 使 用 量 が増 加 し,局 地 的 に は供 給 不 足 の 懸 念 も生 じて きた.そ こで 化 学 工 場 の 多 数 立 地 す る渋 川 地 区 に 県 営 の 渋 川 工 業 用 水 道 を完 成 し,ま た県 東 部 地 域 の 工 業 開 発 の 拠 点 で あ る太 田 ・大 泉 地 区 に同 じ く県 営 の 東 毛 工 業 用 水 道 を 完 成 した.前 者 の 給 水 能 力 日量 は,120,000㎡,後 者 は 同 じ く, 128,500㎡ で あ る. (4>水 力 発 電 に つ い て,戦 後 の ダ ム 建 設 に よ って 利 根 川 水 系 を 主 体 とす る本 県 の 水 力 発 電 は,「 電 源 ぐん ま」 と い わ れ る 程 の 全 国 有 数 の 発 電 力 を有 して い る.52年 に は年 間 発 電

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量 は22億kwhで,そ の 約8割 を 県 外 へ 送 電 して い た.し か し,そ の 後 の 県 内 の 産 業 の 発 展 と県 民 生 活 の 向 上 に よ って,県 内 電 力 消 費 量 は年 々 増 加 の一 途 を た ど り,他 方 県 外 へ の 送 電 量 は 減 少 して い った.58年 に は 年 間 発 電 量26億kwh,県 外 送 電 は そ の 内 の 約66%, 64年 に は 年 間 発 電 量28億kwhに 対 して 県 外 送 電 量 は そ の27%に 減 少 した.ま た,県 内 電 力 消 費 量 は 約21億kwh,そ の う ち 製 造 業 は 13億kwhで あ っ た.66年 に は 県 内 の 年 間 発 電 量 は 約34億kwhで,ま だ 供 給 余 力 は 十 分 とい わ れ た. しか し,69年 に な る と 消 費 量 が 約37億kwh に 達 し,県 内 発 電 量 で は不 足 す る の で 県 外 か らの 送 電 に 依 存 す る こ とに な り,電 力 消 費 県 とな っ た.95年 度 の 県 内 年 間 消 費量 は,約63 億kwh,対 前 年 度 比3%増 で あ っ た.そ の う ち 製 造 業 は約60億kwh,95%余 を 占 め て い た.94年 現 在,日 本 の 水 力 ・火 力 ・原 子 力 の比 率 を み る と,8:64:28で,水 力 発 電 の 比 は 年 々下 が って い る.日 本 全 体 の水 力 発 電 量 は757億kwhで あ るか ら,本 県 の 占め る地 位 は 決 して 低 い もの で は な い.発 電 所 数 は全 部 で70数 カ所 を 数 え,そ の うち 県 営 の20数 カ 所 を 除 い て ほ とん どが 東 京 電 力 の 所 有 で あ る. 全 国 屈 折 の 発 電 県 と して,送 電 設 備 の 整 備 等 が 進 め られ て きた こ と を考 慮 す れ ば,立 地 条 件 と して の 有 利 性 を 現 在 な お評 価 で き るで あ ろ う、 (5>労 働 力 に つ い て,本 県 の人 口 は,高 度 経 済 成 長 期 に入 る60年 の157万8,476人 か ら96年 (10月1日)201万742人 で,こ の36年 間 に43万 2,266人(約1.3倍)の 増 加 と な って い る.一 方,人 口 増 減 率 を み る と,73年 を ピー ク に そ の後 の 伸 び は鈍 化 して い るが,社 会 動 態 で は, 65∼70年 頃 は 転 出超 過 で あ った もの が,76年 に は 転 入 超 過 に転 じ,そ の後 現 在 に 至 る ま で そ の 状 況 は 続 いて い る.生 産 人 口(15∼64才) の 割 合 は,82年 か ら上 昇 し続 け,91∼93年 に か け て68.3%に まで な った が,94年 に は13年 ぶ りに 低 下 に 転 じ,96年 に は67.6%に な って い る. 県 内 の 人 口 動 態 の 地 域 分 布 の 変 化 に っ い て み る と,94年10月1日 現 在,県 人 口200万 6,292人 の う ち,中 毛 地 域41.9%,東 毛28.8%, 西 毛14.8%,北 毛14.5%と な って お り,首 都 圏 の 都 市 開 発 区 域 と して 工 業 団 地 な ど諸 整 備 が 進 ん で い る中 毛 お よ び 東毛 地 域 の平 野 部 に 人 口 の 集 中(70.7%)が み られ る.ま た,本 県 人 口 は84年 か ら94年 ま で に10万2,791人 増 加 して い る が,こ の 増 加 比 率 を 地 域 別 に み る と,中 毛60.8%,東 毛28.9%で,両 地 域 で 90%近 くを 占 め て い る. 県 内 の 新 規 学 卒 者 の 状 況 に つ い て み る と, 96年3月 現 在 で 中 学 校 卒 業 者2万5,653人, 高 校 卒 業 者2万5,712人 の う ち,就 職 者 数 は 中学 校371人,高 校6,807人(い ず れ も就 職 ・ 進 学 者 を 含 む)と な って い る.新 規 学 校 卒 業 者 の 県 内 就 職 率 は全 国 的 に も高 水 準 に あ り, 地 元 指 向 の 強 ま り と,県 内 の雇 用 機 会 の 拡 大 に よ って これ ら就 職 者 の 県 内就 職 率 は80%を こえ る 状 況 に あ る.さ らに,県 内 出身 の 都 内 大 学 生 ・短 大 生 な どのU夕 一 ン組 の 増 加 もみ られ,立 地 企 業 の業 種 と雇 用 条 件 次 第 で は, 有 望 な 労 働 力 市 場 とな って い る. 2.工 業 立 地 と工 業 団 地 の地 域 的 展 開 a.工 業 生 産 の 復 興 と発 展 (1)工 業 生 産 の 復 興42年 末 か ら第 二 次 世 界 大 戦(太 平 洋 戦 争)の 戦 況 は,日 本 に と って 明 らか に不 利 と な り,45年2月 に は 国 内最 大 の 中 島飛 行 機 工 場 の あ った 新 田郡 太 田 町(現 太 田 市)や 邑 楽 郡 小 泉 町(現 大 泉 町)が 猛 爆 撃 を 受 け,8月 に入 る と前 橋 ・高 崎 ・伊 勢 崎 も爆 撃 に さ ら され て,甚 大 な 被 害 を 受 け た が, 8月15日 に敗 戦 を 迎 え た.残 っ た もの と い え ば,荒 廃 した 国 土,軍 需 産 業 に 転 換 さ れ た 工 場 跡,増 加 し た 人 口 な ど で,戦 後 の 数 年 間 は 深 刻 な 食 料 ・衣 料 不 足 の た め に 耐 乏 生 活 を 強 い られ た.と くに,食 料 難 は 深 刻 で

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群馬 県 にお け る工 業立 地 と工業 団地 の 地域 的展 開 あ った. 戦 後 の 復 興 は,伝 統 と技 術 の 蓄 積 が あ る農 業 と蚕 糸 業 か ら始 ま った.一 方,戦 後 の46年 2月,旧 軍 需 工 場 は賠 償 の対 象 と な り,ま た 原 材 料 の 不 足 や 設 備 の 荒 廃 もあ って,そ こで は わ ず か に従 業 者 の 厚 生 用 に 鍋 ・釜 ・農 具 な ど を 細 々 と生 産 す る に と ど ま って い た.工 業 は,蚕 糸 業 と連 動 す る製 糸 業 ・絹 織 物 業 に代 表 され る繊 維 工 業 を 中心 に 復 興 し,朝 鮮 戦 争 下 の 特 需 ブ ー ム に も支 え られ て,47年 の 段 階 で は 工 業 従 業 者 数 は戦 前 よ り少 な か った が, 55年 に な る と,従 業 者9万1,482人 で ほ ぼ 戦 前 に 戻 り,事 業 所 数 は1万509を 数 え た.ま た,製 品 出 荷 額 で は第1位 の 繊 維 工 業 が そ の 33.2%,第2位 の 食 料 品26.9%で,両 者 を合 わ せ て 約70%を 占 め た.第 二 次 産 業 の 生 産 所 得 が,第 一 次 産 業 の そ れ を 上 回 るの は61年 で あ り,そ れ 以 降 そ の 格 差 は 次 第 に 拡 大 し て い った. (2)工 業 生 産 の 発 展60年 に 政 府 は高 度 経 済 成 長 政 策(61∼70年 間)を 打 ち 出 す が,こ の 時 期 を 画 期 と して 本 県 の 産 業 構 造 が 大 き く変 化 した.す で に農 業 県 か ら工 業 県 へ と 変 容 を 遂 げ て い た が,さ ら に 電 気 機 器 ・輸 送 機 器(自 動 車)を 含 む 金 属 機 械 を 中 心 と す る 重 化 学 工 業 が,軽 工 業 と の 地 位 を 逆 転 さ せ て 優 位 に 立 ち,本 県 を 代 表 す る 産 業 に な った. この 重 化 学 工 業 化 は,ア メ リカ進 駐 軍 に接 収 さ れ て い た 旧 中 島飛 行 機 の 各 工 場 跡 地 の 返 還 を 受 け,そ れ を活 用 す る こ とか ら始 ま った. ま た,県 の59年 工 場 誘 致 条 例 公 布,62年 団 地 造 成 に 関 す る条 例 公 布 な ど が,こ の 傾 向 を助 長 した. 満 州 事 変(31∼33年)以 後,中 国 との15年 戦 争 に 突 入 す る と,軍 需 工 業 を 中心 に 重 工 業 が 本 県 で も発 達 した.そ の 核 心 と な った の が, 17年(大 正6),中 島 知 久 平 の 故 郷 の 新 田郡 尾 島 町 や 太 田 町 に 創 立 さ れ た 中 島 飛 行 機 製 作 所 で あ っ た.や が て 合 資 会 社 を 経 て31年 (昭 和6)に 株 式 会 社 と な り,三 菱 重 工 業 と 並 ぶ 日本 の 代 表 的 航 空 機 メ ー カ ー に成 長 した. 敗 戦 の 年 の45年 に は第 一 軍 需 工 廠 に選 定 され, 国 営 工 場 と な った.戦 争 末 期 に は主 力 工 場 の 太 田 ・小 泉 の ほ か,前 橋 ・堤 が 岡(現 群 馬 町)お よ び県 外 の 宇 都 宮 ・大 宮,都 下 の 田 無 ・武 蔵 ・多 摩 な どの 関 東 各 地 に 分 工 場 や 関 連 施 設 が っ く られ た.そ の 他,県 内 に は理 研 金 属 工 業(前 橋 市),関 東 製 鋼 ・関 東 電 気 化 学 (北 群 馬 郡 渋 川 町),小 島 機 械(高 崎 市),桐 生 機 械(桐 生 市),沖 電 気(甘 楽 郡 富 岡 町) な ど が あ っ た. サ ン フ ラ ン シス コ平 和 条 約 の 締 結(51年) の 後 に,69年 に は県 下 で ア メ リカ 駐 留 軍 に接 収 さ れ て い た 施 設 は全 部 返 還 され た. 旧 中 島 飛 行 機 は,戦 後 に富 士 産 業 株 式 会 社 と改 称 して 平 和 産 業 に転 進 しよ う と した が, 財 閥 解 体 の 指 令 を 受 け,15社 に 分 割 さ れ 母 体 は,工 廠 の 残 務 整 理 と民 需 品 の 生 産 を 行 って い た.53年 に設 立 され た富 士 重 工 業 株 式 会 社 は,55年 に 分 割 され た会 社 を合 併 し,戦 前 の エ ン ジ ン生 産 の 技 術 を生 か して ス ク ー ター ・ 軽 自動 車,さ らに 小 型 乗 用 車 の 生 産 に成 功 し, 生 産 工 場 を 各地 の 旧中 島 飛 行 機 工 場 跡 地 に 建 設 して 大 企 業 に 成 長 した.ま た,太 田市 に は 同 社 太 田工 場 を 中 核 に企 業 城 下 町 を 形 成 して い る. 57年 に返 還 され た 前橋 キ ャ ンプ 跡 地 に は, ダ イハ ツ前 橋 製 作 所,尾 島 町 に は三 菱 電 機 株 式 会 社 群 馬 製 作 所 が 進 出 した.大 泉 キ ャ ン プ 跡 地 に は,59年 に 三 洋 電 機 株 式 会 社 東 京 製 作 所 が 進 出 し,テ レ ビ ・半 導 体 な ど電 機 器 具 生 産 を行 い,企 業 城 下 町 を 形 成 して い る.富 士 重 工 と三 洋 電 機 は,そ れ ぞ れ輸 送 機 械 と電 気 機 器 生 産 に お け る 本 県 を 代 表 す る 大 企 業 で あ る. b.工 場 誘 致 と工 業 団 地 造 成 本 県 で は,一工 業 県 へ の 脱 皮 を 目指 し,本 格 的 な 工 場 誘 致 の 第 一 歩 を 踏 み 出 す べ く53年 に,工 場 設 置 奨 励 条 例 を 制 定 し た.56年 に

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首 都 圏 整 備 法 が 施 行 さ れ,そ の 適 用 地 域 は73 年 ま で に太 田 ・館 林 地 区,前 橋 ・高 崎 地 区, 桐 生 地 区 な ど計24市 町 村 に 及 ん で い る.こ の 首 都 圏 整 備 法 の 趣 旨 は,都 内 の 工 場 の 立 地 制 限 ま た は分 散 に あ るの で,政 府 の 高 度 経 済 成 長 政 策 に呼 応 す る形 で,受 皿 と して59年 に 工 場 誘 致 条 例 を制 定 して 積 極 的 に 工 場 誘 致 を 図 る こ と と した.な お,こ の条 例 はそ の 後 の 急 激 な工 業 化 が 各 種 公 害 の 派 生 す る恐 れ が で て き た の で,72年 に廃 止 して,新 た に 工 場 立 地 適 正 化 条 例 を 施 行 して 業 種 の選 択 立 地 規 制 を 強 化 す る こ と と した. 64年 に は,県 は 団 地 造 成 事 業 に 関 す る条 例 を 制 定 し,工 業 団 地 お よ び 住 宅 団 地 の 用 地 取 得 造 成 の た あ に 県 企 業 局 を 設 置 して, 事 業 を 推 進 す る こ と に な っ た.政 府 の 工 場 誘 導 ・導 入 ・工 業 開 発 対 策 と して は,首 都 圏 整 備 法 の ほ か に,低 開 発 地 域 工 業 開 発 法 (51年),農 村 地 域 工 業 導 入 促 進 法(71年), 工 業 再 配 置 促 進 法(72年),過 疎 地 域 振 興 特 別 措 置 法(80年)な ど が あ り,そ れ ぞ れ 本 県 内 に指 定 地 域(市 町 村)が あ る.実 質 的 に推 進 母 体 で あ る. 71年 に 策 定 され た 県 の 長 期 計 画 「住 み よ い 郷 土 の 建 設 計 画 」 の 中 で,工 業 団 地 の 計 画 的 造 成 と,宅 地 の計 画 的 開 発 と供 給 は郷 土 建 設 特 別 開 発 事 業 と して 取 りあ げ られ た.東 北 縦 貫 自動 車 道,関 越 自動 車 道 や 上 越 新 幹 線 な ど の 交 通 網 の 整 備 に よ っ て,首 都 か ら100knl圏 内 の 内 陸 工 業 地 と して 本 県 は ます ます 工 業立 地 の 活 発 化 が 期 待 さ れ るの で,県 勢 発 展 の基 礎 とな る産 業 振 興 の基 盤 整 備 拡 充 を 図 る た め に,計 画 的 に 工 業 団地 を 造 成 す る こ と と した. 85年 度 の 目標 工 業 製 品 出 荷 額 を3兆8,403億 円,こ の うち75年 度 目標 出荷 額 を1兆6,850億 円 と し て,そ れ らを 達 成 す る た め に は,工 業 団 地 造 成 目 標 面 積 を85年3,000ha,75年 1,500haと 設 定 し,後 者 の 目 標1,500haの う ち県 企 業 局 が 造 成 す べ き 目標 面 積 は990haと 定 め られ た.75年 まで に企 業 局 が 造 成 した 工 業 団 地 は,一 っ の 研 究 団 地 を 含 め て15団 地, 750haで,達 成 率 は75%で あ った.次 に 造 成 した 面 積 を地 域 別 に み る と,桐 生 ・太 田地 区 の 東 毛 地 域 が74.8%と そ の 大 半 を 占 め,2位 の 前 橋 ・高 崎地 区 の 中毛 地:域23.9%の 約3倍 の 面 積 を 造 成 した こ と に な り,東 毛 地 域 に お け る工 業 立 地 基 盤 の 整 備 が 急 速 に進 ん だ こ と を 示 あ して い る. 第 一 次 石 油 シ ョ ック(73年)以 降,高 度 経 済 成 長 期 か ら経 済 安 定 期 に移 行 す る 時 期 に, 真 に 県 民 生 活 の 向 上 と県 勢 の 着 実 な発 展 を 目 指 して 「安 全 で 安 定 した 活 力 と希 望 に 満 ち た 県 民 生 活 の 創 造 」 を 基 本 理 念 とす る県 新 総 合 計 画 が76年 に策 定 され た.そ の 中 の15の 重 点 事 業 の 一 っ と して 工 業 の 振 興 を 図 る た め の 工 業 用 地 の 確 保 並 び に 計 画 的 な 住 宅,宅 地 の 整i 備 が 含 まれ て い る. 85年 度 の 目標 製 品 出荷 額3兆2,787億 円 を 達 成 す るた め に,76年 度 か ら85年 度 ま で に 約 1,000haの 工 業 用 地 の 確 保 が 必 要 で あ り,差 し当 た り80年 度 ま で に約500ha工 業 用 地 の 確 保 を 図 る こ と と し,そ の う ち の約300haに つ い て は 県 企 業 局 が 計 画 的 に 造 成 す る こ と に な っ た. 県 企 業 局 が62年 か ら87年 ま で の25年 間 に造 成 した工 業 団 地 は,48地 区1,580ha余(流 通, 研 究 団 地 を 含 む)に 達 した.こ の 間 に首 都 圏 を は じめ と す る県 の 内 外 か ら優 良 企 業 が 多 数 立 地 し,そ れ らの 企 業 は340社 余 に 達 し,基 幹 工 場 と して 各 地 域 の基 盤 を 形 成 した.群 馬 県 統 計 年 鑑 に よ る と,80年 以 前 は全 事 所, 81年 以 降 は従 業 者4,000人 以 上 の 事 業 所 に つ い て で あ るが,62年 に事 業 所 数12,308,出 荷 額2,468億 円 に対 して,18年 後 の80年 に は 事 業 所 数17,167と な り,4,859事 業 所 の 増 加, 出荷 額 は3兆8,672億 円 とな って15.7倍 の 増 加 と な って い る.さ ら に,81年 の 事 業 所 数 9,474,出 荷 額4兆2,499億 に 対 して,5年 後 の86年 に は,事 業 所 数9,819,出 荷 額6兆 1,460円 と な り,事 業 所 で は345の 増 加 にす ぎ

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群馬 県 にお け る工 業立 地 と工業 団地 の 地域 的展 開 な い が,出 荷 額 で は1.4倍 の 伸 び とな っ た. これ らの 推 移 を 出 荷 額 の 全 国 順 位 で み る と, 61年 に は順 位21位 で あ った もの が,77年 に18 位,86年 に12位 と順 調 に伸 び て きた こ と が わ か る. この 発 展 の 基 盤 で あ る工 業 用 地 の 伸 展 状 況 を み る と,全 地 区 の 中 で,太 田 ・館 林 地 区 が 全 体 の66%を 占 め,第2位 の 伊 勢 崎 地 区 18.6%の 実 に3.5倍 の 面 積 を造 成 した こ と に な り,東 毛 地 域 の 工 業 基 盤 の 整 備 が 進 ん だ こ と が 示 され て い る. 86年 の 時 点 で,10年 前 頃 か らの 団地 造 成 形 態 の 特 徴 と して,県 主 導 に よ るお 仕 着 せ の 造 成 で は な くて,企 業 か らの オ ー ダ ー メ イ ドに よ る 団 地 造 成 が あ げ られ る.そ の 結 果,比 較 的 小 規 模 な 工 業 団 地 の 造 成 を 取 り扱 う こ と に な っ た.こ の オ ー ダ ー メ イ ド方 式 に よ る造 成 面 積 は,77年 以 来 の 全 着 手 数(板 倉 工 業 団 地 以 降)23地 区 の 中 の14地 区 で,61%を 占 め る まで に な った. この オ ー ダ ー メ イ ド方 式 の14地 区 を地 域 別 に み る と,桐 生 地 区 の4件 の ほ か,他 の 地 区 で は1な い し2件 で ほ ぼ 全 県 下 で 行 わ れ た. な お,全14地 区 の オ ー ダ ー メ イ ド方 式 団 地 の 総 面 積 は99.9ha,1地 区 平 均7.1haで,そ の 分 譲 企 業 数:は32社(協 同 組 合 は1社 に 数 え る)に 及 ん だ. 既 述 の72年 制 定 の 工 業 立 地 適 正 化 条 例 に も とつ く工 業 適 地 で あ る こ とが,工 業 団 地 開 発 に お け る選 定 の 前 提 と な った.し た が って78 年 以 降 は,工 業 団 地 開 発 に お いて 大 規 模 工 業 団 地 の造 成 は少 な くな った.し か し他 方,県 経 済 を 支 え る工 業 の 発 展 を 図 る た め に も,優 良 企 業 の 立 地 促 進 が 必 要 で あ り,工 業 立 地 基 盤 整 備 の 中 で 引 き続 き工 業 開 発 を進 め て いか な けれ ば な らな か った.ま た,県 内 各 地 域 の 均 衡 あ る発 展 を 図 るた め に,西 毛 お よ び 北 毛 地 域 に お い て も地 域 に 合 った 開 発 方 式 と して オ ー ダ ー メ イ ドに よ る工 業 団地 の 開 発 を 積 極 的 に 進 め て い った. 工 業 開 発 の条 件 と して,① 労 働 力,輸 送 施 設,工 業 用 水,電 力 等 の 条 件 に 恵 まれ て い る 地 点.② 地 域 の産 業 経 済 の 実 態 に 対 応 し,均 衡 あ る発 展 が 期 待 で き る地 点.③ 土 地 取 得 価 格 等 の 原 価 構 成 要 因 が 妥 当 な 地 点.④ 地 権 者 を は じめ,地 区 の 開 発 受 入 態 勢 お よ び 協 力 態 勢 が 期 待 で き る地 点.⑤ 他 目的 の土 地 利 用 が 確 立 して い な い地 点 な ど と され て い る. 88年 の 時 点 で,県 企 業 局 は21世 紀 へ 向 け て の 工 業 団 地 造 成 の 指 針 と もい うべ き もの を 出 して い る.そ れ は86年 に策 定 され た第 四 次 全 国 総:合開 発 計 画(目 標 年 次2,000年)の 基 本 目標 「特 定 の 地 域 へ の 人 口 や 諸 機 能 の 過 度 な 集 中 の な い多 極 分 散 型 の 国土 を 形 成 す る」 に 基 づ く もの で あ る.75年 代 に は,3大 都 市 圏 へ の人 口集 中 は 鎮 静 化 し,人 口の 地 方 定 住 が 進 み,定 住 構 想 の 進 展 を み た が,80年 代 に な る と東 京 圏 へ の 一 極 集 中 な ど 人 口 の 再 集 中 が 生 じて きた.他 方,地 方 圏 で は 急 速 な 産 業 構 造 の 転 換 に よ り,雇 用 問 題 が 深 刻 化 して地 域 振 興 を 図 る上 で 大 きな 課 題 に な って き た.さ ら に21世 紀 に 向 か って 高 齢 化,都 市 化,技 術 革 新,情 報 化,国 際 化 な ど新 た な対 応 を迫 ら れ る こ とに な る. 本 県 が 東 京 圏 と の 近 接 性 の 利 点 を 生 か して, い か に21世 紀 に 向 け て さ らな る発 展 を 図 って い くか,ま た ど の よ うに 対 処 して い くか,こ れ らの 観 点 か ら今 後 の工 業 団 地 造 成 事 業 に取 り 組 む 姿 勢 が 決 定 さ れ て く る.県 内企 業 の 体 質 強 化 を 図 り,先 端 技 術 産 業 や 新 しい 産 業 と の 交 流,複 合 化 に よ って,地 域 へ の産 業 ・技 術 の 波 及 効 果 を 拡 大 して い く.こ の た め に も 中 小 企 業 の 集 団 化 を 促 進 す べ く,工 業 団 地 の 造 成(ミ ニ 工 業 団 地 等)を 行 って い く必 要 が あ る と され て い る. 3.工 業 立 地 と工 業 団 地 造 成 の 動 向 a.工 業 立 地 の 動 向 (1)県 内 に お け る工 業 立 地 お よ び 工 業 用 地 取 得 の 動 向 を,図2の 群 馬 県 工 業 立 地 動 向(件

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図2群 馬県工 場立 地 の動 向 群馬 県 商工労 働部 工業 振興 課:平 成7年 度 工 業開発 施策 の推 進状 況,P1 数 ・敷 地 面 積)か らみ る と,73年 の166件, 227.6haを ピ ー ク と して,75年 に は36件, 46.4haと 大 き く後 退 した が,こ れ を 境 と し て76年 以 降 は景 気 が ゆ るや か な 回復基 調 を た ど る中 で,81年 まで は 安 定 的 に推 移 して き た. 工 業 立 地 は一 般 に景 気 に 若 干 遅 れ て 反 応 す る 傾 向 を も って い る. 82年,83年 は国 の 内外 で の 景 気 低 迷 に よ る 設 備 投 資 の 減 退 等 を 反 映 して59件,65.8ha お よ び69件,33.3haに と ど ま っ た が,84年, 85年 は外 需 を 中心 とす る 加 工 組 立 型 業 種 の 設 備 投 資 の 活 発 化,関 越 自 動 車 道 の 全 線 開 通 等 を反 映 して 立 地 が 進 み,面 積 は両 年 合 わ せ て 100haを 越 え た.こ れ 以 降92年 ま で,年 に よ り若 干 の 変 動 は あ る も の の,概 ね 年 平 均 で 件 数100件,面 積100ha前 後 と 全 国 的 に み て も 高 水 準 で推 移 して きた. そ の後,バ ブル 経 済 の 崩 壊 に 伴 い,93年 は 50件,79.1ha,94年 は38件,30.6haま で 落 ち 込 み,減 少 傾 向 を 示 した が,95年 に は工 業 団 地 へ の 立 地 が 活 発 で あ っ た た め47件, 83.3haと 回 復 した.な お 図2に は な い が, 96年 の工 場 立 地 は,件 数 が45件(95年 か ら2 件 減),面 積 が62.5ha(同20.8ha減)で あ っ た.さ らに工 業 団 地 へ の 立 地 を み る と,件 数 で9件,面 積38.1haで,前 年 の 件 数17件, 面 積67.9haを 大 き く下 回 った. (2)業 種 別 の 立 地 動 向 を94年 以 降 の 累 計 で み る と,機 械 が87件 と最 も多 く,次 い で 金 属 製 品67件,輸 送 機 器63件,食 料 品56件,電 気 機 器48件 の 順 とな って お り,本 県 の 主 要 産 業 で あ る輸 送 機 器,電 気 機 器 お よび これ ら と協 力 関 係 にあ る機 械 金 属 関 連 産 業 の 立 地 が 中 心 と な って い る.そ の ほか,食 料 品 が 上 位 で 安 定 した 立 地 動 向 を示 して い る.し か し,最 近 は こ れ ら の 加 工 組 立 型 業 種(金 属 製 品 ・一 般 機 械 ・電 気 機 器 ・輸 送 機 器 等)の 立 地 割 合 が 相 対 的 に低 下 して お り,業 種 の 多 様 化 傾 向 が み られ る.加 工 組 立 型 業 種 は,96年 ま で 年 間60∼80件 と立 地 件 数 が 全 体 の 約50%を 占め

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群 馬 県 におけ る工業 立地 と工 業 団地 の地 域的展 開 て い た が,そ れ以 降 現 在 まで20∼30件 で 推 移 して い る. 注 目 され る先 端 技 術 産 業 の立 地 動 向 で あ る が,90∼97年 の6年 間 で34件,18.4haで あ り,立 地 全 体 の 中 で は,件 数 で7.8%,面 積 で3。3%を 占 め る にす ぎ な い.業 種 別 で は, 通 信 同 関連 機 械,電 子 機 械 部 品等 の 立 地 が 中 心 で あ る が,そ れ らの 立 地 は従 来 よ り少 な く な って い る.な お,先 端 技 術 産 業 と は,通 産 省 指 定 の 先 端 技 術 に深 い 関 わ りを もつ8業 種 (日 本 標 準 産 業 分 類 の小 分 類)で,医 薬 品, 通 信 同 関 機 械,電 子 計 算機,光 学 機 械 レ ンズ な どで あ る. (3)立 地 地 点 別 の 立 地 動 向 にっ いて み る と, 工 場 立 地 の受 け皿 と して は,造 成 工 業 団 地 の ほ か に,地 域 指 定 と して の 「工 場 適 地 」, 「農 村 地 域 工:業等 導 入(農 工)地 区 」 な どが あ る が,道 路,用 排 水 路 等 の 基 盤 が 整 備 され て お り,直 ち に工 場 建 設 に 着 手 で き る造 成 工 業 団 地 へ の 立 地 希 望 が 多 い.本 県 に お い て, 90∼95年 の6年 間 で 団 地 内 立 地 率(団 地 立 地 企 業 数/全 立 地 数)は,件 数:で23.4%,面 積 で64.5%と な って い る.一 方,農 工 地 区へ の 立 地 率 は 件 数 で0.4%,面 積 で0.8%,ま た 工 業 団 地 お よ び 農 工 地 区 以 外 の工 場 適 地 へ の立 地 率 は 件 数 で0.4%,面 積 で0.4%と な っ て い る. 地 域 別 に,最 も立 地 件 数 の多 い 地 区 は,前 橋 ・伊 勢 崎 地 区 で,96年 まで に25∼40件 前 後 の 立 地 が あ った が,97年 以 降 は10∼15件 で 推 移 して い る.藤 岡 ・富 岡地 区 につ い て は,上 信 越 自動 車 道 の 開 通 以 降,立 地 件 数 全 体 に 占 め る割 合 が 高 くな って お り,98年,99年 と も, 前 橋 ・伊 勢 崎 地 区 に次 い で2番 目 に立 地 件 数 が 多 か っ た.県 北 部(渋 川 ・沼 田 ・利 根 ・吾 妻 地 区)で は 依 然 と して 低 水 準 と な って い る. b.工 業 団地 造 成 の 動 向 本 県 に お け る工 業 団 地 の造 成 は,表1に み る ご と く,60年 代 前 半 か ら,旧 日本 住 宅 公 団 お よ び 前 橋 産 業 開 発 ㈱ の 各1工 業 団 地 造 成 を 除 い て,す べ て が 県,市 町 村 等 に よ っ て 行 わ れ て き た.こ れ ま で に124団 地,2,452.2ha の 工 業 団 地 が供 給 され た.こ の う ち,県 企 業 局 に よ って 造 成 され た 工 業 団地 は,60団 地, 団 地 面 積1,449ha(伊 勢 崎 ・東 流 通 団 地 及 び 赤 堀 ・笠 懸 工 業 ・流 通 団 地 を 含 む)で,実 に 全 団地 面 積 の 約60%に 達 す る. これ ら工 業 団地 は,県 外 優 良 企 業 の 誘 致 や, ま た県 内 中 小 企 業 の 集 団 化 の 受 け 皿 と して, 本 県 の産 業 構 造 の 高 度 化 に寄 与 して き た.そ の 大 部 分 が 工 業 団 地 内 に 立 地 す る誘 致 企 業 で,93年 に は事 業 所 数622,従 業 者 数:7万 8,923人,出 荷 額3兆6,024億 円,そ れ ぞ れ 県 全 体 に 占め る 割 合 は,事 業 所 数 で は6.5% に す ぎな い が,従 業 者 数 で は30.6%,出 荷 額 で は44.3%と 大 き な割 合 を 占 めて い る.現 在 ま で に工 業 団 地 内 に立 地 した 企 業 数 は,1,194 社 に の ぼ り,本 県 の 工 場 総 数(94年12月31 表1造 成主 体別 工業 団地 総括 表 1996年3月1日 現 在 造 成 主 体 団 地 数 団地 面 積 工 業用 地 面積 立 地 面 積 企 業 数 群 馬 県(企 業 局) 60 1,449.0 1,226.3 1,226.3 421 工 業 団 地 造 成 組 合 ※ 27 592.4 462.4 462.4 436 市 町村 土地 開発 公社 等 35 298.6 266.0 266.0 212 日 本 住 宅 公 団 1 54.4 41.8 41.8 9 前 橋 産 業 開 発 ㈱ 1 57.8 47。2 47 .2 116 合 計 124 2,452.2 2,043.7 2,043.7 1,194 ※前 橋工 業 団地組 合 ・高 崎工 業団 地造 成組合 群 馬 県商 工労 働部 工 業振興 課:平 成7年 度 工 業 開発 施策 の推 進 状況,P22

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表2既 存 工業 団地 表 地 区 名 番 号 団 地 名 造 成完 成 (年) 所 在 地 面 積 (ha) 地 区 名 番 号 団 地 名 造 成 完成 (年) 所 在 地 面 積 (ha) 前 橋 ・ 伊 勢 崎 地 区 1 東 前 橋 S40 前橋市天川大島町 58 太 田 ● 館 林 地 区 63 西 矢 島 S36 太 田市西矢島 13 2 朝 倉 S57 〃 朝倉 町 11 64 植 木 野 S39 〃 植 木 野 1 3 西 盖 S56 〃 西善 町 3 65 矢 場 川 第1・ 第2 S40 ノノ 〃 20 4 前 橋1羃 S51 〃 総 社 町 48 66 矢 場 S40 〃 矢 場 8 5 前 橋2号 S50 〃 大 渡 町 69 67 新 野 S40 〃 新 野 5 6 前 橋3号 S48 〃 鳥 羽 町 37 68 太 田 S42 〃 庄 屋 町 65 7 下 川 渕 力 丸 S48 〃 中丸 町 25 69 太 田 西 部 S47 〃 西 新 町 83 8 下 川 渕 S62 〃 下 阿内 町 20 70 太 田 東 部 S51 〃 東 新 町 76 9 芳 賀 東部 ・五 代 S63 〃 五 代 町 28 71 東 金 井 S61 〃 東 金 井 11 10 芳 賀 西 部 S51 〃 鳥 取 町 20 72 太 田 ・ 大 泉 S62 太 田 市 ・大 泉 町 40 11 城 南 S58 〃 東大室町 32 73 館 林 S50 館林市近藤 48 12 東 善 S57 〃 東 善 町 3 74 館 林 北 部 S48 〃 新 田 31 13 荒 砥 H5 〃 下大屋町 53 75 鞍 掛 第 一 S53 館 林 市 ・邑楽 町 58 14 泉 沢 1{3 〃 泉沢町 下大屋町 9 76 館 林 東 部 H3 館林市大島 53 15 八 斗 島 S41 伊勢崎市八斗島町 64 77 館 林北 部 第二 H7 〃 大 新 田 11 16 伊勢崎 佐波第一 S48 伊勢碕市 ・境町 94 78 尾 島 S60 尾 島 町 ・境 町 45 17 伊 勢 崎 南 部 S51 伊勢崎市長沼町 47 79 尾 島 第 二 H6 尾 島 町世 良 田 7 18 伊勢崎 南部第二 S62 〃 上 蓮 町 12 80 新 田 西 部 S43 新 田 町早 川 62 19 伊 勢 崎 名 和 S58 〃 戸谷塚町 23 81 新 田 北 部 S60 〃 市 14 20 伊勢崎 ・東流通 S55 伊勢崎市 ・東村 53 82 新 田 北 部 第 二 H元 〃 嘉 禰 ・大 26 21 粕 川 S59 粕川村深津 7 83 新 田 西 部 第 二 H2 〃 下 田 中 6 22 粕 川 第 二 H4 〃 〃 7 84 板 倉 S55 板倉 町下蔵 39 23 香 林 S56 赤堀 町香林 12 85 明 和 H2 明和村大輪 41 24 赤 堀 鹿 島 S60 〃 鹿 島 7 86 鞍 掛 第 二 S53 千代 田町 ・邑楽町 50 25 赤堀・東・鑢 工業梳 通 H元 赤堀町・(佐)東朴 笠懸町 25 87 千 代 田 S63 千代 田町 上 中森 48 26 境 上 武 S51 境町下渕名 57 88 金 塚 S41 大泉町寄木戸 3 27 境 北 部 S62 〃 東 新井 36 89 仙 石 S39 〃 仙 石 4 高 崎 ・ 安 中 地 区 28 倉 賀 野 S39 高崎市宮原町 54 90 寿 崎 S38 〃 下小 泉 2 29 大 八 木 S38 〃 大八 木町 35 91 吉 田 S39 〃 吉 田 6 30 八 幡 S38 〃 八 幡 町 40 92 大 利 根 S45 〃 〃 52 31 八 幡 第2 S46 〃 上豊 岡町 18 93 邑 楽 S47 邑楽町新中野 27 32 群 南 S40 〃 島 野 町 19 藤 岡 ● 富 岡 地 区 94 森 新 田 S36 藤岡市森新 田 5 33 倉 賀野 大 道南 S42 〃 倉賀 野町 13 95 立 石 S37 〃 立石 5 34 岩 鼻 西 S50 〃 ノノ 29 96 岡 之 郷 S38 〃 岡之 郷 8 35 将 軍 塚 S46 〃 西横手 町 17 97 小 林 S36 〃 小 林 4 36 倉 賀 野 東 S53 〃 倉賀野 町 8 98 藤 岡 西 部 S62 〃 中大 塚 6 37 八 幡 原 S58 〃 八 幡原 町 6 99 藤 岡 牛 田 S60 〃 牛 田 24 38 宿 大 類 S61 〃 宿 大 類 町 14 100 S38 富岡市富 岡 7 39 阿 久 津 S61 〃 阿久 津 町 2 101 昌 ・岡 宇 田 S45 〃 宇 田 6 40 綿 貫 S60 〃 下 滝 町 7 102 富 岡(製 材) S51 〃 桑 原 7 41 高 崎 東 部 S63 〃 西横 手 町 20 103 富 岡 宇 田 第 二 S58 〃 宇 田 2 42 行 力 H3 〃 行 力 町 2 104 田 篠 S60 〃 田 篠 9 43 浜 川 H7 〃 浜 川 町 2 105 富 岡 坂 井 H2 〃 一 之 宮 8 44 安 中 S52 安中市郷原 25 106 神 農 原 H6 〃 神 農 原 3 45 す み れ H3 〃 中野 谷 11 107 和 田 S59 甘楽町善慶寺 3 46 安 中 横 野 平 H5 ノノ ノノ 9 108 吉 井 S62 吉井町他 7 47 群 馬 保 渡 田 S60 群馬町保渡田 14 109 本 郷 H3 〃 本 郷 3 48 群 馬 足 門 S62 〃 足 門 5 110 多 比 良 1{4 〃 多 比良 8 49 鳥 居 沢 H元 榛名町高浜 2 111 岩 井 H7 〃 岩 井 8 50 中 里 見 H5 〃 中里 見 10 渋 川 地 区 112 金 井 S56 渋川市金井 4 51 向 滝 H3 箕郷町柏木沢 2 113 渋 川 半 田 H3 〃 半 田 20 52 箕 郷 H7 〃 ノノ 5 114 坂 東 S53 北橘村下箱田他 16 53 松 井 田 S62 松 井 田町 人 見 24 115 上 ノ 原 H2 〃 上 南室 5 桐 生 地 区 54 相 生 第 一 S51 桐生市相生町 5 116 三 原 田 S49 赤城村三原 田 1 55 相 生 第 二 H2 ノノ 〃 2 117 長 井 小 川 田 S63 〃 長井小川田 3 56 境 野 S61 〃 境 野 町 2 118 赤 城 H7 〃 北赤 城 山 27 57 新 里 S59 新里村武井 3 119 吉 岡 小 倉 S60 吉岡町小倉 5 58 新 里 芝 S59 〃 山 上 5 120 吉 岡小 倉 第二 H3 ノノ ノノ 8 59 新 里 芝 第 二 S61 ・〃 板 橋 7 121 榛 東 S62 榛東村山子 田 7 60 板 橋 H2 !ノ ノノ 1 沼 地 甲 利 根 区 122 沼 田 北 部 H2 沼 田市 町 田町 7 61 山 上 H5 〃 山 上 2 123 須 川 平 S62 新治村東峯須川 20 62 薮 塚 S61・ 薮塚本町 5 124 須 川 平 第 三 H・7 〃 須 川 2 群 馬県 商 工労 働 部工 業振 興 課(1996)・群 馬県 工業 開 発図 125 真 政 S62 月夜野町政所 3

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群馬 県 にお ける工業 立 地 と工業 団地 の地 域的 展開 図3群 馬 県 にお ける工 業団地 の分 布 日現 在,従 業 員4人 以 上 事 業 所8,976社)の 13.3%に あ た る. 図3に み る ご と く,工 業 団 地 の 地 域 的 分 布 の 特 徴 は,地 形 そ の 他 の 開 発 条 件,工 業 立 地 基 盤 の整 備 が 進 ん で い る県 央 部(中 毛 地 域) か ら東 毛 地 域 に集 中 して い る. む す び 群馬県 出身 の中島知久平 が,故 郷 の新 田郡 尾 島 町 に1917年(大 正7)飛 行 機 研 究 所 を 設 立 した が,そ れ が や が て 軍 需 産 業 と して 発 展 し,三 菱 重 工 業 と並 ぶ 日本 の 代 表 的 航 空 機 メ ー カ ー に成 長 した.太 平 洋 戦 争 末 期 に は, 空 爆 に よ って 壊 滅 的 被 害 を受 け,戦 後 は ア メ リカ進 駐 軍 に よ って,施 設 の多 くを 接 収 され た.戦 後 の 復 興,と く に輸 送 機 器,電 気 機 器 を 中心 とす る重 化 学 工 業 の 復 興 は,旧 中 島飛 行 機 工 場 跡 地 の 返 還 を 受 け)そ れ を 活 用 す る

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こ と か ら始 ま っ た とい え る.旧 中 島 飛 行 機 か ら輸 送 機 メ ー カ ー に転 進 し,大 企 業 へ と成 長 を 遂 げ た 富 士 重 工 業 や,大 泉 町 と尾 島 町 に そ れ ぞ れ 進 出 した三 洋 電 機 や 三 菱 電 機 な どが あ げ られ る. 工 場 誘 致 政 策 も重 化 学 工 業 の発 展 に寄 与 し た.53年 に 県 工 場 施 設 奨 励 条 例,59年 の 県 工 場 誘 致 条 例,64年 の県 団 地 造 成 事 業 に関 す る 条 例 等 の施 行 に よ って,国 の 高 度 経 済 成 長 政 策 に呼 応 す る形 で 工 業 団 地 の 造 成 が 進 行 し, 多 くの優 良 企 業 が 誘 致 され た. しか し,高 度 経 済 成 長 期 か ら安 定 成 長 期 に か けて 電 気 機 器 ・輸 送 機 器 の 輸 出 の 好 調 に支 え られ て 発 展 して きた 本 県 の 工 業 も,89年9 月 の プ ラ ザ 合 意 以 降 の 円高 基 調,貿 易 摩 擦 の 高 ま りを契 機 に 内需 主 導 型 経 済 へ の 転 換 を余 儀 な くさ れ,自 動 車 や 家 電 な ど は成 熟 産 業 で あ る こ と もあ って,県 内 産 業 の 空 洞 化 が 懸 念 され る様 に な り,産 業 構 造 の 特 化 そ の ものが 問 わ れ る時 代 と な った.そ の 後 の一 時 期,景 気 は回 復 した もの の,や が て バ ブル 経 済 の崩 壊 や 複 合 不 況 の な か で 前 途 は一 段 と不 透 明 さ を 増 して き て い る. 県 は産 業 公 害 の 恐 れ もあ って,72年 に前 記 の工 場 誘 致 条 例 を 廃 止 して,新 た に 工 業 立 地 適 正 化 条 例 を 公 布 して,業 種 の 選 択 立 地 規 制 を 強 化 した.ま た,企 業 の 側 か ら もオ ー ダ ー メ イ ド型 の 工 業 団 地 の 造 成 を 望 む様 にな り, 造 成 され る工 業 団 地 は 中 小 企 業 向 け とな り, そ の 規 模 は縮 小 され る 傾 向 に な った.現 在, 本 県 で は生 産 機 能 の 集 積 が 急 速 に拡 大 す る な か で,研 究 開 発 施 設 な ど産 業 高 次 機 能 の 集 積 の遅 れ が 指 摘 され る様 に な り,前 橋 ・高 崎 地 区 に 業 務 ・研 究 開 発 機 能 や 対 産 業 サ ー ビ ス等 の 高 次 機 能 を 図 り,そ して 太 田 ・大 泉 地 区 に はハ イ テ ク の生 産 拠 点 と して リサ ー チ パ ー ク の 建 設 を 進 め て い る. と もか く,近 年 の 経 済 の ソ フ ト化,サ ー ビ ス化,国 際 化,情 報 化,技 術 革 新 な ど社 会 潮 流 の 変 化 へ の 対 応 と い うだ け で は な く,円 高 に よ る 国 際 分 業 の 進展 と,そ れ に 伴 う産 業 の 空 洞 化 と い う切 実 な 恐 れ を視 野 に 入 れ て お く こ と が肝 要 で あ ろ う.い ず れ に して も,従 来 型 の 大 規 模 工 業 団 地 の 造 成 とい う時 代 は,終 焉 に 向 か いつ つ あ るの か も知 れ な い. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 参考文献 群 馬 県(1961):工 場 適 地 案 内 群 馬 県(1966):工 場 適 地 の ご案 内 青 野 寿 郎 ・尾 留 川 正 平 編(1968):日 本 地 誌 第6巻,群 馬 県 ・埼 玉 県, 二 宮 書 店 群 馬 県 企 業 局(1978):群 馬 県 企 業 局 二 十 年 史 群 馬 県(1986):21世 紀 へ の 出発 一 ふ れ あ い,躍 動,調 和 を め ざ して 一 長 谷 川 秀 男 ・高 階 勇輔(1986):群 馬 の 地 場 産 業,上 毛 文 庫5,上 毛 新 聞 社 群 馬 県 企 業 局(1988):群 馬 県 企 業 局 史 (続)一 三 十 周 年 一 宮 崎 俊 弥 ・丑 木 幸 男(1989):群 馬 県 の 百 年,県 民 百 年 史10,山 川 出版 社 高 崎 経 済 大学 付 属 産 業 研 究 所 編(1994): 「首 都 圏 」 の 位 相 と北 関 東,El 本 経 済 評 論 社 山 田 武 磨(1996):群 馬 県 の 歴 史,県 史 シ リー ズ10,山 川 出版 社 群 馬 県 企 画 部 土 地 対 策 課(1996):ぐ ん ま の 土 地 西 垣 晴 次 ・山 本 隆 史 ・丑 木 幸 男 編(1997) :群 馬 県 の歴 史,県 史10,山 川 出版 社 群 馬 県(1997):群 馬 県 の 工 業,平 成7年 度 工 業 統 計 調 査 結 果

参照

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