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死産後に正期産を経た褥婦の思い

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Academic year: 2021

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全文

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死産後に正期産を経た褥婦の思い

著者

花原 恭子

発行年

2008-03-25

(2)

氏 名 学位の種類 学位記番号 花 原 恭 子 修 士(看護学) 修 士 第(打7 号 学位授与年月日  平成20年3月25日 学位論文題目   死産後に正期産を経た裾婦の思い

(3)

別紙様式3

文  内  容  要 ヒユ 日 ※整理番号 (ふりがな) 氏   名 はなはら きょうこ

花原 恭子

修士論文題目 死産後に正期産を経た裾婦の思い 究目的 死産を体験した次子出産後の裾婦の思いの構造を明らかにする 究方法 死産後に正期産を経た裾婦9名に半構成的面接法を用いてデータを収集し、面接内容をKJ 法を参考に分析した。 死産を体験した次子出産後の裾婦の思いを《下位カテゴリ》、〔中位カテゴリ〕、【上位カテゴ リ】に抽象化した。そして、カテゴリ間の図式化によって意味連関を示し構造を明らかにした。 分析の結果、意味単位は665であり、61の下位カテゴリ、15の中位カテゴリ、4の上位カテ ゴリを抽出した。第1に、〔順調な妊娠から死産したことへの驚愕〕〔死産判明の医療者からの 脅威〕〔出産時(死産)の孤独と挫折〕〔胎児という存在の喪失感〕〔家族・医療者との悲しみの 敵酷〕〔喪失後のもがき〕の6つの中位カテゴリから【死産がもたらす不条理】という上位カ テゴリが抽出された。第2に、〔母親としての謝罪〕〔死産の原因への懐疑〕の2つの中位カテ ゴリから【死産に対する母親の自責】という上位カテゴリが抽出された。第3に、〔死産後の 次子妊娠の安堵感〕〔次子妊娠後の死産への怖さ〕〔死産時期を越えるまでの緊迫感〕の3つの 中位カテゴリから【次子獲得への不確かさ】という上位カテゴリが抽出された。最後に〔次子 出産による不確かさからの解放〕〔死産児に対する我が子としての実感〕〔死産児に対する敬意〕 〔死産児に対する愛情〕の4つの中位カテゴリから、【死産児と共に生きる】という上位カテ ゴリが抽出された。 死産を体験した次子出産後の裾婦の思いには、母親が【死産がもたらす不条理】として周囲 の人々から孤立し、その挫折感は〔喪失後のもがき〕に陥って苦しんだ。また【死産に対する 母親の自責】には、その自責を強めることで自責の念を開放させ、その後の母親の人生にとっ て意味を付与した。この【死がもたらす不条理】と【死産に対する母親の自責】は、次子妊娠 の願いと同時に不安や恐怖をもたらし、再び死産するかもしれないという【次子妊娠の不確か さ】を強めた。しかし、【次子妊娠の不確かさ】は、否定的な反応だけではなく、死産を体験し た母親の喪失と同時に死産児との関係を生成するという肯定的な力となり、母親の人生に【死 産児と共に生きる】意味を構築していった。 死産を体験している母親を支援するスタッフは、死産児と母親との関係において、母親が喪 失だけでなく生成という意味づけを行っていけるよう十分に理解した上で関わっていくことが 大切である。それは死産を体験した母親に次子出産後のバースレビューを含めて、死産をなか ったこととして捉えるのではなく、継続的に死産児との関係を生成できるような関わりをして いくことである。そのためには、母親との関わりにおいて価値観の強制を行うような支持的ア ドバイスをむやみにするのではなく、母親の主観的体験についての語る言葉の意味を理解する ことが重要である。

(備考)1.研究の目的・方法・結果・考察・総括の順に記載すること。(1200字程度)

2.※印の欄には記入しないこと。

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