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資料紹介﹀
田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡
鈴
木 徳 男
故田中重太郎博士ご所蔵の﹃新古今和歌集﹄断簡とは、巻十三恋歌三から巻十八雑歌下までの残葉を一冊に集めた もので、縦一七・五糎、横十六糎の桝型本、列帖装︵ただし、現存の装丁は表紙とも新しく全面改装されている︶、本 文料紙は雁皮、墨付十五丁、行数一面十行、一首二行書の古写である。歌数はミセケチ一首を含めて八十八首。田 中先生のご生前、ご依頼を受けて調査したところ、ノートルダム清心女子大学図書館蔵、正宗敦夫文庫本の断簡 ↑ ら と同一のものであった。すなわち、﹁ナ・︷・β・牙﹂の略字で撰者名注記がみえ、隠岐で除かれた歌には右肩に﹁へ﹂ ﹁ の 符 号 と﹁被出了﹂の注記が書き込まれているという特徴をもつ一本である。ノートルダム清心女子大学古典叢書第 三 期 1﹃新古今集断簡﹄の解説中に所載の、国歌大観番号による残存歌の一覧表を借り、田中博士蔵本の残存歌を追加 して示すと次表のようになる。田中博士蔵本の残存歌についてはゴチック体で区別する。 巻 歌 番 号 歌 数 備 考 巻第=恋歌一 ]〇三七ー一〇四四一〇四八ー↓〇六二一〇六九ー一〇八〇 八 五 二 首 一 〇 三 七 上 〇 六 二 下 〇六九作者欠
巻第一二恋歌二 巻第一三恋歌三 巻第一四恋歌四 巻第一五恋歌五 一〇八五ー一〇九五 一 〇 九 八−一一〇五 一 一 八 七 −一一九↓ 一 一 九 二 ー一一九六 一 ↓ 九 七−一二〇二 =一〇三ー一二〇八 一 二 〇 九ー一二一九 一二一一〇1一二二三 一 二 二 四 ー一二二八 一 一 一 二 九 ー=一三三 =一一二四1一二一二八 =一四三ー=一四七 一 二 五九ー一二六五 一 二 七 二ー↓二九六 一 三〇三一ー一三〇八 一 三 二 七 1=二三三 =二五七ー一三七五 一 四 〇 三1一四一五 一 一 首 八 首 五 首 五 首 六 首 六 首
=首
四 首 五 首 五 首 五 首 五首 七 首 二 五 首 六 首 七 首 一 九 首 =二首 一〇八五詞書・作者欠、一〇九五下句欠 一〇九八上句欠 一 ↓ 八 七 詞 書 前 半 欠 一 一 九 七 詞書・作者のみ ↓ 一 九 七 詞書・作者欠、一二〇三作者のみ 一 二 〇 三 作 者 欠、一二〇九詞書前半のみ 一 二 〇 九 詞 書前半欠、↓二二〇詞書後半欠 一 二 二 〇詞書前半欠、一一一一一四詞書前半のみ 一 二 二四詞書前半欠 一 一 一四 三 詞書欠 一 二 六 五下句欠 一 二 七 二 詞 書・作者欠、一二九六下句欠 = 二 〇 三 作 者欠、二二〇九詞書・作者のみ =一一二七上句欠、=二≡二下句欠 =二七五下句欠 一 四 〇 三 上句欠ト
コ
︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹁新古今和歌集﹄断簡︿資料紹介V田中重太郎博士蔵﹁新古A7和歌集﹄断簡 巻第一六雑歌上 一 四 七 三ー一四七七 四 首 一 四 七 三 上 句欠、一四七八イ詞書のみ︵ミセケチの作一首あり︶ 一 四 七 八イー↓四八〇 四 首 一 四 七 八イ詞書欠、一四八一詞書のみ 一 四八五ー一四八八 四首 一 四 八 五 詞書欠、一四八八下句欠 一 四九七ー一五〇〇 四 首 一 四 九 七詞書前半欠 一 五〇一−一五〇九 九首 一 五一〇詞書のみ 一 五一〇ー一五一四 五 首 一五一〇詞書欠、一五一五詞書前半のみ 一 五 二 六−一五三〇 五 首 ・一五三八ー一五四二 五 首 一 五 三 八詞書・作者欠、一五四三詞書後半欠 一 五 五 五 −一五五七 三首 ↓ 五 五 五作者欠、一五五七下句欠 巻第一七雑歌中 ↓ 五 九 八ー一五九九 二 首 一 六 〇 〇 詞書・作者のみ 巻第一八雑歌下 一 七 〇 七 ー一七一↓ 五 首 ↓ 七 〇 七 詞 書欠、一七二下句欠 一 七 二 〇 ー一七二三 ・四首 一 七 二 三下句欠 一 七 四 六ー↓七七九 三 四 首 一 七 四 六 上 句欠、一七七九下句欠 一 七 七 九ー一七八四 五 首 一 七 七 九 上句欠、一七八五詞書・作者のみ 一 七 八 五 −一七九五 一 一 首 一 七 八 五 詞書・作者欠、一七九六詞書・作者のみ 一 七 九 六 1一七九九 四 首 一 八 〇 〇 詞書・作者のみ 一 八 〇 〇ー↓八二八 二 九 首 一 八 〇 〇 詞書・作者欠 一 52 一
巻 第十三恋歌三は、一一八七から巻末の二三三一までが 整ったことになり、また、巻第十五恋歌五の三十二首を補 うなど、正宗文庫本の二百三十九首にさらに八十八首を追 加することになった。︵参考として上に田申本を写真で示 す。︶この八十八首をご許可を得て以下に翻刻する。なお、 破傷した部分があり、とくに恋歌の巻あたりの撰者名注記 は 判 読 できない場合がある。注記を一部でも判読できない 歌を一応番号で次に示す。一一九二、一一九五、一二〇五、
二
6六、二三〇、一三二、二三二、一一三三、一 ↑
ら二=一=一、 一二四五、 一ニヱハ一一、 一m四〇七、 一七八二。 [ 翻 刻 に 際 し、仮名遣いなどの表記はできるだけそのまま にした。歌は上句下句にわけて二行書きであるが、一行と テ モ し、上句と下句の間を一字あけにしている。その他の行替 オ 丁 えは﹂、丁替えは﹄で示した。また、国歌大観番号を付した。 二 、
破 傷 している部分は日本古典文学大系の本文をもとに︵ ︶
万
で補った。
ヨ
末筆ながら、故田中先生の奥さま美保子夫人にお礼申し
体
上げるとともに先生に心から哀悼の意を聾る次筆ある。
︿資料裾介﹀田中重太郎博亡蔵﹃新古A,和歌集﹄断簡︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹁新古今和歌集﹄断簡 藤 原知家 19 これもまたなかきわかれになりやせん くれをまつへき命ならねは 1 西行法師 ヨ ー9オありあけは思いてあれやよこくもの た・よはれつるしの・めのそら ー ヘママ 藤 原 元 輔 19 大井河ゐせきの水のわくらはに けふはたのめしくれにやはあらぬ ー けふとちきりける人のあるかと・﹄ひて侍け
れは﹂ 読人不知 距
5 一 19 ゆふくれに命かけたるかけろふの ありやあらすやとふもはかなし 1 西行法師人くに百首寄よませ﹂侍けるにL定家朝臣㎜
わ
あちきなくつらきあらしの・ゑもうしなとゆふくれにまちならひけん 恋寄とて 太上天皇﹄加
︷ いまこんとたのめしことをわすれすは このゆふくれの月やまつらん 1 六 まつ恋といへるこ・ろをL 式子内親王脳
︷ きみまつとねやへもいらぬまきのとに いたくなふけそやまのはの月 − πP 牙 恋寄とてよめる﹂ 西行法師 20 ︷ たのめぬにきみくやとまつよゐのまは ふけゆかてた・あけなましかは﹄ 1定家朝臣 20 かへるさのものとや人のなかむらん まつよなからのありあけの月 1 題 不 知 読 人 不 知
7]
20 βきみこんといひしよことにふけぬれは たのまぬもの・こひつ・そふる1牙
人 丸鵬
︷ ころもてにやまおろしふきてさむきよを きみきまさすはひとりかもねん − 乎o 左大将朝光ひさしくおとつれ侍らて﹄ けるにやむことなきおとこのいりLたちていふ
けしきをみてうらみLけるを女あらかひけ ト
一 れはよみ侍り﹂ける 平定文 む 22 いつはりをた・すのもりのゆふたすき かけつ・ちかへわれをおもは・ 1 人につかはしけるL 鳥羽院御寄 1 ︵こ︶ 22 いかはかりうれしからましもろともに ひらる・身もくるしかりせは﹄ 1 片思のこ・ろを﹂ 入道前関白太政大臣 2 ︵わ︶ 22 れはかりつらきをしのふ人やあると いまよにあらはおもひあはせよ 1 摂政太政大臣家の百首寄合にL契恋のこ・ろ を﹂ 前大僧正慈円 ︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡
認
ナ 冷剖のめたとへは人のいつはりをかさねてこそは又もつらみめ 1 勾 女をうらみていまはまからしと﹄ 220 刑部卿頼輔
22 牙こひしなん命はなをもおしきかな おなしよにあるかひはなけれと 1 西行法師 む も 23 牙あはれとて人のこ・ろのなさけあれな かすならぬにはよらぬなけきは 11 23 みをしれは人のとかとはおもはねと うらみかほにもぬる・袖かな ー ︵女︶ につかはしける﹂ 皇大后宮大夫俊成﹄蹴
︵よしさ︶らはのちのよ巨だのめをけ︵。らさ︶にたえぬみともこそなれ ↑
ド返 し 定家朝臣母 一 ヨ 23 たのめおかんた・さはかりをちきりにて うきよのなかのゆめになしてよ﹄ 31 24 ︷ くすのはにあらぬわか身も秋風の ふくにつけつ・うらみつるかな ー ひさしくまいらさりける人にL 延喜御寄 六
︵とも︶
巫
︷ しもさやくのへの草はにあらね なとか人めのかれまさるらん ユ ロド 牙 御返し 読人不知5︵あ︶
︵か るらん山かつの︶︵か︶ほ︵草は色もかはらす︶ 為 さちおふるのへや きをの ー ︵はるになりてとそうし侍りけるかさも︶ ﹄なカり︵れはうちよりまたとしも︶ け ﹂かへらぬに ︵ の たまはせたり︶ ︵かへてもみち︶ ﹂ ける御返事を L に つ けて﹂ 女御徽子女王
竺かすむえほとをも・らす・義つ、すきに・あ・のもみちをそみ・
御返し 天暦御寄竺いま・んとたのめつふ三とのはそときはにみゆるもみちなりける・
32 すきのこすゑのゆふくれのそら 1百首寄中に﹂ 式子内親王 ト ら
撚
︷ さりともとまちし月日そうつりゆく こ・うのはなの色にまかせて 一 ユ謝
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いきてよもあすまて人もつらからし このゆふくれをとは・とへかし1牙
暁恋の心を 前大僧正慈円 33 あか月のなみたやそらにたくふらん 袖におちくるかねのおとかな﹄ 1 千 五百番寄合に﹂ 権中納言公経訊
︷魔℃とおもひあかしのうらちとりなみのまくらになくーそきく
1 定家朝臣蹴
邪
たつねみるつらきこ・ろのおくのうみに しほひのかたのいふかひもなし 1 水無瀬の恋十五首寄合に﹂ 雅経 ︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡︿資料紹介V田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡 ヨ 33 みし人のおもかけとめよきよみかた﹄ 1 よみ人しらす
蹴
叶
おもほえす袖にみなとのさはくかな もろこしふねのよりしはかりに田
牙 35 ︷ いもか袖わかれし日よりしろたへの ころもかたしきこひつ・そぬる ユ竺轟コとのなみのしたくさみかくれてしつ’ごろなくねこそなかるれ
む 36 βうらにたくもしほのけふりなひかめや よものかたより風はふくとも 11 36 ︷ わするらんとおもふご・ろのうたかひに﹄ありしよりけにものぞかなしき ユ湿
牙うきなから人をはえしもわすれねは かつうらみつ・なをそこひしき ↑ ら鰯
β命をはあたなるものとき・しかと つらきかためはなかくもあるかな 一 4 被出了 36 βいつかたにゆきかくれなん世中に 身のあれはこそ人もつらけれ斑
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剖てにわすれぬ人はよにもあらしおのかさまーとしのへぬれは
61 36 βたまみつをてにむすひても心みん﹄ぬるくはいしの中もたのまし卸
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山しろのゐてのたま水てにくみて たのみしかひもなきよなりけり ユ ヨ響嘉河あたりみ?をくらんゐこまやまくもなかくしそあめはふるとも
91 六゜
36 ︷ なかそらにたちゐるくものあともなく 身のはかなくもなりぬへきかな − 乎6鋤
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くものゐるとをやまとりのよそにても ありとしきけはわひつ・そぬる − 牙37 ︷ ひるはきてよるはわかる・やまとりの﹄かけみる時そねはなかれける 21 5 37 ナ われもしかなきてそ人にこひられし いまこそよそにごゑをのみきけ 1 人 丸 ヨ ト ー3 牙夏野ゆくおしかのつの・つかのまも わすれすそ思ふいもかこ・ろを
批
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夏 草 の 露 わけころもきもせぬに なとわか袖のかはく時なき 1 八 代女王鍋
古 みそきするならのをかはのかは風に﹄ 31 40 人はたゆともみつ・しのはん 1 小 野 小 町一
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わか身こそあらぬかとのみたとらるれ とふへき人にわすられしより ↓ 1 能 宣 朝 臣 ㌻かつらきやくめちにわたすいはこのたえにしなかとなりやはてな︵ん︶﹄ 1 祭主輔親 ︵かなる︶ ︵ん︶螂
牙いまはとておもひなたえそのな 水のなかれはゆきてたつね ﹄ 1 伊 勢卿
おもひいつやみの・おやまのひとつ松 ちきりしことはいまもわすれす 1 業平朝臣 8 ︵ま︶ 40 牙いて・いにしあとたにい たかはらぬに たか・よひちといまはなるらん ー ︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古A7和歌集﹄断簡
︿資料紹介V田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡 40 牙むめのはなかをのみ袖にと・めおきて わかおもふ人はおとつれもせぬ 1 斎宮女御につかはしけるL 天暦御寄﹄ む 41︷あまのはらそこともしらぬ大そらに おほつかなさをなけきつるかな 1 御返し 女御徽子女王 ユ 41 なけくらんこ・ろをそらにみてしかな たつあさきりに身をやなさまし 1 題 不 知 光孝天皇御寄
姐
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あはすしてふるころおひのあまたあれははるけきそらになかめをそする 1 女 の ほ か へ まかるをき・て﹂ 兵部卿致平親王﹄ 一皿
六 おもひやる・・うもそらに﹄らくものいてたつかたをし・らせやはせぬ 珊
題しらす 躬恒
41 βくもゐよりとを山とりのなきてゆく こゑほのかなるこひもするかな 1 弁 更 衣 ひさしくまいらさりけるLにたまはせけるL 延喜御寄
41 牙くもゐなるかりたになきてくる秋に なとかは人のおとつれもせぬ﹄ 31 47 はなとやみゆる春夜の月 41 47 おほつかなかすみたつらんたけくまの まつのくまもる春夜の月 1 除目の・ちかりのなきけるをき・﹂てよめる みつね ︿注﹀この一首ミセケチ本自被出了 fみやこにて春をたにやはすくしえぬ いつちかかりのなきてゆくらん 題 不 知
法印幸清
妬
ナ 譲訂とふよし?おくのよふことりふかきこ、ろのほとやしるらん﹄ 1 百 首 寄たてまつりし時﹂ 前大納言忠良 47 おりにあへはこれもさすかにあはれ也 をたのかはつのゆふくれのこゑ 1 千 五 百 番 寄 合に﹂ 有家朝臣初
β春のあめのあまねきみよをたのむかな しもにかれゆく草はもらすな 且 仰 崇徳院にて林下春雨といふ事Lをつかうまつー りける﹄ ↑
きおひてかへり侍けれは﹂ 紫式部 一
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めくりあひてみしやそれともわかぬまにくもかくれにしよはの月かけ牙 みこの宮と申ける時少納言藤原L統理としこ うなれつかうまつりLけるをよをそむきぬへ きさまにL思たちけるけしきを御覧して﹂ 三条院御寄
8︷
49 β月かけの山のはわけてかくれなは﹄そむくうきよをわれやなかめん − 並4 たいしらす 藤原為時 竺ハ鍵のはをいてかてにする月まつとねぬよのいたくふけにけるかな 1 参議正光おほろ月夜にしのひて﹂人のもとに ︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古A7和歌集﹄断簡 まかれりけるをみあらLはしてつかはしける﹂ 伊勢大輔
珊
轟σもはたちかくせともひまもりてそらゆく月のみえもするかな﹄ 1 二条院讃岐 む 51 むかしみしくもゐをめくるあきの月 いまいくとせか袖にやとさん 1 月前述懐といへることをよめる﹂ 藤原経通朝臣 阻叶
うき身よになからへはなをおもひいてよ たもとにちきるありあけの月 −牙 石 山にまうて侍りて月をみてよみ﹂侍りける 藤原長能 51 みやこにも人やまつらんいしやまの﹄みねにのこれる秋夜の月 1 一皿
聾礪はとはるかにみし月のちかき﹂よひ鵠うか;も 魂
月のあか・りける夜あひかたらひける﹂人の このころの月はみるやといへりけれは﹂よめる 源道済
51 いたつらにねてはあかせともろともに きみかこぬよの月はみさりき珈
51 夜ふくるまてねられさりけれは月の﹄0
79 やみなるあとの身をいかにせん 17 五 十首寄中にL 前大僧正慈円0︷
78 邪 おもふ事をなと、ふ人のなかるらん あふけはそらに月そさやけき 11 78 才いかにしていま・てよにはありあけの つきせぬものをいとふこ・ろは 1 西 行 法 師 山さとよりまかりいて・むかし﹂出 家し侍しその月日にあたりてL侍なと申たり し返しに﹄ 78 牙うきよいてし月日のかけのめくりきて かはらぬ道をまたてらすらん 1 前僧都全真西国のかたに侍ける時﹂つかはし けるL 承仁法親王閣
牙人しれすそなたをしのふ心をは かたふく月にたくへてそやる ↑ ユ前大僧正慈円文にて思ほとの事もL申つくし 一
鰯
かたきよし申つかはして侍けるL返事に 前右大将頼朝﹄
0
衡
邪
ころもてのやま井のみつにかけみえし なをそのかみの春そこひしき 1 道 信朝臣 柳 同 いにしへのやま井のころもなかりせは わすらる・身となりやしなまし 1 後冷泉院御時大嘗会にひかけのく﹂みをして 実 基 朝 臣のもとにつかはす﹂とて先帝の御時 思 いて・そへてLいひつかはしける﹂ 加賀左衛門 79 たちなからきてたにみせよおみころも あかぬむかしのわすれかたみに ー ︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡︿資料紹介﹀田中重太郎博士蔵﹃新古今和歌集﹄断簡 秋 夜 きりくすをきくという題をLよめと人 くにおほせられておほと﹂のこもりにける あしたにその寄﹂を御覧して﹂ 天暦御寄 79 秋の夜のあか月かたのきりくす人つてならてきかまし物を