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Forms開発者向けのエンタープライズJavaとADF:次のレベルへのステップ

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(1)

Forms 開発者向けの Enterprise Java

ADF:次のレベルへのステップ

Oracle ホワイト・ペーパー

2006 年 7 月

(2)

Forms 開発者向けの Enterprise Java と ADF:次のレベ

ルへのステップ

はじめに

... 3

ビジネス・ロジックの中心... 3

フレームワークの概要

... 4

Oracle ADF Business Components ... 4

コードの表示(生成ではない)

... 4

Oracle ADF Business Components のデフォルトの動作の拡張 ... 6

項目レベルの検証 - When-Validate-Item... 6

レコード・レベルの検証

- When-Validate-Record ... 8

トランザクション・トリガー

... 8

When-Create-Record... 9

When-Remove-Record ... 10

検索フォームと例示問合せ

... 12

検索フォーム... 12

パラメータで実行

... 13

問合せの実行... 14

ユーザー・インタフェースの中心

... 15

自動送信... 15

スタック・キャンバス

... 17

switcher コンポーネント... 17

条件付きページ・フロー

... 18

アプリケーションのルック・アンド・フィール

... 20

結論

... 21

(3)

Forms 開発者向けの Enterprise Java と ADF:次のレベ

ルへのステップ

はじめに

IT 業界には、SOA(Service Oriented Architecture)の有効化、標準ベースのワイヤ レス・アプリケーション、豊富なインターネット・アプリケーションなどの魅力

的な Enterprise Java プラットフォームといったさまざまな可能性が広がっていま

す。しかし、プラットフォームと開発の技術獲得には困難が伴います。

オラクルは、Oracle JDeveloper と Oracle Application Development Framework(ADF) の開発を通じて正面からこの課題に取り組んでいます。Oracle JDeveloper および Oracle ADF の多くの機能は、Oracle Forms などの 4GL ツールによる開発に使用さ れる設計時および実行時の生産性サービスを提供します。したがって、Oracle JDeveloper および Oracle ADF を使用して Java EE アプリケーションを構築する際 に、使い慣れた開発操作によって多くの開発技法とアプリケーション要件を扱う ことができます。

このホワイト・ペーパーでは、すでに提供されている CRUD(Create、Remove、

Update、および Delete)基本操作以外を取り上げます。Oracle Forms の場合と同様 に独自にカスタマイズした操作の追加によって、高度なレコードの作成や削除、 検証、条件付きページ・フロー、およびUI 処理を実行し、基本動作を補完および 拡張する方法について説明します。

ビジネス・ロジックの中心

アプリケーション(特にデータベースとやりとりするアプリケーション)の核と なるのは、汎用的な CRUD(Create、Retrieve、Update、および Delete)機能以外 のビジネスにおける特定の機能を実装したビジネス・ロジックです。Oracle Forms の操作と同様にランタイム・フレームワークを使用して、一般的な CRUD 動作、 および検証とビジネス・ルール・コードで補完する動作を実行できます。場合に よっては、ランタイムのデフォルトによるトランザクション機能を設定して、ア プリケーションの要件を満たすこともできます。

(4)

フレームワークの概要

Oracle ADF のアーキテクチャは、このホワイト・ペーパーの範囲外です。 このホワイト・ペーパーで参照する主な要素を以下に簡潔に説明します。 Oracle ADF Business Components

Oracle ADF Business Components は、Oracle ADF のビジネス・サービスを構築する データベースを提供します。Forms 開発者は、データベースのデータの操作方法

を定義するSQL 問合せを使用した既存のデータベース・スキーマに基づく Forms

を構築します。Oracle ADF Business Components は、このアプリケーション開発と

同じ観点から、次の3 つの主な要素を使用して実行します。 エンティティ・オブジェクト ほとんどの場合、エンティティ・オブジェクトは、データベース表に1 対 1 でマッ ピングされます。リレーショナル表とアプリケーションのオブジェクトの O/R (Object/Relational)マッピングを実装します。通常、各エンティティ・オブジェク トには、基本となるデータベース表の列にそれぞれマッピングされる多くの属性 があります。 ビュー・オブジェクト ビュー・オブジェクトは、1 つ以上のデータベース表のデータビューを選択する SQL 問合せです。また、アプリケーションのコンテキスト内を除いて、Forms ブ ロックまたはデータベース・ビューと同様に処理できます。 アプリケーション・モジュール アプリケーション・モジュールは、Forms モジュールと定義された作業単位(従 業員の保守や注文ステータスの確認など)が関連付けられるように、ユーザー・ トランザクションを定義する1 つ以上のビュー・オブジェクトを格納します。 エンティティ・オブジェクト、ビュー・オブジェクト、およびアプリケーション・ モジュールに分割することによって、ビジネス・サービスの再利用とモジュール 化が可能です。 コードの表示(生成ではない)

Oracle ADF Business Components 機能の拡張方法を考慮する前に、大量のコード生 成ではOracle JDeveloper と Oracle ADF が動作しないことが再強調されます。Oracle ADF Business Components ダイアログの操作では、数千行の Java コードは自動生成

されません。実際は、XML メタデータが生成されます。このメタデータは、任意

の動作を実装するためにOracle ADF によって実行時に読み取られます。理論

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属性名、マッピングされている列名、型、および検証情報(MaritalStatus を single

またはmarried に設定するなど)は、このメタデータ形式で設定され、任意の動作

を実装するためにフレームワークによって読み取られます。

1 - Customers Entity Objectを実装するXMLメタデータ

この方法に関連する多くの利点の一部は、以下のとおりです。 • メタデータを変更しても再コンパイルする必要がない • コードが少ないほどテストやバグが少なくなる • 実行時の柔軟性

• 開発者がフレームワークに慣れることによるコードの繰り返し

このため、Java コードを記述する場合(Oracle Forms の拡張に PL/SQL を記述し ている場合)は、Oracle JDeveloper と Oracle ADF を使用するのが有用です。図 2 のようにチェック・ボックスを設定すると、レコードの作成などにフレームワー クが使用するJava メソッドの表示を Oracle JDeveloper に示すことができます。

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厳密に言うと、Oracle JDeveloper は、フ レームワークが呼び出すコードを実際に 表示しません。基本機能を拡張するカス タム・クラスを提供し、この拡張クラス でデフォルト機能を上書きできます。ま た、基本クラスを呼び出して、"適切な処 理"も引き続き実行できます。

2 - Entity Objectに表示されるJavaメソッド

このコードを表示した後、必要に応じてコードを拡張できます。

Oracle ADF Business Components のデフォルトの動作の拡張

フレームワークのコードを表示できることがわかったので、フレームワークを拡 張する最も一般的なビジネス・アクションの一部を取り上げます。

項目レベルの検証 - When-Validate-Item

データ入力アプリケーションの最も一般的な機能は、入力されたデータの検証で す。Oracle Forms は、Forms フィールドのデフォルトの検証を PL/SQL コードで補 完できるwhen-validate-item トリガーを提供します。Oracle ADF Business Components

は、Forms よりも豊富な宣言的な検証フレームワークです。ある時点で、コードを 必要とする一部の複雑なシナリオに基づいてデータ・フィールドを検証します。 ビジネス・ケース アプリケーションに対する顧客の電子メール・アドレスが有効かどうかを検証 する必要があります。少なくとも、電子メール・アドレスには"@"記号が必要 です。 実装

Oracle ADF Business Components は、エンティティ・オブジェクトの宣言的な検証 を提供します。この検証の一部として、特定の属性のメソッド・バリデータを呼

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3 - エンティティ・オブジェクトへのメソッド・バリデータの追加

Oracle ADF Business Components には、 検証コード(ここで示されているコード など)をアプリケーションで簡単に再利 用できる利点があります。 エンティティ・オブジェクト・エディタで、CustEmail 属性を選択し、メソッド・ バリデータ・ルールを追加します。Oracle JDeveloper は、メソッドのデフォルト 名をvalidateCustEmail に設定します。このメソッドに対して、カスタム検証コー ド(この場合、電子メール・アドレスに"@"記号が含まれるかどうかの確認)を 追加できます。

/**Validation method for CustEmail */

public boolean validateCustEmail(String data) { // Add custom code to validate CustEmail return data.indexOf("@") != -1;

(8)

レコード・レベルの検証 - When-Validate-Record このホワイト・ペーパーで使用されるビ ジネス・シナリオは、アプリケーション ごとに異なる実装を選択できます。ここ でのシナリオは、フレームワークを使用 するための基本となる技術を示す手段と してのみ有用です。 また、入力されたデータの異なるフィールドを比較する場合があります。特定の フィールド値が有効な制限範囲の場合、別のフィールドの値を検証する必要が あります。Forms では、when-validate-record トリガーがこのアクションを実行し ます。 ビジネス・ケース 顧客の詳細を入力する場合、4000 以上のクレジット制限を持つ顧客は、特定のマ ネージャに割り当てる必要があります。 実装

エンティティ・オブジェクトのOracle ADF Business Components の宣言的な検証は、 エンティティ自体に呼び出されるメソッド・バリデータも提供します。エンティ ティ・オブジェクト・エディタで、メソッド・バリデータを追加します。Oracle JDeveloper は、デフォルトのメソッド名を validateCustomers に設定します。ここ

で、顧客のクレジット制限が4000 以上の場合に、アカウント・マネージャがアカ

ウント・マネージャ145 に設定されているかを確認するコードを追加できます。

public boolean validateCustomers() {

// Add custom code to validate Customers if ((getCreditLimit().intValue() > 4000) && (getAccountMgrId().intValue() != 145)) { return false; } return true; } トランザクション・トリガー トランザクションについて、フレームワークは、作成、削除、挿入、および更新 の各操作を自動的に実行します。ただし、独自のアプリケーション固有のコード でこのデフォルトの動作を補完する場合があります。 ビジネス・ケース アプリケーションに対して、システムに追加された新規顧客の監査証跡と顧客を 挿入したユーザーを保存する必要があります。これは、レコードを正しく挿入す るForms の事後挿入トリガーに相当します。

(9)

実装

Customers エンティティ・オブジェクトにエンティティ・オブジェクト・エディタ

が表示され、Java ノードに対する Data Manipulation Methods の表示を設定します (図4)。

4 - エンティティ・オブジェクトのData Manipulation Methodsの生成

これによって、DML 操作を実行するメソッドの doDML が表示されます。このた

め、DML 操作が Forms の事前トランザクション・トリガーを模倣する前とDML

操作が事後トランザクション操作を模倣した後にコードが追加されます。

"do the right thing(適切な処理)"は、 Forms 開発者が慣れる必要のあるフレー ズです。Forms を呼び出して"上書きする 前に実行する動作"を実行するトリガー (通常、オン-トリガー)を記述する場合

に使用されます。

protected void doDML(int operation, TransactionEvent e) { //pre-transaction code added here

super.doDML(operation, e);

//post-transaction code added here if (operation == DML_INSERT) {

System.out.println("That record was inserted by " + e.getDBTransaction().getConnectionMetadata().getUserName());

} }

When-Create-Record

アプリケーションに新しいレコードを作成すると、特定のフィールドに対するデフォ ルト値などのレコードの操作が必要になる場合があります。Oracle ADF Business Components のエンティティ・オブジェクトで、新しいレコードの作成時に呼び出

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5 - Entity ObjectCreate Methodの生成 ビジネス・ケース 新しい顧客の作成時に、データベース順序からCustomerId フィールドのデフォル ト値を設定します。 実装 create メソッドを生成した後に次のコードを追加して、データベースからシーケン スを読み取り、customerId を設定し、スーパー・クラスの create メソッドを呼び出 して"適切な処理"を実行します。

protected void create(AttributeList attributeList) { ApplicationModule am =

getDBTransaction().getRootApplicationModule();

DBSequence ds = new DBSequence("CUSTOMER_SEQUENCE", am); setCustomerId(ds.getSequenceNumber()); super.create(attributeList); } When-Remove-Record 同様に、新しいレコードの作成を補完するコードを追加すると、ユーザーがレコー ドを削除する場合(操作がデータベースにコミットされる時点でアプリケーショ ンから削除される場合)に処理を実行することがあります。これは、Forms の when- remove-record トリガーに相当します。

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ビジネス・ケース ユーザーによる特定のデータ・レコードの削除を防止したいとします。たとえば、 顧客の注文をオンラインで作成しなかった場合に、オンライン・システムから削 除されないようにします。 実装 Orders エンティティ・オブジェクトで、レコードが削除される際に前述の方法で 呼び出されるコードを表示できます(図6)。 図6 - エンティティ・オブジェクトのRemove Methodの生成 エンティティ・オブジェクトのremove メソッドを表示した後、次のコードを追加 して、注文が直接配置されてレコードが削除されないかどうかを確認できます。

/**Add entity remove logic in this method. */

public void remove() {

if (getOrderMode().equalsIgnoreCase("direct")){

throw new JboException("Cannot remove a record that was not ordered on line");

}

super.remove(); }

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検索フォームと例示問合せ

プログラミング・モデルと同様に、アプリケーションで同様の機能を実現するさ まざまな方法があります。Oracle Forms のデータの検索と問合せでは、ブロック のWHERE 句と execute_query を設定できます。また、ブロックのデータをフィル

タリングするOracle Forms の高度な"例示問合せ"機能も使用できます。

Oracle ADF と Oracle ADF Business Component は、アプリケーション開発者に対し て同様の高度な機能を提供します。

検索フォーム

Oracle Forms は、"検索モード"のフォームを配置し、入力したデータの問合せを実 行する機能を提供します。Oracle ADF Business Components は、同等の機能を提供 します。 ビジネス・ケース アプリケーション・ユーザーに対して"自由形式"の問合せの動作を提供する場合 があります。この場合、ユーザーは、ユーザー基準がほぼ無制限の問合せを実行 できます(クレジット制限が3040 以上のすべての独身男性従業員など)。 実装 コンポーネント・パレットからページにデータをドラッグすると、表示されるオ

プションのいずれかでADF Search Form が作成されます(図 7)。これによって、

">3050"や"Smi%"などの"自由形式"の問合せ基準を入力する機能が提供されます。 フィールドを削除したりデフォルトの入力テキスト・フィールドをチェック・ボッ

クスやドロップ・ダウン・リストなどの他のUI コントロールに変更したりして、

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7 - 検索フォームの作成

パラメータで実行

データの特定のビュー内で、実行時に解決されるバインド・パラメータを指定で きます。Oracle ADF は、テキスト・フィールドなどのビジュアル・コントロール としてWeb ページにドラッグできるデータ・モデルのフィールドに、この実行時 のバインド・パラメータを表示します。このため、ページのフィールドに表示さ れるバインド・パラメータ値で問合せを再実行できます。 ビジネス・ケース 集中マーケティングを実行するには、顧客のリストをすばやくフィルタリングし て、男性(または女性)の顧客だけを表示します。 実装 顧客のビュー・オブジェクトで、バインド・パラメータを問合せのWHERE 句に

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8 - executeWithParamsのバインド・パラメータの設定

問合せの実行

前述したように、この機能を実現するには 多くの方法があります。詳細については、 http://download.oracle.com/docs/html/B2 5947_01/toc.htm の Forms/4GL 開発者向 けガイド『5.8 Query-By-Example ビュー基 準を使用した結果のフィルタリング』を参 照してください。

最後に、検索機能で、WHERE 句を定義する Oracle Forms の set_block_property と

execute_query に相当する機能を記述できます。Oracle ADF は、アプリケーション

のオブジェクトを操作するためのさまざまなAPI を提供します。最も基本的なレ ベルで、アプリケーション・モジュールに対するビジネス・レベルのフィルタリ ングを追加し、アプリケーションの必要に応じて、これらのメソッドを呼び出す ことができます。 ビジネス・ケース 一部のビジネス・アプリケーションは、"Gold"顧客(高いクレジット制限などの 特定のプロファイルを持つ顧客)に着目しています。このため、ビジネス・モデ ルに対してGold 顧客を表示する基準を追加する場合があります。 実装

Oracle ADF Business Components のアプリケーション・モジュールは、ビジネス・

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public void goldCustomers() {

ViewObject vo = findViewObject("CustomersView1"); vo.setWhereClause("CREDIT_LIMIT > 4000");

vo.executeQuery(); }

public void allCustomers() {

ViewObject vo = findViewObject("CustomersView1"); vo.setWhereClause(null); vo.executeQuery(); } これらのメソッドは、直接呼び出すことができます。また、クライアントに公開し た後にコンポーネント・パレットからページにボタンとしてドラッグできます。

ユーザー・インタフェースの中心

ビジネス・ロジックとUI を区別しない Oracle Forms とは異なり、Oracle ADF は、

ビジネス・ロジックとUI を区別します。ここでは、一般的な UI の動作の一部を カスタマイズします。

自動送信

JSP や JSF などの Web テクノロジを使用して HTML UI を提供する場合、基本と なるテクノロジでは、ページ全体がポストされる場合にのみクライアントからア プリケーションへの通信が発生します。これには、長所と短所があります。 パフォーマンスの観点では、ページがポストされる場合のアプリケーションとの 通信のみ、アプリケーションは"chatty(呼び出しを頻繁に行う)"ではなくなりま す。過剰なクライアント/アプリケーション通信は、待機時間の長いネットワーク にWeb が配置される場合、Oracle Forms の批判の原因になります。

新しいAjax テクノロジは、情報を取得し てページを更新するために非同期で通信 を行い、さまざまなHTML ページを提供 します。JSF プログラミング・モデルの 使いやすさとAjax テクノロジの機能およ びインタラクティビティが融合すること によって使用可能になるため、Oracle ADF Faces コンポーネントはこのテクノ ロジを利用します。 ただし、このクライアント/アプリケーションのトラフィックは、HTML アプリ ケーションに通常は関連付けられていないアプリケーションに"豊かさ"をもたら します。

Oracle ADF(特に Oracle ADF Faces)によって、アプリケーション開発者は、特定

のUI 項目を使用してアプリケーションに戻すページのポストを開始できます。こ

れによって、トラフィックを最小限に抑えながら豊富なUI の相互作用を追加でき

ます。この動作は、Oracle ADF Faces コンポーネントの AutoSubmit 属性と PartialTrigger 属性として表示されます。

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ビジネス・ケース アプリケーションのページの1 つに注文の明細項目が表示されます。注文の明細 項目の情報は、productId、読み取り専用の説明、およびproductName(実際には、 productId を使用して別の表を検索)です。問題は、ユーザーが productId を変更す る場合、ページが送信されるまでproductId に関連付けられている productName と 説明が変更されないことです。このため、productId が変更される際に productName と説明を更新するためにページを送信する場合があります。 実装 変更してページを送信する項目を選択します(この場合、productId)。AutoSubmittrue に設定し、フィールドに ID を設定します。これによって、productId が変 更されるとページ全体が送信されます。 次のステップでは、ページのポストに応じて変更するフィールドを登録します。 これは、productId の変更を反映するフィールド(説明とproductName)に PartialTriggers

属性を設定することによって実現されます(図9)。

9 - AutoSubmitPartialTriggersの設定

productId フィールドが変更されると、新しい値が productName と説明にすぐに反 映されます。

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スタック・キャンバス

スタック・キャンバスと同等のForms を実装する Oracle ADF Faces の 2 つの機能 があります。

• JSF 式言語(EL)

• Oracle ADF Faces Switcher コンポーネント

EL によって、シンプルなスクリプト言語と各コンポーネントを関連付けることが

できます。コンポーネントの属性の値は、EL で解決できます。EL が非常に強力

な理由は、UI コンポーネントを基本となるモデルにバインドするだけではなく、 EL で定義される実行式に応じて背景色などの値を解決するためです。

switcher コンポーネント

Oracle ADF Faces switcher コンポーネントは、多くの facet によって動作します。

各facet は、switcher コンポーネントによって動的に管理できます。このため、各 facet は、異なる"スタック・キャンバス"を表すことができます。式に応じて異な るfacet が表示されます。 ビジネス・ケース 検索基準の入力結果として表示される行がない場合、空の表ではなく行が存在し ないことを示すメッセージを表示します。 実装 この動作を実現するには、switcher コンポーネントをページにドロップします。 2 つの facet を switcher に追加します(switcher を右クリックし、「Insert inside af:switcher」→「JSF Core」→「Facet」を選択します)。facet に"CustTable"およ"EmptyMessage"と名前を付けます。CustTable facet の下に、既存のカスタマ表 をドラッグ・アンド・ドロップします。EmptyMessage facet の下に、"返されるレ

(18)

10 - switcherコンポーネントの2つのfacet これによって、2 つの名前付きの facet("スタック・キャンバス")が定義されます。 次に、レンダリングする facet を評価するコードを追加する必要があります。これ は、表示されるfacet の名前に FacetName プロパティを設定して実現します。この 場 合 は 、 イ テ レ ー タ の estimatedRowCount を 確 認 し て 、 CustTable ま た は EmptyMessage を返すための EL になります。 #{bindings.CustomersVO1Iterator.estimatedRowCount > 0 ? "CustTable" :"EmptyMessage"}

条件付きページ・フロー

Oracle Forms を使用してフォームを開発すると、アプリケーションのフローを作 成する多くの他のフォームに接続されます。このため、when-button-pressed トリ

(19)

同時に、条件付きページ・フローと同等の機能は、Oracle JDeveloper や Oracle ADF を使用して簡単に実現します。 ビジネス・ケース 実際、アプリケーションのログは、ここ で提案されたビジネス・ケースとは異な る方法で処理されますが、これは条件付 きページ・フローの基本となる機能を簡 単に示しています。 特定できる要素に応じてページ間を条件付きで移動する状況を検討します。たと えば、アプリケーションへのログインに失敗すると、ログオン・ページまたはア プリケーションの最初のページに戻ります。 実装 Oracle ADF を使用する場合、ボタンを押す動作は、アクションを示す文字列を返 します。このアクションは、JSF ナビゲーション・ダイアグラムで定義されます。 このため、図10 に示されているとおり、ログオン画面には、ログオンと失敗の 2 つのページ・フロー・アクションの可能性があります(図 11)。 図11 - 条件付きページ・フロー これで、ログオン・ページを作成できます。これを実行すると、バッキングBean のUI コンポーネントを表示できます(これはウィザードのオプションの 1 つで す)。また、2 つの入力フィールドとボタンをページにドロップできます。Oracle JDeveloper ボタンをダブルクリックすると、自動的にメソッドが作成されます(when-

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if (getInputText1().getValue().equals("scott") && (getInputText2().getValue().equals("tiger"))) { return "logon"; } return "fail"; } 2 つのフィールドに"scott"および"tiger"と正しく入力すると、この簡単な例では最 初の画面に移動します。

アプリケーションのルック・アンド・フィール

どのビジネスでも、特定のルック・アンド・フィールでアプリケーションを"印象 付ける"ことを目指しています。Oracle Forms では、主に視覚属性を使用して、一 貫性があり簡単に保守できるアプリケーション・ファサードを実現します。 Oracle ADF Faces は、スキンを通じて同じ機能を提供します。Oracle ADF Faces は、

多くの事前構成スキンを提供します。また、独自のカスタム・スキンも作成でき ます。 ビジネス・ケース 企業は、Web サイトや関連資料に対して企業標準のフォントや配色を使用します。 このため、Web アプリケーションに対する企業のルック・アンド・フィールを実 装する必要があります(図12)。 実装 スキンは、カスケーディング・スタイルシート(CSS)の使用によって実装され ます。カスタマ・スキンを作成するには、基本的に3 つの手順があります。 • CSS を作成して、さまざまなコンポーネントのスタイルを定義する • adf-faces-skins.xml ファイルに新しいスキンを登録する • アプリケーションを構成して、adf-facesconfig.xml ファイルを通じ て新しいスキンを使用する カスタム・スキンの作成の詳細については、Oracle JDeveloper のオンライン・ヘ ルプを参照してください。

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12 - アプリケーションへのカスタム・スキンの適用

結論

Oracle JDeveloper および Oracle Application Development Framework(ADF)は、 Enterprise Java アプリケーションを作成するための幅広い設計時および実行時の サポート機能とサービスを提供します。生産性機能は、単純なCRUD 操作だけで はなく、Oracle Forms と同様に、デフォルト機能をカスタマイズおよび拡張する 機能と柔軟性を提供します。同様の開発パラダイムを使用して、検証、ビジネス・ サービス、トランザクション処理、およびUI の動作を拡張できます。これによっ て、プラットフォームのフル機能を認識できます。

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Forms 開発者向けの Enterprise Java と ADF:次のレベルへのステップ 2006 年 7 月 著者: Grant Ronald 共著者: Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問合せ窓口: 電話: +1.650.506.7000 ファクシミリ: +1.650.506.7200 www.oracle.com

Copyright © 2006, Oracle. All rights reserved.

本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容 は予告なく変更されることがあります。

本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく、さらに、口述によ る明示または法律による黙示を問わず、特定の目的に対する商品性もしくは

図 1 - Customers Entity Object を実装する XML メタデータ
図 2 - Entity Object に表示される Java メソッド
図 3 -  エンティティ・オブジェクトへのメソッド・バリデータの追加
図 4 -  エンティティ・オブジェクトの Data Manipulation Methods の生成
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参照

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