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よねくら米倉 みのる実 ( 財務 施設担当副学長 ) curiosity A MBA B 2 つくばスチューデンツ 平成 24 年度 6( 通巻 643 号 )

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(1)

Web版つくばスチューデンツ URL

つ く ば ス チュー デ ン ツ

2 0 1 3

1

月 号

p.2-3

学 生 諸 君 へ   財 務 ・ 施 設 担 当 副 学 長 か ら の メ ッ セ ー ジ

p.4-5

安 全 キ ャ ン ペ ー ン 週 間 行 事 に 参 加 し て /

p.6-7

リ ー ダ ー 研 修 会 を 振 り 返 っ て

p.8

学 群 ・ 学 類 だ よ り /

p.9

研 究 科 だ よ り /

p.10

つ く ば の 仲 間 た ち

p.11

つ く ば ア ク シ ョ ン プ ロ ジ ェ ク ト

p.12-13

展 覧 会 よ り

p.14

つ く ば ス ポ ー ツ ラ イ フ /

p.15

保 健 管 理 セ ン タ ー だ よ り

p.16

エ ン カ ウ ン タ ー 合 宿 セ ミ ナ ー の お 誘 い /

p.17-18

学 長 と 学 生 と の 懇 談 会 か ら

p.19-22

イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン つ く ば /

p.23

筑波大学安全ポスターコンテスト 2 01 2 受賞作品

p.24

キ ャ リ ア 支 援 室 ・ 就 職 課 か ら の お 知 ら せ

2012年度ラグビー関東大学対抗戦 初優勝!! 第65回全日本バレーボール大学男子選手権大会 優勝!!

(2)

 明けましておめでとうございます。財務・施設,筑 波研究学園都市を中心とした連携問題,国際戦略総 合特区などを担当している理事・副学長の米倉です。 昨年1月より文部科学省から出向しています。  新年を迎え,新たな気持ちで今後の進路を考えて いる方も多いかと思います。皆さんのお役に立てる かどうか分かりませんが,恥を顧みず,自分のこれ までの経験の中で,少し参考になるかもしれないと 思うことを何点かお伝えしたいと思います。 自分の将来を考える視点 −自分に正直に−  少し前に,母校となる高校で後輩に特別講義をし て欲しいとの依頼を受けた際,自分が国家公務員に なった経緯を改めて振り返ってみました。将来の進 路を漠然と考え始めた中学3年生位の頃から,就き たい(興味を持ったと言う方が適切かも知れませ ん)職業分野は,医者→生化学の研究者→国際政治 ジャーナリスト→弁護士→国家公務員,と変化して いきました。浅学でミーハーな側面も多く,行き当 たりばったりの考えではありましたが,振り返ると, 自分の仕事の成果が社会に反映される「社会性」(社 会への貢献)と「知的興味」(curiosity)が考えるう えでの共通のキーワードであったように思います。 たまたま,就職を決める大学3年生の段階で,目の 前にあった興味が公務員だっただけかもしれません。  国家公務員として就職して以降,霞が関を中心に, いろいろな業務に携わりました。中には疑問を感じ た時もありましたが,総じて殆どが面白い仕事だっ た(今も同様)と思います。ただ確実に言えるのは, やりがいを感じながらできた仕事は,すべて前述の 「社会への貢献」を実感し,自らの「知的興味」がく すぐられた(“ワクワク感”を得られた)ものであっ たことです。  長い人生の中で,仕事・職業の適性はたいへん大き な問題です。自分自身のベースとなる価値観に合っ た仕事ほど長続きしますし,それに伴う苦労も気に なりません。多少,分野が変わっても十分対応でき るでしょう。まずは,自分に正直に考えていただけ ればと思います。 留学の経験 −自分を知り,視野を拡大するチャンス−  私自身も,霞が関に勤務する中で,米国に留学す る機会をいただきました。1989∼90年頃で,日本は バブル経済の真只中でした。ソニーのコロンビア映 画買収がニューズウィーク誌の表紙をかざり,「米国 の魂を日本が金で奪い取る!」と批判を浴びた時期 です。私は,カーネギーメロン大学大学院で公共政 策を学びましたが,米国には日本から企業派遣を含 め多くの留学生,研究生が来ていました。米国人か ら「ビジネスで極めて成功している日本から何を学び に来たのか?」と真顔で質問されるほど,日本の経 済力,技術力が頂点を極めていた時代でしたが,自 分自身や日本の現実を知るという点で,留学時代の 体験は極めて新鮮でした。多彩なバックグラウンド, キャリアを持った若者を世界から惹きつけ,多くの 分野に有能な人材を送り出していく状況を見て,米 国のすごさを改めて感じました。 ・ 物理学を専攻した後,知的財産専門の弁護士経験 を経て,公共政策の博士を目指すA君 ・ 歴史学を学んだ後,働きながら資金を貯めMBA コースに入ったメキシコ人のB君 ・ ポーランドに生まれ,オランダで学位をとり,米 国でノーベル賞学者のもと博士号を目指すC君 …などなど。皆本当に勤勉で,人間的にも素晴らし い人達であり,彼らと知り合えたのは貴重な経験で した。日本人の自信はまだ過信に過ぎない,と感じ た期間でした。

M

ESSAGE

M

新しい年を迎えて

よねくら

学生諸君へ

ESSAGE

倉  実

みのる

(財務・施設担当副学長)

財務・施設担当副学長からのメッセージ

米国留学時代のキャンパスにて 英語は大変でしたが,楽しい日々でした。筑波大学の キャンパスの美しさは,米国の大学にもひけをとらない と思います。

(3)

 最近,若い世代の人達が米国だけではなく海外に 行きたがらない,との指摘をよく聞きます。英語に ついては,発音を始め,若い世代の方が我々よりう まいと感じますから,大変もったいなく思っていま す。就職への不安などさまざまな側面があるので しょうが,ぜひ,いろいろな機会を見つけ留学・海外 生活にトライしてみていただければと思います。 社会への貢献方策の多様化,社会的責任への理解  3年ほど前,官房審議官として経済産業省に出向 していた際,担当した業務のひとつに一風変わった ものがありました。  “ソーシャル・ビジネス”(Social Business:以下「SB」 と略記)。まだまだ人口に膾炙しているとは言えず, ご存知ない方が多いと思います。私自身も,恥ずか しながら,実際に担当になるまで知りませんでした。  その学問的な定義がはっきりしている訳ではあり ませんが,大雑把に言えば,これまで主として政府・ 自治体などの「公」が担ってきた社会的課題の解決を 事業性をもって行う活動(社会的課題解決とビジネス の両立)と言えるでしょう。この場合,社会的課題 とは,貧困撲滅,障害者雇用,病児保育,村おこし, 環境保護など多岐にわたります。SBは,英国,米国 において1980年代から広がったとされていますが, 日本におけるその担い手としては,NPOが半分を占 め,民間企業で活躍するところも多くあります。但 し,決して単なるボランティアではないことが重要 なポイントです。  最近は,「社会起業家」という言葉で経済誌などに 紹介されることも多くなり,各方面で提唱されてい る「新しい公共」という流れの中で,その一翼を担う ものとして少しずつ注目を集めてきています。日本 においては,未だ揺籃期で課題も多いSBですが,米 国では「最優秀の学生はNPOに行く」と言われるほ ど,キャリアの一つとして重要な選択肢になってい ます。  また,企業のCSR活動との関連でも注目されてい ます。企業の社会的責任(CSR)は,多様な意味合い で語られることが多く,そのとらえ方はさまざまで すが,単なる環境問題への取り組みやメセナ的活動 ではなく,広い視点から考えようとするのが世界的 な流れと言えます。上記のSBの成功例として紹介さ れることが多いあるNPOは,働く家庭をサポートす る病児保育の新しい事業モデルを作り上げましたが, 大学を卒業したばかりの若い提唱者を物心両面でサ ポートしたのは某外資系企業でした。  大震災以降,社会への貢献という観点は,日本人 の中でますます大事になってきているように思いま す。単なるボランティアに留まらず,自ら起業して, あるいは企業の中で,新しいセンスとビジネス感覚 を生かして社会の課題解決に取り組もうとする若者 を見ると,いつも羨ましく感じています。  皆さんにも,柔らかい発想で社会への貢献のあり 方について考えていただければと思います。 2010年に東京で開催されたソーシャル・ビジネスのシン ポジウムの際,パネリストとして同席したムハマド・ユ ヌス氏と撮影したもの。今も私の部屋に置いてあります。 ユヌス氏は,バングラデッシュのグラミン銀行総裁(当 時)として,貧民対策のため無担保で少額資金を貸与す るマイクロ・クレジットのシステムを作りあげ,2006年 ノーベル平和賞を受賞しました。同氏の話を聞こうと, 学生を含む多くの若者が参加し会場は満杯でした。若い 人たちの社会貢献への関心は極めて高い,と実感したこ とを鮮明に記憶しています。

(4)

 平成24年12月3日(月)から7日(金)まで筑波 大学セーフティプロジェクトと学生生活支援室,障 害学生支援室の共催で安全キャンペーン週間が実施 されました。今年度の主な企画は ・12月3日(月)11:25~12:15  「STUDENTS安全特集・冬号」・チェーンロックの配布 ・12月3日(月)18:15~19:15  飲酒マナー講習会 ・12月3日(月)19:30~20:30  セーフティパトロール ・12月4日(火)17:30~18:30  夜間の交通安全指導 ・12月5日(水)16:45~18:45  第3回自転車環境シンポジウム ・朝の交通安全指導 ・駐輪マナー向上キャンペーン(昼休み) ・安全ポスター展  (学内の食堂付近や本部棟にて) でした。また他に,安全のしおり三角ポップを食堂 などのテーブルに配置すると共に,安全キャンペー ンを知らせる横断幕とのぼりを設置しました。  主催者側の学生生活支援室員として,上記のいく つかの企画に参加しましたので,それらについて報 告します。  まず,12月3日の昼休みに各エリアの食堂付近で 教職員により「STUDENTS 安全特集・冬号」とチェー ンロックの配布を行いました。これにはつくば中央 署より警察官の方々の応援をいただきました。初め は昼食のため急ぐ人で混雑し,何を配布しているの かわからず受けとってくれない学生も多数いました が,終盤近くは,警察の方と安全についてじっくり 話す学生もおり,落ち着いた雰囲気で良かったと思 います。  同日の夕方からは,飲酒マナー講習会が開催され ました。鈴木副学長から挨拶をいただいた後,学生 生活課の土子氏から本学での飲酒トラブルの現状に ついて説明を受け,その後アサヒビール株式会社の 小沼克年氏より「適正飲酒セミナー∼人と酒のイイ関 係∼」と題してお話をいただきました。特に印象的 だったのはお酒を比較的たくさん飲める人ほどアル コール依存症になりやすく,飲酒は危ないという点 でした。飲める人ほど危ないというのは目からうろ こで,新しい知見でした。  飲酒マナー講習会の後,冷たい小雨が降る中,約 30名の教職員が平砂方面と一の矢方面に分かれ,第 1エリアからペデストリアンデッキ上を1時間ほど かけて歩き,宿舎を含む道々の安全点検を行いまし た。雨で人はまばらでしたが,無灯火の自転車が目 立ち,注意を喚起しました。  翌4日は同じく夜に交通安全指導を総勢50名以上

安全キャンペーン週間行事に参加して

もん

 秀

ひで

あき

(学生生活支援室員 システム情報系 准教授)

「STUDENTS安全特集・冬号」・チェーンロックの配布 飲酒マナー講習会

(5)

の教職員と警察官,安全推進委員会の合同メンバー が柴崎と大学公園前,桐葉橋下の3箇所の交差点に 分かれて行いました。私は柴崎の交差点に行きまし たが,前日のペデストリアンデッキ上に比べ,無灯 火の自転車が少なかったのが印象的です。また,赤 い光が点滅する安全グッズを配布しましたが,これ は非常に人気がありました。縁日でもそうですが, 暗闇で点滅するグッズは魅力的な様です。  5日の第3回自転車環境シンポジウムは学生に比 べ教職員の参加者が多かったようです。まず,シン ポジウムに先立ち安全ポスターコンテストの表彰式 が行われ,受賞者は賞賛を浴びました。シンポジウ ムは鈴木副学長の挨拶に続き,3回目ということで 加賀学生生活支援室長よりこれまで開催された同シ ンポジウムについて簡単な説明がなされ,その後, 話題提供として「シェアードスペースを援用したキャ ンパス交通システムの構築」,「体育専門学群での自転 車登録制度について」,「安全・安心なキャンパス環境 のための自転車登録制度」の3件の発表があり,ディ スカションが行われました。  もう少し暖かいときに行いたかったというのが本 音ですが,いずれの企画にも初参加で,職員の方々 の大変さを実感すると共に,自転車の無灯火を注意 された反応から筑波大生の素直さが確認された良い 体験でした。 セーフティパトロール待機風景 安全ポスターコンテスト表彰式 第3回自転車環境シンポジウム 安全ポスター展

(6)

 今年度の12月8,9日に第38回目を迎える課外活動 団体リーダー研修会を終えました。リーダー研修会と は,「文化系サークル連合会,体育会,芸術系サークル 連合会(三系)」に所属する課外活動団体から次期の 団体運営に携わる方々を集め,各種研修などを通じ てその後の課外活動の向上を図るための行事です。 今年度のテーマ「Innovation」  今年度のリーダー研修会のテーマである「Innovation (革新)」には,構成員・団体・組織などそれぞれの内 面・外面から団体に向けてプラスの変化を生じさせ, 課外活動とは本来「自発的で楽しいもの」であるとい う意識を再確認してもらいたいという実行委員の思 いが込められています。具体的には個人の考え方・見 方の変化を内面,施設などの変化を外面の革新とと らえ,研修会を運営しました。この研修会を通じて, 少しでも課外活動にとってプラスになる変化のきっ かけを掴んでいただけたなら幸いです。 考え方・見方の変化  研修会の内容は主に,「講演会」と「系別会」に 分かれています。講演会では筑波大学名誉教授であ る佐藤成明先生より,ご自身の経験をもとに団体の リーダーが持つべき心構えについて,メンタルヘル スと絡めて講演していただきました。  系別会では系ごとでテーマを掲げ,各系に関する 知識についてグループワークやクイズなどを盛り込 み,交流を深めながら研修を行いました。  これらの内容を通じて,課外活動は本来自発的で 楽しいものだという意識を持つきっかけを掴み,今 後の団体運営に役立てていただければと思います。 施設などの変化  今年度はリーダー研修会の施設を,例年の「茨城県 立さしま少年自然の家」から「国立赤城青少年交流の 家」へと変更しました。これは前施設が少年向けであ りキャパシティ・設備が不充分であることが主な理由 でしたが,今回の施設ではそれ以外にも食事・宿泊 面での質も大幅に向上したと感じています。これら が最終的に運営側の負担の軽減を通じて研修の質の 向上につながったのであれば幸いです。今後この施 設を継続して利用するかはまだ決まっていませんが, さまざまな活用法が期待でき,施設としての可能性 は充分に感じ取れました。  最後になりますが,運営を例年から大幅に変更し た部分がいくつもあったにもかかわらず,無事研修 会を終えることができたのは,学生生活支援室,紫 峰会,学生生活課,各系役員の皆様の多大なご協力 があったおかげと感じています。本当にありがとう ございました。  この先もこの研修会の経験を生かし,筑波大学の 課外活動団体がますますの繁栄をみせることを願っ ています。

課外活動団体リーダー研修会を終えて

てら

  諒

まこと

(リーダー研修会実行委員長 国際総合学類 3年)

系別会(体育会:ウォークラリー) 中央が筆者

(7)

 課外活動団体リーダー研修会には,昨年に引き続 き,2度目の参加をさせていただきました。昨年と の大きな違いは開催会場でした。これまでは,平成 10年度から昨年度まで14年間「茨城県立さしま少年 自然の家」で研修会を行ってきました。しかし,年々 参加者が増加していき,さしま少年自然の家では手 狭となり,より収容人数の多い会場への変更につい て,数年来の課題となっていました。そこで運営担 当の学生からの強い要望もあり,幾度となく教職員 との話し合いを重ね,今年度については群馬県にあ る「国立赤城青少年交流の家」での開催となりまし た。筑波大学からは3時間と長いバスでの移動が課 題として挙げられていましたが,研修施設をはじめ, 食堂・浴場・トイレなど,施設・設備が充実しており, 食事もおいしくいただき,宿舎も改装された後とい うことで,ほぼ快適に研修を行うことができました。  今回行われた研修は課外活動の団体を牽引してい くリーダーの研修会です。222名の学生・教職員・紫 峰会職員のみなさんが参加しました。研修1日目に は筑波大学名誉教授の佐藤成明先生に「互いに学び, 高めあう∼学生生活のために∼」と題して,ご自身の 体験を基にリーダーの立場にある人がどのように振 る舞うべきか,また,メンタルヘルスに関わること についてご講演をいただきました。3系の系別会で は「芸サ連」「文サ連」「体育会」にそれぞれ分かれて, ウォークラリーやクイズ,ゲーム,グループワーク などを通して,無理なく課外活動団体のリーダーに 必要な知識や心構えなどを身につけられるよう,各 系とも趣向を凝らした内容を工夫していました。オ リジナルの課外活動カルタ取りなど,継続使用可能 なグッズの作成なども感心しました。よりよい活動 の助けになる知識を楽しんで身につけられるよう準 備がされていました。今回参加した学生のみなさん はこの研修で得たこと,内容はもちろんですが,運 営方法やかかったであろう準備のことも併せて想像 してもらい,今後の課外活動にフィードバックして もらえたらと願います。  最後になりましたが,ご講演いただいた佐藤成明 先生にこの場をお借りしまして感謝申し上げたいと 思います。今回の企画を数ヶ月にわたり準備・運営さ れた学生のみなさんお疲れさまでした。ご支援いた だいた教職員の皆様,学生後援会の紫峰会の皆様へ 厚く御礼申し上げます。

リーダー研修会を振り返って

おお

はら

 央

ひさ

あき

(学生生活支援室員 芸術系 准教授)

系別会(芸サ連) リーダー研修会集合写真

(8)

 窓の外は白銀の世界です。師走に入った先日の晩遅 く,研究室に久々の知人からの電話が鳴り響きました。 「ただ今の全国最低気温は−22℃の菅平高原」と天気 予報で聞き,心配してくれたのです。皆さんは,標高 1,300mの菅平高原に本学のセンターがあることをご存 知ですか? 30haの敷地内には,四季折々に美しい草原, 森林,渓谷や滝があり,電子顕微鏡からシークエンサー (遺伝子(DNA)の塩基配列を決めるための解析機器) に至るまで研究教育設備も備わっています。ご心配な く,厳冬期でも暖房完備の屋内は快適です。  20年前,私は菌類の研究を志し本学に入学し,菅平の 研究室で学生時代を送りました。卒業後,10年間郷里 の博物館に勤めた後,恩師を継いで菅平に戻ったのです が,熱血漢のセンター長の下,センターは今,まさに変 革期の真っただ中にあります。本センターは“満州”に 似た気候下の農業研究を目的として昭和9年に設立さ れ,改組を経ながら80年に渡りフィールドサイエンスの 拠点として機能してきました。センターには30名強の教 職員・学生が常駐し,日夜,豊かな自然の中,研究教育 活動を進めています。宿泊施設も備え,学生の実習をは じめとして児童からご年配に至るまで全世代により利用 (延べ約5千人/年)されていますが,昨年,快適な学 生専用寮が整い,今以上に多くの利用者を受け入れるこ とが可能となりました。  2010年からは,より地域に根差したセンターを目指し 「ナチュラリスト養成講座」をスタートしています。意 欲のある地元の方々を募り,自然観察の基礎を身につけ てもらい自然ガイドやセンターの活動を支える市民ボラ ンティアとして活躍していただこうというものです。先 月には3年かけて学んできた受講生による初の一般向け ガイドツアーが催され好評でした。その活動拠点は,敷 地内にある本学最古の建築物「大明神寮」です。この木 造の寮は東京教育大学当時に建造されたものですが,信 州大学の建築学者の助言で,目下,登録有形文化財指定 の準備を進めています。一昨年からは建材保全のために 柿渋塗り作業を始め,いずれは装いを新たに生物多様性 や炭素循環を肌で知り理解するためのビジターセンター として蘇らせようと計画しています。  また,今年からは受講生も参加して敷地内の全生 物相を解明しようというATBI(All Taxa Biodiversity Inventory)調査の準備をしています。ツキノワグマや 100歳を超す老齢樹から,目に見えない微生物に至るま で,センターの住人を残らず徹底的に明らかにしようと いうものです。全生物相とその全相互作用の解明は,埋 蔵生物資源の発掘,農業生産の向上など,今後,人と自 然が理想的に共存するために計り知れない恩恵をもたら すでしょう。  2009年より山々を囲む信州大学・岐阜大学と連携し て進めてきた環境再生研究事業では,地球温暖化対策に 関する成果が次々に出はじめています。センターでは今 後,生物学に限らず,地球科学,体育,医学,農学その 他の分野でも今以上に利用していただき,山岳フィール ドの持つ潜在的な可能性を発揮して山岳総合科学の更な る発展を目指したいと考えています。また,これらの分 野間連携や,雪を知らない留学生向けのプログラムの充 実など,本学のみならず広く国内外の大学・研究機関に も門戸を開くべく目下,全国教育共同利用施設化を進め ています。センターでは分野を問わず,一人でも多くの 皆さんの来訪利用を歓迎致します。ぜひ一度,高原のセ ンターを気軽にお訪ねください。

学 群 ・ 学

類 だ よ り

菅平へ行こう!

がわ

 洋

よう

すけ 生命環境系 菅平高原実験センター ナチュラリスト養成講座受講生の皆さんと 柿渋塗りを終えた大明神寮 菅平の冬景色 大明神寮とススキ草原

(9)

研 究 科

  だ よ り

 就職活動を間近に控えて,多くの学生のみなさんは, 良い人生を送りたい,そのためには,どの企業への就職 がよいかと考えられているでしょう。  では,その準備はできていますか?グローバル化が大 きく進んでいる現代,社会に出る前に,いろいろな準備 が必要でしょう。残念ながら,社内で教育していくと考 える企業は減っているようです。もちろん“on the job training(OJT)”と呼ぶ教育はなされますが,それだけ でなく,自己投資,自己研鑽により,自らを高みに持っ ていく姿勢が求められています。  人生設計をして,それに向かって自己研鑽に努めると いうことになります。人生設計の内容は,もちろん自 由自在に変更可能ですが,過程における自己研鑽が大事 で,自分を徐々に高いレベルに上げていく気持ちが必要 でしょう。大学は,社会に出る直前で,その基礎づくり をするところです。学生の間につくられた多くの「知識 の引き出し」は,将来の大きな財産となって,力を発揮 してくれます。  数理物質科学研究科では,通称「オナーズプログラム」 が走っています。このプログラムでは,主に博士課程に 進もうと考えている学生と博士課程学生に,産学独(「産 学官」とも言われるもので,産業界学会官界が連携する ときに用いられる。国立研究所の独立行政法人化に伴 い,「産学独」も使われるようになった。)の多彩な経験 をもつチームで指導教員を手助けして,図のように大学 の最先端の基礎科学と産の最先端応用技術開発との共鳴 場の中で,たくさんの「知識の引き出し」をつくり,社 会で活躍できるように支援しています。参加学生が,研 究の背景を深く知り,研究のポイントをつかみ,学内外 の設備を幅広く使って研究を進めることができ,説明す る力を養うことができるように,手助けしています。こ れは,これまでの一人あるいは数人の教員による研究指 導の枠を越えた試みであり,有能な人材として社会に送 り出す教育の仕組みです。  オナーズプログラムでは,3∼4ヶ月の海外武者修行 をはじめとしたプログラムが組まれていて,それらを 修了することにより,「オナーズプログラム修了証」を 受け取ることができます。海外武者修行では,海外の有 名大学に筑波大学から派遣されて授業を受け,教員や友 人など人の輪を広げ,グローバルに物事を考える素地を つくります。その他,プログラムには,正課の科目以外 のことが修了要件に含まれていますが、経済的支援を受 けることができます。今年度はサマーレクチャーとし て,海外一流講師により,当地と同様の英語授業が開催 されました。その受講は,もちろん国際性を高めること に役立つことと思われます。その他,産学独の研究者が 参加するシンポジウムには,同様の分野の研究をしてい る人たちだけが集まるのではなく,異分野の産学独の研 究者が参加することから,自らの研究を説明し意見を述 べることにより,自分自身の社会における立ち位置を認 識することができます。このような経験は,学会などで はなかなかできません。この貴重な経験は,のちのち学 位取得や(就活を含めて)いろいろな場でのアピールに 活かされることでしょう。そして,オナーズプログラム で多くの研究者と接することにより,オープンマインド の重要性を知ることができます。人間の知恵は無尽蔵で す。オープンマインドであることにより,多くの貴重な 刺激が舞い込んできて,さらに高レベルの知恵が生まれ ます。一時の恐怖心に駆られてオープンマインドを捨て ることは,結局考えを狭くしてしまい,アイディアの泉 から遠ざかってしまいます。オープンマインドであること は,自らを,周辺の人たちをより高みに進化させるため の必須の精神です。  博士学位をとることだけが研究者人生ではありません が,企業のグローバル化が進んでいる現代,博士学位は 世界に通じる個人に帰属する一つの主張ポイントである ことは確かであり,リーダーとしての大きな「引き出し」 と言えるでしょう。グローバル社会において,博士学位 は,自身の意見を披露し,人に聞かせる重要なツールの 一つと言うことができます。  深い知識の上に,新しいチャレンジの際の戦略能力, 実践能力,そして,企画や成果に対するアピール力を高 め,最近注目されるプロデュース力などの育成が,オ ナーズプログラムの目標とするところです。

筑波大学オナーズプ

ログラムに参加して

レベルアップを

やま

 紀

お 数理物質科学研究科 数理物質系 電子・物理工学専攻(物理工学域) 基礎科学と最先 端応用技術の 最先端の基礎科学

大学の

基礎教育

筑波大学オナーズプログラム

企業ニーズに基づく最先端応用技術開発 用語解説 共鳴場: 基礎と応用,化学と電子工学等の異分野の研究者集団が互いの 知識を暗黙知として共有し,協働している場,舞台。

共鳴場

企業の

豊富な応用例 最高の教育・人材育成現場 技術開発と基礎研究の共鳴場を形成 し,その共鳴場中で教育・人材育成を し,その共鳴場中で教育 人材育成を 行うことで俯瞰的視野と実践的な問題 解決能力が養成される

(10)

ときめき太鼓塾

∼ときめき太鼓概論∼

こし

つか

 友

とも

のり

(人文文化学群 日本語・日本文化学類

1年)

 夏祭りの日は,陽が傾くにつれて街にあわただし い雰囲気が漂い始めます。  記憶を掘り返すと,どこか思い出の片隅に残って はいないでしょうか。浴衣で友達と行ったお祭りで 聞いた,屋台行列の呼び込みとスピーカーの音楽。 汗水たらして山だ し車やねぶたを担ぐ男たちの必死の掛 け声。夜空に打ち上がり響く,華と音。人々が大通 りを歩き回る,お祭りの喧騒……。  そんなさまざまな音が飛び交う雑踏の中にあって も決して呑まれない,それどころかそのような環境 にあってこそ一層迫力を増す,力強い響きがありま す。それこそが,魂を揺さぶる和太鼓の鳴動。和太 鼓といえば,ドラムやその他の洋楽器とは一味違っ た厳かさを湛えているという認識ではないでしょう か。しかし,決してそんなイメージだけにはとどま らないのが我々,和太鼓サークル「ときめき太鼓塾」 です。 なにしてるの?  主に日本に存在する和太鼓グループの曲を自分た ちのスタイルに合うようにアレンジして演奏してい ます。もちろん自分たちで作曲し,披露することも あります。  長胴,桶,締太鼓といった基本の太鼓だけでなく, 和製シンバルの「チャッパ」や「鉦(かね)」,篠笛も 使って曲を盛り上げます。ときには沖縄の民俗楽器 のパーランクーやタンバリン,ホイッスルやマラカ スも登場します。  演奏の機会は主に夏。地元のイベントやお祭りで の演奏をはじめとして,企業や小学校,老人ホーム など各所から依頼をお受けして足を運んでいます。 学内でも学園祭や,他サークルとのコラボステージ などを企画。去る10月24日にはサークル創設10周年 を記念して,CAPIOのホールで「鼓舞」と名付けた 大きな舞台を開演しました。予想以上に大勢ご来場 いただいたお客様のあたたかい拍手,そして「3年生 の引退のステージ」という高揚感。いつも以上に鬼気 迫る演奏に沸き立った会場の雰囲気は,奏者たちに より一層の力を与えました。公演の終了後には退館 されるお客様から「素晴らしかった,ありがとう」と 多くの言葉を受け取ることができ,「鼓舞」はまさに ときめき史上最高の舞台となったのです。 和太鼓と「ときめき太鼓塾」の魅力って?  一言で言い表せば,それこそ「鼓舞」ということ です。彼女からビンタを食らって気分が落ち込んで いるとか,単位を落とした勢いで人生までやめたく なってしまったなんていうあなたのために。逆に,「最 近,人生の調子良いな!」だとか「今,なぜか楽しい 気分だ!」というあなたのためにも,私たちは太鼓 を演奏したい。そういう力が,和太鼓には備わって いるのです。マイナスの気分はひっくり返してプラ スにする,プラスの気分は2乗してさらに加速させ るという力が和太鼓にはあります。そして我々自身 がそれを実感してい ます。だって,本当 は演奏してる私たち が一番楽しいんだか ら。  そんな我々が打ち 立てた「太鼓でみん なを幸せにする」と いうスローガン。一 見シンプルに見える この目標も深く掘り 下げて考えてみる と,非常に答えのつ かみにくい難題にな るのです。 ときめき!  でも悩んでばかりじゃ何も始まらない!とにかく まずはみんなで楽しく演奏しようじゃないか!とい うわけでときめき太鼓塾の塾生は,月・水曜日の放課 後に1H101の教室で練習に励んでいます(興味を持た れた方は,まずは見学にいらしてみてください)。練 習はあくまで楽しく和気あいあいと,しかしやると きにはやる。そして迎えた演奏の機会には練習の成 果を200%発揮,太鼓の楽しさを爆発させてみなさん に届けます。これこそが私たちが掲げた想いに近づ く第一歩。これからも「太鼓でみんなを幸せにする」 べく,ときめき続けます。 みんな太鼓が大好き! 魂を揺るがす

(11)

Omochi Language Club

12011A)

なか

じま

 隆

たか

のぶ

(体育専門学群 4年)

Omochiに込めた想い  私がこのOmochiを創設した大きなきっかけは,自 分の留学生活に基づいています。私が留学していた とき,幸運にも多くの友人ができ,彼らのおかげで 私の留学生活は一生の宝物になりました。この経験 は私に「友」の大切さを教えてくれました。帰国後に この経験を自分の大学でも活かそうと考え立ち上げ たのがこのOmochiです。  Omochiの名前には「人種Raceと米Riceが韻を踏 んでいて,人種の壁を超えて一つになって作り上げ ていくもの,それがOmochi」という意味が込められ ています。活動目的は,留学生活を楽しんでもらう, 日本を好きになってもらう,世界中に友人を持つ, の3つを主にしています。Omochiは毎週1回お互 いの母国語を教え合う言語交換をメインの活動とし, それ以外にも他の団体のイベントに参加することや 料理大会などを開催してきました。  1学期の始めにOmochiに来てくれたメンバーは 10人前後であり,言語交換も英語,韓国語,中国語 など限られたものしか行えませんでしたが,今では 40人以上が集まり,扱える言語も10ヶ国語を超えて います。そしてみんながOmochi以外の場で活躍し, Omochiの良さを友人に伝え,招待してくれます。実 際,私は広報活動を行っておらず,今までの活動は すべて口コミによるものでした。友人が友人を呼び, その友人がまた友人を呼ぶ。メンバーは家族みたい なもので,家族に人を紹介するときは決まって大切 な人です。これからもOmochiは大切な人を紹介して くれるような存在,家族のような存在であり続けた いです。  1学期で留学生活を終え,母国に帰っていくメン バーが「Omochiのおかげで多くの仲間ができた」 「Omochiのおかげで日本を好きになったし,またみ んなに会いたい」と言ってくれたことが今でも忘れ られません。出会いあれば別れありのこの世の中で, また会いたいと言ってくれる仲間がいることは本当 に幸せだと思います。 Omochiを通して得たもの  国際交流というものの定義が自分のなかで確立さ れた気がしました。国際交流とはなんなのでしょう か。確かに政府が行っているような日本の理解を深 める活動などは国際交流になるでしょう。Omochi のメンバーは世界各国から集まり,違う文化や宗教 を持っています。しかし私たちは活動していて国際 交流をしているとは感じていません。友達と協力し 合って語学の勉強をしているのです。言葉を通して お互いを理解し合っているのです。そして活動を通 して世界規模の視野でものごとを考えることが自然 にできるようになりました。ベジタリアンの仲間, 宗教でお肉が食べられない仲間もいれば好き嫌いで 食べない仲間もいる。メンバー全員が,楽しく時間 を共に過ごせるように考え話し合ってきた結果が今 のOmochiだと思います。 やりたいことをやる人生  私はやりたいことをやるために休学し,留学しま した。人生は一度きりであり,二度目はない。「いつ かやりたいな」ではいつまで経っても実現できないで しょう。また,やってみて失敗しても許されるのが 学生の特権であり,社会人になってからは大きなリ スクを背負うことになります。学生のうちに多くの 失敗の経験を積むのは将来大きな喜びを得るのに役 に立つはずです。まずは小さな一歩を踏み出しては どうでしょうか。やりたいと思ったことを実現でき るのがT-ACTであり,またその小さな一歩を大きな 一歩に変えることも可能です。T-ACTは皆さんの一 歩を待っています。最後にOmochiの活動を支援,ま たこのような機会をくれたT-ACTの皆さんにこの場 を借りて御礼申し上げます。

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1学期Omochiメンバー 2学期Omochiメンバー

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展覧会より

 人間総合科学研究科(芸術),芸術専門学群 所属の学生の中から,公募展,コンクールなど への入賞,入選作品をご紹介します。  第25回全国和紙画展において畠山美樹氏(版 画・前期博士課程)が大賞を,第29回読売書法 展において吉澤太雅氏(書・前期博士課程)が 読売新聞社賞を,第23回臥龍桜日本画大賞展に おいて赤松美希氏(日本画・前期博士課程)優 秀賞を,第58回一陽展において清水紀子氏(彫 塑・前期博士課程)が特待賞を受賞するなど, 本学学生の作品は対外的に高い評価を得ていま す。 赤松美希「うつろう」 第23回臥龍桜日本画大賞展 優秀賞 清水紀子「しずむ」 第58回一陽展 特待賞 牧野一穂「‒眠‒」 第2回全国美術大学奨学日本画展 奨励賞 畠山美樹「skin #09」 第25回全国和紙画展  アート部門 大賞 鈴木沙織「障雲の下」 第2回全国美術大学奨学日本画展 水澄みの里賞 吉澤太雅「大樹」 第29回読売書法展 読売新聞社賞

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劉 治国「夜の森」 第58回一陽展 酒井恒太「IMAGE ‒ crow ‒」 第58回一陽展 湯澤美麻「くりかえすとき」 第66回二紀展 加藤寛史「悲願は成就し時は満ちる」 第66回二紀展 河内大樹「それはまだ用意してないんだ」第80回記念版画展 小野修平「冬杜 ‒フィリア‒」第80回記念版画展 原口風花「それでも幕はあがる」 第80回独立展 安中仁美「秋の調べーオカリナー」 第66回二紀展 小松俊介「遺構」 第76回新制作展 星野有紀「StEp by aTeP」第14回フィレンツェ賞展 諏訪智美「無垢」 第44回日展 柗本美紗希「うつろい」平成24年度茨城県芸術祭美術展覧会

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自然へのお誘い

こう

 佑

(体育系 特任助教)

自然の中で学ぶこと  スキー,登山,クライミング,カヌー,ダイビン グ,…etc.「お前らの研究室遊んでばっかりじゃん」 と学生時代よく周りの友だちから言われました。し かしそれが私たちにとっては勉強なのです。私はこ れまで野外教育を専門に勉強してきました。野外教 育とはまさに野外活動や自然体験活動を通して行う 教育活動の事です。  自然は偉大な教材です。時には素晴らしい体験を もたらしてくれますが,時には脅威ともなります。 そんな自然が私たちに教えてくれる事,体験させて くれる事がたくさんあります。今回は少し自然につ いてお話したいと思います。 日本の自然  日本には美しい四季があります。爽やかな新緑, 色づいた紅葉,白銀の世界,季節によって見せてく れる顔が異なります。また,季節によって自然の楽 しみ方も異なります。今はスキー,スノーボードな どのスノースポーツが面白い季節ですね。例えば同 じスキーでも,ゲレンデで技術の向上を目指したり, 山スキーで自然の雪山を滑ったり,歩くスキーやス ノーシューをはいて林の中や雪原をゆったりと散策 したり,それぞれの志向性によって楽しみ方も多様 化してきました。雪中キャンプや,雪の中に雪洞を 掘って一泊するのも普段なかなかできない面白い体 験です。  スキーをはじめ,アウトドアスポーツは自然が あってこそ楽しめるスポーツです。日本には四季 折々の豊かな自然環境があるので,自然との一体感 を感じながら季節のスポーツを楽しんでみて下さい。 体育センターでも,スノースポーツやマリンスポー ツ,ウィンドサーフィン,キャンプなどさまざまな アウトドアに関する集中授業が開設されています。 今年の冬はぜひ自分の興味にあったスノースポーツ にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 東日本大震災の被災者との自然体験  今年の夏に,東日本大震災で被災した地域の子ど も達を対象に福島県南会津町で4泊5日のリフレッ シュキャンプを企画しました。そこで最も印象に 残ったのが,子ども達の笑顔です。沢遊びでは水し ぶきをあげながら沢に飛び込んだり,登山の山頂で 絶景に感激したり,カヌー(本当はカヌープログラ ムだったが子ども達は湖で延々と泳ぎまくっていた) をしたり,身体中で存分に自然を楽しんでいました。 ある保護者の方が,「仮設住宅暮らしで,子ども達を 思いきり外で遊ばせてあげられない状況が続いてい る」と話していた事を思い出しました。被災地域では 未だ安心して外遊びができる状況ではないという事 を改めて痛感させられました。今後も自分たちが出 来る事で支援を続けていきたいと感じています。  最後に,幼少期の子ども達にとって自然体験活動 は非常に重要な意義を持っています。子ども達の豊 かな感性を育んだり,直接的な体験や身体を通して 学んだり,自然と触れ合う機会は子ども達の成長に 大きく貢献しているのです。私たちが行っている キャンプでは,自然と触れ合いながら活動するだけ でなく,ナタやノコギリなどの刃物を使ったり,自 分たちで火をおこして自炊したりします。刃物など も「危ないから使わせない」ではなく,「どうやった ら安全に使えるか」を体験しながら学ぶことが今の子 ども達にとっては非常に重要だと考えています。ま た,変化に富む自然の中で活動するという事も,「ど うやったら安全に楽しむことができるか」を教えてく れます。  もちろん私たち大人も自然から学ぶことは沢山あ ると思うので,ぜひ学生の皆さんも机と向き合って ばかりいないで,合間に自然の中へ出かけてみては いかがでしょうか。

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恋愛病

∼人を愛することのリスクとポイント∼

かわ

 弘

ひろ

かず

(保健管理センター 精神科)

 恋愛は誰もが憧れ,好ましいと信じている対人関 係の一つです。しかし最近では,ストーカーやDVな ど恋愛に関連した事件も増えています。「恋の病」と 例えられるように,恋愛はこころの状態を悪化させ, さまざまな対人関係の問題を起こす危険もはらんで います。そこで今回は恋愛の病理,いわば「恋愛病」 についてお話します。 恋愛の心理  恋愛は,特定の他者に好意を抱き,コミュニケー ションを始め,互いを恋人として内外に認識し, セックスや結婚に至るというプロセスをとります。 このプロセスは,カップルのそれぞれが親子関係な どで培った,他者との情緒的な絆を保とうとする行 動(アタッチメント)に影響を受けます。アタッチメ ントには自己と他者を肯定的にとらえる安心型,自 己を否定的に,他者を肯定的にとらえるとらわれ型, 自己を肯定的に,他者を否定的にとらえる拒絶型な どのタイプがあり,とらわれ型や拒絶型では恋愛関 係は不安定になるとされます。また恋愛は親密さ, 情熱,相互の約束のバランスがとれていないと不安 定になり,維持が難しくなるとされています。 恋愛の病理  恋愛関係は互いの感情に大きな影響を与えます。 片方がうつ状態の場合,相手にうつが「伝染」するこ とがあります。片方の自己評価が低い場合や恋愛に 過度の理想を持っている場合には,相手の依存的言 動や利己的言動を際限なく許容し,世話を焼くこと で自らの依存欲求を満たす「共依存」に陥る危険があ ります。また相手からサポートされていても,それ が情緒的と感じられない場合,相手に好意を上手く 伝えられない場合には葛藤が強まり,関係が不安定 な場合に「うつ」が強まります。個人の依存性や自己 愛にもとづく所有欲が強いと,相手に自己への愛情 を何度も確認し,暴力をふるうことがあります。  「嫉妬」とは,相手が自分以外の他者と親密な関係 を持つ事への自己の内的葛藤であり,精神的不安定 につながります。深刻な場合には,嫉妬は恋愛に情 熱的なタイプでは関係を緊密にする求愛的行動を強 化させ(ストーカー),恋愛を利己的に捉えている タイプでは相手を傷つけ関係を破壊しようとします (DV)。  「失恋」は,「片思い」と「別れ」に分類されます。 片思いと相手から告げられた別れは,自己評価を低 め,情緒的不安定性を高めます。平均的に失恋から 1ヶ月で男性の5割,女性の4割は立ち直りますが, 固執が長引くほど精神的健康は損なわれます。失恋 ストレスに対する対処戦略には,未練,拒絶,回避 がありますが,前二者により相手への固執を続ける ほど,失恋からの回復は遅れます。 恋愛が病いになる時  ここまで見てきたように,恋愛が「恋愛病」になる には,個人のパーソナリティや過去の愛情経験が大 きく関与します。恋愛に関する事件の多くは,恋愛 を所有やゴールと捉え,強い自己愛,相手への過度 の依存,社会的スキルの不足から相手との相互関係 を見失い,誤って行動した帰結にみえます。恋愛病 に悩んでいる人は,普通,相手を対象にした強烈な 感情や関係の回復を主題に相談してきます。しかし E・フロムは,「恋愛とは対象の問題でなく,自己の問 題である」と述べています。逆説的に聞こえるかもし れませんが,恋愛は目標やゴールではなく,他者と どのように豊かで親密で安定した関係を築くか,と いう課題を個人がそれぞれに学習する,あくまで自 分自身の問題です。 (参考) 斉藤 勇編:恋愛心理学.出会いから親密な 関係へ.誠信書房,2006.

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学生相談室が主体です  みなさんは,自分自身のことや将来のことについ てもっと深く考えたい,考えたことを本音で話し合 いたい,新しい人間関係をつくりたい,と思ったこ とはありませんか?そのような皆さんのために,学 生相談室では毎年2泊3日のグループ合宿を行って います。相談室のカウンセラーも一緒にグループ ワークに参加します。  日々に変化がほしい方,他学類・他学群の新しい友 達がほしい方,就職活動のために自己分析をしたい 方,他人から自分がどう見えるか知りたい方,その 他すべての方にとって役立つ機会となると思います。 興味のある方は,どうぞお気軽に参加してみてくだ さい。 昨年のプログラム 1日目:絵を通して自己を語る,ホットシートなど 2日目:雪山脱出作戦,野外炊飯,ボディワークなど 3日目:別れの花束など *変更の可能性があります 参加者の感想  前回の第35回合宿セミナーでの感想文をご紹介し ます(紙面の都合上,一部省略しています)。  「普段接点のない人たちとの合宿ということで,はじ めは不安もありましたが,他者をそして自己を色々な 方法で探り理解していくというのは,日常ではでき ないことであり,とても魅力的で興味深くエキサイティ ングな3日間でした。ご飯もおいしいし,セッショ ン以外の時間での会話も有意義でためになる楽しい ものばかりでした。今年卒業するのですが,もっと 前にこの合宿のことを知り,何回か参加できればよ かったと少し後悔もしています(Sさん,男性)」  「この合宿では,自己・他者ともにさまざまな側面 を見ることができました。セッション『別れの花束1 においては,自分が他者から抱かれやすいイメージ 像を知ることができました。さまざまなワークはそ れぞれ特徴があり,学んだことがそれぞれ違いまし た。『絵を通して自己を語る』では,自分が大学とど のように関われているかを考えさせられました。『ホッ トシート2』では,自分の思考を再認識できました。 3日間ありがとうございました(Bさん,男性)」 注1)最終日に一緒に過ごした感想を手紙にして渡しあう。 注2)いろいろな質問をしたりされたりするワーク。

新しい友だちをつくりませんか?

∼エンカウンター合宿セミナーのお誘い∼

保健管理センター学生相談室

申込みの流れ 1. 電話 or Web(左記QRコード) から事前説明の申込み 2. カウンセラーによる事前説明 3. 参加するかどうか決定 4. 合宿当日へ

キャンパスライフセミナーへのお誘い

「合宿はちょっと…」という方対象に2日に分けて学内で同じようなセミナーを行います! 日時:2月6日(水)・2月13日(水)12:15〜2時間程度 場所:スチューデントプラザ3階学生生活支援室内会議室 こちらの申込みも上記 QR コードから 期  間:3月13日(水)∼3月15日(金) 場  所:さしま少年自然の家(茨城県猿島郡) 人  数:20名程度 費  用:5,000円      (交通費,食事,宿泊費など込) 申 込 先:学生相談室受付(☎029-853-2415)      or Web 締  切:2月25日(月)      定員になり次第締め切ります。 スタッフ:杉江 征,島田直子,中岡千幸,      寺島 瞳 さしま少年自然の家

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学長と大学院留学生との懇談会(9月19日(水)開催) 緊急電話について 学生: 筑波大学の安全性に問題がある。アメリカの大 学のように緊急時に使える「コールバックシス テム(ボタン一つで警察につながる緊急時電 話)」があれば遅くに帰っても安心感がもてる。 学生担当副学長:警察システムは学内に存在していな い。緊急時には,緊急電話や携帯電話から防災 センターのガードマンに連絡してほしい。 学生部長:緊急電話が学内に24か所以上あり,受話 器を上げると防災センターへつながる仕組みと なっている。学生に配付しているセーフティラ イフ(英・中・韓国語版)には,設置場所を地 図付きで載せている。 留学生センターとのつながり 学生: 研究生の時は留学生センターに気軽に相談に行 くなどお世話になったが,正規生になるとセン ターの情報などが入ってこなくなり,遠のいて しまっている。センターの情報を掲示板だけで はなくメールなどで知らせてほしい。また,懇 親会だけでなく,運動や娯楽などを充実して いったら,もっと交流が広がると思う。 留学生センター長:今年から試験的にSNSを導入し ているので利用してほしい。このSNSは緊急 時連絡用として導入されたが,このSNSを活 用して留学生の皆さんが何に関心を持っている か相互に連絡を取り合いたい。 留学生の日本での就職について 学生: 日本で就職したい留学生への就職支援をしてほ しい。 キャリア支援室長:留学生向けのセミナーを1年に 8回開催している。ただし,日本語ができない と,企業にはほぼ就職できないため日本語で 行っている。この他にスチューデントプラザで は個別の相談にも対応しており,こちらは英語 対応可能なのでぜひ利用してほしい。 TWINSの英語化について 学生:TWINSを英語対応にしてほしい。 教育推進課長:現在,英語対応に改修中であり,来年 度から稼働する予定である。 学長と学群生との懇談会(10月17日(水)開催) コピー枚数の制限について 学生: 生物資源学類のコピー枚数が現状200枚/年で あり,授業でレジュメなどの作成が多い2・ 3年生は,たいてい枚数超過申請をしている。 300枚,400枚にすることはできないか。 学生: 6月に行われた比較文化学類のクラス連絡会 においても同様の課題があり,要望した結果, 400枚/年から600枚/年へと改善された。学 生の印刷費は,大学側から配分される予算額が 決まっており,学生印刷費のオーバー分につい ては各学類予算で賄っていると聞いている。 学生生活支援室長:印刷枚数を増やすのは予算との兼 ね合いがあり簡単ではないが,増やせる余地は あるかもしれない。まずは各学類のクラス連絡 会を利用して要望してみてはどうか。 学生への情報伝達について 学生: この前の台風による臨時休講の連絡は,アク ティブメールで連絡がきたと記憶している。こ ういった仕組みを学生への情報伝達にもっと活 用してはどうか。 学生担当副学長:本学の方針として,全学一斉で流す 情報は最低限にして,本当に重要なものだけに しようとしている。これは多くの情報を流して しまうと関心のない学生が,その情報量の多さ から重要な情報さえ見なくなる恐れがあるため である。多くの情報を求める意見と重要な情報 さえ見逃す恐れのあることのバランスを理解し てほしい。 駐輪マナーの向上について 学生: 自転車の駐輪マナーに関して,どこの駐輪場で もスペースをはみだして駐輪しており移動にも 不便である。障害学生にとっても,通りづらい という声を聞く。障害学生支援室と学生生活課 で安全キャンペーンなどを行っているが,キャ ンペーン期間中しかその効果がない。もっと全 学的にマナー向上を促してもらえないか。 学生担当副学長:そういった意見は非常にありがたい。 昨年も自転車WGを立ち上げ,ループ道路に試 行的に自転車専用帯を作り,自転車をループ道 路に誘導するような取り組みを行った。そもそ もペデストリアンデッキは,歩行者のみが通行 することを前提としていた。その後,自転車が 急速に増えたため設計容量を超えてしまってい る。歩行者や障害学生のことを考えたら,学生 は便利さだけを追求している段階ではないのか

学長と学生との懇談会から

学生生活課

 学長と学生との懇談会が開催されています。今年度は5回が予定されており,ここでは2012年9月から11月に かけて開催された3回の懇談会について,そこで出された主な意見・要望と副学長等の回答をご紹介します。なお, 懇談会には各学群・学類および研究科から推薦された学生と,副学長およびその他の教職員が出席しています(残 念ながら,学長は体調不良のためご欠席でした)。

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もしれない。再度,自転車WGで検討するが, 自転車をどうコントロールしていくのか,学生と 共に議論して決めていければ良いと思う。 障害学生支援室長:自転車というのは障害学生にとっ てバリアとなってしまう。学生の皆さんの知恵 を借りながら,より良いキャンパスを作り上げ れば,障害のある学生にも過ごしやすいキャン パスになると思う。 外灯について 学生: 外灯が少ないため暗くて危険である。特に一の 矢学生宿舎近辺が暗い。 施設部長:敷地が広すぎて全部には手が回らないの が現状である。また,既存の外灯が古く電力消 費量が大きいため,現在少しずつではあるが LEDへ移行中であり,今後徐々に外灯を増や していきたい。一の矢方面のループ道路につい ては,農林センターの植物見本園への影響等が 懸念されるため,そういったことも考慮しなが ら対応したい。(なお,その後,歩道を拡張し て,外灯を数基設置する計画が進行中です。) 図書館の開館時間について 学生: 図書館の始まる時間が授業開始時刻より遅いた め授業前に勉強ができない。また閉館時間が早 くサークル活動後に勉強することができないの で延長してほしい。 附属図書館副館長:11月1日から試行的に開館時間 を30分早めて朝8時30分から開館することを 決め,また休日や土曜日も夜20時までに開館 時間を2時間延長することにした。留学生や大 学院生からも要望があるので試行的に24時ま での開館時間延長を検討している*が,それに は何百万という予算がかかり,バスなどの交通 機関がなくなった場合の深夜の帰宅など,学生 の安全性の面でも問題がある。 *その後,1月7日∼3月8日まで試行的に24時ま での開館時間延長となっております。 学長と大学院生との懇談会(11月14日(水)開催) 経済的支援について 学生: 研究に対する補助金を出してほしい。例えば, 国内や海外に調査に行くための旅費を出してい ただけたら有難い。また,授業料免除や経済支 援の枠を広げてほしい。 学生担当副学長:研究費や旅費を捻出するために,筑 波大学独自の基金を設立したが,まだ大きな金 額にはなっていない。各研究科や各教員に依存 するところが大きいのが現状。基金以外には, 日本学生支援機構や民間の奨学金に申請しても らい,支援している。経済的状況を見て,優先 順位をつけて奨学金の貸与や授業料免除の実施 を行っているが,より多くの人が受けられるよ うに,現在,総合的な経済支援を検討している ところである。 奨学金の情報等について 学生: 企業からの奨学金をもらった経験があるが,周 囲の友達や先輩の中には,企業の奨学金の存在 を知らない人もいる。企業の奨学金の存在を広 く学生に知らせてはどうか。 学生担当副学長:民間の奨学金募集情報はすべてオー プンにしており,大学のHPにも出している が,見ない学生も多いのか,募集人数に対して 応募者数があまり多くない。本当に奨学金が必 要ならば,きちんと情報を確認すべき。 学生: 関連して,情報の提示の仕方を一元化できない か。研究科のHPにアップされる情報と,大学 HPにアップされる情報,そして,大学の掲示 板に紙媒体で掲示される情報とあり,どれを見 てよいのか悩む。 学生担当副学長:全学的には,大学のHPが公式の情 報源である。各研究科や専攻に独自のHPがあ るが,そこに掲載する内容はそのHPの管理者 次第であり,大学公式HPと自動的にリンクさ れているわけではない。大学全体のことを知 りたいのであれば,やはり公式HPを見てほし い。また,学生にはActive! mailのアドレスを 付与しており,大学の公式なものとなってい る。学生の皆さんには,sで始まるアドレスを, よく使うメールアドレスに転送設定するように してほしい。 筑波ブランドについて 学生: 教育や研究面で何か筑波ブランドを意識するよ うな取り組みやビジョンを考えているか。 教育担当副学長:山田学長が提案する“IMAGINE THE FUTURE.”これは大きなキーワードであ り,学長がよく言われる「学生の視点,国際性 の視点,未来の視点」の3つは大きな柱になる と考える。筑波大学に誇れるものは多くあるは ずなので,そのようなことを意識してブラン ディングを進めないといけない。 学生担当副学長:学生の皆さんには,就職を考えると きに給料や福利厚生などの短期的な目線で企業 を見たり,現在の専門分野にこだわるのではな く,就職した企業や社会で必要とされる知識や 技術を自らつくれる能力をもつことが重要であ る。最終的に社会が大学を評価するのは卒業し た学生だ。皆さんが筑波大学のブランドを作っ てゆく,そのことを認識してもらいたい。 学生からの質問に答える鈴木副学長

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学生の定期健康診断のご案内

(保健管理センター)

 平成25年度に実施する教育実習(特別支援教育実習を除く)を予定している学生,介護等体験に参加希望の学 生(対象者は掲示参照),医学類及び看護学類の臨床実習等を行う学生に対し,定期健康診断を次のとおり実施し ます。  なお,今回の健康診断を受診できる介護等体験を履修する学生は,事前に申し込みをした者に限ります。 実施日 受付時間 健康診断を実施する学群等 2月19日(火) 9:00∼10:30 医学類3年次生,体育専門学群(介護体験),旧学群 13:00∼14:30 情報学群,看護学類3年次生,体育専門学群(教育実習),大学院生,科目等 履修生 2月20日(水) 9:00∼10:30 人間学群,生命環境学群,医学類5年次生 13:00∼14:30 人文・文化学群,社会・国際学群,理工学群,医学類4年次生,芸術専門学群 1.健康診断受付場所:大学会館講堂ホワイエ(受付をしてから健康診断を受けてください)   学生証を持参のうえ指定された日時に受診してください。なお,どうしても都合の悪い場合は,期間中のい ずれかの日に必ず受診してください。 2.健康診断受診場所:大学会館,保健管理センター 3.検尿容器は保健管理センター,スチューデントプラザ(2階学生控室)に用意しますので,事前に受け取り, 受診当日に起床時の尿を持参してください。   また,医学類,看護学類は医学支援室に,情報メディア創成学類,知識情報・図書館学類等は図書館情報等 支援室に検尿容器を用意しますので,受け取ってください。 4.胸部Ⅹ線撮影(結核の有無の検査)については,教育実習・介護体験・臨床実習等を行う際に,当該検査結 果を含む健康診断書の提出が求められますので,必ず受診してください。 5.健康診断結果については,再検査の必要がある学生にのみ連絡します。 6.未受診者には健康診断書,証明書の発行ができませんので,必ず受診してください。 7.今回の健康診断を受診した学生は,4月に実施される健康診断を受診する必要はありません。 8.健康診断に関して不明な点があるときは,保健管理センターにお問い合わせください。

第3学期授業の臨時休業について

(教育推進部)

 第3学期授業の臨時休業は,次のとおりとなっていますので,ご注意願います(但し,東京キャンパスは除く)。         1月18日(金),21日(月) 〔大学入試センター試験のため〕         2月22日(金),25日(月),26日(火) 〔個別学力検査(前期試験)のため〕

第3学期授業の曜日振替について

(教育推進部)

 このことについて,授業日数確保のため,次のとおり曜日が振替になっていますので,ご注意願います(但し, 東京キャンパスは除く)。         2月28日(木)は,月曜日の授業を実施(終日)

インフォメーションつくば

参照

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