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2004 年 (16 大綱策定 ) 以後に生起した主な軍事関連事象 p1-2 我が国周辺の安全保障環境 p3 ー 17 - 中国 - ロシア - 北朝鮮

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(1)

国際軍事情勢

(我が国周辺情勢を中心に)

平 成 2 2 年 2 月

(2)

○ 2004年(16大綱策定)以後に生起した主な軍事関連事象 p1-2

○ 我が国周辺の安全保障環境 p3ー17

- 中国

- ロシア

- 北朝鮮

(3)

2004年(16大綱策定)以後に生起した主な軍事関連事象①

・パキスタンで赤いモスク立てこもり事 案発生(7/3) ・ASEAN憲章採択(11/20) ・パキスタンでブット元首相暗殺 (12/27) ・中国が衛星破壊実験実施( ・中国が衛星破壊実験実施(1/121/12)) ・第5回六者会合で初期段階の措置に 合意(2/13) ・プーチン露大統領が遠距離航空部 ・プーチン露大統領が遠距離航空部 隊の戦闘当直飛行再開に言及( 隊の戦闘当直飛行再開に言及(8/178/17)) ・中国の ・中国のHH--66中距離爆撃機が日中中中距離爆撃機が日中中 間線付近まで進出飛行( 間線付近まで進出飛行(99月)月) ・第6回六者会合で第二段階の措置に 合意(10/3) ・ロシアが欧州通常戦力(CFE)条約履 行義務停止を発動(12/12) ・ブッシュ米大統領がイラク新政策発 表(1/10) ・国連安保理がダルフール国連・アフ リカ連合合同ミッション(UNAMID)の設 立決定(7/31) ・シリアがイスラエル空軍機による国 内施設攻撃を非難(9/6) ・米空母「キティホーク」香港入港を 断念(11/21) 2007年 ・初のASEAN国防相会議開催(5/9) ・ジャワ島中部地震発生( ・ジャワ島中部地震発生(5/275/27)) ・ネパール政府がマオイストと和平合 意(6/16) ・ムンバイで列車連続爆弾テロ発生 (7/11) ・北朝鮮が弾道ミサイル計 ・北朝鮮が弾道ミサイル計77発を発射発を発射 ( (7/57/5)) ・北朝鮮が核実験実施発表( ・北朝鮮が核実験実施発表(10/910/9)) ・中国のソン級潜水艦が米空母近傍 に浮上(10/26) ・韓国で「国防改革に関する法律」が 制定(12/1) ・イランがIAEAにウラン濃縮活動再開 を通告(1/3) ・アフガニスタン協約合意(2/1) ・イラク新政府発足( ・イラク新政府発足(5/205/20)) ・ヒズボラとイスラエルの紛争開始 (7/12) ・米国が ・米国が「「44年毎の国防計画の見直年毎の国防計画の見直 し し((QDR)QDR)」」発表(発表(2/32/3)) ・米国が「国家安全保障戦略」発表 (3/16) 2006年 ・北朝鮮が「核兵器製造」等を内容と する外務省声明発表(2/10) ・中国全人代が「反国家分裂法」採択 (3/5) ・第4回六者会合で共同声明発表 (9/19) ・チェチェン独立派武装勢力が北オセ チアで学校占拠(9/1) ・胡錦濤国家主席が中国共産党中央 軍事委員会主席に就任(9/19) ・中国原子力潜水艦による我が国領 ・中国原子力潜水艦による我が国領 海内潜没航行事案発生( 海内潜没航行事案発生(11/1011/10)) 中国、ロシア、朝鮮半島 ・バリ島で連続爆破テロが発生(10/1) ・パキスタンで大地震発生( ・パキスタンで大地震発生(10/810/8)) ・国連安保理が国連スーダンミッション (UNMIS)の設立決定(3/24) ・イラク移行政府発足(4/28) ・IAEA理事会がイランの保障措置協 ・IAEA理事会がイランの保障措置協 定違反を認定( 定違反を認定(9/249/24)) ・ロンドンで連続爆破テロが発生 (7/7) 2005年 ・パキスタンのムシャラフ大統領が カーン博士による核供与について謝 罪(2/5) ・スマトラ沖大地震・インド洋津波災害 ・スマトラ沖大地震・インド洋津波災害 発生( 発生(12/2612/26)) ・イラク暫定政府発足(6/1) ・アフガニスタン正式政府発足 ・アフガニスタン正式政府発足 ( (12/2412/24)) ・マドリードで列車爆破テロ発生 (3/11) ・ブルガリアやルーマニア等7カ国 がNATO加盟(3/29) ・ブッシュ米大統領が軍事態勢見直 しについて演説(8/16) 2004年 アジア太平洋地域(左地域除く) 中東、アフリカ 米国、欧州

1

(4)

・ミャンマーで大型サイクロン発生 ・ミャンマーで大型サイクロン発生 ( (5/25/2)) ・パキスタンでムシャラフ大統領辞任 (8/18) ・米印民生用原子力協力協定に署名 (10/10) ・タイで国際空港占拠(11/25) ・ムンバイで連続テロ発生(11/26) ・ ・ロシアのロシアのTuTu--9595戦略爆撃機が伊豆諸戦略爆撃機が伊豆諸 島南部で領空侵犯( 島南部で領空侵犯(2/92/9)) ・李明博韓国大統領就任(2/25) ・チベット自治区ラサでチベット仏教僧 らによる暴動発生(3/14) ・メドヴェージェフ露大統領就任(5/7) ・中国四川省大地震発生( ・中国四川省大地震発生(5/125/12)) ・馬英九台湾総統就任(5/20) ・グルジア ・グルジア軍が露軍と衝突軍が露軍と衝突((8/88/8)) ・中国が「神舟7号」打上げ成功(9/25)、 初の船外活動(9/27) ・中国海洋調査船 ・中国海洋調査船22隻が我が国領海内隻が我が国領海内 に侵入 に侵入(12/8)(12/8) ・米国が北朝鮮の支援の下シリアが 建設した核施設を公表(4/24) ・ソマリア周辺海域の海賊行為に関す る国連安保理決議第1816号採択 (6/2) ・ブッシュ米大統領がイラク派遣部隊 ・ブッシュ米大統領がイラク派遣部隊 の一部撤収及びアフガン派遣部隊の の一部撤収及びアフガン派遣部隊の 増派を表明( 増派を表明(9/99/9)) ・米国がアフリカ軍の運用開始(10/1) ・イスラエル軍によるガザ地区大規模 空爆開始(12/27) ・コソボ自治州がセルビアからの独 立を宣言(2/17) ・米イージス艦が制御不能衛星の 撃墜成功(2/20) ・クロアチアとアルバニアのNATO 加盟招請が決定(4/3) ・米国が第4艦隊の再設置を発表 (7/12) ・米国が国家防衛戦略発表(7/31) 2008年 ・豪「国防白書2009」発表(5/2) ・インドネシア、外資系ホテルで連続爆 破テロ(7/17) ・インドネシア、スマトラ沖大地震発生 ・インドネシア、スマトラ沖大地震発生 (9/30) (9/30) ・中国海軍艦艇がソマリア沖で任務開 ・中国海軍艦艇がソマリア沖で任務開 始( 始(1/61/6)) ・北朝鮮、ミサイル発射 ・北朝鮮、ミサイル発射(4/5)(4/5) ・北朝鮮、核実験実施発表 ・北朝鮮、核実験実施発表(5/25)(5/25) ・ロシア、「2020年までの国家安全保 障戦略」承認(5/12) ・中国、建国60周年祝賀行事で軍事 パレード実施(10/1) ・第一次戦略兵器削減条約 (STARTⅠ)失効(12/5) ・米イラク地位協定発効(1/1) ・オバマ米大統領によるイラク政策の 発表(2/17) ・オバマ米大統領によるアフガン・パキ スタン新戦略の発表(3/27) ・イランの第2のウラン濃縮施設の存 在判明(9/25) ・オバマ米大統領によるアフガン改訂 ・オバマ米大統領によるアフガン改訂 戦略の発表 戦略の発表(12/1)(12/1) ・オバマ米大統領就任( ・オバマ米大統領就任(1/201/20)) ・仏、NATO統合軍事機構に復帰 (4/3) ・オバマ大統領のプラハ演説 ・オバマ大統領のプラハ演説(4/5)(4/5) ・ミサイル防衛(MD)東欧配備見直 し(9/17) ・リスボン条約発効(12/1) ・米航空機爆破未遂事件(12/25) 2009年 ・中国、ミサイル迎撃実験を実施と発 ・中国、ミサイル迎撃実験を実施と発 表 表((1/11)1/11) ・露第 ・露第55世代戦闘機「世代戦闘機「PAKFAPAKFA」初試験」初試験 飛行( 飛行(11//2929)) ・ロシアが新「軍事ドクトリン」を承認 ・ロシアが新「軍事ドクトリン」を承認 ( (2/2/55)) ・ハイチで大地震発生 ・ハイチで大地震発生(1/12)(1/12) ・ ・米国が「米国が「44年毎の国防計画の見直年毎の国防計画の見直 し( し(QDRQDR)」及び「弾道ミサイル防衛)」及び「弾道ミサイル防衛 見直し( 見直し(BMDRBMDR)」を発表()」を発表(2/12/1)) 2010年 中国、ロシア、朝鮮半島 アジア太平洋地域(左地域除く) 中東、アフリカ 米国、欧州

2004年(16大綱策定)以後に生起した主な軍事関連事象②

(5)

西沙問題

竹島問題

北方領土問題

南北朝鮮統一問題

沖ノ鳥島

ミサイル・核問題

海洋調査

尖閣諸島 樫(天外天)ガス田付近を 航行する中国ソブレメンヌ イ級駆逐艦(05年9月) 原潜潜没航行事案(04年11月) Su-30

わが国のシーレーン

わが国は、海上輸送に

全貿易量の99%以上

(重量ベース)を依存。

グアム島

南沙問題

中台問題

J-10

中国の核・ミサイル戦力や

海・空軍力の近代化

キロ級潜水艦 ユージャオ級大型揚陸艦 DF-31大陸間弾道ミサイル 中国ハン級原子力潜水艦 Su-27 わが国上空を超えるミサイルの発射(09年4月) 核実験実施の発表(06年10月、09年5月) 露Tu-95爆撃機が伊豆諸島沖を 領空侵犯(08年2月 )

第一

ソブレメンヌイ級駆逐艦等4隻が中国 海軍戦闘艦艇として初めて津軽海峡を 通過し、わが国を周回(08年10月) 中国ミン級潜水艦が大隈海峡を 浮上航行(03年11月) 沖縄近海と伝えられる国際水域で、 中国ソン級潜水艦が米空母キティホーク 近傍に浮上(06年10月) ルージョウ級駆逐艦等5隻が南西諸島 を通過し、沖ノ鳥島の北東260km付近の 海域に進出(09年6月) 複数の中国H-6爆撃機 が、日中中間線付近 まで進出(07年9月)

3

わが国周辺の安全保障環境

わが国周辺の安全保障環境

(6)

世界は大変革・大調整・大変化の最中

平和と発展は時代の主要な命題

グローバルな挑戦の増加・新たな脅威の出現

経済グローバル化と多極化が進展 世界の平和・発展は多くの困難と挑戦に直面 軍事・安全保障要因の国際関係に与える影響が増大

グローバルな挑戦・新たな脅威

覇権主義・強権政治

米国発の金融危機

国際的軍備競争

エネルギー・食糧問題

戦略要地、戦略資源、

戦略的主導権をめぐる争い

基本認識

中国の情勢認識と国防政策

中国の情勢認識と国防政策

(「2008年中国の国防」による)

積極防御の軍事戦略方針

情報化条件下の

局地戦の勝利を目標

危機と戦争の抑止を重視

多様な脅威への対処と多様な

軍事任務の達成のための能力を強化

テロ、環境災害、気候変動、

疫病、国際犯罪、海賊

積極防御の

軍事戦略の貫徹

自衛防御の

核戦略の堅持

全面的・協調的で持続可能な 国防・軍建設の実現

情報化を主要基準とした

軍の質的強化

人民戦争の戦略思想を

堅持・発展

軍近代化戦略

国防・軍の情報化の推進

経済建設と国防建設の

統合的計画

国防・軍の改革の深化

飛躍的発展の路線

新世紀新段階の国防政策

国家の安全・統一の維持

国家の発展利益の保障

平和的発展に有利な

安全保障環境の醸成

経済リスク

地域紛争・地域混乱

(7)

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 0 5 10 15 20 25

公表国防費

○ 中国政府は、09年度の中国の国防費を、4,728億6,700万元、対前年度

比15.3%の伸びと発表

○ 1元=15円で換算すると、 約7兆0,930億円

○ 当初予算比では、

21年連続して10%以上の伸び

○ 日本の平成21年度予算における防衛関係費は約4兆7,028億円※

(SACO関係経費及び米軍再編関係経費のうち地元負担軽減分は除く。)

% 国防費対前年度 伸び率 国防費対前年度伸び率 公表国防費額 億元 公表国防費額

88年

90年

92年 94年

96年

98年

00年 02年

04年 06年

08年09年

21年で約22倍

約215億元 約4,729億元

中国の国防費

中国の国防費

国防費増加についての中国の説明

○ 国防費の増加は、国防の必要と国民経済の発展

レベルにふさわしいものであるとの原則に依拠して

いる、と説明。

○ 1978年以降の30年間を3つの時期(78~87年、88

~97年、98年~07年)に区分し、各時期における、国

防費、GDPおよび国家財政支出の年平均伸び率等

を用いて、

の説明を試みている。

(1)国防費の伸び

(2)過去2年間の国防費増額の理由

○ 将兵の待遇改善

○ 物価上昇への対応

○ 軍事変革の推進

① 近年の国防費の増大が過去の資源配分の遅

れを取り戻すものであること、

② 近年においても、国家財政支出の伸びに比べ

れば国防費の増大が抑制されたものであること、

(08年版中国国防白書による。) 98~07年 88~97年 78~87年 時期 18.4% 15.1% 10.4% 財政支出 年平均 伸び率 12.5% 15.9% 20.7% 14.5% 14.1% 3.5% GDP 国防費 (国防白書の記述を表にまとめたもの)

5

※ 日本の 防衛関係 費

(8)

第二砲兵

第二砲兵

区域防衛型

⇒全域機動型

戦略抑止・通常打撃力向上

国土防空型

⇒攻防兼備型

近海で洋上戦闘を行う

総合戦闘力向上

核反撃能力向上

世界の軍事技術発展の趨勢(湾岸戦争、コソボ紛争、イラク戦争)に対応し、

軍事力のハイテク化、情報化を推進

「中国の特色ある軍事変革」を推進(急速な近代化)

「中国の特色ある軍事変革」を推進(急速な近代化)

◆ 中国は

軍事目的での宇宙利用

を行っている可能性が

あり、

対衛星兵器の開発

も行っている。

◆ 中国は

サイバー戦の専門部隊

を編成し、訓練を行って

いるとみられている。

5次元空間

」が

将来の情報化戦争の主体

(陸、海、空 + 宇宙、電磁)

中国の軍事力近代化の方向性

中国の軍事力近代化の方向性

(9)

陸上戦力

陸上戦力

能力重視の軍隊へ

能力重視の軍隊へ

・人員の大幅な削減

・機動力の向上

海上戦力

海上戦力

近海での総合的作戦能力の増強

近海での総合的作戦能力の増強

・新型の国産各種艦艇の増強

(水上戦闘艦艇・揚陸艦・補給艦・潜水艦など)

・能力の高いロシア製艦艇も導入

(ソブレメンヌイ級駆逐艦やキロ級潜水艦を導入 )

航空戦力

航空戦力

攻防兼備

攻防兼備

型の空軍へ

型の空軍へ

・第4世代戦闘機の増強

(ロシアからSu-27、Su-30を導入し、国産J-10戦闘機 を量産)

・空中給油・早期警戒管制能力の獲得努力

核・ミサイル戦力

核・ミサイル戦力

⇒ 即応性、残存性、打撃力等の向上

・弾道ミサイルの性能向上

(固体燃料推進方式の新型ICBMの開発など)

・巡航ミサイルも開発

中国の軍近代化の動向

中国の軍近代化の動向

7

(10)

○ 多元的外交への移行、ロシアの潜在的能力を利用する政策により、ロシアの影響力強化の可能性が拡大

○ 軍事分野、特に戦略核戦力分野で圧倒的優位を目指す先進国の政策は脅威

○ 資源を巡る競争が軍事力により解決される可能性、米MD配備、NATOの対露国境接近は安定性に影響

戦略核戦力を維持しつつ、常時即応部隊の増加等により新たな姿の軍に移行

・ 国連を中心としつつ特にCIS諸国との関係発展を優先

・ 米国とは対等で完全な戦略的パートナーシップの構築を目指す

2020年までのロシア連邦国家安全保障戦略(2009年5月改定)

2020年までのロシア連邦国家安全保障戦略(2009年5月改定)

○ 世界は多極化の趨勢。大規模戦争の蓋然性が低下する一方、ロシアへの軍事的危険性は増大

○ 軍事的危険性(一定の条件では軍事的脅威が発生し得る状態)

として、NATO拡大を含むNATOの軍事インフラのロシ

アへの接近、戦略的MDシステムの構築・展開等に言及

○ 軍事的脅威(軍事紛争発生の現実的可能性がある状態)として、情勢悪化によりロシアに軍事力が行使される状況や国

家機能の妨害等を指摘

○ 現代の軍事紛争の特徴として、予測の困難性、現代的な有効性の高い兵器体系や情報戦の役割の増大、リアク

ションタイムの短縮、各種能力・手段の複合的な使用等を列挙

・ 軍事紛争の抑止及び予防等のため、

現代の軍事紛争に対応できる軍事力を整備

戦略抑止措置として精密誘導兵器の運用に言及

国家の存続自体が脅かされる場合においては、通常兵器による侵攻に対しても核兵器を使用する権利を留保

ロシア連邦軍事ドクトリン(2010年2月策定)

ロシア連邦軍事ドクトリン(2010年2月策定)

ロシアの安全保障・国防政策

ロシアの安全保障・国防政策

(11)

国防費と装備の近代化

国防費と装備の近代化

●2006年10月にロシア装備国家綱領が承認され、2007~2015年までの間の装備の開発・調達

などに5兆ルーブル(約22兆円)が投じられる。

●今後、開発・調達が見込まれる主な装備は下記のとおり。

・ボレイ級新型戦略原潜(SSBN)

・新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラヴァ」

・新型多弾頭大陸間弾道ミサイル(ICBM)「RS-24」

・新型戦闘爆撃機Su-34

装備の近代化

・国防費の増大を背景とし、停滞していた装備の近代化を積極的に推進していると考えられる

07年4月に進水した、ボレイ級SSBNの1 番艦の「ユリー・ドルゴルキー」 (億ルーブル

(対GDP比) ロシア連邦統計庁他による

○ ロシアの経済・財政状況の好転を背景として、国防費

は増加。

○ 2009年の国防費は2005年の国防費のおよそ2.5倍。

(参考)各年の国防費及び対前年比伸率は以下のとおり

・ 2005年: 5,311億ルーブル

26.8%

・ 2006年: 6,660億ルーブル

25.4%

・ 2007年: 8,220億ルーブル

23.4%

・ 2008年: 9,596億ルーブル

16.7%

・ 2009年:13,242億ルーブル

38.0%

0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 3.5% 国防費 GDP比 約2. 5倍

国防費の増加

9

(12)

コンパクト化概成。今後、プロ化・近代化を推進

6,412 発 3,662 発 1,620 発 1492 発624 発 2284 発 1989 年 2009年1月 2012 年時点 1700 1700~~22002200発発 モスクワ条約の 水準まで削減 11694 発

1989年

2008年

現在の水準ほぼ維持 300万人 113 万人

コンパクト化(兵力削減)

プロフェッショナル化

・徴兵制主体 ⇒ 志願兵制導入

・専門部隊(山岳部隊、PKO専任部隊)

プロフェッショナル化

・徴兵制主体 ⇒ 志願兵制導入

・専門部隊(山岳部隊、PKO専任部隊)

近代化(新装備導入)

・戦略核戦力:低水準での対米均衡のための新型ミサイ

ル開発

・通常戦力:低調(2007~15年の装備綱領策定)

近代化(新装備導入)

・戦略核戦力:低水準での対米均衡のための新型ミサイ

ル開発

・通常戦力:低調(2007~15年の装備綱領策定)

「兵力数を将来的に望ましい水準である100万人にまで削減する」

(2006年5月10日、プーチン大統領年次教書演説)

「ロシア連邦軍の定員を、2016年をもって軍人100万人・・・とする」

(2008年12月29日、ロシア連邦大統領令)

「ロシア軍の3分の2以上が職業軍人(志願兵)となりつつある。徴兵

期間は2008年1月1日より12ヶ月に短縮される」 (2007年4月26日

プーチン大統領年次教書演説)

「徴兵期間を12ケ月に短縮することが可能となった」( 2007年12月

28日セルジュコフ国防相2008年に向けての祝辞)

「戦略核戦力のバランスの維持が最重要の課題。今後5年間にロシア

軍の核の3本柱の装備が向上する」

( 2006年5月10日プーチン大統領年次教書演説)

兵力規模(定員)

弾頭数

2016年まで

ロシアの軍事力の動向

ロシアの軍事力の動向

3909 発 100万人

(13)

0 1000 2000 3000 1976 1989 1990 1995 2004 2005 2006 2007 2008 2009

0

50

100

150

1976 1989 1990 1995 2004 2005 2006 2007 2008 2009

0 20 40 60 1976 1989 1990 1995 2004 2005 2006 2007 2008 2009 0 20 40 60

地上兵力

棒:兵員数(万) 線:師団数

海上兵力

左:主要水上艦艇 右:潜水艦

航空兵力

作戦機数 1976:51大綱策定時、89:ピーク時、90:初減少、95:07大綱策定時 43個師団 約39万人 15個師団 約9万人 約100隻 約140隻 約20隻 約2,430機 約600機

極東ロシア軍の軍事力

極東ロシア軍の状況

極東ロシア軍の状況

・極東地域のロシア軍の戦力は、ピーク時

に比べ大幅に削減された状態にあるが、

依然として核戦力を含む相当規模の戦力

が存在している。

・訓練活動などの減少傾向は、下げ止まり、

近年は練度回復を図る中にあって、活発

化の傾向もみられる。

極東地域のロシア軍の将来像については、ロ

シア軍全般が戦略核部隊の即応態勢を維持し、

常時即応部隊の戦域間機動による紛争対処を

運用の基本としていることを踏まえると、他

の地域の部隊の動向も念頭に置いた上で、そ

の位置付けや動向について、引き続き注目し

ておく必要がある。

約20隻

11

(14)

朝鮮半島の緊張を高め、日本を含む東アジアの

安全保障にとって重大な不安定要因

朝鮮半島の緊張を高め、日本を含む東アジアの

安全保障にとって重大な不安定要因

漁郎オラン 徳山トクサン 平壌ピョンヤン 黄州ファンジュ ソウル ●烏山オサン 群山クンサン 大邸テグ 遮湖チャホ 馬養島マヤンド 退潮テジョ 墨湖ムクホ 釜山プサン 鎮海チンヘ 仁川インチョン 沙串サゴン 南浦ナムポ ●中和チュンファ ●議政府ウィジョンブ 水原スウォン 板門店● 平澤ピョンテク 北 朝 鮮 軍 総 兵 力 約110万人 陸上兵力 27個師団約100万人 戦 車 約3500両(T62、T54、T55等) 艦 艇 約650隻約10.7万㌧ (フリゲート3、潜水艦23等) 作 戦 機 約580機 (第3/4世代航空機= Mig23:56、Mig29:35、Su25:34) 在 韓 米 軍 総 兵 力 約2.5万人 陸上兵力 1個師団約1.7万人 戦 車 M1(約120両) 艦 艇 支援部隊のみ 作 戦 機 作戦機約60機 (F16:40等) 韓 国 軍 総 兵 力 約69万人 陸上兵力 22個師団約56万人 戦 車 約2330両(88型、M47、M48等) 艦 艇 約190隻約15.4万㌧ (駆逐艦8、フリゲート9、潜水艦10等) 海 兵 隊 2個師団等約2.5万人 作 戦 機 約530機(第3/4世代航空機=

北朝鮮の軍事情勢

北朝鮮の軍事情勢

テポドン 旗対嶺キテリョン 米第7空軍司令部 米第2歩兵師団 韓国合同参謀本部 米韓連合軍司令部 在韓米軍司令部 総参謀部 海軍司令部 首都防衛司令部 空軍司令部

深刻な経済困難にもかかわらず、軍事面に資源

深刻な経済困難にもかかわらず、軍事面に資源

を重点配分

を重点配分

・国家予算に占める

国防費の割合は15.8%

だが、

実際の国防費の一部に過ぎないとみられている

総人口の約5%が現役の軍人

(日本:約0.2%、

米国:約0.5%、ロシア:約0.7%)

陸上兵力中心、装備の大半は旧式

陸上兵力中心、装備の大半は旧式

・陸軍:

歩兵中心

。地上兵力の

約3分の2をDMZ沿い

に配備

し、韓国北部の都市・拠点等はDMZ

沿いの長射程火砲の射程下

・海軍:

小型艦艇中心

。小型潜水艇による強襲・隠密

上陸能力

・空軍:

作戦機は旧式機主体

。小型輸送機

(AN-2)

多数保有

いわゆる非対称的な軍事能力を維持・強化

いわゆる非対称的な軍事能力を維持・強化

殊部隊:約

殊部隊:約

10

10

万人と大規模

万人と大規模

核兵器計画

核兵器計画

化学剤・生物兵器生産基盤を保有

化学剤・生物兵器生産基盤を保有

弾道ミサイルを開発・配備・拡散

弾道ミサイルを開発・配備・拡散

北方限界線(NLL) 北方限界線(NLL) 海上 軍事 境界 線 軍 事 境 界 線

北朝鮮の軍事力

DMZ アン ツー

(15)

80

80

○約650隻約10.7万トンの艦艇を有するが、

最大級の水上

艦艇でも満載排水量1,500トン程度

○ロメオ級潜水艦役20隻のほか、特殊部隊の潜入等に使

用されると考えられる小型潜水艦約60隻とエアクッション

揚陸艇約130隻を保有

○作戦機約580機のうち、

旧式機が約80%

○MiG-29やSu-25といった比較的

最近開発・実用化された作

戦機も少数保有

○特殊部隊の輸送に使用されるとみられるAn-2を多数保有

102 m 164.9 m

ナジン級フリゲート

(満載排水量1,500t) (参考) あたご型護衛艦 (基準排水量7,700t) 約580機

Mig-19戦闘機

小型輸送機(An-2)

能登半島沖

不審船事案

(99年3月)

九州南西海域

不審船事案

(01年12月)

北朝鮮小型潜水艦

韓国領海侵入事件

(98年6月)

海 軍

特殊部隊

○約10万人に達すると考えられ、

情報収集や破壊工作からゲリ

ラ戦まで各種の活動に従事

朝鮮人民軍関係のものと朝鮮労働党関係のものがある

と言わ

れている。例えば、朝鮮労働党作戦部が工作員の搬送を行っ

ていると言われている。

旧式機

ロメオ級潜水艦

エアクッション揚陸艇

240mm多連装ロケット(射程60km)

170㎜自走砲(射程54km)

T-62戦車

IL-28爆撃機

○約100万人を擁し、

兵力の3分の2がDMZ付近に展開

○戦車3,500両以上を含む機甲戦力と火砲を有し、240mm多

連装ロケットや170mm自走砲といった

長射程火砲をDMZ

沿いに常時配備

北朝鮮の軍事力(軍種別)

北朝鮮の軍事力(軍種別)

13

陸 軍

空 軍

(16)

10

20

30

○ 06年7月5日にキテリョンから発射された

ものと考えられる

○ 09年7月4日にキテリョンから発射された

可能性がある

○ 81年、エジプトよりスカッドB及びTEL

(Transporter-Erector-Launcher)

を輸入

○ スカッドCは、スカッドBの寸法を変えること

なく、内部の推進剤タンクを大型化

約300km

スカッドB

○ 06年7月5日に

テポドン地区から

発射し、失敗した

ものと考えられる

○ 09年4月5日の

我が国の上空を

飛び越える形で

の発射で利用

○ 98年8月31日に我

が国の上空を飛び越

える形で発射された

弾道ミサイルの基礎

○ 93年5月下旬の日本

海に向けての発射実験

で使用された可能性が

高い

○ 06年7月5日にキテ

リョンから発射されたも

のと考えられる

○ 09年7月4日にキテ

リョンから発射された可

能性がある

○ 1段目に新型

ブースター、2段

目にノドンを使用

約6,000km

テポドン2

○ 北朝鮮が開発を

行っていると考えら

れる中距離弾道ミ

サイル

○ 1段目にノドン、2段

目にスカッドを使用

○ スカッドCのエアフレー

ム及びエンジンを大型

約2,500~

4,000km

約1,500km以上

約1,300km

約500km

新型IRBM

テポドン1

ノドン

スカッドC

(m)

北朝鮮の弾道ミサイルについて

北朝鮮の弾道ミサイルについて

14

(17)

500km

1,500km

6,000km

アンカレッジ

アンカレッジ

サンフランシスコ

サンフランシスコ

ハワイ

ハワイ

テポドン

テポドン

※上記図は、便宜上テポドンを中心に各ミサイルの到達可能距離を概略のイメージとして示したもの

テポドン1

(射程約1,500㎞以上)

テポドン1

(射程約1,500㎞以上)

4,000km

09年4月の発射

98年8月の発射

新型IRBM

(射程2,500-4,000㎞)

新型IRBM

(射程2,500-4,000㎞)

テポドン2

(射程約6,000㎞)

テポドン2

(射程約6,000㎞)

1,300km

北京

北京

東京

スカッドB

(射程約300㎞)

スカッドC

(射程約500㎞)

スカッドB

(射程約300㎞)

スカッドC

(射程約500㎞)

ノドン

(射程約1,300㎞)

ノドン

(射程約1,300㎞)

北朝鮮の弾道ミサイルの射程

北朝鮮の弾道ミサイルの射程

沖縄

15

(18)

我が国の安全保障に与える影響等

○ 今回の発射は、北朝鮮が発表したような

「運搬ロケットで人工衛

星を軌道に正確に進入させることに成功した」ものとは考えられ

ない

○ 弾道ミサイルの発射であれ、人工衛星の打ち上げであれ、いず

れにせよ、北朝鮮は、今回の発射を通じて、

弾道ミサイルの性

能向上のために必要となる種々の技術的課題の検証等を行い

得た

ものと考えられる。

○ 今回、

3,000km以上飛翔

したと推定されることから、2006年

の「テポドン2」の発射失敗時と比較すれば、北朝鮮が

弾道ミサ

イルの長射程化を進展させた

と判断される。

○ 北朝鮮が発射実験をほとんど行うことなく、弾道ミサイル開発を

急速に進展させてきた背景としては、

外部からの各種の資材・

技術の北朝鮮への流入の可能性

が考えられる。

今回の発射について

【1.現在保有するノドン等のミサイルの性能向上】

○ 今回の発射が、

ノドン等北朝鮮が保有するその他の弾道ミサイ

ルの性能の向上につながる可能性

が考えられる。

○ 北朝鮮は、今回の発射を通じて、

将来、更なる長射程化等の弾

道ミサイル開発を一層進展させる可能性が高い

【2.ミサイルの移転、拡散】

○ 今回の発射により弾道ミサイル開発が進展するに伴い、

弾道ミサ

イル本体又は関連技術の更なる移転・拡散が一層懸念

される。

【3.地域への影響】

○ 今回の発射は、北朝鮮の弾道ミサイルの開発・配備に加え、移

転・拡散の観点からも、

我が国周辺地域のみならず、国際社会全

体に不安定をもたらす要因

となっており、

その動向が強く懸念

され

る。

09年4月5日の北朝鮮によるミサイル発射について

09年4月5日の北朝鮮によるミサイル発射について

(19)

北朝鮮による核開発の現状について

北朝鮮による核開発の現状について

○ 北朝鮮が極めて閉鎖的な体制をとっていることもあり、

断定的なことは申し上げられないが

、過去の

核兵器開発疑惑が解明されていないことに加え、一連の北朝鮮の言動を考えれば、

核兵器計画が

相当に進んでいる可能性も排除できない

○ また、06年につづいて、09年5月にも北朝鮮が核実験の実施を発表したことは、北朝鮮が

核兵器計

画をさらに進展させた可能性が十分にある

ことを示すもの。

核兵器計画の現状

小型化・弾頭化の現状

○ 弾頭化の段階まできているか否かを含む北朝鮮の核兵器計画の現状については、

断定的なことは

申し上げられない

○ 一般に、核兵器を弾道ミサイルに搭載するための小型化には相当の技術力が必要とされているが、

米国、ソ連、英国、フランス、中国が60年代までにこうした技術力を獲得したとみられることを踏まえ

れば、

北朝鮮が、比較的短期間のうちに、核兵器の小型化・弾頭化の実現に至る可能性も排除でき

ない

【プルトニウム型】

○ (06年の)

核実験に先立ち、北朝鮮が少なくとも6個の核兵器に十分な量のプルトニウムを生産

したと評価していた。

(09年3月、ブレア米国家情報長官の議会証言)

○ 北朝鮮は、寧辺で生産されたプルトニウムから

数個の核兵器を備蓄

したかもしれない。

(09年3月、メイプルズ米DIA長官の議会証言)

8000本の使用済み燃料棒の再処理を8月末までに成功裏に終えた

抽出されたプルトニウムを核抑止強化のために兵器化するうえ

で注目に値する成果を得た

(09年11月、朝鮮中央通信(北朝鮮))

【ウラン型】

○ 情報コミュニティは、北朝鮮が

過去に、ウラン濃縮能力を追求

したとの評価を継続している。情報コミュニティの一部では、北朝鮮が秘

密裏にウラン濃縮計画を進めているとの懸念が強まっている。 (09年3月、ブレア米国家情報長官の議会証言)

ウラン濃縮実験が成功裏に行われ、完了段階

に入った。

(09年9月、北朝鮮国連常駐代表発国連安保理議長宛て書簡)

○ 北朝鮮は、

核弾頭を弾道ミサイルに成功裏に搭載できるかもしれない

(09年3月、メイプルズ米DIA長官の議会証言)

それ(核弾頭搭載)が彼らの長期的な意図

であると我々は確信していると思う。彼らが現時点においてそのような能力を有していること

について、個人的には疑問視している。

(09年3月、ゲイツ米国防長官のFOXニュースでの発言)

17」

参照

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