津波や洪水など橋梁の水害に対する安全性向上対策
このレポートは,JSPS 科学研究費 基盤研究(B)26289148「津波や洪水など橋梁の水害に対
する安全性向上対策に関する研究」の研究成果をまとめたものである.
研究期間:2014 年 4 月~2017 年 3 月
研究組織:
・研究代表者
伊津野 和行
立命館大学 理工学部 教授(地震工学)
・研究分担者
里深 好文
立命館大学 理工学部 教授(河川工学)
浅井 光輝
九州大学大学院 工学研究院 准教授(計算力学)
野阪 克義
立命館大学 理工学部 教授(鋼構造学)
竹田 周平
福井工業大学 工学部(地震工学)
野村 泰稔
立命館大学 理工学部 講師(応用情報学)
川崎 佑磨
立命館大学 理工学部 准教授(コンクリート構造学)
中尾 尚史
独立行政法人土木研究所 構造物メンテナンス研究センター(地震工学)
阿部 孝章
独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所(河川工学)
1.はじめに
橋の耐震設計に関して,日本は世界でも有数の技術先進国となり,大地震が発生しても新しい
設計基準によって建設もしくは補強された橋が揺れによる大きな被害を受けることは,以前に比
べると少なくなってきた.一方,2011 年東日本大震災における津波による多数の橋梁流出,毎年
のように発生する洪水や土石流による落橋など,近年,橋が水の作用により流出する事態が続い
ている.2011 年以降だけでも,2011 年台風 12 号,2012 年九州北部豪雨,2013 年山口島根豪雨,
2013 年台風 18 号で落橋や流出が発生した.2016 年も 8 月末の台風 10 号による大雨で洪水や土石
流が多発し,北海道や岩手県で多数の橋梁が流出したり落下したりした.しかも,通行しようと
した車が川に転落して死者が発生する深刻な事態になり,マスコミでも大きく報道された.橋台
裏込め土の流出による落橋,基部の洗掘による橋脚の倒壊,土砂や流木による橋の埋没などが報
告されている.9 月には台風 16 号で洪水が発生し,鹿児島県の国道橋が流出した.このような被
害は気候変動による豪雨の増加とともに,ほぼ毎年のように発生する状況になっている.しかし,
構造工学分野における水害対策はさほど注目されてこなかった.当然のことではあるが,落橋は
貴重な社会資本の損失であるのみならず,災害後における救援や地域の復旧に多大な遅延をもた
らす.中小河川に架かる小規模橋梁であっても,何らかの対策を考えておくことは必須だと言え
る.
橋の設計にあたっては,地震時動水圧以外は常時の静水圧や流水圧しか考慮されていない.地
震時動水圧についても,下部構造の付加質量として考慮されるだけで,津波や洪水の作用とは状
況が異なる.津波の橋梁に対する作用に関しては,現在,多くの機関で実験や数値解析による検
討が進められているが,2012 年に改定された道路橋示方書では,適切な構造計画を検討するよう
書かれるにとどまっている.地域の防災計画などを参考にしながら,津波の高さに対して桁下空
間を確保すること,津波の影響を受けにくいような構造的工夫を施すこと,上部構造が流出して
も復旧しやすいように構造的な配慮をすることが記載されたが,具体的な規定とはなっていない.
洪水や土石流に対しては,構造的な検討がなされていないのが現状であり,桁上げや掘削によ
る桁下空間の確保,あるいはルート変更ぐらいしか今は考えられていない.橋梁側方への溢流に
よる二次被害など,津波とは異なる問題も存在する.年々,豪雨の頻度が増してきていることを
鑑みると,構造工学分野における対策検討は必須の状況だと考える.
津波や洪水では,水だけが流されてくるのではない.土砂や岩,流木や船,場所によっては氷
など,漂流物が流されてきて橋に衝突する.1952 年十勝沖地震では,流氷が津波で流されて来て
霧多布など浜中湾に面した町の構造物を破壊したという記録がある.燃えた家や車が流されてき
て,大規模な火災に発展することもある.奈良県の国道
168 号にかかる折立橋は,2011 年台風 12
号の際,流木がトラス部分に引っかかって流出した.これら漂流物に対する検討は,大規模橋梁
に対する津波による船舶の衝突が検討し始められたところである.むしろ中小河川における洪水
に伴う漂流物対策の方が遅れている.
また,自治体の資金不足も深刻であり,災害対策の必要性がわかっていても,すべての橋梁を
同時期に補強することができない.長寿命化計画や耐震補強計画など,各種の計画が都道府県ご
とに策定されているが,いずれも今後
50 年ほどを見据えた長期計画となっている.毎年のように
繰り返される落橋を防ぐ対策を早急に確立し,補強計画になるべく早く組み入れることは喫緊の
課題と言える.
2.対策の方針
(1)橋脚や橋台の被害防止
桁が流出するより,桁を支える橋脚や橋台が被害を受けて倒壊する方が,復旧に時間を要する.
そのため,橋脚や橋台に過大な力が作用しないような対策が必要になる.また,橋台背面裏込め
土が流出することによる桁落下を防ぐ必要がある.橋脚や橋台の,津波や洪水に対する設計を第
一に考えるべきである.
対策メニュー:橋脚や橋台基部の洗掘防止,正確な流体力評価,流木除けの設置による漂流物の
橋への作用軽減
(2)桁の流出防止
橋脚基部の耐力を越える力が作用するまでは,桁が流出しないようにすることが必要である.
そのために,桁に作用する流体力を軽減するとともに,橋軸直角方向に対する落橋防止構造の設
置が望まれる.さらに,漂流物による落橋を防ぐため,漂流物を橋桁に当てない工夫が必要であ
る.また,漂流物によって河川が堰き止められると,桁への作用力が増大するとともに,溢流の
危険性も増加する.
対策メニュー:フェアリングの設置による外力低減,落橋防止構造の設置による流出防止,流木
除けの設置による漂流物の橋への作用軽減
(3)危険の通知
万一,橋梁が危険な状態になった場合,避難時に通行して被害に巻き込まれることのないよう,
直ちに危険な状況を知らせる工夫が必要である.その橋梁が通れなくなったときの迂回路を示す
ことも重要になる.これら,ソフトウェア対策を事前に講じておくことで,人的被害を最少にす
ることができる.
対策メニュー:マルチエージェント・シミュレーションによる避難状況の事前検討,情報端末や
情報掲示板を用いた即時情報発信システムの構築
(4)水害後の維持管理
津波被害を受けた橋梁は大量の海水を浴びているため,塩害に対する警戒が必要である.河川
洪水の場合も,長期間水没することが考えられ,鉄筋や鋼板の錆には注意しなければならない.
また,基礎の洗掘に伴う安定性の検討も不可欠である.津波による流出や損傷がなくても,災害
後の長期にわたるモニタリングが望ましい.
対策メニュー:構造物のヘルスモニタリング
3.外力の仮定方法
近年,各機関で津波関連の実験が実施されてきたが,実橋梁を対象とした場合,数値解析の実
施が必須だと考えられる.橋梁に作用する力を数値解析で推定する場合,その精度が課題となる.
土木学会地震工学委員会の「橋梁の対津波設計に関する研究小委員会」で実施された対津波設計
のベンチマークテストでは,各種の手法によって同一実験結果の再現が試みられた.その結果,
抗力(水平力)に関しては,どの手法によっても設計に適用可能な精度を持って推定できていた.
一方,揚力(鉛直力)に関する精度は倍~半分であり,今後のさらなる改良が求められる.揚力
には,桁形状や桁端部の細かいモデル化が影響するため,実橋梁サイズの解析をする場合,どこ
まで精緻なモデルを用いるか,細心の注意が必要である.
4.対策メニューに関する研究成果
(1)津波作用力の数値解析による検討
津波時などの橋梁流失予測を行うには,まずは橋梁に作用する流体力の評価の精度が重要とな
る.本研究プロジェクトでは,研究分担者・浅井により粒子法を用いた数値解析について検討が
なされた.この成果概要については,5.1 節を参照されたい.
一方,研究代表者・伊津野は,オープンソース・ソフトウェアの
OpenFOAM を用いた解析を行
い,実験結果と比較を行った.この成果概要については,5.2 節を参照されたい.
(2)津波作用力の軽減
フェアリングを設置することにより,桁に作用する津波力を軽減することができる.しかし,
桁端部など施工上設置が難しい箇所があり,桁側面を
100%フェアリングで覆うことができない場
合も考えられる.研究代表者・伊津野は,部分的に設置されたフェアリングでも,ある程度効果
を発揮することができることを示した.詳細については,5.3 節を参照されたい.
また,横断勾配がある場合や,桁から独立したフェアリングの効果について,研究分担者・中
尾によって検討されている.この成果概要については,5.4 節を参照されたい.
(3)漂流物の影響
津波や洪水によって漂流物が流されてきた場合,流木除けによって桁への衝突を避ける工法が,
古くからの減災の知恵としていくつかの橋に設置されている.この効果について,研究分担者・
里深,竹田,野阪によって詳細な検討がなされた.それぞれの成果概要については,
5.5~5.7 節を
参照されたい.
寒冷地においては,冬期に河川が結氷するため,津波発生時には流木以外に氷が漂流してくる.
研究分担者・阿部により,氷板漂流物がもたらす流況や津波波力の変化について分析された.こ
の成果概要については,5.8 節を参照されたい.
(5)水害後の橋梁安全性
水害後は長期にわたって橋桁上部に水が滞留したり,海水が損傷した部分から鉄筋コンクリー
ト内部に侵入することも想定される.水害後における橋梁部材の鉄筋腐食に関する健全性評価が,
研究分担者・川崎によって実施された.この成果概要については,5.9 節を参照されたい.
また,橋脚基礎の洗掘については,橋脚の傾き等がなければ水害後の検証が難しい.これを振
動モニタリングによりチェックする方法について,研究分担者・野村によって検討がなされた.
この研究概要については,5.10 節を参照されたい.
5.それぞれの研究成果
5.1 流体力評価の精度検証と,流体・剛体連成問題の妥当性確認
浅井 光輝(九州大学大学院 工学研究院)
○概要
津波時などの橋梁流失予測を行うには,まずは橋梁に作用する流体力の評価の精度が重要とな
る.その精度検証を立命館大学の実験と比較することで実施した.また,流失挙動までを再現す
るために,流体剛体連成解析ツールを開発し,実験との比較により妥当性を確認した.
○成果
1) 流体力について,橋梁に作用する抗力・揚力とも,十分に実用的な範囲内で事前予測が可能と
判断した.
2) 流体力を受ける剛体移動の挙動までを適切に評価できることを確認した.
5.2 斜橋に対する津波流体力の評価
伊津野 和行(立命館大学 理工学部)
○概要
2011 年東日本大震災における橋梁の津波被害を受け,津波外力の推定やその軽減対策について,
各機関で活発な検討が進められている.しかしそのほとんどは直橋に関する研究であり,斜橋に
関する検討は遅れている.津波作用力を求める簡易照査式も,斜橋に関するものはない.そこで
本研究では,直橋と斜橋の模型実験と数値解析により,斜橋に作用する津波外力の特徴について
検討した.
○成果
1) 斜角 60 度の斜橋に作用する流下方向の水平力は,その方向への投影面積が同じ本実験では,
直橋と比較して同程度だった.しかし最大値をとる時間は波が作用する時間が場所によってず
れるため,直橋よりも遅くなった.
2) 揚力は斜橋の方が直橋より 1.3 倍大きくなったが,これは桁模型が振動した影響が大きいと考
えられる.背の高いゴム支承で支持された橋のように,波の作用によって動きやすい橋では,
桁の動きも考慮する必要がある.
3) 水路幅方向の水平力は,波が桁に角度を持って作用するため,斜橋の方が直橋より 2 倍ほど大
きい.本実験では片持ち梁形式で桁模型を支持しているため,直橋でも水路幅方向に水平力が
作用した.しかし,実際の直橋では無視できる力であり,斜橋の場合のみ考慮すればよいと考
えられる.
4) 数値解析では桁が動かないものとしてモデル化したため,実験で発生した作用力の変動が再現
できなかった.波の作用によって動きやすい橋では,構造物と流体との動的相互作用を考える
必要がある.
5) 数値解析では,桁の縁で剥離した波を精度よく表現しないと,実験における桁への作用力の再
現精度が低い.また,水で囲まれた部分の負圧が実験より大きくなりやすく,流下方向の水平
力を過大評価しやすい.
6) 斜角を変えた数値解析結果では,斜角が小さい斜橋ほど,流下方向の水平力が小さく,水路幅
方向の水平力が大きく,下向きの鉛直力が小さくなった.上向きの鉛直力にはあまり差が生じ
なかった.
○発表論文
伊津野和行・川崎佑磨・中津研人:斜橋に対する津波作用力に関する基礎的研究,構造工学論文
集,Vol. 63A,pp. 353-362,土木学会,2017.
5.3 部分的フェアリングの設置による津波流体力の軽減に関する研究
伊津野 和行(立命館大学 理工学部)
○概要
津波流体力を軽減するため,風対策として用いられているフェアリングの利用が考えられる.
しかし,抗力を低減させるためにフェアリングが有効だとわかっても,桁端部など施工上,全面
に設置することができない場合も想定される.そこで本研究では,部分的にフェアリングを設置
した場合の流体力軽減効果について,水理実験および数値解析によって検討した.
○成果
その結果,75%桁側面をフェアリングで覆うことができれば,100%覆わなくても図 1 のように
抗力(水平力)低減に効果があることがわかった.図
2 の揚力(鉛直力)についても,限られた
津波に対する検討ではあるが,部分的なフェアリングの効果があることがわかった.表
1 のよう
に,部分的フェアリングの設置による流体力低減効果が明らかになった.
図
1 抗力の比較
図 2 揚力の比較
表
1 フェアリングの効果
フェアリング
設置率
0%
75% 100%
抗⼒最⼤値(N)
2.3
1.7
1.4
軽減率
27%
39%
揚⼒最⼤値(N) 1.4
1.0
1.2
軽減率
24%
14%
揚⼒最⼩値(N) 1.9
1.4
1.0
軽減率
-
27%
48%
5.4 津波作用時の上部構造の挙動分析
中尾 尚史(独立行政法人土木研究所 構造物メンテナンス研究センター)
○概要
津波が作用した時の上部構造の挙動について,実験等により検討が行われている.しかし,多
くの研究は橋桁の横断勾配がない直線橋を対象としており,橋桁に横断勾配がある場合の影響に
ついて検討されている例は少ない.そこで本研究では,橋桁に横断勾配がついている橋桁模型を
作製し,横断勾配があることで上部構造の挙動にどのような影響を与えるのか,水路実験により
検討した(図-1,図-2).
また,津波外力を軽減させることを目的として,下部構造に取り付ける等,橋桁に直接取り付
けずに独立させたフェアリング(津波作用力を軽減させる装置)を提案した.この独立したフェア
リングを設置するに際し,津波外力軽減に有効な位置(高さや,上部構造とフェアリングの間隔)
についても検討した(図-4).
図-1 実験装置 (a) 勾配なし (b) 前部を 5mm 高くした場合 (c) 後部を 5mm 高くした場合 図-2 上部構造模型 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 2.0 3.0 4.0 抗⼒ (N ) 時間⒮ フェアリング0% フェアリング75% フェアリング100% ‐4.0 ‐3.0 ‐2.0 ‐1.0 0.0 1.0 2.0 2.0 3.0 4.0 揚⼒ (N ) 時間⒮ フェアリング0% フェアリング75% フェアリング100% 6000 上部構造模型 40 ゲート 貯水槽 2000 2500 1500 貯水高 ( 初期水深 ) 5 ( 桁下高 ) 5 5○成果
・橋桁に横断勾配がある場合の上部構造の挙動
模型前部が
5mm 高くした場合,貯水高が 25cm までは,勾配がない場合に比べて床版張出部底
面に津波が作用しにくくなるため,鉛直方向の津波外力が小さくなることがわかった(図-3,写真
-1).逆に,貯水高が 25cm を超えると,勾配なしの場合に比べて,鉛直方向の津波外力が大きく
なることもわかった.模型後部を
5mm 高くした場合,貯水高 20cm を除き,鉛直方向の津波外力
は,勾配なしに比べてほぼ同じ,または小さくなる傾向になることがわかった.
図-3 鉛直方向の津波外力(最大値) 写真-1 津波作用直後の流れの様子
・上部構造から独立させたフェアリングを設置した場合の上部構造の挙動
本研究では,独立させたフェアリングに半円フェアリングと平板フェアリングを用いた.この
フェアリングを図-4 に示す位置に設置した場合における津波外力の軽減効果を図-1 の実験装置を
用いて検討した.その結果,図-5 に示すように,平板フェアリングを設置すると,半円フェアリ
ングを設置する場合に比べて,津波外力の軽減効果が大きいことがわかった.また,フェアリン
グを橋梁模型より低い位置(s-⑦~s-⑨,f-⑦~f-⑨),又は橋梁模型から離れた位置(s-③,s-⑥,s-⑨,
f-③,f-⑥,f-⑨)に設置すると,津波外力の軽減効果が高い傾向にあることもわかった.これは,写
真-2 に示すように,フェアリングの下面から剥離した流れが,津波作用側の主桁や床版張出部底
面に作用しないためであると考えられる.
(a) 半円フェアリングを設置した場合 (b) 平板フェアリングを設置した場合 図-4 独立させたフェアリングの設置位置とその名称 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 18 20 22 24 26 28 30 32 勾配なし 前部+5mm 後部+5mm 鉛直方向の 津波外力(最大値)( N ) 貯水高(cm) f-① f-② f-③ f-④ f-⑤ f-⑥ f-⑦ f-⑧ f-⑨ s-① s-② s-③ s-④ s-⑤ s-⑥ s-⑦ s-⑧ s-⑨ 10 20 30 10 10 20 30 10 20 30 10 10 20 30 10 20 30 10 20 30 10 10 d d図-5 フェアリングを設置しない場合の津波外力(最大値)を 1 とした場合の津波外力(最大値)の割合 (a) フェアリングを設置しなかった場合の流況 (b) 半円フェアリングを設置した場合の流況 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 s-① s-② s-③ s-④ s-⑤ s-⑥ s-⑦ s-⑧ s-⑨ f-① f-② f-③ f-④ f-⑤ f-⑥ f-⑦ f-⑧ f-⑨
:水平方向の津波外力
:鉛直方向の津波外力
半円フェアリング 平板フェアリング フ ェ ア リ ン グ設置 時の 津波 外力( 最大 値) フ ェ ア リング なし の津 波外力 (最 大値) s-① s-② s-③ s-④ s-⑤ s-⑥ s-⑦ s-⑧ s-⑨(c) 平板フェアリングを設置した場合の流況 写真-2 津波作用直後の流れの様子(フェアリングを設置しなかった場合の時刻に統一)