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令和2年度の消費生活相談状況

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Academic year: 2022

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- 1 -

令和2年度の消費生活相談状況

Ⅰ 消費生活相談件数と傾向

令和2年度に石川県消費生活支援センター及び市町の消費生活相談窓口に寄せられた消費生活 相談件数は9,083件で、前年度に比べて692件(8.2%)増加しました。

架空請求に関する相談が減少した一方、新型コロナウイルス感染症に関連した相談が多く寄せ られたことから増加に転じました。

苦情相談とは、消費者が事業者に対して、その商品、サービスについて、安全性、品質、表示、販売方法、 契約、価格等に 不満や苦情感情をもち、その解決を求めている場合をいいます。

一般相談とは、生活知識等の問い合わせで、苦情が発生していないものをいいます。

苦情相談 一般相談 苦情相談 一般相談 増減数 増減率

県センター 3,703 3,507 196 3,529 3,297 232 174 4.9%

市 町 5,380 4,926 454 4,862 4,535 327 518 10.7%

合 計 9,083 8,433 650 8,391 7,832 559 692 8.2%

(単位:件)

区 分 R2年度 R元年度 前年度比

4,370

3,973 4,040 3,674 3,504 3,507 3,674 3,803 3,529 3,703

3,523

3,864

4,472

4,590 4,588 4,469

5,336 5,355

4,862

5,380 7,893 7,837

8,512

8,264 8,092 7,976

9,010 9,158

8,391

9,083

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000

H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2

消費生活相談件数の推移

市町 県センター

年度

令和 3 年 7 月 1 日

石川県消費生活支援センター 塚本 内線 6520

TEL 076-255-2155

(2)

- 2 -

Ⅱ 苦情相談の概要

1 契約者の属性別にみた相談件数の構成比

相談状況を年齢階層別にみると、高齢者(65歳以上)からの相談割合は、近年30%前後で 推移しています。令和2年度は、架空請求に関する相談が減少した影響で前年度より若干減少し、

28.8%となっています。

また、性別は前年度とほぼ同じ構成比で、女性が49.9%、男性が45.5%となっており、

女性の割合が若干高くなっています。

28.4 30.8 34.3 31.1 28.8

51.8 51.6 46.5

44.8 46.8

10.3 7.8 8.2

11.1 11.9

9.5 9.8 11.0 13.0 12.5

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

H28 H29 H30 R1 R2

年齢階層別構成比

65歳以上 30~64歳 29歳以下 団体・不明等 年度

48.3 57.3 59.2

49.6 49.9

47.3

38.8 36.9

46.0 45.5

4.4 3.9 3.9 4.4 4.6

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

H28 H29 H30 R1 R2

性別構成比

女性 男性 団体・不明等 年度

(3)

- 3 - 2 相談件数の多い商品・役務(サービス)

相談状況を商品・役務(サービス)別にみると、相談件数の多い上位10項目は以下のとおり となりました。

最も多かった相談は、身に覚えのない代金の請求に関する「架空請求」ですが、前年度に引き 続き減少しました。次いで、通信販売における定期購入を含む「健康食品」や「化粧品」の相談 が多く寄せられました。このほか、新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクなどの「保健衛生 用品」に関する相談が急増しました。

商品・役務等 件数(件) 構成比(%)前年度比(%) 商品・役務等 件数(件) 構成比(%)

1 架空請求 ※1 681 8.1 67.3 架空請求 1,012 12.9

2 健康食品 579 6.9 116.7 健康食品 496 6.3

3 化粧品 358 4.2 114.4 化粧品 313 4.0

4 保健衛生用品 ※2 279 3.3 797.1 インターネット接続回線 251 3.2

5 賃貸アパート・マンション 234 2.8 113.0 賃貸アパート・マンション 207 2.6

6 インターネット接続回線 ※3 204 2.4 81.3 フリーローン・サラ金 204 2.6

7 移動通信サービス ※4 196 2.3 113.3 四輪自動車 184 2.3

8 四輪自動車 185 2.2 100.5 移動通信サービス 173 2.2

9 フリーローン・サラ金 167 2.0 81.9 他の役務サービス ※5 112 1.4

10 紳士・婦人洋服 143 1.7 134.9 紳士・婦人洋服 106 1.4

その他 5,407 64.1 113.3 その他 4,774 61.1

(合  計) 8,433 100.0 (合  計) 7,832 100.0

※1 「架空請求(ハガキ・封書)」「架空請求」

※2 「保健衛生用品」

主にマスクについての、品薄に関する相談や送り付け商法などについての相談

※3 「インターネット接続回線」

光卸回線、光回線、プロバイダなどの契約変更に関する相談

<光卸回線>

※4 「移動通信サービス」

※5  「架空請求(メール)」「他の役務サービス」

サービス業のうち、申請代行サービスやタイヤ交換サービスなどの料金に関する相談     携帯電話、スマートフォン、モバイルデータ通信契約の解約や違約金などの相談

R元年度 R2年度

「東京法務管理局」など実在しない機関名を名乗り、「期日までに連絡がなければ財産を強制執行する」などと いったハガキや封書のほか、スマートフォンに「動画サイト利用料が未納である。連絡がない場合は法的措置を とる」といったメールが届くという相談

大手電話会社を名乗り、電話料金が安くなると言われたので長年契約している会社の光回線の契約サービス変更 と思って契約したら別の通信事業者との契約だったという相談

(4)

- 4 - 3 特徴的な苦情相談

(1) 通信販売での定期購入に関する相談が過去最多!

新型コロナウイルス感染症の 感染拡大を受け、通信販売の利用 を含む「新しい生活様式」の実践 が求められる中、通信販売に関する 相談が増加しました。

特に、「初回無料」、「お試し価格 500円」など通常より低価格で 購入できることを広告する一方、

実際は「定期購入」が条件だった という健康食品や化粧品などの 相談が過去最多となりました。

令和2年度は451件の相談 が寄せられ、前年度の約1.2倍 となりました。そのほとんどがイ

ンターネット通販で、相談全体の約9割を占めています。

性別では女性が男性の約3.4倍となっています。年代別では50歳代が最も多くなってい ますが、幅広い年代に及んでいます。また、購入金額の平均は約2万円となっています。

購入の際は、契約内容や解約条件をしっかり確認することが必要です。

相談取扱状況

相談事例

ア 初回980円でいつでも解約できる化粧品を注文した。1回目の商品が届き、2回目以降 を解約しようと思い事業者に電話したところ、電話での解約には応じられないと言われ、

メールで解約を申し出たが返信がない。 (50歳代 女性)

イ SNSの広告を見て、お試し100円の健康食品を注文した。商品が届いた際、5回の 定期購入が条件になっていると気が付いた。事業者に解約を申し出たが、公式サイトに 掲載のとおり、中途解約に応じられないと言われた。 (30歳代 女性)

82 102 110

253 292

32 32

73

127

142

2

4

1

3

17

116 138

184

383

451

90.5 88.4

85.3

91.6 93.8

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

0 100 200 300 400 500 600

H28 H29 H30 R1 R2

通信販売での定期購入に関する相談件数

飲料 化粧品 健康食品

インターネット通販の割合

年度 (%)

R2年度 【性別・年代別】

区 分 男 性 女 性 不明

10歳代 21 38 59

20歳代 6 25 31

30歳代 14 34 48

40歳代 15 70 85

50歳代 18 103 121

60歳代 15 48 63

70歳代 9 14 23

80歳代 1 1

不明 3 15 2 20

102 347 2 451

(単位:件) R2年度 【契約購入金額】 (単位:件)

契約購入金額 相談件数

500円未満 4

500円以上~1千円未満 35

1千円以上~5千円未満 22

5千円以上~1万円未満 58

1万円以上~5万円未満 175

5万円以上~10万円未満 8

10万円以上 1

   合  計 303

・契約購入金額の平均 約20,000円

・契約購入金額が不明の件数は除く

(5)

- 5 -

(2) インターネット通販で商品未着・連絡不能等の相談が増加!

新型コロナウイルス感染症の影響 により、インターネット通販の利用が 増えたことから、「注文した商品が届 かない」、「事業者と連絡が取れない」、

「粗悪品・模倣品が届いた」などイン ターネット通販に関する相談が増加 しました。

令和2年度は2,259件の相談が 寄せられ、前年度の約1.2倍となり ました。

インターネット通販を含む通信販 売にはクーリング・オフ制度はありま せん。

また、金銭や個人情報を詐取しようとする詐欺的な通販サイトもあることから、「事業者情報 が記載されていない」、「日本語の表現が不自然」、「支払方法が銀行振込のみ」などの場合は特に 注意が必要です。

相談事例

ア インターネット通販でマスクを注文し、代金は個人名義の口座に振り込んだが、1か月 たっても商品は届かず、事業者と連絡も取れない。 (50歳代 女性)

イ インターネット通販で洋服を注文し代金引き換えで受け取ったが、素材も縫製も粗悪な 商品だった。 (50歳代 女性)

(3) 新型コロナウイルス感染症に便乗した悪質商法に注意!

新型コロナウイルス感染症に便乗 した悪質商法に関する相談は104 件でした。

主な内容は、「注文していないマスク が宅配便で届いた」など送り付け商法 とみられる相談が約8割を占めます。

感染拡大に伴い、令和2年4月と5月 に相談が多く寄せられましたが、マスク の品薄が解消されるに伴い、相談は減 少しました。

なお、今後、行政機関になりすまし、

ワクチン接種に必要とかたり、金銭や 個人情報を求める手口の増加が懸念 されることから、引き続き注意が必要 です。

2,123

1,820

1,648 1,847

2,259

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

H28 H29 H30 R1 R2

インターネット通販に関する相談件数

年度

32 31

7

3 1 2

4 6

9

1

1 1

36 37

16

4

1 1

3 1

2 3

0 10 20 30 40

新型コロナに便乗した悪質商法に関する相談件数

その他(26件)

マスク等の送り付け(78件)

(6)

- 6 -

(4) 20歳未満のオンラインゲームに関する相談が増加!

スマートフォンやタブレット端末 を用いたオンラインゲームに関する 相談が、令和2年度は53件寄せられ ました。

このうち、「子どもがクレジットカ ードを無断で使用し、高額な課金をし てしまった」などの20歳未満の相談 が31件と前年度の約1.4倍に増加 し、相談全体の約6割を占めていま す。なかには、新型コロナウイルス感 染拡大による休校の影響とみられる ケースもありました。

また、20歳未満の性別では男性が 女性の約6.8倍で、購入金額の平均 は約38万6千円と高額になってい ます。

20歳未満のオンラインゲームの利用にあたっては家族でゲーム利用時のルールを話し合い、

保護者はクレジットカードを適切に管理することが必要です。

相談取扱状況

相談事例

ア 中学生の息子がクレジットカードを無断で使用し、スマートフォンでオンラインゲーム をしていた。クレジットカードの利用明細を見て、オンラインゲームに課金していること に気が付いた。 (40歳代 女性)

イ 中学生の娘が、新型コロナウイルス感染症の影響で休校中に、クレジットカード情報が 登録されたタブレット端末でオンラインゲームをしていた。高額な利用料金の請求が続 いたため、オンラインゲームで課金していることに気が付いた。 (50歳代 男性)

R2年度 【性別・年代別】 (単位:件)

区 分 男 性 女 性 不明

20歳未満 27 4 31

20歳代 2 2

30歳代 3 1 4

40歳代 9 2 11

50歳代 2 2

60歳代 1 1

不明 1 1 2

44 8 1 53

21 20

25 22

31 20

12

14 24

41 22

32

39

46

53

0 10 20 30 40 50 60

H28 H29 H30 R1 R2

オンラインゲームに関する相談件数

うち20歳未満

年度

R2年度 【20歳未満の契約購入金額】 (単位:件)

契約購入金額 相談件数

1万円以上~5万円未満 4

5万円以上~10万円未満 6

10万円以上~50万円未満 13

50万円以上~100万円未満 2

100万円以上~500万円未満 3

合  計 28

・契約購入金額の平均 約386,000円

・契約購入金額が不明の件数は除く

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