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テストを受けてみて ( 追記 ) まず総論 ( 宮田先生担当分 ) は ほとんど去年の使い回しでした 新作は椎骨の横断面で脊髄がどこを通っているかを答えさせる平易な問題のみ 一方 骨学 ( 藤本先生担当分 ) は 問題形式は踏襲されたものの内容の多くは新作問題でした 以下では大問別

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■■■2009年度 肉眼解剖学プレテスト対策資料■■■

◆文責:木下貴文(医学科 2008 年度入学) ◆2009.4.19 初版公開 ◆2009.4.21 いくつか修正。 ◆2009.4.22 テスト後記を追加。 ★去年(2008 年 4 月)行われた肉眼解剖学プレテストの解答解説です。50%は解剖学総論(宮田 先生)、50%は骨学(藤本先生)から出題され、100 点満点の 1/10 が本試験成績の一部(10 点分)として用いられます。 ★2学年上の矢野さんのページに、2006 年度プレテスト解答解説+2007 年度プレテスト対策資 料があるので、そちらも参考にしましょう。 ◆もし間違いがありましたら、ご指摘いただけるとうれしいです。またご要望や質問なども どうぞ。直接声をかけていただくか、右記までメールください。 xxax2002@yahoo.co.jp

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2 ★テストを受けてみて(2009.4.22 追記) まず総論(宮田先生担当分)は、ほとんど去年の使い回しでした。新作は椎骨の横断面で脊髄 がどこを通っているかを答えさせる平易な問題のみ。 一方、骨学(藤本先生担当分)は、問題形式は踏襲されたものの内容の多くは新作問題でした。 以下では大問別に気になった問題を挙げてみます。 ◆問2(正誤問題) ・脊柱:頚椎のみ横突孔(椎骨動脈が通る)があること、腰椎のみ肋骨突起があること、仙骨内 にも脊髄は伸びていることなどが問われた。 ・胸郭:胸鎖関節の位置、真肋の意味など。 ・頭蓋:蝶形骨と後頭骨の関節、副鼻腔が外部につながること、オトガイ結節がヒトの特徴であ ることなど。 ・脳神経:視神経と内耳神経が内頭蓋底を出ていく際の通路など。 ◆問3(単語の和訳、英訳問題)

・多くは全身骨格レベルの単語だったが、下顎骨→mandible, coronary suture→冠状縫合がやや 難かも。

◆問4(図中の構造を書かせる問題)

・去年は内頭蓋底だったが、今年は骨盤が出題された(一昨年も骨盤なので、順番に出している のかも)。分界線、岬角、腸骨稜、閉鎖孔、恥骨結節、仙骨などの名称や、外結合線の図示が求 められた。

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:図

図1

1(

(問

問1

1~

~6

6)

1:何か? 名称を記せ。 2:どういう断面か? 3:どういう断面か? 4:どういう方向か? 5:どういう方向か? 6は何か?名称を記せ。 <解答> 1:脊髄 spinal cord 2:正中面 median plane 3:横断面 transverse plane 4:背側 posterior 5:腹側 anterior 6:腕神経叢 brachial plexus ★参照→総論講義2日目プリントその2 右側は脊髄を(おそらく)後方から見た模式図。脊 髄は頭頚部に発して体幹の背側を走り(ここまで中枢 神経系)、脊椎の椎間孔ごとに一対ずつ出ていく(これ以降が末梢神経系)。

脊椎は上から頚椎 cervical spine (C1~C7)、胸椎 thoracic spine(T1~T12)、腰椎 lumber spine(L1~L5)、仙骨 sacrum (S1~S5 が癒合)、尾骨 coccyx に区分される。「C1」「L1」などの 呼称は脊髄神経を指す場合にもそのまま用いられ、たとえば第1頚椎(C1)と第2頚椎(C2)の間か ら出る神経は第2頚神経(C2)である1 左図は脊髄の断面図だが、どちらが腹側/背側なのかで迷うかもしれない。H の形をした灰白 質(髄質)に着目すると、 ・細長くて周縁部まで伸びている方が、感覚神経の通る背側(後角)、 ・太い丸型で周縁部まで伸びていない方が、運動神経の通る腹側(前角) と判断できる2

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:図

図2

2(

(問

問7

7~

~12

12

12

12)

1 第2頚椎(C2)の上上から第2頚神経(C2)が出るという点に注意。なお第1頚神経(C1)は頭蓋底 とうがいていbase of skull と第1頚椎の間から出る。 2 前角と後角なぜこんな形になっているかというと、背側の感覚神経は脊髄を出た直後に脊髄神経根を 作る(細胞体がある)のに対し、腹側の運動神経は脊髄前角でシナプス交代を行う(細胞体がある) からだと思われる。 ではなぜ腹側から運動神経が出て背側から感覚神経が出ているか? これは、感覚器官が体表面に 近い浅層に、筋肉は相対的に深層に分布していることから納得がいく。

(4)

4 7:図中「ア」に関して正しい方にマルをつけよ。 ・呼吸にあわせて上下に動く。 ・つばを飲み込むと上下に動く。 8:「イ」は何か? 9:「エ」は何か? 10:「エ」の奥にある血管「カ」は、濃い栄養液の点滴などに役立てられることが多いが、誤 って「オ」や、「ウ」の部分を指してしまう医療事故がよくおこる。「カ」とは何か? 11:「ウ」の部分が傷つけられることに関して考える。本来、陰圧になっていることで肺を膨 らますことに貢献している「ある空間」に向かって傷口から空気が入り込んでしまい、陰 圧が失われ、肺が(風船がしぼむかのように)虚脱する。「ある空間」の名称は? 12:拍動を強く感知できるのは、どちらか(マルをつけよ):「キ」、「ク」 ★参照→総論講義2日目プリントその4 頚部を前方から見た X 線写真3および模式図。まずは両者にみられる構造を、次ページの図も参 照しつつ確認していこう。模式図のハート状の構造が甲状腺 thyroid gland であるのはみやすい ところ。その深部上方にはア:甲状軟骨 thyroid cartilage4、深部下方にはイ:気管 trachea がみ られる。エは位置と形状から鎖骨 clavicle だろう。上方に向かって、ウを挟んでその上部にある 骨は第一肋骨 rib や頚椎の横突起などと思われる(第一肋骨は腹側では鎖骨のすぐ下につくが、 斜め上にぐるっと回って背側では鎖骨よりも高い位置で第1胸椎 T1 につく)。その間の空洞で 3 X 線写真(いわゆるレントゲン)の基本知識の確認:X 線は感光板を黒く変色させるため、体が X 線 を通過させた部分では黒く写り、体が X 線を阻止した場合には、その部分が白く写る(本問の写真は 白黒反転しているので注意)。 ・黒くうつる(透過度大):皮膚、肺(空洞)、筋肉、脂肪 ・白くうつる(透過度小):骨や造影剤をいれた血管 ・肺炎や腫瘍を発症した部位は透過度が低くなり、周囲と比べ微妙な影がみられる。 4 いわゆる「のどぼとけ」。ただし火葬時には甲状軟骨は焼失してしまう。火葬時に(誤って)「のど ぼとけ」とされるのは第二頸椎の歯突起 dens。

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5 あるウだが、実は肺は意外と高い位置にあり、その上端は鎖

骨より上、ほぼ T1 の高さまで来ている。肺の上端のとがっ た部分は肺尖 apex と呼ばれる。

模式図中央下の上下に走る大きな血管は、それぞれ心臓の 右心房に入る上大静脈 superior vena cava、左心室から出る 大動脈 aorta(傘の柄のように走行している部分は大動脈弓 arch of aorta)であり、いずれもこの辺りで分岐している。 オとカはそれぞれ鎖骨下動脈 subclavian artery、鎖骨下静脈 subclavian vein であり、頭部に向うキとクはそれぞれ総頚 動脈 common carotid artery、内頚静脈 internal jugular vein である。

<解答>

7:「つばを飲み込むと上下に動く」

◆実際に触って確かめてみると、確かにつばを飲み込むときに上に動いて元に戻ることがわかる。 甲状軟骨から深部に向かうと、喉頭 larynx、食道 esophagus、脊椎 vertebra の順にある。ふ だん食道は前後方向に潰れていて、ものを飲み込むときにのみ拡張して上記のような動きをも たらす。

8:気管 trachea

◆気管は枝分かれすると気管支 bronchial と呼ばれる。一方、気道 respiratory tract とは鼻腔か ら気管支までの空気の通路を指すので、混同しないように注意。 9:鎖骨 clavicle 10:鎖骨下静脈 subclavian vein 11:胸膜腔 pleural cavity ◆胸腔 thoracic cavity と胸膜腔の違いに注意する。 ・胸腔は、肋骨と肋膜で囲われた、肺・心臓を含む胸部全体を包む空隙。

・胸膜腔は、肺を覆う臓側胸膜 visceral pleura と肋骨を裏打ちする壁側胸膜 parietal pleura の間にある空隙で、肺の膨張と収縮に直接かかわる構造である。胸膜腔はふつう大気圧より 低い圧力(陰圧)になっていることで肺が膨らんでいるが、肺自身や胸壁の外傷などで空気 が流れ込むと、圧力が上がって肺が膨らまなくなり、呼吸困難をきたす(気胸 pneumothorax)。

12:「キ」

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6

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総論:

:図

図3

3(

(問

問13

13

13

13)

13:ふさわしくなるように線で結べ(8本を採点対称)。 <解答> ケ~外転~abduction コ~内転~adduction サ~外旋~lateral rotation シ~内旋~medial rotation ★運動を表す用語を確認する問題。解剖学的正位を基準にして、内側(正中面に近い側)に向か うのが「内転」「内旋」。内転・外転の英語は、以下の語源を知っていれば迷わない。 ・ab:away from(~から離れる、例:abnormal) ・ad:toward(~の方へ、例:adhesion) 以下の二組もあわせて覚えておこう。 ・屈曲 flexion、伸展 extention(例:肘や膝の曲げ伸ばし) ・回内 pronation、回外 supination(例:手のひらを回す) 解剖学的平面および相対的位置関係を表す用語も、英語を覚えておいた方がよさそう。 ・正中面、矢し状面、前頭面(冠状面)、横断面(軸断面)

(7)

7 ・浅/中/深、上(頭側)/下(尾側)、内側/外側、前(腹側)/後(背側)、近位/遠位 superficial / middle(intermediate) / deep, superior(cranial) / inferior(caudal),

anterior(ventral) / posterior(dorsal), proximal / distal

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総論:

:図

図4

4(

(問

問14

14

14

14~

~21

21

21

21)

上図は、腹腔内臓器の発生過程を示す模式図である(右端が、ほぼ完成型)。 14:「ス」は何か? 15:「セ」は何か? 16:「ス」と「セ」の位置関係の変化について、方向を示す用語を適切に用いつつ簡潔に説明 せよ。 17:「ソ」(記号は黒塗り部分にあります)は何か? 18:「黒塗り」部分(「ソ」のもととなった)のふるまいについて、方向を示す用語を適切に 用いつつ簡潔に説明せよ。 19:「タ」の名称は? 20:「タ」で覆われる空間のことを何と呼ぶか? 21:「チ」の名称は? <解答> 14:肝臓 liver 15:胃 stomach 16:当初、肝臓と胃はそれぞれ正中線上の腹側と背側に並んでいる。発生が進むと、両者は頭 側からみて時計周りに回旋 rotate し、肝臓は腹外側、胃は背外側へと移動する。 17:上行結腸 ascending colon 18:当初、盲腸 appendix を含む腸管は一部が臍帯にあり、正中面上に位置している。前方か らみて反時計周りに回旋しつつ、腹腔側に移動して、盲腸は左側上方(肝臓の下)に来る。 その後盲腸が下方移動して、近位の腸管とともに上行結腸を形成する。 19:小網 lesser omentum 20:網嚢 omental bursa

(8)

8 21:大網 greater omentum ★参照→総論講義2日目プリントその4 消化器系の発生を段階的に示した模式図。受精後 30 日~の、イモムシが丸まったような形の初 期胚(図 9-2 参照)を正中断したもので、腹側の突出は臍帯 umbilical cord(いわゆる臍の緒) である。その他の各部の名称は図 9-5、9-9 を参照。 16と18は発生の知識を問うというより、図を見て「外側」や「背側」など空間的な位置関 係を指示する用語がちゃんと使えるかを確認するための出題だが、肝臓や胃などの消化管は最初 同じ平面上に発生し、その後平面ごと回旋 rotate することで成体に見られるような位置に来るこ とは知っておこう(腸の移動はより複雑)。解答例はある程度ていねいに記述したが、テストで はもう少し簡単に書いても問題ないと思う。なお、「腹外側 ventrolateral」とは「腹側」+「外 側」のことで、「背外側 dorsolateral」も同様。 19~21の名称は、講義で詳しく取り上げなかったのでおそらく現段階で覚える必要はない が、腹部の解剖や構造の理解にとって重要なところなので、前提知識を含め概要を説明しておこ う。 発生初期の消化管は、右図のような基本構 造をとる:腹膜 peritoneum は消化管を覆う 臓側腹膜と腹壁の内側を裏打ちする壁側腹 膜からなり、両者の移行部分を(背側)腸間 膜 mesentery、腹膜に包まれる空間を腹膜腔 peritoneal cavity という。 問題の図では発生がさらに進み、消化管が 蛇行することで膜の構造がより複雑になっ ており、腸間膜も細かい区分に分けて呼ばれ るようになるが、19~21はその名称を問 うている。 ・肝臓と胃をつなぐ部分の膜を小網小網小網小網という (図 9-5A)。 ・肝臓と胃が回旋した結果できる、胃の背側の空間を網嚢網嚢網嚢網嚢という(図 9-5C)。この回旋に押し出 されるようにして、背側腸間膜が胃の下方に伸びて垂れ下がり、大網大網大網という構造を作る。 大網

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9

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:図

図5

5(

(問

問22

22

22

22~

~23

23

23

23)

22:右図中の矢印をつけた構造物の作用について正しいものにマルを つけよ。 ・これが固くなり突っ張ることで、手が伸展できる。 ・逆に、手の屈曲に貢献している。 23:脈をとる動脈に関して最もふさわしいもの一つにマルをつけよ。 その動脈は「22」の、 ・anterior side にある ・radial side にある ・right side にある ・ulnar side にある <解答> 22:「逆に、手の屈曲に貢献している。」 23:「radial side にある」 ★22は、実際に動かしてみれば解答は可能。前腕腹側の筋の多くは手首と指の屈曲にはたらき (前腕屈筋群)、逆に前腕背側の筋の多くは伸展にはたらく。矢印は手首や指を屈曲させたと きに浮き出る、前腕屈筋群の腱 tendon の部分だろう。 23について、前腕骨のうち外側(親指側)が橈骨とうこつradius、内側(小指側)が尺 骨しゃっこつulna であ り、それぞれ橈骨動脈と尺骨動脈が走るが、普通はより太い前者で脈をとる(後者でも一応と ることはできる。両方を触って比較してみよう)。なお、前腕や手の構造の位置関係を指示す るときは、「右側」「左側」だと左手と右手で逆になるので、「橈側 radial」「尺側 ulnar」 という用語を用いることがある(もちろん、解剖学的正位を基準にして「外側」「内側」を用 いることもできる)。

骨学

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骨学:

:問

問2

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10

10)

1)A.軸椎の歯突起は環椎と関節を作る. B.隆椎には横突孔がある. 2)A.胸椎の上肋骨窩は、ーつ下の椎骨の下肋骨窩との間に関節を作る B.胸椎の横突肋骨窩は肋骨と関節を作る. 3)A.椎間孔は椎体と椎体の間に挟まれた椎間板に関いた孔である. B.椎孔には脊髄が通る. 4)A.胸骨柄の上部には第1肋骨との関節がある. B.剣状突起と仮肋の間の関節は軟骨性関節である. 5)A.肩甲骨は鎖骨と関節を作る. B.鎖骨は上腕骨と関節を作る.

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10 6)A.橈骨と尺骨の間にも1ヵ所関節がある. B.手根関節に係わる前腕の骨はおもに橈骨である. 7)A.寛骨は腸骨,坐骨,仙骨が癒合したものである. B.分界線から下の空間を小骨盤と呼ぶ. 8)A.産科結合線(真結合線)が外結合線より長い場合がある. B.両側の腸骨稜の間の最短距離を棘間径と呼ぶ. 9)A.腓骨は膝関節の形成に関わらない. B.関節半月があるのは脛骨と大腿骨が作る膝関節の内部である. 10)A.左右の頭頂骨の間は成人では癒合し,関節はない. B.顎関節は上顎骨と側頭骨の間に形成される. <解答> 1)A.○ B.○ ◆頚椎(C1~C7)のうち C1,C2,C7 は特徴的な形態を持ち、別名を持っている。

・C1:環椎 atlas…椎体と棘突起がない。上部に外頭蓋底 external base of skull との関節面を 持ち、頭部を前後に傾ける運動(「はい、そうです」)を実現する。 ・C2:軸椎 axis…椎体部分が大きく上方に伸びて(歯突起 dens)、環椎と車軸関節をつくり、頭 部の水平運動(「いいえ、ちがいます」)を実現する。 ・C7:隆椎 vertbra prominens…頚椎のうち最も大きな棘突起を持ち、首の根元を触って確認で きる。 2)A.× B.○ ◆A は「ひとつ上」が正解。肋骨を真横から見ると、 椎骨から斜め下に伸びて胸骨に付く。実習で見 たとおり、「T(n)の下肋骨窩+T(n+1) の上肋骨 窩」と「T(n+1)の横突肋骨窩」が、第 n+1 肋骨 と関節している(右図参照。T6 の下肋骨窩+T7 の上肋骨窩、T7 の横突肋骨窩が、第 7 肋骨と関 節している) 3)A.× B.○ ◆脊髄は椎孔を下行し、椎骨の間の椎間孔 intervertebral foramen から脊柱の外に出て行 く。椎間円板 intervertebral disc は椎骨の間 にあり衝撃吸収にはたらく線維軟骨であり、椎 間孔はその背側にある。なお、椎間円板が背側 に突出して、脊髄や脊髄神経を圧迫するのが椎 間板ヘルニアである。 4)A.○ B.× ◆12本の肋骨のうち、第1肋骨は胸骨柄の上部、 第2肋骨は胸骨柄と胸骨体の境につき、体表か らでも確認しやすい。肋骨は、胸骨にどう接続 するかで以下の三つに分類される。 (1)第1~第7肋骨:真肋 true ribs(肋軟骨が直接胸骨に付く) (2)第8~12肋骨:仮肋 false ribs(肋軟骨が直接胸骨につかない) (3)第11~12肋骨:浮肋 floating ribs(胸骨に繋がっていない)

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11 ◆剣状突起 xiphoid process は胸骨の下部につく軟骨であり、肋骨とは直接つながっていない(肋

軟骨はすべて胸骨につく)。 5)A.○ B.×

◆胸骨 sternum、鎖骨 clavicle、肩甲骨 scapula、上腕 骨 humerus の位置関係を押さえておこう。鎖骨は内側 端で胸骨上部と、外側端で肩甲骨の肩峰 acromion と 関節している。また肩甲骨(関節窩)と上腕骨(上腕 骨頭)が肩関節をつくる。つまり胸骨→鎖骨→肩甲骨 →上腕骨はそれぞれ一箇所ずつ関節しているわけで (右図)、肩甲骨は上下や内外に直線的に動かしたり 回転させたりと、かなり自由に動かすことができる5 6)A.× B.○ ◆A は「2ヶ所」が正解。 橈骨 radius と尺骨 ulna は同じくらいの太さで見分け にくいが、外側(親指側)にあり上が細く下が太い方 が橈骨、逆に内側(小指側)にあり上が太く下が細い のが尺骨である6。橈骨と尺骨は、上下のそれぞれ骨端 に近い部分で互いに関節しており(上橈尺関節、下橈 尺関節)前腕の回内、回外の運動を実現する。 7)A.× B.○

◆腸骨 ilium、坐骨 ischium と「恥骨恥骨恥骨恥骨 pubic bonepubic bonepubic bone」ははじめ軟骨で互いに結合されているが、思pubic bone 春期ごろに癒合して寛骨 hip bone となる。恥骨結合 pubic symphysis した2つの寛骨と仙骨 sacrum を合わせた底が抜けたお椀型の構造が骨盤 pelvis である。

分界線 terminal line とは、腰椎と仙骨の境目(岬角)から恥骨上部に走る稜線のことで(次 ページ図の青い点線)、その上部を大骨盤、下部を小骨盤という。

8)A.× B.×

◆A について、恥骨結合と仙骨上端(岬角)を結ぶ最短距離である真結合線 true conjugate(次ペ ージ図の赤の実線)は、自然分娩が可能かどうかを見る重要な指標だが、X 線写真でないと分か らない。そこでまずは、体外から測定できる外結合線(恥骨結節~L5 棘突起)を測定する。 B は両側の「上前腸骨棘上前腸骨棘上前腸骨棘上前腸骨棘」の間の最短距離、が正解。腸骨稜 crest は腸骨上部の半円の縁の部 分全体で、その半円の開始部分の角が上前腸骨棘である。次ページ図に赤の実線で棘間径を示し た。 5 これら4つと肋骨、脊椎の間で多数(16個!)の筋が張り巡らされることによって、運動を可能に しつつ可動範囲が制限されている。これら16個の筋は、(手根骨の名前とは違い)名称と起始・停 止を(いずれ)すべて覚える必要がある。 6 木下は「下肢と同様に近位で内側が太いのが尺骨」、「例外的にバットのような形をしているのが橈 骨」と覚えている。肘関節は主に尺骨、手根との関節は主に橈骨が関与していることも合わせて理解 しておこう。

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12 岬角 岬角 岬角 岬角 恥骨結合 恥骨結合恥骨結合 恥骨結合 上前腸骨稜 上前腸骨稜 上前腸骨稜 上前腸骨稜 9)A.○ B.○ ◆橈骨と尺骨が区別しにくい前腕とは異なり、脛骨 tibia と腓骨 fibula では前者の方が構造的に も機能的にも大きく、腓骨がなくても日常生活はなんとかなるくらいである。 A:腓骨は大腿骨との関節には関与しない。なお足根骨との関節には関与する。 B:関節内部に輪状に広がる線維軟骨を関節半月 articular meniscus、円板状のものを関節 円板 articular disc といい、関節面の fitting や緩衝材としてはたらく。

10)A.× B.× ◆A:頭蓋冠は出生時にはまだ閉じておらず、結合組織膜(前方が大泉門、後方が小泉門)が残っ ているが、生後2年くらいで閉じて、ランダムなジグザグ構造(縫合 suture)で連結する。縫 合は広義の関節7であり、癒合してひとつになったわけではない。なお寛骨は、思春期には腸骨、 恥骨、坐骨が完全に「癒合」して、寛骨という一つの骨になる(継ぎ目なく繋がっていること が、実習でも観察できたと思う)。

B:顎関節は下顎骨下顎骨下顎骨下顎骨 mandiblemandiblemandiblemandible と側頭骨 temporal bone の間に形成される.

骨学

骨学

骨学

骨学:

:問

問3

3.

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以下

以下

以下の

の解剖学用語

解剖学用語

解剖学用語

解剖学用語について

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について,

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英語

英語

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10

10)

1)vertebra 2)spinal column 3)sternum 4)ilium 5)humerus 6)鎖骨 7)尺骨 8)恥骨 9)肋骨 10)脛骨

<解答>

1)椎骨 2)脊柱 3)胸骨 4)腸骨 5)上腕骨 6)clavicle 7)ulna 8)pubis 9)rib 10)tibia

7 関節というと日常語では肩や肘などの可動的な構造を指すが、解剖学ではこれは可動結合=狭 義の関節であり、頭蓋の縫合や胸骨柄・胸骨体の線維軟骨結合などの不動結合を含めて広義の関 節と呼ぶ。

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13 ★参照→総論講義1日目プリント三枚目、下部の骨格系全身図(前面、後面) この図の骨格の日本語名、英語名はすべて覚えておこう。

骨学

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骨学:

:問

問4

4.

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下図

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下図

の矢印

矢印

矢印

矢印で

で示

示された

された

された

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孔または

または管

または

または

管の

の名前

名前とそれを

名前

名前

とそれを

とそれを

とそれを通

通る

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神経

神経を

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きな

きな

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★配布資料では図が省略されているが、12 対の脳神経の走行について出題されていたのは間違い ない。脳神経脳神経脳神経 cranial nerves は(脊髄から出る脊髄神経に対して)脳から直接出て、頭蓋底を貫脳神経 き顔面や頚部などに分布する 12 対の末梢神経末梢神経末梢神経で、頭頚部の臨床的な理解にとって極めて重要度が末梢神経 高い。これから繰り返し出てくるから今の段階で詳しく覚える必要はないが、まずは次ページ一 覧表くらいの内容を知っておきましょう、というのが問題の趣旨だと思う。 藤本先生のプリント「骨学 3」の3枚目の上の図をまる覚えすれば解答は可能で、テスト対策 はこれで終了・・・・・・ということでも構わないのだけれど、それだと単なる暗記ゲームになってし まう。「人体の構造を知る」ことが解剖学の第一の目的であるのはもちろんだが、もう一つの重 要なモチーフは「観察可能な構造から機能を理解する」ことである。たとえば、「骨格どうしが このように関節している」から、「このような運動が可能になる」というように(骨学 問2-5 の解説参照)。そのためには、単に図と名称をみていくだけでなく、教科書などの記述(文章で の説明)を追いつつ、アトラスなどの複数の図・写真、ご遺体、自分の身体を比較しながら構造 を確認していくことで、意味的に分節化された重層的な人体像を各人が内的に構築していく、と いう作業が大切だと思う。そこで以下では、できるだけこの方針に沿うように、やや詳しい解説 を試みよう。 No. 名称 内頭蓋底を貫く孔 機能 Ⅰ 嗅神経 olfactory n. 篩骨 篩骨篩板 嗅覚 Ⅱ 視神経 optic n. 蝶形骨 視神経管 視覚 Ⅲ 動眼神経 oculomotor n. 上眼窩裂 外眼筋の運動 Ⅳ 滑車神経 trochlear n. 上眼窩裂 外眼筋の運動 Ⅴ 三叉神経 trigeminal n. Ⅴ1:眼神経 ophthalmic n. 上眼窩裂 眼球周辺の感覚 Ⅴ2:上顎神経 maxillary n. 正円孔 上顎や口蓋の感覚 Ⅴ3:下顎神経 mandibular n. 卵円孔 下顎の感覚;咀嚼筋の運動 Ⅵ 外転神経 abducens n. 上眼窩裂 外眼筋の運動 Ⅶ 顔面神経 facial n. 側頭骨 内耳孔~茎乳突孔 表情筋の運動、舌前 2/3 の味覚、涙 腺や唾液腺の分泌など Ⅷ 内耳神経 vestibulocochlear n. 内耳孔 聴覚・平衡感覚を伝える Ⅸ 舌咽神経 glossopharyngeal n. 側頭骨と 後頭骨の 間 頚静脈孔 舌後 1/3 の知覚・味覚、唾液腺の分 泌など Ⅹ 迷走神経 vagus n. 頚静脈孔 のどの知覚・運動、頚胸腹部の臓器 支配など XI 副神経 accessory n. 頚静脈孔 胸鎖乳突筋、僧帽筋を動かす XII 舌下神経 hypoglossal n. 後頭骨 舌下神経管 舌を動かす

(14)

14 さて脳神経には、脳の前方から出てくる順に番号が付いている(下図)。番号順に名前を覚え る語呂合わせがいくつか知られているが、次のものが覚えやすいと思う:「急止急止急止した急止したしたした動動動く動く車くく車車車がががが三三三三 転 転転 転ししし、し、、、顔耳顔耳顔耳顔耳のどのど切のどのど切切り切りりり冥福冥福冥福冥福したしたした」 した 側面から見た方の図を頭蓋骨に重ねてみると、右 図のようになる(この図は木下が合成したもので、 脳と頭蓋の位置関係が正確とは限らない)。ⅠやⅡ が脳の前方に伸びて眼窩のあたりに向かうこと、Ⅲ ~Ⅶは脳幹付近を出て顔面へ向かうこと、Ⅷ~XII が下方に向かっていることが確認できる。 では次ページの内頭蓋底の図を参照しつつ、各神 経が頭蓋から出て行く場所を確認していこう。 まず内頭蓋底を構成する骨格を確認すると、前か らオレンジの骨が前頭骨前頭骨前頭骨 frontal bone前頭骨frontal bonefrontal bonefrontal bone、蝶が翅を広 げた形をした青い骨が蝶形骨蝶形骨蝶形骨蝶形骨 sphenoid bonesphenoid bonesphenoid bone、中央sphenoid bone の紫の骨が側頭骨側頭骨側頭骨 temporal bone側頭骨temporal bonetemporal bonetemporal bone、その左右にピン クの頭頂骨頭頂骨頭頂骨頭頂骨 parietal boneparietal boneparietal bone があり、大後頭孔がある緑parietal bone

のものが後頭骨後頭骨後頭骨 occipital bone後頭骨occipital boneoccipital boneoccipital bone である。前頭骨、側頭骨、後頭骨にはそれぞれ左右に浅いくぼみ があるが、それぞれ大脳の前頭葉、側頭葉、小脳の下面のふくらみと対応し、大後頭孔からは延 髄が出て行く。この図では分かりにくいが、前に比べて後ろはだいぶ深くなっており、全体とし て3段の階段状になっている(図 155 の左図が、内頭蓋底にすっぽりはまるという感覚をつかみ たい)。 以降は各脳神経の通路を一つずつみていく。まず前頭骨前頭骨前頭骨前頭骨(オレンジ)の中央にとさか状の突起 があり、その下に篩(ふるい)のような細かいあなのあいた板(篩板篩板篩板篩板)がある。ⅠⅠⅠ 嗅神経Ⅰ 嗅神経嗅神経嗅神経はここ を通って鼻腔上壁へと到達し、化学物質をキャッチしてにおいを伝える。

(15)

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Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ

Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ

Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ

Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ

1111

,Ⅵ

,Ⅵ

,Ⅵ

,Ⅵ

Ⅶ、

、Ⅷ

XII

XII

XII

XII

Ⅸ,Ⅹ,

Ⅸ,Ⅹ,

Ⅸ,Ⅹ,

Ⅸ,Ⅹ,XI

XI

XI

XI

椎骨動脈

椎骨動脈

椎骨動脈

椎骨動脈

椎骨動脈

椎骨動脈

椎骨動脈

椎骨動脈

内頚静脈

内頚静脈

内頚静脈

内頚静脈

内頚動脈

内頚動脈

内頚動脈

内頚動脈

2222

3333 蝶形骨蝶形骨蝶形骨蝶形骨(青)は頭蓋の外からは見にくいが、眼窩を前方からのぞくと蝶の翅の部分が見える。 内頭蓋底では蝶の胴体の部分が左右の翅より高くなっており、トルコ鞍とよばれる(鞍の中央の くぼみには下垂体 pituitary gland がはまる)。また前頭骨とつながる上段の翅を小翼、下段の翅 を大翼という。前方を向いてトルコ鞍にまたがったとして、馬の背にあたる部分の左右に視神経視神経視神経視神経 管 管管 管があり、ⅡⅡⅡ 視神経Ⅱ 視神経視神経は前方やや外側に伸びて眼球の背側につながり、視覚を伝える。馬の背の左視神経 右、大翼が小翼に落ち込むところにはやはり前方に伸びて眼窩に到る上眼窩裂上眼窩裂上眼窩裂上眼窩裂があり、外眼筋(眼 球を動かす6つの筋の総称)を支配するⅢⅢⅢⅢ 動眼神経動眼神経動眼神経動眼神経 、ⅣⅣ 滑車神経ⅣⅣ 滑車神経滑車神経、Ⅵ滑車神経 ⅥⅥ 外転神経Ⅵ 外転神経外転神経外転神経と、眼球周辺 の知覚(視覚ではなく)を伝えるⅤⅤⅤⅤ1111 眼神経眼神経眼神経がここを通る。トルコ鞍のすそ、足をおくあたりに眼神経

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16 ある正円孔正円孔正円孔正円孔では上顎に分布する感覚神経である VVV2V222 上顎神経上顎神経上顎神経上顎神経が通り、その背外側の卵円孔卵円孔卵円孔には、卵円孔 下顎に分布し下顎の感覚や咀嚼筋を支配する VVV3V333 下顎神経下顎神経下顎神経下顎神経が通る(孔の向きから、V3の方が下方 に行きそうだと分かる。また V3は運動神経と感覚神経を含み、径が太い)。 側頭骨側頭骨側頭骨側頭骨(紫)の後頭骨側には錐体とよばれる断面が三角形の高まりがあり、その後頭骨側の斜 面にある内耳孔内耳孔内耳孔には、顔面に広く分布し主に顔面筋を支配するⅦ内耳孔 ⅦⅦⅦ 顔面神経顔面神経顔面神経顔面神経と、内耳につながり聴 覚や平衡覚を伝えるⅧⅧⅧ 内耳神経Ⅷ 内耳神経内耳神経内耳神経が外側へと走る。これらは途中で別れ、内耳神経は内耳に、顔面 神経は茎乳突孔茎乳突孔茎乳突孔茎乳突孔(茎茎茎茎状突起と乳乳乳様突起の間にある)から頭蓋底の外へ出る。 乳 側頭骨と後頭骨後頭骨後頭骨(緑)の境界にはやや落ち込んだ溝があり、その深部にあたる頚静脈孔後頭骨 頚静脈孔頚静脈孔頚静脈孔にはⅨⅨⅨ 舌Ⅸ 舌舌舌 咽神経 咽神経咽神経 咽神経、ⅩⅩⅩⅩ 迷走神経迷走神経迷走神経、XI 迷走神経 XI XI 副神経XI 副神経副神経副神経が通る(これらの神経が下方に向かって走行することが孔の形 状からもうかがえる)。ⅨⅨⅨⅨ 舌咽神経舌咽神経舌咽神経舌咽神経は舌や咽頭周辺に分布し、味覚の一部を伝えるほか、一般知 覚や運動にも関与する。ⅩⅩⅩⅩ 迷走神経迷走神経迷走神経迷走神経はその名の通り、頚部を下行して胸部・腹部に広く枝を伸ば す神経で、咽頭の知覚と運動を司り、また各臓器に副交感性支配を及ぼす。XI XI XI XI 副神経副神経副神経副神経は迷走神経 のおまけ的な存在であることからこう呼ばれ、頚部の筋(胸鎖乳突筋や僧帽筋)を支配する。 最後に後頭骨後頭骨後頭骨の中央、延髄が通る大後頭孔の壁面にあるのが舌下神経管後頭骨 舌下神経管舌下神経管舌下神経管で、XII XII XII 舌下神経XII 舌下神経舌下神経はこ舌下神経 こを出て、名前の通り舌の下部に分布して舌筋群を支配している。

講義で覚えておくように指示があった重要な血管についてもここで述べておく。脳血管系は頭 蓋内では動脈と静脈が併走せず複雑な走行を見せるが、頭蓋へ向かう血管の走行は意外と単純で ある。

・左心室から出た大動脈は、上行してステッキの柄のような形で背側に回り込む(大動脈弓)時 にいくつか分枝を出すが、それらのうち腹側を走る内頚動脈内頚動脈内頚動脈内頚動脈 internal carotid artery と背側を走 りその名の通り頚椎を通る椎骨動脈椎骨動脈椎骨動脈 vertebral artery の左右4本だけが頭蓋内部へと向かう(次椎骨動脈 ページ左図)。内頚動脈内頚動脈内頚動脈内頚動脈は、蝶形骨大翼の下の付け根、爆破したような形の破裂孔破裂孔破裂孔を通る。椎骨破裂孔 動脈は後頭骨の大後頭孔大後頭孔大後頭孔大後頭孔で頭蓋内に入る。頭蓋内ではこの4本がいったん合流し、脳底動脈をつ くる。

・また頭蓋内に分布する静脈は、最終的に左右の内頚静脈内頚静脈内頚静脈内頚静脈 internal jugular vein に合流し、側頭 骨と後頭骨の境界にある頚静脈孔頚静脈孔頚静脈孔頚静脈孔で頭蓋を出て頚部を下行し、鎖骨下静脈に注ぐ(次ページ右図)。 なお外頚静脈は、頭頚部の表在性の静脈血が集まる血管である。

(17)
(18)

18

APPENDIX

:コンピュータ

コンピュータ

コンピュータ

コンピュータ画像

画像

画像

画像から

から臓器名

から

から

臓器名

臓器名を

臓器名

を判別

判別

判別する

判別

する

する

する

★宮田先生配布プリントの CT/MRI 画像のうち、プレテストに出すかもとおっしゃっていた画像の 元ネタを示すので、主要な臓器を判別できるようにしておこう。引用は Moore「臨床のための解 剖学」からで、その他の CT/MRI 画像も多くがこの本(またはその引用元である「グラント解剖学 図譜」)からとられているので、気になる人は図書館でチェックを。

参照

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