国立国語研究所学術情報リポジトリ
米国議会図書館蔵『源氏物語』擦消一覧(若菜上〜
幻)
著者 神田 久義, 斎藤 達哉
雑誌名 米国議会図書館蔵『源氏物語』翻字本文 若菜上〜
幻 : 平成23年度 人間文化研究連携共同推進事業「
海外に移出した仮名写本の緊急調査(第2期)」報 告書
ページ 155‑178
発行年 2012‑03‑30
URL http://doi.org/10.15084/00002604
米 国議会図書館蔵﹃源氏物語﹄擦消一覧︵若菜上〜幻︶
神田久義・斎藤達哉
米国議会図書館蔵﹃源氏物語﹄には︑いったん書かれた文字を擦消
し︑その上から文字を書き直すという擦消箇所が多く見られた︒本一
覧は︑この擦消箇所についてまとめたものである︒
なお︑ここで示すのは︑本報告書に翻字本文を収めた範囲︵若菜上
〜幻︶に確認できた擦消箇所である︒
\
凡
例
1︑原本の擦消調査は︑平成二十三年一月二十四日・二十五日に加え︑
平成二十四年二月一日から三目まで︑高田智和︑斎藤達哉︑神田久
義
が 追 加 調 査を行った︒
2︑
擦消箇所の判読については︑﹁柏木﹂﹁横笛﹂﹁鈴虫﹂﹁夕霧﹂﹁御法﹂
を神田久義が担当し︑﹁若菜上﹂﹁若菜下﹂﹁幻﹂を斎藤達哉︑神田
久義が担当した︒
3︑ 一覧表は︑﹁巻名﹂﹁丁﹂
の六欄をもって構成した︒
「行﹂﹁擦消箇所﹂﹁擦消の状況﹂﹁注記﹂ の読み方は︑次に示すとおりである︒ 4︑擦消箇所の所在は︑﹁巻名﹂﹁丁﹂﹁行﹂
[巻名﹈ 34 若菜上 ⁝⁝⁝⁝
[ 丁
]
8オ ⁝⁝⁝⁝
15ウ ⁝⁝⁝⁝
﹇行﹈② ⁝⁝⁝⁝
③〜④ ⁝⁝⁝⁝
欄をもって示した︒各欄
三 十 四
巻目の﹁若菜上﹂
八 丁 表 面 十 五 丁 裏 面 二
行目
三 行目から四行目
5︑﹁擦消箇所﹂欄は︑擦消箇所を前後の文脈付きで引用したもので
ある︒この欄で使用した記号の意味は次のとおりである︒
(rl︶ ︵ ﹈は︑擦消箇所及び上書きされた文字であることを表 わす︒
︵2︶ ⁝は︑欄の先頭に付す場合︑行の途中からの引用であるこ
とを表わす︒また︑欄の末尾に付す場合︑行の途中までの引用
であることを表わす︒
︵3︶ 単独の/は︑改行箇所を表わす︒
︵4︶ Vは︑踊り字︵くの字点︶を表わす︒
6︑﹁擦消の状況﹂欄は︑擦消された文字と︑そこに上書された文字 とを示すものである︒この欄の記述方法は以下のとおりである︒
(1︶ ←の前は擦消された文字︑後は上書きされた文字である︒
<<例﹀﹀ と←者 ⁝⁝⁝ ﹁と﹂を消して上に﹁者﹂を書く
(2︶ 仮名は︑現代の平仮名と字母が異なる場合︵変体仮名の場 合︶は︑字母で記した︒ ・ <<ss ﹀﹀ 八 ⁝⁝⁝ ﹁八﹂を字母とする仮名
(3︶ 漢字は︑︿﹀で囲み仮名の字母と区別した︒
<<ge ﹀﹀ ︿八﹀⁝⁝⁝ 漢字の﹁八﹂
(4︶ □は︑判読できなかった文字一字分を表わす︒
(5︶ 擦り消された文字数が分からなかった場合は︑﹁︵文字数不 明︶﹂と記した︒
(6︶ 単独の/は︑改行箇所を表わす︒
7︑﹁注記﹂欄は︑判読できなかった文字について︑注記すべきことが
あった場合にコメントを記した︒なお︑使用した記号等は︑﹁擦消の 状況﹂欄に準じている︒
謝 平成二十四年二月の調査に当たっては︑米国議会図書館アジア 辞 部日本課の伊東英一さん︑中原まりさんのお世話になりました︒
ここに記して感謝申し上げます︒
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
34 若菜上 1ーウ
⑨
:・あやしくうち/\にかくのたま︻は︼する御さsめき/の⁝
ふ 八
←者
34 若菜上 12オ
⑤
⁝あねきたの/かたしてつたへきこえ給ふ︻な︼りけり⁝
〈
也﹀←な
34 若菜上 17オ
⑥
:院も心︻ほそ︼/くおほさる﹂に・・
□ そ
←本そ
34 若菜上 20オ
⑦
.
.
た の
まいりて/あはれなることsもありしかな三のみこの御こといとすてかたけに⁝
ふ
□
←ホ多
34 若菜上 2ーウ
⑤
⁝つね/にはうけはしけな︻る︼事をのたまひ出つs⁝
支← 累
34 若菜上 28ウ
⑦
⁝えすくしたまはし︻またさりともはかなひ事もあらんおりかならす︼/
□し□□をの/\︿打﹀かたらひ□□□□し□□る越露←ま多さりとも者可なひ︿事﹀もあらんおりかならす
⑧ 行目に続く
34 若菜上 28ウ
⑧
【わ
かつ たらひ物なけかしけなるを露も︼/
〈
見﹀□口ぬや口にいと希八ひ口口口口︿物﹀可多□︿打﹀□つ﹂︿夜﹀ふく□□□□□す← 王つら八しき︿事﹀ありなん可しなとをの/\︿打﹀かたらひ︿物﹀なけ可し遣なる越︿露﹀も
⑨ 行目に続く
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
28ウ 34 若菜上
・⑨
【見
かく<人﹀の← ︿見﹀志らぬ
34 若菜上 30ウ
⑨
⁝御けしき︻を︼その日はうらみくらし給へれ/は⁝ .
せ
←を
34 若菜上 35ウ
⑥ 打
か 八
□
□ む
□
□ て
し越の三い丹しへ王りな可りし
34 若菜上 38オ
⑥
⁝むかし藤の花のえんし給ける此ころの事︻な︼りけんかしとおも/し出る⁝
〈
也﹀←なり
34 若菜上 39オ
①
⁝らうの戸くち︻に︼御くるまさし/よせたる人/\も⁝
口 ← に
34 若菜上 4ーウ
①
⁝さのたまはん︻を︼なをさしへたてんもあひなし/と⁝
口 ← を
34 若菜上
④
傍( 書を擦り消したもの︶
お 本イ← ︵ナシ︶
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
34 若菜上 42オ
④ :身つからそ︻おほししらる︼s院わたり給て(文
字数不明︶ ← お本し志ら累
34 若菜上 43オ
④
出給にけ︻りい︼とあるましき事と⁝
れ 者
←りい
34 若菜上 47ウ
⑥
⁝ならの京︻七大寺︼につきのぬの四千たん:
〈十﹀︿六﹀︿寺﹀ ← ︿七﹀︿大﹀︿寺﹀
34 若菜上 50ウ
②
⁝御むまともむかへとりてみ︻ま︼やの/つかさとも:.
や
←ま
34 若菜上 54オ
①〜②(文 字 数 不
□
□
□
□ ロ ロ す か
多﹂小といとこ﹂ろ/くるしう︿思﹀きこえ︿給﹀ふ
34 若菜上 55オ
②
⁝此わか君をつといたき︻給へる︼さま/いとおかし⁝ ︑
て← ︿給﹀へる
34 若菜上 58オ
⑤
へ
る←ふ
\
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
34 若菜上 59オ
①
こと/\しから︻す︼たsこの月/\廿四日になん:
ぬ
←す
34 若菜上 59オ
⑥
⁝みねにうつろ/ひ給︻に︼しなにかしも⁝
し←丹
34 若菜上 63オ
④
・
かうしも物し/︻たま︼はしと年ころは⁝
□
□
←多ま
34 若菜上 63ウ
⑦
t□□□←かちな
34 若菜上 64オ
③
−打わらひ給て御︻中︼ともにまかせて見はなち聞ゆへき名/なりな:□← ︿中﹀
34 若菜上 70オ
②
⁝かんの君も院につねに給なれ給し人なれ︻は︼此宮をちsみかとのかしつきあかめ/たてまつり給し御心をきてなと⁝
□
←者
34 若菜上
7ーオ①
・
まりはもたせたりやたれ︻/\︼か物しつるとのたまふ/
(文 字 数 不明︶ ← /\
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
34 若菜上 7ーウ
④
・
ともめつら可那るも□□能□□□かくれ者可な起︿事﹀←多ち能い多くかすみこめ多流に︿色﹀/\のひもと起
34 若菜上 72オ
⑤⁝みはしのかみのまに/ゐ︻たま︼ひぬ⁝〈
給﹀ふ←多ま
34 若菜上
.74オ⑤
⁝御心さしぬるきやうには/ありけれ︻と︼思あはせらる⁝
八 ← と
34 若菜上 75オ
⑦
−さしもあらてくた/し給︻ひ︼にたらんこそ心くるしけれと⁝
ふホ← ひ
34 若菜上 75ウ
⑦
⁝といらへてわつらはし︻け︼れはこと/にいら︵ずなりぬ⁝く← 希
34 若菜上 76オ
⑥
⁝思よらんかたなくふかき/︻ま︼とのうちになにはかりのことにつけてか⁝
口 ← ま
34 若菜上 76オ
⑦
⁝とむねいたくい︻ふせ︼くのみおほえけれは
せ
く□←ふせ
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
34 若菜上 77オ
③
・
つね て⁝
□
←気
34 若菜上 77オ
⑤
⁝つれなしかほをなんめ/さまし︻な︼とゆるしきこえさりしを:・く← な
34 若菜上 77オ
⑤〜⑥ ⁝いかにあなかけ/\しとはや︻り︼/︻かにか︼きて/ 一
口
/
□ 口
□
← り/可耳か
35 若菜下 9オ
⑨
⁝かく/にほひ出給︻御身とも︼よりも:
(文 字 数 不明︶ ← ︿御﹀︿身﹀とも
35 若菜下 14ウ
①
⁝いま一たひあらまほしきをもし/うらみのこりも︻こそす︼れこと/\しきさまならてわたりまいり給ふへくきこ/え:
(文 字 数
不明︶← こそす
35 若菜下 16オ
①
⁝心/あはたsし︻き︼ありさまなれは⁝さ ← き
35 若菜下 17ウ
②
⁝かきあはせたまはん程︻の御琴の︼ねも/
(文 字 数 不明︶← の︿御﹀︿琴﹀能
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所擦消の状況
35 若菜下 17ウ
⑤
⁝打ねひ︻たれ︼とよしあるかきり/
(文 字 数
不
明︶←多連
35 若菜下 27オ
①
ね
←祢
35 若菜下 28オ
③
⁝おほ︻つか︼なからぬ/物のしなりかし:
□
□
← つ可
35 若菜下 28オ
④〜⑤ ⁝これかれ︻にもかろうわつらはしきいとまいるわさなれは/さらにをしへたてまつらぬを院にも内に︼もきんはならひとり給ぬらんとの/たまうと聞しにいとおしく⁝ をしへ多てまつらぬ越︿院﹀ホも︿門﹀□□きん八ならひ/とり︿給﹀ぬらんとの□□□と□□□い□おしく←ホもかろう王つら八しきいとまいる王さな連者/佐らにをし遍多てまつらぬ越︿院﹀丹も35 若菜下 32ウ
①
⁝むかし物かたりに︻も︼/
も←毛
「
ホ﹂に続けて﹁も﹂を書き︑﹁も﹂を擦り消して︑﹁ホ﹂の左に﹁毛﹂
35 若菜下 33ウ
③
めされ□← お本しめさ
35 若菜下 36ウ
④
⁝た﹂いますこしの御いたはりあらま/せ︻かは︼なといへは⁝
は← 可八
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
35 若菜下 40オ
②
⁝よそに思/や︻り︼聞ゆる程は⁝累← り
35 若菜下 43ウ
⑤
⁝女君をはかしこまりたる/︻さ︼まにてようっもてなしきこえたてまっりて⁝
口 ← さ
35 若菜下 48ウ
①
⁝ゑもんのかん/君︻を︼のかあやしき心ならひにや⁝
越
←を
35 若菜下 52オ
⑤え︿立﹀/かへり←.い登/あ者れ〜⑥ ⁝おはするを︻いと︼/︻あはれ︼に見たてまつり給ふからうしておほし立てわたり給しかはとみにもえ立/かへりたまはて:
35 若菜下 56オ
③ お ほ は− 口口 ← まり
35 若菜下 64オ
⑧
:御心はえのあはれにうれ/しかりしをひきっs︻き︼てあらそひきこゆるやうにて⁝
遣
35 若菜下 65オ
⑨ ⁝かならすことさらにまつはし給てのたま︻ひ︼あはせしを:し← ひφ
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦 消 の 状 況
35 若菜下 66ウ
④
⁝いとsしうしつ/まりて候いたま︻ふな︼とかは宮たちの⁝
ひ ぬ
←婦な
35 若菜下 67オ
⑥
:・みたりかくひやうといふ物︻おこ︼りてわつらひ侍/て⁝
を□←於こ
35 若菜下 67ウ
⑨
・:大将の︻おほ︼やけさまはやう/\/
□
□ ← おほ
35 若菜下
7ーオ⑥
⁝をうか/なる︻ほんしやうにて事にふれてをうかなるさまに︼おほさるふ事も⁝
(文 字 数 不
事﹀耳ふ連てをろ可な流さ満ホ
36 柏 木
ーウ⑧
:.御心おいたまはむ/あたりにさり︻とも︼おほしゆるし給てんかし⁝とて← とも
36 柏 木
ーウ⑧
⁝ようつの事い︻まは︼の/とちめには⁝
まの←ま者
36 柏 木 8ウ
①
:・すさましくうきことの/打ましりぬ︻へき︼ををのつからをうかに人のとかむる事も⁝
□き←遍起
︳
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
36 柏 木 10ウ
⑧
⁝くちおしく/おほしわたるにか﹂るおり︻に︼もてはなれなんも⁝ 占ま←ホ
36 柏 木 10ウ
⑩
⁝たsあつけたてまつりをきししるしはかり︻思︼/なして⁝
八
← ︿思﹀
36 柏 木
④
そ
← ︿夜﹀
36 柏 木 13オ
③
⁝むけにたのむかたすくなくなり給︻たり︼・・ V介り←多り
36 柏 木 18ウ
⑩
・
に い ても見たてまつることは:
本
←か
36 柏 木 19オ
⑥
⁝いかふは聞ゆへ︻から︼んとのたまへは:
支
←可ら
36 柏 木 2ーオ
⑤ら支← しき ^ト 3(
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
36 柏 木 23オ
⑨
⁝中々あかす思ひ/給ひbる︻へ︼くてなん⁝
s←遍
36 柏 木 24オ
⑨
⁝え心にくからぬわさなりとふるめか︻しき︼こsうに/おもひ侍しことの−しく← し支
36 柏 木 25オ
③〜④ ⁝かへりてはあさや︻きたるかた︼/のおほ︻く︼うす︻らく物︼なりとなん⁝
(文 字 数 不
くもの← らく<物﹀
36 柏 木 26ウ
⑨
:はか/\しから︻ね︼とおほやけも/すてたまはすやう/\人となり:
ぬ
←ね
36 柏 木 28オ
⑧
⁝しと/ねさし出たりいとかろらかなる︻お︼ましなりとてれにのみやすむところ/
越
←於
36 柏 木 28オ
⑩
⁝とかくき/こえまきらはす程︻お︼まへのこたちともの思ふことなけなる:
越
← お
37 横 笛
ーオ⑧
⁝おとsは心もし︻ら︼てかしこまりきこえ給
て← ら
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
37 横 笛
ーオ⑧
⁝大将の君︻も︼/ことsもおほくし給:
盤
←も
37 横 笛 2オ
④
・
い
越
←かた
37 横 笛 2オ
⑥
⁝︻なぞ︼あやし︻と︼御らんするに院の御ふ︻みな︼けり⁝
□
□
な
37 横 笛 5オ
⑧
:故君のつねにひき給しこ︻とな︼りけりおかしきて一なん⁝
□
□ ← とな
37 横 笛 5オ
⑩
:とのたまへはことのを︻たえにし︼後よりむかしの/御わらはあそひのなこりを⁝
□
□
し←多えにし
37 横 笛 6オ
⑥
:宮いたう物をのみあはれとおほしつsけたる︻にこと︼に/出ていはぬを⁝
□と ← にこと
37 横 笛
ノ8ウ① ⁝我御中の気しきはみたる思やりもなくてむつひ︻そめたる︼/年月の程を⁝か ふ
□
□ほ←そめ多流
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
37 横 笛 9オ
①
⁝いとsくこへてつふ/\と/おかしけなるむねとあ︻け︼てちなとくsめ給⁝
連
←遣
37 横 笛 1ーウ
⑫
:・よはひなともやう/\︻いたうわかひ︼給ふへき程にも物したまはす⁝
春 起
/
\ 志き← い多う王可ひ
38 鈴 虫
ーオ⑯
⁝あみた仏︻けうしの︼ほさつ/をの/\ひやくたんしてっくりたてまっりたる⁝
口sし能 ← 遣うし能
38 鈴 虫 3ウ
④
⁝たsいまの世にさへもすくれ︻よ︼たけきさきの︻事︼/後をいとs心していひつsけたる⁝
い← よ︑いと← ︿事﹀
38 鈴 虫 4オ
④
・
.
・
山のみかとは此御そふむの宮にいまはす/みはなれ給なんとつ︻ゐの︼にてめやすかりぬ︵くおもほしきこえ給へと/
□
□ ← ゐの
38 鈴 虫 5ウ
④ れ い のわ た
夕かなとて我もしのひて/打すんし給⁝
□
←︻虫︼
38 鈴 虫 5ウ
⑧
・:中宮のいとはるけき野辺を/わけてわさとたつね︻とりっ︼sはなた︻せ︼給にしるくなきったふるこそ⁝
(文 字 数 不明︶←とり徒︑て← せ
.
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
38 鈴 虫
③
⁝こ権大/納言のなにのおり/\にもなきにつけていとしのはるs事︻お︼ほくおほやけ/わたくし物のにほひうせたるこsちするかな
を←於 ︑
38 鈴 虫 7オ
④
⁝花鳥の色︻に︼もねにも/思わきまへいふかひあるかたのいとうるさかりし物を⁝
登
←耳
38 鈴 虫 8オ
⑤
⁝したかさねはかりたてまつり︻く︼はへて月やs/さしあかりやンふけたる空の⁝
て← く
38 鈴 虫 8ウ
⑤
・
そ の
ろはへふかくおもしろくなん⁝
□
□ ← も
38 鈴 虫 10オ
① 由
⁝おりふしの御すまゐも/いとよくまち︻いてきこ︼えさせしをいまはなにことに/きこ盈← いてきこ
38 鈴 虫 10ウ
④
⁝いまひき/かへしす︻こし︼も世のうちかたふきぬへからんことはおほし/よらてなん:
パつし ← こし
38 鈴 虫 10ウ
⑦
⁝をんなの身はなにことも/いとところせきなんいとおしく侍るときこえた︻まふ︼・
ふ← まふ
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
38 鈴 虫 1ーウ
③
をくれしほとのあはれ︻はか︼りをわすれぬこと/にてものsあなたはおもふたまへもやらさりける/
盤
←者可
38 鈴 虫 14オ
③ 御 八 かうなと︻をこ︼なはせたまふとそ/をこ← なと
39 夕 霧
ーウ⑧
⁝此君はいとかしこうさりけなくてきこえなれ給にた︻めり︼/り ← めり
39 夕 霧 2オ
⑥
⁝八月中の十日はかりなれは/野へのけしきもおかしき︻ころ︼なるに⁝ ︑口口 ← ころ
39 夕 霧 2ウ
⑤
⁝す/こしのへたて︻は︼かりにあなたにはわたしたてまつりたまはす⁝
□←者
39 夕 霧 4オ
② 山のかけはをくらきこsちするに日くらしなき︻し︼きりてかきほにおふるなてしこの/くら← 志39 夕 霧 5ウ
⑥
⁝御身は入はて︻た︼まへれと御そのすその残りて⁝
口 ← た
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記 一
39 夕 霧
6オ
⑧
⁝きこえさせんかたなき/にいか﹂はせん︻こ︼sちなくにくしとおほさるとも⁝
口 ← こ
39 夕 霧 8ウ
④
⁝いとおしう我御/身つからも心︻をと︼りやせんなとおほいてたる⁝
越
□←をと
39 夕 霧 10ウ
⑤
つ︿身﹀ ← て︑ら← う
39 夕 霧
1ーオ④
〈
也﹀←な
39 夕 霧
1ーオ⑧
⁝かの/君の御ためのことはすほうをなんこ大宮ののたまひつけ︻た︼りしかは⁝
て
←多
39 夕 霧 13オ
③
遣
←連
39 夕 霧 16オ
③
⁝院のおまへに侍て出つる程/又もまうてすなりぬれは︻いとおしさもいまのまいかにと︼きこえたりっるなり/
(文 字 数 不 い可 丹と
・
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
39 夕 霧 16ウ
⑦
□ の
□ んと︿思﹀多← いまめ可しくな
39 夕 霧 17ウ
⑤かしこにてとくきこえんとおほすによへの文のさまもえたしかに/見すなりにしかは見ぬさま︻な︼らんもちらしてけると⁝
口 ← な
39 夕 霧 17ウ
⑩
⁝そのことをは/かけたまはす一夜のみ山風にあやまり給︻へるなや︼ましさな﹂りとおかしきやうにかこち/きこえ給へかし⁝
(文 字 数 不明︶ ← へるなや
39 夕 霧 18ウ
⑦
・
い
〈御﹀← ︿此﹀
39 夕 霧 19ウ
⑥
なをいといはけてつよき御心︻を︼きてのなかりける事とみたれ侍に:
越
←を
39 夕 霧 2ーウ
①
⁝かひなき事をはさる物にて思なけい給ふらむ/ありさま︻をし︼はかるなんあはれに⁝
39 夕 霧 22ウ
②
口 ← し
巻.名
丁
行
擦 消 箇 所擦消の状況
注 記
39 夕 霧 23ウ
④
⁝山おろ︻しい︼とはけ/しう木葉のかくろへなくなりて⁝し耳← しい
39 夕 霧 25オ
⑩
−九月/十よ日の野山のけしきはふかく見︻し︼らぬ人たにたsにやはおほゆる⁝
ぬ
←志 39 夕 霧 32ウ
②
⁝その日我おはしゐて御くる/ま︻こ︼せんなとたてまつれ給ふ−多← こ
39 夕 霧 33オ
①わ か 御 身 かあらん:
て← かへ
39 夕 霧 33オ
⑤
へ
←婦
39 夕 霧 34ウ
⑩ 人 御の
しうのたまひつsくれは:
〈見﹀□し← もと記
39 夕 霧 35オ
⑤
⁝けにこそはことはりはけに︻いつ︼/かたにかはよる人侍らん:□□ ← いつ
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
39 夕 霧 35オ
⑥
・
人をひきたてs⁝ い
ぬ← ︿給﹀
39 夕 霧 36ウ
⑦
⁝なをみなみのおとsの御心︻もちゐこそさま/\にありかた︼うさては此御かた/の御心なとこそは⁝
(文 字 数 不
ありか多
39 夕 霧 37ウ
④
⁝まろははやうしにきつね︻に︼おにとのたまへはおなしくはなりはてなん⁝
口 ← に
39 夕 霧 38ウ
⑥
⁝我心なからいにしへ︻た︼にをもかりけりと思しらるsを⁝
も←多
39 夕 霧 42オ
⑨
−世を心え︻侍︼こ﹂地していかさまにしてこのま/めけさを見しろおほしけれは⁝
□
← ︿侍﹀
39 夕 霧 45オ
⑨ 数なら︻は身にそ︼しらまし世のうさを人のためにも/ぬらす袖かな⁝
(文字数不明︶ ← 人︿身﹀﹂小そ
39 夕 霧 45ウ
② 人 の世 の
とは︼/おもはさりしか⁝
(文 字 数 不明︶ ← ︿身﹀をか遍むとは
巻 名
T
行
擦擦消の状況 消 箇 所
注 記
40 御 法
ーウ⑧
・
か
あつい︼給へは⁝
□
□
□
←あつい
40 御 法
ーウ⑧
・
/い わ か れ ん には−
者とひ← いと飛
40 御 法
ーウ⑨
:思すてかたく中/\山水︻のすみかに︼こりぬへく⁝
□
□ ふ
か
く←能春み可に
40 御 法 2オ
②
・
ほ い はうらめしと思きこ/え給ける⁝
(文 字 数 不
40 御 法 5ウ
③
・
打なきたまひぬ: か
越
← と
40 御 法 5ウ
⑦
・
り給ける⁝ み
(文 字 数 不明︶ ← 連いの︿我﹀
40 御 法 7ウ
⑥
⁝宮は御手をとらへてなく/\見たてまつり給︻に︼まことにきえ/ゆく露のこ﹂ちして:
巻 名
丁
行
擦擦消の状況 消 箇 所
40 御 法 1ーウ
⑦
⁝れいのさほうはかりにはあら︻ていとしけ︼/くきこえ給:
す
□
□ろ□ ← ていと志遣
40 御 法 13ウ
①
〈風﹀のをと← さしもある
41 幻
ーオ②〜③ ⁝れいのやう︻に人々ま/いり給なとすおほんこsちなや︼ましき−
(文 字 数 不
給﹀なとすお本んこsちなや
41 幻
ーオ⑥ 我 宿 の 花
/ た つねきつらん−
□
□□ ← はる
41 幻
ーウ②
:.あらためす思︻さますへ︼き世もなう⁝
(文字数不明︶←さますへ
「
41 幻 2ウ
①
.
.
又 かい
可 八
←可と
41 幻 2ウ
②
⁝雪かなといふ︻こゑ︼を聞つけ給へる:
越
← こゑ
巻 名
丁
行
擦 消 箇 所
擦消の状況
注 記
41 幻 3オ
⑤
⁝仏なとの︻をきて︼給へる身なるへし⁝
於
□ て← をきて ︐
41 幻 4ウ
③ 霞 わ たりたる︻に此︼御かたみのこうはいに⁝ も←に︿此﹀
41 幻 6オ
⑩
⁝つねよりも︻にほひかさねたるこそあはれに侍れと︼/のたまふ御いらへになに心なく⁝ ︑ あ者□□︿侍﹀連□の多□ふ︿御﹀いらへ□な□︿心﹀なく←ホ本ひかさね多るこそあはれ耳︿侍﹀連登
41 幻 7ウ
① お ほ か や
すくおほしすてん/
(文 字 数 不明︶ ← 可て可
41 幻 9オ
④
もひも/すsみやはせぬ⁝ 夏
(文 字 数 不明︶ ← て遣り介ふ
41 幻
1ーオ②
⁝くちおしう侍けれと申給へはそれ︻は︼かりそ/めならす⁝
者