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モデル事業平成 28 年度実施状況及び全体 (3 年間分 ) の実施成果の検証 評価 半田市 ( 認知症対応モデル ) 資料 3 1 半田市の特徴 2 モデル事業の対象地域 旧市街と新市街 ( 中心市街地 ) を合わせ持つ地区で 高齢化率は他の地区よりも高く また 要介護認定率は地区内で差がある 在

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○半田市(認知症対応モデル)

資料3

1 半田市の特徴 2 モデル事業の対象地域

3 平成28年度の主な取組内容及び事業ごとの3年間の実施成果の検証・評価

分野 項目 平成28年度の取組内容 3年間の検証・評価 検証・評価の視点 平成26年度 平成27年度 平成28年度 自己評価(3年間を振り返って) 関 係 機 関 の ネ ッ ト ワーク化 関係機関連絡会議 (地域包括ケアシ ステムを構築して いく上で必要な対 策や、地域ケア会議 で抽出された課題 等の解決に向けた 対策の検討) ○地域包括ケアシステム推進協議会 6回開催(1月末までに5回開催予 定) 【構成員】市医師会代表、市歯科医師 会代表、市薬剤師会代表、半田病 院代表、居宅介護支援事業所代表 等 【内容】在宅医療連携システムについ て、認知症対策の進捗状況 等 ○検討結果の取組 への反映 (抽出した課題の解 決 策 の 検 討 と そ の 実施状況) ①地域包括ケアシステム推進協議 会で地域包括ケアシステム構築 へ向けた進行管理及び地域ケア 会議等から抽出された課題に対 して、その解決手段を検討。 高齢者保健福祉計画・第6期 介護保険事業計画の検討。 ②協議会で半田市における地域ケ ア会議の整理が必要との意見が あり、地域ケア会議の整理と地 域課題を抽出。 ③地域包括ケアシステム構築のコ ーディネート機能の強化を図る ため、地域包括ケアシステム推 進 員 を 包 括 支 援 セ ン タ ー に 配 置。 ④主任ケアマネ研修として、兵庫 県朝来市の地域ケア会議の実践 を視察。 ⑤認知症ケアパスの作成を通じた 地域の社会資源の把握、整理。 ①地域包括ケアシステム推進協議 会で、医療・介護連携部会及び 在宅生活支援部会の検討事項等 を集約。 ②地域ケア会議として整理した会 議の機能、連携について整理。 個別ケース会議 38回 多職種事例検討会 12回 同職種連携会議 随時 ふくし井戸端会議 29回 在 宅 ケ ア 推 進 地 域 連 絡 協 議 会 6回 地域包括ケアシステム推進協議 会 6回 認知症対応検討会議 6回 介護保険運営協議会 3回 ③地域包括ケアシステム推進員が 各種会議に参加 ①地域包括ケアシステム推進協議 会で、医療・介護連携部会及び 在宅生活支援部会の検討事項等 を集約。 ②地域ケア会議を実施。 個別ケース会議 多職種事例検討会 同職種連携会議 随時 ふくし井戸端会議 在宅ケア推進地域連絡協議会 地域包括ケアシステム推進協議 会 認知症対応検討会議 介護保険運営協議会 ③地域包括ケアシステム推進員が 各種会議に参加 ④薬剤師会と連携して、「知って得 するお薬講座」を市内5会場で 実施。 ⑤在宅生活支援部会において、生 活支援コーディネーター・協議 体の在り方を検討。 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・医療・介護の多職種の代表者で 構成する地域包括ケアシステム 推進協議会が発足し、地域包括 ケアシステムに関して検討・合 意形成・推進をする上で中核的 な存在である協議体ができた。 ・地域包括ケアシステム推進協議 会を中心に、テーマ毎の新規の 協議体も発足し、既存の協議体 と合わせて地域ケア会議として 役割を整理し、課題抽出から政 策形成に繋ぐしくみができた。 ・複数の協議体があるため、委員 が重複し、それぞれの負担が大 きくなっており、協議体の統廃 合などが今後、必要である。 地域ケア会議(処遇 困難事例の検討) ○個別ケース会議 18回 ○多職種事例検討会 3回開催(1月末までに10回開催 予定) ○同職種連絡会議 8回開催(1月末まで10回開催予 定)※随時開催 ○ふくし井戸端会議(中学校区単位)4 回開催(1月末までに3回開催予定) 地域包括ケアシス テム推進員の配置 市包括支援センターに社会福祉士を1 名配置 社会資源等の把握 (各種アンケート の実施、資源マップ (リスト)の更新 等) ○中学校区域ごとに「地域支援協議会」 (半田市版の協議体)を設置し、社 会 資源 や住 民ニ ーズ の把握 に努 め る。 ・開催 5圏域各2回/年 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 地域支援協議会が2圏域各1回となる 見込み。その他は概ね順調に進んでい る。 ○ 旧市街と新市街(中心市街地)を合わせ持つ地区で、高齢化率は他の地区よりも高く、また、要介護認定率は地区内で差がある。 ○ 在宅ケア推進地域連絡協議会は先見的に構築された組織であり、医療・介護等関係者の連携体制として長年の実績を有している。 ○ 見守り隊、お助け隊、地域ふれあい施設、おでかけサロン等、NPO・市民活動が活発であり、地域交流拠点などの社会資源が豊 富である。 半田中学校区(人口30,036人 高齢化率23.9%) ※人口、高齢化率はH28.10.1現在

モデル事業 平成28年度実施状況及び全体(3年間分)の実施成果の検証・評価

ステップアップ ステップアップ

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分野 項目 平成28年度の取組内容 3年間の検証・評価 検証・評価の視点 平成26年度 平成27年度 平成28年度 自己評価(3年間を振り返って) 医療と介護 の連携 在 宅 医 療 連 携 協 議 会(多職種連携の課 題 の 抽 出 と 解 決 策 の検討) ○在宅ケア推進地域連絡協議会6回開催(1 月末までに5回開催予定) 【内容】「多職種協働で支える認知症の人の 意思」シンポジウム、「医療依存度の高い 人の在宅生活を支える」事例検討、医療介 護連携におけるICT活用について等 ○在宅医療・介護連携部会6回開催 (1月末までに5回開催予定) 【内容】連携ツールの集約や在宅医療・介護 連携の相談窓口機能の検討 ○検討結果の取組への 反映 ( 抽 出 した 課 題 の 解 決策の検討とその実 施状況) ①多職種連携の課題の抽出と 解決策の検討のため、在宅ケ ア推進地域連絡協議会開催 ②医療・介護連携の必要性か ら、近江八幡市へ視察研修。 ①在宅ケア推進地域連絡協議会開 催 ②視察により連携の必要性を再認 識し、在宅医療・介護連携部会 を設置。既存の連携ツールの集 約と使い方の整理、在宅医療・ 介護連携についての相談窓口の 機能検討。 ①在宅ケア推進地域連絡協議会開 催 ②在宅医療・介護連携部会で改め て課題整理及び検討、検証。 連携ツールの見直し。事前指 示書の検証。身元保証のガイド ラインの検証。 在宅歯科診療実施医院名簿を 作成。 《評価》順調 《3年間の取組の評価》 ・医療介護連携部会により多 職種の代表者で課題抽出、 検討、合意形成などを図る ことができた。 ・在宅ケア推進地域連絡協議 会は多職種の顔の見える関 係を築くとともに、多職種 のスキルアップ、意見交換、 情報交換の場として、有効 に機能している。 I C T を 活 用 し た 患者情報の共有 ○ICT活用状況(H28.11 末現在) ・事業所登録数: 70 事業所 (内訳:診療所 22、病院 1、居宅介護支援 事業所 20、訪問介護事業所 0、訪問看護 事業所 11、歯科診療所 2、薬局 12、そ の他 3(包括、市、保健センター)) ・患者登録数:83 名 ○ICTシステム活用に よる連携体制構築の 進展状況及びその効 果 ○その他連携ツールの 改善状況及びその効 果 ①半田市医師会Dr.WebI Tシステム委員会において ICTを活用した病診連携、 多職種連携、地域医療の充実 等を図るためICTシステ ム導入を検討。 ②在宅ケア推進地域連絡協議 会及び地域包括ケアシステ ム推進協議会で、医療・介護 等関係者による意見交換や デモ実施等による検討。 ①在宅医療・介護連携部会等で、 テンプレート案・運用ルール等 の検討を重ね、平成27年11 月16日に「だし丸くんネット」 として、ICTを活用した患者 情報共有システムを稼働。 ①半田市医師会Dr.WebIT システム委員会において継続し て課題整理及び検討。 ②在宅医療・介護連携部会で現状 報告。 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・特に医師と他職種との連携 がよりスムースになった。 ・より効率的・効果的な在宅 医療サービスが提供できる ようになった。 在 宅 医 療 等 に 従 事 する多職種の研修 ○在宅ケア推進地域連絡協議会を活用し、地 域医療体制の構築に向けた課題抽出及び 必要な取組を検討する(再掲) ○ 多 職 種 研 修 会 の 充 実状況 (内容、テーマ、参加 職種など) ①在宅ケア推進地域連絡協議 会での多職種研修会 ・診療報酬改定と在宅ケアに対 する影響について ・認知症BPSDの基礎知識と 対応について など ①在宅ケア推進地域連絡協議会で 「多職種で考えるケアの質」ミ ニ事例検討会を実施。 ②多職種連携のための意見交換会 を実施。日常生活圏域で多職種 が顔の見える関係づくり。 ①在宅ケア推進地域連絡協議会で 「施設内虐待に係る研修会」実施 (予定) 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・多職種の情報提供、意見交 換、ネットワーク形成、研 修の場として開催すること ができた。 在 宅 医 療 等 の 普 及 啓発 ○はんだ市報掲載(毎号) ○認知症にクローズアップした講演会を開 催し、在宅医療と地域包括ケアの普及啓発 を図る。 ・開催 年1回 ○地域包括ケアシステ ムの住民への普及の 効果 ( 地 域 包 括 ケア シス テム構築に関する住 民の意識・行動変容 など) ①リビングウィル普及啓発講 演会を開催。 →「終末期の事前指示書」を 作成。 ②認知症理解促進講演会を開 催。 ①認知症理解促進講演会(在宅医 療・地域包括ケアシステム啓発 講演会)を開催。 ②はんだ市報へのコラム掲載開 始。「病気に備える」「地域での 居場所・役割」「認知症と向き合 う」「住み慣れた地域で最後を迎 えるために」等。 ①市民公開講座として「かかりつ け医と一緒に認知症患者を支え る」認知症ドキュメンタリー映 画を上映。 在宅医療普及啓発講演会「「住 み慣れた家で最期まで~自宅で の看取りを考える~」」を開催。 ②はんだ市報へのコラム掲載継 続。(4月1日号は休載) 《評価》順調 《3年間の取組の評価》 ・地域包括ケア全般について 市民に対し、広く普及啓発 することができた。 在 宅 医 療 サ ポ ー ト センターとの連携 ○在宅医療普及啓発講演会を市と共催で実 施 ○在宅ICTの運用 ○連携の充実状況 ①センター開設に向けての検 討、協議 ①センター開設にあたっての協力 (広報など) ②在宅ICTシステムの運用 ③各種会議に参加 ①在宅医療普及啓発講演会を市と 共催で実施 ②在宅ICTシステムの運用 ③各種会議に参加 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・連携することで在宅医療の 推進を図ることができた。 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 概ね順調に進んでいる。 ステップアップ ステップアップ

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分野 項目 平成28年度の取組内容 3年間の検証・評価 検証・評価の視点 平成26年度 平成27年度 平成28年度 自己評価(3年間を振り返って) 介護 家 族 介 護 者 へ の 支 援 ○半田市認知症介護家族交流会を毎 月開催 認知症の方を介護する家族の情報交 換や仲間作りを目的として開催。 【対象】初期から中期における認知症 の高齢者を主に介護する家族 約 10 名 ○半田市家族支援プログラム 家族介護者のニーズに合った支援 プログラムを提供。 【開催期間】10 月~3 月(毎月 1 回 計 6 回開催) 【対象】初期から中期の認知症の方を 介護している介護家族 約 15 名 ○取組内容の充実 状況 (抽出した課題の 解決策の検討とそ の実施状況【取組 内 容 、 支 援 者 の 拡充、研修テーマ など】) ①家族介護交流会で、家族が認知 症であることを隠したい人がい るとの意見があり、認知症理解 促進講演会を開催。 ②家族介護交流会で、専門職に気 軽に相談できるといいとの意見 があり、「専門職と何でも話し合 おう」をテーマに、主任ケアマ ネの回と医師の回として、介護 家族教室を2回開催。 ①家族介護交流会に加えて、隔月 でフォローアップの交流会を開 催。認知症サポート医や主任ケ アマネ等の協力を得て開催。 認知症カフェ設置に向けた検 討の場としても機能。 ② 介 護家 族が 自身 のス キル を高 め、介護負担を軽減させ、認知 症の人との安定した生活ができ るよう支援することを目的とし て、家族支援プログラムを開催。 ①家族介護交流会を毎月開催。 ②平成28年10月から家族支援 プログラムを開催。 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・介護家族が認知症への正しい知 識や対応、制度等を学べる場、 互いに交流し情報交換できる場 を提供することができた。 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 より多くの方に参加していただくた めに曜日や時間設定が課題。 予防の取組 生 き が い と 融 合 し た 介 護 予 防 の 実 施 ( 健 康 づ く り リ ー ダ ー や 食 生 活 改 善 推 進 員 等 を 活 用 し た予防教室・講座等 の開催) ○「地域介護予防教室事業」の開催 認知症予防教室修了者が、教室修了 後に集い、それぞれが役割を持ちなが ら、ボランティア・コミュニティの協 力を得ながら、活動を継続するために 支援を行う。(年間を通じて月 4 回以 上、1 回あたり 1 時間程度) 【参加者】10 名程度 【内容】交流、見守り、認知症予防な どを考慮した介護予防教室 ○「コグニサイズ教室」の開催(6 月 ~11 月の毎週火曜日、全 24 回) 【参加数】各回 20 名程度 ○取組内容の充実 状況 (抽出した課題の 解決策の検討とそ の実施状況【取組 内 容 、 支 援 者 の 拡充、研修テーマ など】) ①社会参加型介護予防事業の地域 展開を目的に、現在地域でボラ ンティア活動を行っている方を 対象に3回の講座を開催。 ①外出の機会・地域交流の場・参 加意欲の継続を目的に、地域特 性(新美南吉)を生かした介護 予防の試行。週に1度で実施。 ②柔道整復師による運動器フォロ ーアップ教室を開催。教室終了 後に地域の健康づくりリーダー が自主グループを立ち上げ、地 域住民を交えての健康づくりの 場を設置。 ③家庭訪問支援事業を訪問型介護 予防事業として実施。 ④コグニサイズ教室の準備とし て、健康づくりリーダーへの研 修会(3回)、・大府市の自主グ ループ活動視察、プログラム作 りのための協議を経て、教室を 試行(3回)。 ①地域介護予防教室事業を開催。 認知症予防教室修了者が教室修 了後に集い、それぞれが役割を 持ちながら、ボランティア・コ ミュニティの協力を得ながら、 活動を継続するために支援を行 う。地域のコミュニティ推進協 議会に事業委託。 ②コグニサイズ教室を開催。 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・市開催の介護予防教室終了後、 自治区やコミュニティ、NPO などの協力を得て、住民が主体 となった自主グループを複数立 ち上げることができた。 ・ボランティアがコグニサイズに 関する知識や技術を学んだこと で、市の主催する教室以外でも、 ボランティア自身が活動するフ ィールド等でコグニサイズを普 及している。 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 概ね順調に進んでいる。 ステップアップ ステップアップ

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分野 項目 実績 3年間の検証・評価 検証・評価の視点 平成26年度 平成27年度 平成28年度 自己評価(3年間を振り返って) 生活支援の 取組・検討 不 足 し て い る 生 活 支 援 サ ー ビ ス の 検 討 ○在宅生活支援部会の開催 多様な生活支援サービス・介護予防 の提供に向け、新しい総合事業の制 度理解やサービス内容の検討を行 う。 【開催】6 回(1 月末までに 5 回開催) 【参加者】居宅介護事業者、ボランテ ィア・NPO代表、シルバー人材セ ンター、まちづくりひろば、地域包 括支援センター、行政等 ○取組内容の充実 状況 (抽出した課題の 解決策の検討とそ の実施状況【取組 内 容 、 支 援 者 の 拡充、研修テーマ など】) ① 新 しい 総合 事業 の実 施に 向け て、要支援の方が利用している 介護サービス分析(ケアマネア ンケート)で現状把握及び課題 抽出。 ②保証人がいないことで、必要な 医療・介護サービスの提供に時 間を要する事例があるとの地域 課題があり、地域包括ケアシス テム推進協議会に身元保証部会 を設置し、「身元保証等」がない 方の入院・入所にかかるガイド ラインを作成。 ①アンケートによるサービス分析 を踏まえ、在宅生活が継続でき る生活支援サービスの充実を目 的に在宅生活支援部会を設置。 新しい総合事業の制度理解や介 護予防・生活支援サービスを検 討。 ③生活支援コーディネーター養成 講座を開催(4回)。にじいろサ ポーター、認知症サポーター対 象とし、生活支援コーディネー ターや訪問型・通所型サービス の担い手となる人材育成を目的 に開催。 →身近なサロン運営体験を目的 に、修了生で模擬サロンを開催。 ①在宅生活支援部会において、生 活支援コーディネーター養成講 座について検討。模擬サロン実 施から見えてきた課題抽出及び 検討。通所型サービス B 及び地 域介護予防活動支援事業につい て検討。 ②「身元保証等」がない方の入院・ 入所にかかるガイドラインの検 証、見直し。 ③「にじいろサポーターフォロー アップ講座」として生活支援に 従事する担い手の研修を開催。 ボランティア・市民活動の窓口 である「はんだまちづくりひろ ば(ボランティアセンター)」と 連携し、生活支援コーディネー ターや生活支援の担い手育成等 の人材育成プログラムを盛り込 んで実施。 ④半田市見守り協定締結事業所情 報交換会を開催。この協定締結 事 業 所 を 含 め 、 半 田 市 行 方 不 明・見守りSOSネットワーク が発足。併せて、見守りメール の登録。 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・在宅生活支援部会に様々な立場 から参加していただき、生活支 援サービスの構築を検討し、新 しい総合事業のサービス内容等 の開始の準備ができた。また、 第 1 層の協議体の開始準備がで きた。 ・生活支援サービスの課題である 担い手不足を解消するために、 養成講座を開催し、受講者の中 から自主的に通いの場を開始す る人やすでにある地域の団体に 参 加 す る よ う に な っ た 人 も い た。 ・半田市地域見守り活動に関する 協定事業所が増加し、平成 28 年 度には半田市行方不明・見守り SOSネットワークも発足する ことができた。 生 活 支 援 に 従 事 す る担い手の研修 ○にじいろサポーターフォローアッ プ講座を 4 回開催 【内容】生活支援コーディネーターや 生活支援の担い手育成等 【参加者】にじいろサポーター、認知 症サポーター等、各回約19名 その他 ○「半田市地域見守り活動に関する協 定」の充実 孤立死の未然防止や、認知症による 徘徊など、住民の異変の早期発見・早 期対応を行い、地域の見守り活動を推 進することを目的に締結。 【協定締結事業者】33 事業者(平成 28 年 11 月末現在):新聞販売店、生 活協同組合、金融機関、保険会社、シ ルバー人材センター、柔道整復師会、 電力会社、配達会社、郵便会社、ガス 会社等 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 概ね順調に進んでいる。 住まいの 取組・検討 低所得、要支援・要 介 護 高 齢 者 向 け の 住 ま い の 確 保 対 策 の充実 ○高齢者の住まいに関する検討会議 を 4 回開催(1月末までに 3 回開催) 【内容】高齢者(特に低所得の要介護 者)の住まいに関して、現状分析、 調査・研究、検討し、必要な対策 を実施する。 【参加者】市(建築課、高齢介護課)、 市包括支援センター、ケアマネ ○ 関 係 機 関 と の 連 携に向けた検討・ 取組の進展状況 ①在宅生活の基盤となる住まいに ついて、現状とニーズ把握を目 的に住まいの確保に関するニー ズ調査を実施。 ①現状とニーズ調査を踏まえて住 まいに関する検討会議発足。課 題共有及び市営住宅居住の独居 者が認知症が進行した際の支援 体制について検討。 ①住まいに関する検討会議におい て、安否確認のための市営住宅 への緊急立ち入りを制度化。 住まいに関する課題について、 ケアマネにアンケートを実施 し、課題を整理。 《評価》概ね順調 《3年間の取組の評価》 ・アンケートにより現状とニーズ 把握を行い、市営住宅居住の独 居者への、安否確認のための緊 急立ち入りを制度化することが できた。 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 概ね順調に進んでいる。 ステップアップ ステップアップ

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分野 項目 平成28年度の取組内容 3年間の検証・評価 検証・評価の視点 平成26年度 平成27年度 平成28年度 自己評価(3年間を振り返って) 認知症 認知症対応検討会 議(認知症に関す る課題の抽出と解 決策の検討) 2回開催(1月末までに3 回開催) 【構成員】市医師会代表、市歯科医 師会代表、市薬剤師会代表、日本福 祉大学助教授、介護事業者代表、N PO法人代表、認知症支援ネットワ ーク代表、市民代表、半田警察署職 員、包括支援センター職員 等 【内容】認知症初期集中支援チーム の活用、認知症カフェの拡充、メ ール配信システムの活用、認知症 行方不明への対策 等 ※他、行方不明者対応WG(2回: 1月末までに3回開催予定)、家族 支援WG(1回:1月末までに1回 開催予定)、を開催 ○取組内容の充実 状況 (抽出した課題の 解決策の検討とそ の実施状況【取組 内 容 、 支 援 者 の 拡充、研修テーマ など】) ①認知症支援の充実を図るため、 必要な支援の検討や評価を行う 認知症施策の中核的組織として 認知症検討会議を発足。 ・認知症支援の在り方の調査・研 究や現状分析を踏まえ、認知症 ケアパス「認知症安心ガイドブ ック」を作成。 ・認知症の方でも気軽に通える場 や、初期の段階で集中的に介入 して支援する多職種の連携等と の課題整理。 ②在宅ケア推進地域連絡協議会で 認 知 症 ケ ア パ ス へ の 関 心 が 高 く、「認知症ケアパスの内容と活 用」について市から説明し、グ ループワークによる意見交換を 実施。 認知症ケアパス活用による支 援について課題等を整理するた め、県高齢福祉課介護予防・認 知 症 グ ル ー プ の 方 を 講 師と し て、認知症ケアパス研修会を実 施。 ③認知症初期集中支援チームの設 置について、滋賀県近江八幡市 の実践を視察。 ④認知症介護家族交流会で、家族 が認知症であることを隠したい 人がいるとの意見があり、認知 症理解促進講演会を開催。 ①認知症検討会議で各ワーキング での検討事項を集約。 ②認知症安心ガイドブック(認知 症ケアパス)の発行。入門編・ 予防偏・支援の流れ編・家族の 心構え編で構成。別冊若年性認 知症安心ガイドブックも作成。 各種研修会や協議会等で説明 するなど、普及啓発を実施。 ③初期支援・相談ワーキングにお いて検討を重ね、認知症初期集 中支援チームを発足。毎月チー ム員会議を開催。 ④「我がまち半田の認知症対策を 考える」として、講演会及びパ ネルディスカッションを開催。 認知症理解促進市民講座とし て、日常生活圏域毎に認知症サ ポート医等による講座を開催。 ⑤家族支援ワーキングにおいて、 認知症カフェ及び家族支援プロ グラム実施に向けて検討。 →プラチナカフェ(認知症カフ ェ)を2か所設置。 →家族支援プログラム開催。 ⑥地域支援ワーキングにおいて、 行方不明になった際の捜索協力 メールの配信について検討し、 半田市高齢者見守りメール配信 を開始。捜索模擬訓練について 検討。 ⑦認知症サポーターフォローアッ プ講座として対応実践編研修を 開催し、捜索模擬訓練で対応実 践。 ⑧認知症の方が安心して暮らせる まちづくり連携協定を半田市医 師会及びエーザイ株式会社と三 者により締結。 ①認知症検討会議で各ワーキング での検討事項を集約。 ②ガイドブック別冊「認知症によ る行方不明への対応ガイドブッ ク」を作成。 市民公開講座「かかりつけ医と 一緒に認知症患者を支える」で 認知症ケアパスの普及啓発。 ③認知症初期集中支援チーム稼働 中。 ④市民公開講座「かかりつけ医と 一緒に認知症患者を支える」で 認知症の理解促進。 ⑤家族支援ワーキングにおいて、 認知症カフェの課題を整理。 プラチナカフェが平成28年 10月から3か所で実施。 ⑥講演会で半田市高齢者見守りメ ールの登録者増加のための普及 啓発。地域見守り協定締結事業 所へ登録勧奨。 ⑦行方不明者捜索訓練を実施。認 知症サポーターフォローアップ 講座を開催した地域で、受講生 に声をかけ実施。 ⑨行方不明者対応ワーキングにお いて、ガイドブック別冊「認知 症による行方不明への対応ガイ ドブック」を作成。 《評価》順調 《3年間の取組の評価》 ・認知症対応検討会議や各ワーキ ングで、認知症に関する課題や 対応策について様々な立場の方 から意見をもらい、検討、合意 形成することができた。 ・高齢者者見守りメールの普及啓 発、行方不明・見守り SOS ネッ トワークを発足したことで、ネ ットワーク内の相互の連携や地 域での見守りについて強化する ことができた。 ・認知症の正しい知識や相談先、 本人や家族が利用できる居場所 について、市民に広く啓発する ことができた。 ・今後は各地域での認知症対応等 の普及啓発、各地域での見守り 活動について考えていく必要が ある。 徘徊・見守りSOS ネ ッ ト ワ ー ク の 拡 充等 ○ 「半田市高齢者見守りメール」(メ ール配信システム)の普及啓発 ○行方不明発生時の対応方法マニュ アル作成 認 知 症 サ ポ ー タ ー フ ォ ロ ー ア ッ プ 講 座 2回開催(1月末までに 回開催) 【参加人数】1回につき約40名 【内容】認知症の方への対応実践 認 知 症 カ フ ェ の 設 置・開催 3箇所で開催 認 知 症 初 期 集 中 支 援チームの設置 ○認知症初期集中支援チームを設置し、チーム(医師、看護師、社会福 祉士等)による支援を実施 ※対応件数: 3件(4~11月末 現在) ○チーム員会議(月1回) 認 知 症 ケ ア パ ス の 普及 ○イベント等を活用した認知症ケアパスの普及啓発・配布 認 知 症 に 関 す る 普 及啓発 ○市民公開講座「かかりつけ医と一緒に認知症患者を支える」 【参加数】430 名 【内容】第 1 部 映画『徘徊 ママリ ン 87 歳の夏』上映 第 2 部 ミニ講演会(半田市の認知 症支援) 《平成 28 年度進捗 状況(自己評価)》 概ね順調に進んでいる。 ステップアップ ステップアップ

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4 3年間を振り返って認知症対応モデルとして特徴的成果 5 モデル事業全体の3年間を振り返っての自己評価

6 平成29年度以降の方向性 7 3年間を振り返っての関係機関のモデル事業全体に対する感想

・認知症ケアパスの作成、認知症初期集中支援チームの設置など、認知症対応事業を先進的に実施することができ、 サービスの充実を図ることができた。 ・専門職に対する研修も認知症に関する内容を多く取り入れ、スキルアップを図った。 ・認知症については市民の関心も大きく、意識・関心の高い市民ボランティアを巻き込んだ形で、認知症カフェ、 認知症予防教室、行方不明・見守りネットワークの発足など多くの事業を実施した。 ・地域包括ケアシステム推進協議会を中心とした各種協議会・会議を開催し、3師会をはじめとする専門職のネッ トワークを形成し、顏の見える関係を構築することができた。 ・在宅ICTシステムの導入、在宅医療介護連携部会での協議などにより医療介護連携が促進した。 ・医療職・介護職相互の知識を学ぶ研修の実施により、専門職のスキルアップが図られた。 ・特に予防・生活支援の分野についてさらに市民を巻き込み、サービスの充実、担い手自身の介護予防など、今後、 さらに推進する必要がある。 ・各種協議会・会議の委員が重複し、一部の委員に大きな負担が生じていることから、推進体制の見直しや整理が 必要である 〈国立長寿医療研究〉 認知症に関連する多様な仕組みが、自主的能動的に作られてきたことを高く評価したい。初期集中支援チ ームに関しては件数が重要ではないが、もう少し需要がありそうな気がする。さまざまな仕組みをどう結び 付けるか、どのように継続していくかが今後の課題となる。 〈医師会〉 市民公開講座や各種の啓発、啓蒙活動を通じて半田市民の中に認知症に対する新たな理解、認識を築く事 ができた。このタイミングを逃がさず、今後はこの新しい理解、認識をさらに発展させて地域全体での認知 症の見守り、そして最後まで安心して暮らせる街づくりを目指していきたい。またこの過程を通じて形成さ れてきた行政を含めた医療介護の多職種連携のシステムを効率的に運用し、地域包括ケアのさらなる充実に 努めたい。 〈歯科医師会〉 口腔衛生管理の必要性は、訪問看護の方々やケアマネジャーの方々には浸透しつつあるが、歯科医師会の 組織としては、なかなかそれに応えられるシステムができていない。 歯科医師会会員の意識統一は困難ではあるが、お互いに気軽に相談ができるような緊密な多職種との連携 が行えるようなシステムの必要性を考える必要があると思う。 〈薬剤師会〉 〈地域包括支援センター〉 現場や地域からの課題を吸い上げ、多職種で解決に向けての協議の仕組みができたこと、そのプロセスの 中での専門職、地域住民の重層的なネットワークが形成されたことは、今後の半田市の地域包括ケアシステ ムを構築する上での大きな基盤となる。職域や立場を越え、知恵を集め、協議できる土壌ができたことは、 行政のマネジメント力、推進力の賜物と考える。今後、さらに多分野、多職種の連携を推め半田市の目指す 0 歳から 100 歳までの地域包括ケアシステム拡充に努めたい。 ・モデル事業として実施してきた各種事業を、基本的に地域支援事業に位置付け踏襲し継続的に実施していく。 ・新しい総合事業については、人材育成などさらに推進することで、介護予防・生活支援サービスの充実と担い手 となる高齢者自身の介護予防を図り、健康な高齢者の増加につなげていく。 ・各種協議会・会議などの推進体制の見直し・整理を行う中で、対象者を高齢者から障害者・子ども・生活困窮な どまで広げていき、0歳から100歳までの地域包括ケアシステムの構築を目指していく。

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北区の高齢化率は、介護保険制度がはじまった平成 12 年には 19.2%でしたが、平成 30 年には

平成 26 年度 東田端地区 平成 26 年6月~令和元年6月 平成 26 年度 昭和町地区 平成 26 年6月~令和元年6月 平成 28 年度 東十条1丁目地区 平成 29 年3月~令和4年3月

・ 2017 年度助成先(事業対象地 4 ヶ国、 7 件、計 651.1 万円)からの最終報告書のと りまとめ、 2018 年度助成事業(3 ヶ国、3 件、計 300

今回工認モデルの妥当性検証として,過去の地震観測記録でベンチマーキングした別の 解析モデル(建屋 3 次元

実施期間 :平成 29 年 4 月~平成 30 年 3 月 対象地域 :岡山県内. パートナー:県内 27