Title
界磁回路の影響を考慮した同期電動機の過渡安定度解析
Author(s)
上里, 勝實; 千住, 智信; 仲村, 健; 島本, 健
Citation
琉球大学工学部紀要(44): 99-109
Issue Date
1992-09
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12000/5479
Rights
99
Transient Stability Analysis of Synchronous Motors Taking Account of
Influence of Field Circuit.
Katsumi
UEZATO·Takeshi
NAKAMURA...•Tomonobu
SENJYU·Ken
SHIMAMOTO·"Abstract
In this paper, a new stability criterion method, which is applied
Lyapunov's direct method, to judge the transient stabitity of the
syn-chronous motors is presented.
The Lyapunov method is able to estimate
the systems stability by using a Lyapunov function without solving the
nonlinear differential equations.
The transient stability analysis very
easy if only the energy level of the system is calculated.
The
construc-tion of the Lyapunov funcconstruc-tion is generally difficult, hence, using the
Lagrange-Charpit method, the Lyapunov function is constructed with
systematic procedure.
The paper is organized as follows.
Firstly, the system equations
of the synchronous motor are presented. This system equation includes
the effect of the field circuit, so that the product type nonlinearity
term is arisen.
Secondly, the Lyapunov function is constructed to
judge the system's stability.
An example of the stability analysis is
presented, and the simplicity of the stability criterion
is shown.
Thirdly, the influence of a machine constant for transient stability is
investigated using the Lyapunov method when the synchronous motor
subjected to load disturbances.
From this results, we can easily find
out the stability limits and should obtain useful information in the
area of industrial drives. Finally, by experiment on the transient
sta-bility limit, validity of the analytic results is shown.
Key
Words: Synchronous Motor, Transient Stability, Lyapunov Method
1l:# :
1992~5fJ
118 ·I~$lI~I*f'"Dept. of Electrical Engineering, Fac. of Eng.
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·mIDjNL~f*A.fttl:Southwest Air Lines Co., Ltd .
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·~~?·7~·~A7A~A~~上里・千住・仲村・島本:界磁回路の影轡を考慮した同期電動機の過渡安定度解析 100
B帯+風(1-…")豐十器…
+Prsin26=PI(1) 6:負荷角,Pj:慣性出力係数,P`:制動係数 b:突極による脈動係数,P,:反作用トルク(kW) P庫:同期化トルク(kW),P,:負荷トルク(kW) P,=(元/2)GD2(f/p2)×10-,〔kW・s2/rad〕 P`=R/(27rfs)〔kW・s/rad〕 P『=((xd-x。)/(2xdxJ}V2xlO~:〔Syn.kW〕 P。=(EV/xJx10-3〔kW〕 GD2:はずみ車効果〔k9.m〕,f:電源周波数〔Hz〕, P:極対数,x`:直軸リアクタンス〔Q〕, xq:横軸リアクタンス〔Q〕 V:供給電圧〔V〕,E:線間公称誘導起電力〔V〕 I,`:界磁電流の定常値〔A〕 i,。:界磁電流の瞬時値〔A〕 (1)式の両辺をPmで割り,正規化時間で=t/a,a=イー百フ瓦で表すと,
1.まえがき 同期電動機は電源周波数により,回転速度が一義的 に決まり,容易に高精度な速度制御が可能なため,鰻 近ではインバータなどの可変周波数電源による綱密速 度制御用の電動機として使用されているしかし,突 発的な外乱によって乱調または脱調を起こし,不安定 となる場合がある.このため同期電動機の過渡安定度 問題は重要であり,古くから研究が行われている.こ れまでの研究で,界磁時定数が同期電動機の過渡安定 度に影響することが知られている.しかし、その運動 方程式が非線形連立厳分方程式となり解析が容易でな いため,界磁時定数の影響は小さいものとして無視す ることが多かった. 木研究ではより正確な過渡安定度解析を行うため, 武田氏らが示した界磁時定数を考慮にいれた突極形同 期電動機の動揺方程式/`〕に対して,非線形システムの 安定判別に有効であるリヤプノフ直接法を適用して, 突極形同期電動機の過渡安定度解析を行う. リヤプノフ直接法は,非線形微分方程式を直接解く ことなしに,初期値の情報のみにより,短時間で安定 判別が行える.しかし.非線形系にこのリヤプノフ直 接法を適用する際に最も問題となるのは,適当なリヤ プノプ関数を求める点にある.このリヤプノフ関数を 櫛成する一般的方法はまだ無いため,現在稲八のリヤ プノフ関数構成法の研究が行われているn. 本鶴文では,このリヤプノフ関数を構成する方法と して,比較的,真の安定領域に近い領域が得られるラ グランジュ・シャルピ脚法を用いることにする. そして榊成されたリヤプノブ関数を用いて計算され るしきい値と,エネルギーレベルを比較することによっ て,負荷外乱を受けた場合の過渡安定度(同期運転維 持の可否)を判定するまた安定領域、及び限界負荷 比等によって,稲灸の機器定数が過渡安定度に及ぼす 影鰯を明らかにする. さらに,実際に突極形同期電動機を用いて実験を行 い,その実験結果と解析結果を比較検討し,本手法の 妥当性を検証する. d26万十歳0-…`)筈十告鬮、,
PP 6 , PP 十 (2) ここで,相対制動係数:k=P。/イー万77冑,
反作用トルク比:g=P『/P唾, 負樹比:β=P,/P…Z=i"/1m とおくと(2)式は祭十k('一…`)豐十z・….、2…)
となる.一方,界磁回路に関しては次式を得る. dilaMuJV`d6V,.=R,.i,`+TJR燗丁一②L‘前Sin6(4)
ここで,V,`:界磁印加電圧〔V〕,R,。:界磁抵抗〔Q〕, Td,:。軸短絡過渡時定数〔s〕,Mo,。,=イーヨアワM“,
L`:。軸電機子巻線の自己インダクタンス〔H〕, V:電機子印加線間電圧〔V〕, (4)式において 2.過渡安定度の基本式 2.1.突極形同期電動槻の運動方程式 界磁時定数の影轡を考慮した突極形同期電動機の運 動方程式は(i】次のような非線形微分方程式となる.琉球大学工学部紀要第44号,1992年 101 Td,=1/R,。(Lffd-Mom'2/Ld)〔s〕 Ld'=Ld-Mo,。'2/Lma〔H〕 Td,=Tdo1LdⅢ/L‘〔s〕 Tdo,=L、/R,。〔s〕 なる関係を用いて正規化すると
+÷α・(1-α)K(鋤)’
十Jim…+÷(m-÷)U(蕊』。
+z1ivTz7Tm*
*(α'K(x,)h(x,)-Q(X,)ツ。X,⑩
ここで,α,Ⅲe:任意定数ⅢK(x1)-Ii1k(x…U(xj-Iiu(x,)。x,,
Q(x,)=〔6(1-Gm)U(x,) +α,K(x,)u(x,)〕/2イー旨~百 ⑩式の時間微分は,00式のような2次形式の準負 定値関数となる.サーー〔(、=z7-TIZラピアフx,
(5)-=(1-Z)S+mユユsin6
dZ dT d「 (6) を得る. ここで, 5 一一a’四
9,1= m銅'V, (7) ②L鋼LdoIIa祭…帯……’
42=(,_Z)G+m-1isin6
αK(x,)h(x,)-Q(x, 2+(イー百~Fx3+Q(x,)}:〕
⑪ ここで1k(x,)>0,Ce〉0,α'K(xj)h(xj-Q(X』)2〉01
0≦α'≦1Ⅲme〉1の条件が成り立てば,⑩式の正定 値性ならびにqD式の負定値性が保証される。 リヤプノフ法では,V〈Oの領域で安定性が保証さ れるためx=0以外のV=Oの場合に安定限界となる. 《域により,セクター条件は⑫式のように求められる.;萱;|鱒…lo
x2c=0 安定領域は,安定限界を示す等エネルギーレベル面 Vcによって表され,⑫式のxjc,xzc1x3cを⑩式のリヤ プノフ関数に代入することによって次式のように得ら れる. Vc=V(XIC,xzc,x3c) ⑬ 03式をもとに⑩式のリヤプノフ関数は⑭式のように 変形できる.x2=-α'K(xj)±イーTFT〒五丁⑭
ただし,U(…)-2V。_。(x、+(-+-m)U(xル
ーα'(1-α,)K(xj2-21ih(x…_(m-そ)U(麺)。
-4IiwT万丁而*
*(α,K(xjh(XI)-Q(x[)2)。x,
となる. 2.2リヤプノフ関数の構成と過渡安定度判別法 新しい状態変数x,,x2,およびx3を用いて, 6=60+xI dxl dT Z=x3+1 と漣き換えると,(8)式は(9)式のように表せる.::二鯛1丁…h
ここで, k(x])=k(l-bcos2(x,+60)) u(x,)=Sm(x、+6。) h(x,)=sin(x,+60)+gsin2は,+6)-β 6.:安定平衡点 (9)式に対してラグランジュ・シャルピ法'00を用いて リヤプノフ関数を構成すれば⑩式が得られる③,v--÷(…K(蕊伽
+÷…+(÷-m)U(麹肝
鱈esYや。種種狐棉亘(△)←(句)韓国.蝿二W△ 脂押筆鬮璽苗e埋鶇竪旧、、辛「n重沿潤鶇嵐謹葵S 聾轟直岬や僅積型○一○|e蝿や一鵯型雨国適甸国 ・蝿縄P公裡岬二〕J裡擢卿播e辻篭 余十箔埋い、稲キー型黒U・噸蒋鴇や騨蝿擬剖倶眠型 小品e如露e③伊牌孟葺騒塘狸悪罵j長9.蝿二W 。得刮慣撫時ご縄や求斡騒墳狸霊屋逆如露so・狸拙 ,岬や慨竪く睡羅丹憤眠塑如露e⑥蝿や剖埋憲尽細 匡藝魑公役e坪.岬如牌娯弄剖蝿侭P慣蝋埜珂卜杙為 適如露鴫や剖廻蜜尽抑匡鐵騒憤蝋埋や斑い、炳辛か .岬二wj鵬弾鋼曇駐e 黒沖黛WS。.、。e剖遥箪般甑但黒①嘩牌・路型出 いべ稲午「|型升旧理沮sYや-紅種狐邦一M{(△)函匝 。.【Ⅱ。こ↑ぬ.。Ⅱ亘坤。 。.[Ⅱ.、↑⑭.。Ⅱご叩。 。.[Ⅱ.m↑。。Ⅱ亘凶e ・蝿こいg幅 押翻患e丑轌狐得心品e膣ゴ型⑥←。。◎一s丹國 ・蝿二W△隅蝿謹導e (丑鱈狐e塑聾頓桓狐》.ご一丑轌狐e温智頓樽弧込亘) 塵鬮轤揮弧剖超埣R沮懇憲匝-紅鞄狐逆(巴輌国 .【の参四【託如出①目○℃目③②。「白⑤泪甸1塁画一めい酌固邑 □つ 邑竃巨世c角でユー垪員名Ⅱ(⑤一 瞬巨含ご寝間 CCCcN CDo⑪【 CCUCl CCdm CCdC 。① 孚斑巨営e色に臣(照) 』巨琶母国園 。。■○m。。’巾一 CCDCl D□・小 。□。□ ご竃巨岱e沼敏想瞠【口} wE■筆盛田 ヨ。、『□つ。P〒抑回り□后』.、□E 瑳駐遡恨砺摺頚e寵詞懲悪直程△謹榊御騨避e趨回誓鴎》畏麹・轌辻・坦十・副引 ご■已念eうてや(二) ●-一・・ ,1-●-. ●■。O ●・・● (I-Djl/、01-)・巽 ○つ。ご云 仁》 □一・。鈍 □句□C句 シ DmQC砥 園内・Cl CCC。 □内・●》 □一・。、 。②。C2. ・口。② Cつ・ロ ロ)・一坤 与 ロロ・m2 Cつ。、 蝿Y糧〕二O辿埋供憤弄e起憤眠氾堵型埋 価、箙キニコ脂〉二醍御埋鵠霊いべ稲辛容筍閏鵠鬮 醤導栂録糾e懇悪匝e如騨程全蝋押二里(種麺型基 、蝿魯魚箔剖皿蝿員〉制K埴埋鴎竪恨蝋〉↑箔裡 Jご側〉綱K伊埋e・関判型岬興〉釦K塘靭早砧国匝 ・や鵬栂】}闇e・再岬や穂Ⅷ一切遇いニエ旺竺図Ⅷ一【国 ,岬二隈二匪押浬麺鵡蝿黛心舟鴨〕P堵型坦供e宙)謹憾 埜凹侭鰐將二其心對迂黛逗對△但鬮M一心卍岬對〉蜆 型鐵騒但眠e寓壗葺躯慣撫岬黒心嘩v・砧型熱麗い、 飛斗写埜埋e心黒叫.》巨蝿二牌黒拙仙箔穏慣掴出Sm .』ご描亘籍霊旧、斌斗「一s括亘一牌仰川剖.岬制や鶏 剖叩〉塑押斡腰憤眠辿判旧理沮萬-「xlvo吊型蝿枳 蕊心吊eヨゴ.岬悪心嘩築廻鴎圏e輿e鐵懸慣騏ご 絡型剖川岬や]闇押寓〉△型憤-御輿v二穐旦預重 □⑪ (ト。 (山・ (岡、 ({勺 で。二芯巨消尹○目■ロ⑪掛曰で①⑪ゴ ロ○項①一項○掛菖輯二回今の一員①湯口⑰田一雨.、}白 垣岡 ‐ 韻零項週懸窪巨I種檸騏(■) [で句」〕蝉鍾鱈臣 口pOm CmUl D。。[ ・牢。ロ ロロロロ 『卍ニヨ睡脾四回 .○寓目○轌周已眉。。閂○ぜ。、『・凶回国 国。.。{ログノ(渭叩。。、□一・己 輻石段色国切&画似 、 】〆コヨ ]『・『
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:090
厘 0.80 3.1安定領域及び限界負荷比に与える影響 ここではリヤプノフ法によって得られた安定領域及 び限界負荷比を用いて,機器定数が過渡安定度に及ぼ す影響について解析を行う.ここで限界負荷比とは, 同期機が負荷比βbで運転している鰯合に急増可能な 負荷比の限界値β…のことである.すなわち,図4に 示すように負荷比βbで運転している場合に,β…以 下の負荷外乱なら安定,それ以上の負荷外乱であれば 不安定となることを意味している. なお,本節の解析で,各機器定数の値は特にことわ らない限り以下の値を用いることにする. k=0.3,9=0.25Ⅲb=0.25,m=3.0,G=3.0, β=1.0 図5に相対制動係数kを変化させた場合の安定領域、 及び限界負荷比を示す.同図(a)よりkを大きくす ると安定領域が広がっていることがわかる.また同図 (b)よりkが大きくなると限界負荷物比β…も大きく なっている.以上のことから,相対制動係数kはその 値が大きい程,過渡安定度向上に有利になると考えら れる.これは相対制動係数を大きくすると‘回転速度 で一定に保とうとする制動トルクが大きくなり,同期 `よずれを起こしにくくするためである. 0.000.400.801.20 負荷比β・[p、u、] (b)拘吋■$低位18に対する田侃jq灯尾 Fig.51nnuenceofrelativedamping Coefficient,k、 図6に反作用トルク比gを変化させた場合の安定領域,及び限界負荷比を示す.同図(a)よりgを大き
くすると安定領域が広がるので,安定度余裕が大きい ことがわかる.また,同図(b)よりgを大きくする と限界負荷比β…の値も大きくなっている.以上の ことから,反作用トルク比gの値が大きい程,過渡安定 度は向上し,その影響は比較的大きいといえる.これ はgを大きくすると反作用トルクによって同期トルク が増加するためである. 図7に脈動係数bを変化させた場合の安定領域,及 び限界負荷比を示す.同図(a)より,bを大きくす るとわずかながら安定領域が広がっていることがわか る.また,同図(b)よりbを大きくすると限界負荷比 β…の値も大きくなっているが,その変化は小さい.上里・千住・仲村・島本:界磁回路の影馨を考慮した同期電動機の過渡安定度解析 1M 図9に界磁係数Gを変化させた場合の安定領域!及 び限界負荷比を示す.同図(a)より,Gを大きくす ると,これまでの機器定数とは逆に安定領域がせまく なっていることがわかる.また,同図(b)でも,こ れまでの機器定数とは逆にGが大きくなる程,限界負 荷比β…の値は小さくなっている.以上のことから 界磁係数6はⅢその値が小さい程,過渡安定度は向上 卯..,㈹;四・℃、師 Ⅲ 0 01357 反作用トルク比gに対する安定煩壌 (■ 1.50 戸 。1.40 s1.30 ■ :]、20 口 i11.10
:1.00
:090
するといえる. 9句0.7 --。 ̄ 7520257 50500505 ●●●■■□● 000000C 幻否γや一一一 ■ B■0.5 -0.3 - ̄ 00 0.80 0 (b 000.300.600.901.201.50 負荷比βb[P.u、] 反作用トルク比gに対する限界仇衝比 (ロ)掬対柑正Iハnkm怪針する安定■域 1.10 局 。 ● 。1.05  ̄ InHuenceofreluctancetorquerati。,9 Fig.6 『】 -1.00 丑 仁 項0.95 昧 国 0.90 Or 00 0 「. L、 0.000.400.801.20 負荷比β・[P.u、] (b)相対栖工係歓、に対する限界BWU比 Fig.81nfluenceofrelativeInutual Coefficient,、. mub侶莅b に対する安定ロ坂 a 閂1,10 コ 21.05 ■ : 鐸 [ 虹1.,0 罰 潭 昼0.95 暁 国 0.90 00 -0 0.00 (b) 0.400.801.20 負荷比β、[p、u・] 邸由係仕bに対する限界負Inrlt FIL (a)界匿係RMに対する安定個駐 1.ID R つ ム1.05  ̄ Fig.71nfluenceofpulsationcoefficienLb. 以上のことから,脈動係数bが大きい程,過渡安定度 はいくぶん向上するがその影響は小さいといえる 図8に相対相互係数mを変化させた場合の安定領域, 及び限界負荷比を示す.同図(a)よりmが大きくな るにつれて限界負荷比β…の値も大きくなっている 以上のことから,相対相互係数mは,その値が大きい 程’過渡安定度は向上するといえる □1.00 週醤0.95
吋 座 り、90 0.000.400.80L20 負荷比β、[p、u・] (b)界磁係Rk6に針すら限界向何比 Fig.91nfluenceoffieldcoefficient,5.琉球大学工学部紀要第44号,1992年 105 0.フE 、や0.50
言025
やOoD O -0.25 -0.50 -0.75 Fig.11 5iii
00 3 m伽、 -0 DOC、、、BOI・UC Fig.101nfluenceofloadratio,β、 Validityofthestableregion obtainedbytheLyapunovfunction. 図10に負荷比βを変化させた場合の安定領域を示す. 同図より,βの変化によって安定領域が大きく変化し ていることがわかる.また,βが大きくなると安定領 域がせまくなっており,このことから重負荷になる程 過渡安定度は低下するといえる. 一つ0一コ(U一つ0戸つ(U l1009988 0■■●●●●C l119.0000 [.。.。]、。。、退乞頃瞠臼 比 界負荷比 荷比 3.2リヤプノフ法による安定性肝価の特徴 これまでリヤプノフ法によって得られた安定領域及 び限界負荷比を示してきたがⅢここではこのリヤプノ フ法で判定されるシステムの安定性の正確さについて 検討する. 図11にリヤプノフ法によって得られた安定領域と, システムが安定となる場合と不安定となる場合の二つ の解軌道を示している.真の安定領域が二つの解軌道 の間にあると仮定すると,リヤプノフ法によって得ら れた安定領域外に初期値があっても安定となる場合が あることがわかるリヤプノフ法によって得られた安 定領域は.控えめな判定しか行えないことがわかる. 特に,安定領域の左側は.かなり控えめである. 図12に解軌道,リヤプノフ法,等面積法によって求 めた限界負荷比を示す. 同図より解軌道による限界負荷比を真値すると,従 来用いられてきた等面租法は限界負荷比を厳しく評価 しているのに対しロリヤプノフ法は其値に近いことが わかるこれは等面積法はその原理上,制動効果,界 磁回路の影響を考慮できないのに対しロリヤプノフ法 はこの二つの影響を考慮できるためである またリヤプノフ法による限界負荷比と解軌道による 限界負荷比を比較すると,リヤプノフ法はひかえめな 評価となっているが,これはリヤプノフ法が十分条件 のみを満たしているためである.しかし解軌道による 方法は,パラメータの多い非線形微分方程式を直接解 かなければならないため,多大の時間を要するのに対 し,リヤプノプ法では簡単な計算で,しかも短時間で システムの安定性の判定が行えるという利点がある. 0.CO0.300.600.901.20 負再比β・[P.u・〕 Fig.12Correctnessofmaximumloadratio β…withvariousmethods. 3.3界魁回路の機器定数(m,§)が同期槻の挙 動に与える影響 ここではⅢ界磁時定数を考慮することによって新た に導入された相対相互係数m及び界磁係数どの負荷急 増後に同期機システムに及ぼす影響について状態変数 と同期トルクの変化から解析を行う. なお,本節の解析で,各機器定数の値は特にことわ らない限り以下の値を用いることにする. k=0.3,9=0.25,b=0.25,m=3.0,5=3.0, βb=0.5→β・=1.0 図13にmをパラメータにとり,負荷を急増させた場 合の状態変数及び同期トルクの時間変化を示す.同図 (a),(b)よりmが大きくなると負荷角,すべりの最 大値は小さくなっており,しかも定常値に収束するま での時間も短くなっている.また同図(c)よりmの 値が大きいほど界磁電流の変化も大きくなっている. この界磁電流は同期トルクに影響を与えるため,同図 (。)のようにmが大きくなる程,同期トルクは立ち上 がりがはやくⅢこれによって負荷角変動の第一波を抑 えることができる.以上のことより,mはその値が大 きい程,過渡安定度は向上するといえる.なお,この 結果は3.1節の安定領域及び限界負荷比から検討し た結果と一致している.上里・千住・仲村・島本:界磁回路の影響を考慮した同期電動機の過渡安定度解析 106 すぎると定常値へ収束するまでの時間は長くなってい るようである.同図(c),(。)から,どの値が小さ いほど界磁電流の変化は大きく,周期トルクの立ち上 がりもはやくなっていることがわかる.このことから, 過渡安定度の観点から考えれば,Gは小さいほど良い ということになるが,定常値へ収束するまでの時間を 短くするという点からすれば,Gには,他の機器定数 との間に最適関係が存在するようである.なおこの点 についての解析は3.4節で行う. 1.20 1.0⑪ 殉 仗0.30 低C60 頃0.40 0.20 0.005.0010.0015.002,.DC 正規化BOMr ID)久釘、の時閣氏化 0000⑪ 4202 ●●●■ 0000 殉かγ十一 ■
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§受診『;f帝寺苧:モ
01J (b)すべUのEC凹氏化 、0.20 20.15 = 、0.10 ℃ =0.05 JL0.00 罫-0.0⑧ 3.4負荷急変後の定常値への収束時間に対する影響 3.3節の解析結果から,負荷急変後の定常値への 収束時間に対して,5は他の機器定数との間に最適関 係が存在すると思われるためⅢここでは5対k,91m の最適関係について調べる. 収束時間の長さを調べる方法としてりすくりの絶対● 値’61を正規化時間「で積分(積分区間:0.0~ ● 25.0)し,横軸にG,縦軸にすべりの絶対値’61の ● 積分値をとった図を用し、る.すべりの絶対値’61の 積分値が,小さければ定常値への収束時間が短いと考 えられる.また,その図中に示された△!×!+印の 点に対し,実際にそれぞれの点におけるすべりの時間 変化を調べて検証する. なお,本節の解析で,各機器定数の値は特にことわ らない限り以下の値を用いることにする. k=0.3,9=0.3,b=0.3,m=3.0, β、=0.0→β・=0.9 図15(a)は,相対制動係数kをパラメータにとり,● 界磁係数Gとすべり161の積分値の関係を示したも ● のである.同図より,kが大きくなると,すべり’61 の積分値が小さくなっており収束時間が短くなる.k の値が大きくなる程Ⅲ収束時間に対するGの影響は小 さくなっているようである.また,kを変化させても, 収束時間を短くするためのどの値は,それほど変化を していないようである.同図(b)に,図(a)中の △,×,+印の各点におけるすべりの時間変化を示し ている.図より,×印の点におけるすべりの定常値へ の収束時間が鎧も短く,図(a)の解析結果と一致し ている. 図16より,5がかなり小さい場合を除いて,gが小● さい程Ⅱすべり’61の積分値が′j、さくなり,収束時 間が短くなっている.また19を大きくしていくと, 収束時間を短くするためのどの値は小さくなっている. 同図(b)に,図(a)の中の△,×’十印の各点にお 00 [I]1日.、『 正風化町DOT (Cl界呂■筏のBOZU嚢化 1.20 や1.09 ミ 上080 塵 丘0.6C 〔0.1, 0.,05.0010.0015.0020.00 正、にFOmUr 〔。、ロ鋼トルクの時岡皮化 Fig.131nfluenceofrelativen1utual coefficient1m. 900900 20R轆心4つ』 4■▲凸gP 1l0U00 baほぷ 0.005.0010.00】5.,020.00 1.)久旬月の吟閃戊化正雄化甸、「 00DOD 4209 ■●●■ 0000 口コピや。 ● 00 U0000 54202 口■●●■ DU000 ’12『、2』8》②民痩
JU5.0010.0015.0七 00 IC)界陸一迫の時田氏化 1.40 1.20 ミ,、oo ii0Eo Ⅱ〔L60 ,.40 0.005.00100015.0020.0, 正紅七吋ロT (。)閂捌トルクのRb田変化 Fig.141nfluenceoffieldcoefficient,‘. 図14にGをパラメータにとり,負荷を急増させた場 合の状態及び同期トルクの時間変化を示す.同図(a), (b),より§が小さくなると負荷角,すべりの最大値 は小さくなっていることがわかる.しかし,Gが小さ琉球大学工学部紀要第44号,1992年 107 おり,これはgの場合とは逆になっている.同図(b) に,図(a)の中の△,×,+印の各点におけるすべ りの時間変化を示す.図(b)より,×印の点における すべりが最もはやく定常値への収束しており,図(a) の解析結果と一致している. 以上Ⅲ示した結果より,どの値の最適値は,ほぼ 1.0~2.0の範囲であり,1.5程度の値であれば,動揺後 の振動は短時間で収束する. なお,これらの解析以外に負荷比βや脈動係数bを パラメータにとった場合の解析を行ったがⅡ影響が非 常に小さいため,本論文には掲載していない. けるすべりの時間変化を示す.図より,×印の点にお けるすべりが速やかに定常値へ収束しており,図(a) の解析結果と一致している. 6.001 000000 000000 ●■■●■① 543210 巴傘屋Clやニニピや ■ 4.00 0.0,1.002.003.00 界巴低位! (a:G吋寸ぺりのIH分但 00000 50505 33221 国余毎s一睡一《てや 0.75 0.50 ●■。 =0.25
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0 -0.25 -0.50lWmIfj1i÷Ai訂ii::
00 1.DC 0.001.002.003.00 界凪係紋( (□)6吋すべりのun分位 4.00 -075」 (b)すべりの時岡氏に Fig.15Convergencetimeforvariouseandk、 3.50_ 0.75 0000 0505 3、近21 四余$e|や一うてや 5202 05005 ● ● ● ● 0000 幻ちてや ■曰
00 -0.50 1.00 0.001.002.003.00 界磁係政f (■】1吋すべりの敏分位 4.00 IblすべUのUOm1氏化 Fig.17CO、vergencetin1eforvariousGandm. 0.75 4.解析結果と実験結果の比較 05005 5202 ● ● ● ● 0000 ③うて缶 ● 本章では,実際に突極形同期電動機を用いて実験を 行い,これまで行ってきた解析結果との比較,検討を 行う.なお,今回の実験に用いた同期機の機器定数を 以下に示す.荒稔h;1i弓h:÷トドフ令濡=:;
00 -0.50 (b)すべりの句、変化 Fig.16CO、vergencetimelorvarioussandg TableLMachineconstants. 相対制動係数k.=0.65, 反作用トルク比g=0.42, 脈動係数b=0.13, 界磁係数e=1.92, 相対相互係数m=2.95 ● 図17(a)より,mが大きくなると,すべり’61 の積分値がちいさくなっており,収束時間が短くなっ ていることがわかる.また,mの値が大きくなる程, 収束時間を短くするためのどの最適値も大きくなって上里・千住・仲村・島本:界磁回路の影響を考慮した同期電動機の過渡安定度解析 108 4.1安定領域の比較 図18にリヤプノフ法によって得られた安定領域と負 荷比がβb=0.15→β・=0.842,βb=0.22→β・=0.842 と急変した場合の二つの解軌道を示している.また図 中の□!×印はその点に初期値をとった場合,負荷急 増後に同期電動機が安定,不安定であることを示して いる同図より,初期値が安定領域から離れた点でも 安定となる場合があることがわかる.このことから, 正確な安定判別を行うためには,今回用いたリヤプノ フ関数よりもさらに広い安定領域の得られる関数の樹 成が必要である. ).50 局 で ■ L1.00  ̄ 句 :0.50 匁
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0.000.501.001.502.0, q因t[8] い)jh行、の”、皮化 00000000 0000000 0●●0●⑤■ 0505050 一1 211 m今ピヤ ■ 00 20.00 (b)すべりの時間皮化 -0. 。《○ 弓1,.00 て や 、0 0.00 0 ■0. X 0, .] DOLL9.so1OL 00 -10.00 -0. (c)界磁矼侭の時閏変化 Fig.’8Trajectoriesandstableregionin criticalcasetoshoweffectiveness ofLyapunovmethod. Figl9Comparisonofanalyticresultsand experimentalresults(stable) 3.00 門 ロ ロ ー ー2.00 凸⑥ 虹 :,.DC 4.2状鑓変数の時間的変化の比較 同期機が負荷外乱を受けた場合の,安定または不安 定になる場合の状態変数の比較を行う. 図19には負荷比をβb=0.63→β・=0.842と急変させ た場合の状態変数の時間変化を示している.実線は実 験結果を,破線は解析結果を示している同図より負 荷角,すべりⅢ界磁電流の動揺は実験結果の方が大き くなっているがⅢ動揺の傾向はよく一致しているよう である. 図20には負荷比をβ、=0.15→β・=0.842と急変させ た場合の状態変数の時間変化を示している.実線は実 験結果を,破線は解析結果を示している.同図(a) より負荷角の変化は比較的によく一致している.しか し同図(b)のすべりの変化は,0.4[s]あたりまで はよく一致しているが,実験結果のすべりが振動して いるのに対しⅢ解析結果ではすべりが時間と共に大き くなっている.また,同図(c)の界磁電流の変化も 0.4[s]あたりまではよく一致しているがⅢその後は 解析結果の方が振動の周期が短くなっており,振幅も 大きくなっている.これは図(b)のすべりが,解析 結果では時間と共に大きくなってしまうためであると 思われる. 0.30 C、000.50 (■) 4,.00_ 1.OCLSO2.00 時間tに】 負荷角のロ町変化 、幻30.00 へ !〈 や20.00 10.00 0.00 、、000.50 (Ⅵ 1.,01.502.00 吟間[い〕 すべりのBO閃変化 =2.DC磯
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〈小00ニ ーロ ロ0.00 - .O X ・1.00 00 -2.,, に)界磁甸侭の呵岡変化 Fig20Comparisonofanalyticresultsand experimentalresults(Unstable).琉球大学工学部紀要第44号,1992年 109 4.3限界負荷比の比較 図21に,リヤプノフ法によって得られた限界負荷比 と実験によって得られた限界負荷比を示している図 中の□,×印は負荷急増後に同期電動機が安定,不安 定であることを示している.また,破線はリヤプノフ 法によって得られた解析結果である.実験結果と解析 結果の間に誤差が生じている 法を用いた. また,突極形同期電動機の機器定数(相対制動係数’ 反作用トルク比Ⅲ脈動係数1相対相互係数,界磁係数, 負荷比)が過渡安定度に与える影霧をリヤプノフ法に よって得られた安定領域)及び限界負荷比等を用いて 明らかにした. 次いで,機器定数が負荷急変後の定常値への収束時 間に対する影響について解析を行った.その結果,界 磁係数の最適値の範囲が明らかになった. さらに’実機を用いた実験により解析結果と実験結 果の比較を行い,今回適用したリヤプノフ法の有用性 を検証した. 戸1.25● = ● Q1.00