中国人の来日移動とその要因分析
‑2007 "‑'20 17年における中長期滞在者の動向を中心に一
老師斗a
領域教育専攻
社会系コース 楊 昭 冬人口移動は接雑な担会現象であり、この現象 についての研究は社会学、経済学、人口学、地 理学などの学問において行われてきた。
中国における人口移動出歴史、政治、経済な どの要因の影響を受け、それぞれのH剖'‑t‑時期 によって、動向がまったく異なる。特に近年、
中国の国勢や国際関係などが激しく変動してい る背景には、国外への移動数が大幅に増えてお り、移動の目的が多様になったことがある。
日本と中国の研究者は、中国人の人口移動や 中国人移民に関する研究が行っているものの、
上述を背景とした来日移動の動向とその要因を 中心に探求する研究はない。
以上より、様々な現実及び学体首句に重要な意 義があると考えられるため、持合文では中国人 の中国から日本への来日移動の動向ならびに、
その動向に影響を与える要因を明らかにするこ とを目的として訪問を行った。
序 章 テ ー マ に つ い て の 鵡 時 序章では、本研究の対象を定義した。
世界中、中固としづ国は一つしか存在してい な凡それは中国大臨也区(香議・
1
奥門を含め ている)と台湾地区を含めており、国土面積約 960 K1fの中華人民共和国である。しかし、様々 な歴史的要因により、中国国内において、劇台・経済制度、文化背景の脳痴甘差異が形成された。
国際的な人口移動を研究する際には、それら
指導教員 畠山輝雄
を一緒に議論することは適当ではないと考える ため、本研究の研究対象は、大陸出身であり、
合法的に来日し、日本に滞在する中国人とした。
また、定義の簡潔性、統言↑データと用語の一 貫性のために、本研究は日本において施行され ている出入国管理及び難民認定法による在留管 理制度で定義される中長期在留者で示される
「中長期」を用いる。
第
I
章 は じ め に第
I
章では、まず、既存研究及てj朝発占景を 記述した。それらの内容を踏まえて本訪問の研 究対象期間、目的、研究方法を設定しko研究対象期間としては、「近年」における日本 と中国に起こった人口移動の動向を左右する可 能性がある出来事及び資料と統計データの収集 の可能性などの現知句な問題を総合的に考え、
2007"'‑'2017年に設定した。
研究目的は、変化している来日移動の動向及 び来日移動に影響を与える要因を分析するとし、
う二つを設定した。
研究方法としては、既存研究のまとめ、統計 の鰯庁、アンケート調査やインタビュー調査か らなる実態調査の三つの方法で、ある。これらに より、中国人の来日移動の動向と影響要因を明 らかにする。
第E
章締十分析による来日移動の動向第E
章では、人口移動に関する統計や調査なZU R
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どの資料を収集し、それらの妥当性を検討した うえで使用した。それらについて、中国人の来 日移動に関わる部分を整理し、来日する中国人 全体を捉えるスケーノレとして統計分析をした。
分析結果としては、来日移動の総人数が急激 に増加したことが示された。
資格別に来日人数を見ると、ハイエンド職業 の不変、ミドノレエンド職業の増加、ローエンド 職業の減少の三つの傾向が見られた。
また、出身地に変化傾向はない。また、年少 人口が増加する一方で、20歳代の若者が減少す
る傾向が見られたロ
第盟章人口移動に対する普輔枕彰響要鴎 及U
親善 1分析による来日移動的態響要閣 第田章では、既存研究から人口移動に普遍的 に影響を与える要因をまとめた。そのうえで、
前章の統計分析による来日移動の要因を明らか にした。
既存研究では、経済的格差及。浬間的な格差 (自然環境、災害、戦乱、汚染など)、ネットワ ークと累計効果、移動臨陸、移民政策が人口移 動に対する普遍的な影響要因であることを示し た。
統計分析では、経済的格差と「累計効果Jは 中国人の来日移動に影響を与える要因であるこ とを示し丸また、来日移動の傾向の差異には 移動者の属性は大きな影響を与えることが分か
った。
類V章実態調査による来日移動の動向 第1'1章では、アンケート調査、ヒアリング調 査、インタビュー調査を行い、個人的なスケー ルとして中国人の来日移動の動向を明らかにし た。
実態調査では統計分析と比べてさらに詳細な 来日移動の動向を示した。特に、来日移動に伴
い職業が変化した実態と、出身地から移対極へ の移動の空間的パターンを解明したことは既存 研究を補足できる点として重要な価値がある。
第V輩実態調査による来日移動的彰響要閣 第
V
章では、アンケート調査やインタビュー 調査の内容を再度用いて中国人の出国及U
深日 の要因を考察し、属f
生}5jlの影響要因を明らかにした。
アンケート調査による出国理由、来日理由、
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、配したことの三つの回答結果を回答者の属性 及び第E
章による来日時期によって分けて分析 した。その結果、来日移動に影響を与える要因 は、中国の斥力要因と日本の引力要因に分けら れることが分かった。さらに、園内の斥力要因 の影響力が弱くなっている傾向が見られる。な お、「移動のチャンスJは移動における前提条件 として、景タ醤要因以外の特別なものであること が明らかになった。一方で、移動者自身による 個人的な要因も、移動に影響を与える可能性があると樹則された。
第VI章 結 論
最後に第VI章では、以上の5章で得られた主 要な結果をまとめて、本論文の結論とした。
まず、中国人の来日移動の総人数が増加する 傾向となった原因は、新規入国者の増加と来日 経歴がある人の再入国であることが分かった。
また、来日者の構成が変化していた。それは国 際環境と日中両国の現状の変化に緊密な関係が
あると考えられる。
次に、中国人の来日移動に影響を与える要因 は中国の斥力要因、日本の引力要因、移動者自 身の要因からなることが分かった。
それ以外には、若い世代及びその菊走に対す る出国指導の重要性と帰国者、特に高度人材に 対する優れた震遇制度の必要性を述べた。
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