履歴型ダンパー付骨組の残留変形に関する研究
RESIDUAL DEFORMATION OF STEEL FRAMES WITH HYSTERETIC DAMPERS
小川厚治*
Koji OGAWA
Thispaperpr巳sentsasemicdesignproceduエ℃toestimatetheresidualdefbrmationofsteelhFameswithhystereticdamperBwhen main丘amesdonotyieldunderearthquakeexcitationsDynamicresponseanalysisiscamedoutonsmgle-de印ee-o鮒eedomSys‐
temswithvariousstructuralparamete1sFmmthesenumericalresUlts,thecriticalparamete輻thatcontrolresidualdefbrmationare fbundtobe(1)stihessratioofdamperSystemtomain6nmeand(2)initialyielddefbrmation・Basedupontheenergy-balance considerationduri略ahalfcycle,紀sidualdefbnnationisdeエゴvedinexplicitfblmasfhnctionsoftheseparametelsTheproposed methodisapphcablefbrmul応toryfFames.
K2yzDoMs:sejSmjC閥pomSe,Steel/、me,hysね花tjcdm7Lper,7℃sjdzzaJc城mzatjo凪Mmea7S)'stc、
地震応答,鋼構造骨組,履歴型ダンパー,残留変形,バイリニア系
い第2分枝剛性比をもつBilinear型でモデル化でき,このような荷 重一変形関係をもつ構造物には残留変形が生じにくいことは既に報 告されている3~7).しかし,残留変形に及ぼす諸因子の影響の定量 化残留変形の簡略な予測法は明らかにされていない.
構造物に生じる残留変形は大きなばらつきを持つ量であり,その 変動係数は最大変位応答などと比べても遙かに大きいJ本論では,
ばらつきの大きい量であることを考慮した上で,残留変形の上限を 近似する簡略な算定式を,エネルギーの釣合に基づいて導く.
1.序
履歴型ダンパーの設置箇所は,建物の平面計画などから大きな制 約を受けるのが普通であり,限られた数の履歴型ダンパーに大きな 耐力を持たせるとダンパー系支持架構に応力が集中してしまうの で,履歴型ダンパーに付与できる耐力は限界付けられることが多 い.一方,履歴型ダンパーは極力小さな変位で降伏させ,エネル ギーを消費させるのが効果的であり'),そのような小さな変位では主 体構造が発揮できる復元力は小さい.したがって,-次設計におい て想定しているような中小地震においてもダンパーが降伏する程度 に,ダンパー降伏時の骨組の弾性限耐力を小さく設計することが,
与えられた条件の下での最適な設計となる場合も当然想定される.
中小地震でダンパーが降伏することを前提に設計するなら,地震 後の残留変形が耐震設計上の重要な問題となる.主体構造が弾性で あれば,履歴型ダンパー付骨組の残留変形はダンパーを取り外すこ とによって除去できる2).しかし,履歴型ダンパーが降伏する地震の 度に点検・補修が必然となるのであれば,履歴型ダンパー付骨組の 弾性限耐力には条件を設けることも必要になる.ここでは,主体構 造が弾性を保つ範囲に限定して,履歴型ダンパー付骨組に生じる残 留変形について検討する.
主体構造が弾性の履歴型ダンパー付骨組の荷重一変形関係は,高
2.1自由度系の応答解析結果における残留変形
まず,l自由度系の応答解析結果から,残留変形に及ぼす諸因子 の影響を調べる.ダンパー系の荷重一変形関係を完全弾塑性とする と,主体構造は弾性としてい
るので,1自由度系のせん断Qmnx 力Q-変位5関係は図1に示
すようなBinnear型となる.QJ,=
図1で6inaxとQmaxは,地震.叩Q…
外乱下で生じる最大変位と最 大せん断力である.Dhnaxとダ ンパー系の弾性限変位②と
竃や
Dy 6max=似max6y 図1解析モデル
*熊本大学工学部環境システムエ学科教授・工博 PTof,Dept・ofArchitectureandCivilEng.,FacultyofEng.,KumamotoUniv.,Dr、Eng.
-41‐
を入力後,固有周期Toの5倍の時間で自由振動させ,その後静的に 除荷して残留変形4Gsを求めている.
運動方程式の数値積分にはNewmarkβ法(β=1/4)を用い,
’自由度系のすべての応答解析例において,時間増分は固有周期T・
の1/200以下になるように設定している.系の粘性減衰定数は,特 に断らない限り0.02としている.
まず,最大応答(Qmax,6hmx)に対する初期降伏点の相対位置と残留 変形の関係を調べるために,次のパラメータで応答解析を行った.
v:01~1,〃max:1.5,2,3,5,10の5種,Z1o:0.5,1,2秒の3種 図2には,横軸にvを取って,応答解析結果の残留変形4sを最 大変位6maxで無次元化した値を,表1の記号を用いて示している.
図2に示すように,系の固有周期TOが変わってもみ`/6inax-V関 係には,明確な影響は現れていない.
図2によると,似maxが一定であれば,V(=Qy/Qmax)が大き いほど残留変形が大きくなる傾向が認められる.これは,umaxを一 定としてUを大きくすると第2分枝剛性比「が小さくなるためであ る.図2には,横軸のvに対応するダンパー系の剛性比ルの値を上 側目盛りとして付け加えている.残留変形己電sはダンパー系の剛性 比hの影響を強く受け,ルの現実的な値を2程度以下と考えると'),
残留変形勾`.と6inaxの比は02以下とかなり小さくなる.また,最 大変位dnaxを一定値と考えると,最大塑性率似maxが大きくなり弾 の比を最大塑性率以max,弾性限荷重QyとQmaxとの比をトリガー
レベル係数Vと定義する.
6inax=似max6j, (1)
Qy=vQma基 (2)
また,ダンパー系と主体構造の剛性比ノレを次式で定義する.
ルーKD/KF (3).
図1のBilinear型の第2分枝剛性比丁は次式で表される.
『T+7F(4)
トリガーレベル係数V'とAMZmaxには次の関係がある.
昨蒜三(5)
本論で応答解析に用いた入力地震動は表1の8種であり,応答解 析結果は表1の記号を用いて示している.ただし,これらの地震波
表1入力地震動
利bPN:19上 可b巳避19円
]beE19:
T司一「 ̄rrDb
O12550
TTF、ノセ
012550 0 12 51050 01251050 01251050
086428086428●●●●●●●●●DC●100000100000
1.0
⑪●●●●.●●●●●●●DC●
『日日一(》皿凹)(、u》(、叩〉》《卯皿叩》(叩叩】》勺00-《皿叩町〉《叩叩』》(一m四)□|(エ叩)》(叩叩亜》『ロロロ’一《囚叩凹》《nmu》一nmm)(、叩)》《皿血叩》
086420050864200
100000L100000nU、、(◎刈詮○二n匹mvjd 。。。。。。、lJnUロ)〈◎44o凸n浬、〉 100000巳100000
Ⅱ鬼/6maxl
-----4-----ヨーーーーーー
6,℃s/dmax
0.8 0.6
-----」-----J------
-----」---
畷 0.4
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄T ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
0.2
」V
LO
リ 0.8 08
-0.60.81.0 ̄(
(a)Tb=0.5sec,似m圏x=1.5 4 20.40.6 (c)Tb=0.5sec 似mux=3 0.810
120-4060月
L40-602
(b)Tb=0.5sec,似max=2 (。)Tb=0.5sec,似max=5 (e)no=0.5sec,似max=10 6砥/6m“’ 1.0
-----4------0------
6暦/Omax
0.8
-----』------1------
0.6
-----」----..
0.4
T ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄・DT---
●
織重
繍 叩 0.6 胆ローjリ 0.81.0 0.2 08
-0.60.81.0 ̄’
(f)Tb=1sec,似、。x=1.5 4
140-60-8
j、40.608IC
(h)Zb=1sec,ILmax=3 (i)710=1sec,似mnx=5 (j)Tb=1sec,似mux=10
(9)Tb= 1sec,似max=2
086428●●●●●●100000
100000 ●■●●●G086428
1.0
086428●●●●●●100000
6函/6m。”I
-----c-----ヨー-----------
?空竺竺」_しzと==
0.8
-ゴー-----レーー〆--+-----0.6
,-----」-一“』伝い作店何一一》一一 土‐合旦◇。●一
曰熟議 鍼
C
0.4
---T ̄ ̄0.2
-----千 ̄ ̄リ ‐埴1 叩0
08
-0.60.81.0-1
(k)Tb=2sec,似mux=1.5 40.6 (1)Tb= 2sec,似、、x=2 0.81.0 0.4 0.60.8 1.0 002 ̄040.60.8
- ̄(O)T10=2sec,似mnx=10
2
[)_Z【14U-6U-H(、)Tb=2sec,似…=3(、)Tb=2sec,似max=5 図2v-Ls/Oinax関係
-42-
地震名 最大加速度(m/SeC2) 継続時間(sec) 記号 E1CentroNS1940 3.4170 53`8 ● E1CentroEW1940 2.1010 53.6 ○
TaftNS1952 1.5270 54.4 ▲
TaftEW1952 1.7590. 54.4 △
JMAIn〕beNS1995 8.2057 150.0 ■
JMAKobeEW1995 6.1920 150.0 □
NTTKObeNS1995 3.3073 50.6 ◆
NTTKobeEW1995 1.5346 50.6 ◇
性限変位a),が小さくなるほど,ノセが2程度以下の範囲での残留変形 兆・は小さくなる傾向があり,残留変形生團は,最大変位61naxより
も弾性限変位弓に依存する傾向があることが伺える.
ダンパー系の剛性比ノセが2以下の現実的な範囲で,残留変形恥 とんの関係を調べるために,次のパラメータで応答解析を行った.
ノb:0.1~2の20種,ノumax:15,25,5,10の4種,T1o:1秒 結果を図3に示す.ただし,これ以降の図では,残留変形Lsは弾
性限変位5,で無次元化して示している.図3によると,剛性比ルが 大きくなると残留変形妬は増大するという強い傾向がある.
次に,図4は最大塑性率似…(=6,巫/`y)と残留変形恥の関 係を調べたものであり,解析パラメータは次の値を用いている.
ノb:0.5,1,2,5の4種,βmax:1.5~10の18種,To:1秒 図4によると,最大塑性率以maxの増大に伴って残留変形生鯏が単調 に増大するというような傾向は認められず,残留変形生sは最大塑 性率似maxの影響をあまり受けないことがわかる.
図5は固有周期Tbと残留変形α“の関係を調べたもので,解析パ
ラメータは次の値を用いている.
ノb:05,2の2種,似max:1.5,5の2種,To:0.2~2秒の19種 図5によると,残留変形妬は固有周期noによっても大幅に変動し
ているが,一定の傾向は認められない.
以上の結果によると,固有周期の違いや入力地蔑によって残留変 形生3は大きく変動するが,その上限的な値に注目すれば〆構造パ ラメータが残留変形生sに及ぼす影響は次のように纏められる.
[1]残留変形恥は,主に弾性限変位らとダンパー系の剛性比A2に
依存する.
[2]最大変位Dinaxが残留変形生sに及ぼす影響は小さい.
[3]固有周期Toが残留変形42sに及ぼす影響は小さい.
3.残留変形の予測
3.1エネルギーの釣合と残留変形
文献7)では,半サイクルの間のエネルギーの釣合からBilinear系 の残留変形を予測している.この文献に倣って残留変形を予測する.
残留変形4Wが確定する最後の半サイクルの履歴を,図6に太線 で示すように考える.すなわち,正の変位6,の状態からの半サイクル で変位姥に到達し,その後の弾性除荷で正の残留変形生`が生じるも のとする.6,は最大変位6ma笈より小さいので,次の条件を満たす.
1≦似,≦hax(6)
また正の変位6,の状態からの半サイクルで負の残留変形生sが算
0.6
0.6 0.
0.3 6「es/6J 6「Cs/Dy
0.4
---L---U---ヨーグと-------L---U---ヨーグと----0.2 0.4
---,----し---0---ヨーグー------,----し---0---ヨーグー----0.
燃蓬 慰蓬 織鐇 溌辮
0.1 0.2 02 0.
A0.0 虎0. ル
00 0.0 1
(b)似max=2.5 2 1 2
]
(dMmaQ[=10 (c)似max=5
(aMmax=1.5
図3A-Ls/6y関係
0.
0. 1.5
0. 6,℃s/by
y二薮三三二 11薮三三二
0. 0. 1.0
0.
-鰄鐺篭 燃鐺篭
0.5
0. 0. 0.
0. 0. 0.0
02468脚mJP (d)ん=5 図4umax-aes/ら関係
0.2
0.2 0.6 0.8
JTqrmbRen
0.6
0.4
0.1 0.4
0.1
0.2
0.2
0.0 0.0
0.0 0.0 00.51.01.5
(b)ん=0.5,llmux=5Tb(sec) Tb(sec)(c)ルー2,似mux=L5T1o(sec)(d)ん=2,/`max=5Tb(sec)
D(] 【)ObLU図5Tb-Lsmj,関係
(a)ん=0.5,似mqx=1.5,0(sec)
-43‐
1jil菱i,11,i篝;
 ̄ ̄ ̄ ̄マー
)
L
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|雲I11Iiilii{菱I Lii11篝lliii11iii席!
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6,ごgi/6
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OO OO OO
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PropPsedl
00 10
▲
。 6
「ES▲
/6
yUG OO IO OO
`/|/ Proposed
さて,(9)式はこの半サイクルの間に塑性変形が生じることを前提 に導いているので,(15)~(18)式の適用範囲は次式で表される.
ハー瓜2三2(19)
(15)式を用いると,(19)式で示す適用範囲は次式となる.
川z,芸浩等ラテール (20)
(20)式の条件を満たさないとき,変位6,の状態の後の挙動は弾性 であり,残留塑性率ハ“は次式となる.
ルー☆(山-1) (21)
弾性挙動で最大の残留塑性率似resが生じるときの似,は,(20)式の等 号で表され,等号が成立するときの残留塑'性率恥sは次式となる.
27mh (22)
ルビs=(1+イr=72-ラテ7,2
定された場合には,6,より小さい
_&を初期変位とする別の問題と して扱うことにする.したがって,
βresZo,’2三-1 (7)
図6の変形を生じる問に散逸した エネルギーをE【.錨とすると,エネ ルギーの釣合は次式で表される.
EC=ES+Ejbss (8)
上式で,Eeは図6に示すように,
図6半サイクルの履歴
変位6,の状態で蓄えていた弾性歪エネルギーであり,E3は変位姥 に到達するために必要なエネルギーである.ECとE3を求めて,(8)
式に代入すると次式を得る.
比柳川MM凰一小川聟E… (9)
ここでEyは初期弾`性限歪エネルギーである.(9)式から次式を得る.
(17)式の,u,が(20)式の適用範囲より小さいとき,(20)式の適用範 囲内では山が小さいほど残留塑性率腕圏は大きくなることを表し,
残留塑性率州團の最大値は(22)式となる.(17)式の川が(20)式の 適用範囲内であるための条件は次式で表される.
ル三JI~ニーケラテフア (23)
(6)式に示したように,山は似max以下の任意の値を取り得ると考 えて,残留塑性率腕`の上限値を整理すると次のようになる・
似…≦,÷十告箒アテールのとき
似,"=☆(似…-1) (24)
(1+h)EZoss (ハール)2+4ルー
似2=ルー (10)
Ey
('o)式から分かるように,E1.ssが大きいほど,胸が大きくなって,
残留変形生sも大きくなる.
(1)エネルギーの散逸がないとき
まず,この半サイクルの問にエネルギーの散逸はないと考える.
Ebss=O (11)
(10)式に(11)式を代入すると比は次式となる.
似2=ノレー↑/7771~=75~7面TI-万(12)
(12)式の没2は一般にはハーハで最大となるが,似,三1であるので,
に1の場合には山=1で最大値ルー-1をとる.すなわち,ルニ1 の系は,どのような変位5,から出発しても,正負の塑性変形を繰り 返しながら徐々に振幅が減少し,最終的には残留変形が生じない.
ルが1より小さくとも残留変形呪sが生じることは,既に前章の 解析例で示したとおりである.エネルギーの散逸がないとすれば,
たが1以下の系に残留変形生sが生じることを説明できない.
(2)粘性減衰によるエネルギーの散逸
次に,エネルギー散逸の原因を粘性減衰と考えてみる.
Ejoss=E〃 (13)
上式のEhは半サイクルの間の粘性減衰による消費エネルギーであ
り,次式で近似できる7).
EFMi(鶚)'E, (14)
ここで,hは粘性減衰定数である.(10),(14)式から次式を得る.
0. 0.
0.
0.
0. 0.
0 0
I】ZUI】」
、、020.04 00.02004
(a沖Imax=1.5ルー0.5 (b池mux=3,NE=0.5(c)似max=10,k=0.5
0 0. 0.
0. 0. 0.
0. 0. 0.
(偽-州)2÷4ルー鶚(川,), (15)
ルーノセー 0. 0. 0.
UZU【】』 1020-04
lOZOOg
変位&の後,弾性除荷するとすれば,残留塑性率似resは次式となる.
似祷壽☆(比+')=
/TZn(d)↓Imax=1.5,ルー1 (e)lLmax=3,ルー1 (f)/umax=10’ん=1
0 0.6 0.6
(ルー山)2州-鶚(川、)’ (16)
☆IM- 0 0.4 0.4
(16)式の似疋sが最大になるときの,u1は,上式で(叩res/8β,)=O の条件を用いて次のように導かれる.
似i=陶芸;圭畿('7)
似,が(17)式の値の時の残留塑性率角鴎は次式となる.
似施s=
0 0.2 0.2
0.0 00
0
、0.02004
、002UO4 j、020.04
`.=10-jb=
47rハ(1+ノセ-2元ハ h
☆川ルー )2{4元h-2(1+虎))+4ル (hMmax=3,12=2
図7ハールs/a,関係
(18)
-44‐
3
蕊
3
鱸
3
麟
)
蕊 鰯
6
BO
reS
/6
y6
DB
「種5
/6
pu ll
JOI 0000
6
'垣9/6
y6
J℃S/6
y00 DU OI OI
I、( 6
r巳S、
/6
y似…ごl芸十鵠請-府かつ晦鬘、万万のとき 腕劉臺(,.;豐壽ラテ), (25)
臘鵲鍔薑似…薑,÷〉÷鶚ラテー1Mつ1Mご百万
210123505050543210C』一2211
蔭i零ilil1鱸織
ノセf器三蜀競三匹…
のとき
腕。=了學7F'M‐
-55三
6C D冒
(ルルル4ルー鶚(晦汕…),
](26)
1+b+2元〃 かつAz‘I~ニーヮーラテ77のとき
ルーー ン|
s》侃 似
1+虎-27『ん
(a)変位の時刻歴
4油(丁字75學而77)2仰川('+俺))+4ル
☆[川一
図7は,減衰定数hをO~0.05の範囲で変化させ,減衰定数hと
残留塑性率,u碑(=Ls/a,)の関係を示したもので,解析パラメー
タは次の通りである.
虎:0.5,1,2の3種,似max:1.5,3,10の3種,To:1秒 図7には破線で,ここで述べた(24)~(27)式による予測結果を示 している.破線の予測結果では,減衰定数hが大きくなるに伴って 残留塑性率腕国が大きくなっている.しかし,応答解析結果による と,減衰定数几が残留塑性率脱sに及ぼす影響は明確でない.減衰 定数〃が0.02の結果だけに注目しても,剛性比hが0.5の系では過 半数の応答解析結果が予測値を上回っており,減衰定数を零とする と剛性比Aが1以下の系の残留変形の予測値は零となる.エネル ギー散逸の原因を粘性減衰と考えれば,減衰定数hが小さく剛性比 虎が1以下の系に生じる残留変形を過小に評価する傾向が,図7から 認められる.粘性減衰より更に大きな半サイクルの間のエネルギー の散逸を考慮しなければ,残留変形の上限的な値は予測できない.
3.2半サイクルの散逸エネルギー
図8に示したのは,固有周期Tb=1秒で剛性比ルー1の系にTaft EWを入力して,最大塑性率似max=2.5を生じるときの外乱終了時 までの時刻歴応答である.(a)図には変位、と塑性変形6,,(b)図に は歪エネルギーユ+Ep(弾性歪エネルギーEeと塑性変形による消 費エネルギーEpの和),歪エネルギーに運動エネルギーEノセを加え た値Ee+Ep+E鮎更に粘性減衰による消費エネルギーEノiを加え た値Ee+Ep+唾+Ehを示している.(c)図は,変位が極値から次 の極値をとるまでの半サイクルの間の歪エネルギー風+Epの変化 量AEを示したもので,正の値(増加量)を白棒で,負の値(減少 量)を黒棒で示している.また,これらの図には,変位6が最大と
なった時刻,歪エネルギー囮.+Epが最大となった時刻を鎖線で示 している.この例では,興十Epが最大となった時刻に,塑性変形 生が最終的な残留変形L`に到達している.
図8(a)によると,数サイクルにわたって塑性変形5,が一定値を とる状態が幾度か現れている.このように弾性振動している状態で 地震が中断すれば,その時の塑性変形5,が残留変形a,壇。となるのは 当然であり,再び系を塑性化させる地震入力エネルギーがあること によって,系は別の塑性変形状態に移行する.
図8(b)によると,Ee+Ep+EJbの時刻歴は歪エネルギーEC+Ep の時刻歴の極大値を包絡するような形状であるが,単調に増大する わけではなく頻繁に減少も起こしている.BG+Ep+E虎が大幅に減 少するときには,Eご+Ep+典十回〃もまた減少することが多く,
Ee+Ep+EAの減少は粘性減衰の影響だけでなく,地動によって弾
010 203040
(b)エネルギーの時刻歴 5060
2030405060 (c)半サイクルの歪エネルギーの変化量;
図8TaftEWでの時刻歴の例
010
性振動エネルギーが奪われることによっても生じることが分かる.
図8(c)によると,Ee+Epが最大値近傍の値になる時刻17秒程度
までは,半サイクルの間のエネルギーの変化量4回は正の場合が多 く,負の4画に比べて絶対値も圧倒的に大きい.しかし,残留変形
生sが確定するのは回。+E,が最大値に到達する半サイクル以降の挙 動であり,Ee+Epが最大値近傍の値に到達した後に限定すれば,
任意の時刻以降の正の4回の最大値と負の4回の最小値には,絶対 値に大きな差違は認められない.
次に示す図9,10,11は,いずれも固有周期Tbが1秒で剛性比ル が05,2の2つの系の応答解析例である.
図9には,最大塑性率似max=2.5の解析例について,半サイクル の間の歪エネルギーの減少量Elo3sと,その半サイクルの開始点での 弾性歪エネルギーEeの関係を示している.応答解析中のすべての半 サイクルを対象にしているが,ECが小さいものは除外している.図 9によると,El。鑓がEeに近い値を取る例も多く認められ,半サイク ルの間にその直前に保持していた弾性歪エネルギーE`の大部分を喪 失してしまうような挙動は必ずしも珍しくないことがわかる.
最後の塑性変形が生じた半サイクル以降だけに注目して,4回の 最大値4Emaxを図10に,△Eの最小値(最大の減少量)EZO蝿を図 11に示す.ただし,似maxは1.5~10の範囲で変化させている.
系が静止の状態にあっても初期弾性限歪エネルギーDy程度のエネ
ルギーが入力されれば,再び塑性変形が生じるので,最後の塑性変
-45‐
、/6 y,6,/6
V)
j縁=
万1,万蕊蝿 ,八11蕊ハム蝿
品 A&品t(sec)
V880●
●●
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鱗。
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IO IO II
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IjlMl |血
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、Ⅱ」_」
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応t(sec)
2
20468000000 086420●●●●o100000
2Kゲ<\Ⅲ
1
ZT-C
L鑑LLE 01234 Ey 0
(a)ルー0.5
図9E,…/画。
d4-012
(b)ん=2O
EJ…/Ey-Ee/Ey関係
1234U、U1234
(a)ん=0.5(b)ルー3 図12ハールs関係
2 2
ル。=☆'1柳 Mmax-h)2+3ルー1
4回…/Ej, AEmax/Ey (31)
似…三ルかつ陀暑のとき
恥。=☆(M-v百75百丁) (32)
上式の誘導過程は省略したが,各式の意味を説明しておく.図12 は,剛性比ルが0.5と3の場合について,(28)式の条件の下で,図6 に示した半サイクル開始時の塑性率/u1と残留塑性率以resの関係を示 したものである.いずれの図も陰を付けた似,の小さい領域は,塑性 率似,から始まる半サイクルが弾性挙動であることを示し,比がそ れ以上に大きい領域は塑性履歴を伴うことを示している.また,図 中には対応する算定式を示しているが,図中に示した(29),(31)式に よる算定値は且maxの代わりに似,を用いた値である.
図12(a)に示すようにルが5/3より小さい場合には,塑性履歴を 伴うとして(31)式から算定される残留塑性率腕sは,開始時の塑性 率β,が大きいほど小さくなる.したがって,似,が似max以下の任意 の値を取り得ると考えれば,似…がいかに大きくとも残留塑性率
恥sの上限は,(30)式で与えられる.
一方,図12(b)に示すようにたが5/3より大きい場合には,塑性 履歴を伴うとして(31)式から算定される残留塑性率肌sがハールで 最大となるので,βmaxがた以下の時の残留塑性率恥sの上限値は 似,が似maxに等しいとして(31)式から算定される.一方,川がルを 超えると,開始時の塑性率以,が大きいほど残留塑性率腕sが小さく なる.したがって,似maxがいかに大きくともハールとして求めた (32)式が残留塑性率牌.の上限を与える.
最大塑性率umaXが一定値以上の場合の残留塑性率肌`を表す(30)
式と(32)式による算定値は,似maxに依存しない.(30),(32)式によ る残留塑性率腕sを図13に示しておく.主体構造が降伏しない限
り,図13の値が残留塑性率肌sの上限となる.
(29)~(32)式による結果は,図2,3,4,5,7に実線で示している.
全体的には実線の予測値は応答値をかなり過大に評価する傾向があ
り,逆に応答値がこの予測値を上
OB
一'二掘嬰↑挫
鰄:iii鍵69 jilill1iiiiiiiili
1 1
0 0
02 46
(a)ん=0.5
-図10
8100246
“max、(b)ん=2.0 dEmax/Ey-umax関係
810 “max
3 1
ElDs3/Ey
o80
-----」---J---L-----L-----
O O
O
2
!。!’。+,.
…総iii臺鱗
1
0246810 0
(a)ん=0.5 Llmax
3-IC図UEIoss/Ey-umax関係
形が生じた後の4画の最大値4Emaxは,図10に示すようにEyが
ほぼ上限となる.図8(c)の結果から,一定の時刻以降に限定すれ ば,正の△Eの最大値△Emmfと負の4回の最小値の絶対値Elbssは ほぼ同じ大きさと推察できるので,EJ.“の上限的な値もDyで近似 できることが予想される.図’1においても,大部分のEノ。鉛はDy
以下となっている.
以上の考察から残留変形が確定する半サイクルの間に散逸するエ ネルギーEJ。錨は,その上限的な値として初期弾性限歪エネルギー Eyをとるのが適当と判断したすなわち,
E…=Ey (28)
3.3残留変形の予測値
(10),(28)式を用いて,残留塑性率腕sを導いた.式の展開は(15)
~(23)式と同様であるので,結果だけを示すと次のようになる.
似、錘三竿のとき
恥。丁學7Fい…-1) (29)
似…三竿かつ胸三号のとき
肺:(30)
脚…三竿かつ偽三豊のとき
回る例もいくつか認められる.し かし,非常にばらつきが大きい残 留変形の上限を近似する値とし て,本論で提案する(29)~(32)式 は適当であると考えている.
4.複数回の地震を受けたときの 残留変形
既に述べたように現実的な履歴
F1
.」
図13似函の上限値
-46‐
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[jIニミ事T55TT可
6543210 86420
覧 (29)
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ノセ
6暦/6y 6'2s/6y 型ダンパー付骨組の残留変形はかなり小さいが,小さな残留変形で
あっても,中小地震の度に降伏し残留変形が累積すれば,その値は 耐震設計上の重要な問題となり得る.ここではまず,同じ地震を繰り 返し入力することによって,残留変形の累積が起こるかを検討した.
解析パラメータは次の通りとした.
Tb:1sec,h:05,2,5の3種,似max:15,10の2種 上記のパラメータノumaxは,初期状態で地震波を入力したときに生じ る最大塑性率であり,2回目以降の最大塑性率を表すものではない.
解析は,1回の地震入力が終わる毎に,2章で述べた手順で系を停 止させ,残留変形を算定した後,同じ強度の同じ地震を繰り返し入 力している.繰り返し回数は10回とした.
地震波の入力回数〃と残留変形Lsの関係を図14に示す.図14 によると,最初の2,3回の地震入力の間は残留変形が僅かに変化す る場合もあるが,その変化量は極めて小さく,繰り返し回数にかか わらず残留変形はほぼ一定となる.
図14においても,図中に収まるものについては3.3節で示した予 測結果を実線で示している.ただし,この予測値は1回目の最大塑 性率βmaxを用いた値で,2回目以降は最大塑性率が変化することを 考慮していない.図14の解析例の内,残留変形の予測値が最大塑性 率似maxに依存するのは,図中に予測値を示した似maxが15で剛性比
hが2と5の2例だけである.
主体構造が弾性を保つ履歴型ダンパー付骨組では,最大変位もま た,残留変形の影響を受けにくいという性質があるので1),残留変形 が最大塑性率似maxに依存するとしても,残留変形に及ぼす繰り返し
回数の影響は小さくなっている.
次に,上記と同様の手順で,異なる複数の地震を受けた場合につ いて検討した図15に示す結果は,いずれも固有周期T・=1secで 剛性比虎=1であり,8種の地震を表1の順に2度入力している.各 地震は,初期状態で入力すれば最大塑性率似maxが1.5または10と なるように加速度を調整しており,各地震を初期状態で入力したと きに生じる残留変形蝿を各図の左端に示している.このような繰
0.10 0.15
0.10 0.05
0.05
0.0
罰向入力{a)ルョ,仏具認薑琵〃初回入力(b)臘具卯:、蒸薑W 0.0
図15異種地震入力時の鬼/ゐ
り返し入力を行っても,各地震終了時の残留変形恥sは,初期状態 で入力したときの残留変形妬と近い値をとり,残留変形が累積す る傾向は認められない
5.多自由度系の残留変形
32節で述べたように,1自由度系に比較的大きな残留変形が生じ る原因は,主要動以降の地震動の減衰域において,系が地動によっ て歪エネルギーを奪われることである.半サイクルで奪われるエネ ルギーE【・“とその後の半サイクルでの歪エネルギーの増大量の最大 値4Emaxは概ね等しく,それ以降は塑性変形を生じないことを考慮 して,初期弾性限歪エネルギーEyをEノ。33の上限の近似として採用
したこの近似に基づいて,3.3節では残留変形を予測している.
上記の1自由度系に残留変形が生じる過程での歪エネルギーの変 動は,多層骨組の各層についても同様であろう.このように考えれ ば,多自由度系の各層に生じる残留変形恥は,各層のダンパー系 の弾性限層間変位@W剛性比虎,最大塑性率似maxを用いて,(29)~
(32)式から算定できる.このようにして予測した多自由度系の残留 変形恥を,応答解析結果と比較した.
解析骨組は,各層の質量が等しく各層の階高も一定で4mとしたせ ん断型多自由度系で,いずれも10層の2つの骨組FAとFBであ る.設計用層せん断力係数分布Aiは次式を用いている.
A,臺六(33)
ここで,αjはその層より上部の重量と骨組の全重量の比である.い ずれの骨組も,ベースシヤー係数0.2の設計用地震荷重を載荷したと き全層にⅢ200の層間変位角が生じるように設計している.骨組FA とFBの基本固有周期T,と最上層および最下層のダンパー系の弾性 限変位角RDyを表2に示し,各層のダンパー系の弾性限変位角
表2解析骨組
1M頤叫胆叩1叩服“叩叩
●●●●●●●●〃〃
●●0
000000
●〃
1肥船“胆OIL肥叱“胆0 00000000000”⑩
■■■T(sec)最上府の丘峨下屑のR 囚■1201/5001/700
m:1.281/2001/500
几
1-‐4F」
(c)ん=5,lumux=1.5 1510
(a)ん=0.5,“mux=1.5 1510
543210(b)ん=2,似max=1.5
●●●●●●000000〃
mF s0987654321
1 1
FA
』・』一
一一
LI0△lL 一一』一一。r007一一
■。
几
~ ̄CD ̄
’1510--1510
(e)ん=2,llmax=10(f)ん=5,〃max=10
同一地震入力時のみ,/6j,
'1510 ̄
(d)ん=0.5,似max=10 図14
0.00.0020.0050.00.10.2012
図16解析骨組の各層の特性
-47‐
賑 畷iHl1I 19876543210S
toロ
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『壼 卜士I
一一一一一一陸‐L
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1.‐
’
’------1
土¥二基=¥: 王
Tl(sec) 最上層のR Dy 最下層のR Dy
FA 1.20 〃500 1/700
FB 1.28 1/200 /500
6
「巴9/6
y〆 Proposed
6
「巳8/6
ン司一 0
Proposed
-0・■---------
■■■■■I
一一一一『。。。一
一一己一一一。}一』一一一一一口『一
6
r沼MH/6
y司一 0
-ゴー 0 0
ロロロロロロロppl
ゅ---------=----------
8888888881 6MMMMI
<><>fBf>‘、<、と、f、‘、。
〆
する.予測値は,応答の上限値を近似している.ここで対象とした 骨組FAは,ダンパー系の弾性限変位角RDyや剛性比ノセに比較的現 実的な数値を与えた骨組であるが,残留層間変位角R唖の応答の最 大値は1/3000程度である.骨組FBは,ダンパー系の弾性限変位角
RDyと剛性上M共に大きく残留変形が生じやすい骨組であるが,残
留層間変位角R犯sの応答の最大値は1/500程度以下に収まっている.
図18で比較的大きな残留層間変位角R花sが認められるJMAKobe NSとEWについて,外乱強度を変化させて応答解析を行った.すな わち,Vamが1.5m/Secの他,0.75m/Secと2.25m/Secの解析結果を 図19に示している.外乱強度を大きくすると,残留層間変位角R犯s が増大するというような傾向は認められず,いずれも鎖線で示した 予測値程度に収まっている.
09876543211
一一m叩汕)|《四一一一》|《》一一(|)一一【》・口。.’(一一(四一一|●{一一四》●一一m一一一一(叩再一四》(函一夕〈一一『日ロロ一一■宮口■且’
卍」
0.00.0050.010.0150.00.0050.010.015
(a)FA (b)FB
図17V12m=1.5m/sec時の各層の最大層間変位角Rmax
Stoly Story
ij:! 1
1 一一》一一》》》》 一一一一一一一一岳 、一一丘■一一一一一 V、T一一一一一一口 十恐乎『一十一凪 一Cl》llI-磨 一碑一一一一アヤー ニ曰一一一一一一一
6.結論
本論では,ダンパー系の荷重一変形関係が完全弾塑性であり主体 構造が弾性であることを前提として,履歴型ダンパー付骨組の残留 変形について検討した.主な結果を纏めると次のようになる.
[']残留塑性率腕愈は,ダンパー系の剛性比hに主に依存する.
[2]ダンパー系の最大塑性率umaxが一定値以上であれば,最大塑性 率umaxが残留塑性率恥sに及ぼす影響は小さい.
[3]剛性1Mが5/3以下のとき残留塑性率肌画はノセ/4が上限となる.
[4]剛性比A2が5程度以下であれば,同じ地震を繰り返し入力して も,残留変形の累積はほとんど生じない.
[5]多層骨組の各層の残留変形も,その層のダンパー系の弾性限層間 変位`,,ダンパー系と主体構造の剛性比h,ダンパー系の最大塑 性率umaxに基づいて,1自由度系と同様に予測できる.
0.003 0.0000020.00040.00060.00.0010.002
(a)FA (b)FB
図18Vam=1.5m/Sec時の各層の残留層間変位角Rres
StoIy Story
JMAKobeNS 1 oO、75m/sec oL5m/sec
P225m/sec JVAKobeEW
◇Qr75m/Sec
◇1項、/Sec
◆2.25m/sec 1
0987654321獺 謝辞 本研究は,文部省科学研究費補助金(基盤研究C)の助成を受け
て行いました.また,本研究を進めるにあたっては,京都大学教授 井上_朗主査を始めとするダンパー用鋼材利用技術開発委員会(建 設省官民連帯共同研究/先端技術による新しい鋼構造建築物の開 発)の皆様から貴重なご助言を頂きました.
一一 .ペ瘤 一面 0-000『00 一一 一。 ‐畑11‐ |》 。◇ ◇一 ・一 一。
0.00.00020.00040.00060.00.0010.0020.003
(a)FA (b)FB
図l9JMAKObeに対する各層の残留層間変位角R犀
RDy,弾性限でのベースシヤー係数OB,ダンパー系の剛性比hを図 16に示す.ダンパー系支持柱の伸縮によって上層ほどRDyが大きく なることを考慮しており,RDyは層方向に直線的に変化させている゛
FAは,ベースシヤー係数0.1の設計用地震荷重を載荷したとき,
全層のダンパーが同時に降伏する骨組で,剛性比虎は0.5~15の範 囲にある.FBは,全層の剛性比hを2とした骨組で,設計用地震 荷重を載荷すると下層のダンパーから順に降伏する骨組である.
応答解析においては,,次の減衰定数は0.02とし,初期剛性比例 の減衰マトリックスを用いている6).また,数値積分の時間増分は,
基本固有周期のⅢ500以下になるように設定している.
まず,この骨組に表,の8種の地震を入力した.ただし,歪エネ ルギーBG+Epの最大応答値の速度換算値Vamが1.5m/Secとなるよ
うに,最大地動加速度を調整している.ただし,
参考文献
1)小川厚治・井上-朗・小野聡子:柱・梁を弾性域に留める履歴ダンパー付 架構の設計耐力(1質点系による考察),JSSC鋼柵造論文集,第5巻第 17号,pp、13-28,1998.3
2)小野聡子・中平和夫・辻岡静雄・井上一期:アルミ溶射摩擦ダンパーの静 的および動的履歴特性に関する実験的研究,構造工学論文集,VoL41B,
pp、1-8,1995.3
3)小川原治・黒羽啓明・待鳥賢治:強震をうける1自由度系の正負2方向の 損傷分布にljMする研究,H本建築学会柵造系論文集,第481号,pp、117-126,
1996.3
4)李昇幸・方i市宇・大井謙一・田中清・佐々木康人:IjYP履歴ダンパーを組 込んだ3層鉄骨造骨組模型の地震応答観測,1]本建築学会大会学術講演梗 概集,01構造111,pp、809-810,1997.9
5)秋山宏・高橋誠:地震時における柔剛混合せん断型多層骨組の残留変形,日 本建築学会大会学術講減梗概集,B-2構造npp、397-398,19989 6)n本鋼構造協会耐震要素の効果と耐震設計法WG:履歴型ダンパー付骨組
の地震応答性状と耐震設計法,(社)鋼材倶楽部発行,pp、96-109,122-126,
1998.9
7)木戸脇俊樹・井上-朗:大地震に対するl質点バイリニア系の残留変形に 関する研究,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-1構造、1,pp935-936,
1999.9
除V2(E等)… (34)
ここで,Mは骨組の全質量である.各層の最大層間変位角Emaxを 図17に示すが,RmamKは1/100程度となっている.
残留層間変位角R花sを図18に示し,鎖線で示した予測結果と比較
-48‐
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