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(1)
(2)

はTめK

学校施設は、障害の有無にかかわらず、子どもたちが支障なく学校生活を送ることができる ようにするとともに、地域住民の生涯学習等のコミュニティの拠点及び地震等の災害時の応急 的な避難施設としての役割が求められていることから、バリアフリー化の推進は重要な課題と なっています。

学校施設のバリアフリー化は、「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建 築の促進に関する法律J(旧ハートビノ法)の一部改正により、バリアフリー化の努力義務の 対象とされたことに加え、「障害者基本計画J(平成14年12月 閣議決定)において学校施設の バリアフリー化を推進することが明記され、積極的なバリアフリー化が求められています。

これまで、文部科学省においては、学校施設のバリアフリー化等推進の基本的考え方を示し た「学校施設バリアフリー化推進指針J(平成16年3月)を策定するとともに、具体的な計画・

設計手法の事例集として「学校施設のバリアフリー化等に関する事例集J(平成17年3月)を 取りまとめ、また、学校施設のバリアフリー化のための国庫補助を行ってきているところです が、学校施設のバリアフリー化は必ずしも十分とは言い難い状況となっています。

このような状況の中、国立教育政策研究所文教施設研究センターでは、文部科学省と連携し て「学校施設のバリアフリー化整備計画の推進に関する調査研究Jを実施し、学校施設の計画 的・合理的なバリアフリー化の整備計画を策定するなどして、学校施設のバリアフリー化に積 極的に取り組んでいる地方公共団体の活動状況を、実践集として取りまとめました。

本報告書が今後、地方公共団体におけるバリアフリー化の推進のための、体制づくりや段階 的整備などのポイントについて、整備計画の策定の参考としていただければ幸いです。

(3)

学校施設のバリアフリー化整備計画策定に関する実践事例集

目 次

はじめに 第

1

章 背 景

@ 学校施設のバリアフリー化に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

@ これまでの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

@ 学校施設のバリアフリー化の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 第

2

章 計画的なバリアフリー化の進め方について

@ 合理的な整備計画の策定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

@ 段階的な整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

@ 運営面によるサポート体制と連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

@ 関係者の参画と理解・合意の形成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 第

3

章 バリアフリー化に関する整備計画の事例紹介

O 公共施設全般を対象としたバリアフリー化整備計画の事例 幌昆澗置・ 全

幌昆澗置凶 全 幌昆澗

幌昆澗

ての公共施設を対象とした計画を策定し、学校施設を段階的にバリアフリー化 ・・ 6 (茨城県土浦市)

ての公共施設を対象とした計画において建築物の出入口を重点的にバリアフリー化 ・・ 10 (東京都世田苔区)

置属 福祉のまちづくりに関する総合的な計画に基づき学校施設をバリアフリー化 ・・・ 14 (東京都練馬区)

置E ユニバーサルデザインに関する総合的な計画に基づき学校施設のバリアフリー化を推進 ・・ 18 (静岡県)

O 拠点校を優先したバリアフリー化整備の事例

幌昆澗置掴 拠点となる学校を指定して重点的にバリアフリー化(群馬県前橋市)・・・・・・・ 22 O 校舎改修計画においてバリアフリー化整備を考慮した事例

幌昆澗置掴 校舎リニューアル整備計画に基づくバリアフリー化(神奈川県小田原市)・・・・・ 24 O まちづくり交付金を活用したバリアフリー化整備の事例

幌昆澗置圃「まちづくり交付金」を活用して学校施設をバリアフリー化(神奈川県山北町)・・・ 28 O 環境整備基準を策定してバリアフリー化整備を行った事例

幌昆澗置2 早期に施設のバリアフリー化に関する基準を策定して整備を推進(東京都町田市)・・ 30 第

4

章 事例から読み取れるバリアフリー化推進のポイン卜

@ 条例の規定等による後押し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34

@ 段階的な整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34

@ 地域住民の参画等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34

@ 整備計画の公表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34

@ 財源の工夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 参考資料

O 関係法令等抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 O 補助制度概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 O 協力者会議委員要項、名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40

(4)

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第1童

背 景

学校施設のパリアフリー化に聞す否基本的な考え方

学校施設は、障害の有無に関わらず子どもたちの活動に支障なし、安全に安心して利用することが できなければならない)また、学校開放や災害時の避難場所としての利用においても、障害のある地 域住民等の使用が想定されることから、基本的なインフラとして、施設のバリアフリー化を図ること が必要である)

また、近年、特別支援学校に在籍する幼児児童生徒、特別支援学級に在籍する児童生徒及び通級に よる指導を受ける児童生徒数が増加するとともに、特別支援学校の小・中学部では、約半数の児童生 徒が重複障害学級に在籍するなど障害の重度・重複化が進んでいる)こうした課題に対応し、障害の ある子どもたちの自立と社会参加に向けて、一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育的支援を行 う「特別支援教育」を推進するために関係法令の改正が行われ、平成19年4月より施行されたところ であり、特別支援教育を推進するための施設面における対応も重要な課題となっている)

学校施設のバリアフリー化にあたっては、保護者や地域住民等の多様な利用者を想定してユニバー サノデザインの観点から検討を行うとともに、その教育的な効果についても考慮することが重要であ る)障害のある子どもたちとの交流及び共同学習を行う際には、施設のバリアフリー化は不可欠であ り、また、整備したバリアフリー設備を利用して車いす体験を行うなど、学校施設を障害者理解の促 進に活用することも期待されている)

こ行までの取組み

1.政府全体の取組み

平成14年7月に「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」

(以下、「ハートビノ法」という) が一部改正され、学校施設が新たにバリアフリー化の努力義務の 対象に位置づけられ、学校施設の新築・増築等を行う際には、段差の解消、車いす使用者用トイレの 設置、廊下の幅員の確保などに努めることが必要となった)

また、「障害者基本計画」(平成14年12月 閣議決定 において、建物、移動、情報、制度等のソフ ト・ハード両面にわたる社会のバリアフリー化を推進するとともに、ユニバーサノデザインの観点か ら、全ての人にとって生活しやすいまちづしり、ものづしりを推進することとされ、学校施設につい ては、そのバリアフリー化の推進が求められている)

さらに、平成18年12月には、従来のハートビノ法と「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用 した移動の円滑化の促進に関する法律」(以下、「交通バリアフリー法」という) を統合、拡充した

「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(以下、「バリアフリー新法」という) が 施行され、学校施設については以下のように適合義務及び努力義務が課されている)(p35参照

(5)

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【rJi副J 古野事同i�亘書車幸9E闘‘

背 最

O 特別特定建築物

特別支援学校、病院、体育館( 般公共用)、博物館、美術館、図書館等、不特定多数又は高 齢者、障害者等が利用する特定建築物であって、政令で定めるもの

2川 2 四の新築、関築等 → 基準適合義務 既存の建築物等 → 基準適合努力義務

O 特定建築物

学校、劇場、百貨届、ホテル、事務所等、多数の者が利用する建築物

特別特定建築物一 特定建築物の新築、関築等 → 基準適合努力義務 建築物特定施設※1の修繕又は模様替 → 基準適合努力義務

※1 建築物特定施設(法第2条第18号、令第6条)

出入口、廊下等、階段、傾斜路、工レベーターその他の昇降機、便所等

2.文部科学省における取組み

障害者基本計画の前期5年間において重点的に実施すべき施策等について定めた「重点施策実施5 か年計画」において、小中学校等のバリアフリー化を行うに当たっての指針と事例集を作成すること とされた。これを受け、文部科学省では、平成15年8月に学校施設のバリアフリー化等の在り方を検 討するための調査研究協力者会議を設置し、学校施設におけるバリアフリー化等の方針や計画・設計 上の留意点について検討を行い、その成果を踏まえ、平成16年3月に「学校施設バリアフリー化推進 指針」を策定している。

さらに平成1年年3月に、指針の内容に関する具体的な整備事例を取りまとめた「学校施設のバリア フリー化に関する事例集」を取りまとめている。

また、学校施設のバリアフリー化に対して、従来から国庫補助が行われており、平成18年度からは、

公立文教施設整備費の一部を「安全・安心な学校づくり交付金」として交付金化し、地方公共団体の 使い勝手を向上することにより、計画的・効率的な施設整備を推進している。

これら国における取り組みに加え、地方公共団体においては、バリアフリー新法に基づく付加条例 や福祉のまちづくり条例などにより、独自に学校施設のバリアフリー化に関する規定を追加している ケースも見受けられ、学校施設のバリアフリー化の重要性に対する認識が浸透しつつある状況にある。

(6)

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-学校施設バ日アフ日 推祖国首置の民間

背 �

1 学校施設のバリアフリー化等の視点

・障害のある児童生徒等が安全かつ円滑に学校生活を送ることができるように配慮

・学校施設のバリアフリー化等の教育的な意義に配慮

・運営面でのサポー卜体制との連携を考慮

・地域住民の学校教育への参加と生涯学習の場としての利用を考慮

・災害時の応急避難場所となることを考慮 2 既存学校施設のバリアフリー化の推進

・関係者の参画と理解・合意の形成

・バリアフリー化に関する合理的な整備計画の策定

・計画的なバリアフリー化に関する整備の実施

第1章 学校施設のバ日アフ日 等の推祖に関する基本的な考え方

1 計画・設計上の基本的留意事項

・関係者の参画と理解・合意の形成

・適切な整備目標の設定

・バリアフリー化等の事後点検の実施

2 わかりやすく、円滑に建物に至ることができる配置計画

・外部から建物に出入りしやすい建物配置

・安全で移動しやすい敷地内通路

・建物から円滑に移動できる屋外運動場 等 3 わかりやすく、快適に動きやすい平面計画

・どこにでも円滑に移動できる平面計画

・認知・把握がしやすい明確な空間構成

・安全で移動しやすい避難経路の確保

・誰にでもわかりやすい案内表示 等 4 使いやすく、安全で快適な各室計画

・利用しやすい教室等

・移動しやすい屋内の通路

・円滑に利用できる階段

・利用しやすい工レベーター

・誰もが利用できる便所

・操作がわかりやすい建築設備

・利用しやすい家具

・明確な色彩計画 等

第2章 学校施設のバ日アフ日 等に係る計画 設計上の留意点

(7)

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学校施設のパリアフリー化の現状

背 最

文部科学省が実施した調査によると、平成18年7月1日現在、何らか1か所でもバリアフリー設備

を設置している学校の割合は、小学校769.%、中学校7.74%となっており、未だ十分な整備が行われ ているとは言い難い状況にある。

バリアフリー新法や各地方公共団体で定める条例等の規定を踏まえ、今後、特に新築・増築に併せ てバリアフリー化が進展していくことが期待されるが、一方で、多数の既存学校施設のバリアフリー 化が重要な課題となっている。

このような状況を改善するため、各地方公共団体において、既存施設も含めた学校施設のバリアフ リー化に関する計画的な整備を行うことが重要である。

(8)

第2童

計画的なバリアフリー化の進め方について

学校施設のバリアフリー化は、「学校施設バリアフリー化推進指針」の基本的考え方及び学校施設に 求められる役割を踏まえ、次のような視点から推進することが重要である。

舗理的な整備計画の策定

地方公共団体は(学校設置者として)、所管する学校のバリアフリー化の現状や、障害のある児童 生徒等の在籍状況、将来動向の推計等を踏まえ、必要となる全体の事業量を把握し、所管する学校施 設のバリアフリー化に関する整備目標を設定し、合理的な整備計画を策定することが重要である。

なお、バリアフリー化に関する整備計画の策定に際しては、学校施設の耐震化や防犯対策に関する 整備等と併せて総合的に検討することが重要である。

段階的な整備

今後、新たに整備する学校施設は、「学校施設バリアフリー化推進指針」を踏まえ、児童生徒等の 利用・移動ニーズを考慮しながら、あらかじめ、多様な人々が利用しやすいような、いわゆるユニバー サノデザインの観点から計画・設計を行うことが考えられる。一方、既存施設においては、ユニバー サノデザインの考え方を念頭に、必要に応じて緊急性の高い施設・設備について段階的な整備を行う など、計画的に改善・整備を図ることが重要である。

その際、地域住民の最も身近な公共施設である学校施設を重点項目として位置づけ、優先して整備 することも考えられる。

画 面によるサポート体制と連携

障害のある児童生徒等に対して、それぞれの障害の状態や特性等に応じ、指導内容や指導方法につ いて工夫する必要があり、安全かつ円滑に教室への移動や便所等の利用ができる施設環境とするなど、

ハード面での配慮に加え、人的支援によるソフト面の連携などについて考慮する必要がある。

また、学習面だけでなく生活面においても人的支援が必要となる場合があるため、学校施設の整備 においては、これらのサポート体制を考慮した計画とする必要がある。

関係者の参画と理解・舗 の形成

学校施設のバリアフリー化に関する合理的な計画を策定するに当たっては、当該地方公共団体にお ける全体的な中・長期の行政計画やバリアフリー化整備計画等との整合を図りつつ、学校、家庭、地 域、行政等の参画や、積極的な情報発信などにより、幅広く関係者の理解・合意を得ながら進めるこ とが重要である。

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(9)

EE刺ー①

全ての 公共施設を 対象とした 計画を 策定し 、 学校施設を 段階的にバリアフリー 化

僻輔

-土浦市の概要

・面積 123b日m22

・人口 1633703人(18b10b1現在)

・世帯数 日63131 帯

・人口密度 13人6人人/m22

・人口増加率 -0b日%

・高齢者、障害者等の動向

・総人口は横ばい傾向にあり、年少者の減少、高齢 者の増加による少子高齢化が継続している。

・近年、障害者数も急増しており、とりわけ、内部 障害及び知的障害者数の増加が顕著である。

・学校数 小学校20校、中学校8校

・担当課

・土浦市教育委員会学務課 TEL(029)82人-1111肘

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第3童

バリアフリー化に関する整備計画の事例紹介

計画の糊

@ 対象施設の実地調査やアンケー卜により 課題を抽出

@ 施設のサービス内容、整備項目ごとに整 備優先順位を決定

@ 各学校の短期、中期、長期的な整備項目 を決定・公表

@ 定期的に進捗状況の報告や計画の修正に ついて検討を実施

@ 対象施設の実地調査やアンケー卜により課題 を抽出

計画策定にあたっての課題を抽出するため、

( 公共施設等の現況調査(洗面所・便所、エ レベーター等)

( 障害の疑似体験調査

( 市民アンケート調査を実施し、ハード面・

ソフト面の課題の整理を行った。

@ 施設のサービス内容、整備項目ごとに整備優 先順位を決定

不特定多数の者の利用が見込まれる施設、広域 からの利用者が見込まれる施設を優先して整備を 行うよう施設問の優先順位付けを行った。

また、「共通的に整備すべき項目」、「比較的実 施可能な改善内容」、「長期的に整備を行う内容」

に分類し、整備項目問の優先度を設定している。

@ 各学校の短期、中期、長期的な整備項目を決 定、公表

各学校のバリアフリー整備の現状を示すととも に、それぞれ整備が必要な項目を短期・中期・長 期的に整備すべき事項に分類して示している。

@ 定期的に進捗状況の報告や計画の修正につい て検討を実施

年1回、福祉部局等の関係課で構成される「土 浦市人にやさしいまちづくり連絡調整会議」にお

(10)

� いて計画の見直しや要望、問題点などについて協

議し、必要に応じて計画変更を行うなどしている。

計画策定の背票

計画策定前のバリアフリー関連施策の状況 土浦市は、都市空間のバリアフリー化を主体と した「やさしい都市づくり」を推進しており、平 成6年度に「土浦市地域福祉推進計画」、平成7 年度には土浦駅周辺をモデノ地区とした「土浦駅 周辺地区人にやさしいまちづくり事業整備計画」

を策定し、「人にやさしいまちづくり」の基本姿 勢を示している。

その後、市長のトップダクンにより「人にやさ しいまちづくり」に基づいた整備計画を全市に展 開していくことを目的とし、検討委員会を設置し て整備計画策定のための検討を行った。

計画の概要

骨 子

・計画名 土浦市人にやさしいまちづくり計画

・策定者 土浦市長

・策定時期 平成12年3月

・対象施設 公共施設、公園等

・事業期間 (短期計画)平成12�16年度 (中期計画)平成17�23年度 (長期計画)平成24�31年度 計画の構成

平成7年度に策定されたモデノ地区事業におけ る整備の視点や市民アンケート等により抽出した 課題を踏まえ、「人にやさしいまちづくりの基本 方針」として5項目を設定した。

また、基本方針の実現のため、建築物、道路、

鉄道・駅、都市公園等のハード面、計画推進のた めの PR活動などのソフト面での対応を具体的に示 した「公共建築物等の整備方針」を策定している。

この方針を具現化するため、「人にやさしいま ちづくり計画」を策定し、バリアフリー化を実施 している。

図1 r土浦市人にやさしいまちづくり計画」構成

整備の優先順位

・地域聞の優先順位

市内に①重点整備地区(商業地区の3地区)、

②交流促進地区(20地区)の2つの地区指定を行 い、それぞれの地区における整備プログラムの作 成を行った。

重点整備地区は全市的なバリアフリー化に向け た波及効果が期待できる地区、交流促進地区は地 域交流の促進が期待できる地区を指定している。

(11)

真鍋 学校 都和 学校 荒j沖 学校 中村 学校 ヰ浦第 学校 3 学校 3 学校 神立 学校 右籾 学校 都和南 学校

駐車場

車いす使用者用駐車スベ

スの設置・改善 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o

通路等

玄関前の段差の解消 • o • o • o • o • o • o • o • o

自動扉の取付け o o o o o o o o o

昇降口付近の段差の解消 • o • o • o • o o • o

受付力ウンタ の改善

インタ ホンの設置 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o

主要通路の陪員の鉱陪

卜イレ

車いす用決面所の設置 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o

手すり付き洋式便器の設置 済 o

小便器への手すりの設置 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o 障害者用トイレの設置改改善 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o

案内施設

施設案内板の設置 視覚障害者誘導用ブロック

の敷設 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o

階段の踊り場に注意喚起ブ ロックを敷設

電話台の設置 • o • o • o • o • o • o • o • o • o • o 緊急誘導装置 • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) 霊直移動 階段への手すりの設置改改修 • o ム o • o ム o • o • o • o • o • o

障害者対応土レベ タ の

設置・改善 • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o) • (o)

凡例

施設名称の下の欄力整備状況を示す。(済 整備済み、ムもしくは• 整備を要する項目(ム、•の基準は下表のとおり))

oは、整備を要する項目に対するそれぞれの整備時期(短期、中期、後期)を示す。(o)は大規模改修等に串わせて整備を検討する項目。

駐車スベ ス o 障害者駐車スベ ス設置(陪3 50cm以上) ム 障害者駐車スベ ス設置(陪3 50cm以下) • 障害者駐車 スベ スなし 主な玄関 o 段差なし、内のり8 0cm以上、自動扉もしくは引き戸 ム 段差なし、左記のうち一部満たないもの • 段差串り 主な通路 o 段差なし(段差解消の設備)、内のり120cm以上 ム 段差なし(段差解消の設備) • 段差串り 主な部屋の出入口 o 段差なし(段差解消の設備)、

内のり80cm以上、自動扉もしくは引き戸 ム 段差なし(段差解消の設備)、

左記のうち一部満たないもの • 段差串り

階段 o 手すりの両側への設置、警告ブロック敷設 ム 左記に一部満たないもの • 手すりなし

土レベ タ o 串る(車いすに対応、音声案内串り) ム 串る(左記に一部満たないもの) • 設置なし 障害者トイレ o 設置(自動扉、出入口内のり8 0cm以上) ム 設置(左記に一部満たないもの) • 設置なし

洋式トイレ o 設置(手すりの設置) ム 設置(手すりなし) • 設置なし

誘導ブロック o 敷設済み • なし

-公共施設聞の優先順位

庁舎、学校、生涯学習・文化施設、社会福祉施 設などの施設別に、整備項目(自動扉、障害者用 トイレ、エレベーターなど)、整備時期(短期、

中期、長期)を設定している。

学校施設問の整備優先順位は、建築年数等を考 慮して決定している。なお、障害のある児童生徒 の転入学の際には、その都度必要な整備を行って いる。

-整備項目聞の優先順位

整備項目を3つに分類し、整備優先度を決定。

① 共通的に整備すべき改善内容(短期計画)

② 比較的実現可能な改善内容(中期計画)

③ 費用負担が高〈検討を要する改善内容(長 期計画)

学校施設については、玄関や昇降口の段差解消、

手すり付き洋式トイレの設置等が短期的に整備す べき項目とされ、障害者用トイレの設置は長期的 に整備すべき項目とされている。

注)内のり等の寸法の取り方については茨城県「ひとにやさしいまちづくり条例」を参照

図2 各学校施設の整備項目一覧

(12)

_____

整備実績

平成12年度の計画策定を受け、短期的に整備す べき項目について、平成18年度までに16小学校、

6中学校、5幼稚園の整備を行っている。

平成19年度に、小学校、中学校それぞれ1校整 備を行い、短期的に整備すべき項目に関する整備 は完了する見込み。

中期的には、各階のトイレを男女それぞれ1ヶ 所ずつ洋式化し、手すりを設置することを予定し ている。(幼稚園は除く。中学校は普通教室のあ る階を対象とする。)

0渡り廊下を改修し、段差を解消

(市立都和南小学校)

整備財源

「土浦市人にやさしいまちづくり計画」に基づ く事業は土浦市の単独事業として行っており、各 課の既存施設改善に関する事業を一括計上して予 算化している。

一括計上している予算に関しては、特例的に入 札減により生じた残額を、推進会議の決議を経て、

一括計上している事業内で再配分することが認め られている。

表1 土浦市人にやさしいまちづくり事業 事業費

施 設種 別 施設数 (H12実績計

_17)18年度 19年度 20年度 21年度 22年度以降 (18年度

以降) 小学校 17 51,623 284 3,570 18,350 10,050 180,826 213,080

中学校 7 17,698 7,056 5,534 13,160 5,700 63,040 94,490

幼稚園 5 13,562 48,640 48,640

小 計 29 82,883 7,340 9,104 31,510 15,750 292,506 356,210 その他公月施設 65 60,165 4,627 8,642 70,202 59,417 478,163 621,051

総 計 94 143,048 11,967 17,746 101,712 75,167 770,669 977,261

計画の評価

年1回の連絡調整会議において、問題点などに ついて協議の上、必要に応じて計画の変更を行う など、調整を図っている。

具体的には、平成16年度に開催した連絡調整会 議において、全施設種別の計画内容の見直しを行 い、推進会議の了解を得て計画変更を行った。こ の計画変更に伴い、学校施設については、自動ド ア、エレベーターの整備が中期計画から長期計画 に変更されている。

検討組織

平成7年度のモデレ事業の関係者をベースとし、

学識経験者、福祉団体、地域団体、交通関係事業 者、行政(助役・福祉部門・建設部門)等で構成 される「土浦市人にやさしいまちづくり推進会議」

を設置した。

また、庁内の連絡調整組織として「土浦市人に やさしいまちづくり連絡調整会議」を設置してい る。

-今後の課題と研究会コメン卜

福祉のまちづくりの推進体制を整備するこ とにより、厳しい財政事情の中にあって、

バリアフリー化を着実に推進してきており、

今後は中期的に整備すべき項目(校舎2階 以上のトイレのバリアフリー化)を引き続 き整備する予定としている。

今後は、耐震化、老朽化など学校施設を取 り巻く喫緊の諸課題に総合的に対応するこ とが必要である。

土浦市は福祉のまちづくり、バリアフリー の施策に関して計画的なプログラムを有し ている数少ない自治体の一つ。学校のバリ アフリー化についても、大規模な改修を除 き年次計画が順調に推移している。見学し た小学校においてもほぼ基本的なバリアフ リー化が達成され、すべての人が学びうる 環境づくりを推進している。また、教室と 付属施設がコンパクトに配置され、サイン、

安全性にも十分配慮されている。

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出典)土浦市人にやさしいまちっくり推進会議(平成19年2月2日開催)資料

(13)

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[J軍書�

全ての 公共施設を 対象とした 計画において 建築物の 出入口を 重点的にバリアフリー 化

E音l 四百閤宮

-世田谷区の概要

・面積 58308mm2

・人口 8109983人(20063331現在)

・世帯数 4189118世帯

・人口密度 139963人/mm2

・人口増加率 5365 (H9-H18)

・高齢者、障害者等の動向

・平成18年1月現在で高齢者(65歳以上)人口の害 合は1733 に達し、今後も高齢化が進展すること が予想される。

・身体障害者手帳の所持者は179372人、愛の手帳所 持者は29908人となっている。

・学校数 小学校64校、中学校31校

・担当課

【学校に関すること】 【バリアフリー計画に関すること】

・世田谷区教育委員会事務局施設課 ・世田谷区都市整備部地域整備課 TEL(03)5432-2661 TEL(03)5432-2038

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計画の糊

@ 条例に基づくバリアフリー計画「バリア フリー世田谷プラン21」を策定

@ 条例に基づき「福祉的環境整備地区」を 指定

@ 公共建築物の出入口の改善を重点的に実 施

@ 推進計画の進捗状況の定期的な把握

@ 条例に基づくバリアフリー計画「バリアフリー 世田谷プラン21」を策定

地域保健福祉社会を構築するためのハード面の 規定として、平成7年11月「世田谷区福祉のいえ・

まち推進条例」(以下、「いえ・まち条例」という。) を策定した。

いえ・まち条例では、区は福祉的環境の整備に 関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため の計画を策定し、また、施策について定期的に評 価を行うこととされている。

この規定に基づき、平成11年、「バリアフリー

世田谷プラン21」を策定し、どの施設の、どの部 位から整備を進めるのかを定めている。

@ 条例に基づき「福祉的環境整備地区」を指定 いえ・まち条例の規定に基づき、福祉的環境整 備の推進地区を5ヶ所指定している。指定を受け た各地区の地域特性に応じた整備計画を策定し、

計画的に福祉的環境整備を推進している。

推進地域の指定にあたっては、「世田谷区福祉 的環境整備審議会」(以下、「審議会」という。) の意見を聴き、人口密度、福祉施設の集中度、広 域避難所の指定などを考慮して決定している。

@ 公共建築物の出入口の改善を重点的に実施

「区立建築物の出入口改善」が優先的に整備す べき重点施策とされており、屋外通路、出入口等 の改善を行い、それぞれの建築物で最低1ヶ所は 誰もが『入れる』ょう整備することとされている。

@ 推進計画の進捗状況の定期的な把握

推進計画の進捗状況については、いえ・まち条 例の規定にょり、審議会の意見を聴き、定期的に 評価することとされており、その際には、区民、

事業者の意見を反映することとされている。

(14)

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計画策定の背扇

計画策定前のバリアフリー関連施策の状況

耐震性確保を優先し、毎年2校のペースによる改 築の実施、改築コストの削減、安全性の向上、バ リアフリー化の推進などの基本的方針を示してい る。

世田谷区では、昭和5 8年の梅丘地区における

「ふれあい通り」の計画をはじめ、各地でモデレ 地区的にバリアフリー整備を推進していた。特に 梅丘地区では、歩道のデザインを皮切りに住民と 区が話し合い、研究しあい、共同作業を通して計

計画の概要

骨 子 画を実施しました。

平成5年に公共施設を建設する際の基準 (「福 祉のまちづくりのための施設整備要綱」)を作成 し、その後、よりきめ細かな福祉的環境整備を推 進するために要綱を条例化したいえ まち条例を 制定している。

平成18年度には、社会情勢などを勘案して、�

れらの取組みを発展させた「ユニバーサレデザイ

・計画名 バリアフリー世田谷プラン21

・策定者 世田谷区長

・策定時期 平成11年3月

・対象施設 公共施設全般、集合住宅

・事業期間 (短期計画)平成11�16年度 (中期計画)平成17�26年度 (長期計画)平成27�36年度

・事業規模 ン推進条例」を策定し、平成19年度以降、同条例

にもとづく推進計画を策定する予定となっている。

条例の目的地域保健福松の向上 建築物住宅公共茎 施設道路公圏整備の連続性の�保 の�く づくリ意識づくリ

み なで くるバリア フリーの いえとまち のバリアをなくし、

み なが さしくなれ るまち み なが 歩ける

れる れる まち

等の施設整備 改 の と の し 、条例等の し 制 での の目 福松のい一 まち施策 整備の連続性 � の づくリ福松的環甥整備

*C区民センター・地区会館の整備

*②区立建築物の出入口改善

③大規模公共施設の整備

④既存区立建築物の改善

*⑤民間建築物の出入口の整備の推進

⑤民間建築物の整備促進

⑦民間既存建築物の改善の促進

*C集合住宅共用部整備の推進

*②住宅改造の拡充

③ハリアフリー公営住宅建設の拡充

④民間ハリアフリー住宅の普及、整備

⑤住宅改造相談の充実

*C駅舎の垂直移動施設の整備

*②lもが乗りやすい鉄道・ハス車両の 改善とハス押環境の整備

*③ハスを中心にした交通ネットワーク整備

*④駅周辺の放置自転車対策

⑤情報の提供による利用の促進

⑤公共交通施設の改善

*C歩道段差等の改善

*②視覚障害者誘導用ブロックの改善

*③歩道有効幅員の改善

④歩車道の分離

⑤視覚障害者誘導用ブロックの設置

⑤道路反射鏡の整備

(車道と歩道の段差解消)

⑦滑り止め舗装の整備

梅E地区の歩道の整備 *C公園等出入口の改善

*②園路等の改善

③公園等トイレの整備・改善

④公園等施設の整備・改善 ベンチ、案内板、水飲み等)

⑤区民との協働による

新しい公園等の管理の串り方

*C地 を した推進地区の整備

② 整備の推進

*C施策��の��、点�、�直し

②推進 の進 管理

その他学校施設に関する計画

•r公共施設整備方針J(平成17年4月)

公共施設全般の老朽化等を勘案した改築、改修 需要を把握した上、施設の整備 運営に関する基 本的な考え方を示している。また、施設種別ごと の取組みの方向性、計画策定後3年間の具体的な 取組みを示している。

*C「摺祉のまちづ/り の理解の促進

②整備墓準の普及

③「摺祉のまちづ/り の P R

•r新たな学校施設整備基本方針J(平成18年3月) ④顕彰制度の充実

「公共施設整備方針」との整合性を図り、今後

10年間の学校施設整備の基本的方針を示したもの。 凡伊 *は重点施策

(15)

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0出入口整備に加え、学校からの要望によりトイレの

整備の優先順位 環境改善を行っている。(各校1系統ずつ整備)

既存施設等の福祉的環境整備等に重点的に取組 むこととしており、出入口改善などの「みんなが、

歩ける・入れる・乗れるグまち」を実現するために 特に積極的に推進すべき施策を重点施策としている。

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整備実績

-学校施設の出入口整備については、平成19年度中 に調査を実施し、翌年度以降、順次、整備を行う。

0出入口整備の事例(スロープ部分はカラーラインを整備)

(世田谷区立三宿中学校)

0通級教室の玄関に待合いスペースを設けている。

0収納を十分に確保したプレイルーム

(世田谷区立船橋小学校) (世田谷区立三宿中学校)

0エレベーターは95校中13校に設置。日影条例等によ り増設することが困難な事例も見受けられる。

0プールに出入りできるようにスロープを設置

(世田谷区立船橋小学校)

(16)

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計画の評価

計画の進捗状況については、いえ・まち条例の 規定に基づき定期的に評価することとされており、

これを受け、計画の進捗状況を把握するため、バ リアフリー整備の現状について調査を実施してい る。

平成16年度には、区民会館、図書館、出張所、

地区会館、区民集会所等について調査を行い、そ の結果を広報(「いえ・まち通信 v l.2J」)により 公表している。

o「いえ・まち通信 v ol.2」(抜粋)

整備財源

交通バリアフリー法の基本構想重点整備地区に おける整備については、国庫補助を受けている。

平成19年度のバリアフリー関連予算については、

東京都の福祉改革推進事業補助金の活用を予定し ている。

学校施設については、大規模改造、改築事業で は「安全・安心な学校づくり交付金」を活用する こととし、バリアフリー化整備のみ行う場合は、

単独費で整備を行っている。

検討組織

条例の規定に基づき、区議会議員、学識経験者、

区民代表、区職員からなる「ユニバーサノデザイ ン環境整備審議会」により検討を行っている。

また、下部組織として、公募区民によるワークショッ プ、庁内検討委員会を設置している。

orバリアフリ一世田谷プラン21J検討体制 東洋大学教授

武蔵野美術大学教授 工学院大学教授 茨城大学助教授 弁護士

視覚障害者福祉協会 ミニキャブ区民の会 せたがや子育てネット 東京学芸大学研究生 肢体不自由児(者)父母会 高齢者クラブ

公募 公募

東京都建築士会 鉄道事業者

松陰神社通り振興組合

-今後の課題と研究会コメン卜

世田苔区は、梅丘地区における「ふれあい 通り」の計画をはじめ、区民参加により積 極的に福祉のまちづくりを推進しており、

「バリアフリー世田苔プラン21」の検討に おいても公募区民によるワークショップを 開催するなど、区民の積極的な参加がうか がえる。

平成19年4月には、いえ・まち条例が廃止 され、新たに「世田苔区ユニバーサルデザ イン推進条例」が施行されたところであり、

同条例において区長は「ユニバーサルデザ インアドバイザー」をおくことができると されている。この制度を活用し、今後とも、

より質の高い施設整備が進められることが 期待される。

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(17)

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福祉のまちづくりに 関する 総合的な

計画に 基づき 学校施設をバリアフリー 化

庄孟i E主�

-練馬区の概要

・面積 48616m 2

・人口 686923人 (20066161 在)

・世帯数 3149248世帯

・人口密度 1389998 /m 2

・人口増加率 062人%

・高齢者、障害者等の動向

・平成18年には1人66%であった高齢化率が平成25年 には20%を超えると予測されてあり、少子高齢化 が進展することが予想される。

・障害のある児童生徒数は全障害種を通じて増加傾 向にあり、特に知的障害、情緒障害の増加が著しい。

・学校数 小学校69校、中学校34校

・担当課

・練馬区教育委員会事務局施設課 TEL(03)399311111)

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計画の糊

@ ソフト・ハード両面を対象とした総合計 画

8 5年間で取り組むべき基本方針と行動計 画策定

@ 学校施設のバリアフリー化の方針を明記

@ 区民との協働による、計画の推進・評価・

見直し体制の整備

@ ソフト・ハード両面を対象とした総合計画 施設等のハード面に関する計画に加え、情報の バリアフリーや「福祉のまちづくり学びコーディ ネーターモデノ事業」などのソフト面に関する計 画を示している。

建物に関しては、面的な整備に関する計画、既 存建築物バリアフリーアドバイス、建物トータノ マネジメントに関する計画などを含む多彩な計画 となっている。

8 5年間で取り組むべき基本方針と行動計画策 定

「ずっと住みたいやさしいまち」を実現するた め、12の基本方針を掲げ、それぞれに区と区民と が協働で取り組むことのできる行動計画(アクショ ンプラン)を定めている。

@ 学校施設のバリアフリー化の方針を明記 既存学校施設のバリアフリー化については、改 修時に併せてバリアフリー化を行うこととしてい る。また、児童生徒の必要に応じてバリアフリー 整備を行うこととしており、平成17年度は小学校 10校に階段昇降機を設置している。

(18)

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@ 区民との協働による、計画の推進・評価・見 直し体制の整備

総合計画の推進に利用者の視点を取り入れるた

計画の概要

め、公募区民をモニター登録し、アンケート調査 骨 子

を行っている。 計画名 練馬区福祉のまちづくり総合計画

また、公募区民10名を含む「福祉のまちづくり 策定者 練馬区長 を推進する区民協議会」を設置し、総合計画の推 策定時期 平成18年3月

進についての評価・提案等について審議行ってい 対象施設 公共施設、歩行空間等

る。 事業期間 平成18年度�22年度

・事業規模 一

計画策定の背扇

計画策定前のバリアフリー関連施策の状況 練馬区は、昭和56年の国際障害者年及び昭和57 年の国連「障害者に関する世界行動計画」を契機 に「練馬区行動計画」(昭和57年)を策定し、ノー マライゼーションの実現に向けた障害者施策を総 合的に実施している。また、昭和5年年に国から

「障害者福祉都市」の指定を受け、区民施設、道 路、公園等のバリアフリー整備を開始している。

平成5年には「福祉のまちづくり整備要綱」を 策定し、区立施設、民間施設等の施設整備、指導 を推進しており、その後、平成13年に「やさしい

計画の構成

「ずっと住みたいやさしいまち」を計画の目標 に掲げ12の基本方針とアクションプランを作成し、

12のアクションプランに沿って実施する分野別の 事業の概要、計画期間中の目標を示している。

学校施設関連事業として、「学校教育施設等建 設・改修事業」、「校舎の改築事業」、「体育館・プー /の改築事業」及び「学校施設維持管理事務」の 4つの事業を「練馬区福祉のまちづくり総合計画」

に位置付けている。

表 学校施設に関連する分野別計画事業 まちづくり推進委員会」(平成15年度に「福祉の

まちづくり推進委員会」と改称)を設置し、交通 バリアフリー法に基づく重点整備地区の指定や事 業推進の取り組みを開始している。

また、ソフト面の取組みとして、平成13年度か ら3年間で福祉情報地図の取組みなどが行われて いる。

現状・課題

道路 公園 駅、建築、情報など、

さまざまなバリア(障壁

計画策定の目的

基本的権利の尊重、社会参加の拡大 キノ マライゼ ションの実現 目 する の の

区民と区が協働ですすめる 12の基本方針

詳細は P33�P65

区民と区が協働ですすめる 12のアクションプラン

詳細は P33�P65

区が取り組む計画事業

詳細は P66�P82

区 民 と の 協 働 実な実施、

的な

反映

評価

No 事 務

事業名 所管課 取組みの概要 区分 H17年度末現況 H22年 度目標協働

16 学校教育 施設等建 設・改修 事業

営繕課 改修工事の際には 可能な限りハリア

フリ を実施 充実 検討中 充実

学校施設の整備に 23校含の改

築事業 施設課 は区民参加は 定 程度必要。複合施

設であれば 層そ 充実 光和小(H15) 3校で 計画 の度合いは増す。

24体育館・

プ ルの 改築事業 施設課

改修、改築の際に は、ノ 卜ビル法 および福祉のまち っくり整備要綱に 沿った建築計画を イつ。

充実

大泉中(H16) 体育館、プ ル、

第2屋内運動場、

光和小(H15) プ ル

3校で 計画

学校施設 児童の必要に応じ 小学校10校 30 維持管理 施設課 てハリアフリ 整 推進 (階段昇降機設 推進

事務 備を実施 量)

実施

計画

岡田

(19)

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(20)

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O開放用玄関にスロープを設置している。

O出入口の床面にテープを貼って、注意を喚起している。

(練馬区立光和小学校)

整備財源

総合計画に記載された計画事業は、区立施設の 老朽改築計画である「区立施設改修改築計画」

(平成18年)と整合しており、区の大規模改修・

改築基金、起債の活用等により整備財源を確保す る予定としている。

表 計画期間中(H18�22年度)の 改修・改築施設および費用推計

単位.百万円 区分 施設種別 対象施設数 費 用

区民施設 44 96666

改修 学校 31 7663

例外的な施設 16432

186733

区民施設 2 42

改築 学校 6 76841

8 76883

(注)費用の中には、原則として耐震補強、バリアフリー化、省工 ネルギー対策等の費用は含まれていない。(工事内容等によ り費用が大きく変わるため)

検討組織

平成16年度から「福祉のまちづくり総合計画」

策定に向けた検討を行うため、関係団体、公募区 民を含む「練馬区福祉のまちづくり総合計画策定 委員会」を設置した。

また、下部組織として「普及・参画部会」、「道 路・公園・駅部会」、「建築部会」、「くらし部会」

を設置し、それぞれ公募区民や専門家をメンバー として、ワークショップ等を通じて総合計画に盛 り込むべき具体的な内容について検討を行った。

-練馬区福祉のまちづくり総合計画策定委員会 首都大学東京教授

東京大学特任教授 東京大学助教授 練馬手をつなぐ親の会 練馬区身体障害者福祉協会 練馬区視覚障害者福祉協会 練馬区肢体不自由児者父母の会 練馬区視覚障害者協会

練馬当事者会

練馬区老人クラブ連合会 NPO法人手をつなご 公募区民

区職員

-今後の課題と研究会コメン卜

現在、行動計画により学校施設のバリアフ リー化関連事業として「学校教育施設等建 設・改修事業」、「校舎の改築事業」、「体育 館・プールの改築事業」及び「学校設備維 持管理事務」の4事業を位置付けており、

計画の実施に向けての計画性、実効性がう かがえる。

児童生徒の必要に応じた個別のバリアフリー 整備も実施されているが、大規模改修時の バリアフリー整備モデルの確立も必要と思 われる。

今後は、諸計画を確実に推進していくため、

継続的な財源の確保が最大の課題になると 思われる。

(21)

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ユニバーサルデザインに 関する 総合的な

計画に 基づき 学校施設のバリアフリー 化を 推進 ���

-静岡県の概要

・面積 7.780km2

・人口 3.792.468人(2006現在)

・世帯数 1.355.088世帯

・人口密度 488人/km2

・人口増加率 0p997 (2006現在)

・学校数(県立) 高等学校105校、特別支援学校27校

・担当課

-静岡県県民部企画監(ユニバーサルデザイン担当) TEL(054)22122228 FAX(054)22122827 URLhttp://wwwppefsp hzudkkjpjp/dj/

-静岡県教育委員会財務課

TEL(054)22123235 FAX(054)22123571

計画の糊

@ ユニバーサルデザインを県政の基本方針 に位置付け

8 5つの主要施策の提示と推進体制の整備

@ 12分野130項目の施策と数値目標の設定

@ 行動計画の策定における住民参加

@ 年度毎の検証と外部評価の実施

@ ユニバーサルデザインを県政の基本方針に位 置付け

ユニバーサノデザイン(以下 UDという)を県 政の推進の基本的な考え方に位置付け、その行動 計画となる「しずおか UD行動計画2010」を策定 している)

8 5つの主要施策の提示と推進体制の整備

「すべての人が自由に移動し、いきいきと生活 できる�しずおかグの実現」を基本目標に、5つ の主要施策を提示している)(5つの主要施策は、

考え方の普及、まちづくり、ものづくり、情報提 供、社会づくり))

また、実施体制として、県庁内に UD推進本 部(本部長 知事)を設置するとともに、専任の UD室を設置している)(平成19年度から UD推 進本部の運営事務は、県民部管理局企画監(ユニ バーサノデザイン担当)が行っている))

@ 12分野130項目の施策と数値目標の設定 5つの主要施策に沿って、UD意識の普及、人 材育成、建物対策、交通システム対策、製品開発、

サービス提供、社会参加等の分野毎に幅広い政策 を網羅しており、12分野130項目の指標を定め、

数値目標と実施区分(推進又は誘導)を明示して いる)

@ 行動計画の策定における住民参加

行動計画の策定に当たっては、県内外の有識者 で構成する検討委員会を設置している)また、タ クンミーティングやシンポジクムを開催して、県 民の意見を聴取し、計画に反映している)

@ 年度毎の検証と外部評価の実施

毎年度、UD関連事業の担当課が事業の実施状 況を検証し評価している)これらを取りまとめて、

参照

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