The Japanese Society for Plant Systematics
NII-Electronic Library Service
The Japanese Soolety for Plant Systematlos
286 日本本 士に於 ける暖地性植物の分布考察
1)
日 本本 土 に 於 け る 暖 地 性 植 物 の 分布考 察
Northward
dispersal
of
some
southern
plants
in
Japan
田
代 善 太 郎 Zentaro
TASHIRO
今 回小 泉 教 授
遐腰
の祝典
を擧
ぐる に當 りて記 念 論 丈 編 纂の 計 畫が あるの で , 私は此 機會
を利 用して此 題で 本 稿 を 草し,同教授
多年
の恩顧
に酬
ゐ%い と思ふ。 然し私が 今まで し らべ た こ と は
特
に計 書 的にやつ たご とで は ない ので, む らがあるの ぱ致 方が ないか ら, 今はで きる丈の まと めか た を する。
後
日一部
の精
察がで きた ら之 を補
ふ て細 論 する こ と とい た し ま せ う。尤
も其體
系は一
通 り整理 しま し た が, 之 を記 述する時日 が 乏h
の で ,後
の 牛 分 は之を簡
單に して其 系 統 を提 示 する位に止め ます。然ら ば
本論
丈の 暖 地 性 植 物の 意 義並 に之
が考
察の方途
はいか ん。 こ こにい ふ暖 地性 植 物 は南
方暖
地 に あつ て了こにては發
育の よ ろ し き種類
をさ すもの で あるか ら,普
通にっ か は れ る言葉
通 りなれば, 別に由來
を 究む る は及ぱす
,總括
して之 を考ふべ き である。 私が 此 題目 にて蓮べ ん とするの は, 臺灣
や 琉球
列島
を除
いだ 以北の 地方い はば 日本
の本部
ともbふべ き
處
に,南
方を郷土 とす る暖 地 逋 性植
物がV・か樣に分 布 するか を 究めん とするもの で あ る。 か か る事
實の 發 生したる根 源 を顧み るに, 我近海
を流る 」瞹 流 即ち黒潮
の 本 支流 が 其 溜海
地方に温
度の 影 響 を與
へ て,所謂暖
地性植物
を成育
せ し め適 性作物
の栽植
を可能
ならし めた もの で あつ て,
其事
實の 理由は邦 人の等
し く知る處
で あ り我國
に於 ける暖
地性 植物
の 分 布 系 統は黒潮
暖 流に よ りて發 生 したる もの に外 なら すb
私は此植物
地 理學 的 區 域の 形 成を考 察せん と す る もの で あ る が,之
は瑩灣沖繩
其 他 を本
構 成 は緇 由地 として 由來せ る 暖地性 植 物 要素
の分布
を北漸
ぜ し むるの み な らす, また 之に拌 隨す る諸
要素
が加
へ らる るに よるもの で ある。
而
して 此 等の暖地匪 植
物等
は暖
流の扛L
す る に俘
ふて 分布
す る も, やがて はそれぞ れの
種
類が次第
に各地 に止 め られ各
種の分 布には限 界 ある こと を あ ら は す。か くて
暖
流の北 上 と推 移と に よ り陸に與ふ る影響を弱め, 之に よりて發育
す る植物
の 種 類或
は其 量を減
少 し生 育 亦 不 能となるの であ る。 之は暖 流の推移
に俘ふ常 然の變 化 と見
るべき もの で あるが, 地形の變 化にも
關係
があ るの は勿 論で あ る。 元來植物
の 生 育には定 まれ 1)一
部 丈部省科 學班 究費 に依 る研究N工 工
一
Eleotronlo Llbrary日本本 土 に於け る暖地性 植物の分 布 考 察 287 る
溢
度 を 要 す れ ば, 各地 に は それぞ れ互 に相
違せ る邇 温 適 處の各 種の 植 物 集 群を見
るべ きで ある。 之を南よ り見て次
第
に北に及べば高温
度 を要 する植 物の集 群よ り次第
に低温
度にて 可なる集 群となりて , こ こに
幾
何か の段 階を認め ら るべ し。 而 して暖地性植
物の分布限
止が地形の變 化に
拌
ふ こ と同だつ て 多 け れば,そこ には 段階
が はつ き りと認め られ るの で , 其 中の 顯著 な る植物
を 目標 とす れば 暖地性 植 物 分 布考察
が一
段 と進め られるo之
を記録
し 又 之が分 布地圖を作
成す れ ば 其 趨i
勢 を看 取 するこ とがで きる。日本 本土の 地 形の
變
化と黒 潮本
支 流 との 關係
に於 て 東 西 側 を異に す れば暖
地性植物
の 種 類と分 布 状態
と を異にす る もの あ り, 沖 糊 群島
以南
に溯
つ て 其 原 因 を究め ざ るべ から ざ るもの ある も之は他 日に ゆつ る。 ま た
本
題 目の關
す る範
圍にて も南 方ほど暖地 陛植 物 豐 富 なれ ば之が閘 明 を務 むべ きな れど, 今は全 段
階
の詮索
を主 眼とする か故に却て之を略す。第 一 段 階
屋久 島種 子 島 暖
地性 植 物 段 階
屋久島や種 子 島の
植
物界
を之に南 接す る奄 美 大 島 群の そ れ と較べ る と暖地性植
物の種 類と其 數 躄には 大 分
祁
違が あるt
とを知る。 な ほ奄美
大島群
は琉球
列島
の う ちに数
へ ら る る丈 に
一
見 其植物
の 組 合せ が ちがつ て居るヒ とにi氣
がつ くであ ら うo此 段
階
となれば 植物 は やや
本
土 的氣
分が するがなほ暖 性の もの 多 V・之
を過 ぎて北に進
み 九 州 の本
土に至れ ば 更に其數 を減 するも, 薩・
隅・
日・
肥 (後
)の南部
と肥 前の五 島まで は な ほ可な りに多 く, 東は土佐を經て 紀 伊につ づ き西は肥前
の 西北部
と壷岐・對
馬につ づ きて次 第に其 數 を 減 すoさて 地形の 變 化と
暖
流の變移
と が植物
に對
する温
度の影饗
の 枳 違 と な りや がて は各 段階
に於 ける暖地
性植物
の減
少となるの である が, 其 變 化 を究む るにはまつ奄
美 大島
に於ける植 物
界の 組 成よ り始む るを可とするも,徹底
的の 調査 は容 易な らす ま た之
を許
さ ざる事情
も あれば, 不 充分な が ら直ち に兩 島に包 藏 する顯 著な る稙物
を摘録
し此 段階
を読明 す る 目標とな すべ し。
此 殴 階に て特に注 意すべ き はガ ジユ マ ル で あ り, 次に は ソ テ ツ
・
ヘ ゴ。
ク サマ ル ハ チ・
ア カ ウ
。
ビ ロ ウ・
メ ヒ ル ギ・
ハ マ ヂン チヤ ウ。
モ ク タチバ ナ・
オホ ク ニ ワ タ リな どで ある。ガ ジ ユ マ ル は屋 久 島の
諸
所に互樹を 見 る種子島
にも部落
地附
近數ケ所に 之を見る。 ソ テ ツは馬毛島に多 く, ヘ ゴ は爾
島諸所
にあ り, ク サマ ル ハ チ も屋久島に はある。 コ プラン も稀に屋久
島
の 山 林 樹 木に懸 り, リウ ビ ン タ イ・
シ ロ ヤ マ ゼ ン マ イ・
ユ ノ ミネシグは よく發 育 す。 ア カ ウ に は大 木 あ れどビ ・ ウに は み るべ きほどの もの な し。 メ ヒ ル ギ は爾島
ともに あThe Japanese Society for Plant Systematics
NII-Electronic Library Service
The Japanese Sooiety for Plant Systematios
288 日本 本土 に於け る暖地性植 物の分 布 考察
b
, ハ マ ヂン チ ヤ ウは種子島
に多し。 モ ク タ チパ ナ に も發
育の見るべ き もの あ り,之
を 次に し て洗 濯 用にするよ しをき く。 いつ れ も 此
段階
の 目標植物
と し て考ふ べ し。 こ こ で限
止す る
他
の主 なる植
物 を擧 ぐれ ば喬 木性
の もの で はシ マ サル ス ベ リ, 瀧 木 性で はマ ル バ サツ キ・
カ キパ カン コ ノ キ ・ ヤマ ア サ・
キン ゴ ジ クワ・
ハ シ カ ン ボ ク (とれは鹿 兒 島市
の稻
荷 川 等にto
b
と き く も, 我等
は見 す )・
ヤマ ビハ サ ウ・
ク サ トベ ラ・
テ リハ クサ トベ ラ (屋 久島
の み)モ ン パ ノ キ (種 子 島の み)
オ ホハ マ ボウ (同 )ガジ ヤン ギ (同 )シ VX ン ジユがあ り,
蔓
木で は タネ ガシ マ セ ン ニ ン サ ウが ど ち らに も あるモ ダマ は屋 久島
安房
川右岸
の 樹 叢に の み蔓
延す。 ナ ン テ ン カヅラ は大正の 箭 期 屋 久 島の 湯 泊 部 落の 南方
にの み あつ た もの で あるが ,
間
も な く材
木落
し場
をつ くるため に失は れ た。草本
ではカン ラン屬に ホ ウラン あ 砂種子
島特
に多し。 叉ホ ウサ イ ラン の類品
で屋 久 島ではオ ホハ ラン とい ふ もの が安 勇 や栗 生の 山 中に あ り, 往々探
集ぜ られて栽増
せ らる る を見
る が, 我は未だ自生に接ぜす ヒロバ クワ ラ ン は林地に普 通にチ ケイ ラン は
特
に屋 久 島に多し ヤ ツ コ サ ウの シ ヒ ノ キ寄 生は珍
ら し か らすル リシ ヤ ク ジ ヤ ウは 山腹の林 中にあ 參其 姿の 可燐
なる と其 色の鮮
麗 なる と が 注 意 を惹
く東 方の 山 足等
の 林 中に ヒ リ ウシダ あ り稀品 ix
b
, 爾島特
に屋
久島
に は 大 陸 や臺 灣の 熱 帶 性 羊 齒 多き も煩を さけて之
を記さす,海濱
の 砂地に はツ キ イゲあ り其生態
の 寄 異なる雌 穗が
風
を受
けて 砂上 を舞
ふ を 以て知 らる。第
二段 階 大 隅
日向 暖 地 性植物 段 階
此地域に はガ ジユ マ ル を 缺 くを以て主 なる目標
植物
を他の顯
著な る植物
よ り擇
ぶべ く,ヘ ゴの 殘 留せ るもの に はなほ天 然 記 念 物と し て 保 存せ らる る大 幹 あ り, ビ ロウ群
や
ソ テ ツ集 團やア カウ大 樹 も發 育旺盛 なれ ばい つ れも 目標
植物
と する に足 る。 又 リ ウ ビ ン タ イ ・ シロ ヤ マ ゼ ン マ イ は
諸所
に遣殘
し, ユ ノミネシダは大 隅・
日向及 薩 摩のb
づS ’
Lva もあ り, 五 簡 瀬 川 滑 岸の もの は産 域 可な りに廣
い , オ ホ タ昌
ワ タ リも南 部に は樹 上に着 生す る雄 姿を 見るこ と がで きる。 此段階
には山 林 其他
の 地域に暖
地性植
物 を 多 く包藏
して木草
の種
類の 見る に堪ゆべ きもの あO 稱
之を詳 述す るこ とにする。喬
本性
の もの で は ク ス ノ キ ・ タ ブ ノキ。
ア カ ウ・
シ マ ク ロ ギ・
ユ ス ノ キ・
ボ ル トノ キ・
ク ロガ ネモ チ ・ コ バ ン モ チ ・ モ クコ ク
・
ヤブ= ク ケイ・
カ ゴ ノキ。
カ ラス ザン セ ウ ・ ツ ゲモ チ
・
ム ク ノ キ’ ・
エ ノ キ・
ヲガ タマ ノ キ な どの 大木
が み られるヤ プツ バ キ・
サ ザ ン ク ワ ・ ヘ ツ カ = ガキ ・ ヤ マ モ モ ・ セ ウベ ン ノ キ・
ヒ ゼ シアユ ミ・
マ ル バ 昌 ク ケ イ ・ ハ マ ビ ハL
フN工 工
一
Eleotronio Library日 本本土に於け る暖 地 性 植物の分 布 考察 289
カ ノキ
・
ギ ョ ボク・
ア デ ク・
ミ ミズ バ ヒ・
ク イ ミ ン タ チバ ナ・
ヤマ モ ガシ。
バ ク チ ノ キ ・バ リバ リ ノキ
・
シ ロ グモ・
モ チ ノ キ・
ヒサ カ キ・
サ カ キ・
カシ類・
シ ヒ類・
マ テ バシ ヒ・
シ リ ブカガ シ
・
タ チバ ナ ・ IJン ボク・
ユ ヅ リハ・
ヒ メ ユ ヅ リハ・
イ ィギリ・
カ ンザ ブラ ウノ キ
・
ヤ マ ビハ・
クマ ノ ミヅ キ・
クス ドイゲ。
チ シ ヤ ノキ。
(カ キ ノ キ ダマ シ )・
ア カ メガシ ハ
。
リ’
ウ キ ウマ メガ キ ・ ウバ メガ シ
・
ハ ゼ ノ キ ・ ク ロ バ ヒ・
ア ヲ ガ シ, 此 殴 階に限止 する注 意すべ き 竜の は フカ ノ キ
・
ギ ヨ ボ ク ・ ア デ ク・
マ ル バ ニ ク ケ イ・
マ テバ シ ヒで ある。ヘ ツ カ= ガキ は大
隅佐多村
邊塚 の産
で直 幹の 大 本が あるo タチ バ ナ は 日向の 市來
村地 方に特に多きも大 樹 を見 す。 次 に
灌
木性
の もの で はモ ク タ チバ ナ・
ハ マ ナ ツメ ・ ギ ョ クシ ン ク ワ・
モ ク レ イシ・
ハ ド ノ キ・
フ ヤ ウ・
カ ン コ ノ キ・
ヒ ロ バ ノ コ ン ロ ン ク ワ・
カ ウシ ウ ウ ヤク
・
ボ ン テ ン ク ワ・
オ ホ ボ ン テン ク ワ。
シ マ イ ヅセ ン リヤウ・
リウキ ウヌ ス ビ トハ ギ。
リウキ ウバ ラ イ チ ゴ ・ オ ホ ム ラ サ キ シ キ ブ
。
メ ジ ロホ ・ ヅキ。
ナ ン バ ン キ ブシ。
ボ ロ ボ ロ ノ キ・
バ ク サン ボ ク・
シ ヤ リン バ イ・
ミ サ ヲ ノキ・
マ サ キ 。 ハ マ ク サギ・シ ロバ ヒ ・ シ ラ キ。
ヤナ ギ イ チゴ
・
ナ ハ シ ロ グ ミ・
クチナ シ・
ヤ プム ラ サ キ。
トペ ラ・
コ バ フ ン ギ・
ネズ ミモチ
・
カ ナ メ モ チ・
シ ヤ シヤ ン ボ。
ハ マ ヒサカ キ・
トキ ハ ガキ・
ハ マ ナ ツノ・
ハ マ ボ ウ’ ・
タ=
ワ タ リ ノ キ・
ダン チク・
セ イコ ノヨ シ・
ネ ヅ ミモ チ等
で ある。 此 段階
に限止 す る もの には ボ ン テ ン ク ワ
・
オ ホ ボ ンテ ン クワ。
フヤ ウ・
シ マ イ ヅセ ン リヤ ウ・ .
ナン バ ン キ プシ。
ギヨ クシ ン グ ワ
・
モ ク レ イシ ・ コ バ フ ンギ・
シ ヤ リン バ イ・
ハ ク サ ン ボ ク・
ボ n ボ ロ ノ キ・
ク
=
ワ ク リ ノ キ・
サ クラ ツ ・ ジ(大隅肝屬
郡地方産
)等
がある。灌
木とln $.
中に も發育
の よV
・小 喬木昧
を な す もの が西南
暖地に はなか なか ある。 蔓 木 性の もの で は 日 向内海
地方 白 鬚紳 肚の樹 上
tiz
” V’
ク ラ ラン の 發育
旺盛
なるを 大 正の 申 期にみたと と が あるが, 其後. 數年
に して絶 滅 した, 花 戸の 瀧 獲した ためで あ ら う。 近年 鮫
島
穎 氏が鵜
戸紳 祗の 肚叢
に 再發
見し たb
とき く, 之によ り該植物
の 北 阪産
地 を恢 復し たの で ある, なほ明 治の宋 期 佐 多岬
端にて 採 集せ られ て所
屬を知る能
は す サダカ ヅ ラ の 名にて 呼 ば れ 居 たる もの あ り, 其後
ボル ト カヅ ラな るこ と がわ かつ た カ
『
, 之は九 州本
土唯一
の 産地 である。此 巨殳階にて限【ヒす るも
の に オ キナ ワシ タキ ヅル
・
ツル マ ウ リン ク ワ・
ミ ヤ コ ジ マ ツ 、・
ラ フヂ・
サ ツマ サ ン キ ラ イ・
リウ キ ウ ド ブ ク リ ヤ ウ
・
テ リハ
ツル ウメ モ ドキ・
ア カ ミ ノ ヤ プ ガ ラ シ あ り, 注 意 すべ き蔓 木に はオ ホ イ タ ビニ 種, カ ク ワ ツガ =L
e ・功 マ カ ヅ ラ
・
ト キハ カモ メ ヅル・
ノア サ ガ ホ.
サ カ キ カ ヅ ラ ・ ホウラ イカ ヅラ
・
テ ィ ヵ カ ヅ ラ類・
ナ シ カ ヅ ラ・
キ ジ ョ ラ ン・
ウ ドカ ヅ ラ・
マ ル バ グマ
・
ハ マ=
ン ド ウ・
キ グチ=
v ド ウ・
ハ ス ノ ス カ ヅ ラ ・ ジヤ ケ ツ イバ ラ・
サ ネカThe Japanese Society for Plant Systematics
NII-Electronic Library Service
The Japanese Sooiety for Plant Systematios
290 日本本土 に於ける暖 地 性 植物の分 布 考察
ヅ ラ ・ ホ ウロ ク イ チ ゴ ・ カギカヅ ラ ・ フ ウ トウカ ヅラ
・
ムペ等
で いつれ も發育
が よいが,オ ホ イタ ビは
發育
が頗
るよ ろ しV
・o次 に
草本
にて此 段 階にて限
止 する もの にはハ マ ア ヅキ・
コ N一
メ マ ン ネン グサ・
オ ィラ ン アザ ミ ・ テン グカ ラ ス ウ リ(
京 大 北 村 四 郎 博士勅
稱, 久し くオ キ ナ バ カ ラ ス ウ リの 名にて 呼 ば れ たるもの)
ブク リ ヤ ウ サ イ ・ グ ン バ イヒ ル ガホ・
ヤ ツ コ サ ウ・キ イ レ ツ チ ト リモ チ・
ササ キ ビ
・
リ ウキ ウス ゲ・
キバ ナ セ キ コ ク・
ユ ウS ク ラン・
ヤ ク シ マ ネツ タ イ ラ ン』 ・
ク ハズ イモ
・
シ マ 昌 シ キ サ ウ等
が あ り其顯
著なる もの は目
標植物
とな すべ し。 其 他ホ ソバ ワグ
ン (日向
南
部外海
側に生す)・
ア ゼ トウナ (日向 中部
以北外
海 側 )・
ボ タン バ ウフウ・
ス ナゴ セ ウ
。
ソ ナ レ ム グラL・
ハ マ ナ タ マ メ ・ イハ ダレ サ ウ・
ノデ ア フヒ・
キ キヤ ウラン・
ヤ ツシ ロ ラ ン ・ シ ロ バ ナ セ ン グン グサ ・ シ ホ カ ゼ テ ン ツ キ
・
ヤ IJテ ン ツ キ・
キ ノ ク 昌 ス ゲ・
ヒゲ ス ゲ
・
ム ギ ガ ラガヤ ツ リ・
ア ヲ ノ ク マ ク ケ ラン・
ガ ン ゼ キ ラン・
カ ン ラン・
キエ ピネ ・ハ ヒ キ ビ
・
モ ロ コジ
サ ウ・
ク マ ノギク。
イ ヨ カ ヅラ・
ツハ ブキ・
ツ クシ.
メ ナモ ミ。
マ ル バツ ユ ク サ
・
ム カ ゴ トラ ノ ヲ・
オ ホ カ ラス ウ リ。
ボ ウラン ・ ナ ゴ ラン ・ フウラン・
ル リハ コ ペ ボア フ ヒ ゴ ケ・
ウス ペ ニ ニ ガ ナ・
キ ン ギ ンナス ゼ ・ ツ ル ソ バ な ど注意
すべ き もの があるo 羊 齒にて は他にク ハ レ シ ダ・
ヘ ツ カ シ ダ ・モ エ ジ マ シ ダ・
ハ チヂヤ ウシ ダー
種・
コ クマ ウ ク ジ ヤ ク・
ヒ ロノ・ノコ ギ リシ ダ など限止 す る もの が あ り, タマ シ ダ・
キクシ ノブ・
ス ヂ ヒ ト ツバ.
ア ミ シダ.
オ リヅ、・ノグ ・ テ ツ ホシ ダ・
赫 イ・ ・ヒ トデ・
ホ ウ ライシダ ・
オ ホ カグマ ・ コ モ チシ ダ
・ ホ
ウ ビシ ダ・
ナン カク ランな ど注 意 すべ きもの が あ る。此地域や
薩
摩 及 肥後
の一
部にはい ろい ろの 暖地性 植物
が あつ て採
集 觀察
が な か な かお もし ろい o
第
二東 段 階 亜 段 階
の一 土 佐 暖
地性 植 物 段 階
此地域は 土佐の全 部と之に 近接
する阿波
の一
部 と で ある。
第
二東 段 階の 日向 を繼 く もの は地 形 よb
は其 北に接す る豐後南
部で ある が,植物
地理 よ りすれば其東
方海
上 に横はれる四國
島
の一
部たる 土 佐なほ之と海
を隔て て其 北東
に封 向 する紀 伊の 南 部 即ち巌意
の 南 紀と を介
在せ しめね ば なら ぬ。 之 を以て 二 つ の亞 段階
と す る, 其一
は 土佐 段 階で ヘ ゴ・
ソ テ ツ・
キ イレ ツ チ b リモ チ を産せ ざ れど, ヘ ゴ と 同
類
の ク.
サマ ル ハ チ を産
し, ま たヤ ツ コ サ ウ とクハ ズ イモ をも
産
する, 而 し て ビロ ウ は宿毛灣 外Itc
其 集 群を保 存す る。 其二 は南 紀 段 階で あるがただク サマ ル ハ チー
種の み を産
す る。 而 し て土佐
と南
紀とには 九 州に見
ざる タイキN工 工