JAGA 合宿参加者募集 石橋 俊彦 群馬 JAGA 通信 黒沢 健 東京 JAGA 例会報告 小林/宮崎 カルカソンヌ世界選手権報告 望月 隆史 関西 JAGA 例会レポート 吹留/いわた JAGA からのお知らせ 編集部
トリックテイキングのトランプゲームです。 手札を見た後で、それを丸ごと他のプレイヤ（Ａさんとし ます）に渡し、代わりに別のプレイヤから手札を受け取りま す。この状態でトリックテイキングするわけですが、その前 にＡさんと自分の取得トリック数を予測します。 「この手札とＡさんの腕なら、これくらいは取れるはず」 と予測したのに何故かＡさんは全然取ってくれなかったり。 「何ですか、そのやる気のなさは！」 「こっちにも色々都合があるんだよ」 あるいは、自分に対する予測を成就させようとすると、Ａ さんに対する予測を成就できないというジレンマも。 トランプゲームとしては、何とも不思議なプレイ感でした。 今回は日曜日。エッセン組が抜けたことも考えると、約30 名というのはまずまず盛況と言ってよいでしょう。例 会後、「明日は仕事だから食事だけ」のはずが、ついずるずると飲んでしまったのでした。 大農場（ラ・グランハ）を経営して勝利点を稼ぐゲームで す。 このゲームの最大の特長は、４辺が各々別の機能を持っ たカードを、プレイヤー・ボードの４辺のどれかに差し込んで、 ４つの機能の内の１つを使用するということでしょう。 カードの機能は、①畑を作る②農場を色々強化する③荷 車を設置する（プエルトリコで言うところの船かな、但しこ ちらは自分専用）④助手を雇う、の４つです。 主な得点源は“出荷”で、農場の収穫物や加工品を、村の 特定の建物に納めたり、荷車で市場に出荷したりして、勝利 点＋α を得ます。大農場と言っても、農場の拡大が直接勝 利点になることはあまりなく、出荷時の＋α を元手に収穫 物や加工品を効率よく作って出荷を回して行く、どちらか というと自転車操業的なゲームかなという感じです。 収入は、農場の拡張よりもダイスで得られるものが主体 となります。“農家の収入 は天候などの自然に左右 されるのじゃ”というとこ ろを疑似しているのかも 知れませんが、これじゃ大 農場というより零細農家 という感じです。そんなも のに左右されない、目指せ 大農場というゲームなんですかね。 このゲーム、通常の手番以外の所で、収穫物を売買した り加工したりを自由にでき、助手も強いのから弱いのまで 色々あって、それを通常の手番とどう組み合わせて行くか、 とても考えどころの多いゲームです。如何に先を見据えて 効率的に進められるか頭を悩ませまくるゲームと言えるで しょう。
La Granja
出題者がボードに描かれたアイコンにコ マを置いて《お題》を表現し、回答者はもと の《お題》を推測します。 いわゆる《お題当て》ゲームなわけです が、ジェスチャーや粘土細工ほどハードルが 高くありません。 また、アイコンなので抽象的な表現も可 能ですが、《お題》もそのぶん複雑になって いる気がします。《広い》と《紙》で《広告》を 表現するとか。とんちクイズか。 出題者は２人でペアになり、交互にヒント を出していきます。互いが補完しあえば多 角的な視点でヒントが出せるのですが、方 向性が違っていると回答者に無用の混乱を 与えます。出題者と回答者の間だけでなく、 出題者間のコミュニケーションも重要と言 えましょう。 面白いのは、出題者を追加できること。行 き詰ったら、回答者の１人を出題者に加える ことができます。回答者だったときは「そん なヒントじゃ全然わからないよ」と文句を 言っていた人も、出題者に回ってみると「ご めん、俺が悪かった。このお題じゃほかに表 現しようがない」と反省したり。Concept
アイコンをよく見るために みんな立ってプレイしてます 会場の一隅、カルカソンヌ教会の領域で、なぜか六角形 のタイルゲームが遊ばれています。 「これ、カルカソンヌじゃないよね？」 「いや、カルカソンヌです」 「でも、タイルが六角形．．．」 「こっちのタイルは四角形だ し、ミープルも使っているか らカルカソンヌです」 「そうなのか．．．」 騙されました。 『キーフラワー』の六角形タイルにカルカソンヌのタイルを 繋げて遊んでいたのでした。出題者は三人羽織
10月例会レポート
９月例会の初プレイゲーム この町は２－４人のボクらにも狭すぎる、潜水艦作戦ゲーム、手本引き、ピニャピラータ、 ブリュッセル１８９３、ラウンドミッドナイト ローマよ去れ: 10月も遊ばれていますが短時間で終わるカードゲーム。９枚の戦士カード を使って６枚の砦カードを奪い合います、砦カードにはマイナス得点のものもあるけれ ど、マイナスカードでもたくさん集めれば勝てるそうです。戦士カードの能力がさまざま で、裏向けでセッティングするのでバッティングさせない事も大事。 10月例会テーマは「王様がでてくるゲーム」。 テーマに合ったゲームはあまり遊ばれなかったようです。 高槻・茨木地域のフリーペーパー「シティライフ」の取材があったので12月号で掲載さ れるかもしれません。 初参加者１名で28名参加、初プレイゲームは以下の通り。 ①アメリゴ: ＪＡＧＡＭＡＧＡ前号の表紙を飾っていました。キューブタワーに小さな キューブをたくさん入れてどのキューブが落ちるのかがポイントの大航海ゲーム、 箱の大きさに驚かされました。 ②いただき (TAKE IT!): けっこう前に発売されたようですが初プレイ。プラスになるカードとマイ ナスになるカードを順に表向けて、好きな時に終えて表向けたカードを取るだけの簡単・短時 間ゲームです。 ③うそつき王国＜キングダム＞: ３種類（「奴隷」「王族」「暗殺者」）の「宣言チップ」とカードを 使ってウソを付き合うゲーム。 ④大蛇（オロチ）のえじき: 「人狼」＋「はげたか」のバッティングゲームらしいです、なかなか評 判が良いみたい。 ⑤スティッキー: 子供向けゲームとして説明不要な有名ゲーム。履歴の上では初めて、お手軽 すぎて記録されていないことが多いみたいです。 ⑥ヒロインズ＆ロワイヤル メモリーズ: ギャルゲーのヒロインになってみるオークションゲームと の事。 ⑦ファイブ・トライブス ナカラの魔人: 部族を移動させ、各部族と各土地の能力を使いこなしてい き、魔人の力をも借りて、スルタン領の支配を目指します。30枚のタイルの上にあらかじめ置 かれている部族コマを順に配置して、最後に配置した部族の能力が使えます。条件によって は使える魔人カードが結構強力です。コマを置く順番が毎回セリで決まります、ここで少し投 資した方が良いかも。 その他のプレイゲームは次の通り: ＣＶ、アクワイアＸ２、カタンの開拓、キャメルアップＸ２、キャントストップ、コンセプト、ストーンエ イジ、はげたかの餌食、八八、フィレンツェの匠、プロスペリティー、宝石の煌めきＸ４、メンバー ズオンリー、ラミイキューブ、ルイス＆クラーク探検隊、レースフォーザギャラクシー、ローマよ去れ ファイブ・トライブス 大蛇(オロチ)のえじき うそつき王国＜キングダム＞ 2015年1月例会日程のお知らせ 関西JAGAは基本土曜日開催ですが、2015年1月は日曜日開催になります。 ― 1月11日（日）11月例会レポート
肌寒くなってきた気候の中で行われた11月例会、雨模様だったにもかかわらず、参加者は今年度最高の34名でし た。毎年恒例の投扇興大会目当ての人が多かったためだと思われます。 記録に残っているプレイゲームと、そのうちの一部の写真は以下の通り。 ルイス＆クラーク探検隊、ファイブトライブス、プラエトル、TOKAIDO、都道府県ランキング、宝石の煌めき、アクワイ ア、地獄の釜、グリード、街コロ、ウントチュース、トロルマスター、オーナーズチョイス、アグリコラ、八八、犯人は踊 る、フットボール(２人対戦アメフトゲーム)、ブラックストーリーズ、ハンニバル対ローマ(古代ローマの新しいゲーム) 今月の推奨テーマは「日本のゲーム」。日本そのものをテーマにしたゲーム（TOKAIDOなど）、日本古来のゲーム（八 八など）、日本人デザイナーによるゲームなどが幅広く遊ばれました。 ①都道府県ランキング: 「○○の数」などのお題に対し、上位であろう日本の都道府県を答えていくクイズゲー ム。「ファウナ」と似たような感じ。2011年のゲームなのでデータが古いのはご容赦。 ②八八: 日本古来の花札ゲーム。関西ＪＡＧＡでも根強い人気で、ほぼ毎月遊ばれています。いわゆる関西ルー ルで、みずてん無し、３人縛り無し、つかみ有り、10進法計算です。 ③犯人は踊る: お気楽推理パーティーゲーム。すぐに盛り上がるので何度もプレイされていました。推理といって も犯人自体移動するし、突然自分に来ることもあるので、それを楽しむゲームです。 ＜投扇興大会報告＞ 毎年恒例の投扇興大会を和室で開催しました。夕方６時からの大会には、21名が参加して熱戦が繰り広げられまし た。10点のハンデで苦しめられながらも、最後に「須磨」できっちり逆転した倉原さんが見事優勝。 入賞者は以下の方々でした。おめでとうございます。 優勝: 倉原さん（６回目の優勝！） ２位: 米虫さん ３位: 高崎さん また、大技賞は、35点の「蓬生」を出した、ＤＪさんが獲 得しました。お見事でした。録に残っているプレイゲーム と、そのうちの一部の写真は以下の通り。 ＜お知らせ＞ 来年１月の例会は、第２日曜日、1/11(日)です。土曜日ではありませんのでご注意ください！ １月には、上記の例会の他に、特例会として「関西ＪＡＧＡ ２０周年記念、復活！アクワイア大会」を開催します。開催 日時は、1/31(土) 12:00～19:00（大会開始12:45～）です。今度こそ最後かもしれないアクワイア大会、ふるってご参 加くださいませ。当日受付ＯＫです。 ①都道府県ランキング ②八八 ③犯人は踊る ↑大技賞「蓬生」 ↑入賞者の方々2 0 1 4 . 1 0 . 4 ＆ 1 0 . 1 9
群馬Ｊ Ａ Ｇ Ａ 通 信
V o l . 2 2 6 黒沢健 朝晩が寒くなりましたね。寒がりの私にとってこれから厳しい季節に突入です。 10 月の参加者は 10/4 が 16 人(浅井、池田（初）、奥谷、梶塚、金井、黒沢、小石、斉藤、島田、神宮、鈴木、高橋、畑、 舩越、柳原、吉田）。10/19 は 15 人(浅井、石倉、奥谷、梶塚、黒沢、神宮、鈴木、高橋、滝口、中畝、畑、舩越、村井、柳 原、吉田)。(五十音順、敬称略)でした。 ≪Futures≫ 10/4 記事：浅井 商品先物取引をテーマとしたゲームです。 最近の株や商取引を題材としたゲームは、ルールが煩雑だったり大味すぎたりと、 いまひとつの出来の物が多かったように思います。そんな中で<Futures>は適度なルー ル難度で楽しめる良作でした。 またゲームの焦点となる商品価格の変動は、プレイヤーの意思が大きく反映される 様になっています。その為、相手プレイヤーとの思考の読み合いが勝敗の鍵となりま す。ボードゲーム初心者でも遊べるけど、中・上級者におススメのゲームです。 ≪アイム・ザ・ボス！カードゲーム≫ （６人） 10/4 記事：斉藤 ボスから、順番でカードを出していき、全員が２回パスをするまで続ける。全員が ２回パスをしたら、そのカードの合計点（ルールに従い数倍しますが説明は省略）分 の金額を、ボスと２人のカズンが受け取る。全員が１回ボスをやったらゲーム終了。 最後に金額を一番多くもっているプレイヤーが勝ちというゲーム。 ルールは非常にシンプルでわかりやすい。ただし注意しなくてはならないのが、カ ードにはマイナス点のカードも有り、プラスマイナスを逆転するカードも有る。マイ ナス点を受け取ってしまうと、その金額を支払わなければならなくなる。また、カズ ンに選ばれなくても、分け前をもらえるカードも存在し、その分け前をもらえるカー ドを含めて、カードを移動したり、取り除くカードも存在する。 ゲームは１戦目、２戦目と、順調に（１名カードの色がうまく合わなくて、まった く稼げない人はいたものの）穏やかに進み、みな（先ほどの１名を除き）金額を稼い でいく。波乱が起きたのが３戦目の時。このゲームでも金額が稼げない、先ほどの１ 名を不憫に思った（私の想像です）ボスがカズンを渡します。 これで全員が報酬を貰えて、今回も平和に終わるかと思った瞬間、池田さんが勝負 にでます。自分の前にあった分け前カードを他のプレイヤーに押し付け、プラスマイ ナス反転カードを場に出す。他のプレイヤーは既に２回パスを行っていたため、何も できず、マイナス点ゲット！これが決め手となり、残る４～６戦で誰も追いつく事が できず、池田さんの勝利でゲーム終了。見事に出し抜かれました（←褒め言葉） ≪18ＯＥ≫ （５人） 10/19 記事：滝口 鉄道会社を運営する１８ｘｘ系の大作。とにかくでかい。レールタイルは他のシリ ーズより少し小さいけれど全ヨーロッパを網羅する超巨大マップ、初期会社数 30 社、 4 列車以下の列車の販売数、どれをとっても他の作品とはスケールが大違いです。ゲ ーム自体はプライベートカンパニー（これですら 12 社もある）の能力とオリエンタル ボーナス（ヨーロッパの大都市、パリやロンドン、マドリード→イスタンブールの航路を作る）を除けば、列車が買えなく て破産することも、山を掘る資金に困ることも少ない、比較的緩やかなゲームに感じました。オーストリープロイセン路線 を速攻で仕上げ先攻モードのＹさん、スペイン･イタリアを押さえて後半爆発型のＫさんと個性豊かな経営をしていました。 私はロシアをベースにスカンジナビアとオーストリーにも会社を立てたのですが、最後に設立したパリの会社（ＭＩＤＩ） が足を引っ張り、最下位に終わりました。所用時間 12 時間（これでも短いほう）、会議用テーブル５つ占有＋株券管理用パ ソコンなど施設に制約が多く、なかなかできる機会は少ないのですが、またやりたいと思います。（やってくれる人居るかな ぁ・・・？） 【その他プレイされたゲームと勝者】 10/4 <Futures>：神宮 <エニグマ>：金井 <百科審議官>：浅井 <クー>：梶塚 <街コロ>：船越（２回） <金星の商人>：黒沢 <ロシ アンレールロード>：金井 <レジスタンスアヴァロン>：赤側勝利 <カタンの開拓者たち（拡張）>：黒沢 <ペアペア連想ゲーム>：鈴木 10/19 <エニグマ>：石倉 <パワープレイ>：石倉、神宮 <ペアペア連想ゲーム>：畑 <ワールドオブタンクス：ラッシュ>：高橋、船越、 神宮 <街コロ>：石倉、畑 <金星の商人>：神宮 <タロッカ>：梶塚 <料理チャンピオン ビストロモード>：梶塚、鈴木、中畝 <<お知らせ>> １、11 月 23 日(日)に 石川県にて ごいた の支部対抗戦を実施予定です。興味あるかたは 事務局まで。 <次回以降の予定> 【例会（通常時）】 時間：13:00 ～ 21:30 場所：前橋プラザ 元気 21 TEL:027-210-2188（にぎわい商業課） 第５３学習室 11/9(日) 12/7(日) 1/11(日) 2/8(日) 3/8(日) 11/22(土) 12/20(土)☆ 1/24(土)☆ 2/21(土)☆ 3/21(土)☆ 注）☆（５４学習室） お車の方は会場北の専用立体駐車場(4 時間まで無料)または近隣の市営駐車場(無料)をご利用ください。出来れば乗り合い で来て頂けると助かります。また開始時間より 15 分以上前に来ても学習室には入れませんので御了承下さい。 ＜Futures＞ <金星の商人> ＜18ＯＥ＞今回、日本代表としてカルカソンヌ世界選手権に参加して参りました望月です。 一生に一度の機会という念もあり、悔いのないようにと勝負に挑んだ所、見事に優勝を飾る事ができ非常に満足し ています。 さて、世界選手権に参加して感じた事は、やはり世界の競技レベルの高さです。彼 らの一手一手は非常に鋭く的確で、少しでも油断しよう物ならあっという間にコマ を潰されてしまいます。 また、彼らは競技プレイとしてのギャンブル性のコントロールも熟知しており、普段 よく実力と運の比率が7対3と言われるカルカソンヌが、あの場では9対1にも、ある いはそれ以上にも感じました。 そんな彼らの中にいて、私は少なからず緊張 していました。 特に、2敗したら決勝に進むのが極端に困難になる（※１）この大会においては、1 敗同士の戦いは和やかなムードの中にヒヤ リと冷たい緊張感が漂っています。相手の 一手、自分の一手、その都度にゾクゾクする 思いでした。 しかし、不思議とその緊張によって手が鈍る 様な事は無く、寧ろ普段以上に鋭い手が打てました。良い緊張というものがある のかも知れません。 （※１）編注：今回は４勝２敗が８人並び、うち１名が決勝進出。 彼らはプレイマナーも非 常に良く、とても紳士的な振る舞いが印象的でした。対戦前対戦後 の握手は勝ち負けに関わらず快いものでしたし、写真の撮影など も快諾してくれました。 彼らのような実力と真摯さを兼ね備えたプレーヤーが集まる場 にディフェンディングチャンピオンとして来年も参加できる事を誇り に思います。 そして目指すは2連覇ですね。 さて、カルカソンヌ世界選手権は今年で9回目の開催ですが、簡単に今 までの戦歴を振り返ってみましょう。 まず、初年度から5回目まではドイツ代表が優勝。流石のドイツといった 所ですね。その翌年がオランダ代表、次にチェコ代表、そしてギリシャ代表、 ときて今年になります。 この戦歴から読み取れるのはここ数年で各国の競技レベルが格段に上 がっていると言う事です。 また、それはヨーロッパ圏だけでなくアジア圏でも言える事で、今年は 4人のアジア国代表が全員上位に入る活躍を見せています。（※２） （※２）編注：全34ヶ国中、8位台湾、10位マレーシア、11位香港。
更に言えば、日本選手権の上位プレーヤーは世界レベルで見ても遜色 の無い強さで、日本カルカソンヌ教会やカルカソンヌ研究所の存在の大き さを感じます。 しかも、年々競技レベルは上がっているようで、来年の日本選手権が楽し みでしかたがありません。 来年は日本選手権5周年、世界選手権10周年の節目です。来年、そし てそれ以降もカルカソンヌが愛され続ける事を願っています。 《準決勝》 第１試合 ●Pantelis Litsardopoulos（ギリシャ）[85] Matej Tabak（スロヴァキア）[77] 第２試合 Ricardo Gomes（ポルトガル）[93] ●望月隆史（日本）[131] 《決勝》 Pantelis Litsardopoulos（ギリシャ）[87] ●望月隆史（日本）[104] 《３位決定戦》 ●Matej Tabak（スロヴァキア）[90] Ricardo Gomes（ポルトガル）[88] では、各国の競技レベルはどのようにして培われるのでしょうか？ それは、各国の選手権の体系にあるのではないかと思います。 私が日本選手権と世界選手権、そしてその前日に開催されていたドイツ選手権 を見て感じた事は、日本選手権の競技大会としての質の高さです。 日本選手権では、全国から予選の開催主を募り、首都圏と地方の隔たり無く全 てのカルカソンヌプレーヤーが参加出来るようになっています。 本戦への出場枠は人数によって変わり、予選の規模の大小も考慮されているの も素晴らしいですね。 本戦においては、チェスクロックのアナログデジタルの差はありますが、6回 の予選をへて上位4名が準決勝・決勝を争うという方式は、世界選手権と全く 同じ構成になっています。 世界選手権に出場する身としては、 この同じ構成というのが非常にあり がたく、慣れない地でのプレイに少な からず余裕を与えてくれました。 また、世界選手権以上に優れている点として、動画の撮影・配信が挙げられま す。 今年は、決勝戦の動画に解説を付けて動画サイトにアップロードするという、カ ルカソンヌ界では恐らく初と思われる試みが行われ、より競技カルカソンヌの間 口を広げたように思います。
