• 検索結果がありません。

1 策定の趣旨 2 2 振興方針 ( 平成 27 年度改定版 ) の取組期間 2 3 振興方針の位置づけ 2 4 現状と課題 3 (1) 特用林産物等の概要 3 (2) シイタケ 6 (3) その他のきのこ類 ( ナメコ フ ナシメシ マイタケ ヒラタケ エリンキ ウスヒラタケ ) 7 (4) 木炭

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "1 策定の趣旨 2 2 振興方針 ( 平成 27 年度改定版 ) の取組期間 2 3 振興方針の位置づけ 2 4 現状と課題 3 (1) 特用林産物等の概要 3 (2) シイタケ 6 (3) その他のきのこ類 ( ナメコ フ ナシメシ マイタケ ヒラタケ エリンキ ウスヒラタケ ) 7 (4) 木炭"

Copied!
34
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

岐阜県特用林産(きのこ・木炭類)の振興方針

(平成

27 年度改定版)

平成27年3月

(2)

- 1 - 1 策定の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2 振興方針(平成27 年度改定版)の取組期間・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3 振興方針の位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 4 現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (1)特用林産物等の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (2)シイタケ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 (3)その他のきのこ類(ナメコ、ブナシメジ、マイタケ、ヒラタケ、エリンギ、ウスヒラタケ)・・・・7 (4)木炭等(木質系燃料含む) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (5)木酢液、竹酢液・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 5 目標と振興方針(きのこ類)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (1)経営の安定化と安定供給体制の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・12 (2)安全なきのこ類の供給・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 (3)消費者視点を重視した需要拡大・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (4)新商品・新技術の開発促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 6 木炭の振興方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 7 その他特用林産物の振興方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 8 振興方針の実施状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 【参考】 ・岐阜県特用林産(きのこ・木炭類)の振興方針体系・・・・・・・・・・・27 ・関係者からの意見聴取の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

(3)

- 2 - 1 策定の趣旨 岐阜県は、県土の8割を森林が占める日本有数の森林県であり、この豊かな森林を背 景に、本県のきのこ類や木炭などの特用林産物は、林業産出額の37%を占めるなど、 農林家の重要な収入源となっています。 一方、生産者の高齢化や後継者不足による生産者の減少、安価な輸入品との競合やき のこ等の販売単価の下落、消費者ニーズの多様化など、特用林産物を取り巻く状況は大 変厳しいものがあります。 さらには輸入食品の残留農薬問題等に代表される「食の安全・安心対策」や、企業の 参入による国内での産地間競争の拡大など新たな課題も抱えています。 しかし、特用林産には特用林産物の安定供給だけではなく、農山村の活性化や広葉樹 林等の適正管理など特用林産物の生産を通じた様々な役割が期待されています。 こうしたことから、岐阜県では、平成18 年に策定した「岐阜県森林づくり基本計画(平 成19 年度~平成 23 年度)」に基づき、また、国の「特用林産の今後の振興方向について」 を踏まえ、平成22 年度から 26 年度までの 5 か年間の「岐阜県特用林産(きのこ・木炭 類)の振興方針」を策定しました。 この間、「第2期 岐阜県森林づくり基本計画(平成24 年度~28 年度)」が策定され、 特用林産の振興施策と平成28 年度におけるきのこ生産量目標についても計画に掲げられ ています。 今回、新たな振興方針の策定を検討するにあたり、第2期岐阜県森林づくり基本計画 の計画期間が平成28 年度まであること、及び現在第3期岐阜県森林づくり基本計画(平 成29 年度~平成 33 年度)の策定に取りかかっていることを踏まえ、今後の振興方針は 岐阜県森林づくり基本計画と内容及び計画期間の整合性を図ることとしました。 このため、今回策定する振興方針については、平成27 年度から 28 年度までの2か年 間の計画とし、その後の振興方針については、岐阜県森林づくり基本計画との整合性を 図ったうえであらためて策定する計画としています。 2 振興方針(平成 27 年度改定版)の取組期間 平成27 年度から 28 年度の 2 か年間 3 振興方針の位置づけ この振興方針は、安心安全で高品質な特用林産物の安定的・効率的生産を図るため、 県(事業課、森林研究所、林業普及指導員等)が生産者に対する技術指導、生産者の生 産体制支援・補助、生産者による産地銘柄化のための普及PR や需要拡大等の取組み支援 を行うために活用するものである。

(4)

- 3 - 4 現状と課題 (1)特用林産物等の概要 ① 特用林産物の産出額 全国の特用林産物の産出額(H25)は2,101億円であり、林業産出額4,322億円 の49%を占めている。 岐阜県の特用林産物の産出額(H25)は29億円であり、林業産出額82億円の35%を 占めており、林業産出額全体が減少しつつあるものの、中山間地域の主要な生産品となっ ている。 (図-1、図-2)(出典:農林水産省 生産林業所得統計 林業産出額)

73

64

64

62

52

51

52

52

52

53

32

30

29

33

36

36

36

33

30

29

0

20

40

60

80

100

120

H16

H17

H18

H19

H20

H21

H22

H23

H24

H25

( 億円)

図-2

林業産出額の推移(岐阜県)

特用林産物

木材等

(億円) 2205 2102 2160 2256 2133 1861 1946 2055 1933 2221 2141 2066 2159 2158 2316 2261 2271 2111 1984 2101 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 ( 億 円 ) 図-1 林業産出額の推移(全国) 特用林産物 木材等

(5)

- 4 - ② きのこ類の生産量及び生産額 「きのこ類」の生産量(H25)は全国では45万8千トン、うち岐阜県は3,943トン で全国生産量の約1%であり、平成17年以降はほぼ1%で横ばいとなっている。 また同 生産額(H25)は、全国では2,035億円、岐阜県は28億円で全国の約1. 4%となっている。 (図-3、図-4)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計、生産林業所得統計) きのこ類の生産量・額は、全国では平成23 年以降減少し、特に岐阜県では平成 22 年以 降急激に減少している。このため、きのこ類の生産拡大を図るとともに、産地間競争を勝 ち抜くため、県内きのこ類の品質向上や生産コストの低減が必要となってくる。 4,185 4,096 4,369 4,482 4,599 4,975 4,736 4,298 3,943 27 27 31 34 35 35 32 30 28 0 10 20 30 40 50 60 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (億円) (t) 図-4 きのこ類の総生産量及び総生産額の推移 (岐阜県) 生産量(トン) 生産額(億円) 419 426 445 452 460 468 472 462 458 1985 2071 2,083 2,240 2,200 2,189 2,047 1,932 2,035 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 0 100 200 300 400 500 600 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 ( 億円) (千t) 図-3 きのこ類の総生産量及び総生産額の推移(全国) 生産量(千トン) 生産額(億円)

(6)

- 5 - ③ きのこ類の生産者数 全国のきのこ類生産者数(H25)は32,947人、その内しいたけ生産者数は24,5 90人である。岐阜県ではきのこ類生産者数(H25)は303人、その内しいたけ生産者数 は266人となっている。(図―5、図―6)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 全国的に、生産資材や燃料等の上昇、販売価格の下落等きのこ類の生産環境は厳しく、 生産者の後継者不足や高齢化による事業休廃止などにより、生産者数は大きく減少してい る。 このため、生産の合理化や低コスト化、新しい栽培技術の開発・指導等、生産者への多 面的な支援や新規参入者の促進等について一層の取組みが必要となってくる。 56,17753,608 49,543 48,616 45,768 38,176 37,104 33,951 32,947 40,225 38,63437,455 37,101 35,871 28,529 27,843 25,973 24,590 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (人) 図-5 きのこ類の生産者数の推移 (全国) きのこ類の生産者数(人) 内しいたけ生産者数(人) 451 429 396 328 307 336 360 329 303 341 336 325 290 269 296 316 295 266 0 100 200 300 400 500 600 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (人) 図-6 きのこ類の生産者数の推移 (岐阜県) きのこ類の生産者数(人) 内しいたけ生産者数(人)

(7)

- 6 - (2)シイタケ 岐阜県の平成25年次の生シイタケの生産量は1,894トンで、きのこ全体の約4 8%を占め、県内各地で広く生産されている。平成22年まで生産量は増加していたが、 平成22年以降は猛暑による収量の減や大規模生産者の生産休止などにより大きく減少 している。 栽培方法では、原木栽培が199t、菌床栽培が1,695tと菌床栽培が89%を 占め、平成19年次の菌床栽培の割合(84%)から増加している。 (図-7)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 生産者数は原木栽培者が77名、菌床栽培者が189名の合計266名であり、平成 22・23年次に一旦は増加したものの24・25年次にかけて大きく減少している。 (図-8)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 販売方法は、JA全農系統の市場出荷が32%、個人出荷・直接販売によるものが6 3%、その他(生産者組合、集荷業者)5%となっており、最近では個人出荷・直接販 売の割合が増えている。 (図-9)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) (t) (t) 297 310 273 227 221 210 199 1,514 1,560 1,847 2,042 1,965 1,665 1,695 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (t) 図-7 生シイタケの生産量の推移 菌床シイタケ(上段) 原木シイタケ(下段)

(8)

- 7 - (3)その他のきのこ類(菌床)(ナメコ、ブナシメジ、マイタケ、ヒラタケ、エリンギ、ウスヒラタケ) その他のきのこ類では、ナメコが平成22年次以降大きく減少している。マイタケ、 エリンギ、ウスヒラタケは生産量の増減はあるものの毎年一定の量の生産を行っている。 ブナシメジは平成21年次に生産量を減らしたため一時生産量が減少したが、平成22 年以降は平成20年次とほぼ同等の生産を行っている。ヒラタケについては、日持ちが 悪いため、生産者が他の品目に生産を転換していることなどを理由に、生産が減少して いる。 (図-10)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計、岐阜県の特用林産物) 113 95 77 91 94 88 77 212 195 192 205 222 207 189 325 290 269 296 316 295 266 0 50 100 150 200 250 300 350 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 ( 人) 図-8 シイタケの生産者数の推移 原木シイタケ 菌床シイタケ 合計 312 241 194 186 229 145 81 739 944 1,141 1,376 1,172 1,016 1,101 695 652 765 646 648 583 558 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (t) 図-9 生シイタケの取扱別販売量の推移 農協系統 個人出荷、直接販売 その他(集荷業者、生産者組合等)

(9)

- 8 - 1,603 1,791 1,844 1,917 1,709 1,607 1,190 492 544 502 581 468 500 373 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200 2,400 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (百万円) ( t) なめこ 生産量 生産額 613 486 305 478 506 495 522 271 162 157 207 150 168 201 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (百万円 ( t) ぶなしめじ 生産量 生産額 113 105 135 135 141 141 161 100 131 121 121 127 127 103 0 50 100 150 200 250 0 50 100 150 200 250 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (百万円) ( t) まいたけ 生産量 生産額 60 43 41 45 55 47 60 33 24 23 23 27 23 28 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 80 100 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (百万円) ( t) えりんぎ 生産量 生産額 89 75 31 25 23 12 17 34 31 12 8 7 5 7 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 80 100 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (百万円) ( t) ひらたけ 生産量 生産額 12 15 16 16 16 15 15 23 30 31 32 31 30 30 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 80 100 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (百 万 円) ( t) うすひらたけ 生産量 生産額 図-10 その他きのこの生産量の推移

(10)

- 9 - (4) 木炭等(木質系燃料含む) 全国の木炭生産量は、昭和30年代の燃料革命などによって生産量が減少し、昭和3 5年の生産量150万トンから継続的に減少傾向が続いており、平成25年現在は2万 3千トンまで減少している。(表-1)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 岐阜県の木炭生産量は平成25年は1,083tであり、平成19年の生産量(2, 016t)の約半数となっている。(表-2)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 一方、木炭の生産者数は平成25年は79名であり、生産量の減少に比べ生産者数の 減少は少なくなっている。(表-3)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 表-1 木炭の消費量、生産量、輸入量の推移(全国) (千t) 区分 昭和35年 平成17年 平成21年 平成24年 平成25 年 消費量 1,522 155 149 145 144 国内生産量 1,504 45 34 30 23 輸入量 21 111 115 116 122 ※木炭は、黒炭、白炭、竹炭、粉炭、オガ炭の合計 表-2 木炭類の生産量等の推移(岐阜県) (生産量:t、生産額:千円) 区分 平成19 年 平成20 年 平成21 年 平成22 年 平成23 年 平成24 年 平成25 年 黒炭 73 72 62 63 35 25 25 白炭 1 0 0 0 0 0 0 竹炭 12 10 9 4 3 3 3 粉炭 1,930 2,018 1,829 1,433 1,262 1,107 1,055 計 2,016 2,100 1,900 1,500 1,300 1,135 1,083 生産額 150,221 150,487 133,672 105,027 87,519 75,225 72,606 表-3 木炭の生産者数の推移(岐阜県) (人) 区分 平成19 年 平成20 年 平成21 年 平成22 年 平成23 年 平成24 年 平成25 年 黒炭 50 48 53 52 81 57 43 白炭 2 1 1 1 2 0 0 竹炭 53 35 33 22 32 21 21 粉炭 3 5 5 3 17 16 15 計 108 89 92 78 132 94 79

(11)

- 10 - (5)木酢液、竹酢液 木酢液及び竹酢液の平成25年生産量はそれぞれ、52,368リットル、1,56 0リットルである。 木酢液は平成23年に一時的に生産量が伸びたが、その後大きく減少している。 一方、竹酢液は平成19年から急激に減少し平成25年は平成19年の26%まで落 ち込んでいる。 (表-4)(図-11)(出典:農林水産省 特用林産物生産統計) 表-4 木酢液、竹酢液の生産量の推移(岐阜県) (リットル) 区分 平成19 年 平成20 年 平成21 年 平成22 年 平成23 年 平成24 年 平成25 年 木酢液 76,695 76,111 73,507 80,857 122,761 82,770 52,368 竹酢液 5,973 4,192 2,528 1,860 1,628 1,835 1,560 図-7 木酢液及び竹酢液の生産量の推移 76,695 76,111 73,507 80,857 122,761 82,770 52,368 5,973 4,192 2,528 1,860 1,628 1,835 1,560 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 (リッ トル) (リッ トル) 図-11 木酢液及び竹酢液の生産量の推移 (岐阜県) 木酢液 竹酢液

(12)

- 11 - 《参考》 【第2期岐阜県森林づくり基本計画における特用林産の振興施策】 ○現状分析 ・シイタケ生産者の中には、高齢化等による生産規模縮小や廃業に向かうケース もあるが、一方で増産を検討している大手生産者もある。また菌床シイタケ生 産への新規参入もある。 ・シイタケ原木の使用本数は年々減少しているが、県内産広葉樹の使用割合は増 加している。 ○課題 ・きのこ類の価格が低下傾向にあるため、消費者ニーズを踏まえた生産や、一層 の需要拡大が必要 ・近年、きのこ類の品質低下が見受けられることから、県産きのこ類の品質向上 が必要 ・産地間競争に勝ち抜くため、生産コストの低減が必要 ・シイタケ原木を確保するため、適期の伐採と萌芽更新等による広葉樹施業の促 進が必要 ・シイタケ原木の需要を県内の森林所有者に斡旋する仕組みづくりが必要

(13)

- 12 - 5 目標と振興方針(きのこ類) 今回の特用林産振興(キノコ類)の目標は、前計画の4つの振興方向について引き 続き取り組むとともに、「第2期岐阜県森林づくり基本計画」及び振興方針の計画期間 を踏まえ、本振興方針の計画期間中において特に以下の2点について一層の振興を図 る(重点事項)こととし、各目標ごとに具体的方策を定めます。 1 経営の安定化と安定供給体制の整備 ○[重点事項1] シイタケ産地化の支援 2 安全なきのこ類の供給 3 消費者視点を重視した需要拡大 4 新品種・新技術の開発促進 ○[重点事項2] 生産技術開発の推進と生産現場への普及促進 特用林産振興(きのこ類)の目標値は、「第2期岐阜県森林づくり基本計画」で示す とおりです。 表-5 キノコ生産量の目標 年度 基準年H22 H24 H25 H26 H27 H28 目標 (t) 4,960 4,995 5,030 5,065 5,100 実績(t) 4,899 4,210 3,877 (1)経営の安定化と安定供給体制の整備 流通経路の改善を支援することで生産者の経営安定化を図るとともに、県産資材 によるきのこ類の栽培対策や産地化の形成支援、新規参入者の確保や後継者対策、 生産者への栽培技術支援を実施し、県内のきのこ類の安定供給体制の確保につなげ ます。 具体的な取組 ア 流通ルートの開拓 シイタケ生産における販売方法(流通経路)は多様ですが、生産者ごとの生 産目標(生産量の向上や収益性の改善など)に応じた流通ルートを採ることで、 経営の安定化につなげます。 関連する施策 ・林業普及指導事業(林業普及指導員) ・JA 全農岐阜等との協力により、販売ルートの確保に関する支援を行います。 ・有利な販売につながる販路の開拓支援を行います。

(14)

- 13 - ・大消費地販路拡大PR 事業費補助金(地産外商をベースとした販売促進活動に対する助成) イ 栽培対策 きのこ類の生産性の向上を図るために必要な施設整備に対して支援します。 原木シイタケの生産量の減少に歯止めをかけるため、県内産原木の利用を促 進することで、県内の森林資源の循環利用を促すとともに、安定供給を推進し ます。 シイタケの生産量拡大と安定生産を促進するとともに経営の安定化を図るた め、シイタケ生産地の育成強化を推進します。(重点事項) 特に、シイタケ生産量の約9割を占める菌床栽培に対する新たな支援を推進 します。(重点事項) 関連する施策 ・林業・木材産業構造改革事業(生産施設の設置・拡充等に対する助成制度) ・林業・木材産業改善資金(生産施設の設置・拡充に対する融資制度) ・飛騨・美濃じまん農産物育成支援事業(生産のための機械・施設に対する助成制度) ・しいたけ産地強化事業(原木しいたけ生産者団体の原木共同購入経費に対して助成) ・菌床しいたけ産地強化事業(菌床しいたけ生産者団体の菌床ブロック共同購入経費に対 して助成) ・きのこ等生産資材導入円滑化事業(原発事故前後の原木価格上昇経費に対して助成) ・林業普及指導事業(林業普及指導員) ウ 後継者及び新規参入者対策 原木シイタケの分野において生産者の高齢化が進行していることから、後継 者対策や新規参入対策を行うことで、産地を維持し安定供給体制の確保を図る こととします。 ・生産施設の整備による省力化や品質向上を促進します。 ・原木植菌作業の機械化・共同化への取り組みを支援します。 ・県内産のシイタケ原木の購入助成制度を推進します。 ・県内産資材を使用した菌床ブロックの購入助成制度を推進します(重点事項) ・東日本大震災による原発事故に起因した生産資材の価格上昇に対する支援を 推進します(重点事項) ・シイタケ原木用の県内産広葉樹に関する情報提供を促進します。 ・新規参入希望者に対して栽培や経営に関する情報提供を行います。 ・新規参入者や栽培経験の少ない生産者に対する栽培技術指導を行います。

(15)

- 14 - 関連する施策 ・林業普及指導事業(林業普及指導員) エ 生産者への技術支援 県内では中小規模での生産管理体制が多く、虫害や菌害による収量低下は高 コストの要因となるばかりでなく、産地への信用問題につながるケースもある ため技術支援の推進により経営の安定化につなげます。 関連する施策 ・林業普及指導事業(林業普及指導員) (2)安全なきのこ類の供給 消費者の「食の安全」に対する要求に応え、安全なきのこ類を供給するため、林 業普及指導員等により農薬の低減に関する技術指導や情報提供を行います。 また各種認証制度等を普及促進することで、消費者意識に応えられる安全なきの こ類の供給につなげます。 東日本大震災時の原発事故による放射性物質の影響を調査し、安全安心なキノコ の供給を促進します。 具体的な取組 ア 認証制度の推進 安全性の高い特用林産物の生産や、環境影響負荷の小さい生産体制を築くた め、農薬を使用しないことや、原木・培地のエネルギー利用など、一定の栽培 基準の導入を進めます。 また生産者の安全管理に対する意識向上や生産目的に合った供給体制を構築 するため、生産工程管理のルール化を進めます。 関連する施策 ・ぎふクリーン農業表示制度 ・農産物の安全・安心生産管理システム普及・啓発事業 ・施設栽培における雑菌汚染や虫害対策などに関する技術指導を行います。 ・安定した発生につながる栽培技術に関する指導を行います。 ・生産コストの低減につながる生産体制の整備に関する指導を行います。 ・ぎふクリーン農業表示制度(きのこ類栽培)の周知と登録支援を行います。 ・きのこ生産者を対象に、GAP(生産工程管理)、有機 JAS の導入に関する支 援を行います。

(16)

- 15 - イ 生産者への技術支援等 きのこ栽培における登録農薬は限定されていますが、ポジティブリスト制度 に対応したきのこ栽培が実施されるよう技術指導を行い、安全なきのこ類の供 給につなげます。 生産資材の放射性物質の含有量について自主調査を実施するほか、資材の購 入に対する安全指導を実施するなど、安全性の確認に努めます。 関連する施策 ・林業普及指導事業(林業普及指導員) (3)消費者視点を重視した需要拡大 消費者に対して産地銘柄の周知や県産きのこのPR を図るとともに、幅広い年齢層 を対象として地産地消や食育等を推進し、需要の拡大につなげます。 具体的な取組 ア 消費宣伝活動等の推進 消費者の食生活の多様化に応えるため、産地銘柄のPR やきのこ類の新たな利 用方法の提案等のほか、地産地消活動等を推進し、一人当たりのきのこ消費量 の増大を図り、需要拡大を図ります 関連する施策 ・農薬使用の低減に関する技術指導を行います。 ・ポジティブリスト制度に対応した技術指導を行います。 ・放射性物質の含有量調査を実施します。 ・生産資材の購入先についての安全指導に努めます。 ・JA 全農岐阜等との協力により産地銘柄の推進を支援します。 ・きのこ類の特性や調理方法等に関する消費者へのPR を支援します。 ・都市部における量販店等での試食販売等の取り組みを支援します。 ・きのこ狩りイベントや料理コンテストなど消費者の需要増大につながる取り 組みを支援します。 ・農業フェスティバルや各種農産物フェア等における試食販売等の取り組みを 支援します。 ・学童期からの農林業に対する理解醸成と県産物の消費拡大を図るために、県 産の米や野菜、果物等とともにきのこ類の学校給食における導入を支援しま す。

(17)

- 16 - ・特用林産生産体制強化支援対策事業(生産者団体が実施する普及宣伝活動に対する助成) ・岐阜県農業フェスティバル開催費負担金 ・県産農産物販売力強化事業(農産物直売所及び販売農産物のPR 等) ・学校給食地産地消推進事業費補助金(県内産農林産物の導入に対する助成) イ 適正表示の推進 食品表示に関するルールは各種法令により定められていますが、消費者に対 して正確な情報が伝わるよう努めます。 関連する施策 ・林業普及指導事業(林業普及指導員) (4)新商品・新技術の開発促進 きのこ類の新たな用途の開発等により需要の拡大につなげるとともに、生産現場 における生産コストの低減等に関する課題に対応するため、研究機関・大学等と連 携し新商品・新技術の開発につなげます。 また、新技術等の研究成果について、生産現場への普及に努め、生産量の向上と 安定生産技術の確立につなげます。(重点事項) 具体的な取組 ア 新たな用途の開発 関連する施策 ・岐阜県農商工連携ファンド事業(生産者等と商工業者が連携した商品開発に対する助成) イ 県森林研究所・森林文化アカデミー・大学等との連携 ・産地表示や栽培方法(しいたけ)などの表示制度が適正に運用されるよう生産 者を支援します。 ・商工業との連携による新商品の開発等に対して支援します。 ・菌床栽培における収益性向上に関する研究を推進します。 ・菌床栽培における未利用広葉樹の活用に関する研究を推進します。 ・森林を活用した新たな栽培方法に関する研究を推進します。 ・高品質菌床シイタケの安定生産技術の開発研究を推進します(重点事項) ・食用キノコ栽培における増収技術の開発研究を推進します(重点事項) ・普及指導活動を通じて、研究成果の生産現場への普及促進を図ります(重点 事項)

(18)

- 17 - イ 県森林研究所・森林文化アカデミー・大学等との連携(つづき) 関連する施策 ・地域密着課題(森林研究所) ・プロジェクト研究(森林研究所) ・普及指導活動を通じて、研究成果の生産現場への普及促進を図ります(重点 事項)

(19)

- 18 - 《参考》 【第2期岐阜県森林づくり基本計画における特用林産の振興施策】 ○施策の方向性 ・県内の森林資源を使った県産きのこの安定生産の促進 ・消費ニーズを重視した需要拡大 ・県産きのこの安定的な需要の確保 ・新技術等の開発、普及の促進 ○具体的施策 ・安全なきのこ類を供給するため、各種認証制度等の普及及び認証取得を推進 ・きのこ類の特性や調理方法等の消費宣伝活動を積極的に実施 ・生産コストの削減等の課題に対応するため、研究機関と連携し、廃菌床やナラ 枯れ材の利用等新技術の開発・普及を推進 ・森林研究所等において、きのこ生産者に対する栽培技術や品質管理方法等の技 術の普及を積極的に実施 ・県内の森林資源から原料を安定供給するため、利用できる資源量の調査を実施 ・シイタケ原木向けの広葉樹生産を「森林経営計画」に位置づけることを検討 ○きのこ生産量の目標値 年度 基準年H22 H24 H25 H26 H27 H28 目標 (t) 4,899 4,960 4,995 5,030 5,065 5,100

(20)

- 19 - 6 木炭の振興方針 県産木炭等の利用拡大につながる取り組みを支援するとともに、森林ボランティア等 への製炭技術等の普及や木材の循環利用を推進します。 具体的な取組 関連する施策 ・林業普及指導事業(林業普及指導員) ・林業・木材産業改善資金(生産施設の設置・拡充等に対する融資制度) ・林業・木材産業構造改革事業(生産施設の設置・拡充等に対する助成制度) 7 その他特用林産物の振興方針 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「本美濃紙」の原料 となるコウゾや、県の特産品である「高原山椒」など、県内の特徴的な特産物について、 安定的な生産技術や新商品の開発、生産者への技術指導等の取り組みを推進します。 具体的な取組 関連する施策 ・プロジェクト研究(森林研究所) ・地域密着課題(森林研究所) ・林業普及指導事業(林業普及指導員) ・県内産木炭の差別化につながる取り組みに対して支援を行います。 ・簡易な製炭法の紹介や製造方法に関する指導を行います。 ・廃材や未利用材を木炭等へ活用するなど木材の循環利用につながる取り組み に対して支援します。 ・高品質な岐阜県産コウゾの安定生産技術の研究開発を推進します。 ・「高原山椒」の一層の高品質化と安定生産技術の開発や新商品開発を図ります。

(21)

- 20 - 8 振興方針の実施状況 <目標と振興方針(きのこ類)に対する実績と評価> 表6-1 特用林産物の振興方針の目標値及び実績 年度 平成23 年 平成28 年 平成48 年 目標値(きのこ生産量) 4,600t/年 4,900t/年 5,600t/年 実績 4,656t/年 表6-2 第2期森林づくり基本計画の目標値及び実績 年度 基準年 平成22 年 平成24 年 平成 25 年 平成26 年 平成27 年 平成 28 年 目標値 4,960t/年 4,995t/年 5,030t/年 5,065t/年 5,100t/年 実績 4,899t/年 4,210t/年 3,877t/年 評価・課題 平成24 年は猛暑により菌床しいたけの収量の減少、25 年度は 生産農家の減少や大規模生産者の生産中止等から目標値を達成す ることができなかった。 燃料代等の資材費は高騰しているが、販売単価は下落傾向にあ り、流通ルートの開拓や、需要の拡大が必要である。 今後の方針 森林研究所による、高品質なきのこの安定生産技術の開発及び、 その成果に基づき林業普及指導員が技術指導を実施する。 また、食育活動等への支援を引き続き実施するとともに、新た に原木しいたけ生産団体を対象とした需要創出支援の事業を実施 し、需要拡大を促進する。 (1)経営の安定化と安定供給体制の整備 具体的な取組 ア 流通ルートの開拓 関連施策 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 有利な販売につながる販路を開拓するため、特A品やA品などの高値が期待でき る商品は市場等のルートで販売を行い、B品やC品は自分で値段が決定でき、同等 品は市場よりも高値で販売できる地域の農産物直売所や道の駅で販売することを指 導した。また、販売アイテムもパック販売だけでなく、B品やC品は規格を揃えず 袋に詰める袋販売を実施することを指導した。

(22)

- 21 - JA全農岐阜等の協力を得て、京阪神市場での出荷調査を実施して市場ニーズを把 握し、その情報を生産団体に還元した。 ○大消費地販路拡大PR事業費補助金(地産外商をベースとした販売促進活動に対す る助成)【農産物流通課】 →平成22~26年度の補助実績なし イ 栽培対策 関連施策 ○林業・木材産業構造改革事業(生産施設の設置・拡充等に対する助成制度) 【県産材流通課】 →平成22~26年度の補助実績なし ○林業・木材産業改善資金(生産施設の設置・拡充等に対する融資制度) 【県産材流通課】 →平成22~26年度の補助実績なし ○飛騨・美濃じまん農産物育成支援事業(生産のための機械・施設に対する助成制度) 【農産園芸課】 ○元気な農業産地構造改革支援事業(産地の基盤強化等の取り組み等に対する助成) ※飛騨・美濃じまん農産物育成支援事業の後継事業(H25~)【農産園芸課】 ○しいたけ産地強化事業(原木シイタケ生産者団体の原木共同購入経費に対して助成) 【県産材流通課】 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 補助金額(千円) 5,105 1,186 1,452 対象団体 3 2 2 年度 平成25 年 平成 26 年 補助金額(千円) 1,299 2080 対象団体 2 1 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 補助金額(千円) 1,270 1,350 1,560 1,560 1,600 対象団体 2 2 2 2 2

(23)

- 22 - ○きのこ等生産資材導入円滑化事業(原発事故に起因する原木価格上昇経費に対し助 成)【県産材流通課】 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 キノコ類の生産性の向上を図るため、施設等に必要な暖房機や換気扇等の設置に ついて指導を行った。 東日本大震災以降、福島県内産をはじめとした東日本産の原木が入手困難になり、 全国的に原木が不足していることから、原木シイタケ生産者に対しては、シイタケ 原木の調達状況を把握するため、調達先等の情報収集を行うとともにコナラ以外の 広葉樹(アベマキ等)の利用指導を行った。 ウ 後継者及び新規参入者対策 関連施策 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 毎年1~2名程の新規キノコ生産参入希望者に対しては、施設や栽培方法などの 栽培技術と生産・販売方法などの経営に関する情報を資料等で説明を行った。 新規参入者17名及び生産経験の浅い生産者に対しては、シイタケの生理・生態 から、栽培の具体的方法、菌床ブロックの管理方法、栽培施設、収穫した商品の取 り扱いと出荷・販売方法などを積極的に指導するとともに先進生産地への視察を調 整し、実際に見て学んでもらい生産性向上のための指導を実施した。 エ 生産者への技術支援 関連施策 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 キノコの生産施設や菌床ブロック製造施設で発生する雑菌混入、夏場の高温障害、 害虫発生、キノコの発生不良などのさまざまな問題に対して迅速に対応するため、 発生後すぐ現場に急行し、原因究明から対応策を講じてきた。 また、定期的に生産者の巡回指導を行い、夏場の菌床ブロックの管理方法、効率 的な発生操作方法、発生終了後の休養方法などの技術的支援を実施した。 (2)安全なきのこ類の供給 ア 認証制度等の推進 年度 平成26 年 補助金額(千円) 786 対象団体 2

(24)

- 23 - 関連施策 ○ぎふクリーン農業表示制度【農産園芸課】 ○農産物の安全・安心生産管理システム普及・啓発事業【農産園芸課】 →平成22~26年度の補助実績なし イ 生産者への技術支援 関連施策 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 平成23年3月11日以降に購入した原木や菌床ブロックは放射性物質の影響が 懸念されたため、生産者に対して購入先等の聞き取り調査を行い、資材が東北方面 でないことを確認した。購入先が岐阜県以東の17都県からであれば、使用資材の 放射性物質の含量が指標値以下であることを確認するよう指導し、安全なキノコの 提供に努めた。 キノコ栽培において、雑菌発生や発生不良などのトラブルに対して栽培指導を実 施した。 (3)消費者視点を重視した需要拡大 ア 消費宣伝活動等の推進 関連施策 ○特用林産物生産体制強化支援対策事業(生産者団体が実施する普及宣伝活動等に対 する助成)【県産材流通課】 ○原木しいたけ再生回復加速化事業(普及宣伝活動や学校給食等への販路拡大に向け た活動に対する助成)【県産材流通課】 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 新規登録件数 5 5 1 5 3 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 補助金額(千円) 600 600 618 600 600 対象団体 2 2 2 2 2 年度 平成26 年 補助金額(千円) 2,000 対象団体 2

(25)

- 24 - ○岐阜県農業フェスティバル開催費負担金【農産物流通課】 ○県産農産物販売力強化事業(農産物直売所及び販売農産物のPR等)【農産物流通課】 ○学校給食地産地消推進事業費補助金(県内産農林産物の導入に対する助成) 【農産物流通課】 イ 適正表示の推進 関連施策 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 商品の適正な表示ラベルを推進するため、表示ラベルには生産したキノコ名を和 名で表示するよう指導した。 (例)ひじり茸 ⇒ ウスヒラタケ やまびこほんしめじ ⇒ ブナシメジ 岐阜しめじ ⇒ ヒラタケ シイタケの場合は、原木か菌床かを表示するよう指導した。 (4)新商品・新技術の開発促進 ア 新たな用途の開発 関連施策 ○岐阜県農商工連携ファンド事業(生産者等と商工業者が連携した商品開発等に対す る助成)【地域産業課】 →平成22~26年度の補助実績なし イ 研究機関・大学等との連携 関連施策 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 負担金額(千円) 7,421 7,426 9,164 中止 9,691 全収入(千円) 19,904 19,851 22,019 中止 23,964 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 事業費(千円) 実績なし 3,767 4,016 3,285 2,358 年度 平成22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 補助金(きのこ) (千円) 1,993 2,064 1,032 1,030 968 補助金(千円) 38,249 40,460 38,311 39,410 42,677

(26)

- 25 - ○地域密着課題【森林研究所】 「関東・中部の中山間地域を活性化する特用林産物の生産技術の開発」(H18~22) キノコや山菜等の特用林産物を対象に本来の地域環境を活かした自然活用型栽 培技術を開発。 「キノコ栽培における菌床劣化防止技術の開発」(H21~23) 県内でのキノコ栽培期間中に菌床を劣化させる様々な外的要因を調査し、キノ コバエ等の対策技術を開発。 「未利用資源の活用技術の開発」(H23~25) キノコ菌床栽培において、竹やヒノキ・スギ間伐材等の未利用資源を利用する 方法を開発。 ○重点研究【森林研究所】 「キノコ菌床栽培における収益性向上に関する研究」(H21~23) キノコ菌床栽培において、収量を増大する栄養体や廃菌床を再利用して材料費 を提言する方法を開発。 ○プロジェクト研究【森林研究所】 「高品質菌床シイタケの安定生産技術の開発」(H25~27) 鮮度保持力の高い、長期の流通に耐える品質を付与した高品質な菌床シイタケ を安定的に生産する技術を開発(研究継続中) 「美濃和紙の原材料としてのコウゾ高品質化のための栽培技術の開発」(H26~28) 美濃和紙の生産に適したコウゾ品質の解明と、生産地の品質及び立地条件の調 査を行い、高品質なコウゾ生産のための管理手法を明らかにする(研究継続中) 試験研究等で得られた新技術情報について、林業普及指導員がその成果に基づき技術 指導を実施した。 (5)木炭等の振興方針 関連施策 ○林業普及指導事業(林業普及指導員)【森林研究所】 炭焼きを行う団体等に対して、資料を提供するとともにドラム缶釜等の貸し出し を行った。 ○林業・木材産業改善資金(生産施設の設置・拡充等に対する融資制度) 【県産材流通課】 →平成22~26年度の補助実績なし ○林業・木材産業構造改革事業(生産施設の設置・拡充等に対する助成制度) 【県産材流通課】

(27)

- 26 - →平成22~26年度の補助実績なし

(28)
(29)

- 28 - 特用林産物生産者等からの意見聴収の概要 □期間 平成 26 年 9 月~12 月 □対象 JA(全農岐阜、ひだ、めぐみの、白川、東美濃、いび川)、 生産者団体、県森林研究所 【特産一般】 ・ブロック製造量について、生産者の高齢化に伴い減少の傾向 ・培養棟から発生棟への移動作業が労働力を考えると、1次培養ブロックのニーズが高まること が見込まれる。しかし、JA所有する1次培養ブロックの保管は最大3万個であり、対応策と しては施設改修(夏場に培養できるように空調設備が必要)が必要となる。 ・生産者の高齢化により、生産量の減少の傾向が続く。 ・行政機関における各種手続き上、困難であることは理解しているが、補助事業等で施設整備を 行う場合、出荷時期に間に合う事業実施が出来るように配慮できないか。 ・新規生産者の掘り起こしをJAと実施しているが、初期費用の負担が大きい。一人からでも受 けられる施設補助等があるとよい。 ・菌床ブロックの一次培養ブロックの注文傾向が高くなりつつある。菌床ブロックセンター保管 庫(空調設備が無いため)では製造の限界がある。 【生 産】 ・生産物のボリューム感を売りに、肉厚で品質の良いしいたけの生産に尽力している。 ・生産強化を長期的に考える中で、新規参入による生産量拡大は難しい現状。今後産地の基盤を 維持するには今生産を行って頂いている方の生産者を守っていくことが重要である。 ・生産者が平等に補助を受け入れられるために、毎年購入するブロックに対して補助を出してい ただけないか。できれば長期的(複数年)な保障が望ましい。 ・規模も小さく高齢化している状況の中で、どうしたら続けていけるのか?と考える時、設備の 事が挙げられると思う。例えば、室内の温度調節や噴霧調節が簡単にできれば、後を継ぐ者も 出てくると思う。それに対する補助を検討して頂きたい。 ・原材料や燃料が高騰する中、現状維持することが大変厳しい。ブロックに対する補助等、生産 者の負担が少しでも軽くなるような、何らかの支援をしていただきたい。 ・しいたけに関して補助金が出るようにしてほしい。 ・木質バイオマス燃料ボイラーについて。灯油に変わる薪について入手、置き場・薪割りが困難 である。薪の入手先で、森林組合・間伐作業受託等の事業者と提携して安く木材を調達できる 制度を導入できないか?置き場・薪割りの作業が困難ではあるが、安価で調達可能であれば双 方にメリットがあるのではないか。 ・コスト削減の点から、おが粉の㎥当たりの単価が他県より2~3千円高いと思われる。業者と

(30)

- 29 - の単価引き下げ交渉をお願いします。 ・燃油価格の高騰により資材費が年々高くなっているので下がるようお願いしたい。(DB・パ ック・袋)。出荷経費の削減をお願いしたい。 ・最近の生産動向について、品質管理を高め、ブランド力をつけることで有利販売にむけた戦略 を全農岐阜と連携しながら取り組んでいる。 ・燃油高騰の影響もあるが、震災影響によるおが粉の製造素材の県外(東北、石川県)への流出 に伴う、ブロック単価の値上がりにより資材経費の負担が大きい。 ・菌床ブロックの値上がりに対する補助ができないか。 ・生産者に平等な支援を考えると菌床ブロックに対する補助が一番良い。 【市場・流通】 ・生産物の特品については実際の規格重量を大きく上回る重量がパック詰めされているが、その 部分に関しての評価が価格に反映されていない気がする。 ・パック当たりの重さに対しての価格設定はできないのか。 ・生産物をどれだけボリューム感を出しても評価が同じなら、品数を一枚削ってでも既存の重量 に合わせたい。その方が出荷量増加に繋がる可能性がある。 ・出荷規格がたくさんある中(特品・A 品・B 品・パック・袋など)で、消費者が一番求めてい る規格はどんなものなのか情報を知りたい。 ・椎茸に限らず、きのこ類は健康に良いとのことで、色々な種類が出ており、椎茸のアピールと しては、厚み=旨味(イノシシ酸)なので、ボリュームのあるものは重量にこだわらなくても 良いのではないか。 ・等級、階級が多いが、市場としてはどの規格が一番売りやすい(得意)のかを問いたい(例 京 果→MS中心)、その回答によって全農やJA職員も考えた分荷ができるのではないかと考え る。 ・規格重量を大きく上回る重量でパック詰めしているが、価格に反映されていない。ならば、100 gの特品なら 135g、A 品なら 115gと表記した方がいいのではないか?もしくは、既存の重 量に合わせてはどうか? ・100gとジャンボではジャンコードが分けて登録していますが、特とAでは分けずに同じコー ドを利用しています。特とAでコードを分けたほうがいいのではないでしょうか、せっかくサ ンマッシュ連覇などのセールスポイントがあるのですから特品は特品としてAと同じではな い特別なものとして売ってほしいです。 ・毎年販売単価が下がっている中、資材費、燃料等高騰している。高値販売をしてほしい。 ・現在、特A・A・B・C・外品と 5 等級を分けて出荷しているが販売において細かく分けて価 格差が少ない。分ける事によって販売のメリットを感じられない。メリットがなければ、極端 な発想でジャンボ 250g・100gPC・袋物を特A品(PC)・A品(PC)・BC外品(混合 袋)の 3 種類にしたらどうか。

(31)

- 30 - ・椎茸の単価のピークは毎年年末にあるが、年始の市況を見ると落差がものすごい。単価の下落 は否めないにしろもう少しゆったりとした価格変動になるようお願いしたい。 ・出荷予測等である程度値決め販売をしたらどうか? ・JAひだ、ほうれんそう部会で入札販売を始めているのでそれにならってみては? ・一晩予冷しての出荷は良い事だと思うが、予冷して一日置くとPCや袋の中で結露するので は?クレームの対象になる可能性が高い? ・昨年度は猛暑により市場単価が安かった。安定した出荷、品質をもって市場の信頼を得るとと もに安定した価格を目指したい。 【需要拡大】 ・ブランド強化について、サンマッシュ連覇情報の記載について、現在2連覇、今年優勝した場 合3連覇となりますがラベル等に明記したほうがいいのではないか。DB 箱に印刷する、店頭 用のポップやのぼりを作るなどサンマッシュを利用した販売のために、いろいろ考えてもいい と思う。 ・やまっこの輸出はできませんか?飛騨地域でも飛騨牛の輸出の話を聞きますが野菜類に関して はどうでしょうか、国内だけでなく国外にもアピールしていきたいと考えています。 ・「飛騨美濃やまっこ」としてブランド力を高める。安定出荷、市場の信頼と得るとともに戦略 的な販売を目指して収益をあげていきたい。

(32)

- 31 - 参考 平成22年3月の振興方針の際の関係者意見 【特産一般】 ・特用林産物は、経済活動として捉えた場合、林業経営の重要な部分を担っており一層積極的な振興策を 検討すべきである。 ・昨今の経済事情により、各家庭ではより安価な商品を求め始めている。 ・しいたけ需要期になっても例年のように単価が上昇しない。 ・JAS表示の原木と菌床の区分は消費者レベルでは意識されなくなっている。 ・残留農薬に関する事件報道が続いて以降、消費者は中国産を敬遠する意識が続いている。 ・中国産しいたけの需要は業務用を中心に根強くあり、価格差が歴然としており脅威に感じる。 ・中国産しいたけの取扱は激減したが、業務用で需要がある。今後は家庭用でも回復するのでは。 ・特用林産物の生産は、林産業の補完的な産業として位置づけられている。しかし、きのこ栽培施設では、 大きな投資により施設を整備し会社組織として経営を行っている事例が多く、施策が現状と乖離してい る。一つの確立した産業として位置づけて欲しい。 【生産】 ・生産者の高齢化が進行する中、原木栽培から労力軽減と集約化が可能な施設(菌床)栽培が主流となっ ている。 ・菌床のオガ粉供給のため、針葉樹林から広葉樹林への転換も考えてもらいたい。 ・生産者自らが積極的に販売に関わるよう、販売に関する情報提供やモデル産地の形成など生産者の意識 を変えさせるための取り組みが必要。 ・有機JAS取得によりきのこ類全体の価格上昇を目指すのは難しいと思う。 ・ほだ木については事前に注文すれば購入できる。 ・以前と比べると飛騨地方の原木の質は良くなっている。 ・おが粉用原木は十分に確保できる見込みである。 ・菌床に使用する木材の安定的確保が重要である。 ・県内外問わず原木の安定供給確保が必要である。 ・ほだ木用に伐採可能な山を県や市が斡旋してくれると良い。 ・しいたけ産地において生産者毎の品質格差がある。 ・生産者の組織化により、情報交換や新技術の導入・意欲の向上を図ることができる。 ・出荷組合では生産者毎の品質の統一、栽培技術のレベルアップが重要である。 ・後継者対策は小さいことから作業を手伝わせ技術を覚えさせることが重要。 ・ぎふクリーン農業に取り組む施設について、補助を充実させて欲しい。 ・技術指導に加え、他県の事例も含め栽培に関する情報提供など、より踏み込んだ普及指導を期待する。 ・極めて厳しい状況から技術的な問題の対応には一層注意を払っている。特に雑菌の発生については迅速 な対応が必要(対応が遅れると経営面でも深刻なダメージ)であり、種菌会社の巡回指導は、数ヵ月に 一度程度であるため、県の林業普及指導員の指導が不可欠。

(33)

- 32 - ・施設環境等を調査する機材(これらに使用する機材は比較的高価であり、また、個々の生産者が使用す る頻度も低いと思われる)も十分とはいえず、きのこ生産に関する施設・機材の充実を望む。 【流通】 ・家庭の規模が小さくなっており、安価な少量パックでの販売が有効と思われる。 ・しいたけでは6~8枚/パックの形態で比較的安価な商品が最も動きがでる。 ・大規模小売店においては物流センターへ商品が集中するため、定量性の確保が重要となる。 ・小売店と小規模生産者が取引を行う場合には物流手段の確保が問題となる。 ・販路についてはJAに依拠するだけでは発展性がない。 ・直売所への出荷が増加しているが、規格により出荷先を分けている。 ・販売先の確保が重要である。 ・直接販売拡大のため「道の駅」等直売所の整備が必要である。 ・市場手数料等の流通コスト削減のため直接、量販店との取引が必要である。 ・県内生産者保護の観点から市場手数料の低減を検討していただきたい。 ・有利販売のためブランド構築が必要である。 ・家族的な栽培が多く、生産から出荷にかかる作業で手一杯で有利販売の取組ができない。 ・価格面では県外産との競争で大変厳しい状況である。 ・量販店等で生産原価を度外視した価格設定がされることがあり市場単価も下落しているため、県内の小 規模生産者が安心して生産できる流通システムの構築を図る必要がある。 ・飛騨やまっこは関西市場で高速道路が開通した徳島産と競合している。 ・流通小売業でも独自に産地見学できる制度を設けているが、消費者に直接安全性をPRできる良い機会 となっている。 ・消費者ニーズにあった商品販売が必要である。 ・量販店でのパック形態を参考にしながら消費者ニーズを探っている。 ・特に中規模生産者(朝市での直売等自社での販売が困難な規模の生産者)にとって、安定した販路を確 保することは、経営上極めて重要な事項であり量販店のバイヤーなどへの働きかけに対しての支援を期 待する。 【需要拡大】 ・きのこ類の価格の安い夏場にPRし需要拡大を図るのも手ではないか。 ・若い消費者へは調理方法を教えないと売れない。 ・生産者の間でも食べ方を提案できる生産者とそうでない生産者がある。 ・学校や病院給食での需要も期待しており流通方法などの指導をお願いしたい。 ・学校給食や栄養士、食生活関係団体と連携して需要拡大が図れないか。 ・給食で採用されなくても「給食便り」を通じて家庭へレシピが伝わる。 ・一般消費者や関係者向けに産地見学のバスツアーなど行ってはどうか。

(34)

- 33 - ・フリーペーパーへの掲載により地域の人にきのこを知ってもらっている。 ・インターネットを利用した販売方法が必要。 ・きのこ類の地産地消が重要となる。 ・きのこ類は販売上のアピールポイントは多くある(低カロリー、食物繊維、無農薬、健康等)が味付け 商品のため販売の主力になりにくい。 ・消費者に対してのPR活動を中心に取り組んでいるが、安定した経営を考えると最終消費者への情報提 供に加え、量販店など流通関係者に対しての働きかけが不可欠である。 ・イベント等における消費者へのPR活動が必要である。 ・きのこのもつ有効成分と効果、おいしい食べ方など消費者に分かりやすくPRすることが重要。 ・きのこには様々な効用があると言われている。これらの情報ときのこを利用した簡単な料理を県民へ周 知し、需要拡大を図る必要がある。 【新技術等】 ・生産現場で最も必要とされているのは優良な品種であると認識している。他県で事例があるように、新 たな品種開発に取り組み、県内の生産者が比較的柔軟に使用できる優良な種菌が提供されることを望む。 ・森林資源の有効利用を図るうえでは、官・学・民による共同研究機関が必要である。 ・栽培上の様々な問題について、メカニズムが十分解明されていないものも多く、これらの原因を解明す るとともに対処法などを示したマニュアルの作成についても検討して欲しい。 ・現場での技術的な問題解決のためには、栽培試験を行うなど原因を調査する必要があるが、個々の生産 者では対応できない(生産ラインでは小規模な試験栽培などは難しい)ことから、県の施設を利用した 実証栽培などの支援が不可欠である ・新しいきのこの導入など早いスピードで展開していることから、今後有望なきのこの栽培技術について 調査研究を行い技術指導をお願いしたい。 ・生産現場の意見を聞いて(試験研究に)反映して欲しい。そうしたことができる人材を育成して欲しい。 ・栽培施設でのトラブルに対応できる人材を育成してもらいたい。 【木 炭 等】 ・木炭、竹酢液等の生産を維持するためには農業分野で新たな用途の拡大を図る必要がある。 ・粉炭分野でも中国経由の商品との競合もある。 ・林地残材等豊富な森林資源が活用されていない。 ・全国的にバイオマス発電が増加したため原料が不足気味である。 ・木質ペレットの安定的需要の確保と原料の安定確保が重要である。 ・木質ペレットは地産地消することで環境に貢献できる。

参照

関連したドキュメント

■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 27年2月)』(P90~91)を参照する こと。

この大会は、我が国の大切な文化財である民俗芸能の保存振興と後継者育成の一助となることを目的として開催してまい

今後の取り組みは、計画期間(2021~2040 年度)の 20 年間のうち、前半(2021~2029

北とぴあは「産業の発展および区民の文化水準の高揚のシンボル」を基本理念 に置き、 「産業振興」、

取組の方向 安全・安心な教育環境を整備する 重点施策 学校改築・リフレッシュ改修の実施 推進計画 学校の改築.

今年度第3期最終年である合志市地域福祉計画・活動計画の方針に基づき、地域共生社会の実現、及び

方針 3-1:エネルギーを通じた他都市との新たな交流の促進  方針 1-1:区民が楽しみながら続けられる省エネ対策の推進  テーマ 1 .

その 2-1(方法A) 原則の方法 A