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◆広報紙「同推くん」による人権・同和教育と啓発の推進
発行は、5月、8月、11月、翌年年2月の1日付で年4回の発行。特集号発行もあります。 地域内は、各自治会組回覧で配布、委員等には個別配布、学校・園には要望数配布、地区市民セ ンターのロビーに常備配布するとともに、市人権センターへ50部送付するほか海蔵地区社協ホ ームページでバックナンバーから最新号まで閲覧ができるようにしております。 バックナンバーをご覧戴ければお分かりになると思いますが、創刊は1992(平成4)年で 当時は「海蔵地区同推協だより」で名前のとおりの広報紙でした。間もなく愛称を公募して、 西阿倉川の溝脇さんの作品が採用され現在の「同推くん」になったという経緯があり、現在に至 っています。 組織名も、創刊当時は海蔵地区同和教育推進協議会(同推協)でしたが、同和対策審議会答申 (同対審答申)で部落差別問題には、実態的差別と心理的差別があり両面から取り組まない限り なくならないとの指摘があり部落解放運動が進められてきました。同和問題の主に実態的差別解 消のための特別措置法にもとづく施策の推進により一定の成果があがったため、期限立法だった 特措法が期限切れとなり一般対策に移行する方向へと転換し、人権擁護施策推進法が作られるな どの流れの中で、部落差別問題は特別な扱いの差別問題から、部落差別をはじめとするあらゆる 差別の解消を」という全ての差別の中の一つに位置づけた部落解放の取り組みに変わってゆきま した。 国は、「部落問題をはじめとするあらゆる差別」を解消するための人権教育・啓発を推進する ために「人権教育及び人権啓発の推進にかかる法律」を2000(平成12)年に施行するとと もに、2002(平成14)年には「人権教育・啓発に関する閣議決定」を行い、それ以降、女 性、子ども、高齢者、障がいのある人、同和問題、アイヌの人々、外国人、犯罪被害者等、HI V感染者、ハンセン病患者等、罪を償った人(刑を終えて出所した人)、インターネットによる 人権侵害、北朝鮮当局による拉致問題等を行動計画の人権課題として取り上げ、その解決のため の教育・啓発活動を推進することとし、現在に至っております。 市は、1997年に「四日市市部落差別をはじめとするあらゆる差別を無くすことを目指す条 例」〈条例第26号〉を制定し、市の責務、市民の責務を規定しました。当協議会はこれらの動 きに呼応して規約第2条(目的)で活動の方針を定めて人権・同和教育活動を推進しております。 「同推くん」については、その目的達成のための人権問題のグループによる学習活動や自己啓 発にささやかですがお役に立てばという思いから、2007(平成19)年7月の第26号より 「学習のページ」を設けることとし、「シリーズで学ぶ〇〇」というタイトルで、基礎的・時宜 的資料を順次提供する取組を続けております。 掲載号 取り上げたテーマ 第26号(2007.7)~第31号(2008.5) 日本における民主主義の歴史 第27号(2008.8)~第40号(2009.8) 裁判員制度 *第38号と第39号は特集号 第41号(2010.5)~第44号(2011.2) 男女共同参画社会 第45号(2011.5)~第53号(2013.5) 部落史の見方読み方 第54号(2013.8)~第61号(2015.5) 日本国憲法とは **連載中 何卒、当人・同協の活動に、ご指導ご鞭撻ならびにご支援ご協力の程よろしくお願いします。活動記録 広報活動「同推くん」
発行
こうほうかつどう
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参考資料 第60号 2015年2月1日
第60号
2015 年 2 月 1 日 発 行同 推 く ん
発行・編集
海蔵地区人権・同和 教育推進協議会 広 報 部 事務局地区市民センター内 電話 333-8770「ペンと本で世界は変わる」
16歳のマララさんが国連本部で感動のスピーチ
現国連事務総長の潘基バン・ギ文ムン氏は、教育推進 運動の一層の活性化を図るため、2013 年 より毎年7月12 日をマララ・デーとする ことにしましたが、それを記念して、マラ ラさんの16 歳の誕生日である 2013 年 7月12 日に、ニューヨークの国連本部で スピーチが行われました。大きな声で、ゆ っくりと、一語一語に思いを込めながら語 られたスピーチは、メディアやネットを通 じて世界中に流され多くの感動を呼びま した。 紙幅の関係から、演説の全てをお伝えで きませんので、彼女の思いをいちばん語っ ていると思われる部分を選んで、紹介させ て頂きます。 Dear friends(親愛なるみなさん)で呼 びかけてスピーチは進んでゆきました。 タリバンは、私たちの主張を黙らせよう と私たちに銃弾を浴びせました。しかし、 何一つ変えることはできませんでした。私 の志、希望そして夢も変わっていません。 私は、タリバンであれ他のテロ組織であ れ個人的な復讐心は抱いていません。 なぜかというと、慈悲深い預言者ムハンマ ドから、そしてイエス・キリストやお釈迦 さまから学んだ慈悲の心です。それが、マ ーティン・ルーサー・キング、ネルソン・ マンデラ、ムハンマド・アリー・ジンナー から受け継いだ変革の伝統です。それが、 私が、ガンジー・ジー、バシャ・カーン、 マザー・テレサから学んだ非暴力の哲学で す。そしてそれが、父母から学んだ寛容の 心なのです。そして、私の魂は、平和の心 を持ち、万人を愛しなさいと教えてくれて います。 国連事務総長閣下、教育には平和が必要 です。世界の多くの地域、特にパキスタン やアフガニスタンでは、テロや戦争や紛争 のせいで多くの子どもたちが通学できず、 さまざまな形の苦しみを味わっています。 インドでは、罪のない貧しい子どもたち が児童労働の犠牲者になっています。 貧困と無学、不当な扱いや人種差別、基 本的権利の剥奪は男女両性が直面してい る大きな問題です。 私は、女性の差別からの解放は、女性が 自立して自力で闘うことを重要視してい ます。今こそ声を上げる時です。ですから、 世界の指導者に対し、重要政策を変えて平 和と繁栄を支持するように呼びかけます。 私たちは、世界の指導者に対し、すべての 平和協定は、女性と子どもの権利を守る ものでなければならないと呼びかけます。 女性の権利に反する協定は認めることは できないのです。 私たちは全ての政府に対し、世界中のす べての子どもに無償の義務教育を保証す るように呼びかけます。私たちはすべての 政府に対し、テロや暴力に立ち向かい、子 どもを残虐行為や危害からまもるように 呼びかけます。 私たちはあらゆる地域社会に対し、寛容 であるように、カースト・信条・宗派・肌 の色・宗教・性別に基づく偏見を退けるよ うに呼びかけ、女性に自由と平等を保障し て女性の活躍を可能に(4ページに続く) -1-- 10 - 前号において、憲法には、「この憲法は誰 が作ったか」と、「どんな考え方で作ったか」 が記されていることを説明しました。 今回も、「新しい憲法のはなし」により解 説します。すなわち、この憲法の「考え方」 とは、「あたらしい憲法の全体を貫く一番も とになる基本的原理は、以下の三つである」 ことが説明されています。 第一は、「国民主権」という原理です。 この憲法は、民主主義を根本の考えとして いるので、主権は当然日本国民にあるわけ です。そこで前文の中にも、また憲法の第 1 条にも「主権が国民に存する」と明確に宣 言しています。主権が国民にあることを 「主権在民」といいます。従ってこの憲法 は主権在民主義の憲法だということです。 ここで念のために「主権が国民に存する」 の考え方について補足しますと、国民一人 ひとりが主権を持っていますが、別々に持 っているということではなくて、日本国民 全体にあるということで、自分は主権者だ からと勝手なことをしてもよいということ ではないのです。それは、民主主義に合わ ないことになるからです。 第二の原理は、「民主主義」です。 物事を決める場合、まずみんなが十分に 自分の考えを話しあった後で、大勢の意見 で決めていくことが、いちばん間違いがな いということから、物事を決める際には、 多数決の原理で決めて、決まったことに従 うという方法を民主主義といいます。
シリーズで学ぶ
日本国憲法とは
~第7回~日本国憲法の基本原理
~主権在民主義・民主主義・国際平和主義~
国の治め方で物 事 を 決 め る 場 合、全てを国民 に聞くことはで きませんので、 国民の代表者を 選んで、選ばれ た代表者が物事 を決め、他の議員は、これに従います。こ れが国民全体の意見で物事を決めたことに なるのです。これが民主主義です。国会が 国民全体を代表して、国のことを決めてゆ きますから、これを「代表制民主主義」と いいます。 しかし一番大事なことは、国会に任せな いで、国民が、自分で意見を決めることが あります。例えば憲法を変える時は、国会 だけで決めないで、法律で決められた年令 の国民(有権者といいます。)一人ひとりが 賛成か反対かを投票で決めることになって います。国民が直接に国のことを決めます から、これを「直接民主主義」のやり方と いいます。 「あたらしい憲法」は、代表制民主主義 と直接民主主義と二つのやり方で国を治め てゆくことにしていますが、代表制民主主 義の方が主になっていて、直接制民主主義 の方のやり方は、一番大事なことに限られ ているので、「あたらしい憲法」は、だいた い代表制民主主義のやりかたになっている といってもよいのです。 -2-- 11 - イラストはいずれも、教科書「あたらしい 憲法のはなし」に掲載されたものです。 第三の原理は、「国 際平和主義」です。 国の中で、国民全 体で、物事を決めて ゆくことを、民主主 義といいましたが、 国民の意見は千差万別です。しかし、多 数意見に素直に従い、多数の方も少数意 見をよく聞いて自分の意見を決め、みん なが、仲良く国の仕事をやってゆくので なければ、民主主義のやり方は、成り立 たないのです。 この原理は、国と国との間のことも同 じことです。自国のことばかり考えて、 他国の立場を考えないのでは、世界中の 国が、仲良くしてゆくことはできません。 世界中の国が、戦をしないで仲良くやっ てゆくことを、国際平和主義といいます。 だから民主主義というのは、この国際 平和主義と、たいへん深い関係があるの です。この憲法で、民主主義のやり方を 決めたからには、またほかの国に対して も、国際平和主義でやってゆくことにな るのは当たり前です。この国際平和主義 を忘れて、自分の国のことばかり考えて いたので、とうとう戦争を始めてしまっ たのです。そこで、新しい憲法では、前 文の中に、これからは、この国際平和主 義でやってゆくということを、力強い言 葉で書いてあります。また、この考え方 が以下で述べる戦争の放棄、すなわち、 これからは、一切、戦争はしないという ことを決めることになってゆくのです。
学習のページ
今度の憲法は、日本の国は、決して 二度と戦争はしないように、二つのこ とを決めました。 一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、お よそ戦争をするためのものは、一切持 たないと軍備放棄宣言をしました。 もう一つは、他国と争いごとになっ た時、決して戦争で、相手を負かして 自分の言い分を通そうとすることを しないと決めたのです。なぜならば、 戦を仕掛けることは、結局、自分の国 を亡ぼすような羽目になるからです。 また、戦争とまでゆかずとも、国の 力で、相手をおどすようなことは、一 切しないことに決めて。世界に向けて 宣言したのです。これを戦争の放棄と いいます。そうして他国と信頼関係を 築き、国民の安全保障と豊かな暮らし を築く礎となっているのです。 -3-- 12 - 〈1 ページより続く〉するように呼びか けます。この社会の半数が抑圧されてい たら、社会全体の成功はありえないから です。 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、全ての子 どもの明るい未来のために、私たちは学 校と教育を求めています。平和と教育と いう目的地に向かって歩み続けます。 私たちは権利を求め声を上げ、やがて声 を通して変化をもたらすつもりです。 私たちは言葉の強さを信じていますし、 世界全体を変えることができます。なぜ なら、私たちみんなが教育という大義の 下に一致団結しているからです。 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、何百万も の人々が貧困や不当な扱いや無学に苦 しんでいることを忘れないでください。 何百万もの子どもたちが学校に行けな いでいることを忘れないでください。 ですから、私たちの最も強力な武器で ある本とペンを手に取って、無学や貧困 やテロとの闘いを世界中で行おうでは ありませんか。 ひとりの子ども、一人の教師、 1冊の本、1本のペンが世界を 変えるのです。 教育こそが唯一の解決策。 教育が第一です。