和歌山県多言語観光サイトリニューアルの制作・保守管理等業務委託仕様書 １ 業務名 和歌山県多言語観光サイトリニューアルの制作・保守管理等業務委託 ２ 委託期間 本業務の委託契約期間は、契約締結の日から平成 28 年３月 31 日までとし、本業務に よる和歌山県多言語観光サイトの公開は平成 28 年３月末までに行うものとする。 なお、当該委託業務の限度額とは別に、次年度以降 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日 までの 3 年間のアプリケーションに関する保守運営業務及び制作したサイトの次年度以 降の情報発信業務に関する提案を併せて行うこととする。 ３ 具体的な業務内容 （１）和歌山県多言語観光サイトのリニューアル ア 概要 県の多言語観光情報をより魅力ある惹きつける内容構成にリニューアルするととも に、多様な機器（タブレット端末等）での閲覧に対応させる。また、国内外からスム ーズにアクセスすることを可能とすることにより、旅行業務関係者へのアプローチを 強化するとともに、外国人観光客の来県の促進に結びつける。 イ リニューアル内容 （ア）対象サイト 以下URLより遷移できる、日本語版を除く各言語サイトとする。 和歌山県多言語観光サイト：http://www.wakayama-kanko.or.jp/world/ （イ）デザイン 対象となる市場の趣向を踏まえた魅力的なデザインとすること。また、アクセス した利用者が分かりやすく快適に情報を入手できるようなサイト構成とし、原則と して全言語共通したサイト構成により提案すること。 （ウ）構成 以下の①～⑤の情報については必ず掲載すること。 ①和歌山県の基本情報、位置情報、アクセス ②新着情報、トピックス ③別途作成するPR動画掲載欄 ④現在の和歌山県多言語観光サイトにある「Attraction of Wakayama」の各カテゴ リー別情報ページ（カテゴリーの再構成を妨げるものではない） ⑤コンテンツ情報に関する検索ページ マップにコンテンツ情報をアイコン（ピン）で表示できるようにし、現在地情 報を活用した機能を搭載すること。コンテンツ情報の例示は【項目１：観光情報】、 【項目２：サポート情報】とする。なお、以下について組み込むものとする。 ・既存のフルーツマップ（英・簡体字・繁体字・韓・タイ）並びにゴルフパンフ レット（英・簡体字・繁体字・韓）を基に組み込むこと。 ・「和歌山フリーWi-Fiポータルサイトの制作・保守管理等業務」で構築する和
歌山フリーWi-Fi設置事業者の情報を組み込むこと。 また、上記「現在の和歌山県多言語観光サイトにある「Attraction of Wakayama」 の各カテゴリー別情報ページ」とリンクした仕組みを構築すること。 【項目１：観光情報（例示）】 ・見学（現在の和歌山県多言語観光サイトより提供） ・食事（現在の和歌山県多言語観光サイトより提供） ・買物（現在の和歌山県多言語観光サイトより提供） ・体験（現在の和歌山県多言語観光サイトより提供） ・宿泊（現在の和歌山県多言語観光サイトより提供） ・温泉（現在の和歌山県多言語観光サイトより提供） 【項目２：サポート情報（例示）】※英語と日本語の併記とする。 ・外国人観光案内所（日本政府観光局認定案内所より引用：11月13日 9件） ・免税店（日本政府観光局消費税免税店サイトより引用：11月13日 77件） ・和歌山フリーWi-Fi（県から最大1000箇所の住所・施設名を提供） ・ＡＴＭ・両替所（県から最大500箇所の住所・施設名・営業時間・利用可能通 貨を提供） ⑥モデルルート・季節別情報 現存するモデルルートや季節別情報を入れること。モデルルートは1ルートにつ きＡ４判５ページ（およそ3,000文字）程度を４ルート分、季節別情報はＡ４判５ ページ（およそ3,000文字）程度を四季分、各言語のページについてはHTMLとして 作成することを想定しているが、詳細は協議の上で決定することとする。それぞ れの日本語版原稿は本県観光交流課にて作成する。 （エ）他サイトとの連携 外部外国語宿泊予約サイト・口コミサイトとの効果的な連携方法を検討し、提案・ 作成すること。 （オ）言語 英語、中国語（繁体字）、中国語（簡体字）、韓国語、タイ語、スペイン語、フ ランス語、インドネシア語の８言語に対応していること。新たに翻訳を行う原稿は、 ネイティブチェックを行うなど、受託者にて訳質の担保を負うこと。 ウ 制作にあたっての要件 （ア）文章や写真データは、既存の和歌山県多言語観光サイトのデータを県から提供し 活用することを基本とするが、当該委託業務内で新たに撮影、作成することを妨げ るものではない。 （イ）「和歌山フリーWi-Fiポータルサイトの制作・保守管理等業務委託」事業にて構築 するサービスから、和歌山フリーWi-Fi店舗・施設等の情報を同期できるような仕組 みを「和歌山フリーWi-Fiポータルサイトの制作・保守管理等業務委託」事業の受注 業者と協議し構築すること。 （ウ）ドメイン名は、新たに取得するものとし、外国人にとって分かりやすいドメイン 名を提案すること。また、ドメイン取得に係る費用は当該委託業務内に含むものと し、その所有権は県に帰属するものとすること。
すこと（ただし、スパム行為など検索エンジン会社のルールに反することは行わない こと）。 （オ）新サイトのアクセス分析を行うための、仕組みを提供すること。 （カ）専門的な知識や操作技術がなくても、CMSにより新たなページ作成や更新、修正作 業等が容易に行えるようにすることとし、過去5年以内に稼働実績のあるCMSを導入 すること。ただし、基本機能において不足する部分はカスタマイズまたは他ソフト、 外部サービス等との連携を可とする。 （キ）運用期間中、別業者にて作成したコンテンツを取り込むことを想定し、取り込み に関する支援を実施すること。 なお、別業者でも CMS 内に取り込み可能な HTML データを作成できるよう、作成上 のルールや注意点などを記したマニュアルを用意すること。 （ク）契約満了後、全コンテンツデータを提供するなど、次期システムへの円滑な移行 を支援すること。 エ システムに関する要件 （ア）新サイトで提供する情報は、インターネットで高速かつ安定した提供を可能とす ること。
（イ）利用者の閲覧ブラウザはInternet Explorer（11以降）及びGoogle Chrome、Firefox、 Safari等の最新版、OS（バージョン）はWindows（Vista、7、8、8.1、10）、Mac OSX （最新バージョン）、iOS（8.0以上）、Android（4.2以上）に対応していること。 これらに対して全ての環境での動作確認を実施すること。 （ウ）カメラ機能を有するスマートフォン（Android及びiOS対応機器）、タブレット等 での閲覧が最適化されていること。 （エ）当該事業にて構築するシステムは、「和歌山フリーWi-Fiポータルサイトの制作・ 保守管理等業務委託」事業で設置したクラウド上のサーバーに、「和歌山フリーWi-Fi ポータルサイトの制作・保守管理等業務委託」事業の受注業者と協議し格納するこ と。 （オ）メンテナンス時間を除き24時間365日稼動すること。また、障害が発生した際には 県と協議の上、迅速な対応を進めること。 （カ）ＳＮＳ（Facebook、Twitter等）で容易にシェア可能な設定であること。 （キ）ページの追加、機能の改善に容易に対応できるシステム設計であること。 （ケ）以下のセキュリティ要件を満たしていること。 ①外部からの不正アクセスやデータ改ざん等の悪意ある攻撃を受けないよう、対策を 講じること。 ②セキュリティ対策の作業手順（報告ルール等）を定め、不正アクセス等の異常が検 知された場合は、速やかに県に報告し、対策を講じること。 カ 運用マニュアルの整備 今年度以降、制作した和歌山県多言語観光サイトの修正作業等を専門的な知識がな い人でも行うことができるように「和歌山県多言語観光サイト運用マニュアル」を制 作すること。
キ 納入品及び納入先 （ア）納入品 ①ソフトウェア・ライセンス一式 電子媒体１部 ②報告書（会議録、設計書、操作説明書、保証書等） 紙媒体１部 電子媒体１部 ③和歌山県多言語観光サイト運用マニュアル 紙媒体（簡易製本（Ａ４版、カラー）５部 電子媒体１部 （イ）納入場所 和歌山県商工観光労働部観光局観光交流課 （640-8585 和歌山県和歌山市小松原通１番地の１） (２)制作したサイトの次年度以降の情報発信業務 ア 概要 当該委託業務の限度額とは別に、制作した和歌山県多言語観光サイトを次年度以降 国内外に広く周知するためのツールの作成や、WEB 等を活用した情報発信についての提 案を行うこと。 イ 情報発信にあたっての要件 ホームページやガイドブック、ＳＮＳサイト等を活用し、効果的な情報発信を行う こと。 ４ 見積もり限度額 26,000,000 円（消費税及び地方消費税含む） ５ その他 （１）業務の履行にあたっては、業務内容を十分に理解し、県担当課と連絡を密に取りな がら誠実に履行すること。 （２）成果品の引き渡し完了の日から１年間は、成果品に係る瑕疵に対して無償で保守 等の対応を行うこと。 （３）この仕様書に記載されていない事項及び疑義が生じた場合は、県担当課と協議のう え決定すること。 （４）受託中に知り得た個人情報は適正に管理し、決して漏えい、不正使用を行わないこ と。当該契約が終了した後においても同様とする。 （５）特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される第三 者の権利の対象となっているものを使用するときは、受託者がその使用に関する一切 の責任を負うこと。 （６）受託者は、当該委託業務の成果物に係る著作権を、各成果物引き渡し時に、県に譲 渡するものとする。ただし、譲渡する以外に有効な手法がある場合は、適宜提案する
議するものとする。 （７）県が上記（６）で譲渡を受ける権利には、著作権法（昭和 45 年法律第 48 号）第 27 条及び第 28 条に定める権利も含むものとする。 （８）県が著作権を行使する場合において、受託者は、著作権法第 19 条第１項または第 20 条第 1 項に規定する権利を行使してはならない。 （９）ネイティブチェック体制を明確にし、単に誤字・脱字がないレベルでなく、原文の 意図が利用者に十分に伝わる内容で発信できる体制を構築すること。 （10）本事業の目的に照らし合わせて新たに盛り込むべきと考えられる独自の手法等があ れば、適宜提案すること。
