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下水道は私たちの安全で快適なくらしを支えています

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Academic year: 2021

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『 平 成 28 年 4 月 か ら電 力 の 小売 り が 自 由化 さ れ ます 』 皆さ ん も 、新 聞 や テ レビ 等 で 見聞 き し て いて 、 準 備に 余 念 が ない とい う方 も い らっ し ゃ る かと 思 い ます が 、 多 くの 人 た ちは 、 そ れ で何 が 変わ るの ? と 思わ れ て い るの で は ない で し ょ うか 。 電力 の 小 売り 自 由 化 が始 ま る と、 様 々 な 電気 事 業 者が 登 場 し 、 消 費者 は 、 ど の 電気 事 業 者 と契 約 し たら よ い の か? と 選 択に 迷 っ て しま う 事態 が起 こ る こと も 考 え られ ま す 。 そこ で 、 電力 の 小 売 り 自 由 化 が市 民 ・ 事 業者 に ど のよ う な 影 響 を 及ぼ すの か を 考え 、 事 前 にこ の 制 度の 中 身 を 知っ て お くこ と で 、 直前 に 迫っ てい る 電 力 の 小 売 り 自由 化 に 備え い た だ き 、 ま た 活か し て も らえ れ ばと 考 え て 、 今回 の 特 集 に取 り 上 げる こ と と いた し ま した 。

今回の環境ブックは、

『電力の小売り自由化』を特集します。

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1.「電力の“小売り”自由化」で、全ての電力が 自由化へ

皆 さ ん が日 々 使 用 して い る 電気 に つ い て は 、 東 京に 住 ん で いれ ば 東 京電 力 、 九 州 で あ れ ば九 州 電 力、 四 国 で あれ ば 四 国電 力 と い った よ う に、 電 気 契約 を 地 域 ごと に 決 めら れ て い る電 力 会 社 と 行 い 、 電気 料 金 の支 払 い をし て き ま した 。 多 くの 人 た ち は、 昔 か ら現 在 に 至 るま で 、 また 今 後 も変 わ り な く決 め ら れた 電 力 会 社 の 電 気 を使 用 し 、 その 電 力 会社 へ 支 払い を し て いく も の と考 え て い た の で は ない で し ょ うか 。 この よ う な、 地 域 独 占型 の 制 度を 見 直 し 、 多 様 な 業種 が 電 気 事業 者 とし て 参 入で き る こ とで 競 争 を活 発 化 さ せ、 消 費 者が 多 様 性 のあ る 電 気料 金 メ ニュ ー か ら 選択 で き る制 度 に 変 革を し て いく こ と を 目的 に 、 電力 の 自 由化 が 開 始 され ま し た。 この 電 力 の自 由 化 は 、既 に 段 階的 に 開 始 され て い ます 。 ま ず 、最 初 に自 由 化 され た の は 、 平 成 12 年 に 工 場 や 大 規 模 事業 所 な ど を対 象 に して 開 始 され ま し た 。該 当 す る大 規 模 事 業者 は 、 既存 の 電 力 会社 、 ま たは 新 規 に参 入 し た 複数 の 電 気事 業 者 の いず れ か を選 択 で き るよ う に なり ま し た。 こ の 新 規参 入 し た電 気 事 業 者を 「 新 電力 会 社 」 や「 特 定 規模 電 気 事業 者( * PPS)」な どと 呼 ば れて い る こと を 、知 って い る、 聞い た こ とが あ る と いう 人 も 多い の で は ない で し ょう か 。 その 後 、 平 成 16 年 ・ 17 年 に 制 度改 正 が行 わ れ 、大 規 模 事 業所 だ けで な く 、中 規 模 事 業所 な ど にも 対 象 が 拡 大 さ れ 、現 在 で は 、全 国 の 市役 所 や 学校 、 ま た コン ビ ニ エン ス ス ト ア や 飲 食 店な ど の チ ェー ン 店 でも 、 「 特定 規 模 電 気事 業 者 ( PPS) 」 を選 択 で きる よ う に なり ま し た 。本 市 で も、平 成 22 年に 立 川 競輪 場 の電 気 契 約を 東 京 電 力か ら「特 定規 模 電 気事 業 者 ( PPS) 」 に変 更 を し たの を 契 機と し て 、 平成 26 年に は 、 市役 所 本 庁 舎や 市 内 公立 小 中 学 校な ど 、 多く の 市 施 設 の 電 気 契約 を 「 特定 規 模 電 気事 業 者 ( PPS) 」 と取 り 交 わし て い ま す。 平 成 28 年 4 月 に は 、最 後 に 残っ て いた 一般 家 庭 や小 規 模 店 舗 が 対 象で あ る 電力 の 小 売 り部 門 が いよ い よ 自 由化 と な り、 す べ て の市 民 や 事業 者 は 、多 様 な 電 気事 業 者 から 電 気 を 買う こ と がで き る よ うに な り ます 。 一般 家 庭 や小 規 模 店 舗で は 、 料金 メ ニ ュ ー や サ ー ビス 、 発 電 方法 な どを 比 較 して 、*小 売 電 気 事 業者 を 選 ぶ こと が で きる よ う に なり ま す 。

* PPS( Power Producer and Supplier) : 特 定 規 模 電 気 事 業 者 * 小 売 電 気 事 業 者 : 地 域 電 力 会 社 や 新 電 力 な ど 小 売 部 門 で は 、 全 て こ の 名 称 に 変 更

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平 成 12 年 3 月 平 成 16 年 4 月 平 成 17 年 4 月 平 成 28 年 4 月 特 別 高 圧 特 別 高 圧 + 高 圧 特 別 高 圧 + 高 圧 特 別 高 圧 + 高 圧 + 低 圧 部 門 (2000kW 以 上 ) (500kW 以 上 ) (50kW 以 上 ) (50kW 未 満 含 全 て ) 「 電 力 の 自 由 化 」 は 、 段 階 的 に 進 め ら れ て き て い ま す 。 平 成 28 年 4 月 に は 、 家 庭 部 門 を 含 め 電 力 が 全 面 自 由 化 と な り ま す! 平成 28 年 4 月 か ら 始ま る 電 力の 小 売 り 自由 化 に より 、非常 に大 き な 市場 が 開 放さ れ 、 そ の巨 大 市 場を め ぐ っ て、 新 規 参入 し た 小 売電 気 事業 者 は 増 え 続け て い ま す。 例 え ば 、ガ ス 会 社 や石 油 元 売り 会 社 、 製紙 メ ー カー の よ う な発 電 設備 を持 つ 会 社の ほ か 、 通信 や サ ービ ス 業 な どの 異 業 種か ら の 参 入も 相 次い で お り 、平成 27 年 12 月 28 日 現在 で 119 社 が 小売 電 気 事業 者 と して 登録 さ れ てい ま す 。 ま た 、 競争 を 余 儀 なく さ れ た既 存 の 電 力会 社 の 中で も 、 子 会社 を 設立 して 、 他 地域 で 電 気 を販 売 す るな ど の 新 たな 事 業 展開 の 動 き も活 発 化し てい ま す 。 地 域 を 限定 し て い た既 存 の 電力 会 社 に とっ て も 、垣 根 が 取 り払 わ れた こと に よ り、 全 国 で 電気 を 販 売す る こ と が可 能 と な り ま す 。 図 1 電 力 の 全 面 自 由 化 の 流 れ 大 規 模 ビ ル 等 家 庭 ・ 店 舗 大 規 模 工 場 等 中 規 模 ビ ル 等

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2.料金メニューやサービス、発電方法で電力会社を選べます

電 力 の 小売 り 自 由 化に よ り 、私 た ち は どの よ う なメ リ ッ ト を得 ら れる の か 、 主 なも の を 紹 介し ま し ょう 。 メ リ ッ ト そ の 1 「 電 気 料 金 が 安 く な る ? 」 電 力 の 小売 り 自 由 化に よ り 、電 気 料 金 が安 く な るこ と が 期 待さ れ てい ま す 。 こ れま で は 、 地域 独 占 の電 力 会 社 から 電 気 を購 入 し て いた た め、 他社 と の 比較 が で き ない な ど 、電 気 料 金 が適 正 な もの か 消 費 者は 判 断で きな い 状 況の な か 、 特定 の 電 力会 社 を 利 用し て い かな け れ ば なり ま せん でし た 。 し か し なが ら 、 電 力の 小 売 り 自 由 化 に より 、 様 々な 事 業 者 が家 庭 用電 力小 売 り 事業 に 参 入 する こ と で、 各 社 の 競争 が 促 進さ れ 電 気 料金 が 下が って く る こと も 予 想 され ま す 。 小 売 電 気事 業 者 に よっ て は 、顧 客 の 獲 得の た め 様々 な 料 金 プラ ン 等 を 用意 し て くる こ と が 予想 さ れ てい る か ら です 。 今後 は 、 複数 の 小 売 電気 事 業 者 を 比 較 し 、ラ イ フ スタ イ ル に 合っ た料 金プ ラ ン を持 つ 事 業 者 を 選 ぶ こと が で き るよ う に なり 、 そ の 結果 、 電 気 料 金 の 節 約や 節 電 に つな が る と考 え ら れ ます 。 な お 、 電気 の “ 小 売り 価 格 ” の 完 全 自 由化 は 、 平成 32 年 以降 に な り ます 。平成 32 年 4 月に 電 力 会社 の 送 配 電部 門 を 独立 さ せ る 発送 電 分離 を実 施 す るこ と で 、 発電 と 小 売り が 完 全 に自 由 競 争の 状 態 と なり ま す。 その 後 の 状況 を 見 て 、規 制 料 金の 撤 廃 時 期が 決 定 され ま す 。 メ リ ッ ト そ の 2 「 サ ー ビ ス 内 容 で 特 典 を 受 け ら れ る ? 」 電 力の 小 売 り 自 由 化に よ り、 様 々 な企 業が 電 気 事業 に 参 入 して く る こ とで 、 電 気料 金 以 外 のサ ー ビ スが 利 用 で きる よ う にな っ て く ると 予 想さ れて い ま す。 新 た に 参入 す る 様 々な 業 態 の企 業 は 、 電力 の 販 売だ け で な く、 そ れぞ れの 特 徴 を生 か し た サー ビ ス を提 供 す る と言 わ れ てい ま す 。 た と え ば、 住 宅 メ ーカ ー が 省エ ネ 住 宅 と電 気 と を組 み 合 わ せて 販 売を 行っ た り 、通 信 会 社 が通 信 と 電気 の セ ッ トで 割 引 販売 す る な どの 「 セッ トプ ラ ン 」な ど が あ げら れ ま す。

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賢 く プ ラン を 選 択 して い く こと で 、 電 気料 金 が 安く な る だ けで な く、 電気 料 金 以外 の サ ー ビス な ど が利 用 で き るよ う に なり 、 組 み 合わ せ 次第 で消 費 者 にと っ て は 、魅 力 的 なも の と な るか も し れま せ ん 。 メ リ ッ ト そ の 3 「 発 電 方 法 な ど か ら 電 力 会 社 を 選 択 で き る ? 」 発 電方 法 な どに つ いも 、 様々 な お 考え をお 持 ち の方 々 が い らっ し ゃ る と思 い ま す 。 小 売 電 気事 業 者 が 電気 を 供 給す る に あ たり 、 そ の発 電 方 法 は 事 業 者に よっ て 異 なり ま す 。 電力 の 小 売り 自 由 化 によ り 、 消費 者 は 自 分自 身 の考 え方 に 合 った 小 売 電 気事 業 者 から 、 電 気 を購 入 で きる よ う に なり ま す。 例 え ば 、「 再 生 可 能 エ ネ ル ギー で 発 電 して い る 小売 電 気 事 業者 か ら購 入す る 」「 CO2の 排 出係 数 が 少な い 発 電 方法 で 電 気を 作 っ て いる 小 売電 気事 業 者 から 購 入 す る」 な ど 、様 々 な 選 択が 可 能 とな っ て き ます 。 特に 考え は な いと い う 方 にも 、 電 気の 発 電 方 法な ど に 多様 性 が あ るこ と を知 って 頂 く 機会 に も な る と 思 い ます 。 ま た 、 発電 方 法 以 外に も 、 「応 援 し た い地 域 の 小売 電 気 事 業者 か ら、 電気 を 購 入し た い 」 とい う 希 望も 、 叶 う こと が 可 能に な っ て くる で しょ う 。 電 力 の 小 売 り 自 由 化 で の 注 意 点 1 . 料 金 メニ ュ ー や サー ビ ス 内容 を 確 認 する 小 売 電 気事 業 者 の 用意 す る 料金 メ ニ ュ ーや 各 種 サー ビ ス に つい て 、 内 容の 詳 細 が分 か ら な い中 で 契 約し て し ま うこ と の ない よ う に 、消 費 者は、 電気 料 金 本体 と そ の 他の サ ー ビス 料 金 に つい て 納 得で き る ま で聞 く など し、 他 事 業者 等 と の 比較 も し て 契 約 を す る必 要 が あり ま す 。 2 . 小 売 電気 事 業 者 の切 り 替 え 小 売 電 気事 業 者 を 変更 す る 際に 、 費 用 が発 生 し ない か 、 契 約期 間 の縛 りが な い か等 の 確 認 が必 要 で す。 3 . 二 酸 化炭 素 ( CO2) の 削 減も 考 慮 する 様 々な 小 売 電気 事 業者 が 発 電し た 電 力 を購 入 で きま す が、 二酸 化 炭 素 ( CO2)排 出 係 数も 、 小 売 電 気事 業 者 ご とに 違 い ます 。 コ ス トが 安 い 電 気を 使 用 して 二 酸 化 炭素 ( CO2) 排 出量 を増 や さ ない よ う 、 小売 電 気 事 業 者 を 選 択す る 際 、 地球 温 暖 化に 対 す る 配慮 も 必 要で す 。

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3.電力の小売り自由化に向けた省エネルギー対策

電 力 の 小売 り 自 由 化に よ り 、小 売 電 気 事業 者 は 多様 な 料 金 メニ ュ ーや サー ビ ス など を 提 案 して き ま すが 、 そ の 中か ら 最 適な も の を 選択 し てい くた め に は、 あ ら か じめ 自 宅 ・自 社 の 電 気使 用 量 等の 把 握 を しっ か り行 って お く こと が 重 要 とな り ま す。 電 力 の 小売 り 自 由 化は 経 費 削 減 に な る と思 い ま すが 、 併 せ て省 エ ネを 進め る こ とで 、 よ り 効果 的 な もの と な る でし ょ う 。 そ の た めに は 、 現 在の 電 気 使用 量 と 電 気単 価 お よび 料 金 等 を把 握 して お く こ と が必 要 で す 。ま た 、 月ご と の 電 力使 用 量 の変 化 を グ ラフ 化 する など の 「 見え る 化 」 を行 う こ とも 効 果 的 です 。 さ らに 、 電 力 計測 器 、ス マー ト メ ータ ー な ど を活 用 す ると 、 1 日 の使 用 状 況が 把 握 で き、 電 気 の 無駄 と ム ラを 知 る こ とが で き ます 。 こ の よ うな 「 見 え る化 」 し たデ ー タ を もと に 、 費用 を か け ない 対 策と 機器 等 を 省エ ネ タ イ プに 買 い 替え る な ど の改 善 を 行い 、 電 気 の使 用 状況 の最 適 化 を 進 め る こ とで 、 よ り効 果 的 な 料金 メ ニ ュー を 選 択 でき る こと につ な が って い き ま す。 準 備 期 間 〇 現 状 の 電 気 使 用 量 の 把 握 〇 使 用 量 の 「 見 え る 化 」 を 行 う 〇 「 見 え る 化 」 か ら の 運 用 改 善 電 力 使 用 状 況 の 最 適 化 小 売 電 力 事 業 者 の 選 択 準 備 〇 料 金 メ ニ ュ ー ( 時 間 帯 メ ニ ュ ー 等 ) 〇 サ ー ビ ス メ ニ ュ ー 〇 発 電 方 法 等 の 確 認 等 平 成 28 年 4 月 電 力 小 売 り 自 由 化 図 2 電 力 の 小 売 り 自 由 化 ま で の 準 備 フ ロ ー 例

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4.停電などのリスクに対するセーフティネット

これ ま で は、 電 力 の 小売 り 自 由化 に よ る メリ ッ ト を中 心 に 説 明を し てき ま し たが 、リス クや 不 安 材料 が ま っ たく な い わけ で は あ りま せ ん。 電力 の 小 売り 自 由 化 は、 非 常 に大 き な 変 革で あ り 、多 く の 方 々 が 疑 問点 や 不 安を お 持 ち だと 思 い ます 。 疑問 点 や 不安 な こ と とし て は 、 “ 新 た に 契約 し て 小 売電 気 事 業者 を 変 え たこ と で 停電 が 発 生 する こ とは な い か” “契 約 し た小 売 電 気 事業 者 が 経営 破 綻 し たら ど う なる の か ” “ 契 約 手 続き が 煩 雑 にな る の では な い か ”等 々 電力 の 自 由化 は 、 非 常に 大 き な変 革 で は あり ま す が、 人 の 生 命や 経 済活 動 に 支障 を き た すこ と が あっ て は い けま せ ん 。 人 間 が 生 きて い く ため に 必 要且 つ 重 要 なイ ン フ ラに つ い て は、 リ ス ク管 理 と セ ーフ テ ィ ネッ ト が 確保 さ れ て いる 必 要 があ り ま す 。 以上 の よ うな 疑 問 点 や不 安 を 解決 す る こ とを 目 的 とし 、 新 た に設 立 さ れた の が 「電 力 広 域 的運 営 推 進機 関 」 で す。 出 典 :電 力 広 域 的 運 営 推 進 機 関 ウェブサイト 図 3 電 力 広 域 的 運 営 推 進 機 関 の 概 念 図

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電力 広 域 的運 営 推 進 機関 は 、 *第 3 段階 で行 わ れ る電 力 シ ス テム 改 革 の第 1 段 階と し て 、 電源 の 広 域的 な 活 用 に必 要 な 送配 電 網 の 整備 を 進め ると と も に、 全 国 で 平常 時 ・ 緊急 時 の 需 給調 整 機 能を 強 化 す るこ と を目 的に 設 立 され ま し た 。 主に は  需 給 計 画 ・ 系 統 計 画 を 取 り ま と め 、 周 波 数 変 換 設 備 、 地 域 間 連 系 線 等 の 送 電 イ ン フ ラ の 増 強 や 区 域 ( エ リ ア ) を 超 え た 全 国 で の 系 統運 用 等 を図 る  平 常 時 に お い て 、 各 区 域 ( エ リ ア ) の 送 配 電 事 業 者 に よ る 需 給 バ ラン ス ・ 周波 数 調 整 に関 し 、 広域 的 な 運 用の 調 整 を行 う  災 害 等 に よ る 需 給 ひ っ 迫 時 に お い て 、 電 源 の 焚 き 増 し や 電 力 融 通 を指 示 す るこ と で 、 需 給 調 整 を行 う  中 立 的 に 新 規 電 源 の 接 続 の 受 付 や 系 統 情 報 の 公 開 に 係 る 業 務 を 行 う 等 が業 務 内 容と な り ま す。 すべ て の 電気 事 業 者 (一 般 電 気事 業 者 ・ 卸電 気 事 業者 ・ 特 定 電気 事業 者・ 特 定 規模 電 気 事 業者 ) が 広域 機 関 の 会員 と な るこ と が 義 務付 け られ てい ま す 。 出 典 :電 力 広 域 的 運 営 推 進 機 関 ウェブサイト * 第 3 段 階 で 行 わ れ る 電 力 シ ス テ ム 改 革 : ① 広 域 系 統 運 用 の 拡 大 ② 小 売 及 び 発 電 の 全 面 自 由 化 ③ 法 的 分 離 の 方 法 に よ る 送 配 電 部 門 の 中 立 性 の 一 層 の 確 保 「電 力 広 域的 運 営 推 進機 関 」 の機 能 と し ては 、 契 約を し た 小 売電 気事 業 者 が 経 営破 綻 を し ても 停 電 はせ ず 、 電 気が 届 け られ る と い うフ ォ ロー 体制 も あ りま す 。 そ の場 合 、 経営 破 綻 し た小 売 電 気事 業 者 と 契約 し てい た 利 用 者 は、 地 域 に おけ る 従 前の 電 力 会 社 へ 電 気 料金 を 支 払 うこ と にな り、 重 複 して 電 気 料 金を 支 払 うこ と が な いよ う な 仕組 み に な って い ると のこ と で す。 契 約 手 続き が 煩 雑 にな る の では ? に つ いて は 、 契約 の 変 更 手続 き 等が 簡素 化 で きる よ う に 、シ ス テム や ル ール 作り が 検 討さ れ て い るそ う で す。

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5.まとめ

今回 の 特 集で は 、 電 力の 小 売 り 自 由 化 に より 、 “ 私た ち は ど のよ うな メリ ッ ト が得 ら れ る のか ” 、 また 、 制 度 改革 に よ り小 売 電 気 事業 者 が用 意す る で あろ う メ ニ ュー 等 と とも に 、 疑 問や 不 安 に思 っ て い る こ と も 取 り上 げ て みま し た 。 直近 に 迫 った 電 力 の 小売 り 自 由化 と い う 大き な 変 革に 向 け て 、 私 たち は 、 地 球 温暖 化 対 策 とい う 視 点か ら 、 日 常的 に 使 用し て い る 電気 、 更に はエ ネ ル ギー に つ い て考 え 、 自分 た ち で 何に 取 組 める の か 、 何が で きる のか を 考 える べ き か と思 い ま す。 この こ と から 例 え ば 、現 在 の 私た ち の ラ イフ ス タ イル と 電 気 ・ エ ネル ギー 使 用 状況 等 の 把 握を し て おく こ と や 今後 推 進 して い き た い発 電 方式 な ど 、 環 境に 配 慮 し たエ ネ ル ギー の 使 い 方や あ り 方に つ い て 考え る こと が 、 と て も大 切 な こ とだ と 考 えま す 。

参照

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