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Hilar and mediastinal sarcoid-like reaction after the treatment of malignant tumors: imaging features and natural course on 18F-FDG-PET/CT

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Academic year: 2021

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Title

Hilar and mediastinal sarcoid-like reaction after the treatment of

malignant tumors: imaging features and natural course on

18F-FDG-PET/CT( 内容と審査の要旨(Summary) )

Author(s)

金子, 揚

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学) 医博甲第1121号

Issue Date

2020-03-25

Type

博士論文

Version

none

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/79315

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名 ( 本 籍 ) 金 子 揚 (岐阜県) 学 位 の 種 類 博 士(医学)

学 位 授 与 番 号 甲第 1121 号 学 位 授 与 日 付 令和 2 年 3 月 25 日

学 位 授 与 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Hilar and mediastinal sarcoid-like reaction after the treatment of

malignant tumors: imaging features and natural course on 18

F-FDG-PET/CT 審 査 委 員 (主査)教授 吉田 和弘 (副査)教授 古家 琢也 教授 森重 健一郎 論 文 内 容 の 要 旨 サルコイドーシスは肺門縦隔リンパ節を主体として多臓器に病変を形成する全身性肉芽腫性疾患 である。一方で悪性腫瘍の所属リンパ節にサルコイド様反応と呼ばれるサルコイドーシスと同様の病 変が見られることが知られている。胸郭外の悪性腫瘍にも肺門縦隔リンパ節などにサルコイドーシス と同様の症状のない病変を伴うことがあり,これらもサルコイド様反応と呼ばれる。近年,悪性腫瘍 に対してステージングや再発診断の目的で 18F-fluorodeoxyglucose(FDG)-PET/CT が施行されること が多くなり,悪性腫瘍の経過中に 18F-FDG-PET/CT でサルコイド様反応と考えられる縦隔肺門リンパ 節への集積亢進をしばしば経験するようになった。これまで 18F-FDG-PET/CT におけるサルコイド様 反応の自然経過は報告されていないため,今回我々はサルコイド様反応の画像所見や自然経過を明ら かにするため,サルコイド様反応の18F-FDG-PET/CT 画像を検討した。 【対象と方法】 岐阜大学医学部附属病院および木沢記念病院において,2008 年 2 月~2018 年 5 月の期間に悪性腫 瘍の精査目的で施行された 30,923 件の18F-FDG-PET/CT 検査を対象とした。画像診断報告書の記載内 容を参考にして,悪性腫瘍の治療後に施行された18F-FDG-PET/CT 検査で肺門縦隔リンパ節に多発性・ 両側性の集積亢進を示した症例を抽出した。なお,リンパ節転移が疑われる症例や治療前からサルコ イドーシス/サルコイド様反応を疑う所見がある症例は慎重に除外した。その結果,サルコイド様反 応と診断された 16 症例を画像評価の対象とした。16 症例の年齢は 53‒82 歳(平均 71 歳),性別は男 性 10 例・女性 6 例,基礎疾患の悪性腫瘍の内訳は悪性リンパ腫 3 例,前立腺癌 2 例,子宮頸癌 2 例, 大腸癌,直腸癌,胃癌,膀胱癌,卵巣癌,乳癌,胆管癌,胸腺癌,乳房 Paget 病がそれぞれ 1 例ずつ であった。臨床病期は StageⅠ,Ⅱ,Ⅲがそれぞれ 3 例,StageⅣが 7 例であった。最終診断は,肺門 縦隔リンパ節に対する病理組織診断に基づいた症例が 4 例,臨床診断・画像診断に基づいた症例が 12 例であった。 2 名の放射線科医が 16 症例の18F-FDG-PET/CT 画像を個別に評価し,意見の不一致は合議で解決し

た。集積した肺門縦隔リンパ節の最大 SUV 値(Standardized uptake value:SUVmax)を測定し,肺

門集積の対称性を評価した。18F-FDG-PET/CT で経過観察された症例については,消退したかどうかを

(3)

【結果】 18F-FDG-PET/CT で異常集積を認めた肺門縦隔リンパ節の最大 SUV 値は 3.8‒13.6(平均 6.8)であっ た。肺門への集積は 12 症例(75%)が対称性で,4 症例(25%)が非対称性であった。治療開始から画 像所見が出現するまでの期間は 9‒86 ヶ月(平均 27.1 ヶ月)であった。18F-FDG-PET/CT で経過観察さ れた 14 症例のうち,11 症例(79%)は消退傾向を認め,3 症例(21%)は消退傾向を認めなかった。 消退傾向を認めた 11 症例における消退するまでの期間は 3‒80 ヶ月(平均 8.5 ヶ月)であった。 【考察】 サルコイド様反応は腫瘍から放出される抗原により免疫反応が惹起され,肉芽腫が形成されるもの と推測されているが,その機序ははっきりとは解明されていない。 18F-FDG-PET/CT はサルコイドーシスの評価に有用性が示唆され,本邦では 2012 年から心サルコイ ドーシスの活動性診断に保険収載されており,病態が類似するサルコイド様反応の評価にも有用であ ると考えられる。過去の報告では,悪性腫瘍の化学療法後に施行された18F-FDG-PET/CT でサルコイド 様反応が 1.1%(4/376)の頻度で見られ,最大 SUV 値は 3.1-13.6(平均 7.3)と本研究の結果と同様 であった。今までにサルコイド様反応の自然経過については検討された報告はないが,本研究では治 療開始から画像所見が出現するまでに約 27 ヶ月と比較的長い期間を要するのに対し,画像所見が自 然に消退するまでの期間は約 9 ヶ月と短かった。 悪性腫瘍の治療後に 18F-FDG-PET/CT で肺門縦隔リンパ節への集積を認めた場合,サルコイド反応 とリンパ節転移の鑑別が問題となるが,肺門縦隔リンパ節への多発性・両側性の 18F-FDG 集積はサル コイド反応を考慮すべき所見である。少なくともサルコイド反応という偽陽性が生じうることを認識 しておくことにより,再発と誤診するリスクが減る。また本研究ではサルコイド反応が速やかに自然 消退する傾向にあることが示されたため,経過観察で両者を鑑別できる可能性が示唆された。 【結論】 悪性腫瘍の治療後に施行した 18F-FDG-PET/CT で,縦隔肺門リンパ節にサルコイド様反応と考えら れる異常集積が出現することがある。左右対称性で中等度の 18F-FDG 集積を認めることが多い。治療 後 2 年以上の長い期間が経過して出現するが,しばしば比較的速やかに自然消退する。悪性腫瘍の経 過中にサルコイド様反応と呼ばれる病態が出現することを認識していれば,過剰な加療を避けること ができる。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 申請者 金子 揚は,18F-FDG-PET/CT におけるサルコイド様反応の自然経過について検討した。そ の結果,サルコイド様反応は,治療後 2 年以上の長い期間が経過して出現するが,しばしば比較的速 やかに自然消退することを明らかとした。本研究の成果は,今後の悪性腫瘍の画像診断の発展に少な からず寄与するものと認める。 [主論文公表誌]

Yo Kaneko, Hiroki Kato, Masayuki Matsuo: Hilar and mediastinal sarcoid-like reaction after the

treatment of malignant tumors: imaging features and natural course on 18F-FDG-PET/CT

参照

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