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データサイエンス教育開発
データサイエンス学部1年生配当科目「データサイエン ス入門演習」では、デモデータではなく、実際のデータを 用いて演習を行いました。2018年度使用したデータは消 費購買データ、駐車場利用データ、住宅内の温湿度データ、 SNSデータ、健康診断データと多岐に渡ります。実際には データごとに5グループに分かれて分析を行い、最終発表 会では、グループを混ぜて、お互い発表し合い、ディスカッ ションをしました。消費購買データ(担当:教授 市川治)
昨年に引き続き、株式会社マクロミルの協力を得て、マ クロミルQPRを使用した演習を行いました。マクロミル QPRは、全国の多様な購買層がどのような商品をいつど こで購入したかを記録したリアルなビッグデータです。学 生はQPRTraceというツールを使い、様々な調査と分析を 行いました。企業のマーケティング担当者が使うデータ とシステムを体験できたことは自信につながったと思いま す。駐車場利用データ(担当:准教授 川井明)
本テーマでは三井アウトレットパーク滋賀竜王の協力を 得て、アウトレットの来場者駐車場の利用データを使用し た演習を行いました。アウトレット専用駐車場の約8000 台の駐車スペースの1時間ごとの占有状況に基づき、それ ぞれ駐車エリアの人気度を求め、人気・不人気の原因を学 生に分析してもらいました。さらに、周辺の道路状況も踏 まえ、来場客が渋滞による時間ロスを軽減するための駐車 戦略を考案させました。学生にとっては身近な駐車場につ いて新しい視点で観察することになり、利用効率最適化・ ボトルネック発見・負荷分散について勉強する機会となり ました。住宅内の温湿度データ(担当:教授 河本薫)
本テーマでは、学生が自ら問題を考え、自ら測定し、自 ら解決手段を考える、そういう能動的な思考を養うことを実データに初めて取り組む問題解決型学習(PBL 演習)
PBL 演習:DS 入門演習
主眼にしました。まず、自宅での温熱環境問題を考えさせ、 それをポンチ絵にさせました。次に、温湿度センサー(ス マートフォンにデータダウンロード可能)を配布し、自ら が提起した温熱環境問題を計測データで明らかにさせまし た。最後に、その問題を解決する手段を考え、IoTソリュー ションキット(Sony製MESH)を使って試作しました。SNSデータ(担当:講師 周暁康)
本テーマでは、ソーシャルメディアにおけるパーソナル ビッグデータの収集と分析を体験するために、SNS(Social NetworkingService)データを分析する演習を行いまし た。事前にあるデータを全て学生に配ることではなく、 Twitterを用いて、IFTTTというツールを利用してGoogle Driveと連携させ、各自の好きなキーワードを登録して収 集しました。このような生データを処理するためのデータ クレンジング等の分析前処理を勉強するとともに、ユー ザー行動の推定、話題傾向の観測、社会問題に関する世論 調査等の分析テーマを通して、統計的手法の活用を実践し ながら、データ可視化等ビッグデータ分析においてよく使 う技術を体験することもできました。健康診断データ(担当:准教授 田中琢真)
本テーマでは本学保健管理センターから学生定期健康診 断のデータ提供を受けて演習を行いました。毎年四月に行 われる定期健康診断の十年以上にわたるデータを利用し、 本学学生の健康状態の傾向を調べました。 実データにはつきものの欠損値や異常値も含まれるた め、学生にとっては初めてデータの扱いの難しさや注意点 について知る機会になりました。また、他の科目ですでに 学んだ、あるいは学んでいる途中の統計的手法を使って分 析する学生も多く、手法や統計量について手を動かしなが ら復習する場として有益でした。 データサイエンス2019.indb 23 2019/05/20 11:38:2424 25 データサイエンス学部2年生配当科目「データサイエン スフィールドワーク演習」でも、地域移動データ、画像デー タ、POSデータ、商品販売データ、タイタニックデータな ど実際のデータを用いて演習を行いました。