• 検索結果がありません。

手術室におけるクリニカルパス導入後の効果

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "手術室におけるクリニカルパス導入後の効果"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

―  ― ―  ―

手術室におけるクリニカルパス導入後の効果

      手術部        ○西川 知佐  西岡 香織  吉本 舞 1. はじめに   クリニカルパス ( 以下パス ) は現在、多くの医療現場に浸透し、使用されている。A大学手術部でも「患 者の安全」「記録時間の短縮」「ケアの質の保証」「実施記録」を目標とし、平成 17 年3月に眼科手術の看 護記録にパスを導入した。以後、各科手術に関するパス作成が進み、平成 20 年3月現在、使用パスは 45 種類にのぼる。そこで、パス導入後3年経過した現在、その効果を評価するために今回の研究に取り組んだ。 2. 対象と方法   研究の目的・内容を説明し同意の得られたA大学手術部看護師 18 名を対象とし、パスに関するアンケー ト調査を行った。データ収集方法は、質問紙にて、パス導入後「良かったこと」「悪かったこと」を記述 してもらい、データ分析方法はKJ法を用いた。 3. 結  果   分析の結果、パスの効果としてのカテゴリーは「記録時間の短縮」「業務の効率化」「安全管理」「質の保証」 「業務の流れの理解」「精神的余裕が得られる」の6つが、また、今後取り組むべき課題としては「バリア ンスの捉え方、発生時の対応の難しさ」「用紙、システムに対する問題点や改善点がある」「個別性がみえ ない」「慣れない」「個人によって理解の差がある」「病棟での継続看護に活かしきれていない」の6つが 挙げられた。 4. 考  察   効果として最も多く挙げられたのが「記録時間の短縮」である。これにより、患者ケア、手術介助など 他業務を行える時間が増え、「業務の効率化」さらには「精神的余裕」にも繋がった。特に短時間の手術では、 患者在室時間に比べ記録業務が多いことが問題であったが、パスによりスムーズな介助が可能となった。   また、記述的記録減少やチェックボックス使用により「業務の流れの理解」が容易になり、記録漏れ・ ミス、観察漏れ、情報の伝達漏れの防止に繋がり、より患者の「安全管理」が図れるようになった。さら に、経験年数に関わらずケアや記録の統一ができ、看護における「質の保証」の維持が可能となったなど、 今までの文献とほぼ同様の効果が得られた。しかし、個別性の不明瞭化や、バリアンスの捉え方・対応の 難しさなどの問題点もみつかった。 5. 結  論   パス導入による効果として、手術業務の改善に繋がる6つの有用性が挙げられ、パス導入が有意義であ ることの確認ができた。一方、効果と共に挙げられた6つの課題を参考に、今後、パスの内容や利用法を 再検討するべきであると考えた。 平成 20 年 10 月 10・11 日 第 22 回日本手術看護学会年次大会(徳島)にて発表

参照

関連したドキュメント

 「訂正発明の上記課題及び解決手段とその効果に照らすと、訂正発明の本

内的効果 生産性の向上 欠勤率の低下、プレゼンティーイズムの解消 休業率 内的効果 モチベーションUP 家族も含め忠誠心と士気があがる

第 5

これらの実証試験等の結果を踏まえて改良を重ね、安全性評価の結果も考慮し、図 4.13 に示すプロ トタイプ タイプ B

保安業務に係る技術的能力を証する書面 (保安業務区分ごとの算定式及び結果) 1 保安業務資格者の数 (1)

業務効率化による経費節減 業務効率化による経費節減 審査・認証登録料 安い 審査・認証登録料相当高い 50 人の製造業で 30 万円 50 人の製造業で 120

高効率熱源機器の導入(1.1) 高効率照明器具の導入(3.1) 高効率冷却塔の導入(1.2) 高輝度型誘導灯の導入(3.2)

2 環境保全の見地からより遮音効果のあるアーチ形、もしくは高さのある遮音効果のある