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作業負荷状況におけるタイプA者とタイプB者の精神的・身体的影響の比較

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Academic year: 2021

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(1)23. 作業負荷状況 にお ける タイプ A者 と タ イ プ B者 の精神 的 ・身体 的影響 の比較 北. 本. 理. 香. て捉 えた上 で ,検 討 をすすめて い る。 つ ま り,タ イプ は. め. A者 とタイプ B者 の位 置 づ け と して は ,Friedmanら. に. が 挙 げ て い た よ うな類型 を意 味す る概念 と して捉 える 人 間 の行動特性 と して ,タ イプ る。 タイ プ. Aと. い う概 念 が あ. Aの 概 念 は ,Friedman&Rosenman. ので は な く,タ イプ A特 性 に対 す る量 的 な違 い を も つ 者 と して ,捉 えて い る。. (1959)が ,冠 状動脈性心臓 疾患 の危 険 因子 と して特 異 的 な行動 パ ター ン を挙 げ ,タ イプ A行 動 パ ター ン と提 唱 した こ とに始 まる。 タイプ. タイプ. A者. とタイ プ. B者 の 比 較. A行 動 パ ター ンの. 特徴 は,常 に時 間的切迫感 ,緊 張感 ,焦 燥感 を持 って. タイプ A者 とタイプ B者 を比 較 す る研 究 が 多 く行. 速 く行動 し,熱 中的 ,精 力的 ,持 続 的 に 目的遂行 に向. われ て い る。 タイプ A者 は達成努 力 が高 く,精 力 的. か って没頭 し,他 者 へ の競争意識 ,敵 意性 ,攻 撃性 が. に活動 す るので ,当 然 の ことなが ら,学 業 や仕 事 の遂. A行 動 パ ター ン と正 反対 の傾 向 を もつ 行動 パ ター ン を,タ イ プ B行 動 パ. 行 水 準 が 高 い と言 わ れ て い る 。例 え ば ,Ovcharchyn. ター ンい っ。. が ,タ イプ B者 よ りも,大 学 で の 成績 向 上 を強 く願. 強 い こ とで あ る。 また ,タ イプ. ら (1981)が 大学生 に行 った調査 で は ,タ イ プ. A者. タイプ Aと い う概 念 を最 初 に確 認 したの は 医学 領. ってお り,実 際 の学業成績 も高 い とい う結果 を示 して. Aは 正 常 とは異 な. い る。 また ,Bluenら (199o)が 勤 労者 に行 った調査. る と考 え られて い たため に,質 的 に問題 があ る類型 と. で も,タ イプ A者 は ,タ イプ B者 よ りも,会 社 で の. して研 究 が 開始 され た。 つ ま り,タ イ プ Aは タイプ. 個 人 の業績 が 高 い こ とを示 して い る。. 域 で あ る。 医学領域 で は , タイプ. Aで な い 人 と,元 来持 ち合 わせ て い る資 質 が 異 な る. しか しなが ら,常 に タイプ A者 は学 業 や 仕 事 の 遂. と考 え られ て い たの で あ る 。 しか しなが ら, タイ プ. 行水準 が 高 い とい うわ けで はな く,状 況 に よっては. Aの 概 念 で 挙 げ られ て い る時 間的切 迫感 や達 成 努 力. そ の遂行水準 に差異が な くな った り,あ る い は逆転 す. な どの構成要素 レベ ルで考 えた場合 ,そ れ らは異常性. る こ ともあ る。例 えば ,Manuck&Garland(1979)の. の あ る もので はな く,誰 もが持 ち合 わせ て い る特性 で あ る。 したが って ,タ イプ Aで あ るか ど うか は ,そ. 実験 で は,タ イプ A者 とタイプ B者 に対 して ,認 知 課題 (Visual― Verbal Test)を ,金 銭報酬 あ り 0な しの. の構成 要素 を どの くらい持 ち合 わせ て い るかの程度 に. 2条 件 いず れかで行 わせ た結 果 ,報 酬 な し条 件 で は タ. 関 わるので はないか と考 え られ る。石原 ら (1992)や. イプ A者 が タイプ B者 よ りも課題 の 成績 は 良 か った. 北本 (2003)の 研 究 で は,職 業 の違 い に よ り,タ イプ. が ,報 酬 あ り条件 で は両者 の課題遂行 に差異 は認 め ら. A得 点 に相違 が 見 られ る こ とか ら,. タイプ Aが , そ. ,. れ ない とい う結果 が 示 された。 また ,橋 本 (1988)の. の個 人 の置 かれて い る環境 に よって左右す る特性 で あ. 実験 で は,ス トル ー プ課題 の遂行量 をみ る と,非 競争. る と考 え られ る。 つ ま り,そ の個 人 を取 り巻 く環境 に. 状況下 で は タイプ A群 の 成績 が ,タ イプ B群 よ り勝. よって ,個 人 の持 つ タイプ A得 点 が 変化 す る と推 測. るの に対 し,競 争状 況 下 で は タイ プ 間 の 差 が な くな. され る。 したが って ,タ イプ Aが 質 的 に 区別 で きる. り,む しろ小差 なが らタイプ A群 が タイプ B群 よ り. 概 念 で は な く,量 的 に変 化 す る概 念 で あ る と考 え ら. 下 回 る傾 向が示 された。 つ ま り,こ れ らの実験 か ら. れ ,環 境 の違 い に よっては,同 一 人物 であ って もタイ. 状況 に よっては,タ イプ A者 とタイプ B者 の 遂行水. プ A得 点が量 的 に変化す る と考 え られ る。. 準 に差異が な くな る こ とが分 か った。 したが って ,状. 本 実験 で は ,タ イプ Aを 量 的 に変化 す る概 念 と し. ,. 況 に よっては,タ イプ A者 とタイプ B者 の遂行水準.

(2) 甲南女 子大学大学院論集第 5号. 24. 人間科学研究編 (2007年 3月. ). に差 が無 くな る とい える。. A. 行 した時 の精神 的 ・身体 的影響 が異 なる とも言 われて い る。例 えば ,Carverら. 遂行量. さらに,タ イプ A者 と タイプ B者 で は,課 題 を遂. ― ― ‐‐0口 ・B. (1976)の 調 査 で は , タ イ. プ A者 が示 した主観的疲労感 は非 タイプ A者 に比 べ て ,有 意 に低 い もの と し,身 体 上 の症状 の感受性 の低. 実験 中. 実験前. さを示 して い る。 また ,weidner&Matthews(1978). 状況. は,タ イプ A者 とタイプ B者 に対 して ,算 術 課題 中. 図 1 状,兄 によつての遂行量の違い. に強音 を提 示 し,実 験 中 の 身体 症状 につ い て 質問 した ところ ,タ イプ A者 は ,課 題 途 中 で の 疲 労 感 や主 観. (1976)や Wddner&Matthews. ま た ,carverら. 的 な 身体症状 の低 さを示 して い る。 つ ま り,こ れ らの. (1978)の 研究 で は,実 験状 況 にお い て , タイプ A者. 実験 か ら,タ イプ A者 とタイプ B者 で は , タイプ A. とタイプ B者 に同 じ作 業 を させ て も,タ イプ A者 は. 者 の方 が ,同 じ課題 を遂行 した時 の精神 的 ・身体 的影. タイプ B者 よ りも,低 い精 神 的 ・ 身体 的影 響 を示 す. 響 が 低 い こ とが 分 か った。 したが つて , タイプ. A者. は ,タ イプ B者 よ りも同 じ課題 を遂 行 した時 の 精神. と述 べ られて い る。言 い換 え る と, タイプ タイプ A者. B者 が. ,. よ りも,高 い精神 的 ・ 身体 的影 響 を示 す. と捉 え られ る。 しか しなが ら,実 験状況 に置 かれ る前. 的 ・身体 的影響が低 い とい える。 上 記 の ような タイプ A者 とタイプ. B者 を比較 した A者 と タイプ. の遂行量 と実験状 況 中 の遂行量 の差 を考 えた場合 ,タ. 研 究 か らは ,状 況 に よつて は , タイプ. イプ B者 の方 が , タイプ A者 よ り,実 験状 況 に置 か. B者 の遂行水準 に差異 が な くな る こ と, さらに タイプ A者 とタイプ B者 で は ,同 じ課題 を遂 行 した時 の 精. れ る前 よ りも行動 を速 め ,よ り遂行量 を上 げ た こ とに. 神 的 ・ 身体 的影響が異 なる こ とが 分 か った。. 神 的 ・身体的影響 を示す こ とは,理 に適 った論理 で は. なるので ,タ イプ B者 が タイプ. A者 よ りも,高 い精. ない か と考 える。 それ な らば ,図 2に 示す よ うな,実 問. 験状況 に置 かれ る前 の遂行量 と実験状況 中 の遂行量 の. 題. 差が ,タ イプ A者 とタイプ B者 間 で ,同 じになる よ タイプ A者 は,タ イプ Aの 概 念 で述 べ られ て い る よ うに, タイプ B者 よ りも,精 力 的 に活動 を行 い. ,. 遂行水準 が高 い と言 われて い る。 この こ とは, タイプ. A者 とタイプ B者 を比 較 した Ovcharchynら や Bluenら. (1981). (1990)の 調 査 研 究 で も述 べ られ て い. る。 つ ま り,こ れ らの調査 か らは , 日常生活 であ る学 校 生活 や社 会生活 の 中 で の タイプ. A者 とタイプ B者. うな実験状 況 に設 定 す れば , タイプ. A者 もタイプ B. 者 と同 じような精神 的 ・身体 的影響 を示す ので はない か と考 える。 また ,実 験状況 に置 かれ る前 の遂行量 よ りも,行 動 を速 め ,遂 行量 を高 め る状 況 を設 定 した実験 はい くつ か 見 られ る ものの ,前 の遂行量 よ りも,行 動 を遅 め. ,. 遂行量 を低 くす る状況 を設 定 して い る実験 は少 な い。. A者 が ,速. の遂行水準 に差が あ る こ とが 分 か る。 しか しなが ら. 平 ら (1990)の 打 叩 の 実験 で は , タイプ. Manuck&Ganand(1979)や 橋 本 (1988)の 研 究 で は ,状 況 に よつては , タイプ A者 とタイプ B者 の 遂 行量 が ,ほ ぼ同 じになる こ とが述 べ られて い る。 した が って ,報 酬 あ り状況 や競争状況 の よ うな実験状況 の 場 合 につ い て ,タ イプ A者 とタイプ B者 の 遂行 量 の. い 条件 よ りも遅 い条件 の方 で ,打 叩圧 を強め る こ とを. ,. ヽ 亡 的負荷 の増大 と関係 が 示 して い る。打 叩圧 の増加 と′ 深 い こ とは ,杉 之 原 ら (1985)に よって 示 され て お り,速 い条件 よ りも遅 い条件 で ,よ り強 い心 的負荷 を. 関係 を考 える と,図 1で 示す ような形 になるので はな つ ま り,実 験状況 に置 かれる前 の遂行量 と,実 験状. B者 の 方 が タ イプ A者 よ り,実 験状 況 の前 よ りも,速 く行 動 し. A. 遂行量. い か と考 える。. ― ― ‐‐0口 ・B イ. ゛. 0. 況 中 の 遂行量 を比 較 した場 合 , タイプ. ,. 遂行水準 を高 めた こ とになる。 この こ とか らは,タ イ プ B者 の方 が , タイプ A者 よ りも,行 動 を速 め るた め に,精 力 的 に活動 して い た と考 え られ る。. 実験 中. 実験前 状況. 図 2 状 7兄 に よつての遂 行量 の違 い.

(3) 北本. 理香 :作 業負荷状況 におけるタイプ A者 とタイプ B者 の精神的 ・身体的影響 の比較. 25. A. 遂行量. ― ‐‐ 0口 ・B. 方. 法. 被験者 甲南女子大学 ・大学 院 に在 学 中 の 学 生 83名 実験 中. 実験前. (学 部. 生 81名 ・院生 2名 ,平 均 年齢 21.1歳 )に 対 して ,実 験 を実施 した。 また ,被 験者 の 中 か ら,Jenkins Activ―. 状況. 図 3 状況によっての遂行量の違い. ity Survey…. Student Version(JAS)の タイ プ. 基 に,タ イプ A群 (24名 )と タイ プ 示す と考 え られ る。 つ ま り,タ イ プ. A者 は ,速 い 条. 件 よ りも遅 い条件 で ,高 い精神 的 ・身体 的影響 を示す と考 え られ る。 よって ,図 3で 示す よ うな,実 験状況 に置 かれ る前 の遂行量 と実験状況 中 の遂行量 の差が. ,. タイプ A者 とタイプ B者 間 で ,同 じになる よ うな実 ヽ A者 が ″ 亡 的負 荷 を示 しやす い遅 い状 況 を設 定 す れ ば ,タ イ プ A者 は タイプ B者 よ りも,精 神 的 ・ 身体 的影 響 を示 す の ではないか と考 える。 タイプ A者 が , タイプ B者 よ. 験状 況 を設 定 した上 で ,さ らに タイ プ. りも精神 的 ・身体 的影響 を示 す結果 が 出れ ば ,“ タイ. A得 点 を. B群. (25名 ). に群分 け した。 装置 被験者 に遂 行 させ る課題 の呈示及 び反応 のため に. ,. パ ー ソナ ル コ ン ピュー タ (Diamondscan Flat RDS 173. x三 菱 製 )を 使 用 した。 また ,コ (E―. ンピュー タ ソ フ ト. studio)を 使用 して ,課 題 の呈示画面 を作成 した。. 収縮期 血圧 ,拡 張期 血圧 ,心 拍 数 は,手 首式 イ ンテ ソセ ンス血圧 計. (OMRON製 )で 測定 した。. 課題 被験 者が遂行 す る課題 は,画 面 に呈 示 された 5つ の. プ A者 が タイプ B者 よ りも,精 神 的 ・身体 的影響 を. 数字. 示 しに くい"と は言 えな い ことになる。. た。5つ の数字 をキ ー ボ ー ドで打 つ 際 は,指 1本 を使. (Ex.53729)を. キ ー ボ ー トで打 つ 課題 で あ っ. 上 記 に挙 げた よ うな理 由 で ,先 行研 究 と実験状況 を. って打 つ よ うに,統 一 した。 また ,教 示文 (基 準 ・速. 変 える こ とで ,タ イプ A者 もタイプ B者 と同 じよ う な精 神 的 ・身体 的影響 が 示す だろ う と考 える。 また. い条件 ・遅 い条件 ・ 自由条件 )を 作成 して ,被 験 者 に 呈示 しなが ら,読 み上 げ た。. タイプ A者 は ,実 験 状 況 が速 い状 況 よ りも,遅 い状. 基準 :実 験状況 に置 かれ る前 の遂行量 を測 定す るため. 況 にお い て ,高 い精神 的 ・身体 的影響 を示す だろ う と. に,画 面 に呈 示 された 5つ の数字 を,被 験者がや りや. 考 える。. す い と感 じる速 さで作 業 を して もら った 。被 験 者 に. ,. は ,基 準 の教示文 の 中 で ,「 時 間制 限 は あ りませ ん 。 自分がや りやす い速 さで作業 を して下 さい」 と教示 し. 白 勺. た。課題 は 12問 呈示 され ,12間 の 内 ,3問 ∼ 12問 目 本実験 で は,実 験状 況 に置 かれ る前 の遂行量 と実験. までの作業 の速 さの平均値 を利用 して,そ の個 人 の基. 状況 中 の遂行量 の差 が ,タ イプ A者 とタイプ B者 間. 準 と した。. で ,同 じになる よ うな実験状況 を用 い て ,実 験 を施行. 速 い条件 :そ の個 人 の基準 よ りも,呈 示 された 5つ の. し,タ イプ A者 とタイプ B者 の精神 的 ・身体 的影響. 数字 を,速 くキ ー ボ ー ドで打 つ 条件 であ った。速 い条. A者 とタイ プ タイプ A者 と. 件 の教 示文 で は ,「 時 間制 限が あ ります。制 限内 に作. を測 定す る こ とを 目的 とす る。 タイ プ. B者 の遂行 量 の差 を統 制 す る こ とで , タイプ B者 は ,同 じだ け の 量 の 行 動 を速 め ,遂 行 量 を高 め る こ とにな り,統 制 され た状 況 で の タイ プ A 者 と タ イ プ B者 の 精 神 的 ・ 身体 的 影 響 が 測 定 で き る。 また,実 験状 況 に,速 い状況 だ けで はな く,遅 い 状況 も設定す るこ とに よ り,状 況 に伴 って変化す る精. 件 の教 示文 で は ,「 時 間制 限が あ ります。制 限内 に作. 神 的 ・ 身体 的影響 を,よ り明 らか に出来 る と考 える。. 業 を して下 さい。今 回 はゆつ くり作 業 を して もらい ま. 業 を して下 さい 。今 回 は速 く作業 を して もらい ます」 と教 示 した。40間 の 課題 が呈 示 され た (作 業 の 速 さ は,基 準 の O.6倍 の速 さ)。 遅 い条件 :そ の個 人 の基準 よ りも,呈 示 された 5つ の 数字 を,遅 くキ ー ボ ー ドで打 つ 条件 で あ った。遅 い条. す」 と教示 した。 40間 の 課題 が呈 示 され た (作 業 の 速 さは,基 準 の 2.25倍 の速 さ)。 自由条件 :被 験者 のや りやす い と感 じる速 さで ,5つ.

(4) 人間科学研究編 (2007年 3月. 26. ). の数字 をキ ー ボ ー ドで打 つ 条件 で あ った。基準 の教示. 題 を実施後 ,す ぐに血圧 と脈拍 を測 定 して ,課 題遂行. 文 と同 じように 「時 間制 限 はあ りませ ん。 自分 がや り. 時 の精神 的状態 を測 定す る質問紙 (質 問紙評定 )と 課. やす い 速 さで作 業 を して下 さい 」 と教 示 した。 40問. 題遂行後 の精神 的 ・身体的状態 を測 定す る質問紙 (多. の課題 が呈示 された。. 面 的感情 尺度 ・ 自覚症 しらべ 尺度 )に ,記 入 を して も. 日時. らった。. 2005年 10月 15日 ∼H月 30日. 〈質問紙 〉 ・Jenkins Act市 ity. 実施場所 甲南女子大学 4号 館 3階 No。 4実 験室. タ イプ. A群. Survey― Student. と タイ プ. 実験条件 〈課題遂行時 の精神 的状態 〉. student Versionの 日本 語 版. (タ. イプ A群 とタイプ. B群 の 2. 日本語版. ,. (1974)に よ る Jenkins Activity Survey―. Krantz et al。. 独 立 変数 を タイプ. Version[JAS]. B群 を群 分 けす る た め に. JAS学 生 用 を使 用 した。. JAS学 生用 は,44項 目か らなるが ,冠 状動. 水準 )・ 条件 (速 い 条件 と遅 い 条件 と 自由条件 の 3水. 脈性疾患 の発症 に影響 を及 ぼす とされ る要 因 につい て. 準 )と し,従 属変数 は課題遂行時 の精神 的状態 (脅 威 ・不快 ・困難 ・ イライラ ・不安 ・緊張 ・興味 ・気 がか. の 臨床 尺度 で あ る. 間 の 内 ,4間 は擬装項 目であ り,回 答 は (は い ・ いい. り)と した。. え)の 2件 法 で 求 め られた。. AB尺 度. (25間 )を 使 用 した。 25. また,JAS学 生用 は,実 験 的研 究 を行 う際 の タイプ. 〈課題遂行前後 の精神 的 ・身体 的影響 〉. B群 の 2. 水準 )・ 条件 (速 い 条件 と遅 い 条件 と 自由条件 の 3水. Aと タイプ Bの 被験 者 を選択 す るため に作 成 され た もので ,研 究 が 学 生 の ため に ,長 期 にわ た る JAS学. 準 )0負 荷 (課 題 遂 行 前 と課題 遂 行 後 の 2水 準 )と. ヽ 生用の検査成績 と″ 亡 臓疾患 の発症 との 関連性 の研 究 が. し,従 属変数 は課題遂行前後 の精神 的影響 (否 定 的感 情 ・肯定 的感情 )と 身体 的影響 (主 観 的評価 ・客観 的. 行 われ て い るわ けで は なか った 。 そ こで ,タ イ プ. 得 点 を測 定 す る 際 に ,JAS学 生 用 ,並 び に ,前 田. 評価 )と した。. (1981)が 作成 した A型 傾 向判別表 を用 い て ,両 者 間. 実験計画. の 相 関 を検討 した。 A型 傾 向判 別表 は ,虚 血 性 心 疾. 独 立 変数 を タイプ. (タ. イプ A群 とタイプ. A. 〈課題遂行時 の精神 的状態 〉 タイプ (タ イプ A群 ・ タイプ B群 )と 条件 (速 い. 患 の患者 と健常者 の得点 に有意差 を認 めてお り,冠 状. 条件 ・遅 い 条件 ・ 自由条件 )の 2要 因 の被験者 間計 画. A型 傾 向 判 別 表 との 間 に ,r=0。 68の 相 関 が 見 られ. と した。. た。. 〈課題遂行前後 の精神 的 ・身体 的影響 〉. ・質問紙評定. B群 )と 条件. 動脈造影所見 との相 関 も見 出 して い る。JAS学 生用 と. 条件 ・遅 い 条件 ・ 自由条件 )を 被験 者 間要因 と し,負. 課 題 遂行 時 の 精 神 的状 態 を測 定 す る た め に ,橋 本 (1988)が 作 成 した質問紙評定 (脅 威 ・不快 0困 難 ・. 荷 (課 題遂行前 ・課題遂行後 )を 被験者 内要 因 とす る. イラ イラ ・不安 ・ 緊張 ・興 味 ・気 が か り)を 使 用 し. 3要 因 の混合計画 と した。. た。全体 で 8項 目であ り,回 答 は (全 く感 じなか つた ・ わず か に感 じた ・少 し感 じた ・か な り感 じた ・非常. タイプ. (タ. イプ A群 ・ タイプ. (速 い. 手続 き 入室後す ぐに,タ イプ Aを 測定す る質問紙 (Jenkins Activity Survey―. Student Vcrdon[JAS]と. A型 傾 向判. に感 じた)の 5件 法 で 求 め られた。 ・多面 的感情尺度. 別表 )に ,記 入 を して もらった。記 入後 ,作 成 して い. 課題遂行前後 の精神 的状態 を測定す るため に,寺 崎. た教示文 (基 準 )を 読 み上 げ ,基 準 の練習問題 を 3問. ら (1992)が 作成 した多面 的感情状態尺度 の短縮版 を 使 用 した。「抑鬱 0不 安」「敵意」「倦怠」「活動 的快」. して もらい ,課 題遂行 の方法 の理解 を確認 した後 ,そ の個 人 の基準 を測 定 した。測定後 ,現 在 の精神 的 ・身. 「非活動 的快」「親和」「集 中」「驚愕」 の尺度 の うち. ,. 体 的状態 を測 定す る質問紙 (多 面 的感情尺度 ・ 自覚症. 否定 的感情 で あ る 「敵 意感情」「倦 怠感情」 と肯 定 的. しらべ 尺度 )に ,記 入 を して もらった。 また ,こ の時. 感情 で あ る「活動 的快感情」 と「非活動 的快感情」 を. に,現 在 の血圧 と脈拍 も測定 した。 そ の後 ,各 条件 の. 採択 した。 各下位尺度 は,そ れぞれ 5項 目か ら構成 さ. 練 習 問題 を 3問 して も らい ,条 件 別 の 課 題 を実 施 し. れ ,全 体 で 20項 目で あ り,回 答 は (全 く感 じて い な. A得. い ・あ ま り感 じて い ない ・少 し感 じて い る ・ はっ き り. た。 各条件 に振 り分 け る際 には ,JASの タイプ. 点 を基 に,層 化無作為抽 出法 を使 用 した。条件別 の課. 感 じて い る)の 4件 法 で 求 め られた。.

(5) 北本. 27. 理香 :作 業負荷状況 におけるタイプ A者 とタイプ B者 の精神的 ・身体的影響 の比較. は ,タ イプ A群 とタイ プ B群 の タイ プ. ・ 自覚症 しらべ 尺度. A平 均 得 点. お よび標準偏差 を示 して い る。. 課題遂行前後 の 身体 的状態 を測 定す るため に,酒 井 ら (2002)が 作成 した 自覚症 しらべ 尺度 を使用 した。. タイプ A群 とタイプ B群 の基 準 の 比較. 5つ の 下位 尺度 「 ね む け感 」「不 安 感 」「不 快 感 」「 だ. 個 々の基準 を決定す るため に,個 人が作業 しやす い. る さ感」「ぼや け感」 の尺度 の うち,「 ねむけ感」「不 快感」「だ る さ感 」 尺度 を採択 した。 各下位 尺度 は. 速 さで作 業 を して も らい ,個 人 の 作 業 速 度 を測 定 し. ,. た。表 2に は,タ イプ A群 とタイプ B群 の作 業平均. そ れ ぞ れ 5項 目か ら構 成 され ,全 体 で 15項 目 で あ り,回 答 は. (ま. 速度 お よび標準偏 差 を示 して い る 。 タイプ. った くあ ては ま らない ・ わず か にあて. A群 とタ. は まる ・少 しあては まる ・かな りあ ては まる 0非 常 に. イプ B群 の 間 で t検 定 を行 ったが ,有 意 差 は認 め ら. あて は まる)の 5件 法 で 求 め られた。. れ なか った。. 課題遂行時 にお ける精神的状態. 果. 結. 課題遂行 時 にお い て , タイプ A群 とタイプ B群 で. JAS平 均得点 お よび標 準偏 差 "タ B者 の群分 け. イ プ A者 とタイ プ. は,精 神 的状態 に相違 が あるか ど うか を判別す るため. Activity. に,橋 本 (1988)が 用 い た質問紙評定 を用 い て ,検 討 した。質問紙評定 は,脅 威 ・不快 ・困難 ・ イライラ・. Student Version(JAS)を 使 用 した ところ ,平. 不安 ・緊張 ・興味 ・気 が か りを測 定 してお り,8項 目. 均得点 8。 62(SD=3.66),中 央得 点 8.41で あ った。 図. の 5段 階評 定値 (得 点 1-5点 )を 基 に ,Type× 条件. 4に は,被 験 者 83名 にお け る,JAS得 点 の ヒス トグ. の分散分析 を行 った。. タイプ Survey―. A得 点 を測 定 す るた め に ,Jenkins. 「脅成」. ラム を示 して い る。. 分散分析の結果,主 効果 と交互作用のいずれも認め. 佐藤 (1983)に よれば ,米 国 にお け る学 生で は,中 央 得 点 が ほ ぼ 7∼ 8点 とな るが , 日本 の 学 生 の 場 合. られ なか った (図. は ,中 央得 点 が 5∼ 6点 の 間 とな り,米 国 にお け る得. 5)。. 「不快 」 分 散 分 析 の 結 果 ,条 件 の主 効 果 が 認 め られ た (F. 点 よ り,や や低 くなる傾 向 があ る と して い る。 しか し. Ryan's methodを 用 い た 多 重. なが ら,本 実験 で は ,中 央 得 点 が 8.41と な り,全 体. (2,43)=6.59,p<.005)。. 的 な得点 が高 い傾 向 が あ った。. 比較 に よれば,速 い条件 と自由条件 の 間 に,有 意差 が. また ,タ イプ Aと タイプ Bの 群分 け は ,JASの タ. A得 点 を基 に ,H点 以 上 を タ イ プ A群 名 ),6点 以下 をタイプ B群 (25名 )と した。表 イプ. (Mse=0.62,5%水 準 )。 したが って ,速 い 条件 で課題 を遂 行 した人 の方 が ,自 由条件 で 課題 を 遂行 した人 よ りも,不 快 を強 く示 して い た こ とが 分 か. 認 め られ た. (24. 1に. 表 2 各群 の作業平均速度 お よび標準偏差. 表 1 各群 の JAS平 均得点お よび標準偏差. タイプ A(N=24)タ イプ B(N=25). タイプ A(N=24)タ イプ B(N=25) 平均 得点 標準偏差. 12.96. 4。. 平均 速度 (ミ リ秒 ) 標準偏差. 36. 1.23. 2.11. 人 数. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 得点. 図4. JAS得 点 の ヒス トグラム (N=83). 15. 4605.80 664.24. 4712.70 651.04.

(6) 甲南女子大学大学院論集第 5号. 28. った 。 しか しなが ら,速 い 条件 と遅 い 条 件 ,お よび. ,. 遅 い 条 件 と 自由条件 の 間 の 差 は 有 意 で は なか った (図. 人間科学研究編 (2007年 3月. た人 よ りも,困 難 を強 く示 して い た こ とが 分 か つた 。 しか しなが ら,遅 い 条 件 と 自由条件 の 間 の 差 は 有 意 で は なか った (図. 6)。. ). 7)。. 「 イライラ」. 「 困難」 分散分析 の 結果 ,条 件 の主 効 果 (F(2,43)=17.60,p. 分散分析 の 結 果 ,条 件 の 主効 果 (F(2,43)=15。 02,p. <.001)は 認 め られたが , タイプの主 効 果 と交互作 用. <.001)が 認 め られ ,Ryan's methodを 用 い た 多 重 比 較 に よれば,速 い条件 と自由条件 ,速 い条件 と遅 い条 件 の 間 に 有 意 差 が 認 め られ た (Mse=0.67,5%水. は認 め られ なか った 。 さ らに ,Ryan's methodを 用 い た多 重比較 によれば ,速 い条件 と遅 い条件 ,お よび. ,. したが って ,速 い 条件 で 課題 を遂 行 した人が. 速 い条件 と自由条件 の 間 に,有 意差が認 め られた (Mse. 準 )。. 96,5%水 準 )。 したが って ,速 い 条件 で課題 を遂 行 した人 の 方 が ,遅 い条件 や 自由条件 で 課題 を遂 行 し. 遅 い条件 や 自由条件 で 課題 を遂行 した人 よ りも,イ ラ. =0。. 平 均 値. イラ を強 く示 して い た こ とが 分 か った 。 しか しなが. 4.0. 4.0. 3.5. 3.5. 3.0. 30. 2.5. 平 2.5 均 2.0 値 1.5. 20 1.5 1.0. 1.0. 0.5. 0.5. 0.0. 0.0. 速い. 遅い 条件. 自由. 速い. 図 5 「 脅 威 」 を感 じた 値. 図. 4.0. 4.0. 35. 3.5. 遅い 条件. 自由. 9「 不 安 」 と感 じた 値. 3.0. 3.0. 平 2.5 均 2.0 値 1.5. 平 均 値. 2.5. 20 1.5. 1.0. 1.0. 0.5. 0.5. 00. 0.0. 速い. 遅い 条件. 自由. 速い. 図 6「 不快」 と感 じた値. 遅い 条件. 自由. 図 10 「 緊張」 を感 じた値. 4.0. 4.0. 35. 3.5. 3.0. 3.0. 平 均 値. 平 2.5 均 20 値 1.5. 2.5 2.0 1.5. 1.0. 1.0. 0.5. 0.5 0.0. 0.0 速い. 遅い 条件. 速い. 自由. 遅い 条件. 自由. 図 11 「興 味 」 を感 じた値. 図 7 「 困難 」 と感 じた値. 4.0. 4.0. 3.5. 3.5. 3.0. 3.0. 平 2.5 均 2.0 値 1.5. 平 2.5 均 2.0 値 1.5. 1.0. 1.0. 0.5. 0.5. 0.0. 0.0. 速い 図. 遅い 条件. 速い. 自由. 8「 イラ イラ」 を感 じた 値. ,. 図. 遅い 条件. 自由. 12「 気 が か り」 と感 じた値.

(7) 北本. 理香 :作 業負荷状況 におけるタイプ A者 とタイプ B者 の精神的 。身体的影響 の比較. ら,遅 い 条件 と 自由条件 の 間 の 差 は有 意 で は なか っ. 「緊張」 分散分析の結果,主 効果 と交互作用のいずれも認め. た。 また , タイプの主 効果 は認 め られ なか ったが ,交 互作 用 (F(2,43)=3.95,p<.05)が 認 め られ た 。交 互 作用 を分析 した結果 ,タ イプにお い て ,速 い条件 の主. られ なか った (図. 10)。. 「興味」. 効 果 (F(1,43)=4.64,p<.05)が 認 め られ ,遅 い 条件. 分散分析 の結果 ,条 件 の主効果 と交互作用 は,認 め. の主 効 果 (F(1,43)=3.29,p<。 10)に 有 意傾 向が認 め. られ なか った。 しか しなが ら, タイプの主 効 果 (F. られ た 。 さ らに,条 件 にお い て ,タ イプ. A群 の主 効. (1,43)=3.91,p<。 10)に. 果 (F(2,43)=14.41,p<.001)が 認 め られ ,Ryan's. methOdを 用 い た多 重比 較 に よれ ば ,速 い 条件 と 自由. 11)。. 分散分析の結果,主 効果 と交互作用のいずれも認め. (Mse=0.67,5%水 準 )。 したが って , タイ. プ A群 で は,速 い 条件 で 課題 を遂 行 した人 の 方 が. (図. 「気がかり」. 条件 ,お よび,速 い 条件 と遅 い条件 の 間 に有意差が認 め られ た. ,有 意傾向が認め られた. られ なか った (図. 12)。. ,. 遅 い 条件 や 自由条件 で課題 を遂 行 した人 よ りも,イ ラ. 課題遂行前後 の 精神的影響 条件 別 ,課 題 遂行前 後 にお い て ,タ イプ. イラを強 く示 して い た こ とが 分 か つた。 さらに,タ イ. A群 とタ. プ B群 の主 効 果 (F(2,43)=4.56,p<.05)が 認 め ら. イプ B群 で は ,精 神 的状 態 に相 違 が あ るか ど うか を. れ ,Ryan's methodを 用 い た 多 重比 較 に よれ ば ,速 い. 判別す るため に,多 面 的感情状態尺度 を用 い て ,検 討. 条件 と 自由条件 ,お よび ,遅 い条件 と 自由条件 の 間 に. した。 多面 的感情状態尺度 は,否 定 的感情. 有意差 が認 め られ た (Mse=0。 67,5%水 準 )。. したが. 怠 │ と肯定 的感 1青 1活 動 的1央 ・非活動 的快 │ を測 定 し. って ,速 い条件 や遅 い条件 で課題 を遂 行 して い た人の. てお り,4段 階評定値 (得 点 1-4点 )で 得 点化 した も. 方 が ,自 由条件 で課題 を遂 行 して い た人 よ りも,イ ラ. の を基 に ,Type× 条件 ×負荷 (課 題 遂行 )の 3要 因. イラを強 く示 して い た こ とが 分 か った (図. 混合 の分散分析 を行 った。. 8)。. 1敵 意 ・倦. 「不安」 分散 分析 の 結 果 ,条 件 の主 効 果 (F(2,43)=3.83,p. 否定的感情. <.05)は 認 め られ たが , タイプの主 効 果 と交 互 作 用. 分散 分析 の結 果 ,二 次 の 交 互作 用 (F(2,43)=2.48,. 10)に 有意傾 向 が見 られ た。 また ,負 荷 の主 効 果. は認 め られ なか った。 さ らに ,Ryan's methodを 用 い. p<。. た多 重比較 に よれば,遅 い条件 と 自由条件 の 間 に,有. (F(1,43)=4.38,p<.05)が 有意 であ ったが ,そ の他 の. 意差 が 認 め られ た (Mse=0。 93,5%水 準 )。 したが っ. 主効果 ,交 互 作用 は有意 ではなか った。 したが って. て ,遅 い 条件 で課題 を遂 行 した人の方が ,自 由条件 で. 課題遂行前後 で ,否 定 的感情が変化 して い る こ とが 分. 課題 を遂 行 した人 よ りも,不 安 を強 く示 して い た こ と. か った (図. ,. 13)。. が分 か った。 しか しなが ら,速 い条件 と遅 い条件 ,お. さらに,否 定 的感情 を詳 しく検定す るため に,下 位. よび,遅 い条件 と 自由条件 の 間 の差 は有意 で はなか っ. 尺度 で あ る「敵意感情」と「倦怠感情」につ い て ,Type. た (図. ×条件 ×課題 の 3要 因混合 の分散分析 を行 った。. 9)。. A ― ¨‐‐0‐ Ⅲ…B. 平均点. Pre. Post 速い. Pre. Post 遅い 条件. 図. 13. 課題遂行前後 の 否定 的感情 の平均 得点推 移. Pre. Post 自由.

(8) 甲南女子大学大学 院論集第 5号. 人間科学研究編 (2007年 3月. た ,タ イプ B群 の 自由条件 にお い て ,課 題 遂行 前 後. 「敵意感情 」. の平均 の差 が 有意 で あ った (F(1,43)=4.13,p<.05). 分散 分析 した結 果 ,条 件 の 主効 果 (F(2,43)=2.44, p<。. ). 10)に 有 意 傾 向 が 認 め られ たが ,そ の 他 の主 効. 果 ,交 互 作用 は有意 で はなか った (図. (図 15)。. 否定 的感情 の分析結果 か らは,否 定 的感情 は,課 題. 14)。. 遂行前 と遂 行後 で 変化す る こ とが 分 か った。特 に下位. 「倦 怠感情 」 分 散 分 析 した 結 果 ,二 次 の 交 互 作 用 (F(2,43)=. 尺度 の「倦怠感情」 が ,遅 い 条件 にお い て ,課 題遂行. 97,p<.05)が 認 め られ た。 さ らに,条 件 に注 目 し. 前 と遂 行後 で ,タ イプ A群 とタイプ B群 の 変化 の仕. て ,二 次 の交互作用 を分析 した結果 ,遅 い条件 にお い. 方 に差 が 見 られ た 。 タイプ A群 は遅 い 条件 の 課題 を. て ,「 タイプ ×負荷」 の 交 互作 用 が 有 意 で あ った (F. 遂 行 す る こ とで ,倦 怠 感情 が低 くな るが , タ イプ B. したが って ,遅 い 条件 の 課題. 群 は遅 い条件 の課題 を遂 行 す る こ とで ,倦 怠感情 が 高. 3。. (1,43)=7.32,p<.01)。. を遂 行 した後 に,タ イプ A群 で は倦 怠 感情 が 低 くな. くなる こ とが 分 か った。. り,タ イプ B群 で は倦怠 感情 が 高 くな る こ とが 分 か った。 また ,タ イプに注 目 して ,二 次 の交互作用 を分. 肯定的感情. 析 した結果 ,タ イプ B群 にお い て ,「 条件 ×負荷」 の. 分散 分析 の 結 果 ,タ イプの主効 果 (F(1,43)=8.63, p<.01)と 負荷 の主 効 果 (F(1,43)=24。 98,p<.001). 交互作 用 に有意傾 向 が認 め られ た (F(2,43)=2.75,p さ らに ,各 要 因 の 単 純 主 効 果 を分 析 した結. が 有意 であ ったが ,そ の他 の 主効果 と交互作用 は有意. 果 ,遅 い条件 の課題遂行 後 にお い て , タイプ間 の平均 タイプ A群 の 遅 い 条件 にお い て ,課 題 遂行 前 後 の 平. A群 と タイプ B 群 で 肯 定 的感情 に差 が あ る こ とが 分 か り,タ イ プ A 群 の 方 が タイプ B群 よ りも肯 定 的感 情 を高 く持 って. ま. い た こ とが 分 か った。 また,課 題遂行前後 で ,肯 定 的. <。 10)。. の差 が 有意 であ った (F(1,86)=5。 53,p<.05)。 また. 均 の 差 が 有 意 で あ った (F(1,43)=7.34,p<.01)。. で はなか った 。 したが って ,タ イプ. ,. A ― ‐-0-‐. B. 平均点. Post. Pre. Post. Pre. 遅い. 速い. Post 自由. 条件 図 14 課題遂行前後 の「敵意感情」 の平均得点推移. A ― ‐ -0-‐. 平 均 点. 0_、. Post 速い. Pre. Post 遅い 条件. 図 15 課題遂行前後 の「倦怠感情」 の平均得点推移. Pre. Post 自由. B.

(9) 北本. 理香 :作 業負荷状況におけるタイプ A者 とタイプ B者 の精神的 。身体的影響 の比較. 6 4. 8. A ― ………0‐ ‐‐B. 2 0 8. 平均点. ◆. 0. 6 4 2 0. Pre. Post. Pre. Post. Pre. 遅い. 速い. Post 自由. 条件 図 16 課題遂行前後 の肯定的感情 の平均得点推移. 感情 が 変化 して い る こ とが 分 か り,課 題遂行す る こ と によって ,肯 定的感情 が低 くな っていた (図. 取 り組 んで い た こ とが 分 か った。. 16)。. さらに,肯 定的感情 を詳 しく検定す るため に,下 位 尺度 であ る「活動 的快感情」 と「非活動 的感情」 につ. 課題遂行前後の身体 的影響 (主 観 的評価 ) 条件 別 ,課 題遂行 前後 にお い て , タイプ. A群 とタ. い て ,Type× 条件 ×課題 の 3要 因混 合 の 分 散 分 析 を. イプ B群 で は ,主 観 的評価 で の 身体 的状 態 に相 違 が. 行 った。. あ るか ど うか を判別す るため に,自 覚症 しらべ 尺度 を. 「活動的快 感情 」. 用 い て ,検 討 した。 自覚 症 しらべ 尺度 は ,自 覚 症 状. 分 散 分 析 した 結 果 ,タ イ プの 主 効 果 (F(1,43)=. 42,p<.001)と 負 荷 の 主 効 果 (F(1,43)=13.27,p <.001)が 有意 で あ ったが ,そ の他 の 主効 果 ,交 互作 19。. 用 は有意 で はなか った 。 したが って ,タ イプ. A群 と. B群 で 活 動 的快 感 情 に差 が あ る こ とが 分 か り,タ イプ A群 の方 が タイプ B群 よ りも活動 的快感. │ね. む け感 ・不快 感 ・ だ る さ感 │を 測 定 してお り,5. 段 階 評 定 値 (得 点 1-5点. )で 得 点 化 した もの を基. に ,Type× 条件 ×負荷 (課 題 遂行 )の 3要 因混 合 の 分散分析 を行 った。. タイ プ. 身体 的 自党症状. 情が高 い こ とが分 か った。 また,課 題遂行前後 で ,活. 分散分析 の 結 果 ,負 荷 の主 効 果 (F(1,43)=9。 07,p. 動 的快感情 が 変化 して い る こ とが 分 か り,課 題遂行 す. <.005)が 有意 で あ ったが ,そ の他 の 主効 果 と交互作. るこ とに よって,活 動 的快感情が低 くな っていた (図. 用 は有 意 で は なか った 。 したが って ,課 題 遂 行 前 後. 17)。. で ,身 体 的 自覚症状 が 変化 して い る こ とが 分 か り,課. 「非活動的快 感情」. 題 をす る こ とに よって ,多 くの場合 ,身 体 的 自覚症状. 分散分析 した結果 ,負 荷 の 主効 果 (F(1,43)=19.17,. が低 くな っていた (図. 19)。. p<.001)と 条件 と負荷 の交互作用 (F(2,43)=4.68,p. さらに,身 体 自覚症状 を詳 しく検 定す るため に,下. <.05)が 有 意 で あ ったが ,そ の他 の主 効 果 ,交 互 作. 位 尺 度 で あ る「ね む け感 」 と「不快 感 」 と「 だ る さ. 用 は有意 で はなか った。 さらに,交 互 作用 を分析 した. 感 」 につ い て ,Type× 条件 ×負 荷 の 3要 因混 合 の 分. 結果 ,速 い条件 にお け る負荷 の主効果が 有意 で あ った. 散分析 を行 った。. (F(1,43)=24.90,p<.005)。. したが って ,課 題 遂行 前. 後 で ,非 活動 的快感情 が 変化 して い るこ とが分 か り ,. 「ね むけ感」 分散分析 した結果 ,負 荷 の主 効 果 (F(1,43)=15。 90,. 速 い条件 で は,課 題遂行 す る ことに よって ,非 活動 的. p<.Ool)が 有意 で あ ったが ,そ の他 の 主効 果 と交 互. 快感情 が低 くな っていた (図. 作用 は有意 ではなか った。 したが って ,課 題遂行前後. 18)。. 肯定 的感情 の分析結果 か らは,肯 定 的感情 は,タ イ. で ,ね むけ感 が変化 して い る こ とが 分 か り,課 題遂行. プ A群 の方が タイプ B群 よ りも高 く持 ってい た こ と. す る こ とに よって ,多 くの場合 ,ね むけ感 が 低 くな っ. が分 か った 。特 に下位 尺 度 で あ る 「活 動 的快 感 情 」. て い た (図. は,タ イプ A群 が タイプ B群 よ りも,有 意 に高 く. ,. タイプ A群 が 活動 的 な感情 を肯 定 的 に持 ち ,課 題 に. 20)。. 「不快感」 分散分析 した結果,主 効果 と交互作用 もいずれも有.

(10) 甲南女子大学大学 院論集第 5号. 人間科学研究編 (2007年 3月. ). A. 18 16. ―. 平均点. 14 12 10. 0、 ‐ 。. 8 6. 4 2. 0. Pre. Post. Pre. Post. Pre. 遅い. 速い. Post 自由. 条件 図 17. 課題遂行前後 の「活動的快感情」 の平均得点推移. A. 平均点. 18 16 14 12 10. ―‐‐ ¨‐ ‐ 0‐ B. 8 6. 4 2. 0. Pre. Post 速い. Pre. Post. Pre. 遅い. Post 自由. 条件 図. 18. 課題遂行前 後 の 「非活動的快感情」 の平均得点推移. A. 14. 一 ‐-0-‐. 12 平 均 点. 10. B. 0_、. 8 6. 4 2. 0. Pre. Post 速い. Pre. Post 遅い. Pre. Post 自由. 条件. 意 で は なか った (図 21)。. て ,「 ねむけ感 」 が低 くな っていた こ とが 分 か った。. 「だるさ感」 分散分析 した結果,主 効果 と交互作用もいずれも有 意ではなかった. (図 22)。. 課題遂 行後 の 身体 的影響 (客 観 的評価 ) 条件別 ,課 題遂行 前後 にお い て , タイプ. A群 とタ. 主観的評価である自覚症状 の分析結果 からは,下 位. イプ B群 で は ,客 観 的評価 で の 身体 的状 態 に相 違 が. 尺度 である「ねむけ感」 のみが,課 題遂行前 と遂行後. あ るか ど うか を判別す るため に,血 圧 (収 縮期血圧 ・. で差があ り,多 くの場合 ,課 題 を遂行することによつ. 拡 張 期 血 圧 )と 脈 拍 に つ い て ,Type× 条 件 ×負 荷.

(11) 北本. 理香 :作 業負荷状 況 にお ける タイプ A者 とタイプ B者 の精神 的 ・身体 的影響 の比較. 33. 14 12. 平均点. 10 8 6. 4 2. 0. Pre. Post. Pre. 速い. Post. Pre. 遅い. Post 自由. 条件 図 20 課題遂行前後 の「ねむけ感」 の平均得点推移. A. 14 ― ¨ … 0-‐. 12. B. 平均点. 10 8 6. 4 2. 0. Post. Pre. 速い. Post. Pre. 遅い. Post 自由. 条件 図 21 課題遂行前後 の「不快感」 の平均得点推移. 14. A. 12. ―‐ ¨ ‐ … 0‐ …B. 平均点. 10 8 6. 4 2. 0. Pre. Post. 速い. Pre. Post. Pre. 遅い. Post 自由. 条件 図 22 課題遂行前後 の「だるさ感」 の平均得点推移. (課 題遂行 )の. 3要 因混合 の分散分析 を行 った。. 作用 を分 析 した結 果 ,遅 い 条件 にお い て ,「 タイ プ × 負荷」 の 交 互作 用 が 有 意 で あ った (F(1,43)=6.89,p. 血圧 (収 縮期血圧 ・ 拡張期血圧 ). <.05)。. 分散分析 の結果 ,収 縮期血圧 は,主 効果 ,交 互作用 のいず れ も有意 で はなか った (図. 23)。. また ,拡 張期. また,タ イプに注 目 して ,二 次 の 交互作 用 を. 分析 した結果 ,タ イプ B群 にお い て ,「 条件 ×負荷」 の交互作用 が有意であ った (F(2,43)=4.17,p<.05)。. 血圧 で は ,二 次 の 交互作 用 (F(2,43)=4。 13,p<.05). さらに,各 要 因 の単純 主効果 を分析 した結果 ,タ イプ. が認 め られた。 さ らに,条 件 に注 目 して ,二 次 の交互. A群 の 遅 い 条件 にお い て ,課 題 遂 行 前後 の 平 均 の 差.

(12) 甲南女子大学大学 院論 集 第 5号. 34. 人間科学研 究編 (2007年 3月. ). 120 110 平 均. 100. 0. 90 80. O. Pre. Pre. Post. Post. Pre. 遅い. 速い. Post 自由. 条件 図 23 課題遂行前後 の 「収縮期血圧」 の平均推移. A ―¨¨ ‐‐ ¨ 0¨ B. 平 均. 90 80 70. O…. 60. Pre. Pre. Post. Post. Pre. 遅い. 速い. Post 自由. 条件 図 24 課題遂行前後 の 「拡張期血圧」 の平均推移. A. 90. 平均脈 拍 数. ― ‐ -0… ‐B 0‐ ¨¨‐‐‐0. Pre. Post. Pre. Post 遅い. 速い. Pre. Post 自由. 条件 図 25 課題遂行前後 の「脈拍 数」 の平均推 移. が有意 であ った (F(1,43)=7.80,p<.01)。. また , タイ. プ B群 の 速 い 条件 にお い て ,課 題 遂 行 前 後 の 平均 の 差が有意 であ った (F(1,43)=6.43,p<。 05)。 また , タ. 脈拍 分散分析 の結果 ,脈 拍 は,主 効果 と交互作用 のいず れ も有意 ではなか った (図. 25)。. イプ B群 の 自由条件 にお い て ,課 題 遂 行前 後 の 平均. 客観 的評価 であ る血圧 と脈拍 の分析結果 か らは,拡. (F(1,43)=7.24,p<.05)(図. 張期 血 圧 の 遅 い 条件 に ,課 題 遂 行 前 と遂 行 後 にお け. の差 が 有 意 で あ った 24)。. る,タ イプ A群 とタイプ B群 の 変化 の仕 方 に差 が 見 られ た 。 タイプ A群 は遅 い 条件 の 課題 を遂 行 す る こ.

(13) 北本. 理香 :作 業負荷状況 におけるタイプ A者 とタイプ B者 の精神的・身体的影響 の比較. とで ,拡 張期 血圧 が高 くな るが , タイ プ. B群 は遅 い. 同 じ精 神 的影響 を感 じる こ とは なか った 。 これ は. ,. (1976)や Weidner&Matthews(1978)な. 条件 の課題 を遂 行 す る こ とで ,拡 張期 血圧が低 くなる. carverら. ことが 分 か つた。. ど従来 の研 究 と一 致 して い た こ とになる。 しか しなが ら,遅 い条件 での 身体 的状態 を見 てみ る と,拡 張期 血. 考. 圧 にお い て ,タ イプ A群 で は血 圧 が 上 が り,タ イ プ. 察. B群 で は血圧が下が る結果 となって い た。要す るに タイプ A群 とタイプ B群 で は ,課 題遂行 前後 の 精神 的状態 と客観 的指標 で あ る身体 的状態 に,逆 の変化 が 起 こ って い る こ とに な った 。 つ ま り, タ イ プ A群 ,. 1.タ イプ A特 性 に関 す る群 間 の比較 本実験 で は,タ イプ A群 とタイプ B群 の遂行 量 の 差 を統制す る実験状 況 を設 定す る こ とで ,課 題遂行 時 にタイプ A群 とタイプ B群 が 同 じよ うな精 神 的 ・ 身 体 的影響 を示す ので はな い か と考 えて ,検 討 をすす め. は,身 体 的 な影響が及 んで い るの に,精 神 的 な倦怠感 情 を示 してお らず ,タ イ プ B群 は ,身 体 的 な影 響 が ないの に,精 神 的 な倦怠感情 を示 して い たのであ る。. て きた。. A群 とタイ プ B群 にお い て ,タ. A特 は プ と と A群 じる には して生 性 関連 影響 ,や リタイ タイプ B群 で 群差 が見 られ た 。特 に ,差 が 見 られ た. 後 の精神 的 ・ 身体 的影響 の差 が ,ほ とん ど見 られ なか. の は ,実 験 に対 す る課題 へ の取 り組 み 方 で あ る 。従. 間差 が見 られ なか っただ けで はな く,課 題遂行前 と遂. 来 ,タ イプ A者 は,タ イプ B者 よ りも,熱 中的 ,精. 行後 で ,精 神 的 ・身体 的状態 の差 が 見 られず ,同 じよ. 力 的 ,持 続 的 に目的遂 行 に向 か って没頭す る特性 を持. うな精神 的 ・身体 的影響 が生 じたのか ,あ るい は,課. つ と言 われて い る。本 実験 で も,全 ての条件 で ,タ イ. 題 自体 が精 神 的 ・ 身体 的影響 を生 じさせ ない よ うな内. プ A群 の方 が ,タ イプ B群 よ りも,肯 定 的感情 (活. 容 の ものだ ったのか ,ど ち らとも言 い難 い結果 となっ. 動 的快感情 ・非活動 的快感情 )を 高 く持 ち,実 験課題. て しま った。 したが つて ,タ イプ. に取 り組 んで い た とい う結 果 が 示 され た 。 この こ と. が 同 じような精神 的 ・身体 的影響 を示す とは言 えなか. タイプ. は,黒 田 (1990)の 研 究 の ,タ イプ Aと. イプ. YG性 格 検. また ,速 い条件 と 自由条件 に関 しては,課 題遂行前 った。 しか しなが ら,タ イプ A群 とタイプ B群 の 群. A群 とタイプ B群. った。. 査 の 関連 の結果 と一 致 して い る。黒 田 の研 究 で ,タ イ. また,負 荷 をかける条件 と して ,速 い条件 と遅 い条. プ A群 は,タ イプ B群 よ りも「一 般 活動性」 の項 目. 件 を設 定 したが ,2つ の 条件 で ,条 件 に よる影響差 に. A群. 違 い が見 られた。 この こ とは,条 件 の課題 の設定 の仕. を高 く持 つ と示 して い る。本 実験 で も,タ イプ. は ,タ イプ B群 に比 べ て ,常 に活動 的快 感情 を高 く. 方 に,相 違があ ったか らではない か と考 える。速 い条. 持 ってお り,課 題 に興 味 を強 く抱 い て ,遂 行 して い. 件 で は,個 人 の基 準 の速 さよ りも,速 く画面が切 り替. た。 つ ま り,タ イプ A群 の 方 が ,タ イプ A特 性 を量. わ り,問 題 が呈示 され る。遅 い条件 で は,個 人 の基 準. 的 に多 く持 つ 者 とい う特徴 が示 されて いた。 さらに. の速 さよ りも,遅 く画面が切 り替 わ り,問 題が呈示 さ. 速 い条件 にお い ては , タイプ A群 は ,タ イプ B群 よ. れ る。速 い条件 と比 較 して遅 い条件 で は,課 題 を遂行. りも,精 神 的 なイライ ラ感 を高 く持 って お り,次 々 に. す る速 さの違 い に加 えて ,画 面が切 り替 わ るの を待 つ. A群 の 方 が必. とい う負荷 が加 わ ったため に,速 い条件 よ りも遅 い 条. ,. 速 く呈示 され る課題 に対 して ,タ イ プ. 死 に取 り組 んで い たので はな い か と考 え られた。. 件 で ,負 荷 が 高 くな り,課 題遂行前後 で影響 を示 した のだろ う と推測 された。. 2日. 統制 した実験状況 での群 間 の比較 タイ プ. A群 と タイ プ B群 の 遂 行 量 の 差 を統 制 し. 3.中 間群 との比較. て,精 神 的 ・ 身体 的影響 を測 定 したが ,遅 い条件 の場. タイプ A群 とタイプ B群 の 遅 い 条件 の 相違 を詳 し. 合 で ,や は リタイプ A群 とタイプ B群 の 課題遂行前. く検討す るため に,タ イプ A群 とタイプ B群 の JAS. 後 の 精神 的 ・ 身体 的影響 に相 違 が 見 られ た 。 タイ プ. 得点 の 中間 を位 置す る 中間群 との比 較 を試 み た。す る. A群 は ,課 題 遂行 前 後 で ,精 神 的 な倦 怠感 情 が 減 る. と,中 間群 の精神 的 な倦 怠感情 と血圧 (拡 張期 血圧 ). (=課 題 をす る こ とに よって活動 的 になる)結 果 とな. の両方が ,タ イプ A群 とタイプ B群 の 中間 に位 置 し. り,タ イプ B群 で は ,逆 に倦 怠感 情 が 増 え る. 題 をす る こ とによって ,疲 れ る)結 果 となった。 した. A群 は 中間群 よ りは 精神 的 に疲 れ を示 す値 が低 く,タ イプ B群 は 中 間群. が って ,遅 い 条件 で は , タイプ A群 が タイプ B群 と. よ りも精神 的 に疲 れ を示す値 が 高 い こ とが 分 か った。. (=課. て い た 。 この こ とか ら,タ イプ.

(14) 甲南女子 大学大学 院論集 第 5号. 36. また,身 体 的評価 であ る血圧 は,精 神 的影響 とは逆 の. 人間科学研究編 (2007年 3月. ). 響 の 受 け方 の 違 い が見 られ ,タ イプ. A者 は 身体 的 に. B群. は影響 を示 して も精 神 的 には示 してお らず ,タ イプ B. が ,タ イプ A群 と比 較 す るため の 群 と して扱 われ て. 者 は 身体 的 には影響 を示 して い な くて も精神 的 には示. B群 も身体 症 状 を適 切 に把握 して い な い と も考 え られ , タイ プ A 群 とタイプ B群 を比 較す る こ との 意 味 が 問 われ る結. す とい う逆 の結 果 が 得 られ た 。 タイプ B者 が ,過 度. 果 となった と考 える。黒 田 (1990)の 研 究 で は, タイ. じに くい 人 とは言 い きれない とも考 え られ た。. 結 果 で あ っ た 。 こ れ まで の 研 究 で は ,タ イ プ きたが ,中 間群 と比 較 す る と, タイプ. プ Aと. YG性 格検査 の 関連 か ら,. に精神 的 な影響 を示 しやす い 人 だ とすれ ば ,タ イプ B 者 との比 較 か らは ,タ イプ A者 が 精神 的 な影 響 を感. タイプ A者 の性 格. 特徴 は,攻 撃性 が強 く,活 動性 が 高 い と述 べ てお り. 引用 文 献. ,. タイプ B者 の性 格特徴 は ,劣 等 感 を意識 しやす い 傾. Bluen, S.D。 ,Baring,J。. ,そ. %Burns, W。 1990 Predicting sales. performance,job satisね ction and depression by using the. 向 を もち,全 体 と して外 界 へ の 反応性 の低 さを もつ と. achievement strivings and ilnpatiencc― ilTitability dilncnsion. 述 べ て い る。 タイプ A群 とタイプ B群 で は , タイプ. of Type A behavior.Jθ. A特 性 の 量 的 な違 い を持 つ 者 と して捉 えて い るが ゆ えに,ど ち らも両極端 な特性 を持 つ 者 であ り,そ の よ うに考 える と,タ イプ. B群 と比 較 した だけで ,. 212-216.. tiguc on a treadmili test.Jθ. "α. jヶ α ′(√ P`耀θんα′ κグ Sθ Cjα J. Friedman,M.,&Rosenman,R.H.1959 Association of spe― cific overt behavior pattern with blood and cardiovascular. 力 ノθ夕r72α ′│ノ ′. findings。. きたが ,タ イプ B群 を基 準 とす るので は な く,中 間. `A“. ιrjθ θ4″ ι グjθ α′Assθ εjα ′ Jθ れ , 169,. 1286-1296。. 橋本. が必 要 であ り,中 間群 を基 準 と して ,精 神 的 ・身体 的 影響 の検討 をすすめ る必 要が あ る と考 える。. ′. ttθ ′ Psソ ε θgy, 33,460-466。. とタイプ B群 の 比較 をす る研 究 が 多 く行 われ て. 群 とタイプ A群 の比 較 ,中 間群 とタイプ B群 の 比較. ,&Glass,Do C.1976 The. coronary― prone bchavior pattern and the suppression of fa―. プ A群 が精 神 的 ・ 身体 的影響 を示 しに くい とは言 え. A群. j`グ PSyε ttθ ι α′げ 々 ρ′ θgy, 75,. Carver,Co S。 ,Coleman,A.E。. タイ. ないので はない か考 える。 今 まで の研 究 では,タ イプ. rれ. “. 1988 TypeA者 の 競 争 性 に 関 す る実 験 的 研 究. 宰. 同志 社 大 学 人 文学 紀 要 1451-15。. 1990. 伸 二 ・加 川 英 司 ・杉 之 原 正 純. 平. 精 神 テ ンポ と. TypeA行 動 パ ター ン との 関 連 性 に 関 す る 一 実 験 的 研 究 4口. (2)広 島修 大 論 集 3039-53.. 今後 の課題. 石 原 信 哉 0上 畑 鉄 之 丞 。何. な精神 的 ・身体 的影響 を示す こ とは実証 され なか った. 頻 ・関谷 栄子 ・山崎 喜 比 0千 ・ ・ つ 田 忠 男 0安 部 真 雄 ・ 長 古 坂野純子 杉澤あ 子 。 谷 川 吉 則 斉 藤 良 夫 ・ 及 川 しほ 1992 日本 の 中 高 年. が ,タ イプ A群 とタイプ B群 の 精神 的 ・ 身体 的影響. 男 性 労働 者 の タイプ. の受 け方 の違 い につ い ての検討 が 出来 た と考 える。 し. プ. 本実験 で は, タイプ A群 とタイプ. B群 が 同 じよう. か しなが ら,タ イプ A群 が ,な ぜ 精 神 的影 響 を示 し に くいの か とい う こ と, また , タイプ. B群 が ,. なぜ. 精神 的影響 を示 しやす いの か とい う こ とまで は,明 確 に出来 なか った と考 え る 。 そ れ らを明確 にす る こ と が ,今 後 の課題 であ る と考 える。. 北本理香. 2003. 慣 の 関連 性. 込 爾. 士口. 体 的影響 を示す ので はない か とい う こ とを明確 にす る ため に,タ イプ A者 とタイプ B者 の 遂行量 の 差 を統 制 す る実験 状 況 を設 定 して ,実 験 を行 った 。 そ の 結 果 ,速 い条件 ,遅 い 条件 ,自 由条件 のい ずれ にお い て も,タ イプ A者 が タイプ B者 と同 じような精神 的 ・ 身体 的影響 を示す こ とはなか った。特 に,遅 い 条件 で は,タ イプ A者 とタイプ B者 に,精 神 的 ・ 身体 的影. タイ. A傾 向 と睡 眠 ・ 生 活 習. 甲南 女 子 大 学 卒 業 論 文. .. 1974 Helpless―. ness,stess level,and thc corocary― prone behavior pattern。. ′6/Exp`rj“ θjα ′Psyε ttθ ι θgy, 10,284-300. Jθ zrrη α `4rar Sο 黒 田聖 一 。松 永 一 郎 1990 タ イ プ Aの 人格 特 性 と認 知. 前 田聰. 心 身医学. 1981. 30(8)493-499.. 行 動 パ タ ー ン評 価 の た め の 簡 易 質 問 紙 法. 「A型 傾 向調 査 表 」 タ イプ A2(1)33-40。. Manuck,S.B。. リタイプ A者 もタイプ B者 と同 じよ うな精神 的 ・ 身. 労働 者 の タイプ. Krantz,Do S。 ,Glass,Do C。 ,&Snyder,M.L。. 的 防衛. 先行研 究 と実験状 況 を変 える こ とで ,課 題遂行 に よ. A行 動 の 分 布 に 関 す る研 究. A3(1)59-67.. ,そ. 貶 Garland,Fo N。 1979 Coronary― prone behav―. ior pattcrn task incentive and cardiovascular responseo Psy―. ′ θgy, 16, 136-142. 。 桃 生 寛 和 早 野 順 一 郎 1993 6カ opttysjθ. タイプ. A行 動 パ タ ー ン. 星和 書店. Ovcharchyn,C.A.,Johnson,Ho H。. ,`ヒ. Pctzel,T.P.1981 Type. A behavior, acadernic aspirations,and academic success. rr2α ′ ルy,49,249-256. 2/Pθ だθ′α′ “ 。 佐藤 杉 山 善 朗 ・竹 山 忠 夫 ・ 中 村 豪. Jθ. Jenkins Aciv■. 浩. 1983. y Survey(JAS)学 生 用 の 検 討 ― 項 目分 析. と因子 分 析 に よる検 討 一. 札 医 人 文 自然 紀. 2315-23..

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参照

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