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『古事記』稲羽之素菟神話研究(二〇一二年度卒業論文要旨集)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 『古事記』稲羽之素菟神話研究(二〇一二年度卒業論文要旨集). Author(s). 阿部, 瑞. Citation. 札幌国語研究, 18: 80-80. Issue Date. 2013. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/7591. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 梶井基次郎『桜の樹の下には』論 近代文学研究室 九四〇九 市川 大貴. 『古事記』稲羽之素菟神話研究. 古典文学研究室 九四〇四 阿部 瑞. 「木」と「樹」の用例の違いがないかを考察した。. 箇所が「樹」となっていたために、 梶井の他の作品と比較して、. について探った。最後の章には、初版では「木」となっていた. 連させながら作品の主題を考察した。その後、この作品の着想. も考えた。そして、作品を三つの場面に分け、作家の生涯と関. いかを考えてみた。その際に、薄翅かげろうとの関連について. 『桜の樹の下には』に登場する桜について考えることはできな. 梶井基次郎の封書に注目し、 そこに残されていた 「桜」 まずは、 に注目した。そして封書が書かれた時期等から桜の種類を考え. を解消する新たな論を提案した。. 色の動物の例から、『文選』巻四十八・揚雄作「劇秦美新」に. さに用いられていることから、衣説が考えられる。漢籍中の白. 裸説と白色説があり、 また、「素菟」の「素」の字の解釈には、 白色説には単なる白色以外の意を含む説がある。上代文献と漢. 考えられる。. 描き方の特徴とは一致するため、鰐鮫説を取ることができると. 鮫と確定するのは困難であり、鰐鮫の方が上代文献中のワニの. 類を取るべきだと考える。さらに種類を特定するとすれば、銀. 巻第二に、背びれを指すと考えられる表現から、「和邇」は鮫. ならないことを明かにした。次に、『古事記』上巻と 『日本書紀』. 「和邇」の解釈には、大きく分けて爬虫類の鰐説と鮫類説が あり、鮫類の種類としては銀鮫や鰐鮫がある。まず上代文献で. 「 稲 羽 之 素 菟 」 の 一 部 の 解 釈 の 決 定 と、 教 材 化 本研究では、 に適した特徴を明らかにした。. 桜とかげろうの存在する時期を考えることで、小川和佑氏の 意見を採用する必要が必ずしもないことがわかった。また、梶. 見える「素魚」と『史記』周紀第四に見える「白魚」の例など. 本研究では、多くの先行研究が小川和佑氏の『桜の文学史』 (文春新書 二〇〇四) を使っていることに注目した。そして、 この『桜の文学史』を使うことの問題点を挙げて、その問題点. 井が植物に関して専門的な知識を持っており、その知識をこの. 籍中の白色を表す「素」の字の例は、共に半数以上が繊維の白. の例から、 「匍匐委(逶)虵」の表現が鰐説の決定的な根拠と. 小説にも多く用いていることがわかった。. から、五行説が関係しない場合は「白」と「素」の置き換えが. 可能だと言える。これらの例より、 「素」が白色を指すことは. 確かであり、衣説や瑞祥説どちらも取ることができる。. - 80 -.

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