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第3章 独占の理論
これまでは
完全競争市場
が前提
無数の売り手・買い手が存在
価格支配力がない (価格所与として行動)3章
不完全競争市場についての分析
完全競争市場の条件が満たされない売り手・(買い手)が限られる
価格支配力がある 「売り手は消費者の需要曲線を知って行動する」2 市場の種類のまとめ 完全競争
独占
寡占
独占的競争
供給者 多数 1社 少数 多数 (2社のケース:複占) 需要者 多数 多数 多数 多数 財の差別化 なし なし ある程度あり ある程度あり 価格支配力 なし あり ある程度あり ある程度あり 市場参入 自由 できない 困難 できる 不完全競争 売り手(買い手)が1つ (例)電気、ガスなど 少数の売り手 によって占有 (例) 自動車、 ビール業界など ・ 他企業の行動の影響を受ける (相互依存関係) ・ 価格が硬直的になりやすい ブランドイメージに 応じてある程度の 独占力をもちながら 競争(製品が差別化) (例)ブランドのバッグ ※ ※ TAC出版『70点合格を目指す、ミクロ経済学 厳選90問』P87をもとに作成 不完全競争の例3
3.1 独占市場
生産者(売り手)がひとつ
価格支配力があって、消費者の需要関数を知っている
安ければたくさん売れるが、高ければ売れない生産量を調整して需要曲線にそって価格を変化させる
どの生産量を選ぶか?
目的利潤の最大化
完全競争市場における均衡と同じ生産量を選ぶことも可能 but 利潤は本当に最大化されるか?? 完全競争市場の場合利潤π= 総収入R − 総費用C
P×Q (復習) (Revenue)4 価格Pは市場から与えられる(所与) (例) P=100のとき 総収入R=100Q Q 利潤最大化の条件は?
P
=
MC
もう1単位生産を増やすと 収入がどれだけ増えるか (限界収入MR) もう1単位生産を増やすと 費用がどれだけ増えるか (限界費用) 最適な生産量 が決まる ※ 完全競争市場では限界収入MRは価格Pに等しい Q* 独占市場の場合は? 価格は所与ではない (例) P=100−Q 総収入R=(100−Q)Q R TC MC5 (例) P=100−Q のとき 総収入R=(100−Q)Q Q R Q*
利潤最大化の条件は?
限界収入MR = MC but 価格Pに等しいか??独占企業の限界収入MR
限界収入は価格よりも小さい (MR<P) MR曲線は需要曲線よりも下側になる (理由) 生産をもう1単位増やすと、価格が下がってしまうから (例) 需要曲線 P=100−Q Q=20のとき P= 総収入R= Q=21のとき P= R= MR? (Q=20のとき) (総収入曲線Rへの接線の傾き) 独占市場の場合 利潤π=総収入R − 総費用C (需要関数P(Q)×Q) C6 Q P D: P=100−Q 需要曲線とMR曲線との関係を示すと? 20 21 MRは総収入曲線Rへの接線の傾き 微分 (生産量ごとに異なる) P=100−Q の場合 R=(100−Q)Q =100Q − Q2 よって MR=
利潤最大化の生産量
利潤最大化の条件
MR=MC MR曲線とMC曲線の交点で 決まる生産量 最適な生産量 Q P MC P=100−Q MR M MRの求め方 MR 80 79 Q* Q*7
このときの価格は?
需要曲線上で決まる
図中のM点 : 最適な生産量と価格との組み合わせ クールノーの点 ※ 独占の場合 供給曲線は存在しない 供給点のみ存在する (クールノーの点) (例題) ある独占企業の限界費用曲線および需要曲線が MC=3Q、 P=20−Q で示されるとする。 この企業が利潤最大化を行なう場合の最適な生産量は?8