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巻頭言 新たな価値の創造を (1.03MB)

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KONICA TECHNICAL REPORT VOL.16(2003) 3

新たな価値の創造を

      

    

取締役 常務執行役員

 神 戸  勝

ここ数年、中国の経済発展は目覚ましい ものがありますが、日本経済はバブル崩壊 後10年にもなるというのに、未だに低迷し たままです。品質とコスト競争力が日本の 強みでありましたが、これも既に過去のこ ととなりつつあります。グローバル競争の 中で日本メーカーが今後とも生き残ってい くには、競争力のコアとなる技術開発力が 最も重要な鍵となるはずです。 おりしも昨年秋、3年連続でのノーベル 賞受賞は、企業人である我々にも大いに自 信をつけてくれる出来事の一つでした。一 民間企業の島津製作所、その一主任であっ た田中耕一氏の化学賞受賞は思わぬ快挙で あり、誰もが嬉しくなるものでした。また 小柴昌俊氏の物理学賞も浜松ホトニクスの 強力な技術支援あってのことです。 コニカも画像情報分野においては、自信 を持って今後とも他の追随を許さぬ技術開 発力を発揮していきたいものです。目指す 企業像はイメージング・ソリューション・ カンパニーです。企業価値の創出が経営陣 のミッションですが、技術開発に携わる者 が共通すべきミッションは知の創造・新た な価値の創造です。ある者は優れた商品・ サービスの開発を、ある者は先端技術の研 究・開発を、また、ある者は革新的な生産 技術の開発を目指します。 開発リーダーには、メンバー一人一人の 持てる力の存分な発揮・豊かな個性の発 露、この多様性を活かし結集するリーダー シップと、効果的なナレッジマネージメン トが求められます。コニカは今年大きく変 貌しますが、技術開発による企業発展と社 会貢献を行う技術立社の基本方針は不動な のです。 本号もコニカの研究・技術開発成果が多 岐に亘って掲載されております。技術は、 進化すればするほど必然的に多くの専門分 野へと枝分かれし発展していきますが、同 時に異分野交流によっても思わぬ飛躍をす るものです。本号がコニカの技術発展を皆 様に理解していただく一助となり、また更 に、各専門分野の枠を超えて皆様の貴重な 知の交流の機会ともなれば幸いです。

巻 頭 言

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