Japan Advanced Institute of Science and Technology
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Title
モバイル分野に見るイノベーションの仕組みと成果 :
変革の駆動力とこれからの日本企業の対応
Author(s)
高橋, 浩
Citation
年次学術大会講演要旨集, 27: 881-884
Issue Date
2012-10-27
Type
Conference Paper
Text version
publisher
URL
http://hdl.handle.net/10119/11162
Rights
本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す
るものです。This material is posted here with
permission of the Japan Society for Science
Policy and Research Management.
2
2
化
料
)に
る
の
り
・
果と
の展望について
川貴
新エネルギー・ 業
合 発機構)
はじめに
一
年の 日本大
と原子 発
の事
、日本のエネルギー 策は
本的な見 しを行って
いるところである。
は、 生可能エネルギーや
エネルギーの最大
は 然のこと、大
な
発
に らない 料
のような分
源を充
させ、 内のエネルギーセキ リティを ること
が重要である。 料
は発
が高く 室 果
スの 減に 与するだけではなく、 然 スや
タノール等の多様な 料を用いることができ、エネルギー多様化の観 からも
である。
料
の中でも
化
料
)は発
が高く、また、 然 ス等に え石
スといった多様な 料も 用可能であり、
ステ から大
な
代
ステ まで
い
用化が
されている。
本報告では、
に る
のこれまでの
発等の り
、 ネジ ント、 果の
要について
るとともに、
の展望について
する。
に る
の り
、これまでの 果等
料
については、日本では
年 から ーンライト計画により
発が本 的に 始さ
れ、これまで 続的に
発、 えて
研究や
正化が められてきた。
年 からは
用
ステ
の
場
に向けて、
「
化
料
研究」が
年
まで
行
れた。また、 行して、
の
性と
性の向上するために 化 カ
の 明等を行
っている「
化
料
ステ 要
発」を
している。
「
化
料
研究」においては、計
の
ステ が一
等の 環
境に
され、
による 種データ 集
データの評価分析を
し、種々の課題が抽出さ
れた。さらに、本
研究において 用された
ステ については、 行して行 れた「
化
料
ステ
要
発」に
され、大学等による
な
化
析等が
された。
結果は ーカー等に やかに
され、 ーカー等は
結果を やかに
発に
するとい
う
イクルを り した結果、
ステ の
性や発
等を
的・ 果的に
するこ
とができた。
上
り
により、
年に が から
に
けて
用の
ステ が 用化さ
れた。発 については
ステ より 年
れたが、
ステ は
化等で
性
があり、 内における
等 の
が
されている。
の展望
は
用
ステ のさらなる
に向け、低コスト化等に資する
発を めていく
定である。また、 来の
用化が く
されている 業用、事業用の
ステ の 発も
めていく
である。
の大 化には、十分な
性等を確保するために高い
的 ードルを
していく 要が
ある。
用
を
的な ネジ ントで 用化に いたことを参考に、また き続き大学等や
ス会社・
会社等と
に連 しながら 発を
していきたい。
バ イ ル 分 野 に 見 る イ ノ ベ ー シ ョ ン の
み と 成 果
変 革 の 駆 動
と こ れ か ら の 日 本
業 の 対 応
(
大 学 )
世界で最もイノベーテ なト ップ 業 は バイル分野と く 関している[1]。トップ 2 はス マ で世界を 2 分しているアップ ルとグーグル。トップ 6 でも 4 (2 マイクロ フト アマ ン)が バイル関係 トップ 12 でも 8 が バイル関係 と 関が深い。世界で最も され る 業 2012 年(フ ーチ ン 業 付・ラン ング)でも 2 は じ れだ[2]。 このトップ 2 は なら 立 した 数と という指 で れ れ 端な差別化を 展さ ている( 1)。しかも の変化は 実質 2 年という い期 に発 している[3][4]。この 結果 トローラ 2010 年 1 G 電子 2011 年 1 。ノ ア IM2012 年 1 となった。 の 方 アップル サムスン電子は 数を 増さ アップルに ってはこの 業 50 を し 総 世界 に した。 この状況を アップル ノ ア ndroid(サムスン電子 TC)に いて示す。 1 アップルは iPhone 2007.7)から がない 期 2008 3)から シ アが く 数増加がさ ど いにも関わらず に シ アを めている( 2 段)。 2 ノ アは世界 分(52 2008 2)の シ ア を っていたが 気に シ アを降 さ ている。 数増加で こたえたが の (2010 4 以 降) 数 少・ が 行 している( 2 段)。 スマ OS 別 数と シ ア[3][4] アップル ノ ア ndroid の ・ 3 サム ン電子を 心とする ndroid は比較的 定した シ ア( 20 )を確 し に 数増 加と 増加を連動さ ている( 2 段)。 このような変化は 体どこから るのだろうか。こ のような問題 識で見ると に バイル分野に っ ての変化ではなく 日本の大 電 業の ぐなども関係していることが示 される。 の事か ら 本現 の原因究明は日本 業にとっても の 題と考えられる。このような 点から 2 の みを 見ると アップルとグーグルは めて異なる みを 行なっており 成果も異なることが分かる。 こで この いを分析することを通して 最近の変革の駆動 を イノベーション 論 プラットフ ーム 論 ビジ ス・ デル 論の立 からサーベイし を深 めると に こで た 見を に これからの日本 業の対応に いて考 する。 発 している変革 現在の変化を少し い 野で めると 既存産業の 界が して新たな 合が でいることが見てと れる。iPhone から電 機 を し 面を大きくした iPad が新たなパ ンとして け入れられているのに 代表されるように スマ パ ン 電の 界は したと言えるだろう。 して この新たな 流を き起こしている 業と 既存産業に ったまま の 業が見て れる。 の で く少数だが 既存 産業で成 していた 業でも 新たな変革に でき ている 業も存在する。しかし くは新たな 流に りきれずに しているように見える。このような 観 から 変革 の の差はインター ットと バイルのもたらす新たな変革 の対応 合に 存し ているように見える。このような観 結果を 3に示 す。 3 変革の 代の産業変質と 業の み この みに 最近 題になった業 化事 を 置してみる。・Nokia 7000 人人 。Symbian 部 をアク ンチ アに (2011 年 4 月)・ P パ ン事業分離 ( に見 り)。 ebOS は (Palm 系のスマ は )(2011 年 8 月)・ ト ローラ Google に 1 で (2011 年 8 月)・NEC 人 ストラ(2012 年 1 月)・SON 最 5200 (2012 年 4 月)・シ ープ 最 3800 ( 2012 年 4 月)・Panasonic 最 7721 (2012 年 5 月) このような認識から スマ パ ン 電などの既存産業 分が 新たな みの 代 が 。変化の はインター ット バイル イ ノベーションが 化し の はプラットフ ーム の 変化の認 には の方 論の 定方 論の 用だけでは 分 体を俯瞰し 既存方 からの れらの 合 用が必要 と 考える。 こで イノベーション 論 プラットフ ーム 論 ビジ ス・ デル 論から以 で考 する。 3 イノベーションのジレンマの 点 iPhone は 体ど な 的イノベーションで を したのだろうか。 イノベーションのジレンマ [5]提唱者のクレイトン・ク ステン ン も iPhone は「おし れな 電 」としか認識できなか った。「iPhone はラップトップの存在をも うくする 的イノベーションだった」と に 言を して いる。また イノベーションのジレンマ の [6] も提示している。 業は 「 れ れがど な 性を か明示し れら 性の が存在していれば 提 される 性と れを 用するシステム の 存性を し 新たな みに する機会が する」。 にこれら が されないと 既存の 存関係が になりが で 続的イノベーションに しが な傾向がでる。 イノベーションのジレンマでの変革の
このことから この の変革は既存産業の みに した 続的イノベーションと 既存産業を 合化さ て新 ー に対応しようとした 的イノベーショ ン の競争の で できると われる( )。 これは結 既存産業の 長の では 「 に 業の れた経 者が な 定をしても の 自体が 業を と く」ことになってしまう。 このような変革の に 者サイドから 要者サ イド と変革の 点がシフトしたことが られる。 体としては のようにまとめられる。 1. アップルは イノベーションの最 を 費者 にシフトさ ることで に 電 業界に 的 イノベーションを だだけでなく パ ン 業界にも 的イノベーションを み の結 果 電 業界をも合わ て した。 2. iPhone はラップトップ(パ ン業界)の存在をも うくする 的イノベーションだった。iPhone は 最 から 電 の 発明 ではなく ポータ ル・ ン ータだった。 3. イノベーションのジレンマは 既存産業の 界が していたにも関わらず くの 業が既存産 業 の から できなかったことにある。 4. iPhone は 電 パ ンの 界を 識しな い最 の 通 機 として した。 して 別機 は てアプ ーションで実現する方 を提示した。 5. この結果 アプ ーションの 加だけであらゆ ることが るようになった。 プラットフ ーム ビジ ス・ デルの 点 に アップル グーグル 2 が 業に比較して した成果を 成することになった 2 の 面に いて べる。 はアプ ーション・プラットフ ームに いてである。アップルの pp Store は 本の 本数 のダウンロード(2012.3
までの 計)を 成した。グーグルの Google Play Store
も 45 本の 本数 のダウンロード (2011.12 までの 計)を 成した。この成果は を しており 開発者 ー ・グループと 費者 ー ・ グループ の 2 面 デル[7]において アプ ーションの増加が 費者の増加を 発 費者の増 加が開発者に新アプ ーション開発を 因 という 型的な の ット ーク 果によって グル ープ の による 増 を実現した。 の結果 アップルはアプ のみで ドル( 計)の 総 グーグルは ドル( 計)の総 を実現した。 が大きく異なるのは アップル が 査実施のクロー 型 グーグルが 査な しの ープン型に 化していることに起因する。 者 は ープンにすることによって 開発者にアプ 以 の 機会をも提 し している( 料版を大量 し 告 入と )。2 の 通点は イン ター ット世界と の「 心ポータル」に するこ とで バイル業界でもアプ ーション・ポータル をプラットフ ームとする 2 面 を 成さ たこと にある。結 は「 アプ ーションの在り方 に革 をもたらし ントラル・アプ ーション・ ポータルをプラットフ ームとする パ ン 電 通の 2 面 デルを に ることで 既 存産業を 合さ たアプ ーション主 の新パラダ イムを り いた」と言うことができる。 2 は 2 自の対 的ビジ ス (表 )の 表 2 のクロー ープン 比較 で 2 が れ れに最 な システムを構 し にしてビジ ス成果に な たかに いてである。 アップルとグーグルの システムは大きく して おり[8] 主な 入 は アップルは機 グーグルは サービスと大きく異なっている。概要を以 に す る。 アップル 機 心・クロー 型。クロー 型 SCM で プロ ス・イノベーションに する。 の結果 関係者に対し い を行う 方 れに必要な 用(在 )の を実施さ る。この結果 アプ 開発者の によって 費者 の レベル・ア プ 提 を さ ランド などを にす る。 グーグル サービス 心・ ープン型。 ープン型 SCM によって 入機会を拡大さ る。 の結果 アプ ーションでは 数 料アプ の提 で 用者を す るとともに 技術サービス・イノベーションでは (OS ndroid の ープン ース化で)プラットフ ーム の提 で機 開発者 入を し 機 の提 が になる。 して 数が 的に拡大
することで アプ 開発者に 告 入 機会などの 付加 も提 できる。結 は「 ット ーク 果を最大 に活用する れ れの の推 によっ て 最 な システムを構 している。 して デルを構成する要 などの 態に はあ るものの と差別化したビジ ス・ デル 成に成 した」とまとめることができる。 これからの日本 業の対応 以 のように バイル分野を にしてはいるが 2 を代表とする最近のイノベーションの みと の 通点を見てきた。 れらは のようにまとめられ る。 1. ット ーク 果の みな 用 2.既存産業の 合化の発 と れらの最 合 3. な 数 面のイノベーションの合体 4. の結果発 する大 グローバル での大 な主 ベンダー の主 の移動 5.プラトフ ームは 実質的に OS 系グループ(クロー 型 アップルなど)とウ 系グループ( ープ ン型 グーグルなど)の 2 に分離 このように大きな 変動のもとでは 成されたプ ラットフ ームの る いを 提にした新たな競争 が必要になる。このような 見に くこれからの 日本 業の対応には が考えられる。 化した に 入して競争 を ・ ジ ー (iPhone ) の 部 提 ( 5 の ) ・ ジ ー・アプ ーションの開発 提 ( 5 の ) 化から れる 日本 業の新たな み領域 示 ・ ッチ・プラットフ ーム ローカル・プラット フ ームの 自 成( 5 の ) 者の な 者となる ・日本で または日本 業が 行した業 アプ ーション・ノウ ウなどを活かしたアプ ーシ ョン・プラットフ ームの ( 5 の3 ) 日本 業は 定産業成 化の過 での 増 には 定 がある。しかし 現在起きている変革は 者サ イドから 要者サイド と変革の 点がシフトしてい る 面でのドラステ ックな変化である。 もこの ような 面では 国 業が かった。しかし ここを とか り ることで のフ ー に ることが必 要である。 のため 現在の変革に いての 確な認 識が めて 要であるとともに これに いたダイ ミック・ イパビ テ [9]の 化が めて 要と考 えられる。 考文献
[1] ndrew,J. et al.,2010. Innovation 2010, oston Consulting Group.
[2] O D S MOST DMI ED COMP NIES 2012,Fotune, http: money.cnn.com maga ines fortune most-ad mired 2012 full list
[3] S MCO: The Global Smartphone Market andscape. [4]CNET NE S: pple, Samsung put
hammerlock on smartphone profits.
[5]クレイトン・ク ステン ン,イノベーションのジ レ ン マ ― 技 術 革 新 が 大 業 を す と き
arvard business school press ,2001, . [6]Christensen, C., Verlinden, M. esterman, G.,
2002. Disruption, disintegration and the dissipation of differentiability. Industrial and
Corporate Change, 11 5 , pp.955-993. [7] トーマス・アイゼンマン ,「 ー・
サイド・プラットフ ーム 」,D ,
June2007.
[8]情報通信白書 2012 年
[9]Teece, D. Pisano, G, 1994. The Dynamic Capabilities of Firms: an Introduction. Industrial and Corporate Change, 3 3 , pp.537-556.