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Ⅰ. 背景及び趣旨わが国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている この改革には 高齢化の進展とともに増加し死亡原因の6 割

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(1)

(第二期)

特定健康診査等実施計画

三菱電機ビルテクノサービス健康保険組合

平成 25 年 4 月 平成 27年 4 月 (改定)

(2)

<厚労省発行「特定健康診査等実施計画作成の手引き」より引用>  わが国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた。  しかし、急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており、医療制度を持続  この改革には、高齢化の進展とともに増加し死亡原因の6割を占め、また国民医療費の約1/3を占める生活習 可能なものにするために、その構造改革が急務となっている。 Ⅰ.背景及び趣旨  これにより保険者は被保険者及び被扶養者に対し、糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査(特定健康診査) (参考:図1「メタボリックシンドロームのメカニズム」厚労省特定健康診査等実施計画作成の手引きから) が、平成20年度法改正により「高齢者の医療の確保に関する法律」(以下高確法)に盛り込まれた。 ドローム(※1)が大きく関っていることが指摘されており、この該当者及び予備軍の減少を目的とする施策 を実施し、その結果により健康の保持に努める必要がある者に対する保健指導(特定保健指導)を実施する 慣病対策が重要な課題とされた。特に不健康な生活習慣による疾病の発症及び重症化には、メタボリックシン こととされている。 もので具体的には内蔵脂肪型に起因する糖尿病、高脂血症、高血圧等の生活習慣病は予防可能であり、発症し データで示し、疾患概念と判断基準(指標)を示すことである。日本内科学会等内科系8学会が合同で示した ※1 このメタボリックシンドロームの概念は、内臓脂肪の蓄積や体重増加等が様々な疾患の原因となることを している。 た後でも血糖、血圧をコントロールすることにより重症化を予防することが可能であるという考え方を基本と  さらにはこの指標を基に生活習慣の改善に向けた動機づけを図っていくのが、本編計画の目的でもある。 図1:メタボリックシンドロームのメカニズム

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   積極的支援、情報提供者の割合、予備軍減少率、完了率を第一期計画の実施結果から推定する。   (3)特定健康診査項目 2.特定保健指導   (1)対象区分:被保険者(一般、任意継続)、被扶養者区分ごとに計画を策定  3.予算措置   (3)保健指導実施方法(委託、利用券、医療機関等)   (5)周知・案内方法   (6)指導結果の評価方法・基準の明確化と次善策の展開  4.計画の決定 1.特定健康診査   (1)対象区分:被保険者(一般、任意継続)、被扶養者区分ごとに区分   (2)実施形態:事業主健診(集合、個別)、健保所管(個人・委託):家族健診、任意継続者健診、         人間(脳)ドック等個別健診、その他機関による健診 Ⅴ.個人情報保護について Ⅶ.計画の実施とその評価 Ⅱ.第二期計画 2.第一期計画の総括及び評価   (2)選定方法 4.目標の設定 以上を踏まえ、第二期計画を以下の構成をもって策定する。 3.特定健康診査等の実施方法に関する基本的な考え方 る。 とされており(高確法19条)、第一期計画を平成20年~24年度とし先に終了したところである。したがって第 1.健康保険組合の現況 指針を参考とした目標設定をも考慮する必要があり、そのギャップを埋めるべく実行計画を策定する必要があ  この実施にあたっては、特定健康診査等基本指針に則して5年ごとに5年を一期として実施計画を定めるもの 二期は平成25年度より始まるが、その計画は第一期の総括・評価を踏まえたものでなくてはならず、また運営   (4)実施期間   (6)健診結果の収集および取扱(含階層化)~データの収集方法~   上記1・2の実施に伴う費用予測に伴う予算策定。   ③当局が示す参酌率(保険者別目標)と第一期実績値との調整 Ⅲ.第二期計画の実施要領   ④③に基づく実施事項の作成 Ⅵ.事業主との連携   (4)実施期間   ②上記①の人員数に対して、生活習慣病の有病者割合、メタボリックシンドローム該当者割合と動機づけ、  (1)条件   ①40歳以上の対象者数予測~被保険者(一般、任意継続)、被扶養者ごとに現年齢構成を基準として予測    (35~39歳の人員の把握) Ⅳ.計画の公表・周知方法   (5)周知・案内方法

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表2 ※受診者数については、主病以外の疾病を有する者についても疾病ごとにカウントとしている。 血、心疾患の遠因となるケースもある。  全国における2012年度の糖尿病患者は約950万人、予備軍は1,100万人と言われ成人人口の10%に及ぶと言わ れている。(厚労省「2012年国民健康・栄養調査の結果」より)  また平成25年度の40歳以上の加入者の疾病及び医療費に関しては、表2のとおり(119分類レセプト疾病統  当健康保険組合は、「三菱電機ビルテクノサービス株式会社」を母体企業とし、平成23、24年度編入の子 会社等を含む23の事業所によって構成され、平成25年3月末の被保険者数は11,901人、被扶養者数は13,264人 2.健診実施状況~第一期計画の総括及び評価~ 価は、評価指標と言われる①特定健診受診率、②特定保健指導の実施率、③内臓脂肪症候群(メタボシンドロ 加入者総数は25,165人である。第一期計画策定時(平成20年3月末)から加入員が6,765人増加し、また ーム)による評価とする。  平成20年から始まる第一期特定健診査等実施状況については、以下表1のとおりであるが、その総括また評 特定健康診査の実施主体は、他法令の関係もあり以下のとおりである。 その内容は以下表1 のとおりである。 1.三菱電機ビルテクノサービス健康保険組合の現況 障害」、「網膜症」、「腎症」などの重症化とともに合併症を併発することが多く、また血管が弱くなり脳溢 (1)特定健康診査の受診率 計)「生活習慣病」(糖尿病、高血圧、高脂血症等)が上位を占めている。特に糖尿病については、「神経 特定健康診査の実施主体 区分 実施主体 方法 備考 (注)集団健診については、事業主が日時、場所、医療機関を指定し受診する場合 集団健診 個別健診 個別健診 一部個別健診有 (含人間ドック等) 含、外部委託 被扶養者 任意継続被保険者 一般被保険者 事業主 健保組合 健保組合   (含巡回バス健診)を示し、個人健診は集団健診以外の健診受診(含人間ドック)   を示す。 ※対象加入者;10,427名(上記受診者数には重複受診もカウント) 加入者医療費総額(レセプト評価) 表1 被保険者・被扶養者数等の状況 扶養率 被保険者 (人) 被保険者 平均年齢 40歳以上(人) 任意継続 (再掲) 被扶養者 (人) 計 (人) 被保険者 被扶養者 H20年度末 18,312 176 4,274 2,713 1.34 H25年度末 25,165 255 6,458 3,991 1.11 差 6,853 79 2,184 1,278 0.23 扶養率 男子 女子 7,836 10,476 43.11 32.73 被保険者 (人) 11,901 13,264 42.45 被保険者 平均年齢 40歳以上(人) 35.49 4,065 2,788 -0.66 2.76 任意継続 (再掲) 被扶養者 (人) 計 (人) 平成25年度 上位疾病状況(40歳以上75歳未満) (25/03~26/02) 疾病分類 一人当たり医療費(単位円) 受診者数 年間医療費総額(単位千円) 全体(A)に占める医療費割合 1 高血圧性疾患 50,061 2403 120,296 7.91% 2 内分泌・栄養・代謝疾患 25,708 3511 90,261 5.93% 3 糖尿病 40,196 2150 86,421 5.68% 4 腎不全 558,272 136 75,925 4.99% 5 その他消化器疾患 27,282 2525 68,888 4.53% 41,193 10725 441,791 29.04% 1,521,647 100.00% 小計 A:医療費総額(レセプト)

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内臓脂肪症候群(メタボ)該当者の生活習慣改善による減少であり、生活習慣病予備軍の減少にある。第一期 は上記(2)の特定保健指導の実績が示すように特定健康診査・特定保健指導等施策が緒についたところであり 指導結果への保険者としてのコミットメント及びスタッフとの連携、③②と並行して費用対効果の向上が重要  この為に①特定健康診査及び特定保健指導実施率の向上(対象者の拡大)、②委託スタッフによる特定保健 (3)内臓脂肪症候群該当者の減少率 求められる。  内臓脂肪症候群該当者の減少率については、平成24年実績度31.0%と最終目標の10.0%を大きく上回ってい (2)特定保健指導の実施率  これらの階層の健診は被保険者と比較して対象者の任意性が高く、またパート従事者等短時間労働者に対す 績は5.6%(積極的支援終了4.6%、動機付け支援7.4%、被保険者5.1%、被扶養者9.3%)と低調の結果となっ が要因である。この為結果的に第一期は特定保健指導の体制整備及び具体的な実施要領の確立時期としての意 義を持ち、本格的な施策の浸透、定着並びに成果の把握は、この第二期計画の展開に期待される。また当該計 画で重要なことは、事業主の理解と連携を深め、協力を得ることである。 る事業主健診、最寄自治体の健診等他機関により受診しているケースもある。したがって、まずその実情を把  表 3 第一期計画特定健康診査実施状況(推移) 握し、その上で未実施者への受診勧奨をすることが重要である。 養者、平成24年度:被保険者へそれぞれ展開)、また事業所の新規編入もあり施策の定着に時間を要したこと と言えるが、当該階層については健保組合が実施主体となっており、法的にも健診が義務づけられている。  健保連調査による被扶養者の平成24年度健康保険組合平均実施率は36.9%であり、この比較では高い実施率 はいるものの、全体の目標値(実施率80%:国の参酌標準)から大きく乖離している。 健保の平均と比較しても低位にある。これは、既存施策との調整により展開が遅れたこと(平成22年度:被扶 第二期の取組みではこの特定健康診査及び特定保健指導を確実に実施し当該減少率の改善に結びつけることが  計画目標80.0%の達成においては、最終年度74.7%と目標未達の状況にある。しかし目標設定時の条件(新  一方被扶養者、任意継続被保者の実施状況(H24年度各実施率58.8%、48.7%)をみると経年的に改善して るが、平成21年度以降はこの減少率は横ばいで改善が見受けられない。特定健康診査等の実施の目的は当該 規事業所編入前)を基準とすれば平成23年度にすでに80.5%の目標値を達成している。 また、健診未実施の加入者が存在することは、疾病予防・疾病の早期発見の観点からも課題である。  平成24年度(第一期計画の最終年)の特定保健指導終了者の割合は表4のとおり目標(45.0%)に対し、実 た。また平成24年度の健保連調査比較でも、特定保健指導対象者の内指導を終了した割合は15.2%であり、他 である。(アウトカム重視) 表4 第一期 特定保健指導実施状況 20 21 22 23 24 第1期目標値 対象者数 1,518 1,534 1,601 1,924 受診者数 0 22 32 108 受診率(%) 0.0 1.4 2.0 5.6 被保険者 - 45% 年度 20 21 22 23 24 対象者数 4,251 4,386 4,575 6,154 受診者数 3,909 4,092 4,288 5,241 受診率(%) 92.0 93.3 93.7 85.2 20 21 22 23 24 対象者数 161 143 138 193 受診者数 74 60 70 94 受診率 46.0 42.0 50.7 48.7 20 21 22 23 24 対象者数 2,850 2,866 2,952 3,753 受診者数 1,679 1,717 1,816 2,207 受診率 58.9 59.9 61.5 58.8 20 21 22 23 24 第1期目標値 対象者数 7051 7,262 7,395 7,665 10,100 受診者数 4841 5,662 5,869 6,174 7,542 受診率 68.7 78.0 79.4 80.5 74.7 80% 年度 合計 年度 年度 被扶養者 年度 任意継続 - - - 被保険者

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4.目標の設定 (1) (2)    この目標を達成するために、平成 25 年度以降の実施率(目標)を表7のように定める。  ・特定健康診査・特定保健指導の実施結果とその評価を事業主へ確実にフィードバックする   平成29年度における特定健康診査の実施率を 90%とする。 の為に第二期計画は以下基本的考え方に基づき施策を展開する。 (3)実施結果に医療費の抑制効果、健康改善率の観点からコミットとし、その為に事業主・委託スタッフと  この目標を達成するために、平成 25 年度以降の実施率(目標)を表6のように定める。 (1)被保険者、任意継続被保険者、被扶養者等階層ごとに健診の実施主体、収集データの分析、特定保健指  ・特定保健指導受講者・改善者へのインセンティブの付与検討(モチベーションのアップ)  ・委託スタッフが実施する特定保健指導実施結果への保険者としてコミットの実施 ①特定健康診査の受診率向上   導の形態別目標の設定並びに評価等階層の実情にあったアプローチを行う。  ・特定保健指導実施者の結果フォロー(成果に対する明確な評価と動機付けの実施) ②特定保健指導実施率の向上  ・特定健康診査データの確実な収集⇒事業主との連携による計画的組織的取組みの推進  ・被扶養者・任意継続被保険者の受診率向上 特定健康診査の実施に係る目標 <総括(課題)> 3.特定健康診査等の実施方法に関する基本的な考え方 ③内臓脂肪症候群の減少率の向上  ・事業主、被保険者の理解浸透と特定保健指導対象者への受診勧奨の積極的推進  国から示されている「特定健康診査等基本指針」を基本として、また第一期計画の総括を踏まえ目的達成  ・医療費の抑制、健康度改善率を定量的に評価するツールの検討  の目標の共有化、連携の強化を図る。 (2)事業主・対象者の当該施策への理解浸透を一層促進すべく、施策の評価を確実にし、その為の基準を明   (国の平成29年度単一健保組合参酌標準90%以上に則して設定)   確にする。 特定保健指導の実施に係る目標 ※被扶養者の内、他事業主健診又は自治体健診を受診している者は対象者から除外する。   (国の平成29年度単一健保組合参酌標準45%以上に則して設定)   平成29年度における特定健康診査の実施率を 45%とする。 表5 第一期内臓脂肪症候群減少率 (単位%) 20 21 22 23 24 0.0 3.0 5.0 8.0 10.0 0.0 32.1 33.8 31.6 31.0 年度 目標 実績 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 参酌基準 40歳以上対象者数 10,450 10,660 10,870 11,080 11,290 保健指導対象者数 1,624 1,574 1,460 1,295 1,095 実 施 率(%) 8.00% 15.00% 35.00% 40.00% 45.00% 45.00% 実 施 数 130 236 511 518 493 表7 特定保健指導目標実施率 表6 特定健康診査目標実施率 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 参酌基準 85.00% 86.50% 88.00% 95.00% 95.00% 65.00% 65.00% 70.00% 80.00% 82.00% ※ 77.37% 78.50% 81.36% 86.62% 90.09% 90.00% 被保険者 被扶養者 全対象者

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(3)  (すでに国の参酌基準を超えている為、基準年を平成24年に設定し策定) (注)平成24年度を基準とした改善率 (4) 特定健康診査等の対象者数(計画) ① (人) 26年度 29年度 6,500 6,800 86.50% 95.00% 5,623 6,460 任意継続被保険者 (人) 26年度 29年度 280 370 80.00% 90.00% 224 333 (人) 26年度 29年度 2,522 3,378 (人) 26年度 29年度 10,660 11,290 78.50% 90.09% 8,369 10,171 ② 被保険者 目標実施率(%) 85.00% 被扶養者 25年度 175 264 目標実施率(%) 28年度 40歳以上対象者推計 目 標 実 施 数 5,440 310 目 標 実 施 数 25年度 27年度 28年度 289 目 標 実 施 数 2,470 2,772 3,232 11,080 全対象者 40歳以上対象者推計 10,450 10,870 25年度 27年度 28年度 8,085 8,844 81.36% 86.62% 目標実施率(%) 77.37% 目 標 実 施 数 9,597 28年度 特定健康診査等の実施の成果に係る目標  平成 29 年度において、平成 24年度と比較した内臓脂肪症候群の該当者数及び予備群 40歳以上対象者推計 25年度 27年度  の減少率を平成24年度比20%以上とする。 特定健康診査対象者数等 6,400 この目標を達成するために、平成 25 年度以降の実施率(目標)を表8のように定める。 特定保健指導の対象者数等 目標数値算出基礎数値は、表9及び10のとおり。 表9 特定健康診査実施対象者数等 6,600 6,365 70.00% 95.00% 6,700 5,808 88.00% 85.00% 85.00% 340 27年度 250 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 10,450 10,660 10,870 11,080 11290 9.40% 8.93% 8.13% 7.07% 5.87% 982 952 883 783 662 10.00% 15.00% 20.00% 30.00% 40.00% 98 143 177 235 265 16.50% 15.68% 14.26% 12.41% 10.30% 1,724 1,671 1,551 1,375 1,163 10.00% 15.00% 20.00% 30.00% 40.00% 172 251 310 413 465 2,707 2,623 2,434 2,158 1,825 10.00% 15.04% 20.00% 30.00% 40.00% 270 394 487 648 730 60.00% 60.00% 60.00% 60.00% 60.00% 1,624 1,574 1,460 1,295 1,095 8.00% 15.00% 35.00% 40.00% 45.00% 130 236 511 518 493 対象者の発生率 占有率 実 施 数 実 施 者 治療中の人を除く 保健指導対象者計 実施率 実 施 数(目標) 表10 特定保健指導対象者数及び実施者数等       (人) 40歳以上対象者 動 機 づ け 動機付け支援階層 対 象 者 計 保健指導対象者計 占有率 実 施 数 実施率 実 施 数 積 極 的 対象者の発生率 積極的支援対象者階層 表8 内臓脂肪症候群減少率 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 改善率(注) 5% 9% 13% 17% 20% 減少率 36% 40% 44% 48% 51% 目標

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Ⅲ. 第二期計画の実施要領 1. 特定健康診査 (1) 階層別及び実施主体ごとに以下 (注) 2.特定健康診査健診項目は以下のとおり  [基本項目] <診 察> 計測(身長・体重・BMI・腹囲)、理学的検査(身体診察)、問診(喫煙・服薬)、血圧    <脂 質> 中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール <肝機能> AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP <代謝系他> 空腹時血糖またはヘモグロビンA1c(NGSP注)、尿糖 <尿・腎機能> 尿蛋白 3.委託機関及び委託内容 <委託業務(日本健康文化振興会)> ・制度の案内 ・契約医療機関への予約申込受付及び予約 ・受診費用の立替払い ・受診結果の通知および所見フォロー(受診勧奨) ・健診データのとりまとめ及び健保への報告(含、特定健診データ等) ・上記に付随する業務 (2) 実施要領の案内等 <共通> ① 被保険者(一般) 果の提供及び補助等について案内する。  あるので留意。 前年3月に事業主宛て当該年度の保健事業計画通知。また機関紙「けんぽめーる」春号(4月1日発行)  被保険者(一般)は実施主体である事業主より案内することから、健保組合は事業主へ健診実施結 に掲載しPRする。(基本健診、人間ドック等) 1.事業主(定期)健診は、法定(強制)健診、任意継続被保険者及び被扶養者健診は、任意受診で   階層別健診内の要領は表11のとおり。 被扶養者 4/1資格 者かつ 翌3月31 日に40歳 以上又 は74歳以 下 家族健診(個 別) 個人 5月~翌 年2月 b.個人受診 事業主 個人 (含,事業主一 括手続き) 健保:健診費用≦ 40,000円 上記外は受診者 個人指定の医療 機関 5月~翌 年2月 健保:健診費用≦ 36,000円 上記外は受診者 基本健診(含特定 健康) +オプション健診 個人指定医療機 関 健診内容 実施主体 実施時期 健保指定健診項目 (含特定健診) +オプション健診 年齢区分に応じ 法定(含特定健診) a.申込、予約・支払 他事務委託 指定医療機関 又は個人指定の 医療機関 健保組合 <委託機関> 日本健康文化振 興会 法定健診(含特定 健診)+ オプション健診 <委託機関> 日本健康文化振 興会 区分 被保険者 一般 任意継続者 健診(個別) 対象者 健診の種類 委託等形態 任意継続被 保険者 人間ドック (個別) 健保組合 事業主が 期間を指 定 人間ドック (個別) 医療機関と事業主 契約 定期健診(集 団) 事務所又は 契約医療機関 表11 特定健康診査要領 a.申込、予約・支払 他事務委託 <委託機関:備考> 個人受診 (又は事業主一括 契約) 個人 b.個人受診 事業主負担 費用 備考 ア個人:健診費用×0.3 イ事業主:14,000円 ウ健保:健診費用-ア- イ≦ 30,000円 場所

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b.依頼事項 ○定期健診の実施時期(締切)の報告  併せ特定保健指導時期の関連から極力早期実施を依頼。 ○健診結果の提供方法(ツール等):電子(XMLデータ)データ又は健診票コピー ○報告の時期:健診実施後3ヶ月以内を目安   ② 任意継続被保険者 ③ (3) (4) 階層化について (5) 2. (1) 被保険者 ① a. 事業主の要請により対象者全員を選定 c.委託機関:(財)日本健康文化振興会(除個人受診) <留意事項>  受診委託機関、医療機関一覧、申し込み方法、具体的受診項目、補助及び個人負担等を案内する。 事業主への健診情報のフィードバック 内臓脂肪蓄積の程度とリスクの数に喫煙歴の有無が加味され、以下のとおり対象区分が決定されます。 バックする。 上記区分に階層化された被保険者健診データ(仕様:エクセル)を特定保健指導の案内とともにフィード <特定保健指導の対象区分> b.対象者宛に家族健診「パンフレット」を送付する。  (ただし、配偶者については年齢を問わず受診) 健診を受診している被扶養者は当面対象から除く。 データの保存期間(登録後):5年(健診票コピーは3年) a.対象者 c.委託機関等:(財)日本健康文化振興会(除個人受診) 特定保健指導  受診委託機関、医療機関一覧、申し込み方法、具体的受診項目、補助及び個人負担等を案内する。 b. 上記1で階層化した対象者にwebにより内容を案内し希望者を募集し選定 (注)上記対象者について服薬者は除くものとする。 対象者の選定  4月1日現在被保険者資格を有し、かつ翌3月31日現在40歳以上74歳以下の者  被扶養者ではあるが、パート等短期雇用者でその事業主健診を受けている市区町村等自治体主催の  5月に対象者リストを事業主へ送付し、特定健診データの提供を依頼する。 a.対象者  4/1現在で加入者資格を有し、かつ翌3月31日現在40歳以上74歳以下の者 <具体的方法> 被扶養者 b.任意継続者用健診についてパンフレットを自宅へ送付し健診の案内を行う(委託機関、個人受診) a.対象者  4月1日現在被保険者(加入資格を有し)でありかつ翌年3月31日現在で40歳以上75歳未満の者 特定保健指導の対象区分 -あり なし -あり なし -動機づけ 積極的 動機づけ 動機づけ 支援対象区分 喫煙歴 上記以外でBMIが 25以上 40歳~64歳 65歳~74歳 腹囲 男性85㎝以上 女性90㎝以上 積極的 動機づけ 追加リスク 1つ該当 2つ以上 3つ該当 2つ該当 1つ該当 ①血糖値②脂質③血圧

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② A. 共同契約(健保連)<パターンA> して自己のスケジュールと調整して保健指導を受ける場合。⇒対象者a <手続> ・健保組合で発行する利用券を対象保健・医療機関に持参し指導を受ける。 ・費用等窓口負担はなく、後日社会保険支払基金の請求に基づき、健保が全額負担する。 B. 当健保組合委託機関による実施(事務所単位)<パターンB> <現在委託機関> ○MELTEC本社・東京支社    :三菱電機ライフサービス(株) ○MELTEC関西支社       :あけぼの会 ○上記以外の事業所・支社   :(株)全国訪問健康指導協会 C. 事業主の契約する健診機関(含人間ドック)で定期健診と保健指導をセットで実施する(事業主主導)<パターンC>  定期健診及び人間ドック等各場所指定の健診実施機関にて、特定保健指導(面談)もお願いするケ <現在委託機関>  委託機関は、事業主健診実施機関とする。 (2) 任意継続被保険者 (3) 被扶養者 被扶養者については、健診の実施形態により以下区分する。 a.健保組合委託機関を通じて家族健診を受診した場合<以下パターンD> b.個人が任意の医療機関で健診を受診した場合 <パターンA> D. (4) 特定保健指導の周知・案内方法等 (5) 評価測定について ① ② 個別評価 ⇒ 実施主体として結果へのコミット強化を図る。(2回/年評価会の実施等) ○東北支社      :宮城疾病予防協会 ース ⇒ 対象者a ※具体的な指導内容は別添1.2(受講パターン例)とおり 特定保健指導の形態  事務所が分散している等集合による保健指導が困難な場合に対象者が最寄の保健・医療機関を活用 取組へのアドバイス等)を求め、次年度以降の施策立案の参考とする。 ○パターンB及びCについては、WEB募集時に特定保健指導概要を案内しまた保健指導実施対象者宛てに具  委託機関に次のとおり特定保健指導を委託する。  実施方法は集合形式(MAX約10名/日)で、保健指導実施の日時及び場所につき、委託機関が各支社窓口 (または事務所)と調整する。また保健指導対象者への案内・調整についても、基本的に委託機関が実施  する。大場所など希望者が多数見込まれる場合は、保健指導対象者の交通時間が削減される等のメリット がある(初回面談:30分程度)⇒対象者a 基準とする。 対象者全員に対し、上記1のパターンAと同様とする。 なお評価はポイント制(数値化)とし、インセンティブの付与など平成27年度実施のデータヘルス計画 ○パターンAについては、利用券発行時に特定保健指導内容及び受講要領を案内する。。<事業主経由> 家族健診委託業者に健診の手続きのみならず、特定健診結果の階層化、特定保健指導の案内、受診 勧奨並びに保健指導の実施まで一貫して委託する。<パターンD> 及び被保険者の選択幅を広げた取り組みとする。  なお 以下パターンの選択については、事業主の判断に基づき選択する。  事業所規模、事業所のロケーション、事業主施策との整合、費用面等からパターン別に分類し事業主 総合評価 内臓脂肪症候群の減少率、特定健診実施率並びに特定保健指導完了率を評価要素とし、目標の達成率を  保健指導実施者の腹囲、体重、BMI、喫煙につき指導後の改善状況を実施者毎に評価する。  なお改善が見られない又は悪化した場合は、その主な要因について業者スタッフに見解(含今後の にて検討する。  体的実施要領を通知する。<事業主経由>

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3. 予算措置 予算概算計画については表12のとおり。  ただし全体予算との関係から、予算策定時に調整し、組合会での承認を得る。   4. 計画の決定 施計画の決定とする。 Ⅳ 計画の公表・周知方法  本計画の周知は、機関誌等に掲載する。  年度始めの事業主への通知、機関誌への掲載、ホームページへの掲載等を通じ計画の周知を図る。 Ⅴ 個人情報保護  人情報の保護に努めるものとする。特に第三者委託については、契約条項の締結のみならずその実情の  把握及び監督のために適宜実地監査を行い個人情報保護を担保する。 Ⅵ 事業主との連携 ① 情報の提供 ② 事業主と共有化する。 Ⅶ 計画の実施とその評価 特定健診及び特定保健指導の充実等相互の役割分担を明確にし、内臓脂肪症候群の減少すべく目標を 特定健診及び特定保健指導のさらなる理解浸透を得るべくリーフレットの作成・配布、web通信等 による情報の提供を行う。 当該計画の決定については、2月開催の組合会において、事業計画及び予算の承認をもって個々の実 目標設定の共有化   ただし、平成26年度終了時に過去2年間の中間評価を行い、目標と大きくかけ離れた場合その他  必要がある場合は計画の見直しをする。  当計画は、法に則り5年ごとに見直しを行い以降5年を一期として計画を策定する。  個人情報保護の適切な取扱い(厚生労働省保険局長通知)」並びに個人情報保護管理規程を遵守し、個   当健康保険組合は、個人情報保護に関する「個人情報保護に関する法律」「健康保険組合等における 表12 概算費用見込み額推移 単位(千円) 区分 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 任意継続 3,500 4,480 5,270 5,780 6,660 家族 49,400 50,440 55,440 64,640 67,568 計 52,900 54,920 60,710 70,420 74,228 積極的支援 3,621 5,264 6,512 8,663 9,768 動機づけ支 援 884 1,285 1,590 2,115 2,385 計 4,505 6,549 8,102 10,778 12,153 57,405 61,469 68,812 81,198 86,381 項目 特定健康診査 特定保健指導 合計

参照

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