国語科学習指導案
平成27年10月16日~10月27日 2年○組教室 指導者
1 単元名 立場と根拠を明確にして書こう
~立場と根拠を明確にして自分の思いを書く~ 教材文「意見文を書く」
2 考察 (1) 教材観
①学習内容:学習指導要領上の位置付け
・「B書くこと」:イ「自分の立場及び伝えたい事実や事柄を明確にして、文章の構成を工夫する こと」
ウ「事実や事柄、意見や心情が相手に効果的に伝わるように、説明や具体例を加 えたり、描写を工夫したりして書くこと」
②伸ばしたい(身に付けさせたい)資質・能力
・自分の考えの根拠を明確にして書く力
・考えの根拠を具体的に記述して説得力を持たせて書く力
・意見と根拠のつながりを明確にして文章を構成する力
③単元を貫く言語活動の設定と言語活動の特徴
・「B書くこと」の言語活動例イの「多様な考えができる事柄について、立場を決めて意見を述べ る文章を書くこと」を受けて、ワークシートを基に自分の考えをまとめ、読み手に分かりやすい 文章を書くことを目的に、意見文を書く活動を設定する。
・自分の考えを読み手に納得してもらうためには、問題を見つける力、見つけた問題を解決しよう とする意欲、解決するための論理的思考力とそれを書き表す力、などが求められる。ワークシー トを用いて自分の考えをまとめることは、立場とそれを支える適切な根拠を探り、立場と根拠の 適切なつながりを考えることもでき、本単元の言語活動として適している。
④教材文の特徴
・意見文を書く手順が流れとして示され、学習の見通しが持てるようになっている。教科書からは
「意見文の例」を用いて、立場と根拠のつながりを確認したり、根拠の妥当性を評価したりして、
自分が意見文を書く際の参考にできるようにする。
⑤必要な指導・活動
・本単元の課題をつかむ過程では、生徒に、身に付けたい力の自覚をさせたい。既習事項の確認を 行ったり、振り返りの際に常に意識できるように身に付けたい力を示したりして、次時に生かせ るようにしていく。また、二つの立場から一つを選ぶモデル文を基に、立場と根拠のつながり方 や根拠の妥当性について学習していく。その際に自分が考えをまとめるときと同じワークシート を用いてまとめていくことで、形式の上でも内容でも自分の参考になるものとしていく。
・課題を追究する過程では、身の回りの生活に関わって、二つの立場から一つを選ぶようなテーマ をいくつか設定し、その中から選んだものに対して、前時までに学習したことを基に自分の考え をまとめていく。自分の立場や伝えたい事実や事柄を明確にするためには、事実や事柄を様々な 角度から見つめることが必要になる。また、自分の意見が相手に効果的に伝わるようにするため には、立場を支える適切な根拠は何かを考え、その説得力が増すように工夫していく必要がある。
そこで、ワークシートに立場と根拠を書き入れ、考えをまとめていく活動を行う。課題をつかむ 過程でモデル文の読み取りに使用したものと同形式のワークシートを用いて、生徒がそれを参考 にしながら取り組めるようにする。ここでは、立場と根拠を書き分けるだけの意見文から、立場 を支える強い根拠を持つ意見文へ、つまり、立場と根拠に適切なつながりのある文章へと、書く 力を高めていきたい。そのために、根拠を吟味する時間を十分に確保したり、立場と根拠のつな
がりの妥当性について評価して意見交換したりする時間を取り入れる。また、構成の型や根拠を 述べる順序、予想される反論とそれに対する意見などを考える活動を行うことで、構成を工夫し て書けるようにもしていく。
・まとめの過程では、身に付いた力を自覚して次に生かしていけるように、相互評価や自己評価を 振り返りの活動として取り入れる。
⑥今後の学習の活用
・説得力のある論理展開を工夫して意見を主張する学習
(2) 生徒の実態及び指導方針(男子○名 女子○名 計○名)
①既習の学習内容
・1学期には、「メディアと上手に付き合うために」という教材文を用いて、自分の考えや気持ち などについて根拠を明確にして書く学習を行った。また、段落の役割を考えて文章を構成するこ とや、筋道を立てて考え、「序論」「本論」「結論」の三段構成で文章を書くことも学習した。
②指導方針
・意欲を持って授業に取り組めるようにするため、課題や単元を貫く言語活動に生徒が興味を持て るものを設定する。また、学習意欲を持続させるようにするため、分かりやすい説明や個別の支 援を行い、学習活動を理解させる。
・自分はどのような文章を書きたいのかを意識しながら取り組めるようにするために、立場や根拠 がしっかり考えられているのが良い文章であるということを既習事項として押さえておく。
・立場を支える根拠のつながりの適切さを意識しながら、見通しを持って筋の通った文章を書くこ とができるようにするため、立場や根拠の流れを可視化して整理できるようなワークシートを用 いる。
・自信を持って文章を書けるようにするために、観点を明確にした相互評価を取り入れる。また、
生徒が自分自身で身に付いた力を実感できるようにするために、学習前と学習後の文章を比較さ せるなど自己評価の仕方を工夫する。
3 研究とのかかわり
平成27年度の全国学力・学習状況調査の群馬県の中学校国語の結果分析では、特に課題が見られる問 題として「自分の考えや気持ちの根拠となる事柄を明確にして書くこと」が挙げられている。また、「は ばたく群馬の指導プラン」では、群馬県の国語の課題として「自分の考えや伝えるべき内容を相手や目 的に応じて表現すること」が挙げられている。
これらのことから、根拠を明確にして表現すること、分かりやすく表現するために適切な根拠を用い ることができる力をつけていくことが重要であることがうかがえる。そこで、明確な主張と根拠、主張 を支える根拠の適切さに視点を当てて、書くことの研究に取り組むこととした。なお、授業実践では意 見文を取り上げるので、主張の部分を立場と表現することにする。
一学期の「メディアと上手に付き合うために」の学習では、意見文を書くために、課題をつかむ過程 で「すっきりシート1」を基に教材文を読み取る活動を取り入れ、明確な根拠を意識できるようにした。
また、課題を追究する過程では、「すっきりシート1」に相手意識を明確にしながら自分の立場や根拠 を書き入れたり、「すっきりシート2」を活用して自分の立場と根拠のつながりを評価したりする交流 活動を取り入れて、自分の立場に対する根拠の妥当性を意識できるようにした。
本単元も、立場と根拠を明確にした意見文を書く学習である。一学期の学習を生かし、各過程の根拠 の適切さに気付く場面、自分の考えを整理する場面、整理した考えを評価する場面で『すっきりシート』
を活用していく。このことが、研究テーマである「論理的で分かりやすい文章を書く」力を高めること に有効であるかを、本実践を通して明らかにしていく。これは、前述の群馬県の課題の改善にもつなが ると考えられる。
4 単元の目標
立場を支える適切な根拠を考え、意見文を書くことができる。
5 指導計画(全6時間予定)
国 語 へ の テ ー マ に 対 す る 自 分 の 立 場 と 根 拠 を 明 確 に し て 、 意 見 文 を 書 い て 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 い る 。
書 く 能 力 根 拠 と な る 事 実 や 事 柄 を 明 確 に し て 、 そ れ を 支 え る 考 え を 意 識 し な が ら 、 立 場 の 明 確 な 文 章 を 書 い て い る 。
言 語 に つ い て の 読 み 手 に 自 分 の 考 え が 伝 わ る よ う に 、 適 切 な 語 句 を 選 択 し て 使 っ 知 識 ・ 理 解 ・ 技 能 て い る 。
過 伸 ば し た い 資 質 ・ 能 力
時 間 主 な 学 習 活 動 関 書 言
程 活 用 さ せ た い 知 識 等 思 考 力 ・ 表 現 力 等
第1時 ・ 既 習 漢 字 、 語 句 の 意 ・ 自 分 の 考 え を ま と め ・ 学 習 課 題 を 知 り 、
課 味 の 理 解 表 現 す る 力 単 元 全 体 の 見 通 し ○ ○ ○
・ 原 稿 用 紙 の 使 い 方 を 持 つ 。
題 ・ テ ー マ を 選 び 自 分
の 立 場 を 決 め 、 意
把 見 文 を 書 く 。
第2時 握 ・ 事 実 と 意 見 な ど と を ・ 自 分 の 立 場 を 支 え る ・ モ デ ル 文 か 筆 者
読 み 分 け る こ と 根 拠 の 適 切 さ を 考 え の 立 場 と そ れ を 支 ○
・ 文 章 構 成 に つ い て の る 力 え る 根 拠 を 捉 え て 、
知 識 「 す っ き り シ ー ト
( 序論・本論・結論 頭括型・尾括型・ 1 」 に ま と め る 。 双括型)
・ 立 場 を 支 え る 根 拠 の ・ モ デ ル 文 の 分 か り 適 切 さ に 気 付 く こ と や す さ の 理 由 を 確
認 す る 。
第3時 ・ 集 め た 材 料 を 分 類 し ・ 反 論 の 予 想 、 そ れ に ・ 根 拠 の 妥 当 性 や 信 て 整 理 す る こ と 対 す る 意 見 を 書 く こ 頼 性 、 反 論 の 効 果
・ 事 実 と 意 見 な ど を 関 と の 効 果 を 考 え る 力 に つ い て 考 え る 。 係 づ け る こ と
・ 事 実 と 意 見 な ど を 区 ・ 多 様 な 角 度 か ら 自 分 ・ 立 場 と 根 拠 の つ な 課 別 し て 書 く こ と の 意 見 を 考 え る 力 が り を 意 識 し て 、
・ 自 分 の 立 場 を 支 え る 考 え を 「 す っ き り ○ 強 い 根 拠 を ま と め る シ ー ト 1 」 に ま と
題 力 め る 。
第4時 追 ・ 立 場 と 根 拠 を 関 連 付 ・ 立 場 と 根 拠 の つ な が ・「 す っ き り シ ー ト
け る こ と り を 評 価 す る 力 2 」 を 使 っ て 立 場 ○
・ 自 分 の 立 場 を 明 確 に と 根 拠 の つ な が り 究 し て 、 文 章 の 構 成 を を 評 価 す る 。
工 夫 す る 力
第5時 ・ 既 習 漢 字 、 語 句 の 意 ・ 自 分 の 立 場 と 根 拠 の ・ 自 分 の 立 場 、根 拠 、
味 の 理 解 つ な が り を 意 識 し て 反 論 に 対 す る 意 見 ○ ○
・ 書 い た も の を 読 み 返 説 明 や 具 体 例 を 加 え を 述 べ る 順 序 を 考 し 、 分 か り や す い 文 て 書 く 力 え る 。
章 に す る こ と ・ シ ー ト を 基 に 表 現
評価規準
を 工 夫 し な が ら 文 章 を 書 く 。
第6時 ま ・ 友 達 の 作 品 良 い と こ ・ 文 章 の 構 成 や 材 料 の ・ 書 き 上 げ た 文 章 を
と ろ ( 立 場 と 根 拠 の つ 活 用 の 仕 方 の よ さ を 相 互 評 価 し た り 、 ○ め な が り ) を 見 取 る こ 感 じ る 力 自 己 評 価 し た り し
と て 、 学 習 を 振 り 返
る 。
6-1 本時の展開(1/6)
(1) ねらい
・学習計画表を用いて、本単元で身に付ける力を知り、学習の見通しを持つことができる。
(2) 準 備
教師―学習計画表(配付用・掲示用)、学習プリント、原稿用紙 (3) 展 開
学習活動 時間 指導上の留意点及び支援・評価
予想される生徒の反応 (◎努力を要する生徒への支援 ◇評価)
1 本 単 元 で 学 習 す る こ と を 知 り 、 見 5
通しを持つ。 分
〔学習課題〕「意見文を書こう」で学習することを知り、計画を立てよう。
○「書くこと」の学習の意義を考える。 ・「 書 く 」 た め に は 「 考 え る 」 こ と が 必 要 で あ り 、 考え る こと が日 々 の生 活 や将 来をよ りよ くする こ
・高校受験のときに必要。 とにつながることも意識させる。
・就職するときにも必要。 ・「 本 単 元 で 何 を 学 ぶ の か 」 を 意 識 で き る よ う に 、
・社会に出てからも書くことはある。 単元のねらいを毎時間掲示する。
○ 意 見 文 に つ い て 知 り 、 分 か り や す い ・「 意 見 文 」 と は 自 分 の 意 見 を 書 い た 作 文 の こ と で 文章について確認する。 あ り 、 そ の た め 「 立 場 を 明 ら か に す る こ と 」「 立 場を 支 える 明確 な 根拠 」 が必 要であ るこ とを押 さ える。
・既習事項として出された意見も示して、確認する。
・立場や根拠がしっかり考えられている。
・文の構成がきちんとしている。
・具体例が挙げられている。
○ 問 題 を 解 き な が ら 、 根 拠 の 明 確 さ に 10 ・ 文例 ( 根拠 の明 確 な文 章 と不 明確な 文章 )を用 意 ついて考える。 分 して 、 違い を考 え させ る こと で、根 拠が 明確で な
ければならないことの重要性を考えさせる。
◎簡単な記入で良いことを伝える。
○ 学 習 計 画 表 で 単 元 の 学 習 の 流 れ を 確 7 ・ 学習 の 流れ が分 か るよ う に、 学習計 画表 を提示 す 認する。 分 る。 学 習の めあ て を確 認 し、 振り返 りを 書くと い
う学習計画表の使い方を説明する。
◎ポイントのみ記入するようにさせる。
◇ 自 分の 立 場や 伝え た い事 実を 明確 に して 文章 を 書くことを理解し、個人目標を考えている。
(観察・学習計画表)【関・意・態】
○ 一 つ の テ ー マ を 選 び 、 立 場 を 決 め 、 ・ 身近 な 生活 に関 わ るこ と で、 二つの 立場 からど ち 一次意見文を書く。 25 らか を 選ぶ よう な テー マ を複 数提示 し、 一つを 選 分 ば せ て 自 分 の 立 場 を 決 め さ せ 、 原 稿 用 紙 1~2 枚
程度の一次意見文を書かせる。
◎既習事項(原稿用紙の使い方、構成、段落など)
の簡 単 な確 認は 行 うが 、 まず は自由 に書 いて良 い ことを伝える。
◇ テ ーマ に 対す る自 分 の考 えを 文章 に 表す こと が できている。 (一次意見文)【書く】
2 本 時 の ま と め を し 、 次 時 の 学 習 へ 3 ・自己評価は4段階で行わせる。
の見通しを持つ。 分 ・ 自分 の めあ てを 意 識し て 、振 り返り を書 かせる よ うにする。
7-1 板書計画
「意見文を書く」
学習計画表
※単元の目標立場を支える適切な根拠を考え意見文を書く
※身に付けたい力◎多様な角度から自分の意見を考える力◎立場を支える適切な根拠を挙げる力◎立場と根拠のつながりを評価する力・誰に対して何を伝えるのかを意識する力・文章構成(組み立て)を工夫する力
※テーマ1学校の昼食は給食が良いか弁当が良いか2図書館にまんがを置いた方が良いか置かない方が良いか3新年のあいさつはメールが良いか手紙
(
年賀状)
が良いか4電車やバスの優先席はある方が良いか無くした方が良いか 拡大した学習計画表を掲示し、書き方のポイントを押さえて説明する。6-2 本時の展開(2/6)
(1) ねらい
・モデル文1を読み、立場とそれを支える根拠の適切さをつかむことができる。
(2) 準 備
教師―学習計画表(掲示用)、モデル文1、立場や根拠を書いたカード、
すっきりシート1(配付用・掲示用)
生徒―学習計画表、ノート (3) 展 開
学習活動 時間 指導上の留意点及び支援・評価
予想される生徒の反応 (◎努力を要する生徒への支援 ◇評価)
1 本 時 の 学 習 課 題 を つ か み 、 学 習 へ 5 ・学習課題を意識できるように板書する。
の見通しを持つ。 分 ・学習計画表を見て流れを確認させる。
〔学習課題〕モデル文を読んで、筆者の立場とそれを支える根拠の適切さをつかもう。
2 モ デ ル 文 1 を 読 ん で 、 立 場 と 根 拠 を読み取る。
○ モ デ ル 文 1 に 書 か れ て い る テ ー マ 、 ・範読を聞きながら、誰に向けて、何を伝えようと 相 手 、 目 的 を 「 す っ き り シ ー ト 1 」 している文章なのか(相手意識、目的意識)を確
に書き込む。 認させる。
20 ・ 友達 ( 中学 生) に 向け て 書い てある 文章 なので 、
「易し い文 章」「短い一文」「具体例を挙げる 」等 分 の留意点に気付かせる。
○ 筆 者 の 立 場 を 捉 え て 、「 す っ き り シ ◎拡大した「すっきりシート1」を黒板に掲示して、
ート1」にカードを貼る。 見て確認できるようにする。
・シートの使い方の確認も兼ねて行う。
○ 立 場 を 支 え る 根 拠 は 何 か 、 根 拠 と な ◎モデル文1を良く見るように指示する。
る 事 実 と 考 察 が ど の よ う に つ な が っ ・ 事実 と 考察 を矢 印 でつ な ぎ、 つなが りを 視覚的 に て い る か 読 み 取 り 、「 す っ き り シ ー 確認させる。
ト1」にカードを貼る。 ◎ 隣同 士 で確 認し 合 うよ う にさ せ、他 の意 見と違 っ てい た 場合 には 、 なぜ そ のよ うにな って いるの か 理由も考えるようにさせる。
・拡大図を使って全体で確認する。
3 立 場 と そ れ を 支 え る 根 拠 の 適 切 さ
を考える。 20 ・ 立場 と それ を支 え る根 拠 の適 切さに 着目 させ、 気
○ モ デ ル 文 1 の 分 か り や す さ が ど こ に 分 付いたことをノートに書かせる。
あるかを考える。 ◎ 個人 で 考え た後 、 席の 近 い3 ~4人 で意 見交流 さ せる。
・具体的な根拠がたくさん書かれ
ているところ。 ◇ モ デル 文 の立 場と 根 拠を 読み 取り 、 根拠 の適 切
・事実と考察と両方書かれている さに気付いてまとめている。
ところ。 ( す っ き り シ ー ト 1 )( ノ ー ト )
・根拠が「なるほど」と思えるもの 【読む】
になっている。
4 本 時 の ま と め を し 、 次 時 の 学 習 へ ・ 立場 と それ を支 え る根 拠 の適 切さを 意識 して、 振
の見通しを持つ。 5 り返りを書かせるようにする。
分 ・ 次時 は 自分 の選 ん だテ ー マに ついて の立 場と根 拠 を考えることを知らせる。
7-2 板書計画
「意見文を書く」
立場を支える適切な根拠を考え、意見文を書こう。
モデル文を読んで、筆者の立場とそれを支える根拠の適切さをつかもう。
テーマ・・辞書について相手・・・中学生→易しい文章・短い一文目的・・・紙の辞書と電子辞書のどちらが良いかを伝える
【すっきりシート1】
察考
場立拠実根事
※文章の分かりやすさのもと・具体的な事実が書いてある。・事実と考えの両方が書いてある。・根拠がたくさん書いてある。・根拠が詳しく書いてある。
6-3 本時の展開(3/6)
(1) ねらい
・立場や根拠を明確に、自分の考えをまとめることができる。
(2) 準 備
教師―学習計画表(掲示用)、モデル文1、モデル文2、すっきりシート1、付箋紙(3色)
生徒―学習計画表、モデル文1、すっきりシート1(前時で使用したもの)
(3) 展 開
学習活動 時間 指導上の留意点及び支援・評価
予想される生徒の反応 (◎努力を要する生徒への支援 ◇評価)
1 本 時 の 学 習 課 題 を つ か み 、 学 習 へ 5 ・学習課題を意識できるように板書する。
の見通しを持つ。 分 ・学習計画表を見て流れを確認させる。
〔学習課題〕立場や根拠を明確に、自分の考えをまとめよう。
2 分 か り や す い 文 章 を 書 く た め の 観 25 ・ 前時 に 出さ れた 意 見を ま とめ て提示 し、 そこか ら
点を整理する。 分 観点をまとめていく。
・「すっきりシート2」に観点を記入させる。
3 反論の効果について考える。
○ モ デ ル 文 1 に 反 論 の 予 想 と そ れ に 対 ・ プリ ン トに 印を 付 けた り 、違 いを考 えて 書いた り す る 意 見 を 付 け 加 え た モ デ ル 文 2 を 目で見て分かるようにさせる。
読み、その違いを考える。 ・ 反論 の 予想 とそ れ に対 す る意 見が書 かれ ている こ とで 、 論に 説得 力 が増 し 、意 見の正 当性 が補強 さ
・電子辞書の欠点を述べることで れることを理解させる。
紙の辞書のよさが強まる。
・利点、欠点を書くことで内容が 深まる。
・両方の立場が書いてあるので、
比較しやすい。
4 自 分 の 立 場 を 決 め 、 そ の 根 拠 を 考
える。 15
○ 第 1 時 で 選 ん だ テ ー マ に つ い て 、 自 分 ・ 伝え た いこ とを 明 確に す るた めに、 書く 相手や 目 分 の 立 場 は 何 か 、 立 場 を 支 え る 根 拠 的を 「 すっ きり シ ート 1 」に 記入さ せ、 相手意 識 に は ど の よ う な も の が あ る の か を 考 や目的意識を持たせる。
え 付 箋 紙 に 書 き 、「 す っ き り シ ー ト ◎前時で扱ったモデル文を参考にするように伝える。
1」のそれぞれ欄に貼る。 ・ 立場 を 支え る根 拠 を適 切 なも のにす るた めに、 事 実( 出 来事 や経 験 など ) と考 察(そ こか ら生じ る 思いや考えなど)を区別して書かせる。
◎単語や短い文で書くのでも良いことを伝える。
◇ 根 拠を 明 確に して 自 分の 考え をま と めて いる 。
(観察・すっきりシート1)【書く】
3 本 時 の ま と め を し 、 次 時 の 学 習 へ ・ 立場 と それ を支 え る根 拠 の適 切さを 意識 してシ ー
の見通しを持つ。 5 トを 作 成す るこ と がで き たか を基に 、振 り返り を 分 書かせるようにする。
・ 次 時 は 、「 す っ き り シ ー ト 1 」 を 見 直 す こ と を 伝 える。
7-3 板書計画
「意見文を書く」
立場を支える適切な根拠を考え、意見文を書こう。
立場や根拠を明確に自分の考えをまとめよう。
※分かりやすい文章のポイント①立場を支える根拠になる事実が書かれている②事実の内容が分かりやすく数値が具体的に示されている③事実が正確である(思い込み、決めつけでない)④事実の数が十分そろっている
⑤事実の考察がされている⑥事実と考察を無理矢理つなげていない(矛盾・飛躍がない)
※反論の予想とそれに対する意見
多角的なものの見方↓文章の説得力が増す
⑦反論やそれに対する意見が書かれている
事 実 考 察
6-4 本時の展開(4/6)
(1) ねらい
・観点を基に、立場を支える根拠の適切さを自己評価、相互評価することができる。
(2) 準 備
教師―学習計画表(掲示用)、すっきりシート2(縮小版:評価カード)、付箋紙(3色)
生徒―学習計画表、すっきりシート1(前時に作成したもの)、すっきりシート2、モデル文2 (3) 展 開
学習活動 時間 指導上の留意点及び支援・評価
予想される生徒の反応 (◎努力を要する生徒への支援 ◇評価)
1 本 時 の 学 習 課 題 を つ か み 、 学 習 へ 5 ・学習課題を意識できるように板書する。
の見通しを持つ。 分 ・学習計画表を見て流れを確認させる。
〔学習課題〕立場を支える根拠の適切さを評価して、より良くしよう
2 自 分 の 立 場 を 決 め 、 そ の 根 拠 を 考 ・ 前時 の シー トを 見 直し て 、根 拠を増 やし ていく よ える。(前時の見直し、補足) 10 うにさせる。
○ 自 分 の 立 場 は 何 か 、 立 場 を 支 え る 根 分 ◎ 後で 文 章化 する の で、 単 語や 短い文 で書 くので も 拠 に は ど の よ う な も の が あ る の か を 良いことを伝える。
考 え 付 箋 紙 に 書 き 、「 す っ き り シ ー ト1」のそれぞれ欄に貼る。
3 立場と根拠のつながりを評価する。
(1)「すっきりシート2」を基に、自分 30 ・ 自己 評 価を して 、 観点 ご との 評価を 「す っきり シ の立場と根拠のつながりを見直す。 分 ート2」に書き込ませる。
・評価の低い箇所は修正をさせる。
(2)3~4 人 の グ ル ー プ で 、 お互 い の 立 ・ 同テ ー マを 選ん だ 生徒 3 ~4 人のグ ルー プを作 っ 場と根拠のつながりを相互評価する。 ておく。
・ 小さ く 印刷 され た 「す っ きり シート 2」 に評価 と アドバイスを書き込みお互いに交換させる。
・ アド バ イス は良 か った 点 も書 いて良 いこ とを伝 え る。
(3)友達の評価を受けて、自分の立場と ◎ グル ー プの 形態 に して お き、 アドバ イス で分か り 根拠のつながりを再度見直す。 にく い 所は 、書 い てく れ た本 人に聞 きな がら直 す
ようにさせる。
◎ 見せ て もら った 友 達の シ ート も参考 にす るよう に させる。
・ もう 一 度自 己評 価 を行 い 、評 価を赤 色で 書き込 ま せて、改善したことを実感できるようにする。
◇ 主 張を 支 える 根拠 の 評価 の仕 方を 理 解し て、 友 達 の 評価 を した り自 分 の根 拠を 見直 し たり して い る。(すっきりシート1・すっきりシート2
学習計画表)【書く】
4 本 時 の ま と め を し 、 次 時 の 学 習 へ ・ 立場 を 支え る根 拠 の適 切 さを 評価で きた かを基 に
の見通しを持つ。 5 振り返りを書かせるようにする。
分 ・ 次時 は 、本 時を 基 に構 成 を考 え、意 見文 を書く こ とを伝える。
7―4 板書計画
「意見文を書く」
立場を支える適切な根拠を考え、意見文を書こう。
立場を支える根拠の適切さを評価してよりよいものにしよう。
【活動】Ⅰグループを作るⅡ左隣の人に「すっきりシート1」を渡すⅢ観点を基に評価するABCⅣ一言アドバイスを記入するⅤ一回りしたら「すっきりシート1」を見直す
すっきりシート2
評価の観点
①立場を支える根拠になる事実が書かれている
②事実の内容が分かりやすく数値が具体的に示されている
③事実が正確である(思い込みや決めつけでない)
④事実の数が十分にそろっている
⑤事実の考察がされている
⑥事実と考察を無理矢理つなげていない(矛盾や飛躍がない)
6-5 本時の展開(5/6)
(1) ねらい
・構成を工夫し、立場と根拠が明確な文章を書くことができる。
(2) 準 備
教師―学習計画表(掲示用)、構成表、原稿用紙
生徒―学習計画表、すっきりシート1、モデル文2、国語辞典 (3) 展 開
学習活動 時間 指導上の留意点及び支援・評価
予想される生徒の反応 (◎努力を要する生徒への支援 ◇評価)
1 本 時 の 学 習 課 題 を つ か み 、 学 習 へ 5 ・学習課題を意識できるように板書する。
の見通しを持つ。 分 ・学習計画表を見て流れを確認させる。
〔学習課題〕 文章構成を考えて、立場と根拠が明確な文章を書こう
2 構成を考える。
○ 作 成 し た 「 す っ き り シ ー ト 1 」 の 付 ・「 す っ き り シ ー ト 1 」 を 基 に 、 何 を ど の よ う な 順 箋紙を確認しながら構成を考える。 番で 述 べて いく か とい う 自分 の文章 の組 み立て を
考えさせる。
10 ◎ 必要 に 応じ て構 成 表を 補 助プ リント して 配るよ う 分 にする。
・ 構成 の 3つ の型 ( 頭括 型 ・尾 括型・ 双括 型)に つ いて確認する。
◎ 理由 や 根拠 を述 べ る順 の 例と して、 以下 のこと を 確認する。
①理由・根拠として重要な(説得力のある)順
②理由・根拠として一般的だと考えられる順
③理由・根拠として単純なものの順 など
◎ モデ ル 文の 文章 構 成を 参 考に しても よい ことを 伝 える。
3 構成案を基に意見文を書く。 ・原稿用紙1枚~2枚程度で書かせる。
30 ・ 明快 な 筋道 や、 出 だし と 結び の整合 性な どに留 意 分 させる。
・ 読み 手 に伝 わり や すい 簡 潔な 表現に させ るとと も に、 指 示語 や接 続 語な ど を効 果的に 利用 して文 章 の展開をはっきりさせる。
・ 既習 の 漢字 を用 い て書 く こと ができ るよ うに、 必 要に応じて辞典等を活用させる。
◇ 立 場を 支 える 根拠 が 適切 で、 流れ の 整っ た文 を 書いている。 (二次意見文)【書く】
◇ 読 み手 に 自分 の考 え が伝 わる よう に 、適 切な 語 句を選択して使っている。
(二次意見文)【言語】
4 本 時 の ま と め を し 、 次 時 の 学 習 へ ・ 立場 と 根拠 を明 確 にし て 意見 文を書 くこ とがで き
の見通しを持つ。 5 たかについて振り返りを書かせるようにする。
分 ・次時は、意見文を紹介し合うことを伝える。
7-5 板書計画
「意見文を書く」
立場を支える適切な根拠を考え、意見文を書こう。
構成を考えて立場と根拠が明確な文章を書こう。
※構成頭括型尾括型双括型
※根拠を述べる順①重要な(説得力のある)順②一般的な順③単純なものの順など
※注意点・読み手に伝わる文章にしよう・筋道の通った文章を書こう・指示語や接続語などを上手に使おう
6-6 本時の展開(6/6)
(1) ねらい
・書いた文章を読み合い、分かりやすい文章について考え、自分の文章を振り返ることができる。
(2) 準 備
教師―学習計画表(掲示用)、評価カード
生徒―学習計画表、すっきりシート1、一次意見文、二次意見文(原稿)
(3) 展 開
学習活動 時間 指導上の留意点及び支援・評価
予想される生徒の反応 (◎努力を要する生徒への支援 ◇評価)
1 本 時 の 学 習 課 題 を つ か み 、 学 習 へ 5 ・学習課題を意識できるように板書する。
の見通しを持つ。 分 ・学習計画表を見て流れを確認させる。
[学習課題] お互いの文章を読み合って、
分かりやすい文章について振り返ろう
2 3~4人のグループで交流し合う。
○ 第 1 時 に 書 い た 意 見 文 と 前 時 に 書 い 20 ・第4時と同じグループで読むようにさせる。
た 意 見 文 を 回 し 読 み し て 、 相 互 評 価 分 ・ 立場 を 支え る根 拠 の適 切 さと いう点 で良 いとこ ろ
をする。 を見つけ、評価カードに記入させる。
・ 自分 自 身の 今後 の 参考 に でき るとこ ろは どこか と
○ メ ン バ ー を 変 え て 読 み 合 い 、 評 価 す いう観点でも読ませる。
る。
3 自己評価を行う。
○ 一 次 意 見 文 と 比 較 し て 、 分 か り や す 15 ・ 分か り やす くな っ た点 な ど、 良くな った ところ を い 文 章 と は ど の よ う な も の か に つ い 分 中心に見るようにさせる。
て、自分の考えを持つ。
◇ 立 場に 対 する 適切 な 根拠 を備 えた 文 章が 分か り やすい文章であることを理解している。
(評価カード・学習計画表)【書く】
4 学習のまとめをする。 10 ・ 単 元 全 体 を 通 し て の 振 り 返 り を さ せ 、「 身 に 付 い 分 た力」を意識させるようにする。
7-6 板書計画
「意見文を書く」
立場を支える適切な根拠を考え、意見文を書こう。
分かりやすい文章の書き方について振り返ろう。
【こんな視点で評価カードを書こう】・言いたいことが明確で、説得力のある文章になっているか。・根拠となる事実と考察のつながりが分かりやすいか。・内容の伝わりやすい文章構成になっているか。
※作品のよさは、どんなところか。