箱根西麓の古期ロームの関する2・3の知見
著者 高橋 豊
雑誌名 静岡地学
巻 34
ページ 4‑10
発行年 1977‑06‑26
出版者 静岡県地学会
URL http://doi.org/10.14945/00025670
34号 (1977 )
の 毒語
民 主
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こi立、ローム みられることが、すでに多くの人々から指摘されており込 ロームj留ぬについてはも ローム グループ(1969 ) にわたり なされているO し か し 、 東 に 隣 接 す る 箱 根 西 麓 の ロ ー ム 腎 に つ い て は 、 関 東 ロ ー ム 研 究 グ ル ー プ ( 1965入 町 田 洋 (1974 )などによって その一部が紹介されているのみでも詳細は明らかではない。
1972‑‑‑‑1974年にわたりも につい
も傾斜区分 については弘
ローム 事E わたりみられも
しも
ではも その下位に、
〈谷署度間、
し、粘土鉱物 に いわゆる誕
く指播のなかっ たる古期ロームと考えられる誕 M ロームぬ L ロームぬの存在が明らかになりつつあるので、これに する 2・3の知見を短報にまとめたO
、 粘 土 鉱 物 分 析 に つ き 弘 加 藤 芳 朗 教 授 に 終 始 ご 教 示 い た だ い た 。 厚 く お 礼 申 し 上 げ ま すO
区 分
にみる掲色の、粘土化の進んだ火山灰層は、 の 観 察 結 果 や 護 鉱 物 分 析 な ど の 、U 1、U 2、M Lロームに4区分されると考えられるO この中怠 U 1、U 2は偏愛鷹ローム!欝ぬの上、
中、下部ロームに紹さきするO 模式地としても Lロームは三島市玉沢に、能は三島市英容台周辺に選管し たO 図l・2・3に 露 頭 写 真 の 例 を 、 第 1表に各ローム}欝の特徴を統括し、関4に 模 式 断 面 図 を 、 図 5 にU 1、 U 2の愛鷹ローム相当層に対する M、 Lロ ー ム の 重 鉱 物 組 成 の 柏 異 を 示 し たO
U し む2ロ ー ム は 箱 根 西 麓 の 全 域 特 に 山 麓 末 端 の 麗 に は 厚 い 新 期 箱 根 軽 石 流 (P f 1 )を伴って 露出するo M ローム L ロームは標高100m......350 mの 深 い 谷 の 側 壁 の 下 部 に み ら れ 、 多 摩 ロ ー ム 相 当 の古期ロームを予想、させるO 基 盤 搭 岩の 上に接し露出するM ' Lロームは、箱根火山西斜面の綾線近く ではその姿をみせないO
L 口 一 ム
古 期 外 輪 山 (0 S )の自己破砕溶岩からなる基盤の上に 水平ないし100 前 後 の 緩 傾 斜 を も っ て 累 積 す る ロ ー ム 層O 時 茶 掲 色 を し た 非 常 に 粘 土 化 の 進 ん だ ロ ー ム で 、 き め 細 か く ミ ソ 状 の 感 触 を 得 る 。 乾 く と 縦 の 亀 裂 を 生 じ 基 質 に は 繊 維 状 、 短 柱 状 の 白 色 粘 土 物 質 を 生 じ 、 黒 紫 色 の マ ン ガ ン の し み を 散 在 させるO 黄 白 色 、 青 灰 色 、 擾 色 で 粒 径2.......3腕 の 石 費 岩 片 を 含 むO
Lロ 山 ム に は 、 下 記 の よ う な 連 続 性 の き わ だ っ た 鍵 麗 が あ る 。 そ れ は 第 l表で 三島ラピリぬ(班1) と呼ぶことにしたMl‑l...5の5枚 の ラ ピ リ 層 と 、 常 に 対 を な し て 出 現 しLロームの上限の指標とな る 灰 白 色 パ ミ ス と 普 通 角 関 石 に 富 む 青 緑 色 ラ ピ リ 震 で あ るO
五島ラピリ露 M l ‑ l ・3・4・5は国くしまった淡緑灰色ラピリ層であるO 平 均 粒 径3........5腕 で 、 車 角 擦 状 の 外 形 を と ど め る も の の 粘 土 化 の やLす す ん だ 灰 色 、 青 緑 色 、 紫 色 の ラ ピ リ が 互 に 臨 結
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U 2部分は U 1も
のうち冶 砧によるO
ム で 初 め て 明 ら か に さ れ たO
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5 ロ ー ム 図 研 グ ル ー プ (1969)の
M . Lロ ー ム は 今 回 の
長泉町上姦窪・愛欝白山ム磨
柱 状 国
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菌1 籍 寝 のよ説口一ム む1、u2口…ムと 詞ームぬ〈三島市英窓会λ口〉
関2 斜交する籍棋西麓のローム麗〈三島市英容台〉にみるむ 1 u 2、 間 .L r:Jームの関捺
したものでも白斑を散在させているO 共に薬理がよく発達するo M 1 ‑1には上位に斜交葉理が顕著に るのがみられ 下位にはシノレトの薄層 火山立石〈粒径 1""‑2cm)がある層準に集中するのがみ られるo M 1 ‑ 3・5は下隈に接して 5........10cmのホ燈色の薄いラピリ層を伴うことがあるO またMI 8の一部に赤揚色の酸化帯をみることがあるO 関 2は極端色で平均粒径10‑15脚 でb 亜 角 機 状 の外形をとどめながらも非常に粘土化のすすんだ石片がモザイク状に配列しもこれに同形同質の
時灰色 赤色の石片が散在し 間際は黒紫色不定形の?ンガン様の物質で受撲されていること が多い。飽の4枚のラピリ層より粗粒で柔かく、燈褐色の強いラピリ層で 他と性格を異にするO
は0.8m'""‑3 m程であるO
灰自 ミス: 粘土化した灰白伊ιの を散在させるO 乾くと自く、片状に割れるO
で、 粒径10鰍 ほ ど の 淡 糞 急 間 質 の 団 粒 や 茶 褐 色 の し み 10 ‑‑‑20cmo
ラピリ 粒 径 5御前後の粘土化の進ん ラピリよりなるO 時 に は 構 成 粒 子 が令くみられなかったりも単位粒子の周縁が肌色に粘土化されていることがあるO クラック替をはさん で下位の灰白色バミスと一組となり出現するO
1'¥ミス:
断面ではも
60cmほどで、粘土化が
くと白色。繊維状の空隙に
を確認できないほどであるO 湿った 上位に乾くと白誌を示す肌色で粘質な をしたがえも Lローム最上位にレンズ状に消長をくりかえし出現するO
M l ‑ 1ラピリ層直下より b 基盤の古期外輪山溶岩までの Lローム下位の摩さ詰 し1 では 6.5mで、08C古期外輪山〉の自己破砕溶岩に達するがも三島市玉沢の 120 mでは 10mにも達するO この中 08の直上にはる 70cm程の黄経色降下軽石をみるO芙蓉台地域ではみられな いがも箱根斜面を少し上った三島市玉沢地域ではもこの黄樺色降下軽石の上に接して軽石流を梓う点、
関3 ( Pfl)o MP::三島パミス
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尚
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思ヰ 箱 課 題 畿 の 口 一 ム 麗 模 式 額 面 題 。
L:Lローム、出:鼠ローム、 U1 : U 1ローム、 U2 : U 2ローム、話三島ラピリ OP:オレンジパミス、 Pf 1 :;新箱根軽石流、対P:.五島パミス
古期のものとして注目されるO この ラピジの間には、 2枚の青灰色ラピリの を 伴いガラス賢の捺結様ラピリをみるO これは 1.......3腕 b Oz臓の でガラス宮のラピリ が互いに溶結国化し
以上 Lロ 山 ム
む点、中位
なラピリ躍であるO
を中心に、その性格を考えてみるに、下限に近い3枚のラピリが普通角関芯に ラピリが赤色の酸化角関石で特長ずけられ、上限 4枚には普通角関お型の火山起源 の噴出物がみられ Lロームは国 5に 示 し た よ う に 、 角 関 石 型 を 示 し 、 両 鰐 石 で 特 長 ず け ら れ る 箱 根 火山起源、のものとは考えにくい。
下記の理由で愛薦火山活動の一時期、角関安山岩の活動期のものと考えられないだろうか。
1> Lロームの産出地点が、 100""""350mの深い谷の も尾摂の断面にのみ限られ 箱根外輪山の 陵線近くには全く認められず、東へ薄く、尖滅する傾向をみせるO
@箱根西麓の余てのローム 、箱根吉期外輪山溶岩流0 8を基底とし そのよにのることは 箱根古 期外輪山形成より事 しながらも少し若いとされる 山のある形成期の火山噴出物が、 L ローム 中に入ってくる可能性があることを示しているO
@前期の鍵層にみる普通角関石 酸化角関石が、国 5にみる 物組成からみて、 L ロームを特長ず けるにたりるものであり 各鍵層にしてもも箱根西麓にみるものに較らべて、いずれも粗粒といえる構 成 粒 子 ・ 石 片 か ら な れ 近 接 し た 火 山 に 供 給 源 を も と め 得 る 性 格 の も の で あ るO
0 8の基盤直上にくる黄澄色パミスは軽石流を伴う降下軽石であり、多摩ローム相当の時代にも 少 なくも一回軽石を伴う火山活動のあったことを示しているO
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M ロームは、 L ローム同様に 三長市芙蓉台と玉沢付近で観察されるのみであるO 他ロームとの斜交
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Lローム る黄楊色ロ ームであるO
その斜面に うに
と 接 す る 埋 没 斜 面 末 端 で 、 炭 化 に含み くとクラックの するも さ3 m の粘
した木片を では、
L をはさんで、
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しているO
ロームと 01 カンラン石、 A u ォ ジャイト、 H y s c スコリア、 P m パ ミ ス 3の よ う に
限 は
は5枚あるO Mロームの
U2の 紫 灰 色 ロ ー ム と る 斜 交 関 係 を も っ て 接 す るO
その上に、
ムと接する埋没斜面をはいおりる 2枚 の 粘 土 化 の 進 ん だ 自 Lロ
下 位 か らE
2つをあげるO
にオレンジパミスをみるO
さらに上位の く ラピリ
したも ラ ピ ジ は 外 形 を と ど め る が 弘 粘 土 化 が 非 ばったも ラピリの
の で 、 特 に 構 成 粒 子 の 周 縁 が 茶 褐 色 に 湾 れ て い る こ と が あ るO
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平 均 粒 径7‑‑‑10捌で包粗粒でも ラピリ
み も 自 を み せ る
くる い 拙 揮 で あ るO 上援には、 1.5 m以 上 の 淳 し ¥ し か も オ レ ン ジ バ ミ ス を 挟 在 し こ の 謹 上 に は も 別 の ラ ピ リ の をみるO
コすレンジパミス: さ80cm内外、 2‑‑‑3cmの や 込 角 ば っ た も 細 か い な い で い るO こ の オ レ ン ジ バ ミ ス は
の ロ ー ム 懸 の 下 部 ロ ー
を 用 い て 必
をも し
ローム!爵ぬと
ミス(YP)や も オ レ ン ジ バ ミ ス(OP)と も 異 な り る こ の の ロ ー ム 躍 を 対 比 す る こ と は 、 現 時 点 で は 毘 難 で 為 るQ
ム に み ら れ る
話 ロ ー ム と U2ロ ー ム の を ど こ に ひ く か は る オ レ ン ジ バ ミ ス る と
も も あ る い は も こ の の ま
く 紫 灰 色 ロ ー ム 中 と も い え も 判 然 、 と は 決 め が た と 対 比 で き る 可 能 性 が あ り 少 な く と も こ れ 以 い 。 混 ロ ー ム の オ レ ン ジ パ ミ ス は
ロ ー ム に 入 り そ う で あ るo U 1もU2ロームはも ローム躍の上部、 ロ ー ム の ー
( AV 2)は も 第1表のI¥r1........U2の 以上込 LもMロ ー ム を 中 心 に も
み ら れ る が の 腐 躍 に く るO
な ロ ー ム の を な す 泥 流 堆 詰 物
るものでありも の
のローム!欝の た て つ つ あ る の で 、 そ の 概 略 を の べ たO
文
ロ ー ム 団 研 グ ル ー プ (1969 ) : 町田洋他(1974):南 関 東 に お け る
ロ ー ムz町、 、8• 1、10‑ 21 0
く 83、
の テ フ ラ の 対 比 と そ れ に 5、3290
( 1976 ) : 〉 の ロ ー ム 層 に つ い て も , 11 ‑540