広域景観計画の策定プロセスに関する研究 -矢部川流域景観計画を事例として- [ PDF
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(2) あり、計画手法が重要視されていた。他方わが国では、 法に類型化される。この対象は、地域の骨格や重要な 様々な制度上の「線」で土地利用規制がなされ、地域. 資源そのものである場合と、重要な視点場から見た視. の一体的発展が阻害されてきたが、景観計画が広域計. 対象であるである場合とに分けられる(表 2、図 2)。. 画に対応した総合的な仕組みとして期待される。. 3-3 先進事例の策定プロセス. 3. 広域景観計画の策定動向. 広域景観計画の策定プロセスは、景観条例制定時に. 3-1 広域景観計画の定義. おける景観形成の方針と行為規制手法を踏襲する形で. 本研究では、河川や道路、山岳等の複数市町村にま. 景観計画を策定するタイプと(10 計画)、景観法を契. たがる広域景観要素を単位とした領域設定を行った上. 機として新たに計画を策定するタイプ(2 計画)が存. で、景観の保全と創造に向けた方針や基準を定める景. 在する。前者のタイプでは、条例制定時における地域. 観法に基づく計画を「広域景観計画」と定義する。こ. の調査・解読と景観コントロール手法を活かして、景. の定義に基づき、都道府県による 12 の広域景観計画が. 観計画策定時に計画内容の充実化や具体化を図り、社. 確認された(2008 年 10 月時点、国土交通省 HP による)。 会情勢に合わせた内容へと進化させている。 3-2 広域景観計画における区域設定. 3-4 小結・新規策定型の計画プロセスに向けて. 12 の広域景観計画の景観計画区域については、9 計. 広域景観計画の策定動向から、山岳や河川等の自然. 画が都道府県全域を対象とした上で、独自に景観形成. 要素を骨格とした区域や特定の視点場からの可視領域. 重点区域の指定を行い、3 計画は特定市町村の一部を. の設定を行った上で、景観コントロールを行う事例が. 対象としている(図 1)。ただし、景観行政団体である. 確認された。また、景観法を契機とした広域景観計画. 市町村は都道府県の景観計画区域から除外されるため、 の策定事例は少なく、個別具体的な策定プロセスを検 広域景観形成の観点からは、市町村の計画との整合性. 証していく必要があるため、次章において福岡県矢部. を持たせることが重要となる。区域区分の要素として. 川流域を対象とした事例を見ていくこととする。. は、市街地、歴史、道路、田園、河川、山岳、海岸、 4. 矢部川流域を事例とした広域景観計画策定プロセス 4-1 矢部川流域景観計画の対象区域. その他が挙げられた。更に、区域の設定手法に着目す. ると、軸線、既存のゾーニング、点的資源、市町村界、 矢部川流域景観計画の対象区域は、分水嶺を含む 柳川市、八女市、筑後市、みやま市、黒木町、立花. 視点場からの眺望、自然的土地利用を用いた 6 つの手. 町、矢部村、星野村の 4 市 2 町 2 村である。三国山を. 表 2 景観形成重点区域の設定要件 広域景観計画. 景観形成区域の名称. 1). 長野県景観育成計画. 景観育成重点地域 景観育成特定地区. 鳥取県景観計画. 景観形成重点区域. 景観基本軸 東京都景観計画. 景観形成特別地区 埼玉県景観計画. 特定課題対応区域 景観モデル地区. 晴れの国おかやま景観計画 背景保全地区. 景観形成地域 熊本県景観計画. 浅間山麓景観育成重点地域 八ヶ岳山麓景観育成重点地域 国道147号・148号沿道景観育成重点地域 高社山麓・千曲川下流域景観育成重点地域 伊那市西箕輪景観育成特定地区 大山景観形成重点区域 沿道海浜景観形成重点区域 臨海景観基本軸 隅田川景観基本軸 神田川景観基本軸 玉川上水景観基本軸 国分寺崖線景観基本軸 丘陵地景観基本軸 文化財庭園等景観形成特別地区 水辺景観形成特別地区 小笠原景観形成特別地区 圏央道沿線区域 高梁景観モデル地区 吉備高原都市景観モデル地区 渋川・王子が岳景観モデル地区 吹屋背景保全地区 閑谷背景保全地区 熊本空港景観形成地域 南阿蘇景観形成地域 天草景観形成地域 人吉市景観形成地域 牛深景観形成地域 水俣・芦北景観形成地域 建築物等が集積し、又は集積する恐れのある区域のうち. 滋賀県景観計画. ★北海道景観計画. 石川県景観計画. 特定施設届出地区 景観形成を図る必要がある幹線道路の沿道の区域 琵琶湖景観形成地域 琵琶湖景観形成特別地区 国道307号沿道景観形成地区 国道365号沿道景観形成地区 景観重要区域 主要地方道大津能登川長浜線沿道景観形成地区 芹川河川景観形成地区 姉川河川景観形成地区 杣川河川景観形成地区 宇曽川河川景観形成地区 広域景観形成推進地域 羊蹄山麓広域景観形成推進地域 能登外浦地域 能登内浦地域 能登空港周辺地域 能登島七尾湾周辺地域 能登有料道路沿線・千里浜海岸地域 景観形成重要地域 北陸自動車道沿線地域. なし. 4 4 6 1 3 1 6 7 11 9 10 13 複数 4 1 10 1 1 1 1 1 4 4 4 1 1 4. 区域区分の要件2) 歴史. ○ ○. 道路 ● ● ● ● ○ ○. 田園 ○ ○ ○ ○ ○ ○. 河川・湖 山地 ○ ○. 海・海岸 その他. ○ ○ ○ ○ ●. 砂丘 埋立地. ● ● ● 崖線 ● ● ○. ○ 諸島. ○ ○. ○ ○ ○ 眺望点か らの距離 ○ ○. ● ● ○ ○. 複数. 空港周辺 ○ ●. ○ ○. 緑地. ○ ● ●. ○ ○. ○ ○ ○ ○ ○. 加賀海岸地域 小松空港周辺地域 白山ろく地域 文化学術研究ゾーン及びセンターゾーン. 3. ○. ○. 設定手法に よる類型. ①② ①② ①② ①② ①② ⑥ ⑥ ①⑥ ① ① ① ① ①⑥ ③⑤ ③ ②⑤ ①④ ③⑥ ⑥ ⑥ ③⑤ ③⑤ ③ ①⑥ ①⑥ ②⑥ ①③⑥ ①③⑥. 都道府県「全域」を対象. ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○. ○ ○ ○. ○ ○. ○ ○. ○ ○ ○ ○ ○. 砂浜 砂浜. ○ ○ ○ ○ ○. 郊外 緑地. ○ ○ ● ●. ○ ● ●. ○ ● ●. ● ● ●. 自然景観保全ゾーン 俯瞰景観重点ゾーン ★天橋立周辺地域景観計画 なし 23 ● 幹線道路沿道ゾーン ● 眺望景観沿道ゾーン ○ 市街地ゾーン ● 大阪中央環状線等沿道区域 9 ● 国道26号(第二阪和国道)沿道区域 8 道路軸 ● 大阪外環状線(国道170号)沿道区域 12 大阪府景観計画 ● 国道171号沿道区域 3 ● 第二京阪道路沿道区域 6 河川軸 淀川等沿岸区域 4 山並み・緑地軸 生駒山系区域 7 *1)★あり:新規策定型プロセス ★なし:条例移行型プロセス *2)○:主な区域区分の要件●:数値指定による区域区分の要件. 3-2. ○. ○. ●. ● ○. ⑥ ⑥ ① ① ① ① ① ① ① ④ ① ① ① ① ① ① ① ① ① ①. 大学周辺. ②③. 天橋立 可視領域. ⑥ ④ ① ① ② ① ① ① ① ① ① ⑥. 「特定市町村」を対象. ( 但し、景観行政団体である H 市を除く ). 都道府県. A市. B市. C市. A市. B市. C市. D町. E村. F町. D町. E村. F町. G市. H市. I市. G市. H市. I市. 長野県、鳥取県、東京都、埼玉県、岡山県 熊本県、滋賀県、北海道、石川県. 京都府、大阪府、福岡県(予定). 景観計画区域. 景観形成重点区域. 図 1 景観法に基づく景観計画区域 海. 海岸線. 河川. 市街化区域. 農業振興地域. 道路. ①. ●. 8 10 6 4 3 1 1 1 2 7 3 2 4 2 9 3 5 3 2 2. 加賀産業開発道路及び国道8号小松バイパス沿線地域. 関西文化学術研究都市(京都府域) における景観の形成に関する計画. 構成市 町村数 市街地 ○ 4. ①軸線による区域設定. ②既存の区域区分を用いた区域設定. 森林 歴史的建造物 砂浜. 大学. ③点的資源による区域設定. ⑥自然的土地利用による区域設定 山並み. 道路 視点場. ④市町村界を用いた区域設定. ⑤視点場からの眺望による区域設定 都道府県. 凡例. 市町村界. 景観形成 区域. 図 2 景観形成重点区域の設定手法.
(3) 源流とし、有明海へ注ぐ矢部川水系は、幹線流路延長. 行う機会と、各主体の意見を調整するプロセスが重要. 61km、河川標高差 400m という急激な流れの中に、下流. と考えられるため、これら 3 つの観点から検証を行う。. 部の田園地域から上流部の山間地域までを含み、変化 (1)作業のプロセス 性に富んだ景観が展開されている(図 3)。. 計画の立案作業としては、①景観資源の抽出・意味. 4-2 景観計画策定へ向けた段階的取り組み. の解読、②重要な対象の位置づけ、③景域・軸の位置. 福岡県の広域景観計画に関する施策としては、広域. づけ、④目標・基本的な方針の検討、⑤行為規制の設定、. 計画である「筑後ネットワーク田園都市圏構想(2002. ⑥継続的な仕組みと支援活動の整備、という 6 段階の. 年度)」に始まり、その各論として、筑後地域を対象と. フェーズに分けて整理することができる(表 3)。. した広域景観のルールづくりが行われている。2006 年. まず、住民へのヒアリングから、地域に親しまれる. 度には、景観づくりの基本理念を示す「筑後景観憲章」 建造物、祭りや移ろいの景観等の無形なもの、伝統産 が制定され、次年度は矢部川をテーマとして、多主体. 業や地域文化に根ざした生活景等の景観資源を収集し、. が協働して景観づくりに取り組む上での方針等を定め. 地図上へのプロットと、資源の解読が行われた(フェー. た「矢部川流域景観テーマ協定」を締結した。このよ. ズ①)。解読の際には、資源同士のネットワーク化を. うな憲章・テーマ協定という 2 段階の施策を踏まえ、 行うことで、広域で保全する意義を見出した(図 4)。 人々の景観への意識を徐々に高めるための土台を形成. これらの資源に関して、パブコメの開催や協議会での. し、現在最終段階として、景観法に基づく「矢部川流. 意見交換を踏まえて、重要な対象が選定されている. 域景観計画」の策定を目指した協議が行われている。. (フェーズ②)。同時にマクロな観点から、地形特性・. 4-3 矢部川流域景観計画の策定プロセス. 水利システム・生態系に関する調査が行われ、地勢的. 広域景観計画策定に向けては、計画の立案作業と同. 関係において同質の特性を持つ空間領域である「景域」. 時に、住民・事業者・行政等の多主体が参加・協議を. と「軸」の設定が行われた(フェーズ③)。以上の分析 を踏まえ、景観像を設定するまでのプロセスが、矢部. 山口県. 北九州市. 久留米市. うきは市. 川流域テーマ協定に位置づけられている(フェーズ④) 。. 福岡市. 八女市. 大分県. 佐賀県. 広川町. 星野川. 景観計画では、テーマ協定で位置づけられた重要な. 大分県. 星野村. 熊本県. 対象の保全と景域・軸における景観の向上を目指して、. 笠原川. 大木町. 大川市. 筑後市. 特定基準と一般基準の設定が行われた(フェーズ⑤)。. 黒木町 矢部川. 筑 後 川. (2)参加プロセスの重要性. 矢部村. 立花町 柳川市. 矢部川流域 景観計画 対象区域. みやま市. 魅力的な流域づくりの実現に向けた、ルールや仕組 みづくりを推進する協議・連携の場として、2007 年に. N. 有明海 矢 部 川. 熊本県. 0 1.0. 2.5. 5.0. 矢部川流域景観協議会が発足した。この協議会は、住. 10.0km. 大牟田市. 図 3 矢部川流域景観計画の対象区域 表 3 矢部川流域景観計画の作業プロセスと組織体制 広域景観計画の立案プロセス. 年度. 2004年度. 基本目標. 景観ルールづくりの骨子作成. 2005年度. 2006年度. 景観憲章の策定と景観ルールの基本計画. 筑後地域の景観像の 把握と課題の整理. 広域景観計画の 策定プロセス. 民や地域団体が生活風景の中で得られる情報を他者へ テーマ協定の策定. 2007年度. 2008年度. 景観ルールの実施計画. 景観ルールの実施計画. ①景観資源の抽出・意味の解読 ■まち歩きによる資源の確認. ・歴史的変遷 ・地形の断面構成 ・土地利用の経年変化. ■単独市町村内の景観資源の抽出 営み・歴史・文化が織り成す資源. ②重要な対象の位置づけ. ■複数市町村にまたがる景観特性の把握 地形・水系・生態系が織り成す資源. ③軸と景域の位置づけ. ■カテゴリー分け. ■WS での情報による資源の補充. ■同質の景観特性をもつ区域の設定. ・景観資源の抽出. ■景域設定の基準の決定. ④目標・基本的な方針の検討 ■景観形成に向けた課題の整理 ■写真、絵画、絵手紙、標語等による 景観特性の把握(景観コンテスト). 4. 広域景観計画立案に 向けた県の具体的施策. 啓 発 活 動. 県による啓発活動. ①景観憲章 ②テーマ協定 ③モデル地区 ④公共空間. 7. 10. ・起草編集. 4. ・起草編集. 風致景観ルールづくり部会. 組 織 景観協議会 体 制 筑後地域における広域風致. ・起草編集. 1. ⑥継続した仕組みと支援活動の検討. 4. 5月締結. 7. ■WS. ・景観レクチャー ・景観大会. 10. 1. 4. 7. 10. 1. 矢部川流域景観計画の検討・協議. ■景観審議会 ■パブコメ ■景観審議会. ・第1回景観セミナー・第2回景観セミナー ・第3回景観セミナー ・第4回景観セミナー 景観コンテスト ・作品募集・市町村展示会 ・表彰式. ■WS① ■WS③ ■WS⑤ ■フィールドワーク ■WS② ■WS④ ■WS⑥ ・公開討論会(全5回) ■景観審議会 ■景観審議会 ■景観審議会 ■パブコメ ■都市計画審議会 ・素案作成 ・修正案作成 ・ちっごの景観展 ・矢部川流域景観 ・景観大会 協議会通信の発行. ・景観大会. 矢部川流域ゴミいっせい調査 5.18 設立総会 11.19 第1回幹事会 評議会の 作業部会. 幹事会 評議会 評議会 総会. 幹事会 評議会 評議会 総会. 市町 村. 幹事会 評議会 評議会 総会. 幹事会 評議会 評議会 総会. (筑後景観協議会の設置に伴い発展的解消). ・筑後景観協議会の設置 ・矢部川流域景観協議会・準備会の設置. 景観の保全・形成のルール づくりに関する検討委員会. ワーキンググループ (WG). 10. 矢部川流域景観テーマ協定の検討. ■パブコメ. その他の啓発活動 筑後田園都市推進評議会. 7. 5 月策定. ■景観コンテスト実施. ■景域と軸に関する一般基準の設定 ■重要な景観資源に関する特定基準の設定. テーマ協定の締結 1. 筑後景観憲章の検討. ⑤行為規制の設定. ■軸と計域の景観像の検討 ■カテゴリーに基づく方針の検討. 景観憲章の策定. 基本方針の策定. 矢 部 川 流 域 景 観 計 画 の 策 定 へ. ■重要な対象の選定. 矢部川流域景観 県 協議会の設置. 市町 活動 村 団体. 国. (景観形成への検討・助言) 学. コン サル. (継続した関与). 3-3.
(4) 提供する場として機能している。協議会後には、住民. を契機として、自治体における従来の慣習や基準その. から出された意見を専門家が持ち帰り、意見を反映し. ものを今一度見直すことも必要である。. た新たな計画案が作成され、次回の協議会で行政が計. 5. おわりに. 画案を提示する。このように螺旋型のプロセスが繰り. 本研究では、以下の 3 点の示唆が得られた。. 返されることで、意見に食い違いのあった住民、事業者、 (1)諸外国の広域計画は、都市と農村を包含する自然 行政の距離が縮まり、計画案が収束していった(図 5)。 的な領域設定を行うために、地域調査の手法を提示す また計画策定のプロセスは、日常的には意識されない、 ることが目的であったと言える。現代的な計画策定プ 河川を媒介した市町村間のつながりや、その土地なら. ロセスから考えると、多主体の調整、住民参加を組み. ではの空間作法を住民自らが発見していく機会として. 込んだプロセスへと発展させる必要があるが、計画理. も捉えられ、この点にも参加プロセスの意義がある。. 念や手法については、再評価がなされるべきである。. (3)多主体調整のプロセスと課題. (2)広域景観計画の策定動向から、既存の人為的境界. 計画策定に際して、福岡県建築都市部都市計画課が. 線に依拠しない、景観を切り口とした領域設定の手法. 庁内横断、流域市町村や国の施設管理者との意見調整. が確認された。これらの手法を用いることで、元来の. の窓口としての役割を果たしており、景観という切り. 広域計画が指し示す、有機的な秩序に基づいた領域設. 口から、縦割りを超えた協働体制が形成されている(図. 定へとつながる可能性を見出すことができた。. 6)。一方で、国と県、県庁内、市町村間の各々で、公 (3)広域景観計画の具体的事例として矢部川流域では、 共施設の景観形成に対する意識の温度差があることが. 作業・参加・多主体調整のプロセスが存在し、作業プ. 課題として挙げられた。これは、各主体の公共施設に. ロセスでは施策と連動した段階的なフェーズにおいて、. 福岡県. 専門家・ 意見・情報 ワーキング の提供 グループ 情報整理 計画案の 立案 矢部川流域. 福岡県 ・河川課 都市計画課 求める観点が、景観、安全性、生産性というようにベ 横断. ・土木課 ・公園街路課. 広域景観の解読と計画立案が行われ、参加・調整のプ. 調整. 公共施設管理者 ロセスでは景観形成に対する共有意識の醸成がなされ クトルが異なることが一因であるが、その中で折り合 景観協議会 行政. 住民. 調整. ・筑後川河川事務所. 流域自治体. 参加 ・福岡国道事務所 柳川市・八女市 いを付けながら、互いが共存できる解決策を見出して ることで、個性ある景観計画が創出されている。 計画案の提示 ・公園管理者 事業者 活動団体 筑後市・みやま市 黒木町・立花町 星野村・矢部村. いくことが重要である。このように広域景観計画にお. このように広域景観計画の策定の際には、調査・立. ける多主体の合意形成プロセスには、調整役である県. 案手法の組み立てとともに、広域景観の裏側に潜む、. のリーダーシップが求められるとともに、計画の策定 時間. 人々の営みや空間作法を見直す機会として、多主体の. 時間. c3 a3 b3 a2 行政・ 自治体. b2. a1. 出先機関. 本庁. 参加・連携を促すプロセス設計を行うべきである。. ・土木事務所 ・保健福祉環境事務所 ・農業改良普及センター a4 ・水産海洋技術センター ・ダム管理出張所. ③. c2. 福岡県. ② 専門家 協議会①. 建築都市部 都市計画課. c1 b1. 地域住民. 住民・ 活動団体・企業. a1→b1:計画案の提示 b1→c1:情報の提供 c1→a2:情報整理と計画案立案. ・活動団体 ・NPO ・事業者. 図 5 参加のプロセス. ・企画・地域振興部 b4 ・新社会推進部 ・環境部 ・商工部 ・農林水産部 計画案 ・県土整備部 提示 ・建築都市部他課 ・教育庁総務部 意見 ・教育庁教育企画部 協議 ・企業局. 【補注】 注 1)地域計画とは、諸外国における広域計画の概念である「リージョナルプラン (Regeional Planning)」の日本語訳である。 【参考文献 ・ 資料】 1)秋本 福雄:ルイス・マンフォード都市・地域計画論再考 , 都市計画論文集 Vol.43, 計画案の成長. a: 地域住民・団体 , 自治体 , 施設管理者 No.3,pp. 157-162,2008 流域自治体 b: 矢部川流域景観協議会 公共施設管理者 2)筑後田園都市推進評議会(矢部川流域景観協議会):矢部川流域における広域景観 柳川市・八女市 c: ワーキンググループ(WG) ・筑後川河川事務所. 筑後市・みやま市 ・福岡国道事務所 黒木町・立花町 ・九州農政局 星野村・矢部村. 計画の策定に関する研究報告書 ,2008.3 3)長野県、鳥取県、東京都、埼玉県、岡山県、熊本県、滋賀県、北海道、石川県、京都府、. 図 6 多主体間の調整. 大阪府の景観計画に関する資料. カテゴリー分け 景観資源 の例. 調査方法. カテゴリー分け 国道. 生態系・植生. ホタル. 原生林. クスノキ林 竹林. 挙げられた 景観資源の例. ■針葉樹 ■広葉樹 ■竹林 ■自然公園 ■希少生物. 県道 九州新幹線. ・自然環境保全 調査(植生図) ・ヒアリング. 星野川. 流域市町村. 井堰・廻水路 クリーク. 矢部川. ダム. 辺春川. ■河川 ■クリーク ■湖沼・溜池 ■水制御装置 ・分水嶺 ・河川管理者. 筑紫平野. ▲飛形山 筑肥山地 有明海. ■山並み ■丘陵 ■谷あい ■平野 ■海 ・標高 ・尾根線 ・広域断面. ・GIS ・航空写真 ・地形分類図 ・土壌図 ・地質図 ・現況土地利用 図. 協議会. ■眺望景観 ・視点場 ・視対象. 桜並木 水天宮. 祇園. 風流 漁船の出港. ■祭礼 ■イベント ■四季の変化 ■時間の変化. 3-4. ・アンケート ・ヒアリング. 営みの景観 茶畑. 棚田. みかん畑 木蝋. 樹木. 干拓遺構. 古墳 八女の 石橋・木橋 まちなみ. ■水田・棚田 ・アンケート ■果樹園・茶畑 ・ヒアリング ■漁港 ・植生図 ■山林 ■伝統産業. 歴史・文化の景観 ■歴史的建物 ・アンケート ■歴史的構造物 ・ヒアリング ■神社・寺院 ・歴史文献 ■史跡・遺構. 営み・文化・歴史が織り成す景観資源. 図 4 景観資源の抽出手法. ・アンケート ・ヒアリング. 移ろいの景観. 麦秋 つくし採り. 櫨並木. 企業・ 専門家 事業者 地形・水系・生態系が織り成す景観資源 住民・ 活動団体. 御牧山から の筑紫平野. 河口からの 有明海. ・GIS ・主要水系調査 ・水基本調査 ・各土木事務所 の管内図 ・ヒアリング. 地形特性. 耳納連山. 福岡県 八女丘陵. ・GIS. 絵になる景観 桑原橋から の城山. 水利システム. 施設管理者. ■道路 ■鉄道 ・道路管理者. ・森林管理者 筑後川. 河川沿いの道. 調査方法. 連続する景観.
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