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本書の特徴 本書は FP2 級実技試験 ( 個人資産相談業務 ) 合格を支援します FP2 級技能士 2 級実技試験の特徴は 1 実技 というものの 出題形式は一つテーマが与えられ それに対し正誤問題 穴埋 め問題 計算問題の 3 種類の設問に解答する形式です 2 問題数はテーマごとに 5 問 1

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全文

(1)

ファイナンシャル・プランニング技能士

実技(個人)予想問題

(金融財政事情研究会 試験)

・本書の特徴・

●本書は

2014 年 1 月の試験に、確実に短時間で合格するための電子書籍です。

●実技試験合格に不可欠な計算問題対策を重点的に行っています。

●過去 5 年(15 回)に出題された実技試験から、厳選して掲載しています。

●パソコン・タブレットで見やすいレイアウトで作成しています。

2014 年 1 月 26 日試験対応

(2013 年 10 月 1 日法令準拠)

2級

(2)

本書はFP2 級実技試験(個人資産相談業務)合格を支援します。

FP2 級技能士 2 級実技試験の特徴は・・・ ① 「実技」というものの、出題形式は一つテーマが与えられ、それに対し正誤問題、穴埋 め問題、計算問題の 3 種類の設問に解答する形式です。 ② 問題数はテーマごとに 5 問、1テーマに沿ってそれぞれ設問 3 問、合計 15 問。 解答時間 90 分。(1 設問あたり平均 6 分) 合計 50 点満点。合格は 30 点以上。(配点は公表されていません) ③ 設問内容は、学科試験同様の知識問題と、計算問題の 2 種類。前回 2013 年 9 月試験は 知識問題が 10 問、計算問題が 5 問でした。(下記.表1) ④知識問題は学科試験の学習で足り、実技試験のための特別な学習をしなければならない ということはありません。しかもテーマ文を読まずに、設問のみで解答できる問題が多いの も特徴です。 ⑤計算問題は出題パターンが決まっており、繰り返し解いておけば、得点につながりやすい 問題も多いのです。しかし準備不足の場合、ただ時間を消費し、他の解答にも影響を及ぼし、 結局時間切れで終了、ということになります。配点は公表されていませんが、計算問題の配 点は、難易度から判断し、比較的高いと推測されます。 ⑥計算問題は、過去 3 年(9 回)で平均 5.8 問出題されています。以前は 5 問でしたが徐々 に 5 問か 6 問、もしくは 7 問出題されています。(下記.表2) ⑦学科試験、実技試験、それぞれ合格しなくては、「FP技能士 2 級合格」とはならないた め、実技試験において計算問題の攻略は避けて通ることはできません。 以上により、過去に出題された計算問題から傾向を推測し、各テーマごとの計算問題攻略を 最優先とします。必ず繰り返し解いて、本試験に臨んでください。

本書の特徴

(3)

計算問題攻略による合格シミュレーション

FP技能士 2 級実技試験の配点は公表されていませんが、公表されている 3 級の配点と同 様と仮定します。(50 点満点ですが、その内訳は 4 点×5 問+3 点×10 問とします) 計算問題が仮に 6 問出題されると仮定し、更に半分の 3 問が 1 問 4 点、残りの 3 問が 1 問 3 点であれば、計算問題は 6 問で 21 点となります。合格基準点は 6 割=30 点ですから、知識 問題は 9 点(30 点-21 点)、つまり 9 問中 3 問以上できれば合格になります。

結論

FP技能士 2 級実技試験 合格のポイントは ズバリ

計算問題の攻略にあり

【表1】2013 年 9 月 2 級実技試験(個人資産相談業務)出題内容

問題番号 出題分野 設問番号 設問内容 設問形式 第 1 問 ライフプラン と資金計画 問 1 退職後の社会保険 穴埋め選択 問 2 退職後の家族の社会保険 正誤問題 問 3 退職後の年金 正誤問題 第 2 問 金融資産運用 問 4 投資信託の仕組み 正誤問題 問 5 投資信託の仕組み 正誤問題 問 6 投資信託解約時の税計算 計算問題 第 3 問 タックス プラン 問 7 所得税 正誤問題 問 8 所得税の納付税額の計算 計算問題 問 9 青色申告制度 正誤問題 第 4 問 不動産 問 10 土地の有効活用法 正誤問題 問 11 等価交換方式のメリット 正誤問題 問 12 等価交換方式による床面積 の計算 計算問題 第 5 問 相続事業承継 問 13 相続発生時の相談 正誤問題 問 14 相続税の総額 計算問題

(4)

【表 2】直近 3 年(9 回)分野別 計算問題出題実績

13 年 9 月 13 年 5 月 13 年 1 月 12 年 9 月 12 年 5 月 12 年 1 月 11 年 9 月 11 年 5 月 11 年 1 月 合計 ライフ 0 1 1 2 1 1 1 1 1 9 金融 1 2 1 1 1 1 1 1 1 10 タックス 1 1 1 1 1 1 2 1 1 10 不動産 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 相続 13 合計 5 7 6 6 5 6 6 5 5 52

平均5.8問/回

出題内容

問題番号と出題分野 掲載ページ 第 1 問 ライフプランと資金計画 出題傾向と出題予想問題 P. 5~23 出題実績(過去 3 年 9 回) P.24~25 第 2 問 金融資産運用 出題傾向と出題予想問題 P.26~36 出題実績(過去 3 年 9 回) P.37~38 第 3 問 タックスプラン 出題傾向と出題予想問題 P.39~52 出題実績(過去 3 年 9 回) P.53~54 第 4 問 不動産 出題傾向と出題予想問題 P.55~72 出題実績(過去 3 年 9 回) P.73~74 第 5 問 相続・事業承継 出題傾向と出題予想問題 P.75~92 出題実績(過去 3 年 9 回) P.93~94

(5)

●第 1 問の出題傾向

第 1 問で最も出題が多いのは、これから老後を迎えようとする方の多くが不安に感じてい る老齢年金給付の問題です。それに付随して遺族年金、障害年金、雇用保険、健康保険、介 護保険からも出題されます。 通常 3 つの設問のうち 2 問は、知識を問う問題が出題されますが、その対策として年金保 険、雇用保険、健康保険、介護保険など社会保険と、確定拠出年金を主とした企業年金の学 科試験レベルの解答練習を繰り返し行いましょう。実技試験だからといって決して「学科を 疎かにするべからず」です。また、テーマ文を読まずに、設問のみで解答できる問題も多く 出題されています。ここでは過去問から出題例として 1 問と、計算問題単独で 5 問挙げて おきますので、繰り返し解いて実技問題になれてください。 ●平成 25 年度(10~3 月)の年金額について 平成 25 年度 10 月~3 月の年金額は、前年までの物価マイナススライドを行わなかったこと による、「特例水準解消スケジュール」により、1%引き上げられます。 国民年金の満額受給者の場合、月 6 万 4875 円(平成 26 年 3 月まで)になります。なお納付 する保険料額は月額 15,040 円と、平成 24 年に対し月額 60 円増となります。 ・老齢基礎年金額 778,500 円(満額受給者) ・障害基礎年金額 (障害等級 1 級)973,100 円、(障害等級2級)778,500 円 ・遺族基礎年金額 778,500 円 ・障害基礎年金額、遺族基礎年金額の子の加算額 (第1子、第2子)224,000 円、(第3子)74,600 円 ・加給年金額(第1子、第2子)224,000 円、(第3子)74,600 円 ・中高齢寡婦加算額 583,900 円

第 1 問.ライフプランと資金計画

(6)

●計算問題対策

下記直近 3 年(9 回)の出題実績をみると、前回を除き計算問題は確実に 1 問出題されてお り、そのほとんどは年金保険の受給金額の問題か、雇用保険の問題が出題されています。 年金保険の受給金額の問題は、老齢年金、遺族年金、障害年金、どれが出ても対応できなけ ればなりません。計算問題といっても計算手順が示されており、空欄に適切な数字が入れら れれば解答できる問題ばかりです。すなわち解答手順に慣れておくことが重要です。 6 つの係数はFP技能士 3 級で学習して以来、忘れてしまったという受検生もいるかもしれ ないので、もう一度復習して思い出しておきましょう。出題予想として掲載しておきます。

●計算問題 出題予想

出題予想 No1.老齢給付の概算見込み額 出題予想 No2.遺族厚生年金の概算見込額 出題予想 No3.障害給付の概算見込み額 出題予想 No4.雇用保険基本手当の額 出題予想 No5.6 つの係数

●直近3年(9回)計算問題-出題実績

出題テーマ 2013 年 9 月 - 2013 年 5 月 (問 3)特別支給の老齢厚生年金額 2013 年 1 月 (問 2)特別支給の老齢厚生年金 2012 年 9 月 (問 2)報酬比例部分の年金額 (問 3)6つの係数 2012 年 5 月 (問 3)雇用保険 基本手当 2012 年 1 月 (問 3)遺族年金給付額 2011 年 9 月 (問 3)障害年金給付額 2011 年 5 月 (問 3)遺族年金給付額 2011 年 1 月 (問 3)老齢年金給付額

(7)

□出題予想 No1.老齢給付の概算見込み額 (出題例)□ Aさんから,夫Bが 65 歳から受給できる公的年金制度からの老齢給付の概算見込額につい て聞かれたので,ファイナンシャル・プランナーは下記の〈夫Bの年金加入歴等に関する補 足資料〉をもとに,年金額を計算した。 夫Bが 65 歳から受給できる老齢給付の年金額の計算式の空欄①~④に入る最も適切な数値 を,下記の〈数値群〉のA~Lのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。 なお,年金額は平成 25 年度 10 月~3 月価額で計算し,年金額の端数処理は,50 円未満は切 り捨て,50 円以上 100 円未満は 100 円に切り上げること。 〈夫Bの年金加入歴等に関する補足資料〉 (1) 平均標準報酬月額および平均標準報酬額 ・平均標準報酬月額 350,000 円 ・平均標準報酬額 600,000 円 (2) 厚生年金保険の被保険者期間 ・2003(平成 15)年3月まで 336 月 ・2003(平成 15)年4月以降 115 月 (3) 満 60 歳の誕生日に定年退職し,その後再就職せず,国民年金への任意加入はしない。 *上記以外の事項については,考慮しないものとする。 1.老齢基礎年金の額 ( ① )円×□□□月/480 月≒( ② )円 (100 円未満の端数処理後の金額) 2.老齢厚生年金の額 (a) 報酬比例部分の額・・・ⅠとⅡで高い金額のほうが報酬比例部分の額となる Ⅰ 報酬比例部分の額 □□□円×7.125/1000×□□□月+□□□円× 5.481/1000×□□□月≒□□□円(円未満 の端数処理後の金額) Ⅱ 報酬比例部分の額(物価スライド特例水準) (□□□円×7.5/1000×□□□月+□□□円× 5.769/1000×□□□月)×1.031×0.968≒ □□□円(円未満の端数処理後の金額)

(8)

(b) 経過的加算の額 1,676 円×□□□月×0.968-( ① )円×□□□月/480 月≒□□□円(円未満の端数 処理後の金額) ∴ (a)+(b)≒( ③ )円(100 円未満の端数処理後の金額) したがって,夫Bが 65 歳から受給できる老齢給付の概算見込額は,( ④ )円である。 *計算式にある「□□□」の部分は,問題の性質上明らかにできないために,それぞれ数値 を伏せてある。 〈数値群〉 A.733,700 B.731,500 C.746,500 D.786,500 E.778,500 F.794,500 G.1,214,800 H.1,277,700 I.1,488,000 J.1,959,000 K.2,009,200 L.2,232,200

(9)

【解答】 E.778,500 B.731,500 H.1,277,700 K.2,009,200 【解説】 1.老齢基礎年金の額 ( ①778,500 )円×(336+115=)451 月/480 月≒( ②731,500 )円(100 円未満の端数 処理後の金額) 2.老齢厚生年金の額 (a) 報酬比例部分の額・・・ⅠとⅡで高い金額のほうが報酬比例部分の額となる Ⅰ 報酬比例部分の額 350,000 円×7.125/1000×336 月+600,000 円× 5.481/1000×115 月≒1,216,089 円(円未 満の端数処理後の金額) Ⅱ 報酬比例部分の額(物価スライド特例水準) (350,000 円×7.5/1000×336 月+600,000 円× 5.769/1000×115 月)×1.031×0.968 ≒1,277,511 円(円未満の端数処理後の金額) よって報酬比例部分の額はⅡの 1,277,511 円 (b) 経過的加算の額 1,676 円×(336+115=)451 月×0.968-( ①778,500 )円×(336+115=)451 月/480 月 ≒188 円(円未満の端数処理後の金額) ∴ (a)+(b)≒( ③1,277,700 )円(100 円未満の端数処理後の金額) したがって,夫Bが 65 歳から受給できる老齢給付の概算見込額は, 1(老齢基礎年金)+2(老齢厚生年金)=( ④2,009,200 )円である。

(10)

□出題予想 No2.遺族厚生年金の概算見込額 (出題例)□ ファイナンシャル・プランナーは,仮に,現時点(平成 25 年 12 月 22 日)においてAさん が死亡した場合,妻Bさんが受給できる遺族厚生年金の概算見込額について試算した。 以下の計算式の空欄①~④に入る最も適切な数値を,下記の〈数値群〉のA~Lのなかから 選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。 年金額は,平成 25 年度 10 月~3 月価額により計算すること。なお,計算過程における端数 処理は円未満を四捨五入し,年金額の端数処理は,50 円未満は切り捨て,50 円以上 100 円 未満は 100 円に切り上げること。 〈Aさんの年金加入歴等に関する補足資料〉 (1) 平均標準報酬月額および平均標準報酬額 ・平均標準報酬月額 400,000 円 ・平均標準報酬額 600,000 円 (2) 厚生年金保険の被保険者期間 ・2003(平成 15)年3月まで 336 月 ・2003(平成 15)年4月以降 97 月 *上記以外の事項については,考慮しないものとする。 〈遺族厚生年金の計算式〉 ・遺族厚生年金の額・・・ⅠとⅡで高い金額のほうが遺族厚生年金の額となる Ⅰ (40 万円×7.125/1000×( ① )月+60 万円× 5.481/1000×97 月)×( ② ) =□□□円≒□□□円 Ⅱ (40 万円×7.5/1000×( ① )月+60 万円× 5.769/1000×97 月)×1.031×0.968× ( ② )=□□□円≒( ③ )円 ・中高齢寡婦加算額 ( ④ )円(平成 25 年度 10~3 月価額) ・妻Bさんが受給できる遺族厚生年金の年金額 ( ③ )円+( ④ )円=□□□円 *計算式にある「□□□」の部分は,問題の性質上明らかにできないために,それぞれ数値 を伏せている。

(11)

〈数値群〉

A.1/2 B.2/3 C.3/4 D.336 E.372 F.433 G.227,900 H.396,000 I.583,900 J.682,300 K.909,800

(12)

【解答】 ①D.336 ① C.3/4 ② L.1,005,800 ③ I.583,900 【解説】 ・遺族厚生年金の額・・・ⅠとⅡで高い金額のほうが遺族厚生年金の額となる Ⅰ (40 万円×7.125/1000×( ①336 )月+60 万円× 5.481/1000×97 月)×( ②3/4 ) =95,7445.65 円≒957,400 円 Ⅱ (40 万円×7.5/1000×( ①336 )月+60 万円× 5.769/1000×97 月)×1.031×0.968 ×( ②3/4 )=1,005,809.2 円≒( ③1,005,800 )円 ・中高齢寡婦加算額 ( ④583,900 円 )円(平成 25 年度 10~3 月価額) ・妻Bさんが受給できる遺族厚生年金の年金額 ( ③1,005,800 )円+( ④583,900 )円=1,589,700 円

(13)

□出題予想 No3.障害給付の概算見込み額 (出題例)□ ファイナンシャル・プランナーは,Aさんが現時点(平成 25 年 12 月 21 日,障害認定日で あるものとする)において障害等級の2級に該当する程度の障害の状態にある場合にAさ んが受給できる公的年金制度からの障害給付の額について,下記の〈条件〉および〈資料〉 をもとに試算した。以下の計算式の空欄①~④に入る最も適切な語句または数値を下記の 〈語句群〉のア~サのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。年金額は,平成 25 年度 10~3 月価額により計算すること。 〈条件〉 厚生年金保険の被保険者期間 ・2003(平成 15)年3月まで 240 月 ・2003(平成 15)年4月以降 102 月 平均標準報酬月額 400,000 円 平均標準報酬額 600,000 円 直近1年間の標準賞与額総計 1,500,000 円 〈資料(平成 25 年度 10~3 月価額)〉 老齢基礎年金の額 778,500 円 子の加算額(子2人まで) 224,000 円 加給年金額 224,000 円 〈Aさんが受給できる公的年金制度からの障害給付の額(平成 25 年度 10~3 月価額)〉 (1) 障害基礎年金の額 ( ① )円(平成 25 年度 10~3 月価額) (2) 障害厚生年金の額 ・報酬比例の年金額・・・ⅠとⅡで高い金額のほうが障害厚生年金の額となる Ⅰ ( ② )円×7.125/1000×240 月+□□□円×5.481/1000×102 月 =□□□円≒□□□円(100 円未満の端数処理後の金額) Ⅱ(( ② )円×7.5/1000×240 月+□□□円×5.769/1000×102 月)×1.031×( ③ ) =□□□円≒□□□円(100 円未満の端数処理後の金額) ・( ④ ) 224,000 円(平成 25 年度 10~3 月価額)

(14)

(3) Aさんが受給できる公的年金制度からの障害給付の合計額 (1)+(2)=□□□円 *計算式にある「□□□」の部分は,問題の性質上明らかにできないために,それぞれ数値 を伏せている。 〈語句群〉 ア.589,900 イ.778,500 ウ.983,100 エ.400,000 オ.600,000 カ.1,500,000 キ.0.968 ク.0.985 ケ.0.991 コ.子の加算額 サ.加給年金額

(15)

【解答】 1)イ.778,500 2)エ.400,000 3)キ.0.968 4)サ.加給年金 【解説】 〈Aさんが受給できる公的年金制度からの障害給付の額(平成 24 年度価額)〉 (1) 障害基礎年金の額 ( ①778,500 )円(平成 25 年度 10~3 月価額) (2) 障害厚生年金の額・・・ⅠとⅡで高い金額のほうが障害厚生年金の額となる Ⅰ ( ②400,000 )円×7.125/1000×240 月+600,000 円×5.481/1000×102 月 =1,019,437.2 円≒1,019,400 円(100 円未満の端数処理後の金額) Ⅱ (( ②400,000 )円×7.5/1000×240 月+600,000 円×5.769/1000×102 月)×1.031 ×( ③0.968 )=1,070,925.2 円≒1,070,900 円(100 円未満の端数処理後の金額) ・( ④加給年金額 ) 224,000 円 ∴ 障害厚生年金額+加給年金額=1,070,900 円+224,000 円=1,294,900 円 (3) Aさんが受給できる公的年金制度からの障害給付の合計額は (1)778,500 円+(2)1,294,900 円=2,073,400 円

(16)

□出題予想 No4.雇用保険基本手当の額 (出題例)□ ファイナンシャル・プランナーは,Aさん(50 歳)が離職した場合の雇用保険の基本手当 の日額を試算することにした。下記の〈資料〉をもとに,基本手当の日額を算出する〈計算 式〉の空欄①~③に入る最も適切な数値を,解答用紙に記入しなさい。 〈資料〉 ・賃金日額の基礎となる期間中の賃金総額 3,060,000 円 (臨時に支払われる賃金および3カ月を超える期間ごとに支払われる賃金を除く) ・上記期間中に臨時に支払われる賃金および3カ月を超える期間ごとに支払われる賃金総 額 450,000 円 ・離職日において 45 歳以上 60 歳未満である者に係る賃金日額の上限額 15,780 円 ・離職日において基本手当の日額を算出するために賃金日額に乗ずる率 100 分の 50 〈計算式〉 ・賃金日額 ( ① )円÷180=□□□円 > □□□円 したがって,賃金日額は( ② )円である。 ・基本手当の日額 ( ② )円×□□□=( ③ )円 ※〈計算式〉にある「□□□」の部分は,問題の性質上,明らかにできないために,それぞ れ数値を伏せている。

(17)

【解答】 ①3,060,000 ②15,780 ③7,890 【解説】 ・賃金日額 賃金日額の基礎となる期間中の賃金総額 3,060,000÷180=17,000 円 > 15,780 円(上限 額) したがって,賃金日額は賃金日額の上限額 15,780 円である。 ・基本手当の日額 15,780 円×50/100(賃金日額に乗ずる率)=7,890 円

(18)

□出題予想 No5.6 つの係数 (出題例)□ Aさんは,X社から支給される予定の退職金のうち,2,000 万円を活用して老後資金を 準備したいと考えている。そこで,ファイナンシャル・プランナーは,諸係数早見表を 用いてシミュレーションを行った。下記の係数を用いて,次の①,②を求めなさい。な お,答はそれぞれ万円未満を四捨五入して万円単位とし,税金や手数料等は考慮しない ものとする。 〈利率(年率)2.0%の諸係数早見表〉 期間 年金現価係数 終価係数 減債基金係数 5年 4.7135 1.1041 0.1922 20年 16.3514 1.4859 0.0412 〈利率(年率)1.0%の諸係数早見表〉 期間 減債基金係数 資本回収係数 現価係数 5年 0.1960 0.2060 0.9515 20年 0.0454 0.0554 0.8195 ① 元金 2,000 万円を,利率(年率)2%で5年間複利運用する場合,5年後の元利合 計金額はいくらか。 ② 上記①で求めた金額(万円未満を四捨五入した後の金額)を,利率(年率)1%で 複利運用しながら,20 年間にわたって毎年一定額を取り崩す場合,毎年の取り崩し金 額(上限)はいくらか。

(19)

【解答】 ① 2,208 万円 ② 122 万円 【解説】 ①利率2%、期間 5 年 終価係数 1.1041 を用いて計算する。 2,000 万円×1.1041=2208.2 万円≒2,208 万円 ②利率1%、期間 20 年 資本回収係数 0.0554 を用いて計算する。 2,208 万円×0.0554=122.32 万円≒122 万円 《イメージ図》 利率 2% 利率 1% 2,000 万円 5 年間運用 20 年間運用しながら取り崩し

(20)

□ 過去問 出題例 □

【第1問】 次の設例に基づいて,下記の各問(《問1》~《問3》)に答えなさい。 《設 例》 会社員のAさん(50 歳)は,妻Bさん(47 歳)および長女Cさん(20 歳)との3人暮らし である。Aさんは,平成25 年 12 月末に勤務先のX社を早期退職し,その後は父親が経営 している飲食店を継いで自営業者となる予定である。 Aさんは,退職後の社会保険制度についての説明を受けるために,ファイナンシャル・プラ ンナーのMさんに相談することにした。 Aさんおよびその家族に関する資料は,以下のとおりである。 〈Aさんおよびその家族に関する資料〉 (1) Aさん(会社員・世帯主) 昭和38 年5月 10 日生まれ 全国健康保険協会管掌健康保険,厚生年金保険に加入中である。 〔公的年金の加入歴(見込みを含む)〕 (2) 妻Bさん(専業主婦) 昭和40 年 10 月8日生まれ 20 歳からAさんと結婚するまでは国民年金に加入し保険料を納付,結婚後は第3号被保険 者として国民年金に加入。また,Aさんが加入している健康保険の被扶養者である。 (3) 長女Cさん(大学生) 平成5年9月3日生まれ Aさんが加入している健康保険の被扶養者である。 ※妻Bさんは,現在および将来においてもAさんと同居し,生計維持関係にあるものとす る。 ※Aさん,妻Bさんおよび長女Cさんは,現在および将来においても公的年金制度における 障害等級に該当する障害の状態にないものとする。

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《問1》 Aさんの退職後の社会保険制度についてMさんが説明した以下の文章の空欄 ①~④に入る最も適切な語句を,下記の〈語句群〉のイ~ルのなかから選び,その記号を解 答用紙に記入しなさい。 ⅰ)Aさんは,退職後,国民年金に第1号被保険者として加入することになります。国民年 金の保険料は平成25 年度については月額 15,040 円であり,毎月の保険料の納期限は原則 として( ① )となります。 ⅱ)退職後の公的医療保険制度への加入方法としては,退職時の健康保険に任意継続被保険 者として加入する,国民健康保険に加入する,などの選択肢があります。なお,健康保険の 任意継続被保険者の資格取得手続は,原則として退職した日の翌日から( ② )以内に行う 必要があります。任意継続被保険者として健康保険に加入できる期間は最長( ③ )であり, この間の保険料は( ④ )となります。 〈語句群〉 イ.その月の末日 ロ.翌月の末日 ハ.翌々月の末日 ニ.10 日 ホ.14 日 ヘ.20 日 ト.1年間 チ.2年間 リ.3年間 ヌ.元の事業主と折半 ル.全額自己負担 《問2》 Aさんの退職後における妻Bさんと長女Cさんの社会保険制度についてMさん が説明した次の記述①~③について,適切なものには○印を,不適切なものには ×印を解答用紙に記入しなさい。 ① Aさんの退職後,妻Bさんは,国民年金の第3号被保険者から第1号被保険者への種別 変更の手続を行い,以後,国民年金の保険料を納付することになる。 ② 長女Cさんが,Cさん自身の国民年金の保険料について学生納付特例制度の適用を受け るためには,世帯主であるAさんの前年の所得が所定の金額以下である必要がある。 ③ Aさんが退職後に健康保険の任意継続被保険者となった場合,妻Bさんおよび長女Cさ んは,Aさんが加入する健康保険の被扶養者となることができる。

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《問3》 MさんがAさんに対して行ったアドバイスに関する次の記述①~③について, 適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 ① 「 Aさんは,退職後に国民年金の定額保険料のほかに月額 400 円の付加保険料を納付 することで,老齢基礎年金の受給時に『200 円×付加保険料納付月数×物価スライド率』の算 式で算出した付加年金を受給することができます」 ② 「Aさんは,国民年金の保険料を現金払いや口座振替等によって前納することができ, その納付方法や前納期間に応じて保険料の割引を受けることができます」 ④ 「Aさんが 65 歳以降に受給する老齢厚生年金には,加給年金額の加算はありません」

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■出題例 解答・解説

《問1》 【解答】①ロ ②へ ③チ ④ル 【解説】 ①国民年金の毎月の保険料の納期限は原則として翌月の末日。 ②任意継続被保険者の資格取得手続は,原則として退職した日の翌日から20 日以内に行う。 ③任意継続被保険者として健康保険に加入できる期間は最長2年間。 ④任意継続被保険者の保険料は全額自己負担。既に退職しているので会社負担はない。 《問2》 【解答】①○ ②× ③○ 【解説】 ① 設問の通りAさんの退職後,妻Bさんは第1号被保険者になるため,国民年金の第3号 被保険者から第1号被保険者への種別変更の手続を行い,以後,国民年金の保険料を納付す ることになる。 ②学生納付特例制度の適用要件に申請者本人の所得制限はある(118 万円+扶養親族等の数 ×38 万円+社会保険料控除等)が,世帯主の所得制限はない。 したがって長女Cさんが,Cさん自身の国民年金の保険料について学生納付特例制度の適 用を受けることと,世帯主であるAさんの前年の所得は関係ない。 ③ 設問の通りAさんが退職後に健康保険の任意継続被保険者となった場合,妻Bさんおよ び長女Cさんは,Aさんが加入する健康保険の被扶養者となることができる。 《問3》 【解答】①× ②○ ③× 【解説】 ① Aさんは,退職後に国民年金の定額保険料のほかに月額 400 円の付加保険料を納付する ことで,老齢基礎年金の受給時に『200 円×付加保険料納付月数』の算式で算出した付加年 金を受給することができる。付加年金額に物価スライド率は反映されない。 ② 設問の通りAさんは,国民年金の保険料を現金払いや口座振替等によって前納すること ができ,その納付方法や前納期間に応じて保険料の割引を受けることができる。 ③ 加入年金の加算は一定の要件の元,配偶者が 65 歳以上になり老齢基礎年金の受給権者 65 歳

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過去 3 年(9 回)出題実績(第1問 ライフプランと資金計画)

2013 年 9 月 第 1 問 会社員(50歳)のリタイアプラン 問 1 退職後の社会保険 穴埋め選択 問 2 退職後の家族の社会保険 正誤問題 問 3 退職後の年金 正誤問題 2013 年 5 月 第 1 問 会社員(56歳)のリタイアプラン 問 1 老齢給付、健康保険 穴埋め選択 問 2 妻の老齢給付 三択問題 問 3 特別支給の老齢厚生年金額 計算問題 2013 年 1 月 第 1 問 会社員(54歳)の老齢年金相談 問 1 老齢年金給付 穴埋め問題 問 2 特別支給の老齢厚生年金 計算問題 問 3 老齢年金受給一般 三択問題 2012 年 9 月 第 1 問 会社員(58歳)の退職後のライフプラン 問 1 退職後の社会保険 正誤問題 問 2 報酬比例部分の年金額 計算問題 問 3 6つの係数 計算問題 2012 年 5 月 第 1 問 会社員(50歳)のリタイアプラン 問 1 確定拠出年金 正誤問題 問 2 雇用保険の基本手当て 穴埋め問題 問 3 雇用保険基本手当 計算問題 2012 年 1 月 第 1 問 出産を控えたOLの産休産後・夫の遺族給付の相談 問 1 退職後の社会保険 正誤問題 問 2 育児休業中の社会保険 穴埋め問題 問 3 遺族年金給付額 計算問題

(25)

2011 年 9 月 第 1 問 会社員(51 歳)の介護給付、障害給付の相談 問 1 介護保険 正誤問題 問 2 障害年金給付 穴埋め問題 問 3 障害年金給付額 計算問題 2011 年 5 月 第 1 問 会社員(59 歳)のリタイアプラン 問 1 介護保険 正誤問題 問 2 遺族年金給付 穴埋め問題 問 3 遺族年金給付額 計算問題 2011 年 1 月 第 1 問 自営業者(50 歳)のライフプラン 問 1 健康保険 高額療養費 正誤問題 問 2 老齢基礎年金 穴埋め問題 問 3 老齢年金給付額 計算問題

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見本につき

以下省略しています

参照

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