- 23 - 中 林 亮 一 回 生 臨 書 行 書 王 羲 之 『 集 字 聖 教 序 』 半 切 「 蓋 聞 ニ 儀 有 像 顕 覆 載 以 含 生 四 時 無 形 」 王 羲 之 に 初 め て 挑 戦 し ま し た 。 上 手 く 書 け る よ う に な り た い で す 。 仲 村 康 太 郎 三 回 生 創 作 行 草 書 『 破 山 寺 の 後 ろ の 禅 院 』 半 切 二 連 「 清 晨 入 古 寺 初 日 照 高 林 曲 径 通 幽 処 禅 房 花 木 深 山 光 悦 鳥 性 潭 影 空 人 心 万 籟 此 皆 寂 惟 聞 鐘 磬 音 。 」 五 言 律 詩 。 作 者 の 常 建 は 盛 唐 の 詩 人 だ が 足 跡 不 詳 。 本 詩 は 清 々 し い 早 朝 の 山 寺 に た だ 鐘 と 磬( へ の 字 形 の 打 楽 器) を 打 つ 音 だ け が 聞 こ え て く る と い う 静 寂 さ を 歌 う 。 王 義 之 や 王 鐸 を 中 心 に 集 字 し 、 無 理 の な い 構 成 に 努 め 、 自 然 な 流 れ と 明 快 さ を 求 め た 。 作 品 の 明 快 さ が 詩 意 と と も に 自 然 と 鑑 賞 者 に 伝 わ れ ば 此 れ 幸 い 。 挾 間 優 美 二 回 生 臨 書 楷 書 鍾 繇 『 薦 季 直 表 』 全 紙 「 臣 繇 言 。 臣 自 遭 遇 先 帝 、 忝 列 腹 心 。 爰 自 建 安 之 初 王 師 破 賊 関 東 時 、 年 荒 穀 貴 … … ( 略 ) 」 も ち も ち 柔 ら か く て あ ざ と い 、 け れ ど ど こ か 重 厚 感 も あ る 。 そ ん な フ ォ ル ム に 一 目 惚 れ し て 臨 書 し ま し た 。 一 文 字 一 文 字 よ く 可 愛 が り な が ら 書 い た つ も り で す が 、 鍾 繇 の 字 に は ま だ ま だ 遠 く 及 び ま せ ん 。 原 誠 人 三 回 生 創 作 調 和 体 『 降 る 雪 や 』 半 紙 「 降 る 雪 や 明 治 は 遠 く な り に け り 」 中 村 草 田 男 三 十 歳( 昭 和 六 年) の 句( 『 長 子 』) 。 雪 の 降 り し き る 古 い 小 学 校 で 、 俳 人 は 現 在 が 未 だ 明 治 で あ る か の よ う に 錯 覚 し 、 そ の 二 律 背 反 と し て 明 治 の 永 久 の 消 失 を 思 っ た と い い ま す( 『 俳 句 入 門 』) 。 書 風 に 翠 軒 流 へ の 憧 憬 を 込 め つ つ 、 句 の 成 す 文 学 空 間 に さ ま よ い 、 向 き 合 い 、 表 す こ と を 求 め た 、 今 年 の 最 重 点 作 で す 。
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- 24 - 一 二 暉 生 二 回 生 臨 書 草 書 陳 道 復 『 詩 書 巻 』 巻 子 「 東 風 飄 々 不 絶 吹 。 遊 蜂 舞 蝶 相 追 随 。 水 花 嬌 然 媚 晴 晝 。 深 紅 淺 白 紛 差 池 … … ( 略 ) 」 こ こ 一 年 間 、 癖 が す ご い 草 書 ば か り を や っ て き ま し た が 、 久 々 に 王 道 寄 り の 作 品 を 選 ん で み ま し た 。 こ の 作 品 を 書 い て い る 間 は 初 心 に も ど っ た よ う な 、 非 常 に 刺 激 的 な 時 間 で し た 。 藤 井 基 弘 博 士 課 程 修 了 創 作 調 和 体 『 桃 栗 三 年 』 51 .5 cm × 93c m 「 桃 栗 三 年 柿 八 年 柚 子 ノ 大 馬 鹿 十 八 年 梅 ハ ス イ ト テ 十 三 年 」 私 の 研 究 は 、 〝 京 都 の 伝 統 行 事 に 使 用 さ れ て い る 里 山 資 源 の 利 用 〟 と い う 観 点 か ら 取 り 組 ん で い ま す 。 そ こ で 、 樹 木 は 私 の 研 究 に 欠 か せ な い 存 在 に な っ て い ま す 。 題 目 に 有 る 樹 木 ら を 、 一 種 の 諺 の よ う に 言 い 古 さ れ 、 人 々 の 口 の 端 に の ぼ っ て い る こ れ ら の 樹 木 を 隷 書 を 主 体 に 書 い て み ま し た 。 里 山 の イ メ ー ジ が 湧 き ま せ ん か ? 堀 場 菜 摘 四 回 生 臨 書 隷 書 近 衛 家 煕 『 金 剛 般 若 経 』 巻 子 「 阿 耨 多 羅 三 藐 三 菩 提 … … ( 略 ) 」 き れ い な 隷 書 が 好 き な の で 、 そ の 雰 囲 気 が 少 し で も 出 す こ と が で き て い た ら 幸 い で す 。
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- 25 - 松 尾 有 輝 也 一 回 生 臨 書 楷 書 趙 孟 頫 『 楷 書 玄 妙 観 重 脩 三 門 記 巻 』 聯 落 「 玄 妙 觀 重 修 三 門 記 天 地 闔 闢 運 乎 … … ( 略 ) 」 文 字 が 多 か っ た で す 。 宮 部 大 志 四 回 生 臨 書 楷 書 顔 真 卿 『 多 宝 塔 碑 』 半 切 「 念 照 圓 鏡 於 十 方 指 陰 界 為 妙 門 駈 」 書 道 、 そ れ な り に 楽 し め る く ら い に は 多 分 な り ま し た 。 村 上 友 梨 二 回 生 臨 書 行 書 文 徴 明 『 行 書 詩 巻 』 半 切 「 雲 巖 四 月 野 棠 開 無 數 淸 隂 覆 綠 苔 意 到 不 嫌 」 す っ き り し た 文 字 に 惹 か れ て 書 き 始 め ま し た が 、 最 後 ま で す っ き り し た 文 字 に 苦 し め ら れ ま し た 。 森 ち ひ ろ 二 回 生 臨 書 草 書 黄 道 周 『 五 言 律 詩 幅 』 全 紙 「 過 此 那 愖 遙 當 年 已 不 禁 一 番 風 破 碎 千 倍 艸 浮 沈 世 即 無 南 史 人 客 少 旦 心 諸 陵 爰 火 路 照 髪 動 簫 森 」 書 道 部 に 入 部 し て 早 半 年 、 行 書 、 楷 書 と 順 に 書 い て き た の で 、 二 〇 十 七 年 の 最 後 は 草 書 に し て み ま し た 。 法 帖 選 び か ら 構 成 ま で 迷 い に 迷 い ま し た が 、 リ ズ ム 感 を 意 識 し て カ ッ コ イ イ 草 書 を 目 指 し ま し た 。 ご 批 評 よ ろ し く お 願 い い た し ま す 。
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- 26 - 家 倉 凌 修 士 二 回 生 創 作 行 書 『 清 貧 』 50 cm × 10 0c m 「 清 貧 」 欲 し か っ た 物 が 手 に 入 る と 途 端 に 気 持 ち が 覚 め て し ま う こ と が あ り ま す 。 な ら ば 身 一 つ で い る こ と に 美 学 を 持 っ て い た い で す 。 物 欲 や 所 有 欲 と い う の は 果 て し な い も の で す が 、 そ れ を 振 り 払 う 激 し い 意 思 を 込 め ま し た 。 家 倉 凌 修 士 二 回 生 創 作 行 書 『 千 字 文 』 二 尺× 六 尺 四 連 「 天 地 玄 黄 宇 宙 洪 荒 日 月 盈 昃 辰 宿 列 張 寒 來 暑 往 秋 収 冬 藏 … … ( 略 ) 」 研 究 の 合 間 の 制 作 で 、 四 枚 書 く の に 一 ヵ 月 か か っ て し ま い ま し た 。 ま と ま り の 無 さ は 否 め ま せ ん が 、 そ の 間 の 心 境 や 技 術 的 関 心 の 変 化 が 素 直 に 表 れ た 点 は 見 所 と 思 い ま す 。 何 を 書 い て も 結 局 は そ の 時 の 自 分 が 現 れ る と い う こ と が 、 僕 に と っ て 諦 め と 同 時 に 救 い で す 。 こ れ か ら の 自 分 が ど ん な 作 品 を 書 く の か 楽 し み に 思 い ま す 。 矢 野 凱 己 四 回 生 創 作 調 和 体 『 今 日 も ど こ か で 』 二 尺× 八 尺 三 分 の 一 「 な つ か し い 笑 顔 が 浮 か ん で は 消 え て ゆ く 」 あ の 日 あ の 時 あ の 場 所 で 書 道 部 に 入 部 し て 早 四 年 。 〆 切 に 追 わ れ て 「 眠 れ ぬ 夜 」 も 、 笑 っ て は し ゃ い だ 「 キ ラ キ ラ 」 な 日 々 も あ っ た が 、 「 た し か な こ と 」 は こ の 四 年 間 が 「wo nderful life 」 だ っ た と い う こ と 。 こ の 作 品 は 、 「 言 葉 に で き な い 」 ほ ど の 感 謝 を 込 め た 「 僕 の 贈 り も の 」 。
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- 27 - 山 崎 夏 野 四 回 生 臨 書 草 書 孫 過 庭 『 書 譜 』 半 切 「 轉 從 横 自 茲 已 降 不 能 兼 善 者 有 所 不 逮 非 專 精 也 雖 篆 隸 草 章 工 用 多 變 済 成 厥 美 各 有 攸 宜 尚 婉 而 通 」 書 展 に は 毎 回 、 な ん と か 作 品 を 出 し 続 け て い ま し た が 、 つ い に 最 後 と な り ま し た 。 四 年 間 で 少 し で も 成 長 で き て い た ら 、 と 思 い ま す 。 勝 野 初 紀 二 回 生 ・ 金 山 優 作 二 回 生 創 作 篆 書 ・ 調 和 体 『 無 常 』 聯 落 「 無 常 あ だ し 野 の 露 消 ゆ る 時 な く 、 鳥 部 山 の 煙 立 ち 去 ら で の み 、 住 み 果 つ る 習 ひ な ら ば 、 如 何 に も の の あ は れ も 無 か ら ん 。 世 は 定 め な き こ そ い み じ け れ 。 」 命 は 儚 し 、 世 は 無 常 。 木 下 有 羽 四 回 生 ・ 矢 野 凱 己 四 回 生 ・ 山 口 和 樹 四 回 生 創 作 草 書 ・ 調 和 体 ・ 行 書 『 樹 』 全 紙 横 「 青 白 き 花 開 い て 樹 に 満 つ 青 山 連 續 抱 孤 邨 南 杏 北 桃 花 満 原 」 樹 は 幾 つ も の 枝 に 分 か れ て 伸 び て い く 。 ど の 枝 に も 花 は 咲 く 。 人 生 も 。
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- 28 - 小 林 由 佳 三 回 生 ・ 平 野 晶 子 三 回 生 創 作 行 草 書 『 塞 外 雑 詠 』 半 切 二 連 「 沙 礫 當 途 太 不 平 勞 薪 頑 鐵 日 交 争 / 車 箱 簸 似 箕 中 粟 愁 聽 隆 隆 亂 石 聲 」 清 朝 末 期 の 政 治 家 、 林 則 徐 の 漢 詩 を 呉 昌 碩 風 に 創 作 し ま し た 。 呉 昌 碩 の 特 徴 で あ る 右 上 が り と 、 行 の 流 れ を 止 め な い こ と を 意 識 し ま し た 。 清 を 欧 米 列 強 の 侵 略 か ら 守 る べ く 、 左 遷 さ れ な が ら も 清 廉 潔 白 を 掲 げ 続 け た 彼 の 情 熱 を 伝 え ら れ る と 幸 い で す 。
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- 29 - 二 回 生 合 作 創 作 『 思 い 出 の あ の 言 葉 』 今 回 、 二 回 生 は 「 思 い 出 の あ の 言 葉 」 と い う 事 を テ ー マ に 合 作 し ま し た 。 今 ま で の 人 生 で 自 分 の 支 え に な っ た 言 葉 、 本 を 読 ん で 心 に 刺 さ っ た 言 葉 、 座 右 の 銘 な ど 、 思 い 出 に 残 っ て い る 言 葉 を 筆 で 書 き ま し た 。 そ の 言 葉 へ の 思 い も 添 え て あ り ま す 。 あ な た の 思 い 出 の 言 葉 は な ん で す か ? 四 回 生 合 作 創 作 『 こ こ ろ の 書 』 心 の か た ち を 、 筆 に の せ て 。 全 体 合 作 創 作 『 ○ ○ に 物 申 す ! 』 今 回 の 全 体 合 作 は 「 ◯ ◯ に 物 申 す ! 」 で す 。 歴 史 上 の 人 物 や 現 実 世 界 の 人 物 、 キ ャ ラ ク タ ー や 物 な ど に 対 し て へ の 思 い を 綴 り ま し た 。 今 回 は 来 場 者 の 方 に よ る 人 気 投 票 を 行 う 予 定 で す 。 楽 し ん で い た だ け ま し た ら 幸 い で す 。
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居
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荒 巻 拓 哉 修 士 一 回 生 臨 書 草 書 王 鐸 『 瓊 蕊 廬 帖 』 半 切 二 分 の 一 横 「 得 信 承 㛐 不 減 憂 灼 寧 復 可 言 吾 便 欲 往 恐 不 見 汝 等 湖 水 泛 漲 不 可 渡 遂 復 隔 絶 不 然 尋 已 往 彼 故 遣 疏 知 吾 遠 懐 不 具 徽 之 等 告 」 大 学 院 生 に な っ て な か な か 練 習 の 時 間 も 取 れ ず 、 つ い に 前 回 の 書 展 で は 一 作 品 も 出 せ ま せ ん で し た 。 そ れ で も 細 く 長 く 続 け て い き た い と こ ろ で す 。 石 本 森 羅 一 回 生 臨 書 行 書 米 芾 『 蜀 素 帖 』 全 紙 横 「 山 淸 氣 爽 九 秋 天 、 黃 菊 紅 茱 滿 泛 船 … … ( 略 ) 」 米 芾 の 行 書 は 力 強 い の に 嫌 味 が な く さ っ ぱ り し て い て 、 見 れ ば 見 る ほ ど 引 き 込 ま れ ま す 。 潤 渇 の 大 胆 な 変 化 で 立 体 感 が 出 る よ う に し ま し た 。50
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- 31 - 市 川 拓 真 一 回 生 臨 書 行 書 蘇 軾 『 黄 州 寒 食 詩 巻 』 半 切 「 自 我 来 黄 州 己 過 三 寒 食 年 年 欲 惜 春 」 蘇 軾 の 作 品 に 二 度 目 の 挑 戦 を し ま し た 。 前 回 は 「 赤 壁 賦 」 を 臨 書 し た ん で す が 、 そ れ と は 字 体 が ま た 異 な っ て い て 難 儀 し ま し た 。 大 橋 葵 一 回 生 臨 書 草 書 王 羲 之 『 十 七 帖 』 半 切 「 十 七 日 先 書 。 郗 司 馬 未 去 。 卽 日 得 足 下 書 爲 慰 。 先 書 以 具 示 。 復 數 字 。 吾 前 東 。 粗 足 作 佳」 つ い こ の 間 入 学 し た ば か り の よ う な 気 分 で す が 、 気 付 け ば こ う し て 書 展 に 出 品 す る 時 期 に な っ て い ま し た 。 不 安 だ ら け の 入 部 当 初 か ら は 考 え ら れ な い 程 、 同 期 に も 先 輩 方 に も 親 し く し て 頂 け て 本 当 に 嬉 し い で す 。 今 回 は 草 書 が 書 き た く て こ の 法 帖 を 選 び ま し た が 、 在 学 中 に 様 々 な 書 体 に 挑 戦 し て み た い と 思 っ て い ま す 。 金 岡 杏 祐 二 回 生 臨 書 行 書 文 徴 明 『 行 書 詩 巻 』 半 切 「 不 嫌 三 月 盡 勝 遊 剛 喜 四 難 幷 品 泉 有 意 追 鴻 漸 悟 石 無 由 問 道 生 斜 日 滿 原 松 影 亂 」 文 徴 明 を 臨 書 す る の は 今 回 で 二 度 目 で す 。 前 回 は 半 切 二 行 で 、 今 回 は 半 切 三 行 に 挑 戦 し ま し た 。 文 字 数 が 増 え た の で 、 行 間 を す っ き り 見 せ る の に 苦 労 し ま し た 。 文 徴 明 の 右 上 が り の き い た 字 形 の 格 好 良 さ と 行 書 の 勢 い を 感 じ て 頂 け た ら 嬉 し い で す 。 金 山 優 作 二 回 生 創 作 篆 刻 『 懐 古 』 葉 書 「 羈 鳥 戀 舊 林 池 魚 思 故 淵 」 籠 に 囚 わ れ た 鳥 は 前 に い た 林 を 恋 し が り 、 池 の 魚 は も と い た 河 川 を な つ か し が る 、 と い う 陶 淵 明 の 句 を 刻 り ま し た 。 こ の 書 道 部 が い ず れ 私 に と っ て 懐 か し の 自 由 な 場 所 に な る の で し ょ う か 。
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- 32 - 金 山 優 作 二 回 生 臨 書 行 書 何 紹 基 『 七 言 對 聯 』 半 切 二 連 「 盆 艸 無 言 傳 臘 雪 嶺 梅 有 信 到 書 鐙 」 何 紹 基 の 行 書 は 決 し て 分 か り や す く 力 強 い わ け で は な く 、 一 見 す る と 弱 々 し い か も し れ な い が 、 そ こ に は 確 か な 力 強 さ が あ る 。 そ の 力 強 さ が 表 現 で き て い た ら 幸 い で あ る 。 木 上 博 之 三 回 生 臨 書 か な 中 室 水 穂 『 和 歌 二 首 』 半 懐 紙 「 雪 の 内 に 春 は き に け り う ぐ ひ す の こ ほ れ る 涙 今 や と く ら む 秋 風 の 吹 き に し 日 よ り 久 方 の あ ま の か は ら に た た ぬ 日 は な し 」 人 が い る か ら 悪 い こ と も 起 き る し 良 い こ と も 起 こ る ん ち ゃ う か な と 思 う よ 。 木 下 有 羽 四 回 生 臨 書 行 書 米 芾 『 虹 縣 詩 巻 』 30 cm × 10 0cm 「 虹 縣 奮 題 云 快 霽 一 天 清 淑 」 学 年 が 上 が っ た ら サ ク ッ と 作 品 を 仕 上 げ ら れ る よ う に な る の か と 思 っ て ま し た が 、 全 然 そ ん な こ と な い で す ね 。 締 め 切 り 日 は 相 も 変 わ ら ず 深 夜 書 道 で し た ( 笑)
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- 33 - 藏 岡 凌 平 修 士 一 回 生 創 作 篆 刻 『 竜 跳 虎 臥 』 色 紙 「 竜 跳 虎 臥 」 一 度 オ ー ソ ド ッ ク ス な 形 式 の 篆 刻 作 品 を つ く り た い と だ け 思 っ て 彫 り 始 め た と こ ろ 、 彫 っ て い る 最 中 に 石 選 び か ら き ち ん と し よ う と い う 反 省 に 至 り ま し た 。 竜 と 虎 が 並 ん で い る 字 面 か ら は 想 像 し に く い で す が 、 王 羲 之 の 書 を 評 し た 言 葉 か ら 生 ま れ た 四 字 熟 語 だ そ う で す 。 郡 健 一 郎 三 回 生 臨 書 楷 書 ・ 草 書 智 永 『 関 中 本 千 字 文 』 聯 落 「 天 地 玄 黄 宇 宙 洪 荒 日 月 盈 昃 辰 宿 列 張 寒 来 暑 往 秋 收 冬 蔵 」 楷 書 と 草 書 の 調 和 、 字 間 、 行 間 、 落 款 の 入 れ 方 な ど 悩 ま し い 点 が 多 々 あ り 、 色 々 と 試 行 錯 誤 し ま し た 。 学 年 が 上 が る に つ れ て 書 道 に 割 け る 時 間 が 少 な く な っ て い る こ と に 、 時 間 の 大 切 さ を 感 じ る 今 日 こ の 頃 で す 。 越 田 真 由 一 回 生 臨 書 隷 書 楊 峴 『 隷 書 霓 裳 逸 史 四 屏 』 半 切 「 請 明 皇 同 登 。 約 行 数 里 。 精 光 奪 目 。 寒 気 侵 入 。 遂 至 大 城 闕 。 」 初 め て 楊 峴 に 挑 戦 し ま し た 。 隷 書 な の に 縦 長 の 字 が あ っ た り 右 上 が り の 字 が あ っ た り と 苦 戦 し ま し た が 、 た く さ ん ア ド バ イ ス を い た だ い て な ん と か 書 く こ と が で き ま し た 。 小 林 由 佳 三 回 生 臨 書 楷 書 欧 陽 詢 『 九 成 宮 醴 泉 銘 』 半 切 「 九 成 宮 醴 泉 銘 祕 書 監 撿 挍 侍 中 鉅 鹿 郡 公 臣 魏 徵 奉 敕 撰 維 貞 觀 六 年 孟 夏 之 月 皇 帝 避 暑 乎 九 成 之 宮 此 則 隋 之 仁 壽 宮 也 … … ( 略 ) 」 九 成 宮 醴 泉 銘 は 唐 の 時 代 の 楷 書 の 代 表 作 で す 。 九 成 宮 は 帝 室 の 離 宮 で 、 唐 の 二 代 皇 帝 太 宗 が 皇 后 と 離 宮 を 散 歩 中 に 偶 然 醴 泉 ( 甘 味 の あ る 泉 ) を 発 見 し 、 こ れ を 吉 兆 と し て 記 念 碑 ( 九 成 宮 醴 泉 銘 ) を 建 立 し ま し た 。 写 真 は 一 部 で 、 出 品 作 品 は 一 文 字 約 三 セ ン チ 四 方 、 約 四 八 〇 字 の 細 字 作 品 と な り ま す 。
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- 34 - 近 藤 泰 仁 三 回 生 臨 書 楷 書 欧 陽 詢 『 九 成 宮 醴 泉 銘 』 半 切 「 飲 之 者 痼 皆 癒 然 則 神 物 之 来 寔 扶 」 酒 飲 む 人 は み ん な 痼 り ( し こ り ) が す ぐ と れ て 心 が 癒 え る 、 そ れ す な わ ち 神 ! み た い な 文 章 や と 思 い ま す ( ガ バ ガ バ 解 釈 ) 。 酒 飲 む の は 楽 し い で す け ど や っ ぱ り ほ ど ほ ど に し な い と ダ メ っ す ね 。 近 藤 佑 香 一 回 生 臨 書 行 書 王 鐸 『 擬 山 園 帖 』 半 切 「 上 下 至 。 乖 隔 十 八 年 。 復 得 一 集 。 且 悲 且 慰 。 何 指 喩 。 嫂 」 筆 を 旋 回 さ せ る の が 楽 し か っ た で す 。 五 文 字 目 と 最 後 か ら 二 文 字 目 が 好 き で す 。 坂 本 和 歌 子 一 回 生 臨 書 草 書 莫 是 龍 『 七 言 絶 句 幅 』 半 切 「 天 開 洞 壑 両 峰 蟠 地 俯 鮫 宮 六 月 寒 君 夫 正 逢 秋 色 早 平 湖 落 木 鏡 中 看 」 ク ル ク ル し た 筆 使 い と サ イ ズ 感 が 難 し か っ た で す 。 特 に 一 行 目 を 半 切 に 収 め る の に 苦 労 し ま し た が 、 書 い て い て す ご く 楽 し か っ た で す 。 佐 山 侑 莉 二 回 生 創 作 行 草 書 『 除 夜 作 』 全 紙 「 旅 館 寒 燈 独 不 眠 客 心 何 事 轉 凄 然 故 郷 今 夜 思 千 里 霜 鬢 明 朝 又 一 年 」 初 め て 全 紙 で 創 作 し ま し た 。 見 せ 場 を 作 る の が 難 し か っ た で す 。
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- 35 - 清 水 麻 友 美 四 回 生 臨 書 行 書 査 昇 『 老 懐 』 半 切 「 老 人 自 是 逃 名 者 白 髪 蕭 然 緑 薜 衫 盡 日 江 亭 誰 作 伴 相 看 沙 鳥 興 風 帆 」 同 僚 の 憎 し み を 買 っ た 査 昇 が 、 仕 事 を 辞 め 、 故 郷 に 帰 っ た 後 に 老 後 の 境 遇 を 詠 ん だ も の だ そ う で す 。 下 坂 桃 代 四 回 生 創 作 か な 『 百 人 一 首 』 折 帖 「 ち は ( 八 ) や ぶ ( 不 ) る か ( 可 ) み ( 三 ) よ も ( 毛 ) き ( 支 ) か ( 可 ) ず 龍 田 川 か ら く れ ( 連 ) な ( 奈 ) ゐ に ( 尓 ) 水 く く る ( 流 ) と は ( 八 ) 」 気 付 け ば も う 四 年 。 仮 名 に 始 ま り 仮 名 に 終 わ っ た 四 年 。 や っ ぱ り 仮 名 が 好 き 。 石 博 昭 修 士 二 回 生 創 作 草 書 『 風 任 せ 』 A 4 「 北 風 吹 白 雲 萬 里 渡 河 汾 心 緒 逢 搖 落 秋 聲 不 可 聞 」 秋 の 寂 寥 を 詠 ん だ 詩 。 白 雲 が 風 に 吹 か れ 、 枯 葉 が ひ ら ひ ら 舞 い 降 り る 様 か ら 、 乾 き の 感 を 持 た せ た 。 ま た 、 普 段 等 閑 に す る 構 成 に も 気 を 配 っ た 。 飾 り 気 の な い 拙 作 だ が 、 目 を 留 め て い た だ け れ ば 幸 い で あ る 。 建 部 壮 一 郎 二 回 生 臨 書 楷 書 作 者 不 詳 『 牛 橛 造 像 記 』 半 切 「 穆 陵 亮 夫 人 尉 遅 爲 亡 息 牛 橛 」 力 強 い 楷 書 を 書 き た い と 思 い 、 牛 橛 造 像 記 を 選 び ま し た 。 日 常 生 活 で 楷 書 が 使 わ れ 始 め た 南 北 朝 時 代 の 書 で す 。 初 唐 の 三 大 家 に 代 表 さ れ る よ う な 楷 書 に 比 べ る と ま だ 未 完 成 な の か も し れ ま せ ん が 、 そ う し た 未 完 成 な と こ ろ が 却 っ て 私 た ち に 趣 を 与 え て い る よ う に も 思 え ま す 。
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- 36 - 徳 田 寛 生 三 回 生 臨 書 隷 書 楊 峴 『 隷 書 老 子 語 紈 扇 』 大 色 紙 「 塞 其 兌 。 閉 其 門 。 和 其 光 。 同 其 塵 。 挫 其 鋭 。 解 其 紛 。 是 謂 元 同 。 鹿 笙 九 兄 大 人 屬 。 甲 午 九 年 。 藐 翁 楊 峴 。 」 最 近 忙 し く 練 習 不 足 気 味 で す が 、 楊 峴 は 書 い て て 楽 し い で す 。 仲 村 康 太 郎 三 回 生 創 作 行 書 『 投 報 』 半 切 「 投 報 投 我 以 木 桃 報 之 以 瓊 瑤 匪 報 也 永 以 爲 好 也 。 」 詩 文 は 詩 経 の 国 風 『 木 瓜 』 の 第 二 連 。 詩 経 の 詩 は 繰 り 返 し が 多 く 、 三 連 か ら な る 本 詩 も 第 二 連 の 「 桃 」 「 瑤 」 が 他 の 語 に 入 れ 替 わ る の み 。 わ ざ わ ざ 第 二 連 を 採 っ た の は 、 第 一 連 の 「 木 瓜 」 の 語 よ り 第 二 連 の 「 木 桃 」 の 方 が 贈 答 返 礼 の 場 面 と し て 字 面 が い い と 思 っ た か ら 。 題 字 ・ 詩 文 ・ 表 装 と も に ク リ ス マ ス 仕 様 、 虽 然 我 没 有 情 人 … 。 仲 村 康 太 郎 三 回 生 創 作 金 文 『 色 色 易 賢 。 』 色 紙 「 色 色 易 賢 。 」 『 論 語 』 学 而 篇 に 「 賢 賢 易 色 」 の 語 が 見 え る 。 昨 年 の 冬 樟 展 で こ の 四 字 を 色 紙 に 書 い た が 、 む し ろ 「 賢 」 と 「 色 」 を 入 れ 替 え た 方 が 自 分 に し っ く り く る 、 そ う 思 っ て 書 い た の が 本 作 で あ る 。 そ れ ぞ れ の 書 き 下 し 方 や 意 味 の 相 違 が 衆 人 の 気 に な る 所 で あ ろ う が 、 そ こ で つ ら つ ら と 答 え て は 野 暮 で あ る 、 な ど と 嘯 い て 私 は 答 え な い 。
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- 37 - 中 村 直 樹 三 回 生 臨 書 か な 伝 小 野 道 風 『 継 色 紙 』 半 切 三 分 の 一 「 む め ( 免 ) の か ( 可 ) の ( 能 ) ふ ( 布 ) り ( 利 ) お ( 於 ) く ゆ き ( 支 ) に う つ り せ ( 勢 ) ば ( 盤 ) た ( 堂 ) れ ( 連 ) か ( 可 ) は ( 盤 ) ゝ な を わ き て ( 弖 ) お ら ま し は ( 者 ) な ( 那 ) の い ろ は ( 盤 ) ゆ ( 遊 ) き に ( 尓 ) ま ( 万 ) が ( 可 ) ひ ( 悲 ) て ( 弖 ) み え ( 盈 ) ず ( 春 ) と も ( 无 ) か ( 可 ) を だ ( 多 ) に ( 耳 ) ゝ ほ ( 本 ) へ ひ ( 悲 ) と の し る ( 流 ) べ く ( 具 ) 」 以 前 「 寸 松 庵 色 紙 」 を 臨 書 し た と き に 残 り の 三 色 紙 も や ろ う と 思 っ て い た の で 、 今 回 こ の 作 品 を 選 び ま し た 。 色 紙 に 散 ら し 書 き さ れ た 作 品 を 書 く の は 久 し ぶ り だ っ た の で な か な か 難 し か っ た で す 。 も っ と 練 習 し よ う と 思 い ま す 。 野 田 恵 子 一 回 生 臨 書 隷 書 作 者 不 詳 『 石 門 頌 』 半 切 「 高 祖 受 命 興 於 漢 中 」 石 門 頌 は 摩 崖 ( 天 然 の 岩 崖 ) に 刻 ま れ た も の で 、 一 般 の 石 碑 よ り も 大 き く ど っ し り と し て い る の が 特 徴 で す 。 飾 り 気 が な く の ん び り と し た 字 形 か ら は 刻 ん だ 作 品 の 心 の ゆ と り が 感 じ ら れ ま す 。 ま た 波 磔 に 見 ら れ る 快 活 さ 、 「 命 」 の 縦 線 か ら 伝 わ る 芯 の 強 さ に も 惹 か れ 、 臨 書 す る こ と を 決 め ま し た 。 野 田 智 子 二 回 生 創 作 か な 『 新 春 』 聯 落 横 「 わ か 屋 前 の 冬 木 の 上 に 降 る 雪 を 梅 の 花 か と う ち 見 つ る か も わ が 岳 に 盛 り に 咲 け る 梅 の 花 残 れ る 雪 を ま が え つ る か も 梅 の 花 散 ら く は 何 処 し か す が に こ の 城 の 山 に 雪 は 降 り つ つ 」 和 歌 を 三 首 書 き ま し た 。 一 首 目 は 梅 が こ れ か ら 咲 く 様 子 、 二 首 目 は 梅 が 咲 き 乱 れ て い る 様 子 、 三 首 目 は 梅 が 儚 く 散 っ て い く 様 子 が 書 か れ て い ま す 。 今 は ま だ 梅 の 季 節 に は 早 い で す が 、 ぜ ひ こ こ か ら 新 春 を 感 じ て い た だ け れ ば と 思 い ま す 。
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- 38 - 橋 詰 都 三 回 生 臨 書 篆 書 呉 譲 之 『 聖 教 序 』 11 0c m × 35 cm 四 連 「 松 風 水 月 未 足 比 其 清 華 仙 露 明 珠 詎 能 方 其 朗 潤 。 … … ( 略 ) 」 す っ き り と し た 紙 面 を 目 指 し ま し た 。 筆 で 字 を 書 く 作 品 は こ れ で 最 後 に す る つ も り で す 。 心 残 り は あ り ま せ ん 。 原 誠 人 三 回 生 創 作 楷 書 『 衝 動 』 全 紙 「 衝 動 」 路 上 で ド ン と つ き 当 た る「 衝」 、 重 い も の に 力 を 加 え う ご か す「 動」 。「 衝( つ) き 動 か す」 か ら 派 生 し てim pu ls e ― ― 理 性 で は 抑 え 難 い 内 的 欲 求 ― ― の 定 訳 と な っ た「 衝 動」 。 ま ず 空 海 、 次 に 王 羲 之 を 集 字 し ま し た が 、 改 め て 自 身 に お け る「 衝 動」 の … … 否 、 そ ん な こ と は ど う で も い い ! も っ と … … そ う だ 、 嗚 呼 、 も っ と … … !
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- 39 - 眞 嶋 優 一 四 回 生 創 作 調 和 体 『 冬 景 色 』 全 紙 横 「 さ 霧 消 ゆ る 湊 江 の 舟 に 白 し 朝 の 霜 た だ 水 鳥 の 声 は し て い ま だ 覚 め ず 岸 の 家 」 唱 歌 冬 景 色 の 一 番 の 歌 詞 で す 。 冬 の 朝 の 情 景 が 美 し い 言 葉 の 調 べ で 描 か れ て い ま す 。 自 然 と 共 に 生 き た 日 本 人 が 大 切 に し て き た 四 季 の 美 し さ を 感 じ る 心 を 持 ち 続 け て い き た い と 思 い こ の 題 材 に し ま し た 。 安 田 直 記 一 回 生 臨 書 行 書 黄 庭 堅 『 松 風 閣 』 半 切 「 依 山 築 閣 見 平 川 夜 闌 箕 斗 挿 我 来 名 之 意 適 然 老 松 魁 梧 數 百 年 斧 斤 所 今 参 天 風 」 書 道 部 に 入 っ て 初 め て の 書 展 作 品 で す 。 で き る だ け 完 コ ピ 目 指 し て 頑 張 り ま し た が 、 完 コ ピ と は 程 遠 い … 。 思 い 通 り に 線 の 揺 ら ぎ を 出 す の が 難 し か っ た で す 。 矢 野 凱 己 四 回 生 創 作 楷 書 ・ 行 書 ・ 隷 書 ・ 篆 書 『 蝉 』 半 切 四 分 の 一 四 連 「 本 以 高 難 飽 徒 勞 恨 費 聲 五 更 疏 欲 斷 一 樹 碧 無 情 薄 宦 梗 猶 泛 故 園 蕪 已 平 煩 君 最 相 警 我 亦 舉 家 清 」 四 年 間 の 集 大 成 。 楷 行 隷 篆 そ れ ぞ れ 自 分 の 好 き な 字 体 を 揃 え ま し た 。
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- 40 - 山 口 和 樹 四 回 生 創 作 楷 書 『 竹 聲 松 影 』 半 切 横 「 竹 聲 松 影 」 趙 之 謙 の 楷 書 に 魅 了 さ れ て 、 書 道 に の め り 込 む 日 々 が 始 ま り ま し た 。 四 年 間 の 集 大 成 と し て 、 今 回 は そ の 原 点 に 戻 る こ と に し ま し た 。 趙 之 謙 に 感 謝 を 込 め て 書 き 上 げ ま し た 。 も ち ろ ん 、 書 道 部 に も … 。 吉 岡 智 志 二 回 生 臨 書 行 書 米 芾 『 蜀 素 帖 』 半 切 「 好 作 新 詩 繼 桑 苧 垂 虹 秋 色 滿 東 南 」 今 回 、 米 芾 を 臨 書 し ま し た 。 そ こ は か と な い 雰 囲 気 の 良 さ を 感 じ て こ の 法 帖 を 選 び ま し た 。 吉 田 凌 祐 一 回 生 臨 書 行 書 ・ か な 伝 藤 原 行 成 『 粘 葉 本 和 漢 朗 詠 集 』 半 懐 紙 「 冬 夜 一 盞 寒 燈 雲 外 夜 … … ( 略 ) お も ひ か ね … … ( 略 ) 」 粘 葉 本 和 漢 朗 詠 集 よ り 、 四 季 の 夜 を 選 ん で 書 い て い る 、 第 二 段 の 作 品 で す 。 季 節 に 合 わ せ て 、 今 回 は 冬 夜 で す 。 日 も 短 く な り 、 風 も 冷 た く な っ て 、 外 に 出 る の が 億 劫 に な る 季 節 で す が 、 そ の 中 に あ る 風 情 を 感 じ て み る の も い い と 思 い ま す 。
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- 41 - 渡 辺 顕 四 回 生 創 作 楷 書 『 倜 儻 不 羈 』 11 5c m × 35 cm 「 倜 儻 不 羈 」 「 て き と う ふ き 」 「 倜 」 拘 束 さ れ な い こ と 「 儻 」 ぬ き ん で て い る こ と 「 羈 」 馬 を 制 す る 手 綱 阿 部 朱 夏 三 回 生 ・ 山 崎 夏 野 四 回 生 創 作 調 和 体 『 ヒ ト ボ シ 』 A 4 横 二 連 「 ど う せ 小 さ な 光 な ん だ 言 わ れ な く た っ て 知 っ て る ん だ た ま に 夜 空 の 星 屑 た ち に 勇 気 を も ら っ て も い い だ ろ う / ど う せ 小 さ な 光 な ん だ 言 わ れ な く た っ て 知 っ て る ん だ だ か ら こ う し て 手 を 取 る ん だ 少 し で も 空 か ら 見 え る よ う に と 」 RAD W IM P S に 魅 せ ら れ た ふ た り が 書 き ま し た 。 「 お か ず の ご は ん 」 の デ ザ ー ト に 是 非 。 笠 原 知 生 四 回 生 ・ 山 科 直 也 四 回 生 創 作 行 書 ・ 隷 書 『 維 新─ 焦 心 録 後 に 題 す 』 半 切 「 維 新 内 憂 外 患 迫 吾 州 … … ( 略 ) 」 高 杉 晋 作 が 明 治 維 新 の 激 動 の 時 代 に 自 身 の 家 や 国 の た め に 粉 骨 砕 身 す る 決 意 を 書 い た 漢 詩 。 今 年 卒 業 す る 笠 原 の 決 意 を 重 ね 合 わ せ て 表 現 し た ( と い う 設 定 の ) 作 品 で す 。 中 村 勇 真 二 回 生 ・ 平 井 達 也 二 回 生 創 作 行 草 書 ・ 隷 書 『 楓 橋 夜 泊 』 聯 落 「 憂 愁 月 落 烏 啼 霜 満 天 江 楓 漁 火 対 愁 眠 姑 蘇 城 外 寒 山 寺 夜 半 鐘 声 到 客 船 」 こ の 詩 は 、 張 継 が 科 挙 に 落 第 し た と き に 詠 ま れ た も の と 言 わ れ て い ま す 。 私 た ち 二 人 も 大 学 受 験 に 失 敗 し た と き の こ と を 思 い 出 し て 、 作 品 を 制 作 し ま し た 。 書 道 も 人 生 も 、 失 敗 を 糧 に し て 前 進 し て い き た い と 思 い ま す 。
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法 安 達 光 寿 工 覚 道 直 治 京 学 勝 野 初 紀 法 金 岡 杏 祐 工 金 山 優 作 京 薬 鬼 頭 由 里 香 工 金 祺 民 工 邢 書 禹 医 佐 山 侑 莉 法 建 部 壮 一 郎 理 中 村 勇 真 医 野 田 智 子 文 挾 間 優 美 工 一 二 暉 生 文 平 井 達 也 法 村 上 友 梨 京 女 森 ち ひ ろ 工 山 本 理 恵 子 農 吉 岡 智 志三
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生
法 大 石 龍 太 農 片 野 裕 太 工 河 合 翼 経 済 柯 潔 工 石 博 昭 農 中 谷 百 花 情 報 藤 田 雄 也 農 家 倉 凌修
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三
回
生
情 報 鈴 木 貴 也博
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法 大 泉 陽 輔 医 川 上 澄 香博
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地 環 藤 井 基 弘京都 〒604-0916 京都市中京区寺町通二条上ル TEL.075-252-4120 FAX.075-252-0006 東京 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋四丁目六の二 東洋美術印刷本社ビル一階 TEL.03-3239-0733 FAX.03-3239-0731