地 域防災計画 と防災 アセスメント
1 は じ め に
消 防 庁 で は, 昭 和62 年 6月30 日 に 消 防 庁 次 長名 で「地域 防災計画の 見直しの 推進につい て」 と題す る通知を都道 府県知事 あてに出し た。こ の通知 にお いては, 地方 公共団 休は 防災ア セス メント の実施 防 災ピ ジョ ンの確 立 。災害予防 対策 計画の整備 災害応 急対 策 計画の整 備 」地区別防 災カ ルテの 作成 といっ た点 に留 意し つつ,63年度 までを日途に地域 防 災計画の積 極的な 見直しに努め るべ きこ と とさ れている。
以下, 地域防 災計画の策 定 とその 見直し を
自 治 省 消 防 庁 防 災 課 災 害 対 策 官( 兼) 課 長 補 佐 金 洋 和 夫
る。
地 域 防 災計 画 は , 地 方 公 共 団 体 がこ の よ う な 防 災 に 関 す る 責 務 を 果 た す ため に 策 定 す る も の で あ り , 地 方 公 共 団 体 の 防 災 対 策 の 基 本 と な る もの で , そ の 意 義 は , 大 別 し て 次 の 3 点 にあ る と 考 えら れ る 。
(1) 地 方 公 共 団 体 が 計 画 的 に 防 災 行 政 を 進 め る 上 で の 指 針
(2) 地 域 住 民 等 の 防 災 活 動 に 際 し て の 指 針
(3) 国 や 指 定 公 共 機 関 等 が 各種 の 地 域 計 画 を 策定 し, 事 業 を 行 う に あ だ っ て の 指 針
行 うに 際 し て 基 礎 的 な 作 業 と な る 防 災 ア セ ス 3 地 域 防 災 計 画 の 見 直 し の 必 要 性 と そ の 方 メントの実 施方法 等につい て, 今回の通達 の
趣旨及び「防 災アセ ス メント に関する調査研 究 報告書(昭59.3 自治 省消防庁)」の内容を ふ まえながら述 べてい くこ とにす る。
2 地 域防 災 計 画 の 意 義
地 方 公共 団 休 は , そ の 区 域 に 居 住 す る 住民 の 生 命 , 身体 及 び 財 産 を 災害 か ら 保 護 す る 責 務 を 有 し て お り ( 地 方 自 治 法 2 条, 災 害 対 策 基 本 法 4条 ,5 条 ),と り わ け 市町 村 は 住 民 に 直 結 し た 行 政 を 実 施 し て い る 基 礎 的 な地 方 公 共 団 体 とし て , 防 災 に 関 し 第 一 次 的 な義 務 と 責 任 を 果 た さ な け れ ば な ら な い と さ れ て い
向
2で述べ たよ うに, 地域防 災計画 は地方 公 共団体 におけ る防災 行政 の基本 とな るもの と し て大 きな意義 を もつ ものであ るが,こ うし た指 針 とし て の 役 割 を適 切 に果 た すた め に は,社 会環 境等の変 化に十 分対 応し た 計画 で ある必要が あり, そのため, 地方 公共団体 は 毎年地域防 災計画に検 討を加 え, 必 要があ る と認めると きは, こ れを修正 しなけ れば なら ない とされてい る(災害対 策 基本法40条,42 条)。
災害対策 基本 法制 定以 来26年の 歳 月を経て いるが,今 日と制定 当時の 社会 とを比較し た
特集 防災アセスメント
場合 ,都 市化 の著しい進 展, 情報化の急速 な 進展,生 活空間の広 域化,高 齢化社会への移 行など により, 社 会環境は大 きく変化し てお り,その変 化の速度 は今 日増 々著しくなっ て きてい る。 こうし た変化に 応じて, 災害の 広 域化や土 砂災害 による被害の 増加, 高齢 者を は じめ とする 災害 弱者 対 策 の必 要 性 の増 大 等, 災害の態様 も変 化し ており,地 域防 災計 画の実 効性 を確保するた めにはこ うし た変化 が十 分に反映 される よう地域防 災計画を 見直 す必要があ る。
また,地 域防 災計 画の 体系 とい う点から み て も, 今後の防 災行政の 展開 上重要な 位置 を 占め るべ き災害予 防対策 が消極的 な内容 と
当する専任の 職貝が少 なかっ たこ とや 災害の 頻度が低い ため災害 危険性の把握 に対 する取 り組 み が消 極的 であ っ たこ と も一 因 であ る が,地域の 災害 危険性 を総合的, 科学的 に把 握す る簡便な手 法が確立して いなかっ たこ と も大 きな要因 となってい ると思わ れる。 し か し,こ うした手 法につい ては,消防庁 が昭 和 57,58年 度に実 施した「防 災アセ ス メント に 関す る調査研究」 により開 発さ れたところ で あ り, 今回の地 域防 災計 画の 見直しの推 進に 関 する通知 にお いて も, 5つの 重要項 目の 中 のひ とつ とし て「防 災アセ スメントの実施 」 が もりこ まれている。
な っ て い る 。 災 害 応 急 対 策 計 画 が 非 常 事 態 4 防 災 ア セ ス メ ント の 実施 の 発生を前提 とした実戦的 な もの となってい
ない。 。地 域防 災計画 を住民に とって身近な ものにす るための努力 に欠けてい る等の 見直 すべ き点 が指摘さ れている とこ ろである。
こ うし た点を踏 まえて地域防 災計 画の 見直 し を進 めるう えで特に留 意すべ き最 も基本的 な問 題のひ とつ が,当該地域 におけ る災害の 危険性を的確 に把握し てい るか どうか とい う 点 である。 災害 危険性 の把握は, 災害予防対 策, 応急対 策,復旧対 策を 講ずるにあ たっ て 前提 となるもので あり, とりわけ,今 日の よ うに 災害の態様の変 化が著し い場合, 最新の デー タに基づ い て災害 危険 性を的確に把 握し てい るか どうかは。地域 防災計画の 実効性 を 左 右す るほ どの極め て重要な 意義 を持つ。
前 述 し た よ う に, 防 災 ア セ ス メ ン ト と は,
一 定 の 客 観 的 , 科 学 的 な 分 析 手 法 に よ り 災 害 危 険 性 を 評 価 す る こ と を さ す も の で あ る が,
比 較 的 簡 便 な 方 法 に よ り 主 とし て 定 性 的 に 危 険 性 を 把 握 す る 基礎 ア セ ス メ ン ト と, よ り科 学 的 に 高 度 な分 析 手 法 を 用 い て 定 量 的 に 危険 性 を把 握 す る 詳 細 ア セ ス メ ン ト と に 分 け ら れ
る ( 図1 )。
(1) 基 礎 ア セ ス メン ト
基礎 ア セ ス メン ト の 実 施 に よ っ て , 予 算 的 に も事 務 量 と し て も 少 な い 負 担 で 地 域 の 災害 危険 性 を 相 当 程 度把 握 で き る もの で あ り , 市 町 村 に お い て も, こ の 基 礎 ア セ ス メ ン ト に つ い て は 積 極 的 に 実 施 す る 必 要 が あ る 。( 資 料 )
基 礎 ア セ ス メ ン ト は 次 の 作 業 か ら 成 る。
災害 の 危 険 性 を 把 握 す る こ と に つ い て は , 氈@ 災害 誘 因 の 検 討 災害 対 策 基 本 法が 制 定 さ れて 以 来 , こ とあ る
た び に 強 調 さ れ て き た に も か か わら ず, こ れ ま で 必 ず し も 十 分 な 対 応 が な さ れ てこ な か っ た の は , 地 方 公 共 団 体 に お い て 防 災 行 政 を 担
地震, 台風,集中豪 雨等 当該 地域 に影響を 及ぼす 可能性のあ る気象現 象や 地象現 象の特 性 を, 各種の資料 を用いて 検討し, 災害の誘
因となる要素 を抽 出す る。
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‐ 主に定 性的
・ 地域 の現状 はど うなっ て い るか
・ 地 域には どのよ うな 危険 性 かあ るか
・ 危険 な地 破はどこ か
波害 をもたら 十 と思 われる 気象現 象の特性 の把 槻 氈@気 象現象のf・睛日 台 風, 恥中豪雨 〉
川 量. 風向, 風速 n ず7筮の コー ス番
氈@災糾 現 匁の 忠実 な 再現 災害 発生 条件 の整理
。 災害 発生地 域に おけ る変 化・ 対策
│゛│然 的 素 因 に よ る 危│戔性 ・ 危 険 地 域 の 把1111 河JII氾 濫
商 潮 に 呪 い 地 彫 ・地 盤
。 崩 壊 の 分 布 は ど 寸 な っ
@ 地 す べ り つ
て い る か
」 土 石 吮
(2) 災害j・囚 の 検討 1
厂t,!ほ 囚に よる 危険性・ 帛二険地 陂の把握
ヤ
一 札 公的 飛囚の 調.唯
社余的 素囚(ノ,・地,没等の 条件)に よる 危険 性・ 危険 地政の 把眤
・ 風 水害の場 合, 地 雲と 咒なり 仕公的 素
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とは少 ない
Qj 亅巴jagj觝吠1?1;vりci:rliljlcli:
現状 の危険性 の紀合的 把捉
・現 栽から みた危険 地餓 の総合 化
・ 人・柮 設{ の状 況}の 重ね合せ 嵒4S 來 のa 除們:の妲余的 枦払1
1) 人工改 唆等に よ る危険 地ij 拡 大我 況
2) 河 川氾 濫地破、gl 壊 危険jg 地 すべり 危険 地 域など の 嶇 地 破へ の眩宅 地等 の拡 大4j l ) 市ijj地内 におけ る 危険 要ほ
P
、工改 唆等に よ る危険 地 域の 広大状 況
4川氾 濫地破、 川 壊 危険地 域、
也すべり 危険 地 域など の 危険 1!破へ の匯宅 地等 の拡 大状 況
│翊丿地内 におけ る 険・ 川 の1 1!債状況
i り 刹11に 危険性冫 求め る必要 かあるか
Ui 細ア セ スメント手法 例 )
・ 水理 計 啄に より河│││氾濫危険 を求め る 方法
・ 痕跡 法によ り水書 危険を 求め る方 法
・ 写裏tll定に よる地すべ り 危険 評価 法
・ 統計觧 釿に よる崩壊 危険lt;1図決
・ 手 工`ノクリ ス│・法に よる土石 流危 険度評 価
―詳釧かつ 定 量的
・ 危険 と思 われる 地統 の危険 性は, よ'j詳 し くはど の程度 か
'(│) 詳細 アセ スメント 手泌の 選択 一
災害素 因の検討
軟弱地盤, 急傾斜地, 低湿地等 の自然条件 及び木造建物 密集地域, 老朽建物 密集地域,
危険物施設集 中地域等の 社会 条件 を,国土地 理 院等の土地 条件図,表 層地 質図や 消防機関 の 保有す るデ ー タ等 を利 用し て分 析検討し,
当該 地域 に内 在する 災害 の素 因を抽出して 災 害に対す る地 域の脆 弱性 とその 原因を把握 す る。
。 災害 履歴の検討
郷土 資料(地 誌 史,古文 書), 過去の 災害 調 査報 告書等によっ てに 過去 どのよ うな条件の もとで, どのよ うな地域 に災害が 発生 したか とい う情報の収 集作業等 を行い,地域 の 災害 の 履歴を把握す る。
こうした 災害 履歴 を検討す るこ とは, その 地域固有の 災害の パターンを 認識したり, 災 害素囚の検 討だけで は十分に把 握し きれない 危険性や 危険地域 を把握す るという効果 を持 つ。
「 土 地利 用の変 遷
過去 の地形図, 土地利 用図,空中 写真等を 利 用するこ とに より,過 去から現 在に至る土 地 利用の変 遷を検討し, 災害素 因の 集積・拡 大や変 質の 過程,新 たな災害 危険 性の 発生の 有無 と将 来動向 等 を動的 に把握 する。
」 地域 の 危険性の 総合的把 握
〜 「の 作業 から得ら れた災害 危険 性ない し 危険 地域は 原則として その まま地 域の災害 危険性・ 危険地 域を表 わす ものであ るが,そ れらを重 ね合わせて総 合化するこ とによって 地域の 危険 性の全体 像と 危険の 程度を明瞭 に する と共に,そ れらの 危険地 域につい て住民 の 居住状 況や施設の 配 置状況 を考慮 すること に より, 地域の 危険 性の 具体的特性, 災害が
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発 生 し た 場 合 の 被 害 の 程 度 等 を総 合 的 に把 握 す る。
(2) 詳 細 ア セ ス メン ト
詳 細 ア セ ス メ ン ト は , 基 礎 ア セ ス メ ント に よ り 得 ら れ た 地 域 の 危険 性 を よ り 詳 細 に あ る い は 定 量 的 に把 握 す る 手 法 で あ る。 詳 細 ア セ ス メン ト の 手 法 とし て は, 風 水 害 に 関 す る も の で は 水理 計 算, 痕 跡 法, 統 計 解 析 等 が あ り,
ま た , 地 震 に 関 す る もの で は 限 界N 値 を 基 準 と し た 液 状 化予 測 方 法, 津 波 の 遡 上 計 算 等 が あ る が , こ れ ら の 手 法 の 具 体 的 内 容 に つ い て は ,「 防 災ア セ ス メン ト に 関 す る 調 査 報 告 書 」 を 参 照 し て い た だ き た い 。
(3) 防 災 ア セ ス メ ン ト の 実 施 体 制 と 結 果 の 見 直 し
防 災ア セ ス メ ン ト を 実 施 す る際 に は , 災 害 危 険 性 に 関 す る 情 報 を幅 広 く 収 集 し , そ れ ら を 整 理 , 調 整 す る と と もに , 地 域 の 総 合 的 な 危険 性 に つ い て 適 切 な 判 定 を 下 す 必 要 が あ る 。 し た が っ て , そ の 実 施 体 制 とし て は , 地 方 防 災 会 議 だ け で な く , 学 識 経 験 者や 状 況 に 応 じ て 住 民 等 を も 含 め, ワ ー キ ン グ グ ル ープ , 各種 専 門 委 貝 会 を 設 け る な ど し て 十 分 な 審 査 機 能 や 連 絡 調整 機 能 を 持 たせ る こ とが 望 ま し りゝ。
また , 前 述 し た よ う に , 今 日, わが 国 の 地 域 社 会 を と り ま く状 況 は 目 ま ぐ る し く 変 化 し て お り, 土 地 利 用や 人口 密 度, 家 屋 の 密 集 状 況 の 変 化 , 国 土 保全 事 業 の 進 捗, 大 規 模 な 開 発 に 伴 う 地 盤 性 状 , 地 形 の 変 化 な ど に よ り , 新 た な 災 害 素 因 が 発 生 し た り , もし く は 災 害 防 止 事 業 に よ り 災 害 業 因 が 解 消 す る な ど , 災 害 危険 性 も刻 々 と変 化 し て い る 。し た が っ て ,
5年 〜10 年 ご と に 防 災 ア セ ス メ ン ト を 実 施 し , 常 に地 域 の 災害 危 険 性 に つ き 見 直 し を 行
1 ぺ1 1
表 1 災害 誘因, 災害 素因 等 の変化 と見 直し の方 法(例 )
災害 誘因、 災害 素因 等 チェ ッ クす べ き変化 見 直 し の 時 期 見 直 す べ き 項 目( 地域 ) 火 否
●2 因
震 新し い デー タや 詳し いデ ー タの蓄積 あ る O誘 因の 特性
(:。£、 誘 囚 の 特 性 の 変 化 いは 理論 の 発展に より、 誘 因の 特性の 再検 ○誘 因の 特性 に大 きな変 化 があ る場合 は、 関 連 4
中 豪; 1 を行 う必 要 が生 じた と き。 す る素 囚へ の影響 の程 度 を 見直す。
O自 然あ るい は 人工的 な原 因に より 大規模 〇地 盤性状
白 地 盤 地 盤 性 状 の 変 化 な土地 改変 があ った と き ○地 盤性状 の変 化に 伴っ て 影響 を受 け る 社会的 箭
( ○誘 因の 特性 に大 き な変 化があ った と き) 素 因や地 域 素 fa 因 〇地 形
゛ 地 形 地 形 の 変 化 同 上 〇地 形の 変化に 伴 って 影響 を受 け る 社会的 繁因 や地 域
害 人 口 人 口 ( 密 度 ) の 変 化
05 〜10年 を 見直し サ イ クルの目 途 とす る。
土 地 利 川 土 地 利 用 の 変 化 〇市 街化、 土地 利 用等 の変化 の速 い地 域、
帽
建 築 物 一 般 塁 ご ‰ ご ダ ): 昌イ 雪 な ぎ ゜ 尚 ¨
O左記 の 変化に 伴っ て 影響 を受 け る地 域
。 的 交 通 輸 送 施 設 道 路、 鉄 道 の 開 通、 廃 止 ( O誘 因の 特性 の変 化あ るい は自自 繁 ) 囚
因 に大 き な変 化があ った と き。
素 供 給 処 理 施 設 地下埋 設管 の 敷設状 況 の変化
因 防 災 施 設 防 災施 設の 新設 移転 廃止 O?1 とでツj ぶjリ ブフjまt 乱 乱jズV でtご
同 上
、 エ ネ ルギー 源の 変化、 交通手 〇災害 の要 囚 とな るものに 大 き な変化 があ 〇左記 の変 化に 伴っ て影 響 を受 け る 社会的 素 因 生 活 生 産 様 式
段 の変 化等 った とき。 や 地域
防 災ア セ スメント 手 法の 進歩 〇手 法に 大 き な進 歩があ った とき。 〇手 法に 関 係す る要 因 そ
プ O O ・ ‰
回 雌 い い
で 鱗ヨ 匹 白 子Tj レ
よ 昌 驚 ま 昌 ご 宋 自4
つ て い く 必 要 が あ る (表 1 )。
5 防災 アセ スメント の 実施と地域防 災計画 の見 直し
防 災アセス メントは,地 域防災 計画 の見直 しを的確 に進め るための 基礎とな る作業 であ り, その結果は 次のよ うな措 置に より地域防 災計 画におい て十分な 活用を図っ てい かなけ れば ならない。
氈@防 災アセ スメント によって得 られた地域 固有 の災害 危険 性に対し, い かなる基本方 針 に立って防 災対 策 を展開 する かという施策の 大 綱を住民 にわかりや すい形で明 らかにし,
住民の防 災意識の高揚 に役立 たせ る(防 災ビ ジョンの提示 )。
防 災 ア セ ス メン ト に よ り 得ら れた 結 果 を,災害予防 対策 計画, 災害 応急対策 計画 と 有機的に 関連づ け る。 とり わけ, 災害予防 対
策 計画におい ては,防 災ア セスメント の実施 に より明らか になっ た災害 危険 箇所に 対し,
防 災ビ ジョン に沿って 今後ど のよ うな事 業や 施 策に取り組 んでいこ うとす るのか を具体的 に示 す。
。 防 災アセ ス メントは 地方公 共団体の全 域 とい うマ クロのレベ ルだけで なく,集 落, 自 治 会, 学校区 などの地区レベ ルで も実 施する こ とが望 ましい が,こ うした地 区レベ ルで把 握 された災害 危険箇所 等を一覧 性の高い 形で 整 理する とともに,防 災関連施 設の所 在地等 の 重要な防 災情報 も併せ て掲載 した地区 別防 災カルテを 作成する。 地区別防 災カ ルテの 作 成 はきめ細か な地域防 災行政 を推 進す る上 で 重 要な資料 となるばか りで なく, これ を住民 に 公開す るこ とに より住民の防 災 意識の向 上 を図 るた め に 極め て 有益 な もの と 考 えら れ る。
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