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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論 文 題 名 Life Medical Promotion including infantile generation using Geographic Information System(GIS) of Emergency Survival Rate after Traffic Accidents and Administrative Prospects.

(交通事故後の救急救命率の年齢層別地図上解析と医療の終生振興に関 する行政的視点)

掲載雑誌 International Medical Journal 2018 年 10 月

専攻名 社会医学系法医学 氏名 福地麗 内容要旨

少子高齢化を課題とする日本では、小児と高齢者の交通政策と関連医療施 策を適切なものにすることが望まれる。交通事故後の救急医療体制には救 急医療資源の不足により、搬送時間の地域差が生じ、日本の3次救急体制 について地域格差がある。具体的な提言の可能性をめざして、日本の3つ の地方自治体で年齢層別の地図上解析を行った。

交通事故総合分析センター( Institute for Traffic Accident Research and Data Analysis:ITARDA)より抽出した 2006 年の福岡県・東京都・千 葉県の交通事故による年齢層別死者数・負傷者数・事故件数・死亡事故件 数と1都2県のそれらの市区町村別データを用い、交通事故後の救急救命 率を、救急救命事故率と救急救命負傷者率の2指標に分けて算出した。更 に、各市町村役場を交通事故現場に読み替え、各市町村役場から最寄の救 命救急 セン ター ま での最 短の 搬送 時 間及び 搬送 必要 距 離を算 出し、

Accessibility を示す 2 指標とした。

上記各データについて、1都2県の2次医療圏毎のデータの加重平均を求 め 、 各 2 次 医 療 圏 に お け る 有 意 差 を 一 元 配 置 分 散 分 析 と 多 重 比 較

(Scheffe,Bonferroni)を用い、SPSSver12.0 を用いて検討した

「交通事故現場から救命救急センターへの Accessibility が高いほど(搬 送必要時間或いは搬送距離が短いほど)交通事故後の救命救急率があがる」

を仮説として、救急救命率を従属変数とし、Accessibility(搬送必要時間 或いは搬送距離)を独立変数として、単回帰分析を施行し、傾き beta の絶 対値>0.5、p<0.05 を確認した。

都市性が最も小さい福岡県では Accessibility(搬送時間が長い)が低い と救命救急率が低く、都市性がやや高い千葉県では Accessibility(搬送 距離が長い)が低いと死亡事故の起こる割合が高く、都市傾向が最も高い

(2)

東京では Accessibility と救急救命率の間の回帰性は消失する。

小児層の交通事故後救急救命率が高い地域が広範であることは非都市性 の一つの指標であり、高齢者の交通事故後救急救命率が低い地域が広範で あることが都市性の一つの指標であることが示唆された。

前者の例は福岡県であり、後者の例は東京都である。

このように地域・都市性という空間を修飾する要素と年齢という時間を修 飾する要素を用いて、救命救急医療の生涯計略を行う政策提言基盤を提供 することは可能である。

参照

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