宮崎県の地震活動概況(2021 年3月)
令 和 3 年 4 月 1 3 日 宮 崎 地 方 気 象 台
【3月の地震活動概要】
3月に宮崎県内の震度観測点で震度1以上を観測した地震は7回(2月は3回)でした。
※2020 年4月 18 日から 10 月 23 日まで、及び 2021 年1月9日から3月7日まで、暫定的に震源精査の基準を変更しているため、これ らの前後の期間と比較して微小な地震での震源決定数の変化(増減)がみられることがあります。
本資料は、国立研究開発法人防災科学技術研究所、北海道大学、弘前大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、高知大学、
九州大学、鹿児島大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国土地理院、国立研究開発法人海洋研究開発機構、公益財団法人地震 予知総合研究振興会、青森県、東京都、静岡県、神奈川県温泉地学研究所及び気象庁のデータを用いて作成しています。
また、2016 年熊本地震合同観測グループのオンライン臨時観測点(河原、熊野座)、米国大学間地震学研究連合(IRIS)の観測点(台 北、玉峰、寧安橋、玉里、台東)のデータを用いて作成しています。
震央分布図(2021 年3月1日~31 日、M0.0 以上、深さ 200 ㎞以浅)
地震の規模(マグニチュードM)は記号の大きさで、震源の深さを記号と色で示しています。
宮崎県で震度1以上を観測した地震に吹き出しをつけています。
断面図(震央分布図の投影、深さ 200 ㎞以浅)
深さ
(km)
3日 日向灘を震源とする地震
3日 01 時 28 分に発生した M3.7 の地震(深さ 25km)により、宮崎市で震度1を観測しました(図 1)。
今回の地震の震源付近(図3領域b)は、日頃 から地震活動が見られる領域です(図4)。最近 では、2020 年 12 月 18 日に M3.8 の地震(深さ 26km、最大震度1)が発生し、宮崎市、美郷町、
国富町で震度1を観測しました。また、2019 年5 月 10 日には、M6.3 の地震(深さ 25km、最大震度 5弱)が発生し、県内では、宮崎市、都城市で震 度5弱を観測しました(図2~4)。
図1 震度分布図(観測点別、×:震央)
領域a
今回の地震
図2 震央分布図
(1997 年 10 月1日~2021 年3月 31 日、
深さ0~100km、M≧2.0)
※2021 年3月の地震を赤色で表示
図4 図3領域b内の地震活動経過図
図3 図2領域a内の断面図(A-B投影)
今回の地震
A B
A
B
領域b
宮崎県
今回の地震
10 日 鹿児島湾を震源とする地震
10 日 09 時 07 分に発生した M3.1 の地震(深さ 4km)により、鹿児島県の鹿児島市、霧島市で震 度2を観測したほか、鹿児島県、宮崎県で震度1 を観測しました。県内では、都城市で震度1を観 測しました(図5)。
今回の地震の震央付近(図6領域a)は、M2 以上の地震活動が時々見られる領域です(図7)。
最近では、2017 年5月 19 日に M2.8 の地震(深さ 8km、最大震度1)が発生し、県内では、都城市 で震度1を観測しました(図6~7)。
図5 震度分布図(観測点別、×:震央)
領域a
今回の地震
図6 震央分布図
(1997 年 10 月1日~2021 年3月 31 日、
深さ0~20km、M≧1.0)
※2021 年3月の地震を赤色で表示
図7 図6領域a内の地震活動経過図 今回の地震 宮崎県
鹿児島県
10 日 宮崎県北部平野部を震源とする地震
10 日 17 時 40 分に発生した M2.9 の地震(深さ 12km)により、大分県豊後大野市、宮崎県延岡市 で震度1を観測しました(図8)。
今回の地震の震央付近(図9領域a)は、M2 以上の地震活動が時々見られる領域です(図 10)。
直近では、2019 年3月4日に M3.0 の地震(深さ 11km、最大震度1)が発生し、延岡市で震度1を 観測しました。また、2018 年3月 29 日には M3.1 の地震(深さ 16km、最大震度1)が発生し、延岡 市、都農町で震度1を観測しました。(図9~10)。
図8 震度分布図(観測点別、×:震央)
領域a
今回の地震
図9 震央分布図
(1997 年 10 月1日~2021 年3月 31 日、
深さ0~20km、M≧1.0)
※2021 年3月の地震を赤色で表示
図 10 図9領域a内の地震活動経過図 今回の地震 宮崎県
大分県
14 日、20 日 熊本県熊本地方を震源とする地震
14 日 09 時 22 分に熊本県熊本地方で発生した M4.4 の地震(深さ 11km)により、熊本県の熊本市、
宇城市、宇土市などで震度4を観測したほか、九州地方と高知県で震度3~1を観測しました。県内 では、美郷町、椎葉村で震度3を観測したほか、宮崎市、西都市、延岡市などで震度2~1を観測し ました(図 11)。
20 日 01 時 50 分に発生した M4.0 の地震(深さ 14km)により、熊本県上天草市で震度3を観測した ほか、熊本県、長崎県、福岡県、鹿児島県、宮崎県で震度2~1を観測しました。県内では、西都市 で震度2を観測しました(図 12)。
これらの地震の震央付近(図 13 領域a)では、2021 年2月1日に M4.0 の地震(深さ 14km、最大 震度2)が発生し、県内では、宮崎市で震度2を観測しています(図 13~14)。
鹿児島県 熊本県
長崎県
福岡県 佐賀県
図 11 震度分布図 14 日 09 時 22 分、M4.4
(左:地域別、右:観測点別、×:震央)
宮崎県
鹿児島県 熊本県
長崎県
福岡県
図 12 震度分布図 20 日 01 時 50 分、M4.0
(左:地域別、右:観測点別、×:震央)
宮崎県 大分県
高知県
領域a
図 13 震央分布図
(1997 年 10 月1日~2021 年3月 31 日 深さ 0~20km、M≧2.0)
※1997 年 10 月1日からの地震を薄青色で、
2016 年4月 14 日からの地震を灰色で、 2021 年3月の地震を赤色で表示
図中の茶色の線は地震調査研究推進本部の 長期評価による活断層を示す
今回の地震
図 14 図 13 領域a内の地震活動経過図 および回数積算図
上段:1997 年 10 月 1 日~2021 年3月 31 日 下段:2016 年4月 14 日~2021 年3月 31 日
今回の地震 今回の地震
今回の地震
27 日 日向灘を震源とする地震
27 日 22 時 56 分に発生した M3.6 の地震(深さ 27km)により、西都市で震度2を観測したほか、
宮崎市、高鍋町、川南町で震度1を観測しました
(図 15)。
今回の地震の震源付近(図 17 領域b)は、日頃 から地震活動が見られる領域です(図 18)。最近 では、2021 年2月 17 日に M3.6 の地震(深さ 22km、
最大震度1)が発生し、美郷町で震度1を観測し ました。また、2019 年 11 月 22 日には、M5.2 の 地震(深さ 24km、最大震度3)が発生し、県内で は、宮崎市、日南市、川南町などで震度3を観測 しました(図 16~18)。
図 15 震度分布図(観測点別、×:震央)
領域a
今回の地震
図 16 震央分布図
(1997 年 10 月1日~2021 年3月 31 日、
深さ0~100km、M≧2.0)
※2021 年3月の地震を赤色で表示
図 18 図 17 領域b内の地震活動経過図
図 17 図 16 領域a内の断面図(A-B投影)
今回の地震
A B
A
B
領域b
宮崎県
今回の地震
28 日 日向灘を震源とする地震
28 日 08 時 48 分に発生した M3.3 の地震(深さ 38km)により、宮崎市、西都市、小林市、高千穂 町で震度1を観測しました(図 19)。
今回の地震の震源付近(図 21 領域b)は、日頃 から地震活動が見られる領域です(図 22)。最近 では、2021 年1月 25 日に M3.3 の地震(深さ 40km、
最大震度1)が発生し、宮崎市、川南町、美郷町 で震度1を観測しました。また、2020 年5月 13 日には、M3.8 の地震(深さ 39km、最大震度2)が 発生し、県内では、宮崎市、西都市、川南町、高 鍋町で震度2を観測しました(図 20~22)。
図 19 震度分布図(観測点別、×:震央)
領域a
今回の地震
図 20 震央分布図
(1997 年 10 月1日~2021 年3月 31 日、
深さ0~100km、M≧2.0)
※2021 年3月の地震を赤色で表示
図 22 図 21 領域b内の地震活動経過図
図 21 図 20 領域a内の断面図(A-B投影)
今回の地震
A B
A
B
領域b
宮崎県
今回の地震
宮崎県内で震度1以上を観測した地震の表(3月1日~31 日)
震源時(年月日時分) 震央地名 緯度 経度 深さ マグニチュード 各地の震度
2021 年 03 月 03 日 01 時 28 分 日向灘 31 ゚ 44.4' N 131 ゚ 52.6' E 25km M3.7 震度 1 : 宮崎市松橋*
2021 年 03 月 10 日 09 時 07 分 鹿児島湾 31 ゚ 39.6' N 130 ゚ 46.1' E 4km M3.1 震度 1 : 都城市菖蒲原,都城市姫城町*
2021 年 03 月 10 日 17 時 40 分 宮崎県北部平野部 32 ゚ 39.1' N 131 ゚ 37.7' E 12km M2.9 震度 1 : 延岡市北川町川内名白石*,延岡市北方町卯*,延岡市北川町総合支所*
2021 年 03 月 14 日 09 時 22 分 熊本県熊本地方 32 ゚ 38.6' N 130 ゚ 42.6' E 11km M4.4 震度 3 : 椎葉村総合運動公園*,宮崎美郷町田代*
震度 2 : 延岡市北川町川内名白石*,延岡市北方町卯*,西都市上の宮*,西都市聖陵町*
高鍋町上江*,川南町川南*,椎葉村下福良*,高千穂町三田井,高千穂町寺迫*
宮崎市霧島,宮崎市橘通東*,国富町本庄*
震度 1 : 延岡市北方町未,延岡市天神小路,延岡市北川町総合支所*,延岡市北浦町古江*
日向市大王谷運動公園,日向市東郷町山陰*,新富町上富田,宮崎都農町川北 宮崎都農町役場*,門川町本町*,木城町高城*,西米良村板谷*,西米良村村所*
諸塚村家代*,日之影町岩井川*,五ヶ瀬町三ヶ所*,宮崎美郷町宇納間*
宮崎美郷町神門*,宮崎市松橋*,宮崎市田野町体育館*,宮崎市高岡町内山*
綾町南俣健康センター*,都城市菖蒲原,都城市姫城町*,都城市高崎町大牟田*
都城市北原*,小林市真方,小林市役所*,小林市中原*,小林市野尻町東麓*
えびの市加久藤*,高原町西麓*
2021 年 03 月 20 日 01 時 50 分 熊本県熊本地方 32 ゚ 29.9' N 130 ゚ 34.5' E 14km M4.0 震度 2 : 西都市上の宮*
震度 1 : 延岡市北川町川内名白石*,延岡市北方町卯*,川南町川南*,宮崎都農町役場*
椎葉村総合運動公園*,椎葉村下福良*,高千穂町三田井,高千穂町寺迫*
日之影町岩井川*,宮崎市田野町体育館*,宮崎市高岡町内山*,国富町本庄*
綾町南俣健康センター*,小林市真方,小林市中原*,小林市野尻町東麓*
えびの市加久藤*
2021 年 03 月 27 日 22 時 56 分 日向灘 32 ゚ 01.9' N 131 ゚ 51.8' E 27km M3.6 震度 2 : 西都市上の宮*
震度 1 : 西都市聖陵町*,高鍋町上江*,川南町川南*,宮崎市霧島,宮崎市松橋*
2021 年 03 月 28 日 08 時 48 分 日向灘 31 ゚ 58.1' N 131 ゚ 35.9' E 38km M3.3 震度 1 : 西都市上の宮*,高千穂町三田井,宮崎市霧島,宮崎市松橋*,小林市真方
小林市野尻町東麓*
(注1) 使用した震源要素等は暫定値であり、後日修正することがあります。
*は地方公共団体または、国立研究開発法人防災科学技術研究所の観測点です。
宮崎地方気象台
気象庁作成
「平成 28 年(2016 年)熊本地震」から5年
甚大な被害が発生した「平成 28 年(2016 年)熊本地震」から間もなく5年を迎えま す。今回は熊本地震を振り返り、現在までの地震活動の概要とこの間行われてきている 主な取組みについて紹介します。
● 熊本地震とその特徴
2016 年4月 14 日 21 時 26 分に、熊本県熊本地方で M6.5 の地震が発生し、熊本県益 城町で震度7を観測しました。また、約 28 時間後の同年4月 16 日 01 時 25 分に M7.3 の地震(熊本地震で最大規模)が発生し、熊本県の益城町、西原村で震度7を観測し ました。最大震度7の地震がほぼ同じ場所で立て続けに発生したのは気象庁の震度観 測史上初めてで、政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会(以下、地震本部)が 長期評価の対象としていた活断層(布田川断層帯・日奈久断層帯)が活動したと評価 されています。そして、大分県から熊本県にかけての広い範囲で地震活動が活発化し ました(次項参照)。
また、熊本地震により、熊本県で死者 273 人、大分県で死者3人などの被害が生じ ました(熊本県は 2021 年3月 12 日現在、熊本県による、その他は平成 31 年4月 12 日現在、総務省消防庁 による)。震源域付近に建物被害や土砂崩れ等の被害が集中し たほか、ライフラインや農業関係にも大きな被害が生じました。さらに地震活動が続 いたことで避難生活も長期化し、復旧・復興は現在も続けられています。
● 5年間の地震活動
熊本地震では、熊本県から大分県にかけて地震活動が活発となり、最大震度1以上を 観測した地震が 2021 年3月 31 日までに 4,755 回発生しました(表1)。特に最初の約 半年間に最大震度5強以上の地震が 12 回発生するなど、大きな揺れを伴う地震が多数 発生しました。
次ページに熊本地震発生前からの地震活動の状況を示しています(図1~3参照)。
熊本地震の活動域における地震活動は、全体としては年々低下してきています。熊本 地震発生前の状況に近づきつつありますが、熊本県熊本地方(領域A)ではまだ地震が 多い状態です。また、阿蘇地方(領域B)と大分県中部(領域C)における地震活動 は、現在は低下しています。
※2016 年は4月 14 日 21 時以降、2021 年は3月 31 日 24 時まで
表1 震度1以上の震度別年別地震回数表
宮崎地方気象台
気象庁作成 図1 震央分布図
(2011 年1月1日~2021 年3月 31 日、深さ0~20km、M≧2.0)
2011 年 1 月以降の地震を空色、2016 年 4 月 14 日 21 時以降の地震を黒色、
2021 年 1 月以降の地震を赤色で表示
図中の青・緑・茶色の各線は、地震調査研究推進本部の長期評価による活断層を 示しています。
図3 震央分布図の各領域における 地震活動経過図および回数積算図 領域
a
図2 震央分布図領域a内の時空間分布図(X-Y投影)
領域C
領域B
領域A
日奈久断層帯
布田川断層帯
ひ な ぐ
ふたがわ
領域C 領域B 領域A
※2016 年4月 16 日 01 時 25 分に発生した M5.7 の地震は、M7.3 の地震の発生直後に 発生したものであり、M の値は参考値で す。また、震度は M7.3 の地震によるもの と分離することができませんでした。
X
Y
X
Y
領域a:大分県から熊本県にかけての領域 領域A:熊本県熊本地方の領域
領域B:熊本県阿蘇地方の領域 領域C:大分県中部の領域
解 説 資 料 宮崎地方気象台
気象庁作成
● 熊本地震を受けた主な取組
熊本地震を踏まえ、大きな地震が発生した後の地震活動の見通しに関する伝え方の 見直しや、活断層の重点的な調査の実施などの取組が行われてきました。
(1)大地震の見通し
気象庁は、政府の地震本部が 1998 年(平成 10 年)にとりまとめた報告書「余震の確 率評価手法について」に基づき、大きな地震が発生した後の余震活動の見通しとして余 震確率を発表してきました。しかし、熊本地震において、この余震の確率評価手法が適 用できない事象が発生し、さらに余震という言葉がこれ以上大きな地震が起きないと受 け取られたことなどから、地震本部は、余震の確率評価手法の改良のほか、大地震後に おける地震活動の見通しや防災上の呼びかけ等の方針を検討し、報告書「大地震後の地 震活動の見通しに関する情報のあり方」としてとりまとめ公表(以下 URL)しました。
https://www.jishin.go.jp/reports/research_report/yosoku_info/ (二次元バーコード①)
大地震後の地震活動の見通しと防災上の呼びかけのポイントは以下のとおりです。
・地震発生直後は、最初の地震と同程度の地震への注意を呼びかけることを基本とし、地域特 性に応じた注意喚起を行う。
・周辺に活断層等がある場合は、地震本部の長期評価結果等に基づいた呼びかけを行う。
・地震発生から1週間程度以降は、余震確率に基づく数値的な見通しを付加して発表する。
現在、気象庁は、大きな地震(最大震度5弱以上)が発生した場合に公表する報道発 表資料の中で、本報告書に基づき大地震後の地震活動の見通しを防災上の留意事項とし て発表しています(以下 URL) 。
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/aftershocks/index_whats_aftershock.html
(二次元バーコード②)
(2)活断層調査
地震本部では、2016~2018(平成 28~30)年度に布田川断層帯・日奈久断層帯の総合 的な活断層調査を実施しました。この調査で実施されたトレンチ調査等により、活動区 間(セグメント)や過去に発生した地震の時期等で新たな知見が得られており、これら は今後、活断層の長期評価の改訂に用いられ、国や県などの防災機関や住民の方々の防 災対策を推進するために役立てられます。
なお、この調査の報告は、地震本部 HP(以下 URL)に詳しくまとめられています。
https://www.jishin.go.jp/database/project_report/kumamoto_sogochousa/kumamoto_sogochousa-h28-h30/
(二次元バーコード③)
● この機会に備えの再点検を
日本に住んでいる限り、「いつでも、どこでも、だれでも」地震に遭遇してもおかし くありません。また、九州地方では、熊本地震だけでなく 1889 年の熊本の地震や 1997 年の鹿児島県薩摩地方の地震など、M6.0 程度以上の地震の発生後、数年のうちに同規模 程度の地震が発生した複数の事例があることについても留意が必要です。
この機会に、気象庁の発表する地震津波関係情報や地震に対する日頃からの備えにつ いて再確認を行ってみてはいかがでしょうか。
二次元バーコード① 二次元バーコード② 二次元バーコード③