平成29年3月25日 授業力アップわくわく学習会in米子
算数授業のユニバーサルデザイン
愛知教育大学名誉教授 志水 廣
「数図ブロック」でわくわくを
探してみよう
面白さの視点
和、差、積、商、増加、減少、固まり、
移動、空いた所に着目、5+□で構成
教科書の図を算数的に分析すると
• 多様な見方がある。
• この多様な見方を認めていくのが、ユニバー サルデザインを考える前提である。
• 2014.3 現在10刷
• ベストセラー
• 算数の指導の基盤 →スモールステップ →環境整備
• ユニバーサルデザインの 考え方
→授業のユニバーサ ルデザイン化
→かかわり方(応用行 動分析)
2016.10
算数部門第1位
小学校部門第2位 総合 第3位
2刷り
算数の授業づくり
・わかる・できる ・身に付く ・そろえる ・よりそう
本講演の目標
1.ユニバーサルデザイン 考える視点をもつこと
2.算数授業の見方・考え方 3.授業全般な手立て
空気を変えるための手立て
・話を変える
・頭をなでる
・テンポ良く話す
・体を動かす
・音楽をかける
(歌をうたう)
・筆記用具をかえる
・場所を変える
・教科をかえる
・興味をあうものにする
・深呼吸させる
・新しい問題を解かせる
・先生ががんばらない
・子どもを困らせる
特別な配慮
• その子の落ち着くことは何か・・・行動を探す
• 例えば、
• 読書が好き
• 迷路をかくのが好き
• 気分を変えさせる
子どもがパニックしたとき どうすればよいのか
□子どもがパニックしたとき
・当面の対応
・地道な授業改善
・責任追及よりも原因解明
「授業」という場
• 教材という文化財を伝えつつ
「知」と「心」の変容をもたらす。
頭・心の中に形成
•
教師 子ども
教材
「価値」(面白い)
(知識・技能・考え方・態度)
子どもが「わかる」ように仕掛ける
「知」と「心」の変容をもたらす。
•
教師 子ども
伝える:音声言語 分かりやすい言葉 簡単・明瞭
記述言語 文字、図、イラスト
「わかる」ために
• 目・・・視覚
• 耳・・・聴覚
• 口・・・話す
• 手・・・操作
• 体・・・動作、表情
「心」の動き
脳の中身:外化の大切さ
ユニバーサルデザイン
• わかりやすい
• できるようになる
• スモールステップ
• 視覚化 焦点化 共有化
• 繰り返す----
• そろえる化
• つなげる化
• 実感化
確認と見届け
45分間で終わる
一 般 的 手 だ て
算 数 的 手 だて
授業のユニバーサルデザイン研究会が 提起している主な3つの視点
• 焦点化・・・授業における学習内容の本質を見極め、
その一点に集中させる。
• 視覚化・・・抽象的なもの、見えないものを見える化する。
(手順、時間、発言など)
• 共有化・・・お互いの考えを伝えあったり確認し合ったりする。
観点 わかる → できる → 身に付く
• 活用力
• 授業で困らない力
• 基礎問題 すらすら解ける力
思考力・判断力・表現力
授業で困らない力とは、
• 算数の授業中に出てくる計算、
量、図形の知識が必要なときに 記憶から取り出せる力
• すらすら力
• 基礎問題がベース
• 計算問題、量、図形の基礎問題
• 音声計算
問題を解くだけでもわくわくする
ユニバーサルデザインとは何か?
ユニバーサルデザイン(Universal Design:UD)は、
ノースカロライナ大学のロナルド・メイス
(RonaldMace)が文化、言語、国籍の違い、年齢や
性別の違い、障害・能力のあるなしを問わず、誰で も利用することができる施設、製品、情報の設計 の配慮として提唱した概念です。ユニバーサル
(Universal)とは、普遍的な、あまねくという意味の
英語です。
授業に置き換えると、どの子も分かりやすく、適切 な環境で学習できる教師の配慮や工夫といえます。
算数科で何が目標なのか
• ユニバーサルデザイン
• 主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニ ング)
• 算数を「分かる」「できる」「身に付く」子ども
• 算数が面白い
• 解決できて面白い、算数を創造できて面白い。
志水メソッド
• 基礎の計算力
• 基礎の問題解決力
• 授業中の問題解決力
問題把握・見通しをもつために
・自力解決するために
・解決方法の定着
• 音声計算
• 10分間プリント 習熟・
予習・発展
①ヒント包含法
②○付け法(机間指導)
③意味付け復唱法
④適用問題定着(フラッ シュカード)
即時のキャッチ
&リスポンス
どんな板書が考えられるか
• 板書を配布
どこにユニバーサルデザインとしての
配慮があるのか
板書からみるユニバーサルデザイン
板書からみるユニバーサルデザイン
場面の 挿絵
問題文
式
計算の答え、
問題の答え
本時の めあて
ユニボくん
問題1番 問題2番
計算の仕 方
練習 問題
まとめ
わかる → わかりやすいために
視覚化 焦点化 共有化
• 算数の授業では、
• 何を
• どのように
• なぜ
• いつ
• 視覚化 焦点化 共有 化するのか
• 算数の特性・授業の展開
では、なぜ板書に算数の問題が必要
なのか
では、なぜ問題が黒板にあるとよいの
か
現場の悩み
•
どの子にも学力を保証したい!!
•
そのためには、
•
観点① わかる
→できる
→身に付く
•
観点② 授業力
子ども 教師 学校 のUD化
「わかる・できる」ために
• 算数の要素 • 授業の要素
36+4=40を 百玉そろばんで
確かめてみよう。
ほんと40になった!
仕掛け
仕掛けA:百玉そろばんで確かめる→実感した
仕掛けB:35+5、32+8、43+7・・・→他に もあるなあ。 他の例の存在、驚き
仕掛けC:何十となるたし算を見つけたい。・・・
→他のたし算も見つけたい。心が燃える。
多様性と同一性
• 計算上でも 40。論理上でも40。
• 百玉そろばんでも 40。実感として。
•
ちょっきり40になる。
• 同じ答えになる。
練習問題をする面白さは
観点 わかる → できる → 身に付く
• 活用力
• 授業で困らない力
• 基礎問題
思考力・判断力・表現力
授業で困らない力とは、
• 算数の授業中に出てくる計算、
量、図形の知識が必要なときに 記憶から取り出せる力
• すらすら力
• 基礎問題がベース
• 計算問題、量、図形の基礎問題
• 音声計算
問題を解くだけでもわくわくする
本時の展開の視覚化
視覚化すると45分間で終わる
本時の展開を
告知すると
どんなことが
よいのだろうか
授業予定を表示するとよいこと
• 流れが分かるので児童の取りかかりが早くなる
• 児童が展開をイメージできる
• 児童が安心して取り組める
• 教師もイメージできて安心できる
• 聴くことが苦手には視覚的に見せることができる
• 授業前に組み立てることができる。準備ができる
• 毎回、同じ流れなので安心できる
• 教師の意識 意志 まとめまでしっかりやるんだ
• 見通しがもてる。何もないよりよい。