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Academic year: 2021

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(1)

家庭や地域でもっと

運動をするようになる

条件整備

部活動の充実

体育・保健体育の

授業の充実

幼少期の

多様な運動経験

生涯にわたって

運動やスポーツを

しようとする意欲

テーマ

1

テーマ

2

テーマ

3

テーマ

4

テーマ

5

分析結果のまとめ 50 事例報告のまとめ 54 事例 10  熊本県御船町立御船小学校 56 事例 11 新潟県阿賀野市立笹神中学校 58 事例 12 宮崎県小林市立野尻中学校 60 分析結果のまとめ 64 事例報告のまとめ 68 事例 13  茨城県利根町立布川小学校 70 事例 14 熊本県熊本市立向山小学校 72 事例 15 茨城県城里町立桂中学校 74 事例 16 鹿児島県奄美市立名瀬中学校 76 分析結果のまとめ 34 事例報告のまとめ 38 事例 6  千葉県習志野市立津田沼小学校 40 事例 7 東京都港区立港南小学校 42 事例 8 茨城県日立市立河原子中学校 44 事例 9 埼玉県三郷市立彦糸中学校 46 分析結果のまとめ 20 事例報告のまとめ 24 事例 3  東京都文京区立林町小学校 26 事例 4 兵庫県姫路市立別所小学校 28 事例 5 秋田県大館市立第二中学校 30 分析結果のまとめ 8 事例報告のまとめ 12 事例 1  北海道標津町教育委員会 14 事例 2 島根県雲南市教育委員会 16

分析結果と

取組事例

(2)

小学校入学前の体を動かす遊びの経験と

体力総合評価

(小学校女子) 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0  有効回答数 いろいろな内容 360,468 いつも同じ内容 93,735 行っていなかった 31,383  小学校5年生女子で、入学前にどのように体 を動かす遊びをしていたか(「いつも同じ内容」 「いろいろな内容」「行っていなかった」)への 回答別に、体力総合評価のA及びBの割合の 合計(A+B率)を比較した(→p.135児童)。 行っていなかった 行っていた (いろいろな内容)   (いつも同じ内容) 小学校入学前の体を動かす遊び 体力総合評価 A+B率 (%) 小学校女子全体

39.7

23.1

  ポイント

 小学校5年生女子の体力総合評価のA+B率は、小学校入学前に体を動かす遊びを行っていた中でも「い ろいろな内容」の群で42.8%と最も高く、「いつも同じ内容」の群よりも7.7ポイント、体を動かす遊び を「行っていなかった」群よりも23.1ポイント高かった。  男子でも同様の傾向がみられた。   C D

(3)

学校入学前から運動が好きで あった児童の多くは、小学生 になっても運動が好きである傾向は、 昨年度の分析からもうかがえた。ま た、小学校入学前から運動が好きな 児童は、きらいだった児童に比べ、 運動時間が長く、体力合計点も高い  児童生徒の運動能力や運動時間、運動やスポーツに対する意欲や関心、 体を動かすことへの親しみは、幼少期の運動習慣や意識とどのように関係 しているだろうか。また、同じ内容の運動に取り組むことと、いろいろな 内容の運動に触れることには、何か違いがあるだろうか。幼少期の多様な 運動経験の影響という観点から、集計結果をみた。

幼少期の

多様な

運動経験

傾向がみられた。 同様に、小学校入学前にいろい ろな内容の運動を行った児童は、い つも同じ内容の運動を行った児童や、 運動を行っていなかった児童に比べ、 運動時間が長く、体力合計点も高い 傾向がみられた。 事例では、児童で継続できる運 動プログラムの実施や、小学校入学 前の幼児を対象とした体力測定会に あわせた運動体験会の開催など、幼 児への働きかけの推進で成果を上げ ている自治体の取組を紹介する。

テーマ

1

(4)

小学校入学前の多様な運動経験と

現在の運動習慣、体力・運動能力

これらの運動経験は、その後の児 童の意識や運動習慣、体力・運動能 力等にどのような影響を与えるのだ ろうか。ここでは、小学校入学前の 運動経験別に、現在(小学校5年時) の状況を比較して考えてみたい。 まず、小学校入学前にどのように 体を動かす遊びをしていたかの回答 別に、1週間の総運動時間を比較し た。「いろいろな内容」と回答した 児 童 は、男 子 で635.7分、女 子 で 370.1分と最も長く、次いで男女と もに「いつも同じ内容」と回答した 児 童 が、男 子 で598.6分、女 子 で 311.9分であった。これに対して、「体 を動かす遊びは行っていなかった」 と回答した児童が、男子で358.1分、 女子で211.4分と大きく下回ってい た(図1-2)。 また、同様に体力合計点との関連 では、「いろいろな内容」と答えた 児童の体力合計点は男子で54.6点、 女子で55.7点と最も高く、次いで「い つも同じ内容」と回答した男子で 53.8点、女子で54.1点であった。こ れに対して、「体を動かす遊びは行っ ていなかった」と回答した児童が、 男子で47.6点、女子で49.9点と全国 平均を大きく下回っていた(図1-3)

小学校入学前の運動の状況

―8割以上が多くの運動経験あり― 児童に小学校入学前の運動経験の 多少を尋ねた結果、幼稚園、保育所 に通っていた男女ともに、約85%の 児童が「多かった」と回答した。誰 とするかについて、「家の人と」「地 域の子供たちと」体を動かす遊びを することが多かったと回答した児童 は、男女ともに約60 %であった (→p.134 児童-1,-2,-3)。一人遊 びや家の人以外の大人、あるいは地 域以外の子供たちなどと、体を動か す遊びをしていたことも考えられる。 また、体を動かす遊びの内容を尋 ねた結果では、「いろいろな内容」 と回答した児童が、男子で65.4%、 女子で74.0%と大半を占めた。「い つも同じ内容」と回答した児童は、 男子で27.7%、女子で19.4%であっ た。ここで、「体を動かす遊びは行っ ていなかった」と回答した児童が男 女ともに約7%みられたことから、 前述の体を動かす遊びの多少に対す る回答と照らし合わせると、体を動 かす遊びが「少なかった」と回答し た児童の約半数が、実際には体を動 かす遊びをしていなかったことにな る(図1-1)。 [図1-1] 小学校入学前の体を動かす遊び(児童-1・) [図1-2]  小学校入学前の体を動かす遊びの内容と 現在の1週間の総運動時間との関連(児童)    [図1-3]  小学校入学前の体を動かす遊びの内容と 現在の体力合計点との関連(児童) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 体を動かす遊び 保育園 幼稚園 多かった:84.7 少なかった:15.3 多かった:82.1 少なかった:17.9 いつも同じ内容:27.7 いろいろな内容:65.4 行っていなかった:6.9 (%) 頻度 内容 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 体を動かす遊び 保育園 幼稚園 多かった:85.6 少なかった:14.4 多かった:84.0 少なかった:16.0 いつも同じ内容:19.4 いろいろな内容:74.0 行っていなかった:6.6 (%) 頻度 内容 ●女子 ●女子 ●女子 ●男子 ●男子 ●男子 40 45 50 55 60 行っていなかった いろいろな内容 いつも同じ内容 47.6 全国平均 (点) 53.8 54.6点 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 行っていなかった いろいろな内容 いつも同じ内容 (分) 598.6 358.1 635.7分 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 行っていなかった いろいろな内容 いつも同じ内容 (分) 311.9 211.4 370.1分 40 45 50 55 60 行っていなかった いろいろな内容 いつも同じ内容 49.9 全国平均 (点) 54.1 55.7点 C D C D LOOK LOOK …………

幼少期の多様な運動経験

分析結果のまとめ

1

テーマ

幼少期の運動経験が

体力・運動能力に及ぼす効果

(5)

小学校入学前の体を動かす遊びの

好き・きらいと現在の運動習慣

小学校入学前に体を動かす遊びが 好きだったかについては、「好きだっ た」「やや好きだった」と回答した 児童が、男子で89.9%、女子で86.7% といずれも高かった(図1-4)。 小学校入学前の体を動かす遊びの 好き・きらいと、現在の1週間の総 運動時間との関連をみると、1週間 に420分以上の運動を行っている男 子の割合は、「好きだった」と回答 した児童では64.8%、「きらいだっ た」と回答した児童では35.0%であ り、その割合は、2倍程度の違いが ある。女子も同様の状況がみられる が、「好きだった」場合が36.9%、「き らいだった」場合が17.5%と、それ ぞれ男子の約半数であった(図1-5)。 また、現在、運動やスポーツをす ることが好きかについて、「ややき らい」「きらい」と回答した児童に その理由をたずねたところ、「小学 校入学前から体を動かすことが苦手 だったから」との理由が男子50.0%、 女子59.9%と最も高かった(図1-6)。 以上のことから、男女ともに、幼 少期の運動経験や好き・きらいがそ の後の運動習慣や体力・運動能力に 大きな影響を与えていることがうか がえる。また、単一の運動よりも、様々 な運動を経験することが、より良い 効果をもたらすことも期待できる結 果が得られた。幼少期に多様な運動 やスポーツに親しみ、運動をする意 欲を高めていく取組が重要である。 [図1-4] 小学校入学前と現在の運動に対する意識の比較(児童・) [図1-5] 小学校入学前の運動に対する意識と現在の1週間の総運動時間との関連(児童) [図1-6] 運動やスポーツが「ややきらい」「きらい」と回答した児童の、運動がきらいになったきっかけ(児童-2) (%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 現在 入学前 やや好き ややきらい きらい 好き 69.7 20.2 6.1 74.5 19.7 1.7 4.0 4.1 89.9% 1分以上~60分未満 60分以上~420分未満 420分以上 (%) 0分 0 20 40 60 80 100 きらい ややきらい やや好き 好き 4.5 50.0 5.6 40.0 8.0 51.4 1.6 33.0 7.6 7.7 46.3 35.0 10.9 31.6 64.8 2.1 0 20 40 60 80 100 先生や親にしかられたから 小学校の授業以外の場でうまくできなかったから 友達の前ではずかしい・冷やかされることがあったから 小学校の授業でうまくできなかったから その他 小学校入学前から体を動かすことが苦手だったから (%) 女子 男子 50.0 59.9 24.6 33.9 27.9 18.2 16.1 17.9 12.6 10.1 4.3 2.3 (%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 現在 入学前 やや好き ややきらい きらい 好き 61.7 25.0 8.5 55.1 32.5 9.3 3.1 4.9 86.7% 1分以上~60分未満 60分以上~420分未満 420分以上 (%) 0分 0 20 40 60 80 100 きらい ややきらい やや好き 好き 6.2 21.4 61.2 11.2 13.9 59.3 3.2 17.5 9.2 14.7 54.1 17.5 13.7 54.0 36.9 5.9 ●女子 ●女子 ●男子 ●男子 C D LOOK …………

幼少期の多様な運動経験

分析結果のまとめ

(6)

学校における

低学年からの取組

学校の新体力テストの実施状況を みてみよう。これまでの実施期間は、 小・中学校ともに80%以上の学校が 「6年以上」継続して実施していると 回答した。また、本調査対象学年以 外の学年でも、60 〜 80%の割合で 実施されていることがわかった (→p.177 学校㉒,㉒-3)。 また、小学校において本調査の対 象である5年生のみで実施している学 校は19.2%であった。それ以外の実 施学年の内訳をみると、6年生を含め た高学年(5・6年)でのみ実施して いる学校が23.3%、全学年で実施し ている学校が64.5%、その他の学年 の組み合わせで実施している学校が 12.2%であった(図1-7)。これらの実 施学年の内訳別に、学校の体力合計 点の平均、体力総合評価の割合、1 週間の総運動時間の60分未満率・420 分以上率を比較したところ、「高学年 のみ実施」している学校が最も低く、 次いで「その他」の学校、「全学年で 実施」している学校で最も良い結果 が得られた(表1-1,図1-8)。さらに、「そ の他」の学校の中でも、低学年(1・ 2年)から実施している学校の方が、 より良い結果が得られている。 これらのことから、児童の体力・ 運動能力について早期から実態を把 握することの大切さがうかがえ、指 導の改善や取組の工夫につなげるこ とが期待される。 [図1-8] 小学校の新体力テスト実施学年の組み合わせと体力総合評価A+B率との関連(学校-3) 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 その他 全学年で実施 高学年(5・6年) (%) 39.5 38.0 34.9 34.9 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 その他 全学年で実施 高学年(5・6年) (%) 45.3 43.2 39.5 39.5 [図1-7] 小学校の新体力テスト実施学年の 組み合わせ(学校-3) 全学年で実施 64.5% その他 12.2% 高学年(5・6年)のみ実施 23.3% ●小学校 ●男子 ●女子 [表1-1] 小学校の新体力テスト実施学年別体力・運動時間 ●小学校 全体 高 学 年( 5 ・ 6 年 ) のみ実施 全学年で実施 その他 有効回答件数 20,650 4,814 13,325 2,511 回答比率 100.0% 23.3% 64.5% 12.2% < 平均値 > 体力合計点 男子 54.25 53.4 54.6 54.0 体力合計点 女子 55.79 54.8 56.1 55.7 総合評価 AB 率 男子 38.32 34.9 39.5 38.0 総合評価 AB 率 女子 43.78 39.5 45.3 43.2 総合評価 DE 率 男子 28.06 31.3 26.9 28.6 総合評価 DE 率 女子 22.87 26.4 21.5 24.1 総合評価 AB 率 -DE 率 男子 10.26 3.7 12.6 9.4 総合評価 AB 率 -DE 率 女子 20.90 13.1 23.8 19.2 総運動時間 60 分未満率 男子 6.24 7.3 5.8 6.7 総運動時間 60 分未満率 女子 12.80 13.7 12.4 13.4 総運動時間 420 分以上率 男子 56.58 55.2 57.2 55.6 総運動時間 420 分以上率 女子 31.91 30.9 32.3 31.7 ※ 学校ごとに児童生徒の回答を集計し、得られた値(平均または回答比率)をもとに算 出している。 …………

幼少期の多様な運動経験

分析結果のまとめ

1

テーマ

幼少期の運動経験を支える取組

(7)

 文部科学省の調査では、体力の向上への基礎づく りを行った実践園と行わなかった協力園を卒園した 児童を追跡し、卒園後(小学1年生)の運動の頻度 や運動部の活動・スポーツクラブへの加入率及び新 体力テストの結果を調べた結果、幼児期によく体を 動かして遊ぶ経験をした子供は、その後も活動的な 傾向にあることがわかった。  子供の体力・運動能力は、活発に体を動かして遊 ぶ習慣や規則正しい生活習慣の影響が積み重ねられ て徐々に向上する。生涯にわたる心身の健康づくり の視点からも、まずは幼児が体を動かす楽しさに触 れ、その継続による運動習慣づくりに努めることが 大切である。

幼児期運動指針ガイドブックより

教育委員会と

地域の幼稚園・保育所との連携

幼児の運動促進に取り組んでい る(取り組む予定である)教育委員 会は、都道府県では80.8%、市区町 村では34.3%である(→p.182 教委6)。 取組内容の内訳をみると、幼児 期運動指針の普及に取り組んでいる 教育委員会は、都道府県で63.2%で あるのに対し、市区町村では22.3% と非常に少ない(図1-9)。 児童の運動習慣や体力・運動能力 の向上には、幼児期の運動経験が大 きな影響を与えることが明らかなこ とから、小中連携はもちろんのこと、 地域の幼稚園・保育所を巻き込んだ 校種間連携を積極的に進めていくこ とが重要な課題であると思われる。 [図1-9] 幼児の運動促進の取組を実施している(する予定である)教育委員会の取組内容(教委6-2) 幼児期運動指針の普及 教育委員会での幼児の運動促進に係る 取組事例の情報収集、指導法の研究・普及 幼稚園、保育所への訪問、 研修会開催による取組促進 幼稚園、保育所団体、関係者への呼びかけ 保護者への呼びかけ 幼児の遊び場の確保、整備 その他 0 20 40 60 80 100 (%) 100 80 60 40 20 0 (%) 22.3 27.7 51.6 42.3 27.6 29.4 9.6 63.2 55.3 71.1 50.0 21.1 5.3 15.8 都道府県 市区町村

(2)丈夫で健康な体になる!

健康を維持するための 生活習慣がつくられる  運動習慣を身に付けると、身体の諸機能における発達が促されることにより、生涯 にわたる健康的で活動的な生活習慣の形成にも役立つ可能性が高くなります。そのた め、幼児期だけでなく、成人後も生活習慣病になる危険性は小さくなると考えられます。  以前は大人の病気(成人病)といわれていた高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、糖尿 病などの「生活習慣病」は、いまや子どもにまで及んできています。また、朝から眠 気やだるさを訴えたり、ぐずぐずしたりするだけでなく、精神的疲労を訴える幼児が 増加しているともいわれています。  積極的に体を動かして遊ぶことにより、お腹が空いておいしく食事をとることがで き、適度に疲労することで十分な睡眠をとることもできるようになります。また、そ うした活動が続くことにより、健康度(頭痛、腹痛、体のだるさに活気ややる気を含 んだ評価) が高くなったり、運動習慣が身に付いたりしてきます。幼児にとって体を 動かして元気に遊ぶことは、身体的にも精神的にも健康を維持することにつながると 考えられます。  24 ページの図は、身体活動と健康との関係を示した模式図ですが、最近では、上記 のような子どもの頃の身体活動と健康との関係(矢印 A)だけでなく、子どもの頃の 新体力テストの合計得点 30.0 29.0 28.0 27.0 26.0 25.0 24.0 (点) 25.97 実践園卒以外 28.41 実践園卒 就学後の運動頻度 ほとんど毎日 週に1~2日 月に1~3日 しない 実践園卒 実践園卒以外 運動の頻度 21.0% 50.9 はいっている はいっていない 47.1 16.7 19.4 15.2 12.9 16.8 実践園卒 実践園卒以外 運動部・スポーツクラブ 40.1% 36.4 59.9 63.6 ※実践園を卒園した児童とそれ以外を比較した結果。

(2)丈夫で健康な体になる!

健康を維持するための 生活習慣がつくられる  運動習慣を身に付けると、身体の諸機能における発達が促されることにより、生涯 にわたる健康的で活動的な生活習慣の形成にも役立つ可能性が高くなります。そのた め、幼児期だけでなく、成人後も生活習慣病になる危険性は小さくなると考えられます。  以前は大人の病気(成人病)といわれていた高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、糖尿 病などの「生活習慣病」は、いまや子どもにまで及んできています。また、朝から眠 気やだるさを訴えたり、ぐずぐずしたりするだけでなく、精神的疲労を訴える幼児が 増加しているともいわれています。  積極的に体を動かして遊ぶことにより、お腹が空いておいしく食事をとることがで き、適度に疲労することで十分な睡眠をとることもできるようになります。また、そ うした活動が続くことにより、健康度(頭痛、腹痛、体のだるさに活気ややる気を含 んだ評価) が高くなったり、運動習慣が身に付いたりしてきます。幼児にとって体を 動かして元気に遊ぶことは、身体的にも精神的にも健康を維持することにつながると 考えられます。  24 ページの図は、身体活動と健康との関係を示した模式図ですが、最近では、上記 のような子どもの頃の身体活動と健康との関係(矢印 A)だけでなく、子どもの頃の 新体力テストの合計得点 30.0 29.0 28.0 27.0 26.0 25.0 24.0 (点) 25.97 実践園卒以外 28.41 実践園卒 就学後の運動頻度 ほとんど毎日 週に1~2日 月に1~3日 しない 実践園卒 実践園卒以外 運動の頻度 21.0% 50.9 はいっている はいっていない 47.1 16.7 19.4 15.2 12.9 16.8 実践園卒 実践園卒以外 運動部・スポーツクラブ 40.1% 36.4 59.9 63.6 ※実践園を卒園した児童とそれ以外を比較した結果。 LOOK …………

幼少期の多様な運動経験

分析結果のまとめ テーマ1 幼少期の多様な運動経験 /11

参照

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