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contents 平成 30 年度版 はじめに第 13 次労働災害防止推進計画の概要 安全関係 1 岐阜県内における労働災害発生状況 2 業種別労働災害発生状況 3 平成 29 年事故の型別で見る労働災害発生状況 4 平成 29 年起因物別で見る労働災害発生状況 5 平成 29 年死亡災害事例 P1

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全文

(1)

 はじめに

 第13次労働災害防止推進計画の概要

1

岐阜県内における労働災害発生状況

2

業種別労働災害発生状況

3

平成29年 事故の型別で見る労働災害発生状況

4

平成29年 起因物別で見る労働災害発生状況

5

平成29年 死亡災害事例

6

一般定期健康診断実施結果

7

一般定期健康診断の実施と事後措置の概要

8

特殊健康診断実施結果

9

業務上疾病の発生状況

10

職場のリスクアセスメント

11

職場の転倒災害防止

12

メンタルヘルス対策

13

ストレスチェック制度

14

事業場における治療と職業生活の両立支援

15

各種資格の取得や安全衛生教育を受講しましょう

・・・・・ P15

・・・・・ P15

安全衛生関係情報

・・・・・ P14

・・・・・ P14

・・・・・ P13

労働衛生関係

・・・・・ P9

・・・・・ P9

・・・・・ P11

・・・・・

・・・・・ P13

・・・・・ P3

・・・・・ P4

・・・・・ P5

P12

・・・・・ P6

・・・・・

P7

contents

・・・・・

P1

安 全 関 係

・・・・・ P2

(公社)岐阜県労働基準協会連合会

平成30年度版

(2)

平成30年5月

は じ め に

岐 阜 労 働 局

 岐阜県内の休業4日以上の死傷災害は、長期的には減少傾向にありますが、近年は、

2,000人前後で推移し、顕著な減少傾向が見られず、平成29年は、2012人(対前年比

1.5%増)となり、平成25年以来の2,000人を超える状況となっています。また、死亡災害は

19人で、第12次労働災害防止推進計画(平成25年~29年)の5年間で、平成27年の25

人に次ぐ結果となっています。

 死傷災害の主な増加業種は、運送業229人、商業293人、清掃・と畜67人などで、建設

業は233人で微増、製造業は、統計上で確認できる昭和50年以降で最少の673人となり、

特に食料品製造業では20.9%減となっています。

 死亡災害は、建設業6人が最も多く、製造業4人、林業3人、運送業2人などとなってお

り、事故の型別では、墜落・転落災害4人、飛来・落下災害3人、激突され災害3人、はさ

まれ・巻き込まれ災害3人、交通事故3人、崩壊・倒壊災害2人、転倒災害1人で、特に、

建設業6人のうち4人を占める墜落・転落災害と林業の伐木時災害の防止が課題となっ

ていいます。

 労働衛生関係では、健康診断結果において、血中脂質の有所見率が最も高く、血圧、

肝機能、血糖、心電図で10%を超える有所見率となっており、健康診断の有所見者に対

する事後措置の確実な実施や保健指導の充実を図るとともに、ストレスチェックをはじめ

としたメンタルヘルス対策へ積極的に取組むことにより、労働者の心身両面にわたる健

康確保を推進する必要があります。

 

 岐阜労働局では、第13次労働災害防止推進計画(2018年度から2022年度まで)を展

開し、死亡災害の15%減少と死傷災害の5%減少等の目標を定め、その達成のために

建設業における墜落・転落災害防止対策、林業における伐木等安全対策、企業におけ

る健康確保措置、メンタルヘルス対策等を推進することとしています。

 この「安全衛生データプラス(平成30年度版)」が各事業場における安全衛生活動の活

性化の一助となれば幸甚です。

 

 

(3)

第13次労働災害防止推進計画の概要

673 233 229 55 791 31 1980 人 1960 人 1940 人 1920 人 1900 人以下 0 400 800 1,200 1,600 2,000 2,400 基準年 (2017年) 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年

製造業

建設業

運送業

林業

商業等

上記以外

第13次労働災害防止推進計画の目標

(休業4日以上の死傷災害)

目標値

計 2,012人

2018年度から2022年度まで 5か年

計画の期間

主な計画の目標

1 死亡災害

① 1年間の死亡者数を、2017年と比較して、2022年までに15%以上減少させる(2017年19人→16人以下)

② 13次防期間中の累計人数を、12次防期間中の累計人数と比較して、15%以上減少させる(12次防 92人→78人以下)

2 死傷災害(休業4日以上)

①2017年と比較して、2022年までに5%以上減少させる(2017年2,012人→1,900人以下)

3 労働衛生関係

① メンタルヘルス対策を推進する事業場の割合を100%とする(2017年76.3%→100%)(安全衛生管理自主点検結果)

0 20 40 60 80 100 0 10 20 基準年 (2017年) 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 目標値

累計92人

19人

単年16人以下

76.3% 80.0% 85.0% 90.0% 95.0% 100.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 基準年 (2017年) 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 目標値

「メンタルヘルス対策を推進する事業場」の割合

第13次労働災害防止推進計画期間中の目標 (死亡災害)

15%以上減少

重点とする業種の目標

1 建設業、製造業、林業

死亡者数について、13次防期間中の累計人数

を、12次防期間中の累計人数と比較して、15%

以上減少させる。

・建設業:12次防28人→ 23人以下

・製造業:12次防29人→ 24人以下

・林 業:12次防 6人→ 5人以下

2 陸上貨物運送事業、小売業、社会福祉施設

死傷災害について、2017年と比較して、2022年

までに

死傷年千率で5%以上減少させる。

・陸上貨物運送事業:2017年7.70→7.31以下

(全国2016年8.17)

・小売業:2017年2.11→2.00以下

(全国2016年2.17)

・社会福祉施設:2017年2.14→2.03以下

(全国2016年2.11)

労働衛生関係の目標(その他)

1 メンタルヘルスに関する相談窓口等を設けている事業場の

割合を90%以上とする(規模50人以上)。

・2017年80.5%→90%以上(安全衛生管理自主点検結果)

2 ストレスチェックを実施する事業場の割合を90%以上とする

(規模50人以上)。(岐阜県健康増進計画の目標)

・2016年79.3%→90%以上(ストレスチェック検査結果等報告)

3 受動喫煙対策に取り組む事業場の割合を100%とする。(岐

阜県健康増進計画の目標)

・2017年91.6%→100%(安全衛生管理自主点検結果)

4 13次防期間中における腰痛による死傷災害の累計人数を

12次防期間中の累計人数と比較して、5%以上減少させる。

・12次防298人→283人以下

5 13次防期間中における熱中症による死傷災害の累計人数

を12次防期間中の累計人数と比較して、5%以上減少させる。

・12次防37人→35人以下

5%以上減少

2

累計 78人以下

(4)

【1】岐阜県内における労働災害発生状況

40年間の推移(第5次労働災害防止推進計画からの推移)

業種別死亡災害の推移 (平成20年~平成29年)

業種別休業4日以上の死傷災害の推移 (平成20年~平成29年)

5,850 6,625 5,635 4,626 3,851 3,161 2,607 2,398 2,019 1,963 1,941 1,982 2,012 70 71 49 62 53 56 58 56 38 53 53 63 56 61 46 54 49 49 52 39 33 40 49 29 34 47 34 27 26 20 26 22 24 18 18 16 14 25 18 19

0

20

40

60

80

100

120

140

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

S53

S54

S55

S56

S

57

S58

S59

S60

S61

S62

S63

H

H2

H3

H4

H5

H6

H7

H8

H9

H

10

H

11

H

12

H

13

H

14

15

H

H

16

H

17

H

18

H

19

H

20

H

21

22

H

H

23

H

24

H

25

H

26

H

27

H

28

H

29

(人) (人)

休業4日以上の死傷災害

死亡災害

10

6

4

5

4

10

2

9

4

4

6

4

11

5

3

2

3

9

8

6

5

3

2

3

4

1

4

2

1

2

2

2

2

1

3

5

7

5

5

6

3

5

3

2

4

1

2

0

5

10

15

20

25

30

20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年

(人)

その他

商業等

林業

運送業

建設業

製造業

926

691

730

716

718

716

701

696

707

673

349

312

300

260

269

276

265

254

230

233

241

210

214

209

199

214

202

219

205

229

121

93

97

75

56

64

64

61

60

55

718

634

724

698

729

713

691

675

736

791

43

28

35

43

34

36

40

36

44

31

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

20年

21年

22年

23年

24年

25年

26年

27年

28年

29年

(人)

休業4日以上の死傷災害は長期的に

は大きく減少していますが、近年は減

少傾向が鈍化し、増減を繰り返してい

ます。

27年以降、建設業

の死亡災害が大きく

なっています。

製造業が統計上

確認できる昭和50

年以降で最少とな

る中、商業等の第

三次産業は、同年

以降で最高となり

ました。

3

(5)

【2】業種別労働災害発生状況

死傷者増減率

全    産    業

2,012 (

19 )

1,982 (

18 )

30 (

1 )

1.5%

100.0%

製    造    業

673 (

4 )

707 (

4 )

-34 (

0 )

-4.8%

33.4%

食料品

121 (

0 )

153 (

0 )

-32 (

0 )

-20.9%

6.0%

繊維工業

17 (

0 )

8 (

0 )

9 (

0 )

112.5%

0.8%

衣服その他の繊維製品

4 (

0 )

15 (

0 )

-11 (

0 )

-73.3%

0.2%

木材・木製品

48 (

2 )

37 (

0 )

11 (

2 )

29.7%

2.4%

家具・装備品

20 (

0 )

18 (

0 )

2 (

0 )

11.1%

1.0%

パルプ・紙・紙加工品

32 (

0 )

31 (

0 )

1 (

0 )

3.2%

1.6%

印刷・製本業

9 (

0 )

9 (

0 )

0 (

0 )

0.0%

0.4%

化学工業

50 (

0 )

59 (

1 )

-9 (

-1 )

-15.3%

2.5%

窯業土石製品

68 (

1 )

70 (

0 )

-2 (

1 )

-2.9%

3.4%

鉄鋼業

15 (

1 )

17 (

0 )

-2 (

1 )

-11.8%

0.7%

非鉄金属

9 (

0 )

10 (

0 )

-1 (

0 )

-10.0%

0.4%

金属製品

111 (

0 )

116 (

0 )

-5 (

0 )

-4.3%

5.5%

一般機械器具

54 (

0 )

53 (

3 )

1 (

-3 )

1.9%

2.7%

電気機械器具

26 (

0 )

21 (

0 )

5 (

0 )

23.8%

1.3%

輸送用機械等

50 (

0 )

44 (

0 )

6 (

0 )

13.6%

2.5%

電気・ガス・水道業

1 (

0 )

2 (

0 )

-1 (

0 )

-50.0%

0.0%

その他の製造業

38 (

0 )

44 (

0 )

-6 (

0 )

-13.6%

1.9%

鉱      業

5 (

0 )

9 (

0 )

-4 (

0 )

-44.4%

0.2%

建    設    業

233 (

6 )

230 (

8 )

3 (

-2 )

1.3%

11.6%

土木工事業

76 (

4 )

63 (

2 )

13 (

2 )

20.6%

3.8%

建築工事業

121 (

2 )

128 (

4 )

-7 (

-2 )

-5.5%

6.0%

木造家屋建築工事業

36 (

2 )

36 (

0 )

0 (

2 )

0.0%

1.8%

その他の建設業

36 (

0 )

39 (

2 )

-3 (

-2 )

-7.7%

1.8%

運    送    業

229 (

2 )

205 (

1 )

24 (

1 )

11.7%

11.4%

陸上貨物運送事業

198 (

2 )

183 (

1 )

15 (

1 )

8.2%

9.8%

農林・畜産・水産業

81 (

3 )

95 (

3 )

-14 (

0 )

-14.7%

4.0%

林     業

55 (

3 )

60 (

1 )

-5 (

2 )

-8.3%

2.7%

商業等の事業

791 (

4 )

736 (

2 )

55 (

2 )

7.5%

39.3%

商    業

293 (

0 )

273 (

2 )

20 (

-2 )

7.3%

14.6%

小売業

236 (

0 )

221 (

2 )

15 (

-2 )

6.8%

11.7%

金融広告業

21 (

0 )

7 (

0 )

14 (

0 )

200.0%

1.0%

映画・演劇業

0 (

0 )

0 (

0 )

0 (

0 )

0.0%

通信業

41 (

0 )

35 (

0 )

6 (

0 )

17.1%

2.0%

教育研究

12 (

0 )

18 (

0 )

-6 (

0 )

-33.3%

0.6%

保健衛生業

132 (

0 )

136 (

0 )

-4 (

0 )

-2.9%

6.6%

社会福祉施設

107 (

0 )

99 (

0 )

8 (

0 )

8.1%

5.3%

接客娯楽

154 (

1 )

153 (

0 )

1 (

1 )

0.7%

7.7%

旅館業

22 (

0 )

29 (

0 )

-7 (

0 )

-24.1%

1.1%

飲食店

74 (

1 )

70 (

0 )

4 (

1 )

5.7%

3.7%

ゴルフ場

32 (

0 )

34 (

0 )

-2 (

0 )

-5.9%

1.6%

清掃・と畜業

67 (

2 )

49 (

0 )

18 (

2 )

36.7%

3.3%

官公署

0 (

0 )

2 (

0 )

-2 (

0 )

-100.0%

0.0%

その他の事業

71 (

1 )

63 (

0 )

8 (

1 )

12.7%

3.5%

※ 労働者死傷病報告による休業4日以上の死傷者数を集計したものです。カッコ書きの数値は死亡者数を内数で示しています。

年別

業種

平成29年

平成28年

増減数

構成比

対 前 年 比

休業4日以上の死傷災害を業種別に見ると、統計上確認できる昭和50年以降最少となった製造業

の中で、食料品製造業、衣服その他の繊維製品製造業、化学工業が減少する一方、木材・木製品製

造業、輸送用機械等製造業、電気機械器具製造業は増加しています。また、運送業、土木工事業、

商業等の事業で大幅に増加しており、商業等の事業の中でも清掃・と畜業、小売業、金融広告業、

社会福祉施設等で増加しています。

4

(6)

【3】平成29年事故の型別で見る労働災害発生状況

事故の型別にみた労働災害発生状況 (全産業)

事故の型別にみた労働災害発生状況 (災害多発業種)

はさまれ・ 巻き込まれ 214人 32% 転倒 109人 16% 墜落・転落 70人 11% 切れ・こす 62人 9% 動作の反 動・無理な 動作 54人 8% その他 164人 24%

製造業

墜落・転 101人 43% 転倒 20人 9% 切れ・こ すれ 19人 8% 飛来・落 18人 8% はさまれ・ 巻き込ま 18人 8% その他 57人 24%

建設

233人

墜落・転落 69人 30% 動作の反 動・無理な 動作 40人 17% 転倒 36人 16% はさまれ・ 巻き込ま 21人 9% 交通事故 18人 8% その他 45人 20%

運送業

229人

飛来・落下 13人 24% 激突され 12人 22% 転倒 10人 18% 切れ・こす 8人 14% 墜落・転落 6人 11% その他 6人 11%

林 業

55人

転倒 285人 36% 動作の反 動・無理な 動作 104人 13% 墜落・転落 94人 12% 交通事故 91人 12% はさまれ・ 巻き込ま 42人 5% その他 175人 22%

商業等

791人

墜落・転 4人 21% 飛来・落 3人 16% 激突され 3人 16% はさまれ・ 巻き込ま 3人 16% 交通事故 3人 16% 崩壊・倒 2人 10% 転倒 1人 5%

全産業

転倒 464人 23% 墜落・転 349人 17% はさまれ・ 巻き込ま 305人 15% 動作の反 動・無理な 動作 209人 10% 交通事故 134人 7% 切れ・こす 132人 7% 飛来・落 120人 6% その他 299人 15%

全産業

死亡災害

休業4日以上の死傷災害

19人

製造業では「はさまれ・巻き込まれ」、建設業・運送業では「墜落・転落」、商業等で

は「転倒」、林業では「飛来・落下」が高い割合を占めし、全産業で「転倒」が多発し

ています。

「事故の型」とは、傷病を受けるも

ととなった起因物が関係した現象

のことをいいます。例えば、機械修

理中に手をはさまれた場合は「はさ

まれ・巻き込まれ」に、足場等の高

所から墜落した場合には「墜落・転

落」に分類します。分類傾向を見る

と、機械設備を日常的に使用する

製造業でははさまれ災害が、高所

作業が行われる建設業では墜落災

害が多いなど、業種別の危険性の

特徴が明らかになります。

673人

休業4日以上の死傷災害

2,012人

5

(7)

【4】平成29年起因物別で見る労働災害発生状況

起因物別にみた労働災害発生状況 (全産業)

起因物別にみた労働災害発生状況 (災害多発業種)

動力運搬機 4人 21% 仮設物、建 築物、構築 物等 4人 21% 動力クレー ン等 2人 10% 荷 2人 11% 環境等 2人 11% 建設用機械 1人 5% 一般動力機 械 4人 21%

19人

仮設物、建築 物、構築物等 458人 23% 用具 216人 11% 動力運搬機 215人 11% 一般動力機械 138人 7% 材料 127人 6% 乗物 126人 6% 起因物なし 124人 6% その他 608人 30%

全産業

2,012人

一般動力 機械 109人 16% 仮設物、建 築物、構築 物等 98人 15% 動力運搬 機 63人 9% 材料 60人 9% 用具 58人 9% その他 285人 42%

製造業

673人

仮設物、 建築物、 構築物 69人 30% 用具 38人 16% 動力運 搬機 29人 13% 材料 22人 9% 建設用 機械 17人 7% その他 58人 25%

建設業

233人

仮設物、建 築物、構築 物等 241人 31% 用具 103人 13% 乗物 95人 12% 起因物なし 73人 9% 人力機械 工具等 48人 6% その他 231人 29%

商業等

791人

死亡災害

休業4日以上の死傷災害

動力運搬 85人 37% 仮設物、 建築物、 構築物等 45人 20% 31人 13% 乗物 15人 7% 起因物な 14人 6% その他 39人 17%

運送業

229人

全産業

環境等 30人 55% 木材加工 用機械 8人 15% 材料 6人 11% 車両系木 材伐出機 械等 3人 5% 用具 3人 5% その他 5人 9%

林 業

55人

製造業では、食品加工機械等の一般動力機械が、建設業・商業等では、足場・屋根・階

段・通路等の「仮設物・建築物・構築物等」が、運送業ではトラック、フォークリフト等の

「動力運搬機」が、林業では地山・立木等の「環境等」が多くなっています。

「起因物」とは、災害をもたらすもと

となった機械、装置やその他の物

または環境等をいいます。災害をも

たらす直後のものは、いわゆる加

害物であって、これが常に起因物と

は限りません。例えば床で足を滑ら

せ転倒し、置かれていた木箱に頭

部をぶつけた場合は、起因物が作

業床で、加害物が木箱となります。

「事故の型」で述べたとおり、業種

別の特徴が見て取れます。

6

休業4日以上の死傷災害

(8)

災害発生の概要

※概要の内容は、同種災害防止の見地等から編集を加えています。

墜落・転落災害

転倒

土 木 工 事 業 ( 橋 梁 建 設 工 事 業 ) 作 業 者 50代 同種災害を防止するための対策例・墜落危険箇所においては、墜落防止対策を徹底すること。 ・作業者に対する安全教育を徹底すること。 安全チェックポイント  筋力や視力のおとろえ等、加齢による身体の変化を考慮した災害防止対 策を進めましょう。 そ の 他 の 事 業 ( 警 備 業 )  PC橋梁のコンクリート型枠支保工解体作業において、仮設鋼材の横桁(1 10kg)を移動中に横桁とともに約13m墜落した。現場には親綱が張ってあ り、被災者と同僚作業者は3丁掛安全帯を着用していたが、本横桁を横滑り させた時には、安全帯のフックを親綱にかけていなかった。 清 掃 ・ と 畜 業 ( 産 業 廃 棄 物 処 理 業 ) 作 業 者 50代  交通誘導作業を終え、歩いて駐車場に戻る途中に、何らかの理由で倒れ た。倒れていた被災者は誘導旗の棒の先端が右目を貫通している状態で発 見された。  歩行中、町道の側溝の取手穴に躓いて転倒したものと推定される。 同種災害を防止するための対策例 ・ストレッチ体操や転倒予防のための運動を取り入れ、実施すること。 ・適切なサイズの靴を選択すること。 警 備 員 60代

【5】平成29年死亡災害事例

同種災害を防止するための対策例 ・足場については高さ85cm以上の手すり及び中さんを確実に設置したうえ で、作業を行う際は安全帯を使用させること。

再発防止対策例

建 築 工 事 業 板 金 工 職 種 業 種 60代 年 齢 層 土 木 工 事 業 ( そ の 他 の 土 木 工 事 業 ) 大 工 70代 安全チェックポイント  フォークリフトは、運転席以外の搭乗が禁止されています。

安全チェックポイント

略図

 木造2階建ての住宅改装工事において、2階の屋根、破風板等を取り付け る作業を足場上で行っていたところ、3m下の地面に墜落したもの。  ヘルメットは着用しておらず、安全帯も身に着けていなかった。 安全チェックポイント  高所で作業を行なう場合は、安全帯の使用等、墜落・転落防止対策を徹底 しましょう  積載型トラッククレーン(吊上荷重2.93t)で木材が入ったコンテナを(約 2.2t)吊り上げ、移動させていたところ、当該クレーンが倒れ、操作していた 被災者が当該クレーンの下敷きになったもの。 同種災害を防止するための対策例 ・フォークリフトを主たる用途以外に使用しないこと。 ・高所で作業を行わせるときは、高所作業車を使用させる等行い、墜落防止 措置を確実に実施させること。 同種災害を防止するための対策例 ・アウトリガーを最大まで張り出してクレーン作業を行うこと。 ・定格荷重より重い荷を吊らないこと。 安全チェックポイント  高所で作業を行なう場合は、安全帯の使用等、墜落・転落防止対策を徹底 しましょう。 安全チェックポイント  移動式クレーンの操作には、運転資格が必要です。無資格運転による災 害も発生しています。  事業主とともに社屋屋外に取り付けられた外灯の電球交換中、被災者は フォークリフトのヘッドガードの上で事業主に新品の電球を渡した。その後、 「ドン」という音がしたため確認したところ、被災者がフォークリフト後方の地面 上で倒れていたもの。

7

3m

13m墜落!

安全帯のフックを 親綱にかけて いなかった 親綱

(9)

災害発生の概要

※概要の内容は、同種災害防止の見地等から編集を加えています。

激突され災害

飛来・落下災害

崩壊・倒壊災害

はさまれ、巻き込まれ災害

鉄 鋼 業 作 業 者 50代  鋳型造形機にて鋳型の成型中に異常が認められたため、被災者が機械を 手動運転に切り替え、機械下部に潜り込み点検修理を行った。その後同僚 に操作スイッチの切り替えを行うよう指示したところ、被災者が潜りこんでいた 箇所の下部にある台車のテーブルが上昇し、上部のターンテーブルとの間 に胸部を挟まれ被災したもの。 同種災害を防止するための対策例 ・共同作業を行う場合において機械を動作させるときは、予期しない作業者 の誤操作等に伴う機械による接触防止対策を確実に行うこと。 安全チェックポイント  機械の保守点検等の際は、誤作動やの再起動時の災害を防止するため、 ロックアウト方式を導入しましょう。 木 材 ・ 木 製 品 製 造 業 作 業 者 70代  製材作業場で、通常そこで作業を行っている労働者が杉の原木(約350k g)の下敷きになった状態で発見されたもの。  壁際に積み上げて保管していた原木を加工するため、天井クレーンでつり 上げようとスリングベルトを原木に掛けるときに、原木が被災者側に崩れ、そ の下敷きになったと思われる。 同種災害を防止するための対策例 ・丸太材等を積み上げる場合は、結束を行う等、確実に崩壊防止の措置を行 うこと。 安全チェックポイント  荷の高さが2メートル以上の荷の積上げ、積卸しを行なう際は、はい作業主 任者を選任し、その指揮のもと作業を行ないましょう。 木 材 ・ 木 製 品 製 造 業 作 業 者 30代  トロリーフィーダーのアーム昇降させる駆動モーターにつながっている減速 機を修理するために、アームの下部に潜り込み、減速機の固定ボルトを取り 外したところ、減速機出力部分とシャフトをつなぐチェーンが外れ、アームが 自然落下し、アームと架台部分にはさまれたもの。 同種災害を防止するための対策例 ・作業を行う時は、原則機械の可働範囲内に労働者を立ち入らせないこと。 また、可動範囲内に入る必要がある時は、安全ブロック等を使用するなどの 措置を講じること。 安全チェックポイント  非定常作業時の安全作業ポイントを作成し、周知、徹底しましょう。 林 業 作 業 者 70代  30度の斜面において,チェーンソーを用いて伐倒木(直径38cm)の枝払 いの作業を行っていたところ,同伐倒木が動き出したために逃げようとした。 しかし,逃げ切れず,転落してきた伐倒木が背中にあたり,そのまま谷側に切 り倒されていた木(直径44cm)との間に挟まれたもの。 同種災害を防止するための対策例 ・造材作業を行うときは、平たんな場所で木材の転位等を防止するための措 置を施したうえで実施すること。 安全チェックポイント  危険予知活動やツールボックスミーティング等により、安全作業に対する意 識を高めましょう。 業 種 職 種 年 齢 層

再発防止対策例

略図

安全チェックポイント

平成29年は、死亡者数が19人となっています。災害の内容をみると、「墜落・

転落災害」が4人、「激突され」、「はさまれ・巻き込まれ」、「交通事故」が各

3人となっています。

各事業場において、同種の災害が発生しないよう、全員参加によるリスクアセス

メント等の安全活動に取り組みましょう。

8

ターンテーブル 台車 発見時、一番上にあった木材 が被災者に乗っていた

(10)

【6】一般定期健康診断実施結果

一般定期健康診断の有所見率の推移 (平成20年~平成29年)

【7】一般定期健康診断の実施と事後措置の概要

③健康診断結

果の労働者へ

の通知

(安衛法第66条の6)

51.3

52.3

52.5

52.7

52.7

53.0

53.2

53.6

53.8

54.1

49.6

50.8

50.0

47.0

47.2

50.3

50.9

52.2

53.0

52.4

30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0

20年

21年

22年

23年

24年

25年

26年

27年

28年

29年

(%)

全国

岐阜県

一般定期健康診断の有所見率は、減少している年もありますが、長期的に

は、増加傾向を示しています。

検査項目別では、「血中脂質」の有所見率がもっとも高く、「肝機能」「血

圧」「血糖」「心電図」の検査項目が10.0%以上と高くなっています。

(速報値)

②健康診断結果

の受領

異常所見の有無の

チェック

④医師等の

意見聴取

(安衛法第66条

の4)

勤務を休む

必要がある

通常の勤務

でよい

勤務を制限

する必要が

ある

保健指導の実施

(安衛法第66条の7)

健康診断の結果、特に健康の保持に

努める必要があると医師等が認める労

働者には医師、保健師による保健指導

を行うようにつとめてください。

規模50人以上の事業

場は所轄監督署へ結

果報告

(安衛則第52条)

健康診断個人票を作

成して5年間保存して

ください。

所見

あり

所見

なし

意見を聴く医師等

●産業医を選任している事業場(労働者

50人以上の事業場)は選任の産業医

●産業医の選任義務のない50人未満の

事業場は‥

医師等の意見を聞くに当たり‥

労働者の作業環境、労働時間、過去の

健康診断結果などの情報を求められた

ときは、提供する必要があります。

地域産業保健センター

をご利用下さい。

9

①一般定期健

康診断の実施

(安衛法第66条・第

1項)

対象となる労働者全

員が受診できる配慮

が必要です。

(11)

平成29年検査項目別の有所見率

3.6

7.3

4.2

15.7

7.8

15.2

32.0

11.4

2.8

4.4

9.9

4.3

9.9

6.0

15.0

8.3

13.0

28.9

10.0

2.8

4.5

10.0

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 聴 力(1000 Hz ) 聴 力(4000 Hz ) 胸 部 X 線 血 圧 貧血 肝機 能 血 中 脂 質 血 糖 尿( ) 尿 ( 蛋 白 ) 心 電 図 (%)

全国

岐阜県

⑤就業上の措置の決定等

(安衛法第66条の5)

医師等の意見を参考に、その労働者の

実情に考慮して、就業場所の変更、作業

の転換、労働時間の短縮などを行う他、

医師等の意見を衛生委員会等へ報告す

るようにしてください。

脳・心臓疾患に関係する主な検査項目(血中脂 質、血圧、血糖、尿中の糖、心電図)で有所見率が 高くなっています。脳・心臓疾患の発症を予防する には、健康診断で数値に異常所見が見られた場合 は、健診後の事後措置を速やかに実施することが 重要なポイントとなります。

岐阜県内の地域産業保健センター

○岐阜地域産業保健センター(058-255-0373)

岐阜市青柳町5-4 岐阜市医師会館内

○西濃地域産業保健センター(0584-88-1588)

大垣市新田町1-8 大垣市医師会内

○飛騨地域産業保健センター(0577-35-3218)

高山市天満町4-70 ア・ラックスビル2階

○東濃地域産業保健センター(0572-24-4596)

土岐市土岐ヶ丘1-9-3 東濃労働基準協会内

○中濃地域産業保健センター(0575-24-8219)

関市平和通6-11-1 ワークプラザ関内

○恵那地域産業保健センター(0573-68-8153)

中津川市茄子川1683-180 恵那医師会館内

○郡上地域産業保健センター(0575-65-5908)

郡上市八幡町小野3-2-13 明鳳ビル

10

地域産業保健センターでは、登録

産業医・保健師等の専門スタッフ

を各事業場に派遣し、個々人の健

康診断結果を基に保健指導を行

います。

また、ストレスチェックによる高スト

レス者や長時間労働者に対する

面接指導も行います。

就業上の措置の決定にあたっては‥

●労働者からの意見聴取

就業上の措置を決定しようとする時は、対象となる労

働者の意見を聴き、十分な話し合いを通じてその労働

者の理解が得られることが重要です。

●管理監督者への説明

その労働者が所属する職場の管理監督者の理解を得

ることが不可欠ですので、プライバシーに配慮しつつ

その管理監督者に、就業上の措置の目的、内容につ

いて理解が得られるよう必要な説明を行ってください。

(12)

法定特殊健康診断の有所見率の推移 (平成20年~平成29年)

指導勧奨に基づく特殊健康診断の有所見率 (平成20年~平成29年)

じん肺健康診断受診者数・有所見者数の推移 (平成20年~平成29年)

【8】特殊健康診断実施結果

13.1

10.2

11.4

11.2

8.0

9.8

10.6

10.4

11.3

14.2

6.4

7.2

6.2

5.8

5.3

5.3

5.2

4.5

4.6

6.3

0.1

0.1

0.8

0.2

0.0

0.0

0.6

0.0

0.1

0.1

1.8

0.7

1.1

0.5

1.0

0.3

0.6

0.9

1.1

0.9

18.5

22.5

12.3

16.2

18.7

18.5

17.4

16.0

4.7

4.0

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

20年

21年

22年

23年

24年

25年

26年

27年

28年

29年

電離放射線

有機溶剤

特定化学物質

石綿

(%)

21.5

20.3

20.3

20.5

18.3

19.2

18.1

17.2

16.8

16.3

15.4

17.5

12.1

8.9

9.2

9.9

10.6

10.5

9.3

8.6

6.9

15.1

8.6

4.4

5.7

3.6

5.7

4.2

2.3

3.3

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

20年

21年

22年

23年

24年

25年

26年

27年

28年

29年

騒音

振動

VDT

(%)

7,913

6,427

7,070

7,095

7,252

7,952

7,268

7,914

7,979

8,343

467

371

303

209

209

129

113

87

90

124

5.9

5.8

4.3

2.9

2.9

1.6

1.6

1.1

1.1

1.5

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

7.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

20年

21年

22年

23年

24年

25年

26年

27年

28年

29年

(人)

受診労働者数

有所見者数

有所見率(%)

(%)

法定の特殊健康診断での有所見率をみると、石綿では平成22年以降高くなり、その他は

過去10年間ほぼ横ばいで推移しています。なお、じん肺の有所見率は、10年間で大きく

下がっています。

11

(13)

【9】業務上疾病の発生状況

業種別の休業4日以上の業務上疾病発生状況の推移 (平成20年~平成29年)

業種別の休業4日以上の腰痛発生状況の推移 (平成20年~平成29年)

平成25年5月

56 27 31 40 44 25 46 49 36 29 16 8 19 14 14 8 13 16 11 4 18 11 9 16 9 10 8 13 14 13 6 3 2 8 4 5 3 4 3 2 61 41 50 50 44 46 42 60 40 58 2 1 5 0 4 3 0 3 0 1 159 91 116 128 119 97 112 145 104 107 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 (人) (人) 製造業 建設業 運送業 農林水産業 商業等 その他 全産業 36 11 19 21 21 12 16 19 17 17 5 2 6 5 3 4 2 1 3 13 7 7 8 3 6 2 6 10 13 2 1 1 5 3 1 39 30 38 34 25 31 24 33 25 41 2 1 3 2 2 3 1 0 20 40 60 80 100 120 140 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 (人) その他 商業等 農林水産業 運送業 建設業 製造業 計45人 計55人 計72人 計97人 計52人 計74人 計75人 計52人 計58人

※詳細は平成25年6月に改訂された「職場における腰痛予防 対策指針」をご覧下さい(厚労省HPから検索できます)。 腰痛は業務上疾病の4~5割を占め、様々な業種で発生しています。腰痛の予防に向けては、 作業管理・作業環境管理・健康管理の面から適切な対策を講じる必要があります。 ○作業管理 ・負荷を軽減するため、作業の全部または一部を自動化・省力化を図ること。 ・作業姿勢・動作について、腰部に負担のかかる方法を避けること。 ・作業の実施体制の見直しを行うこと。など ○作業環境管理 ・温度・照度を適切に保持すること。 ・作業床面の凹凸をなくし、作業空間や設備の配置にも留意すること。 ○健康管理 ・重量物取扱者など腰部に著しい負担のかかる作業に従事する労働者に対しては6か月に1回健康診断を行うこと。 ・適宜、腰痛予防体操を実施すること。

休業4日以上の業務上疾病は、平成21年に大幅に減少しましたが、その後は増減を繰り返

しています。業種別に見ると製造業や商業等で多く発生しています。

計58人

腰痛予防対策について

12

(14)

・歩行場所に物を放置しな

 い

・床面の汚れ(油、水、粉

 など)を取り除く

・床面の凸凹、段差などの

 解消

・時間に余裕を持って行動

・滑りやすい場所では小さ

 な歩幅で歩行

・足元が見えにくい状態で

 作業しない

・作業に適した靴の着用

・職場の危険マップの作成

 による危険情報の共有

・転倒危険場所にステッ

 カーなどの注意喚起

【11】職場の転倒災害防止

【10】職場のリスクアセスメント

4S(整理・整頓・清掃・清潔)

転倒しにくい作業方法

その他の対策

リスク低減措置の実施

リスク低減のための優先度の設定・

リスク低減措置内容の検討

・リスクアセスメントとは、作業に伴う危険性又は有害性を見つけ出し、これを除去、低減するための手法です。 ・リスクとは、負傷又は疾病の重篤度と発生の可能性を組み合わせたもののことです。 ・リスクアセスメントに基づき対策を行うことにより、効果的に災害を防止できます。

① 職場のリスクが明確になります。

② リスクに対する認識を共有できます。

③ 安全対策の合理的な優先順位が決定できます。

④ 残ったリスクに対して「守るべき決めごと」の理由が明確になります。

⑤ 職場全員が参加することにより「危険」に対する感受性が高まります。

リスクアセスメントの基本的な手順

13

危険性・有害性ごとのリスクの見積り

危険性・有害性の特定

手順1

手順2

手順3

手順4

機械・設備・原材料、作業行動や環境などについ て調査を行い、危険性・有害性を特定します。危 険性・有害性とは、労働者に負傷や疾病をもたら す物、状況のことを言います。 特定したすべての危険性・有害性について、リス クの見積りを行います。 危険性・有害性について、それぞれ見積もられた リスクに基づいて優先度を設定します。 リスクの優先度にしたがい、リスクの除去や低減 措置を実施します。

リスクアセスメントの導入で期待できる効果

休業4日以上の死傷災害の中で転倒災害は、業種を問わず非常に多く発生しています。その特徴や主な原因を 知って職場の転倒災害を防止しましょう。

STOP! 転倒災害プロジェクト

検索

転倒災害の特徴

厚生労働省 リスクアセスメント 検索

特徴1

特徴2

特徴3

転倒災害の原因

転倒災害防止対策のポイント

転倒災害は最も多い労働災害

特徴1

特徴1

特徴1

特に高齢者で多く発生

休業1か月以上が約6割

滑り(床の素材や油、水の飛散、紙等のの異物の落下)

つまづき(床の凹凸や段差、荷物などの放置)

踏み外し(足元が見えないままの作業)

(15)

【12】メンタルヘルス対策

○ 「衛生委員会」における調査審議

○ 「心の健康づくり計画」の策定

○ 「メンタルヘルス推進担当者」の選任

○ 教育研修の実施

○ ストレスチェックの実施

○ 職場環境の把握と改善      等

【13】ストレスチェック制度

 労働者の心の健康の保持増進のための指針では、事業場に

おけるメンタルヘルスケアの積極的な推進を図るために衛生委

員会における十分な審議のもと「心の健康づくり計画」を作成

し、関係者への教育や情報提供、「4つのケア」の推進、ストレス

チェックの実施等の一次予防、メンタルヘルス不調への対応(二

次予防)、職場復帰のための支援(三次予防)が円滑に行われ

ることが必要であるとしています。

「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止!

職場環境の改善

集団分析

(努力義務)

ストレスチェック制度の実施手順

岐阜産業保健総合支援センター・地域産業保健センターのご案内

岐阜産業保健総合支援センターでは、ストレスチェック制度を含むメンタルヘルス対策の導入、管理監 督者向けの研修、メンタル不調者の職場復帰への対応等について、専門スタッフを派遣し事業場のニー ズに合わせた支援を行っていますので、ぜひともご利用下さい。

岐阜産業保健総合支援センター(TEL058-263-2311・ FAX058-263-2366)

〒500-8844 岐阜市吉野町6-16 大同生命廣瀬ビル

また地域産業保健センターでは、登録産業医による50人未満の小規模事業場におけるストレスチェック に基づく面接指導を実施しています(地域産業保健センターについては11ページを参照してください)。 ストレスチェック制度の目的は、 ・労働者自身のストレスへの気 づきを促すこと ・集団分析等をストレスの原因 となる職場環境の改善につな げること などにより、労働者のメンタルヘ ルス不調を「未然防止」すること です。

14

平成27年12月1日から事業者に労働者に対するストレスチェックの実施が義務づけられました(労働者

50人未満の事業場は当面の間努力義務)。

就業上の措置の実施

医師から意見聴取

医師による面接指導の実施

本人に結果を通知

ストレスチェック(年1回)の実施

衛生委員会の開催(実施方法など社内ルールの策定)

メンタルヘルス対策の具体的取組

・セルフケア

・ラインによるケア

・産業保健スタッフによるケア

・外部機関によるケア

4つのケアの推進

労働基準監督署に

実施結果報告書を提出

※提出時期は、各事業場の事 業年度の終了後など、事業場 ごとに設定して差し支えありま せん。

個人の結果を一定規模

のまとまりの集団ごとに

集計・分析

厚生労働省 メンタルヘルス対策 検索

(16)

【14】事業場における治療と職業生活の両立支援

【15】各種資格の取得や安全衛生教育を受講しましょう

(公社)建設荷役車両安全技術協会岐阜県支部 〒500-8152 〒503-0803 〒506-0025 〒509-5127 〒501-3874 〒509-7201 〒501-4221

TEL 058-270-0380 FAX 058-270-0388  http://www.gifu-koueki.jp/

〒501-6133 岐阜市日置江4-48 所在地 ・ 電話番号 名   称 TEL 058-246-0863 岐阜市入舟町3-10(サンケイビル) (一社)岐阜労働基準協会

TEL 058-201-1176 FAX 058-201-1263  http://www.jba-gifu.sakura.ne.jp/

(一社)日本ボイラ協会岐阜支部 〒500-8152 岐阜市入舟町3-10(サンケイビル) (公社)岐阜県労働基準協会連合会   陸上貨物運送事業労働災害防止協会岐阜県支部 (一社)日本クレーン協会岐阜支部 全建総連岐阜建設労働組合県本部 中濃労働基準協会 恵那労働基準協会 岐阜八幡労働基準協会 (一社)飛騨地区労働基準協会連合会 林業木材製造業労働災害防止協会岐阜県支部

TEL 058-274-3131 FAX 058-274-3133  http://www.gifukenro.or.jp/

〒501-0234 瑞穂市牛牧671番地 TEL 058-322-5820 FAX 058-322-5821  http://crane-gifu.sakura.ne.jp

〒504-0843 各務原市蘇原青雲町5-34 TEL 058-382-5011 FAX 058-382-5012 〒500-8384 岐阜市薮田南3-9-5 TEL 0584-73-2257 大垣市小野4-35-10(大垣市情報工房) 高山市天満町4-71(ア・ラックスビル) (一社)大垣労働基準協会 東濃労働基準協会 郡上市八幡町小野3-2-13(明鳳ビル) TEL 0575-65-5908 建設業労働災害防止協会岐阜県支部  〒500-8382 岐阜市薮田東1-2-2 建設会館内 TEL 058-276-3743 FAX 058-276-6848  http://www.gikenkyo.jp/kensaibou/index.html

〒501-6133 岐阜市日置江2648-2 TEL 058-279-3718 FAX 058-279-5337  http://www.rikusaig.sakura.ne.jp/

〒500-8356 岐阜市六条江東2-5-6 TEL 058-275-0192 FAX 058-201-1195 TEL 0577-32-2453 土岐市土岐ヶ丘2-12-1(ききょうの丘健診プラザ内) TEL 0572-56-1988 関市平和通6-11-1(ワーク・プラザ関) TEL 0575-24-1806 恵那市大井町2087-276(恵那建設会館内) TEL 0573-26-1920 平成28年2月に厚生労働省から、がん、脳卒中、肝疾患等の疾病を抱える労働者に対する適切な就業上の 措置や治療継続に対する配慮を行い、治療と職業生活が両立できるようにするための取組などをまとめたガイ ドラインが公表されています。ガイドラインでは、事業場で必要となる支援の取組方法等が取りまとめられて います。

資格取得・安全衛生教育の受講については下記へお問い合わせください

岐阜産業保健総合支援センターでは、

治療と職業生活の両立支援に取り組む事業場に対する支援を無料でお手伝いします。

※ 岐阜産業保健総合支援センターの連絡先は、14ページを御覧ください。

岐阜産業保健総合支援センターの支援を活用しましょう

労働者のメリット

・治療に関する配慮が行われることによる病気 の増悪の防止 ・治療を受けながらの仕事の継続 ・安心感やモチベーションの向上 ・収入を得ること ・働くことによる社会への貢献

事業者のメリット

・労働者の「健康確保」の推進 ・継続的な人材の確保 ・労働者のモチベーションの向上による人材の 定着・生産性の向上 ・「健康経営」の実現 ・多様な人材の活用による組織や事業の活性化

各地区労働基準協会

労働安全衛生関係法令では、作業の危険性や有害性により、その業務を行う場合や作業を指揮する場合に必 要な資格の取得や危険性や有害性に応じた安全衛生教育の実施が規定されています。また、資格取得後も法令 の改正や最新の知見を習得するために、継続的に能力向上教育を受講することが求められています。

治療と職業生活の両立 厚生労働省

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