改 1 平成29年8月8日(平成28年2月19日~3月1日) ホツマツタヱ講座 アスス暦(太陰太陽暦) アスス暦 11個の望(満月)の月相の検証 ホツマツタヱ研究家 吉 田 六 雄 まえがき 日本書紀の望(満月)について、神武天皇~景行天皇紀までの記述を調査して 見ました。だが、全く「満月」、満月を意味する「望」の記述はありませんでし た。一方、アスス暦の御世(21年~843年までの823年間)においては、 望(満月)が11回も記述されており、アスス暦の暦法は、日本書紀に勝る共劣 らない暦法になっておりました。なお、この間の御世は、初代タケヒトのスメラ ギ(天皇)の就任前~第十二代タリヒコのスメラギ(天皇)の55年までになり ます。 これまでの私の研究の大半は、スス暦、アスス暦の研究です。この間に、「ア スス暦は太陰太陽暦である。」ことを立証して来ましたが、世にも不思議な記述 になりますが、アスス暦に二十一月の妊み月(現在人の妊娠期間は十月十日)が 記述され、長寿で百歳以上のスメラギ(天皇)が約70%以上も存在している。 また、熊本県八代海で昨今8月に見られる「不知火」が、日本書紀、ホツマツタ ヱでは、「五月初日に見られた」との記述になっていることです。この不知火の 現れる月の原因を詳細に調査して見ますと、アスス暦は2倍化暦(長暦)で作成 されていたことが判明して来ました。そこで、更なるアスス暦の検証方法として、 天体の月の満月の発生状況を通して、天文学的にアスス暦の暦法が合致してい るか否かを再検証して見ました。 結論を先に掲載しますと、(1)約307年の望(満月)間のズレ月が-11. 36日になり、近代暦の1朔望月は未採用だったようです。それに対し(2)ア スス暦の1朔望月では、-1.52~1.49のズレ月になり、記述に対し計算 値が再現されるようです。また、経過日数が約2倍でも月のズレ月は三日月の範 囲に納まっておりました。このことは、古代の年数が、太陽を基準に1日の昼夜 を2日に刻んでいたことも推定され、後に、昼夜の2日の積算を1朔望月基準で 太陰太陽暦を作成しため、2倍化暦が残存するようになったと思われます。この ことが問題になる動機は、アスス暦、日本書紀暦を近隣国の暦と比較してからに なったことが頷けるようです。詳しくは、次頁以降をご覧頂けると幸甚です。
Ⅰ、ホツマツタヱの記述 1、アスス暦、望(満月)の記述 ホツマツタヱよりアスス暦の満月の記述を抜粋した結果、表1のように11 個の望(満月)が記述されておりました。 表1 望(満月)の記述 NO, 綾 NO, 望の記述 アスス穂 御世 月 月相 (1) 31-22 七十六年 睦月の望 133 76 1 望 (2) 31-56 (五年)サヤト(18) なが望 138 5 9 望 (3) 32-8 十八穂春 初望 445 18 1 望 (4) 32-42 十一年弥生 望 514 11 3 望 (5) 32-60 サ(五月)の望 573 13 5 望 (6) 36-3 十五年の 如月望に 703 15 2 望 (7) 37-22 ネ(十一)月望 721 33 11 望 (8) 38-4 師走望 790 2 12 望 (9) 38-8 四穂如月望 792 4 2 望 (10) 38-27 ハ(八)月望 800 12 8 望 (11) 40-29 師走の望 829 41 12 望 2、望(満月)~望(満月)間の経過日数と経過日数の月相 (1)経過日数の月相値の判定基準 表1に、11個の年月日毎の望(満月)を記述しましたが、各々の望(満月) の記述が、天文学と比較し正しく記述されていたか否かが今回の調査の論点に なります。そこで検証方法として、望(満月)~望(満月)間の経過日数を算出 し、その経過日数より月相値の差を求め、月相値の差が「±0日」に近ければ、 天文学的に証明される判断できるようです。それに対し、月相値の差が「±15 日(重なり率は0)」近くであれば、アスス暦の太陰太陽暦に疑問が発生し「黄 信号」が灯ると判断します。いずれにしても、事前に、アスス暦(太陰太陽暦) の3年間の平均日数は、太陽暦の1年の日数とほぼ同等であることは確認され ております。 (2)アスス穂(年)の経過日数の算出方法 それでは、表1の11個の望(満月)について、各々の隣同士の望(満月)の 経過日数を計算して見たいと思います。この場合の経過日数の計算の元になる 1年の日数は、先に発表していた「アスス暦の太陰太陽暦の論文(引用)」より、 「表2 発生パターン毎の1年間の日数」を簡便的に利用することにしました。
① 発生パターンNO,とアスス暦(太陰太陽暦)の1年の日数の求め方 発生パターンNO,の決め方は、任意のアスス穂(年)を19年でわり算し算出する 方法としました。発生パターンNO,が判明しますと、右列より日数を捜すことで、容易 に1年の日数を求められます。詳しくは、表2の備考欄をご覧下さい。 表2 発生パターンNO,の求め方と1年間の日数 パターン NO, 1年の日数 月数 備 考 1 384 13 発生パターン NO,の求める式 (式) 周期値=アスス穂(年)÷19年 周期の端数値=周期値―INT(周期値) 発生パターン NO =周期の端数値×19年 (例) 138穂(年) =138穂(年)÷19年 =7.263158 =7.263158-INT(7.263158) =0.263158 =0.263158×19年 =5.000002 ≒5 ・・・・・・・発生パターン NO,は、「5」と なる。 また、1年の日数は、5→横の384日になり ます。 2 384 13 3 324 11 4 384 13 5 384 13 6 325 11 7 384 13 8 384 13 9 324 11 10 384 13 11 385 13 12 384 13 13 324 11 14 324 11 15 384 13 16 385 13 17 324 11 18 384 13 19 384 13 ② 隣同士の望(満月)間の経過日数の求め方 例題として、経過日数の求め方に用いる任意のアスス穂(年)を表1より抜粋 したのが、下表の表1`のNO,(1)~(2)になります。それぞれのアスス穂 (年)は、(1)は133年1月望、(2)は138年9月望になります。 表1` 望(満月)の記述 (一部抜粋) NO, 綾 NO, 望の記述 アスス穂 御世 月 月相 (1) 31-22 七十六年 睦月の望 133 76 1 望 (2) 31-56 (五年)サヤト(18) なが望 138 5 9 望
そして、133年1月望~138年9月望までの具体的な経過日数の算出方 法をまとめたのが表3になります。この間の日数の合計(経過日数)は、209 6.92日に計算されます。 表3 アスス133年望~138年望の経過日数 NO, パターン NO, アスス穂 月 日 式 経過日数 1 19 133 1 望 =385 -(385/26)×1 370.19 2 1 134 =384 384 3 2 135 =324 384 4 3 136 =384 324 5 4 137 =384 384 6 5 138 9 望 =385 -(385/26)×9 251.73 合計 2097.92 (注)望は15日を示すため、月数の2倍の「13ヶ月×26半月」を用いて、 勘弁的に望までの平均日数を計算しました。 (3)月相値の差の求め方と月相値の見方 先の(2)②項で求めた経過日数2097.92日より月相値の差の求め方を 説明しますと、近代暦の1朔望月(満月から満月までの日数)29.53058 9日でわり算し、月相値の差を求めます。(月相:月の満ち欠けの数値化) その結果は、計算の月相値の差は下記(式)の1.251になり、表4の月相 値の差の判定基準より判定しますと、(1)の133年1月望、(2)の138年 9月望は、約1.2日のズレ月でお互いが重なっていたことになります。この場 合は、ホツマツタヱの二つの望(満月)の記述は正しかったことになります。 (式) 月相値の差=経過日数2097.9230日÷1朔望月29.530589日 月相値の差=71.0423-INT(71.0423) 月相値の差=0.0423689822×29.530589日 月相値の差=1.25118099969 (0に近い) 表4 月相値の差の判定基準 NO, 初めの年 終わりの年 月相値の差 アスス暦の記述 (1) 望 望 ±0~±1 ○(正 確) (2) 望 望 ±2~±6 △(不明瞭) (3) 望 望 ±7~±15 ✖(不正確)
3、ホツマの望(満月)の記述 (1)月相値の差の計算結果とその判定結果 1項、「表1 望(満月)の記述」の11個所の望(満月)より各々隣同士の月 相値の差を近代暦の「29.530589日」を用いて計算した結果が、表5に なります。 結果をまとめて見ますと、 (1)10個所中6個所は、月相値の差が「-1.824~1.251」になり、 判定は「○(正確)」印になります。 (2)次の10個所中3個所は「-4.181~2.576」であり、判定は「△ (不明瞭)」印です。 (3)なお、経過年が約307年時の月相値の差は、「-11.36」になり、 -11日のズレ月のため、判定は「✖(不正確)」印です。 表5 望(満月)の月相値の差と判定 NO, ホツマツタヱの記述 経過年 経過日数 オリジナル 望~望の年月日 月相値の差 判定 (1)~(2) 133 年 1 月望~138 年 9 月望 約 5 年 2097.923 1.251 ○ (2)~(3) 138 年 9 月望~445 年 1 月望 約 307 年 111880.03 -11.36 ✖ (3)~(4) 445 年 1 月望~514 年 3 月望 約 69 年 25246.076 -2.576 △ (4)~(5) 514 年 3 月望~573 年 5 月望 約 59 年 21643.108 -2.813 △ (5)~(6) 573 年 5 月望~703 年 2 月望 約 130 年 47333.353 -4.181 △ (6)~(7) 703 年 2 月望~721 年 11 月望 約 18 年 6820.846 -0.719 ○ (7)~(8) 721 年 11 月望~790 年 12 月望 約 69 年 25276.538 -1.645 ○ (8)~(9) 790 年 12 月望~792 年 2 月望 約 2 年 472.489 0.000086 ○ (9)~(10) 792 年 2 月望~800 年 8 月望 約 8 年 3069.356 -1.824 ○ (10)~(11) 800 年 8 月望~829 年 12 月望 約 29 年 10720.038 0.434 ○ (2)判定結果に対する見解 古代と現在において、月の運行に大きな変化がないと仮定しますと、10個所 中9個所は4日以内のズレ月であり、古代月の計算としては、概ね記述の望(満 月)に対し計算の望(満月)のズレ月は許容できる範囲と判定されました。 なお、経過年が約307年の場合は、11日のズレ月になっており、今後、更 なる研究を要すると思われます。
Ⅱ、11日のズレ月の原因の探究 1、原因の探究方法 (1)11日のズレ月が意味するもの 10個所中1個所に11日のズレ月があったことは、前述で述べましたが、正 確に記載しますと、近代暦の1朔望月29.530589日を用いた計算結果、 -11.36日のズレ月となります。そして、-11.36日のズレ月は、約3 07年の長経過年に発生しており、原因が暦法部にあると判断されるようです。 (2)11日のズレ月の原因の探究 上記Ⅰ、2、(3)項にて、月相値の差の求め方と月相値の見方を説明しまし たが、その(式)を転記したのが、下記の(式)です。その(式)より、11日 のズレ月の原因は、経過日数と1朔望月に特定されるようです。そのため、①経 過日数と②1朔望月を任意に変化されて行き、月相値の差が「±0」になった場 合に、その項目に「何がしかの原因」があると推測し検証を進めて行くことにし ました。 (式) 月相値の差=経過日数2096.9230日÷1朔望月29.530589日 ① 経過日数 試算の年月は、11日のズレ月であったアスス138年9月望~アスス44 5年1月望間になります。そして11日のズレ月が、経過日数に関係しているか 否か、経過日数を1~3倍に変化させて見ました。その結果、月相値の差は、 1倍時「-11.363」、2倍時「6.804」、3倍時「-4.559」にな り、経過日数が増加して行くと、記述の望(満月)に対し計算の望(満月)が近 づいて行くようです。だが、二つの望(満月)が重なる「±0」には、ほど遠く、 月相値の差の判定は、「✖」、「△」、「△」印になっておりました。 表6 アスス138年9月望~アスス445年1月望間の月相値の差と判定 NO 式の項目 近代の1朔望月の日数 1 経過日数(A) 111880.038461538 2 倍率(B) 1 2 3 3 経過日数(A×B) 111880.03 223760.07 335640.1 4 1朔望月(D) 29.530589 7 月相値の差(1) 18.167 6.804 24.97 7` 月相値の差(2) -11.363 -22.726 -4.559 8 判定 ✖ △ △
② 1朔望月 同様に、同じアスス138年9月望~アスス445年1月望間を取り上げま した。そして11日のズレ月が、1朔望月の日数に関係しているか否か、近代暦 の1朔望月の日数「29.530589日」と、アスス暦の太陰太陽暦を算出し た時の823年の平均1朔望月の日数「29.527668日」で比較して見ま した。その結果、月相値の差は、近代暦の1朔望月の日数時には「-11.36 3」となり、アスス暦の1朔望月の日数時では「-0.298」でした。 この結果の判定は、近代暦が「✖」印で、アスス暦では、「○」印になってお り、二つの望(満月)は、ほぼ重複を再現しているようです。 表7 アスス138年9月望~アスス445年1月望間の月相値の差と判定 NO 式の項目 1朔望月の日数 近代暦 アスス暦 1 経過日数(A) 111880.038461538 2 倍率(B) 1 1 3 経過日数(A×B) 111880.03 111880.03 4 1朔望月(D) 29.530589 29.527668 7 月相値の差(1) 18.167 29.229 7` 月相値の差(2) -11.363 -0.298 8 判定 ✖ ○ (3)11日のズレ月の原因 前述(1)(2)項の調査結果より判断し、11日の望(満月)間のズレ月の 発生原因は、アスス暦の望(満月)の検証に良かれと思い、近代暦の1朔望月の 日数を用いたが、アスス暦の当時と、近代では、月の満ち欠けの1朔望月の日数 が違ったようで、私の時代考証不足によるイージーミスでした。 このことから、今後は、アスス暦の二つの望(満月)の重なりを検証するため には、アスス暦の1朔望月の日数に限定されるようです。 (注記)ホツマの時代考証とは 近代の知識は、古代にも通用すると思い使用しておりました。だが、天文学上 では、現在、見られている北極星も約5000年前は、別の星が北極星だったと 云われる話を思い出しました。今回の1朔望月のように、ホツマの時代は紀元前 6世紀~紀元3世紀と古いため、近代の知識が適用できない個所も出て来るよ うです。そのため、ホツマの時代考証が必要のようです。
2、1朔望月の日数と経過日数 (1)近代暦とアスス暦 前述のように、11日のズレ月に対し、近代暦よりアスス暦の一朔望月の日数 で計算した時の方が、月相値の差は小さく判定は「○」印でした。そのため、も う一度、近代暦とアスス暦の1朔望月の日数において、経過日数を1~3倍に変 化させて、月相値の差を表8のように比較して見ました。 まとめ(一朔望月と経過日数の関係と月相値の差) 表8の左3列が近代暦、右3列がアスス暦の計算結果になります。 (1)左列の近代暦の月相値の差は、前述の説明と重複しますが、1倍時「-1 1.363」、2倍時「6.804」、3倍時「-4.559」になります が、月相値の差の「±0」にはほど遠いようです。「判定:✖、△」 (2)それに対し、右列のアスス暦の月相値の差は、1倍時「-0.298」、 2倍時「-0.598」、3倍時「-0.895」になり、月相値の差の 「±0」に近く、1日以内の重複になっておりました。「判定:○」 このことから、アスス暦の望(満月)~望(満月)までの経過日数を計算し、 その時の月の重なり状況により、アスス暦の暦法の精度を判定しようかと計画 し、近代暦の1朔望月の日数を使用しましたが、近代暦の1朔望月の日数は、ア スス暦の暦法とは、違う暦法であることが判明しました。 反対に、アスス暦の1朔望月の日数は、アスス暦の太陰太陽暦を76年間計算 した時の平均1朔望月の日数でした。そのため、アスス暦の望(満月)間の経過 日数の計算には、最適だったようで、経過日数を1~3倍に変化させても、月相 値の差は、大きく変化しませんでした。(アスス暦の月相値の差の差0.298 は、ホツマに記述の理論値と今回の計算値の誤差によるものと思われます。) 表8 アスス138年9月望~アスス445年1月望間の月相値の差と判定 NO 式の項目 近代の1朔望月の日数 アスス暦の1朔望月の日数 1 経過日数(A) 111880.038461538 2 倍率(B) 1 2 3 1 2 3 3 経過日数(A×B) 111880.03 223760.07 335640.1 111880.03 223760.07 335640.1 4 1朔望月(D) 29.530589 29.527668 7 月相値の差(1) 18.167 6.804 24.97 29.229 28.930 28.632 7` 月相値の差(2) -11.363 -22.726 -4.559 -0.298 -0.596 -0.895 8 判定 ✖ ✖ △ ○ ○ ○
Ⅲ、アスス暦の1朔望月により 全望(満月)間の月相値の差を再検証する 全望(満月)~望(満月)間の10個所について、経過日数の1倍時の月相値 の差を計算して見ました。この結果、-1.52~1.49になり、望(満月) 間の重複は、二日月のズレ月の範囲に治まっておりました。また、任意の年につ いて、経過日数を2~3倍に増加させても、前述の理論値と計算値の誤差を除去 した場合の月相値の差は、経過日数により変化せず一定値になるようです。この ことは、1日を1日、2日、3日・・・n日の複数日に数えても、天文学上にお いて、望(満月)と望(満月)の重なり量には影響がないことを述べていること になります。 一方、過去に遡り、暦を作成しようとした場合、1日を何日で数えていたかの 記録が保存されてない場合は、記録の日数を一朔望月の日数でわり算し年数を 算出した場合の年数は、1日を何日倍にした年数分のみ増加することが表9よ り推測されるようです。そのことを憂慮する根拠は、アスス暦の前の暦のスス暦 にあります。スス暦には、1日の数え穂は記述されておりませんが、解読結果、 「1日を16穂」、「1日を8穂」で数えていることです。 表9 望(満月)の月相値の差と判定 NO, ホツマツタヱの記述 経過年 判定 経過日数 望~望の年月日 アスス暦 (参考値) 1倍 (2倍) (3倍) 29.527668 月相値の差 (1)~(2) 133 年 1 月望~138 年 9 月望 約 5 年 ○ 1.458 (2.917) (4.375) (2)~(3) 138 年 9 月望~445 年 1 月望 約 307 年 ○ -0.298 (-0.596) (-0.895) (3)~(4) 445 年 1 月望~514 年 3 月望 約 69 年 ○ -0.079 (-0.159) (-0.239) (4)~(5) 514 年 3 月望~573 年 5 月望 約 59 年 ○ -0.672 (-1.346) (-2.018) (5)~(6) 573 年 5 月望~703 年 2 月望 約 130 年 ○ 0.500 (1.000) (1.500) (6)~(7) 703 年 2 月望~721 年 11 月望 約 18 年 ○ -0.045 (-0.090) (-0.135) (7)~(8) 721 年 11 月望~790 年 12 月望 約 69 年 ○ 0.854 (1.708) (2.562) (8)~(9) 790 年 12 月望~792 年 2 月望 約 2 年 ○ 0.046 (0.093) (0.140) (9)~(10) 792 年 2 月望~800 年 8 月望 約 8 年 ○ -1.520 (-3.041) (-4.562) (10)~(11) 800 年 8 月望~829 年 12 月望 約 29 年 ○ 1.494 (2.989) (4.484) 29 年最大 ○ 1.494 (2.989) (4.484) 8 年最小 ○ -1,520 (-3.04)1 (-4.562)
Ⅳ、過去のアスス暦研究の懸案事項の整理 (1)2倍化暦の記述、現象に対する原因が未発見だった!! この項は、「まえがき」の内容と重複しますが、アスス暦の御世には、「世にも 不思議な記述」があります。アスス暦には、2倍化暦を想像させる記述の (1)二十一月の妊み月(現在人の妊娠期間は十月十日)が記述され、 (2)長寿で百歳以上のスメラギ(天皇)が約70%以上も存在する。 (3)また、熊本県八代海で昨今、旧暦8月朔に現れる「不知火」が、日本書紀、 ホツマツタヱでは、「五月初日に見られた」との記述になっており、2倍 化暦→1倍化暦への変換暦を作成し検証して見ますと、五月初日→9月 1日が得られます。旧暦8月朔(西暦換算):8月25日~9月22日) 変換暦 不知火の現れる月の原因を推測するため、左列に2倍化暦を右列に1 倍化暦を並べた二つの暦を作成します。そして、左列に置いたアスス暦の 偶数年の「五月初日」より右列の1倍化暦の「年月」を読みます。すると、 「9月1日」を指している筈です。 それでも、アスス暦の原点に帰り、暦日の記述より丹念に太陰太陽暦を作成し て検証して見ました。その際、作成した太陰太陽暦と太陽暦の19年間の日数は、 同数近くに計算され暦法上の問題がありません。このように暦法上に問題がな く、2倍化暦の記述や現象を示しているのです。このように、暦法と記述が不一 致の状態で、アスス暦、日本書紀暦が存在しているのです。 (おわり)